JP3011345B2 - スリッタラインに於ける通板方法 - Google Patents
スリッタラインに於ける通板方法Info
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Description
に連続的にスリット切断するスリッタラインに於ける通
板方法に関するものである。
巻きほどきつつロータリーシャー装置にて長手方向にス
リット剪断し、この複数条のフープを再び別のコイルに
巻き取るスリッタラインに於いては、新規のストリップ
をスリット剪断しつつコイルに巻き取るまでの通板時間
にその生産効率が支配される面がある。と言うのは、ロ
ータリーシャーでストリップをスリット剪断すると、分
断幅が狭ければ狭いほどスリットされたフープに捩れを
生じ易く、その先端をリコイラへ向けて進行させるに当
たってその捩れに起因するフープの姿勢の乱れを正す作
業を適宜行なわねばならず、そのために切断作業の中断
を余儀なくされたりするからである。
して、例えば特公昭57−4479号公報には、スリッ
タで切断されたフープの先端を掴んで自走する通板装置
を設けた設備が提案されている。また、特公平1−13
967号公報には、スリッタ装置とテンション装置とを
それぞれ個別に自走台車上に載置し、アンコイラ側とリ
コイラ側との間で台車を移動させることで通板時間の短
縮及び作業の安全を図った設備構成が提案されている。
更に、特公昭51−48697号公報には、テンション
ユニット全体を台車にしてスリッタ後面の通板性の向上
を図った例が見られる。
設備は、いずれもスリット切断されたストリップの先端
を掴んだ状態で移動する台車を設ける構成のため、基本
的に設備規模が大型化しがちであって経済性を著しく損
なう面があり、しかも台車の走行速度を考慮すると、必
ずしも通板時間の短縮にはつながり得ないという欠点が
ある。また、ロータリーシャーとフープの先端を掴んで
自走する通板装置との間には、機械間の物理的な距離が
あるため、ストリップの分断幅が狭ければ狭いほどその
距離の間でスリットされたフープに捩じれが生じ易く、
その先端を通板装置に保持しようとする際にフープの姿
勢を正す作業が必要となり、やはり切断作業の中断を余
儀無くされてしまう。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
設備費用の高騰を招くことなく通板能率の向上を達成す
ることができるスリッタラインに於ける通板方法を提供
することにある。
明によれば、幅広のストリップを巻いたコイルを装着す
るアンコイラと、前記ストリップを長手方向に連続的に
スリット切断するスリッタと、スリット切断された複数
条のフープを共通のリールに巻き取るリコイラと、前記
スリッタと前記リコイラとの間で前記フープをたるませ
るルーパとを有するスリッタラインに於ける通板方法
を、ストリップ先端の所定長さ部分のみに板厚の一部が
つながった状態の切れ目を前記スリッタによって入れる
過程と、前記所定長さ部分以降を前記スリッタによって
切り離しつつ前記ルーパを通過させてストリップを延出
する過程と、前記切れ目の入れられた所定長さ部分を前
記リコイラの直前にて前記ベンディングロールで押すこ
とによって切り離す過程とを有するものとすることによ
り達成される。なお、以下の実施例の説明においては、
切れ目を入れた部分を不完全切断部分と呼称し、切り離
すことを完全切断と呼称する。
はストリップの先端が分断されていないため、別途拘束
装置などを設けずともフープに捩じれ現象を生ぜずに済
む。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
タラインの全体を示している。この設備は、コイル状に
巻かれた原材料のストリップSを巻きほどきつつ連続的
に送り出すアンコイラ1と、ストリップSの前後端縁を
切り揃えるためのシャー2と、ストリップSの幅方向位
置を規制するためのサイドガイド3と、ストリップSに
バックテンションを与えるためのピンチロール4と、ス
トリップSの上下両面から円周上に刃を有する丸刃5a
を押し当て、ストリップSを長手方向に連続的に剪断す
るためのロータリーシャー式スリッタ5と、ストリップ
Sの両側端縁、つまり耳の部分を切り落とすためのスク
ラップスリッタ6と、この切り落とされた耳の部分を適
宜な長さに分断するためのスクラップチョッパ7と、分
断された耳の部分を搬出するためのスクラップコンクベ
ア8と、走行する複数条のフープにたるみを与えるため
のルーパ9と、フープを上下から押圧するためのテンシ
ョンパッド10と、ストリップ先端の不完全切断部分を
上下から押圧して完全に分断すると共にバックテンショ
ンを与えるためのベンディングロール11と、完全に分
断されたフープを巻き取るためのリコイラ12とからな
っている。
する要領について説明する。アンコイルしたストリップ
先端をスリッタ5に通板する際に、先ず、上下の丸刃5
aのストリップSに対する食い込み深さを半切断の状態
に設定し、この状態で所定長さ(1メートル程度)だけ
進める(図2a・2b)。
Sの両側端縁のみを完全切断し(図3a・3b)、スク
ラップチョッパ7でこの耳部分SCのみを短く分断しつ
つスクラップコンベア8でスクラップの貯蔵所へと搬出
する。そして所定長さ進行したならば、両丸刃5aのラ
ップ代を増加し、不完全切断部分Saに引き続いて完全
切断を行ないつつストリップ先端を後面設備へ向けて送
