JP3123085B2 - 音響機器 - Google Patents

音響機器

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JP3123085B2
JP3123085B2 JP03011506A JP1150691A JP3123085B2 JP 3123085 B2 JP3123085 B2 JP 3123085B2 JP 03011506 A JP03011506 A JP 03011506A JP 1150691 A JP1150691 A JP 1150691A JP 3123085 B2 JP3123085 B2 JP 3123085B2
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audio signal
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高弘 渡邉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種機能(以下フアンク
ションと記す)を液晶表示器等に表示させる様にした音
響機器の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響機器、例えば、テープレコーダでは
記録、再生、早巻き、早巻き戻し等の各種フアンクショ
ン動作を行なわせる場合に、記録、再生、早巻き、早巻
き戻し等の操作キー群を設けて、これら操作キー群の押
圧操作により、上記各動作が成されると共に、操作キー
は押圧状態で機械的にロック状態とされるために、現在
のフアンクション動作がどの様な状態であるかを比較的
簡単に見わけることが出来た。
【0003】然し、最近のテープレコーダやラジオ受信
機等ではこれらフアンクション用の操作キーは機械的に
ロックされるものでなく、「オン」「オフ」操作状態で
原位置に戻る復帰型の操作キー群が用いられ、フアンク
ション動作状態は、これら音響機器筐体のパネル面に設
けられた液晶表示器(LCD)、発光ダイオード(LE
D)、蛍光表示管等の表示装置に表示する様に成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】叙上のフアンクション
動作を行なわせるための操作キー群が復帰型であり、そ
のフアンクション状態を表示装置に表示させるもので
は、電気的な制御で行なわれるために、電源(パワース
イッチ)を遮断状態にすれば表示装置の表示画面に表示
されているフアンクション状態はすべて消されてしま
う。
【0005】即ち、表示装置としては電源スイッチが
「オン」状態のときのみ有効となる。
【0006】この為に電源スイッチが遮断状態では音響
機器がどの様なフアンクション状態で終了したか解らな
い問題が発生する。即ち、テープレコーダで考えてみる
と、すべてのフアンクション用の操作キーが「オフ」状
態で終了して電源スイッチが「オフ」されていれば問題
はない。
【0007】然し、例えばフアンクション用の操作キー
が早送り状態で電源スイッチが「オフ」されているとす
ればフアンクション用の操作キーを直ちに録音状態等に
することは出来ないので、電源スイッチを「オン」状態
にし、すべての操作キーを「オフ」状態にする操作が必
要となる。
【0008】本発明は叙上の如き煩雑さを回避すること
の出来る音響機器を提供することを目的とするもので、
電源スイッチ「オフ」時でもラストモード状態が確認出
来る様にしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の音響機器
は押圧操作後に原位置に戻る復帰形の複数の操作キーの
操作に基づいてオーディオ信号を処理するオーディオ信
号処理部を備える音響機器において、オーディオ信号処
理部の動作状態を表示する表示手段と、音響機器の電源
オンまたはオフを操作する電源スイッチ手段と、すくな
くともオーディオ信号処理部に電源を供給する電源手段
と、オーディオ信号処理部の電源供給遮断直前のオーデ
ィオ信号処理部の動作状態を記憶する記憶手段と、電源
スイッチ手段が電源オフに操作された場合には、表示手
段に電源スイッチ手段が電源オフに操作される直前のオ
ーディオ信号処理部の動作状態を表示させるとともに記
憶手段に電源スイッチ手段が電源オフに操作される直前
のオーディオ信号処理部の動作状態を記憶させ、その後
オーディオ信号処理部への電源供給を遮断するように電
源手段を制御する制御手段とを備えてなるものである。
請求項2記載の音響機器は請求項1において表示手段の
照明をする照明手段を更に備えたものである。請求項3
記載の音響機器は請求項2において、電源スイッチ手段
が電源オフに操作された場合に、電源手段からの電源供
給が遮断されるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明の音響機器によると、電源スイッチの遮
断状態でもラストモードメモリが有する記憶状態を電源
スイッチを「オン」状態にすることで表示手段の画面上
に表示させることが出来るので、電源スイッチが「オ
ン」或は「オフ」状態に係らず、いつでもラストモード
フアンクションの確認が出来るものが得られ、然も最小
