JP3124204B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP3124204B2 JP07034110A JP3411095A JP3124204B2 JP 3124204 B2 JP3124204 B2 JP 3124204B2 JP 07034110 A JP07034110 A JP 07034110A JP 3411095 A JP3411095 A JP 3411095A JP 3124204 B2 JP3124204 B2 JP 3124204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマ処理装置に関
し、より具体的には、マグネトロン放電を利用して、半
導体ウェハ、或いは、半導体ウェハやLCD基板上に形
成された膜等をエッチングするエッチング装置や、これ
ら基板上に膜を形成するCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子製造工程における微細
加工において広く用いられているドライエッチング方法
の一つに、反応性イオンエッチング(RIE)法があ
る。さらに、このRIE法に対し、プラズマに磁界を加
えることにより高速化した方法として、マグネトロンR
IE法がある。
【0003】マグネトロンRIE装置は、図30に示す
ように、基板支持台を兼ねる第1の電極(カソード)1
1と対向配置された第2の電極(アノード)12とを真
空容器10内に有する。高周波電源14の発生する電力
がマッチング回路15及びコンデンサ16を介してカソ
ード11とアノード12との間に印加される。そして、
これによって形成される電界により電極11、12間に
プラズマが生成される。ウェハの表面に誘起された電界
Eにより、該プラズマ中の反応性イオンが加速され、ウ
ェハに衝突することでエッチング反応が進行する。
【0004】マグネトロン放電ではさらに、ウェハの表
面に誘起された自己バイアス電界Eと交差する方向に磁
石17から磁界Bが与えられる。図中では磁力線18の
様子が模式的に示される。このように電界Eと磁界Bを
交差させることで、プラズマ中の電子をローレンツ力に
よりW方向(紙面裏から表への方向)にドリフトさせる
ことができる(E×Bドリフト)。
【0005】ここでE×Bドリフト方向とは、外積E×
Bにより電子がドリフトする支配的方向をいう。電界E
は電極11、12間への電圧の印加により生成されるプ
ラズマのバルクと自己バイアスされたウェハとの間に形
成される。即ち、電界Eはプラズマのシース内に形成さ
れる。印加電圧は高周波であるため、電界Eの方向は変
化し、またこれに伴い外積E×Bのベクトル方向も周期
的に変化する。しかし、高周波電源14が接続された電
極11には負の電荷が蓄積するため、電界Eは上向きよ
りも下向きである時間が長くなる。従って、外積E×B
のベクトル方向もE側からW側へ向く時間が長くなり、
電子がドリフトする方向はE側からW側へ向く方向が支
配的となる。逆に、上側電極に高周波電源が接続される
場合は、電子がドリフトする支配的方向もエッチング装
置とは逆になる。また、磁界Bが回転すると、E×Bド
リフト方向も回転することとなる。
【0006】このようにプラズマ中で電子ビームを長い
距離を走らせることで、電子ビームが中性の分子、原子
と衝突する頻度が高まり、プラズマ密度が上昇する。ま
た、磁界を与えること自体で電子ビームをプラズマ中に
閉じ込め、その寿命(チャンバ側壁や電極、ウェハに衝
突するまでの時間)を長くする結果、プラズマ密度をさ
らに向上させることができる。
【0007】このようにマグネトロンRIE装置は、優
れた特性を持つことから、現在種々の薄膜の加工に使用
されている。しかし、従来型の磁石では、磁界の強さの
不均一のためにエッチング速度の均一性が低下したり、
或いは磁力線がウェハ表面と大きな角度で交差するた
め、イオンの方向性が乱れ、異方性の高いエッチングを
困難にするという問題がある。
【0008】この問題を解決する方法として、ダイポー
ルリング磁石による均一磁界を用いた改良型マグネトロ
ンRIE装置が提案されている(特開平6−53177
号)。ダイポールリング磁石は、被処理基板の外周で環
状をなすと共に、その着磁方向がその環の1周で2回転
するように磁石要素が配列されている。
【0009】この磁石を用いることにより、カソード電
極面の広い範囲に渡って強度・方向共に均一な磁界を形
成でき、前述の磁界の不均一分布に起因する問題点は解
決する。しかし、マグネトロンRIEにおける高密度プ
ラズマ生成の鍵でもあり、本質的な特徴である、E×B
ドリフトによって発生するプラズマ密度分布の不均一は
依然として残ってしまう。
【0010】図31に特開平6−53177号による、
ウェハ面内のエッチング速度分布特性一例を示す。つま
り、磁力線の方向(N極−S極方向)には両端部を除い
て概ね均一であるが、これと直交するE−W軸方向には
大きな傾きを持つ。このプラズマ密度の不均等によるエ
ッチング速度の差は、例えば磁石を回転させることによ
り平均化することができる。しかし、プラズマの不均一
に起因する、例えばイオンエネルギーの差によって中心
と周囲で生じる加工形状の違いは避けられない。さらに
大きな問題は、自己バイアス電圧Vdcの差によってM
OS構造の中のゲート酸化膜に静電破壊が生じることで
ある。
【0011】さらに、特開平6−37054号は、磁界
強度分布に勾配をつけて、すなわち、E側に対してW側
の強度が弱くなるように磁界分布を形成し、E−W軸方
向のプラズマの不均一を緩和する方法を開示している。
しかし、同公報に開示の技術を実際の装置に適用するた
め、ウェハに対して磁石をコンパクトに、すなわち大き
さ(直径及び高さ)を小さくしようとすると、N、S側
のウェハエッジ近傍で磁界が強くなり過ぎ、その部分の
プラズマ密度が高くなってしまう。
【0012】しかも、高速エッチングを実現するため
に、プラズマ密度を上げようと、強磁界を用いて電子の
閉じ込め効果を向上させようとすると、E×Bドリフト
による不均一は益々顕著になる。
【0013】一方、マグネトロンRIEにおける、E×
Bドリフトによるプラズマの不均一を緩和する方法とし
て、湾曲磁界を用いた方法が提案されている(中川他:
第15回ドライプロセスシンポジウム予稿集p23〜26、電
気学会(1993年東京))。この方法では、電子がドリフ
トするに従い磁力線の向きが外に向かって発散するため
電子も外向きに拡散し、ドリフト方向でのプラズマ密度
の増加が抑制される。そしてその結果、プラズマ密度が
均一になり、エッチング速度及び自己バイアス電位がウ
ェハ面内で均一になることが報告されている。
【0014】しかし、この例での湾曲磁界を形成する方
法は、真空容器の両側に配置したN極とS極の磁石の角
度を変化させて行うもので、微調整機能に乏しく、実際
のプラズマ密度勾配分布に即した最適な磁界分布を形成
することは困難である。よって、その均一化効果及び適
用範囲には限度がある。また、同じ向きの一対の磁石を
用いているため、例えば外周で環状をなし、且つ着磁方
向が環の1周で2回転するように配列された前述のダイ
ポール磁石による改良型マグネトロンRIE装置とは異
なり、外部への漏れ磁界が大きく、製造装置として実用
化するには問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
グネトロンRIE装置では、ウェハ面内或いは真空容器
内での磁界分布を極限まで均一化したとしても、E×B
ドリフトによって発生するプラズマ密度の不均一は避け
難い。このため精度良くウェハ面内のプラズマ密度の差
