JP3123955U - ベルト付スリッパ - Google Patents
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Abstract
【課題】 スリッパを履いて歩く時に、足の踵とスリッパが離れて、歩きにくいし、素早い動作が行えない。特に階段を昇り降りする時、躓いたり、転倒したりすることもありうる。スリッパを足に、ぴったりとくっ付けることにより、自然な歩行が出来、体を自在に動かせることが出来る。そして、履いたり、脱いだりが簡単に出来る、伸縮性のベルト付スリッパを提供する。
【解決手段】 踵部分より立ち上がり上端に通し輪を有する踵ベルト6,7と、甲被2に各々の一端を固着して他端に通し輪を有する2本の甲被ベルト10,11と、上記3つの通し輪をくぐり足首に巻きつける足首ベルト12とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】 踵部分より立ち上がり上端に通し輪を有する踵ベルト6,7と、甲被2に各々の一端を固着して他端に通し輪を有する2本の甲被ベルト10,11と、上記3つの通し輪をくぐり足首に巻きつける足首ベルト12とを備える。
【選択図】図2
Description
この考案は、スリッパを履いた時、無理のない自然な歩行が出来るように足とスリッパの形態上の一体化に近づけることを目的としたものである。
履物の底、土ふまず部分に垂下ベルトを通し、それを足首に巻いたベルトで支えたものがある。(例えば、特許文献1参照)
実開昭52−3863公報(第1図および第2図)
スリッパを履くと自然な歩行が妨げられる。特に高齢者、障害者、病人等、脚力の弱い人達にとって負担となり、また、機敏な動作が行えない。そして、歩くと音や埃をたてたりする。上記のような問題点をなくす為に、スリッパが足にぴったりとくっつくようにする事を目的としたものである。
本考案は土ふまずのないスリッパに適用でき、そして、履いたり脱いだりが、すばやく簡単に行えるように考えたものである。
上記課題を解決するためにスリッパを足首に保持させるベルトを設けた。ベルトはスリッパの踵部分より立ち上り上端に通し輪を有する踵ベルトと、甲被に各々の一端を固着して他端に通し輪を有する2本の甲被ベルトと、上記3つの通し輪をくぐり足首に巻きつける足首ベルトから構成される。
足首ベルトは両端に面ファスナを付けて、開閉が出来て長さ調節可能とし、足首の大きさに合わせられるようにした。
また、踵ベルト下端とスリッパ後端、および甲被ベルトの前端と甲被を係脱自在として、ベルトをスリッパにつけはずしできるようにした。
この考案のスリッパは歩行の時、足の踵とスリッパが離れて歩きにくく、不自然な歩行となるのを防止することが出来る。そして、機敏に体を動かすことができる。そのことは足や腰に負担をかけないし、つまづきや転倒を防ぐ事にもつながる。特に階段の上り下りが楽に出来る。自然な身のこなしが行えて、身体的にも精神的にもストレスの軽減になり、リラックスした気分で歩くことが出来る。
図1はこの考案の第1実施例を示すベルト付スリッパの平面図である。図2は図1に示すベルト付スリッパの斜視図である。図において、1はスリッパ本体、2は甲被、3はスリッパ底、4は中敷、5はスリッパ本体の側面である。6,7は伸縮性のある踵ベルトである。この踵ベルト6,7は一端が踵の後部に固着され、他端は踵の後部側面2箇所より立ち上げて踵ベルト合体部8で一つにし、この踵ベルト合体部8の外面と内面に合成皮革か、ビニールを縫い合わせる。そして、上記踵ベルト6又は踵ベルト7のいずれか一方を上にのばして輪にし踵ベルト通し輪9としている。
足の甲被2の足首寄りの二箇所10aと11bの内側に、伸縮性のある甲被ベルト10と甲被ベルト11を固着し、それぞれの他端を通し輪にする。踵ベルト通し輪9と甲被ベルト10と甲被ベルト11の各々の通し輪に伸縮性のある足首ベルト12を通す。図3に示すように足首ベルト12の一端12aの内側と他端12bに雌雄の面ファスナを縫い付ける。
この考案のベルト付スリッパは足首ベルトの両端に雌雄の面ファスナを設けたので足首ベルト12を足首に巻きつけた時、開閉が簡単に出来て足首にぴったりの長さに調節できる。すなわち、足とスリッパの一体化に近づけることが出来る。
この考案のベルト付スリッパは足首ベルトの両端に雌雄の面ファスナを設けたので足首ベルト12を足首に巻きつけた時、開閉が簡単に出来て足首にぴったりの長さに調節できる。すなわち、足とスリッパの一体化に近づけることが出来る。
図4、図5、図6はベルト付スリッパのベルト部分を係脱自在とした第2実施例である。図4に示す留め金具15と留め金具16は、従来からあるズボンつりのズボンを吊るところの留め金具を使用し、甲被ベルト10と甲被ベルト11に接続したものである。この留め金具15と留め金具16でベルト付スリッパの甲被2を挟む。(図示せず)そして、図5に示すように、踵部分の側面に取り付けた踵側面通し輪13(布か、ビニールの紐状のものの両端を踵部分の側面に縫い付けたもの)に踵ベルト6の端を、また、踵ベルト7の端を踵側面通し輪14に通す。図4に示すように、踵ベルト7の折り返し部7aと、折り返し部7aに相対する折り返し部7b、踵ベルト6の折り返し部6aと、折り返し部6aに相対する折り返し部6bには、それぞれ、雌雄の面ファスナを縫い付ける。そして、折り返し部6aを踵側面通し輪13に通し、折り返し部7aを踵側面通し輪14に通した後、面ファスナでとめる。
図6は踵側面通し輪の取り付け部を示す平面図である。