り出す(図4a・4b)。
つストリップSを送り出し、不完全切断部分Saがベン
ディングロール11を通過する際に、上ロール11aを
進行方向へシフトさせて上下から不完全切断部分Saを
押圧することにより、半切断状態で僅かにつながってい
た部分が完全に切断され(図5a・5b)、そのままリ
コイラ12にリコイルされる。この時、テンションパッ
ド10でスリット切断された部分が揃えられて拘束され
ているので、各フープSbに乱れを生ずることなく安定
した通板が継続される。そして、ベンディングロール1
1で不完全切断部分Saが完全切断されたならば、ベン
ディングロール11の上ロール11aを初期位置へ戻
し、バックテンショナとしての作用を確保する。
の先端部分が不完全切断状態のままでリコイルされる寸
前まで進行するので、フープの捩れ現象が生じないた
め、拘束装置などを別途設けずに安定した高速通板が可
能となる。しかもバックテンションを作用させるための
ベンデイングロールで不完全切断部分の完全切断を行な
うためのスリッタロールを兼用することができるので、
在来のスリッタラインに対してその設備構成を大幅に変
更せずに済む。従って、設備費用の増大を招くことなく
通板能率を高めるうえに多大な効果を奏することができ
る。
アウト図である。
である。
の平面図である。
リップの平面図である。
した状態のストリップの平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 幅広のストリップを巻いたコイルを装着
するアンコイラと、前記ストリップを長手方向に連続的
にスリット切断するスリッタと、スリット切断された複
数条のフープにバックテンションを与えるベンディング
ロールと、前記複数条のフープを共通のリールに巻き取
るリコイラと、前記スリッタと前記リコイラとの間で前
記フープをたるませるルーパとを有するスリッタライン
に於ける通板方法であって、 ストリップ先端の所定長さ部分のみに板厚の一部がつな
がった状態の切れ目を前記スリッタによって入れる過程
と、前記所定長さ部分以降を前記スリッタによって切り
離しつつ前記ルーパを通過させてストリップを延出する
過程と、前記切れ目の入れられた所定長さ部分を前記リ
コイラの直前にて前記ベンディングロールで押すことに
よって切り離す過程とを有することを特徴とするスリッ
タラインに於ける通板方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220985A JP3011345B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | スリッタラインに於ける通板方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220985A JP3011345B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | スリッタラインに於ける通板方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538617A JPH0538617A (ja) | 1993-02-19 |
JP3011345B2 true JP3011345B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16759666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220985A Expired - Fee Related JP3011345B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | スリッタラインに於ける通板方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011345B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102636042B1 (ko) * | 2023-10-17 | 2024-02-13 | (주)마성철강 | 권취된 철판의 자동 절단 장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1145820C (zh) | 1997-08-29 | 2004-04-14 | 奥林巴斯光学工业株式会社 | 显微镜透过明视野照明装置 |
KR100588008B1 (ko) * | 2004-10-27 | 2006-06-08 | 강만식 | 판재의 슬리팅 장치 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP3220985A patent/JP3011345B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102636042B1 (ko) * | 2023-10-17 | 2024-02-13 | (주)마성철강 | 권취된 철판의 자동 절단 장치 |
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---|---|
JPH0538617A (ja) | 1993-02-19 |
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