及びウェハ上の電位差をなくす方法が望まれている。ま
た、上記の問題はエッチングに限らず、マグネトロン放
電を利用した薄膜形成に関しても同様に言えることであ
る。
【0016】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、基板の被処理面の全体
に亘って均一な処理を施すことのできるプラズマ処理装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】プラズマを用いて基板の
被処理面を処理する本発明装置は、前記基板を収納し且
つ処理する処理空間を規定する真空容器と、前記真空容
器内にプラズマ化されるガスを導入する供給系と、前記
真空容器内を排気する排気系と、前記真空容器内に配設
された第1電極と、前記第1電極は、前記被処理面が前
記処理空間内に露出するように前記基板を支持する支持
面を有することと、前記第1電極の前記支持面に対向す
る対向面を有する第2電極と、前記第1及び第2電極間
で前記ガスをプラズマ化すると共に、前記支持面上に支
持される前記基板と前記プラズマとの間に前記被処理面
と実質的に直交する電界Eが形成されるように、両電極
間に電圧を付与するための電源と、前記第1及び第2電
極間に前記電界と交差する基準面を有する磁界Bを形成
するための磁石機構と、前記磁石機構は前記真空容器の
周囲に沿って配設され、且つ互いに異なる着磁方向を有
する複数の磁石要素を具備することと、前記電界E及び
前記磁界Bの外積E×Bにより生じる力により前記処理
空間内で電子がドリフトすることと、前記磁界の前記基
準面において、前記磁界の向きが前記支持面上に支持さ
れる前記基板の前記被処理面と実質的に平行であること
と、前記磁界の前記基準面は、前記支持面上に支持され
る前記基板の前記被処理面よりも前記第2電極の前記対
向面側にずれるように配置され、前記磁界の磁力線が前
記被処理面と交差することと、を具備することを特徴と
する。
【0018】本発明における望ましい態様は次の通りで
ある。
【0019】(1)前記磁界の前記基準面が前記電界と
実質的に直交する。
【0020】(2)式3°<θz(±100 ,0)<8°
を満足し、ここで、θz(±100 , 0)は、前記基板の
前記被処理面の中心から前記磁界のN−S軸方向に沿っ
た距離が100mmの位置において、前記被処理面に対
して前記磁界の磁力線が交差する角度を示す。
【0021】(3)式1.1≦B(±100 ,0)/Bc
≦1.3を満足し、ここで、Bc及びB(±100 ,0)
は、前記基板の前記被処理面上の座標系(x,y)内の
夫々座標(0,0)及び(±100 ,0)における前記磁
界の強度であり、前記座標系(x,y)は、前記磁界の
N−S軸及びE−W軸と夫々平行な2方向において、前
記基板の前記被処理面の中心から計測された距離(m
m)により規定される。
【0022】(4)式1.0≦B(±100 ,y)/B
(0,y)≦1.5を満足し、ここで、B(0,y)
びB(±100 ,y)は、前記基板の前記被処理面上の前
記座標系(x,y)内の夫々座標(0,y)及び(±10
0 ,y)における前記磁界の強度である。
【0023】(5)前記基板を密着状態で包囲し且つ前
記処理空間に露出する表面を有する導電性若しくは半導
電性の保護リングをさらに具備し、前記被処理面と前記
保護リングの前記表面とが整一する。
【0024】(6)前記基板の前記被処理面と平行に前
記磁界を回転させる手段をさらに具備する。
【0025】(7)前記磁界が、前記外積E×Bによる
電子のドリフト方向に向けて磁界強度が弱まるように設
定された強度分布を有する。
【0026】(8)−100≦y≦0時、式−0.6≦
(Br(0,y)−Bo)/(Bo×y)≦−0.4を
満足し、0≦y≦100の時、式−0.4≦(Br
(0,y −Bo)/(Bo×y)≦−0.3を満足
し、ここで、yは前記基板の前記被処理面の中心を原点
とした前記ドリフト方向に沿った前記被処理面上の座標
(mm)、Bo及びBr(0,y)は、前記基板の前記
被処理面の中心及び前記座標yの位置に対応する前記基
準面上での前記磁界の強度を示す。
【0027】
【作用】本発明によれば、真空容器内に、基準面が基板
の被処理面よりも第2電極側にずれ、磁力線が被処理面
と交差する磁界が形成される。これにより、N極及びS
極側に生じるプラズマの偏りを緩和することができ、基
板の被処理面の全体に亘って均一な高密度プラズマを維
持することのできる。
【0028】本発明によれば、さらに、真空容器内に、
電界Eと磁界Bとの外積E×Bによる電子のドリフト方
向に磁界強度が弱くなるような分布を有する磁界を形成
することができる。これにより、E×Bドリフトによる
プラズマの偏りを緩和することができ、基板の被処理面
の全体に亘って均一な高密度プラズマを維持することの
できる。
【0029】従って、本発明によれば、プラズマ電位と
自己バイアス電圧の均一化も実現でき、均一な表面処
理、例えば異方性が高く均一で、しかも静電ダメージの
ないエッチングを行うことが可能となる。また本発明で
は、磁界発生手段として環状配置された複数の磁石要素
を用いることができる。このような磁界発生手段は、微
調整機能に優れており、実際のプラズマ密度勾配分布に
即した最適な磁界分布を形成することが容易である。さ
らに、外部への漏れ磁界が小さく、製造装置として実用
化するのに適している。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例に係るマグネト
ロンRIE装置を示す概略構成図である。
【0031】真空容器10内に、ウェハ(被処理基板)
13が載置される第1の電極(カソード)11が収容さ
れ、これに対向する容器10の上端内壁が第2の電極
(アノード)12として機能する。第1及び第2の電極
11、12間には、高周波電源14の発生する電力がマ
ッチング回路15及びコンデンサ16を介して供給され
る。容器10の外側面には、ウェハ表面と平行な磁界を
形成するための環状磁石機構30が配設される。
【0032】高周波電源14による電極11、12間の
電界と環状磁石機構30によって形成されるウェハ表面
に平行な磁界とが交差する空間に反応性ガスが供給され
る。そして、放電によってプラズマが形成され、ウェハ
表面に誘起された電界により該プラズマ中のイオンが加
速されてウェハに衝突し、エッチングが行われる。
【0033】なお、基板支持台としての第1の電極11
の内部には冷却用配管21を介して冷却液体が通され、
基板温度を効率良く制御するように構成されている。ま
た、22は反応性ガス導入用の供給系、23は排気系で
ある。24は第1の電極11を絶縁分離するための絶縁
物である。さらに、第1の電極11上のウェハ周辺部は
直接プラズマに晒されないようにウェハを密着状態で包
囲する保護リング25が置かれる。この材料は、Si
C、アルミナ、AlN、BN等のセラミック、種々の構
造の炭素、Si、有機物、金属、合金などであり、被エ
ッチング膜、ガスに合わせて選択される。
【0034】環状磁石機構30は、後述するように永久
磁石からなる16個の棒状の磁石要素を真円環状に配列
して構成される。環状磁石機構30は、モータ27によ
って真空容器10の周囲を回転可能であり、また駆動機
構28によって上下方向に移動可能となっている。真空
容器10へのウェハ13の出入れは、環状磁石機構30
を上げ(図中に点線で示す)、ゲートバルブ26を介し
てロードロック機構及び搬送機構によってなされる。
【0035】次に、この装置を使用し、薄い酸化膜上に
形成した多結晶シリコン膜をエッチングする方法につい
て説明する。