図7、図8はベルト付スリッパのベルト部分を係脱自在とした第3実施例である。実施例2のベルトを第1の係脱自在用ベルトとすると第3実施例のベルト、すなわち、スリッパを履いて足首の前面で交差して把持具(留め金具あるいはボタン又はホック等)17と把持具18で甲被2に留めるベルトを第2の係脱自在用ベルトとする。踵側面5の2箇所に踵側面接続具(面ファスナあるいはボタン又はホック等)19と踵側面接続具20を固着する。22は第2踵ベルトであり、その中央部22aを2つ折りにして輪づくりし第2足首ベルト21を通せる巾の所で縫い合わせる。そして、その両端を左右に広げて、左に広げた下端を踵側面接続具19と接続し、右に広げた下端を踵側面接続具20と接続する。左右の第2踵ベルト22の下端には踵側面接続具19と踵側面接続具20に相対する位置にそれぞれの第2踵ベルト接続具(面ファスナあるいはボタン又はホック等)23と第2踵ベルト接続具24を固着する。
または、実施例2に示すように踵側面通し輪13と踵側面通し輪14を使用する場合は第2踵ベルト22を通し輪13と通し輪14に通した後、それぞれの接続具でとめる。(図示せず)つづいて両端に把持具17と把持具18を固着した第2足首ベルト21を第2踵ベルト22の上部の輪に通す。
先ず、上述のように構成されたベルト付スリッパの履き方を説明する。スリッパを履いて第2足首ベルト21を足首の前面で交差させて甲被2に把持具17と把持具18でとめる。交差させることにより実施例2に示す第1の係脱自在用ベルト同様に足首に巻きつく効果は変わらず、機能的で、すっきりしたデザインのベルトを提供できる。ちなみに、第2実施例は履いたり脱いだりがたやすく出来て高齢者向きであり、第3実施例の第2係脱自在用ベルトは若い世代向きのものとして考案したものである。
1 スリッパ本体
2 甲被
3 スリッパ底
4 中敷
5 スリッパ本体の側面
6,7 踵ベルト(第1踵ベルト)
8 踵ベルト合体部
9 踵ベルト通し輪
10,11 甲被ベルト
12 足首ベルト(第1足首ベルト)
13,14 踵側面通し輪
15,16 留め金具
17,18 把持具
19,20 踵側面接続具
21 第2足首ベルト
22 第2踵ベルト
23,24 第2踵ベルト接続具
2 甲被
3 スリッパ底
4 中敷
5 スリッパ本体の側面
6,7 踵ベルト(第1踵ベルト)
8 踵ベルト合体部
9 踵ベルト通し輪
10,11 甲被ベルト
12 足首ベルト(第1足首ベルト)
13,14 踵側面通し輪
15,16 留め金具
17,18 把持具
19,20 踵側面接続具
21 第2足首ベルト
22 第2踵ベルト
23,24 第2踵ベルト接続具
Claims (4)
- 踵部分より立ち上り上端に通し輪を有する踵ベルトと、甲被に各々の一端を固着して他端に通し輪を有する2本の甲被ベルトと、上記3つの通し輪をくぐり足首に巻きつける足首ベルトとを備えたことを特徴とするベルト付スリッパ。
- 足首ベルトの両端に面ファスナを設けて、開閉が出来て長さ調節可能としたことを特徴とする請求項1記載のベルト付スリッパ。
- 踵ベルト下端とスリッパ後端、および甲被ベルトの前端と甲被を係脱自在としたことを特徴とする請求項1または2記載のベルト付スリッパ。
- 踵の側面部に固着された踵側面接続具と、この踵側面接続具に接続された第2踵ベルトと、この第2踵ベルトの一端に接続され両端に把持具を有する第2足首ベルトとを備え、上記第2足首ベルトを上記第2踵ベルトと甲被との間で交差させて上記甲被に係脱自在に接続したことを特徴とするベルト付スリッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004102U JP3123955U (ja) | 2005-11-14 | 2006-04-27 | ベルト付スリッパ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010756U JP3122797U (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | ベルト付スリッパ |
JP2006004102U JP3123955U (ja) | 2005-11-14 | 2006-04-27 | ベルト付スリッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3123955U true JP3123955U (ja) | 2006-08-03 |
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Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005010756U Expired - Fee Related JP3122797U (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | ベルト付スリッパ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5886987B1 (ja) * | 2015-01-13 | 2016-03-16 | 芳子 垣内 | スリッパ |
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2005
- 2005-11-14 JP JP2005010756U patent/JP3122797U/ja not_active Expired - Fee Related
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2006
- 2006-04-27 JP JP2006004102U patent/JP3123955U/ja not_active Revoked
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5886987B1 (ja) * | 2015-01-13 | 2016-03-16 | 芳子 垣内 | スリッパ |
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JP3122797U (ja) | 2006-06-29 |
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