JP3124139B2 - 鋼帯の搬送速度制御方法 - Google Patents

鋼帯の搬送速度制御方法

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JP3124139B2 JP04342361A JP34236192A JP3124139B2 JP 3124139 B2 JP3124139 B2 JP 3124139B2 JP 04342361 A JP04342361 A JP 04342361A JP 34236192 A JP34236192 A JP 34236192A JP 3124139 B2 JP3124139 B2 JP 3124139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯の搬送速度制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、冷延鋼板などの鋼帯を精整ライン
で処理する場合は、図3に示すように、搬送ローラ2で
搬送されてブライドルロール3で張力が付加され、第1
のピンチロール4、走間切断機5、コンベア式の鋼板搬
送装置6、第2のピンチロール7を経て巻取機8に巻き
取られるのが一般的である。
【0003】ところで、その際、鋼帯1は走間切断機5
によって所定の長さに切断されるのであるが、切断され
た鋼帯1をすみやかに巻き取る必要があることから、以
下のような制御がなされている。 巻取機8に巻き取られる鋼帯1は、切断前には張力
制御が行われているのであるが、切断後は速度制御に切
り替えられて巻き取られること。 走間切断機5と巻取機8との間に設けられる鋼板搬
送装置6は、垂下特性(以下、ドループという)付の速
度制御が行われており、鋼帯1の速度と同一の速度に制
御がなされること。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の制御方法では、鋼帯1を切断した後におい
ては鋼板搬送装置6と巻取機8との速度を同期させるの
が困難であって、そのため鋼帯1の表面に疵を付けると
か、鋼板搬送装置6の上で鋼帯1が渋滞するなどの問題
があった。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解消した鋼帯の搬送速度制御方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送ライン上
を搬送される鋼帯を、連続して配置される第1のピンチ
ロール、走間切断機、鋼板搬送装置、第2のピンチロー
ルを介して巻取機に巻き取る際の搬送速度制御方法であ
って、定常状態においてはいずれの速度も同一に制御す
るとともに、前記走間切断機によって鋼帯を切断した時
点においては該走間切断機の周速に対して後続する鋼板
搬送装置、第2のピンチロール、巻取機の速度を順次高
めに制御することを特徴とする鋼帯の搬送速度制御方法
である。
【0007】
【作 用】本発明によれば、鋼帯を切断後の速度を走間
切断機の周速に対して速くするべく鋼板搬送装置、第2
のピンチロール、巻取機の速度を順次高めるようにした
ので、スムーズに搬送して巻き取ることが可能となり、
巻取機と第2のピンチロールとの間に張力が発生し、第
2のピンチロールと鋼板搬送装置の間でも後方張力を得
られるから鋼板搬送装置上での鋼帯の渋滞を未然に抑制
することが可能である。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明の実施例を示す
概念図であり、図中、従来例と同一部材は同一符号を付
して説明を省略する。図1において、10は速度制御装置
であり、11〜14は自動速度調整装置(ASR)、15はド
ループ、16〜19は走間切断機5、鋼板搬送装置6、第2
のピンチロール7および巻取機8のそれぞれを個々に駆
動する駆動モータである。
【0009】上記速度制御装置10は、図2に示すよう
に、切断前のライン速度を設定する第1の速度設定器21
と、切断後のライン速度を設定する第2の速度設定器22
と、切断開始信号によってそれぞれの制御信号の切換動
作を行う切換スイッチ23と、第1の速度掛算器24と、第
2の速度掛算器25とで構成される。いま、第1の速度設
定器21には定常のライン速度設定値VREF1を、また第2
の速度設定器22には切断後のライン速度設定値V
REF2(ただし、VREF2>VREF1)をそれぞれ設定し、さ
らに第1の速度掛算器24には演算係数として(1+α)
を、また第2の速度演算器25には(1+β)の演算係数
をそれぞれ設定しておく。なお、α,βは0.1 以下の非
常に小さい値とする。
【0010】まず、定常状態においては、第1の速度設
定器21から出力されるVREF1の設定信号が切換スイッチ
23の接点aを介して各ASR11〜14に与えられ、各駆動
モータ16〜19によって走間切断機5,鋼板搬送装置6,
第2のピンチロール7および巻取機8が同じ速度で制御
される。そこで、鋼帯1が走間切断機5によって切断さ
れると、その切断開始信号によって切換スイッチ23が作
動して切り換り、鋼板搬送装置6のASR12には第2の
速度設定器22から出力される設定信号VREF2が与えられ
る。以下、第2のピンチロール7のASR13にはVREF2
×(1+α)の設定信号が、巻取機8のASR14にはV
REF2×(1+α)×(1+β)の設定信号がそれぞれ与
えられて、それに基づいて速度制御がなされる。なお、
このとき走間切断機5の周速は基準となるものであるか
ら、ASR11に与えられる設定信号は定常状態と同じV
REF1のままである。
【0011】このようにして、鋼板搬送装置6,第2の
ピンチロール7および巻取機8の速度を順次速くするこ
とによって鋼帯1の先端を速やかに巻取機8に到達させ
ることができるとともに、巻取機8と第2のピンチロー
ル7との間に張力が発生し、第2のピンチロール7と鋼
板搬送装置6の間でも後方張力を得られるから鋼板搬送
装置6上での鋼帯の渋滞を発生することがない。
【0012】そして、鋼帯1が巻取機8に巻き取り始め
られると、切換スイッチ23がもとの状態に復帰して、接
点aを経て第1の速度設定器21から出力されるVREF1
設定信号がASR11と同様に各ASR12〜14に与えられ
て、定常状態で巻き取られることになる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋼帯の切断時に走間切断機の周速を基準にして後続する
鋼板搬送装置,ピンチロールおよび巻取機の速度を順次
高めて鋼帯に後方張力を与えるようにしたので、鋼板搬
送装置で鋼帯が渋滞することなくスムーズに巻取機に巻
き付けることができ、製品の品質・歩留りの向上に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概要図である。
【図2】本発明に用いられる速度制御装置のブロック図
である。
【図3】従来の搬送ラインの概要図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 搬送ローラ 4 第1のピンチロール 5 走間切断機 6 鋼板搬送装置 7 第2のピンチロール 8 巻取機 10 速度制御装置 11〜14 自動速度調整装置(ASR) 15 ドループ(垂下特性) 16〜19 駆動モータ 21 第1の速度設定器 22 第2の速度設定器 23 切換スイッチ 24 第1の速度掛算器 25 第2の速度掛算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/02 B21B 39/00 B65H 23/192

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ライン上を搬送される鋼帯を、連続
    して配置される第1のピンチロール、走間切断機、鋼
    搬送装置、第2のピンチロールを介して巻取機に巻き取
    る際の搬送速度制御方法であって、定常状態においては
    いずれの速度も同一に制御するとともに、前記走間切断
    機によって鋼帯を切断した時点においては該走間切断機
    の周速に対して後続する鋼板搬送装置,第2のピンチロ
    ール、巻取機の速度を順次高めに制御することを特徴と
    する鋼帯の搬送速度制御方法。
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US6301946B1 (en) 1998-03-27 2001-10-16 Kawasaki Steel Corporation Strip coiling method
KR100419009B1 (ko) * 2001-08-01 2004-02-14 주식회사 명진티에스알 고무 성형공정의 고무시트 공급장치

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