【0036】まず、図2(a)に示すように、シリコン
ウェハ100の表面に10nmの薄いシリコン酸化膜1
01及び多結晶シリコン膜102を形成し、さらにこの
表面にレジストパターン103を形成したものを被処理
体とする。このウェハを、ロードロック機構及び搬送機
構を用いて真空容器10の第1の電極11上に搬送し、
静電チャック(図示せず)によって固定する。
【0037】そして、排気系23により真空容器10内
を10-6Torr程度に排気した後、供給系22から塩
素ガスを100cc/分導入し、第1の電極11と第2
の電極12との間に13.56MHzの高周波電力を2
50W印加する。このとき、環状磁石機構30を20r
pmで回転する。このような条件下で、塩素ガスをプラ
ズマ化し、図2(b)に示すようにシリコン膜102を
エッチングする。ガスは排気系23を通して真空ポンプ
により排気される。排気系23に含まれるコンダクタン
スバルブの調整により容器内圧力を25mTorrとす
る。
【0038】エッチング残りが発生しないよう、所定の
時間エッチングした後、高周波電力を切り、エッチング
ガスを停止し、容器内に残るガスを排気する。その後、
やはりロードロック機構を使用してウェハを容器外部へ
取り出す。
【0039】図3は、図1図示装置の環状磁石機構30
を構成する16個の磁石要素31の配置を示す。個々の
磁石要素31は、その長手方向と直交する水平方向に着
磁されており、その強度は同一である。また個々の磁石
要素31のウェハ即ち被処理基板中心からの距離は同一
であり、配置間隔角度αも均等(22.5°ピッチ)で
ある。図3において矢印32は磁石要素31内の磁力線
の方向を示し、即ち、矢印32の根元側がS極、先端側
がN極である。環状磁石機構30は、その水平磁界のN
極とS極とを結ぶ中心面即ち基準面が、ウェハの被処理
表面と実質的に同一平面に位置するように配置される。
また磁界の中心面と直角な中心軸は被処理体であるウェ
ハの中心と整一するようになっている。
【0040】磁石要素31の着磁方向の角度βは、図3
中の矢印32に示すように、S極側の要素31aから反
時計方向に順に、0°、45°、90°、135°、1
80°、225°、270°、315°、0°、45
°、90°、0°、0°、0°、270°、315°と
なっている。これら磁石要素31a〜31pのうち、要
素31a〜31k、31o、31pは協働して、環状磁
石機構30の支配的なN、S極を形成するように、着磁
方向が一定角度ずつ変化するように配置される。一方、
W側の上記3個の要素31l〜31nは、上記支配的な
磁界を弱めるように配置される。
【0041】図4及び図5は、回転を止めた状態におけ
る環状磁石機構30によって形成された、ウェハ中心を
通るN−S軸方向及びE−W軸方向の磁界分布、及びウ
ェハ面内の磁界分布を示す。図5中の線は磁界の等強度
線である。これらの図から明らかなように、磁界の方向
(N−S軸方向)に対して垂直なE−W軸方向上では、
中心の磁界強度200ガウス(G)に対して、+40
%、−30%の磁界の強度勾配が形成されていることが
分かる。
【0042】このように、E−W軸方向に強度勾配を持
ち、それ以外では、強度も向きも略均一な磁界分布を形
成することにより、E×Bドリフトの方向に沿っての電
子の閉じ込め具合を調節でき、E×Bドリフトの高密度
化効果を低減することなくプラズマ密度を面内で均一に
できる。つまり、強磁界側で磁界によって強く閉じ込め
られた電子がE×B方向にドリフトすると磁界強度も低
くなっていくため、閉じ込め効果が小さくなると同時に
ドリフト速度も遅くなる。閉じ込め効果が小さくなる
と、ウェハ直上のシース領域からバルクプラズマへと電
子が拡散するので、結果としてドリフトによる密度上昇
効果は相殺され、密度は均一になる。
【0043】なお、プラズマ密度・自己バイアス電圧V
dcなどの特性の平均値は、中心磁界強度が同じ、従来
型の環状磁石機構を搭載したマグネトロンRIE装置と
同程度である。
【0044】図3図示の環状磁石機構30を用い、中心
磁界強度200ガウスに設定し、その磁界中心面がウェ
ハの被処理表面と整一し且つ回転した状態で、図2
(a)、(b)に関して述べたエッチング処理を行っ
た。このとき、エッチング速度はウェハ中心で320n
m/分であり、エッチング速度の面内均一性が±2%と
非常に均一であった。また、プラズマそのものが均一な
のでイオンの方向に乱れがなく、加工形状も全面で良好
であり、下地のシリコン酸化膜101へのダメージは認
められなかった。
【0045】また、別のプロセス条件として、環状磁石
機構30を用い、E−W軸方向に沿った中心からの距離
が100mmの位置において、中心磁界強度90Gに対
して+57%(E側)、−33%(W側)の勾配を有す
る磁界を設け、エッチングの実験を行った。この実験に
おいて、処理圧力75mTorr、RFパワー200W
の条件下で、処理ガスHBrを200SCCMの流量で
供給し、図2(a)、(b)に関して述べたエッチング
処理を行った。このとき、エッチング速度は220nm
/分±1.5%と非常に均一であった。
【0046】一方、シリコン酸化膜のエッチングには、
例えばフロロカーボン(CF)を含むガス、レジストの
方向性加工には酸素を主としたガス、さらに配線に使用
するアルミニウムやタングステンなどは塩素を主体とし
たガスを使用すればよい。レジストや配線をエッチング
する場合も、ウェハ面内全域でのダメージのない、形状
制御性に優れた高性能の加工が可能であり、本発明の効
果が確認された。
【0047】次に、図3図示の環状磁石機構30の望ま
しい磁界分布について詳しく説明する。
【0048】図6及び図7は、従来例及び本発明の実施
例に係るマグネトロンRIE装置でシリコン基板全面に
形成された厚さ1μmのシリコン酸化膜を、処理圧力4
0mTorr、RFパワー2kWの条件下で、処理ガス
4 8 /CO/Arを10/50/200SCCMの
流量で供給し、エッチングしたときの面内エッチング速
度分布をそれぞれ示す。従来例では、均一な磁界分布を
発生する環状磁石機構を使用し、本実施例では図3図示
の勾配磁界分布を発生する環状磁石機構30を使用し
た。実験において、環状磁石機構30は、中心磁界強度
を120ガウスに設定し、その磁界中心面がウェハの被
処理表面と整一し且つ回転しない状態とし、図2
(a)、(b)に関して述べた多結晶シリコンのエッチ
ング処理を3分間行った。保護リング25として、厚さ
3ミリの無塵カーボン製のリングを使用した。このた
め、リング25の上面の高さはウェハの被処理表面より
も2mm程度低くなった。
【0049】図6に示す、均一磁界分布下でのエッチン
グの結果から分かるように、E×Bドリフトによるプラ
ズマ密度上昇特性は、ウェハエッジからドリフトした距
離(図中d)によるので、磁界の等強度線はウェハ外周
の形を強く反映、つまり円弧状になる。よって、磁界強
度の分布も、図5に示したように、強磁界側では、周辺
でやや強くなるように形成するのが望ましく、その結
果、図7に示すように、磁石を固定した状態での面内均
一度が±20%から±12%へ向上した。
【0050】また、電子のドリフト運動の特性及びウェ
ハ周囲の形状により、E側で最もプラズマの密度勾配が
大きくなり、この部分においてプラズマ密度が小さくな
る。このため、磁界の強度勾配もE側で最も大きくW側
で小さくなるように形成すると一層効果的である。本発
明者らの実験の結果、それぞれの使用状態に応じて、E
側のウェハエッジでの磁界強度を中心磁界強度に対して
+20〜100%の範囲、W側のウェハエッジでの磁界
強度を中心磁界強度に対して−0〜50%の範囲内で磁
界分布を設定することが最適であることが明らかになっ
た。
【0051】次に、ウェハ内に形成されたデバイスの静
電破壊、特にMOS構造の中のゲート酸化膜の静電破壊
を防止する観点から、E×Bドリフト方向の磁界強度分
布の望ましい態様について述べる。
【0052】酸化膜のコンタクトホールを形成するエッ
チングプロセスにおいて、エッチング速度、選択比共に
高性能を実現するためには、イオンのエネルギーはもち
ろん、エッチングガスの解離度も最適化する必要があ
る。この観点において磁界強度は120ガウス程度に設
定することが望ましいことが判明した。そこで、中心磁
界強度を100ガウス〜140ガウスとし、種々の磁界
分布でMOSキャパシタの耐圧実験を行った。
【0053】実験において、厚いフィールド酸化膜内
に、厚さ8nmのゲート酸化膜と30万倍のアンテナ比
の電極とを有する多数のMOSキャパシタを設けた、8
インチのウェハを被処理体として用いた。処理圧力40
mTorr、RFパワー2kWの条件下で、処理ガスC
4 8 /CO/Arを10/50/200SCCMの流
量で供給し、シリコン酸化膜のエッチングを想定した処
理を30秒間行った。そして、処理後のウェハ上の29
8個のキャパシタについて耐圧評価を行った。
【0054】図8にその実験結果を示す。図8中、横軸
はE×Bドリフト方向、即ちE−W軸方向における磁界
及びウェハの中心からの距離y(磁界及びウェハの中心
は一致し、E側が負)、縦軸は相対強度LV=(B
(0,y)−Bo)/Boを示す。ここで、Boはウェ
ハ及び磁界の中心での磁界強度、B(0,y)は座標
(0,y)の位置における磁界強度を示す。なお、本明
細書において、X軸はS側からN側に向かう方向を正方
向、Y軸はE側からW側に向かう方向を正方向、Z軸は
図の紙面の裏から表に向かう方向を正方向とする。
【0055】図8の斜線を付した部分は、絶縁破壊が発
生しなかった最適範囲を示す。図中の線C1、C2に代
表されるような、最適範囲よりも強度勾配が緩やかな条
件では、勾配が不足して依然W側で絶縁破壊が認められ
た。逆に図中の線C6に代表されるような、最適範囲よ
りも強度勾配が強い条件では、E側で絶縁破壊が認めら
れることとなった。
【0056】また、このときのウェハ表面上の自己バイ
アス電位分布Vdcをそれぞれ測定した。まず、従来の
強度勾配のない、均一磁界のダイポールリング磁石で
は、E側のVdcがW側と比較して負に大きく、直径2
00mmの範囲内での最大、最小間の電位差が40Vで
あった。これに対し、強度勾配をつけるに従って、この
電位差は減少し、同実験の最適範囲内では12V以下ま
で均一化された。このように、ウェハ面内の電位差を小
さくすることにより、静電破壊をなくすことができる。
さらに、最適範囲よりも強度勾配を強くした条件では、
W側のVdcがE側より大きくなり、再び、ウェハ面内
での電位差が大きくなり、静電破壊を引き起こすことが
確認された。
【0057】上記最適範囲を式LV=ay(aは勾配の
係数)で表すと、−100mm≦y≦0mmでは、−
0.6≦a≦−0.4であり、また、0mm≦y≦10
0mmでは、−0.4≦a≦−0.3となる。この条件
は、一般的にマグネトロンRIEが使用される30mT
orr〜100mTorrの圧力範囲で有効であること
が確認された。
【0058】さらに、上記最適範囲内に磁界強度勾配を
設定することにより、磁界による電子の閉じ込め効果を
調整できると共に、W側での電子軌道の集中(プラズマ
密度の増大)も緩和できる。これは、磁界の水平中心面
内をE側からW側にドリフトする電子の軌道を計算する
ことにより確認された。計算にあたり、直径200mm
のウェハに対応する、高さ150mm、外径530mm
のダイポールリング磁石を有する装置を想定した。図9
は均一な分布の磁界の中心面における電子軌道の計算結
果を示し、図10は図8中の線C4で示す強度勾配の磁
界の中心面における電子軌道の計算結果を示す。
【0059】なお環状磁石機構30は、図3図示の構造
では16個の磁石要素により構成したが、図11
(a)、(b)に示すように、12個或いは8個の磁石
要素で図3のそれと同様な、E側からW側に向かって磁
界強度が弱くなるような磁界分布を形成することができ
る。図11(a)、(b)の例では、複数個の磁石要素
31のうちの1つ(図中31rで示す)の着磁方向が環
状磁石機構30の支配的な磁界を弱めるようになってい
る。
【0060】本発明に係る磁界強度勾配は磁石間隔を変
化させることによっても得ることができる。図12
(a)、(b)に、この観点に基づいて構成された環状
磁石機構30の個々の磁石要素31の配置と着磁方向を
示す。
【0061】図12(a)では、個々の磁石要素31の
強度、及びウェハ中心からの距離は同一であり、配置角
度αはS側から反時計方向に順に、0°、45°、90
°、135°、180°である。つまり、基本的な8分
割型ダイポールリング磁石構成から225°、270
°、315°の磁石を取り除いた構成になっている。そ
れぞれの着磁方向の角度βは、矢印32に示すように同
じくS側から順に、0°、90°、180°、270
°、0°となっている。他の部分については図3図示機
構と全く同様に形成されている。
【0062】このような構成においても、E側からW側
に向かって(E×Bドリフト方向に)磁界強度が弱くな
るような分布が得られた。このように磁石間隔を調整す
ることにより、より少ない個数の磁石で、同じ中心磁界
強度を保ったまま、適当な磁界勾配が形成できる。
【0063】図12(b)では、個々の磁石要素31の
強度、及びウェハ中心からの距離は同一であり、個々の
磁石要素31の配置角度αはS側から反時計方向に順
に、0°、45°、90°、135°、180°、27
0°である。着磁方向の角度βは、矢印32に示すよう
に、それぞれ同じくS側から順に、0°、90°、18
0°、270°、0°、180°である。他の部分につ
いては図3図示機構と全く同様に形成されている。
【0064】このような構成においても、E側からW側
に向かって(E×Bドリフト方向に)磁界強度が弱くな
るような分布が得られた。また本実施例では、磁石外か
ら見た時、個々の磁石要素が形成する磁界が互いに打消
しあうように構成しているので、装置外部での漏れ磁界
をより小さく抑えることができる。
【0065】また、全ての磁石要素32の強度を同一に
する必要はなく、例えば、強磁界側(E側)の磁石を強
くしてもよい。強くする方法も、単に外形を大きくして
もよいし、或いはより磁力の強い材料を利用してもよ
い。
【0066】なお、個々の磁石要素31の外形を変化さ
せることによりその強度を変える方法として、図13
(a)〜(e)に示すように、図13(a)を基準とし
て、図13(b)のように着磁方向の厚さを変化させ
る、図13(c)のように磁石の長さを変える、図13
(d)のように1つの磁石要素を上下2分割する、或い
は図13(e)のように3分割にして間にギャップを開
ける、等がある。
【0067】特に、中心にギャップを設けた、上下2分
割構成にすれば、このギャップの大きさを調整すること
により基板の中心と周辺(磁石近辺)の磁界強度比、つ
まりミラー比(mirror ratio)を調整できる。このよう
に、E側からW側に向かって磁界強度を弱くすると共
に、その場所場所でのミラー比を加減することによっ
て、より均一なプラズマが形成できる。
【0068】また、これまでの例では、磁石要素31の
中心からの距離を全て一定としたが、必しもこれに限る
ものではなく、例えば強磁界側(E側)の磁石を中心に
近付けてもよい。さらに、これまでに、E×Bドリフト
方向に弱くなる磁界分布を得るための種々の構成につい
て述べてきたが、これらの要素を自由に組み合わせても
よい。つまり個々の磁石要素の着磁方向、数、配置間
隔、強度、中心からの距離を適宜組み合わせ、個々のエ
ッチングプロセスに最適な磁界分布を形成すればよい。
【0069】本発明に係る磁界分布は個々の磁石要素3
1の角度を調整することにより制御することができる。
図14乃至図16は、この観点に基づいて個々の磁石要
素31に設けた角度調整機構を示す。
【0070】個々の磁石要素31は、磁石ケース41に
収められ、さらに磁石ケース41の上下の軸は環状磁石
機構30の上下枠42、43にそれぞれ設けたベアリン
グ部44、45に挿入される。これにより、個々の磁石
要素31は、自由に回転できる。磁石ケース41の上部
軸は、上部枠42に固定された40対1の減速器46に
カップリングされており、減速器46を介して所望の向
きに磁石を固定することができる。
【0071】このように、磁界分布制御手段を設けたマ
グネトロンRIE装置によれば、個々のエッチングプロ
セスの要求に応じて高周波電力、ガス圧力、ガス種など
を変化させることにより、電子のドリフト特性が変化し
ても、磁界分布の微調整が可能であるためより高精度の
加工が可能となる。
【0072】また、図15及び図16に示すように、個
々の磁石要素31の、ウェハ中心からの距離を変化させ
る機構を設けて、同様に磁界分布の微調整を行うような
構成にしてもよい。図において、47は上下枠42、4
3にウェハ中心方向に開口したスリット、48a〜48
dは固定用ナットである。さらに、この距離調整機構と
前記の角度調整機構とを組み合わせてもよい。
【0073】上述の如く、本発明の第1実施例によれ
ば、真空容器内に、電界Eと磁界Bとの外積E×Bによ
る電子のドリフト方向に磁界強度が弱くなるような分布
を有する磁界が形成される。これにより、E×Bドリフ
トによるプラズマの偏りを緩和することができ、基板の
被処理面の全体に亘って均一な高密度プラズマを維持す
ることのできるプラズマ処理装置を実現することが可能
となる。
【0074】図17は、本発明の第2実施例に係るマグ
ネトロンRIE装置を示す概略構成図である。同図中、
図1図示の実施例の部材に対応する部材には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0075】従来の一般的な構成では、真空容器の外周
に磁石を配置する場合、例えば環状磁石機構を用いる場
合、その水平磁界の上下中心面、つまり磁力線の方向が
磁石の中心軸に対して全て直角となる平面は、ウェハの
被処理面と一致するように配置される。この場合、例え
ば、ウェハの被処理面と保護リングの上面との高さが異
なると、図6に示したように、プラズマの密度分布は、
電子のドリフトに加えて、E、N、S側でウェハエッジ
の影響を強く受け、エッチング速度の面内均一性が低下
する。また、ウェハの被処理面と保護リングの上面とを
整一させても、後述するように、ウェハの径に対して磁
石の径があまり大きくなく、磁石の外周部の中心部に対
する磁界強度(ミラー比)が大きいと、N、S側でプラ
ズマの密度が高くなり過ぎ、これがエッチング速度の面
内均一性を低下させる原因となる。
【0076】このような観点から、図17図示のマグネ
トロンRIE装置では、ウェハを密着状態で包囲する保
護リング25の上面がウェハ13の被処理面と整一する
ように設定されると共に、環状磁石機構30Mによる水
平磁界の中心面がウェハの被処理面より上方にシフトし
て配置される。ここで、重要な点は磁界中心面の上方へ
のシフトであり、これにより、ウェハの全面に亘ってエ
ッチング速度が均一化される。即ち、図17図示装置に
おいては、図1図示装置において利用した磁界強度の勾
配に代え、磁界中心面の上方へのシフトを利用して、エ
ッチング速度の面内均一性を向上させている。従って、
環状磁石機構30Mは均一な磁界分布を発生するように
設定されるが、図1図示装置の磁界強度の勾配を併せて
利用することもできる。
【0077】図18は、図17図示装置の環状磁石機構
30Mを構成する16個の磁石要素31の配置を示す。
個々の磁石要素31は、その長手方向と直交する方向に
着磁されており、その強度は同一である。また個々の磁
石要素31のウェハ即ち被処理基板中心からの距離は同
一であり、配置間隔角度αも均等(22.5°ピッチ)
である。図18において矢印32は磁石要素31内の磁
力線の方向を示し、即ち、矢印32の根元側がS極、先
端側がN極である。環状磁石機構30は、その水平磁界
のN極とS極とを結ぶ中心面即ち基準面が、ウェハの被
処理表面より上方にシフトして配置される。
【0078】磁石要素31の着磁方向の角度βは、図1
8中の矢印32に示すように、S極側の要素31aから
反時計方向に順に、0°、45°、90°、135°、
180°、225°、270°、315°、0°、45
°、90°、135°、180°、225°、270
°、315°と一定角度ずつずれるようになっている。
即ち、環状磁石機構30Mの中心を挟んで対向する磁石
要素31は磁力線の向きが同方向となっており、協働し
て環状磁石機構30Mの支配的なN、S極を形成するよ
うに配置される。
【0079】磁界の中心水平面がウェハの被処理面より
上にあると、磁界の凸形下向きの磁力線がウェハの被処
理面を通過することとなる。また、外積E×Bによる電
子のドリフトの軌道が、ウェハのN、S側にエッジに近
付くほど外方に向かって曲がる。軌道が曲がるのは、ラ
ーマ運動しながらドリフトする電子に対し、磁界の垂直
成分が、外向きの力を発生させることによる。これを確
認するため、磁界の水平中心面から10mm下の位置に
おける、E側からW側にドリフトする電子の軌道を計算
した。計算において、図9と同様に、直径200mmの
ウェハに対応する、高さ150mm、外径530mm
の、均一な磁界分布を発生するダイポールリング磁石を
想定した。計算の結果は図19に示す通りであり、図9
と比較すると、電子の軌道の相違は明白である。
【0080】第2実施例にあっては、環状磁石機構全体
の上下位置を可変にする機構により、各プロセスに応じ
て磁界分布を微調整するようにしてもよいし、或いは個
々の磁石要素に上下機構を設けて磁界分布を調整するよ
うにしてもよい。さらに、ウェハ周辺で磁力線に傾きを
付ける場合は、個々の磁石要素そのものを内傾させて配
置したり、内傾させて着磁してもよい。
【0081】図20は、図17図示装置を使用し、図6
及び図7と同様に、多結晶シリコンをエッチングしたと
きの面内エッチング速度分布を示す。実験において、環
状磁石機構30Mは、中心磁界強度を120ガウスに設
定し、その磁界中心面がウェハの被処理表面より20m
m上で且つ回転しない状態とし、図2(a)、(b)に
関して述べた多結晶シリコンのエッチング処理を3分間
行った。保護リング25として、ウェハの被処理面と整
一する上面を有する無塵カーボン製のリングを使用し
た。その結果、図20に示すように、エッチング速度の
面内均一度が±8%へと向上した。
【0082】この実験条件において、N−S軸方向にお
けるウェハ中心からの距離が100mmでの磁力線51
の傾きは、それぞれ上向き及び下向きに6°となる。し
かし、磁界強度やE−W方向へのベクトル成分は殆ど変
わらない。ウェハ周辺で僅かな傾きを持った磁界分布を
形成することにより、ウェハエッジの影響を緩和できた
と考えられる。
【0083】次に、ウェハ内に形成されたデバイスの静
電破壊、特にMOS構造の中のゲート酸化膜の静電破壊
を防止する観点から本実施例をさらに述べる。
【0084】ウェハの被処理面に対して磁界中心面を上
方へシフトすると、ウェハに対する磁力線の交差角度と
が変化する。プラズマの密度は、この交差角度と、ウェ
ハの中心と周辺との磁界強度の比(ミラー比)と、から
大きな影響を受ける。図21は、N−S軸方向におけ
る、ミラー比R(±100 ,0)=B(±100 ,0)/B
c及び磁力線の交差角度θz(±100 ,0)を変化さ
せ、ウェハ面内のエッチング速度分布と、ウェハの静電
破壊に関する実験を行った結果を示す。ここでBcはウ
ェハ被処理面の中心上における磁界強度、B
(±100 ,0)は座標(±100,0)の位置(単位はm
m)における被処理面上の磁界強度、θz(±100 ,0
は座標(±100 ,0)の位置における被処理面に対す
る磁力線の交差角度を示す。
【0085】図21の実験において、厚いフィールド酸
化膜内に、厚さ8nmのゲート酸化膜と30万倍のアン
テナ比の電極とを有する多数のMOSキャパシタを設け
た、8インチのウェハを被処理体として用いた。中心磁
界強度120ガウス、処理圧力40mTorr、RFパ
ワー2kWの条件下で、処理ガスC4 8 /CO/Ar
を10/50/200SCCMの流量で供給し、シリコ
ン酸化膜にコンタクトを形成する際のオーバーエッチン
グを想定した処理を1分間行った。エッチング処理後、
ウェハに対して耐圧評価を行った。
【0086】図21中、[○]は静電破壊が生じず、且
つエッチング速度の面内均一性が最もよかった条件、
[×]は静電破壊が生じたか、或いはエッチング速度面
内均一性が悪かった条件を示す。この結果から、1.1
≦R(±100 ,0)≦1.3で且つ3°<θz
(±100 ,0)<8°の条件を満たすように、ウェハの
被処理面に対して磁界中心面を配置することにより、静
電破壊を生じさせることなくウェハをエッチングするこ
とができることがわかった。
【0087】さらに、座標(±100 ,0)の位置でのミ
ラー比R(±100 ,0)だけでなく、−100≦y≦1
00の範囲における、ミラー比R(±100 ,y)=B
(±10 0 ,y)/B(0,y)についてウェハ上のゲー
ト酸化膜の静電破壊に関する実験を行った。実験の結
果、1.0≦R(±100 ,y)≦1.5の条件を常に満
たすことが望ましいことが判明した。
【0088】第1実施例で利用した磁界強度の勾配と、
第2実施例で利用した磁界中心面の上方へのシフトとの
組み合わせの効果を確認するため、シリコン酸化膜のエ
ッチングの実験を行った。図24、図25及び図26
は、実験に使用した磁石の磁界分布を示す。図22及び
図23は実験で得られたエッチングの速度分布を示す。
図24は磁石の中心面上の磁界の等強度線を示し、図2
5はE−W軸上の強度勾配を示し、これは図8図示の強
度勾配の条件を満たしている。図26は−100≦y≦
100の範囲におけるミラー比R(±100 ,y)の分布
を示し、これは1.0≦R(±100 ,y)≦1.5の条
件を常に満たす。なおミラー比の分布は、図13Dに示
す、上下に2分割した磁石要素の高さ及びギャップ長さ
を、個々の磁石要素ごとに調整して形成した。
【0089】図22の実験では、磁界中心面、ウェハの
被処理面及び保護リング25の上面を整一させた。図2
3の実験では、磁界中心面をウェハの被処理面の上方に
20mmシフトし、ウェハの被処理面及び保護リング2
5の上面を整一させた。いずれも場合も、図25図示の
強度勾配を有する環状磁石機構を用い、磁界は回転させ
なかった。
【0090】図22及び図23の実験において、シリコ
ン基板上の全面に厚さ1μmの酸化膜が形成されたウェ
ハと、厚いフィールド酸化膜内に、厚さ8nmのゲート
酸化膜と30万倍のアンテナ比の電極とを有する多数の
MOSキャパシタを設けた、8インチのウェハとを被処
理体として用いた。中心磁界強度120ガウス、処理圧
力40mTorr、RFパワー2kWの条件下で、処理
ガスC4 8 /CO/Arを10/50/200SCC
Mの流量で供給し、シリコン酸化膜のエッチングを1分
間行った。
【0091】実験の結果、図22及び図23において、
エッチング速度の面内均一度がそれぞれ±8%、±5%
へと向上した。また、図23の実験と同条件で、さらに
磁界を20rpmで回転させたところ、エッチング速度
の面内均一度が±3%へと向上した。また、これらの実
験により得られた処理後のウェハについて耐圧評価を行
ったところ、静電破壊は発生していなかった。
【0092】図22図示の如く、ウェハの被処理面と保
護リング25の上面とを整一させ、磁界強度勾配を設け
ると、ウェハのE−W軸方向のエッチング速度の不均一
が解消され、エッチング速度の面内均一性が向上する。
しかし、この場合でも、本実施例のように、200mm
のウェハに対して磁石の内径を460mm、高さを12
0mmとコンパクトな構造にすると、ウェハの外周部に
おける中心部のミラー比が1よりも大きくなってしま
う。本実施例では、R(±100 ,0)=1.25であ
り、N極及びS極近傍でエッチング速度が高くなる現象
は防げない。そこで、図23図示の如く、さらに、磁界
中心面を上方へシフトさせれば、N極及びS極近傍のエ
ッチング速度を抑えることができ、エッチング速度の面
内均一性がいっそう向上する。また、装置構造の複雑化
が伴うが、磁界の回転も、エッチング速度の面内均一性
を向上させるのに有効となる。
【0093】このように、適切な磁界強度勾配、磁力線
の湾曲、及びミラー比の分布を形成することにより、現
実の装置に適したコンパクトな磁石で面内均一性の優れ
た特性が得られる。
【0094】図27及び図28は、本発明の第3実施例
に係るマグネトロンRIE装置の磁石機構と真空容器と
の関係を示す平面図及び同磁石機構の側面図である。
【0095】第3実施例に係るマグネトロンRIE装置
は、図17図示の第2実施例装置の環状磁石機構30M
を電磁石からなる磁石機構60で置換したものである。
磁石機構60は、真空容器10を囲んで配置された、実
質的に同じ機能を有する4つの磁石要素62a〜62d
からなる。各磁石要素62a〜62dは上下に配置され
た、実質的に同じ機能を有する2つの電磁コイル64、
66からなる。磁石要素62a〜62dの全ての電磁コ
イルには、コントローラ68から所定の位相を有する交
流電圧が印加される。磁石機構60は勾配のない均一な
磁界分布を発生し、その磁界中心面は、ウェハ13の被
処理面から上方に10mmシフトするように設定されて
いる。
【0096】磁石要素62a、62bには互いに90°
ずれた位相の交流電圧が印加される。また、磁石要素6
2cには磁石要素62aと同じ位相の交流電圧が印加さ
れ、磁石要素62dには磁石要素62bと同じ位相の交
流電圧が印加される。これにより、磁石機構60により
形成される磁界が回転することとなる。すなわち、図1
及び図17図示の回転モータ27は不必要となる。
【0097】図29(a)〜図29(d)第3実施例に
係る装置の効果を調べるために行った実験で得られたエ
ッチングの等速度線を示す図である。
【0098】この実験において、シリコン酸化膜を形成
した8インチのウェハを被処理体として用いた。処理圧
力100mTorr、RFパワー700Wの条件下で、
処理ガスArを100SCCMの流量で供給し、シリコ
ン酸化膜のスパッタエッチングを3分間行った。実験の
都合上、磁石機構60により形成される磁界を回転させ
ないため、磁石要素62a及び62cの電磁コイル6
4、66に直流電圧を印加した。磁石要素62b及び6
2dの電磁コイル64、66には電圧を印加しなかっ
た。保護リング25は使用せず、従って、ウェハの周辺
はウェハの被処理面よりも低い状態となった。
【0099】図29(a)は磁界を形成しなかった場
合、図29(b)はウェハの被処理面と整一する中心面
を有する30Gの磁界を形成した場合、図29(c)は
ウェハの被処理面と整一する中心面を有する60Gの磁
界を形成した場合、図29(d)はウェハの被処理面よ
り10mm上に中心面を有する60Gの磁界を形成した
場合である。図29(a)、図29(b)、図29
(c)及び図29(d)における平均エッチング速度
は、それぞれ15nm/分、14nm/分、17nm/
分及び16.5nm/分であった。図29(b)及び図
29(c)の結果から、磁界を形成すると中心に比べて
N極及びS極においてエッチング速度が高くなり過ぎる
ことが分かる。これに対して、磁界の中心面を上方にシ
フトした図29(d)ではこれが緩和され、中心とN極
及びS極とでエッチング速度が均一化されている。E−
W軸方向のエッチング速度の不均一は、図29(d)の
結果でも依然大きいが、これは磁界を回転させることに
より解消することができる。
【0100】上述の如く、本発明の第2及び第3実施例
によれば、真空容器内に、中心面が、基板の被処理面よ
りも第2電極側にずれ、磁力線が被処理面と交差する磁
界が形成される。これにより、N極及びS極側に生じる
プラズマの偏りを緩和することができ、基板の被処理面
の全体に亘って均一な高密度プラズマを維持することの
できるプラズマ処理装置を実現することが可能となる。
【0101】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。実施例では、エッチングについて説
明したが、マグネトロン放電を利用した各種のプラズマ
処理装置に適用することができ、例えばCVDやスパッ
タ等の薄膜形成に適用することもできる。また、電極間
に供給する電力は、必ずしも高周波に限るものではな
く、用途に応じて低周波、更には直流であってもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
真空容器内に、基準面が基板の被処理面よりも第2電極
側にずれ、磁力線が被処理面と交差する磁界が形成され
る。これにより、N極及びS極側に生じるプラズマの偏
りを緩和することができ、基板の被処理面の全体に亘っ
て均一な高密度プラズマを維持することのできるプラズ
マ処理装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るマグネトロンRIE
装置を示す概略図。
【図2】多結晶シリコン膜のエッチング工程を示す図。
【図3】図1図示装置の環状磁石機構を構成する磁石要
素の配置を示す図。
【図4】図3図示環状磁石機構によるN−S軸及びE−
W軸に沿ったウェハ表面の磁界分布を示す図。
【図5】図3図示環状磁石機構によるウェハ表面の磁界
の等強度線を示す図。
【図6】従来の装置によるエッチングの等速度線を示す
図。
【図7】図1図示装置によるエッチングの等速度線を示
す図。
【図8】E×Bドリフト方向の磁界強度分布とウェハ上
の素子の静電破壊との関係を示すグラフ。
【図9】均一な分布の磁界の中心面と平行で且つこれか
らずれた平面における電子軌道の計算結果を示す図。
【図10】は強度勾配を有する磁界の中心面における電
子軌道の計算結果を示す図。
【図11】強度勾配を有する磁界を形成する磁石機構の
変形例を示す図。
【図12】強度勾配を有する磁界を形成する磁石機構の
変形例を示す図。
【図13】磁石要素の変形例を示す図。
【図14】磁石要素の角度調整機構を示す側面図。
【図15】磁石要素の距離調整機構を示す平面図。
【図16】図15図示機構の側面図。
【図17】本発明の第2実施例に係るマグネトロンRI
E装置を示す概略図。
【図18】図17図示装置の環状磁石機構を構成する磁
石要素の配置を示す図。
【図19】均一な分布の磁界の中心面からずれた位置に
おける電子軌道の計算結果を示す図。
【図20】図17図示装置によるエッチングの等速度線
を示す図。
【図21】N−S軸方向における、磁界強度のミラー比
及び磁力線の交差角度とエッチング速度分布及びウェハ
上の素子の静電破壊との関係を示す図。
【図22】強度勾配を有する磁界の中心面をウェハの被
処理面と整合させて行ったエッチングの等速度線を示す
図。
【図23】強度勾配を有する磁界の中心面をウェハの被
処理面からずらして行ったエッチングの等速度線を示す
図。
【図24】磁界強度の勾配と磁界中心面の上方へのシフ
トとの組み合わせの効果を確認するための磁石の中心面
上の磁界の等強度線を示す図。
【図25】図24図示の磁界のE−W軸上の強度勾配を
示す図。
【図26】図24図示の磁界のミラー比の分布を示す
図。
【図27】本発明の第3実施例に係るマグネトロンRI
E装置の磁石機構を示す概略平面図。
【図28】図27図示磁石機構の概略側面図。
【図29】第3実施例装置の効果を調べるために行った
エッチングの実験結果を示す図。
【図30】従来のマグネトロンRIE装置を示す概略
図。
【図31】別の従来のマグネトロンRIE装置によるエ
ッチング特性を示す図。
【符号の説明】
10…真空容器 11…第1の電極(カソード) 12…第2の電極(アノード) 13…ウェハ(被処理基板) 14…高周波電源 22…ガス供給系 23…ガス排気系 30、30M…環状磁石機構 31…磁石要素 32…磁石要素の着磁方向 41…磁石ケース 46…減速器 47…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/302 C (72)発明者 関根 誠 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 堀岡 啓治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 吉田 幸正 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 稲沢 剛一郎 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東 京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 小笠原 正宏 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東 京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 石川 吉夫 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東 京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 江口 和男 山梨県韮崎市藤井町北下条2381番地の1 東京エレクトロン山梨株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−201493(JP,A) 特開 平7−197253(JP,A) 特開 平7−197252(JP,A) 特開 平7−169591(JP,A) 特開 平7−197255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 1/46 C23C 16/50 C23F 4/00 H01L 21/3065

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマを用いて基板の被処理面を処理す
    る装置であって、 前記基板を収納し且つ処理する処理空間を規定する真空
    容器と、 前記真空容器内にプラズマ化されるガスを導入する供給
    系と、 前記真空容器内を排気する排気系と、 前記真空容器内に配設された第1電極と、前記第1電極
    は、前記被処理面が前記処理空間内に露出するように前
    記基板を支持する支持面を有することと、 前記第1電極の前記支持面に対向する対向面を有する第
    2電極と、 前記第1及び第2電極間で前記ガスをプラズマ化すると
    共に、前記支持面上に支持される前記基板と前記プラズ
    マとの間に前記被処理面と実質的に直交する電界Eが形
    成されるように、両電極間に電圧を付与するための電源
    と、 前記第1及び第2電極間に前記電界と実質的に直交する
    基準面を有する磁界Bを形成するための磁石機構と、を具備し、 前記磁石機構は前記真空容器の周囲に沿って
    配設され、且つ互いに異なる着磁方向を有する複数の磁
    石要素を具備することと、前記電界E及び前記磁界Bの
    外積E×Bにより生じる力により前記処理空間内で電子
    がドリフトすることと、前記磁界の前記基準面におい
    て、前記磁界の向きが前記支持面上に支持される前記基
    板の前記被処理面と実質的に平行であることと、前記磁
    界の前記基準面は、前記支持面上に支持される前記基板
    の前記被処理面よりも前記第2電極の前記対向面側にず
    れるように配置され、前記磁界の磁力線が前記被処理面
    と交差することと、式3°<θz (±100 ,0) <8°
    を満足し、ここで、θz (±100 ,0) は、前記基板の
    前記被処理面の中心から前記磁界のN−S軸方向に沿っ
    た距離が100mmの位置において、前記被処理面に対
    して前記磁界の磁力線が交差する角度を示すことと、を
    特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】式1.1≦B (±100 ,0) /Bc≦1.
    3を満足し、ここで、Bc及びB (±100 ,0) は、前
    記基板の前記被処理面上の座標系(x,y)内の夫々座
    標(0,0)及び(±100 ,0)における前記磁界の強
    度であり、前記座標系(x, y)は、前記磁界のN−S
    軸及びE−W軸と夫々平行な2方向において、前記基板
    の前記被処理面の中心から計測された距離(mm)によ
    り規定されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】式1.0≦B (±100 ,y) /B
    (0,y) ≦1.5を満足し、ここで、B (0,y)
    びB (±100 ,y) は、前記基板の前記被処理面上の座
    標系(x,y)内の夫々座標(0,y)及び(±100 ,
    y)における前記磁界の強度であり、前記座標系(x,
    y)は、前記磁界のN−S軸及びE−W軸と夫々平行な
    2方向において、前記基板の前記被処理面の中心から計
    測された距離(mm)により規定されることを特徴とす
    る請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】式1.1≦B (±100 ,0) /Bc≦1.
    3及び式1.0≦B (±100 ,y) /B (0,y)
    1.5を満足し、ここで、Bc、B (0,y) 、B
    (±100 ,0) 及びB (±100 ,y) は、前記基板の前
    記被処理面上の座標系(x,y)内の夫々座標(0,
    0)、(0,y)、(±100 ,0)及び(±100 ,y)
    における前記磁界の強度であり、前記座標系(x,y)
    は、前記磁界のN−S軸及びE−W軸と夫々平行な2方
    向において、前記基板の前記被処理面の中心から計測さ
    れた距離(mm)により規定されることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】プラズマを用いて基板の被処理面を処理す
    る装置であって、 前記基板を収納し且つ処理する処理空間を規定する真空
    容器と、 前記真空容器内にプラズマ化されるガスを導入する供給
    系と、 前記真空容器内を排気する排気系と、 前記真空容器内に配設された第1電極と、前記第1電極
    は、前記被処理面が前記処理空間内に露出するように前
    記基板を支持する支持面を有することと、 前記第1電極の前記支持面に対向する対向面を有する第
    2電極と、 前記第1及び第2電極間で前記ガスをプラズマ化すると
    共に、前記支持面上に支持される前記基板と前記プラズ
    マとの間に前記被処理面と実質的に直交する電界Eが形
    成されるように、両電極間に電圧を付与するための電源
    と、 前記第1及び第2電極間に前記電界と実質的に直交する
    基準面を有する磁界Bを形成するための磁石機構と、 を具備し、前記磁石機構は前記真空容器の周囲に沿って
    配設され、且つ互いに異なる着磁方向を有する複数の磁
    石要素を具備することと、前記電界E及び前記磁界Bの
    外積E×Bにより生じる力により前記処理空間内で電子
    がドリフトすることと、前記磁界の前記基準面におい
    て、前記磁界の向きが前記支持面上に支持される前記基
    板の前記被処理面と実質的に平行であることと、前記磁
    界の前記基準面は、前記支持面上に支持される前記基板
    の前記被処理面よりも前記第2電極の前記対向面側にず
    れるように配置され、前記磁界の磁力線が前記被処理面
    と交差することと、前記磁界が、前記外積E×Bによる
    電子のドリフト方向に向けて磁界強度が弱まるように設
    定された強度分布を有することと、を特徴とする プラズ
    マ処理装置。
  6. 【請求項6】−100≦y≦0時、式−0.6≦(Br
    (0,y) −Bo)/(Bo×y)≦−0.4を満足
    し、0≦y≦100の時、式−0.4≦(Br
    (0,y) −Bo)/(Bo×y)≦−0.3を満足
    し、ここで、yは前記基板の前記被処理面の中心を原点
    とした前記ドリフト方向に沿った前記被処理面上の座標
    (mm)、Bo及びBr (0,y) は、前記基板の前記
    被処理面の中心及び前記座標yの位置に対応する前記基
    準面上での前記磁界の強度を示すことを特徴とする請求
    項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記基板を密着状態で包囲し且つ前記処理
    空間に露出する表面を有する導電性若しくは半導電性の
    保護リングをさらに具備し、前記被処理面と前記保護リ
    ングの前記表面とが整一することを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】前記基板の前記被処理面と平行に前記磁界
    を回転させる手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】前記磁石要素が永久磁石からなることを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】前記磁石要素が電磁石からなることを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】前記磁石要素の前記着磁方向が前記真空
    容器の外周の1周で2回転することを特徴とする請求項
    1乃至10のいずれかに記載の装置。
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