限の電力で表示が可能なものが得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の音響機器をラジオカセットに
適用した場合について図1乃至図3により詳記する。
【0012】図1は本発明の音響機器の一実施例を示す
系統図である。
【0013】図1に於いて、1はマイクロコンピュータ
(以下CPUと記す)であり、図示しないがAM,FM
受信回路を制御すると共に、LCDである表示装置7を
制御するLCDコントローラ6を制御する。更にLCD
7のバックライト8を照明或は非照明状態に制御するス
イッチ9をコントロールしている。
【0014】CPU1には電源スイッチ(パワースイッ
チ)4の「オン」「オフ」信号や、フアンクションスイ
ッチ群5の「オン」「オフ」信号が供給される。
【0015】フアンクションスイッチ群5はAM,FM
選局キー、カセット操作キー、スリープキー5a、タイ
マキー5b、留守番録音キー5c等を含んでいて、夫々
のキーを押圧することで、キーが「オン」され、所定の
フアンクションモードとなされ、再び夫々のキーを押圧
すると「オフ」状態となされる。
【0016】CPU1を含むラジオカセット11は電源
ブロック3から電源供給がなされ、CPU1はフアンク
ションスイッチ群5の各キーのモード状態を記憶、格納
し得る。フアンクションメモリ2はバスを介してCPU
1と相互結線されている。
【0017】スイッチ9の可動接片aはCPU1に接続
され、二つの固定接点b,c間には抵抗器10が接続さ
れ、抵抗器10の一端と固定接点cとの接続点はバック
ライト8のフィラメントの一端に接続され、フィラメン
トの他端は接地されている。
【0018】図2はラジオカセット11の正面図を示す
もので、カセット13は筐体15の側面等から挿入され
て録音、再生等がなされる。12はアンテナ、14はボ
リウム用ノブ、7はパネル正面に配設されたLCDの表
示装置、4は電源スイッチのキー、5aはスリープ用の
キー、5bはタイマー用のキー、5cは留守番録音キー
等でフアンクションスイッチ群5を構成している。
【0019】上述の筐体15には図1に示す各ブロック
が内蔵されている。表示装置7には各フアンクションキ
ーの操作に応じて例えばAM選局キーを選択すれば選局
周波数等がデジタル表示される。
【0020】上述の如きラジオカセットに於ける本例の
動作を図3の流れ図によって説明する。
【0021】図3で第1ステップST1 ではパワースイ
ッチ4の現在の状態がCPU1で判断される。即ち、パ
ワースイッチ4が「オン」状態か「オフ」状態かがみら
れる。パワースイッチ4が「オン」状態であれば第2ス
テップST2 に進む。
【0022】第2ステップST2 ではパワースイッチ4
が押圧されたか否かの判断が行なわれる。
【0023】第2ステップST2 でパワースイッチ4の
押圧されないNOの状態では現在のパワースイッチ4は
「オン」状態であるので第4ステップST4 に進んで他
の処理が成される。
【0024】第2ステップST2 でパワースイッチ4が
押圧された状態ではラジオカセット11は「オフ」状態
と成されるので第5ステップST5 に進む。
【0025】第5ステップST5 ではパワースイッチ4
が「オフ」状態であるので、CPU1はフアンクション
メモリ2に所定のフアンクションを記憶し、更に第6ス
テップST6 に進む。
【0026】第6ステップST6 では電源ブロック3を
「オフ」にし、LCD7のライト8を第7ステップST
7 で「オフ」にしてエンドに至る。この為にCPU1は
スイッチ9の可動接片aを固定接点b,cから離間す
る。
【0027】第1ステップST1 が「NO」状態、即
ち、ラジオカセット11の現在の状態が「オフ」でパワ
ースイッチ4が第3ステップST3で「オフ」状態であ
れば、第8ステップST8 に進められる。
【0028】第8ステップST8 ではラストモードフア
ンクション状態の例えば、AM受信状態がフアンクショ
ンメモリ2に格納されているとすれば、この記憶内容が
読み出される。
【0029】次に第9ステップST9 でフアンクション
メモリ2に格納したラストフアクションをCPU1を介
してLCDコントローラ6に伝送してフアンクションを
表示してエンドに至る。
【0030】第3ステップST3 でパワースイッチ4が
「オン」された時には第10ステップST10に進み、C
PU1はフアンクションメモリ2からラストモードのフ
アンクションを読み出し、第11ステップST11に進ん
で電源ブロック3の電源を「オン」状態にし、第12ス
テップST12に進む。
【0031】第12ステップST12ではバックライト8
を「オン」にするためにスイッチ9の可動接点aを固定
接点c側に倒すことでバックライト8は点灯し、LCD
7のバックライトは照明される。
【0032】次に第13ステップST13に進んでCPU
1はLCDコントローラ6を介してLCD7に必要な情
報の表示、例えばラストモードフアンクション状態を表
示してエンドに至る。
【0033】上述の各ステップから解る様に、パワース
イッチが「オフ」の時でも必要最少のLCD7の表示に
よってラストモード状態が表示され、パワースイッチ4
を「オン」にした時にはラストモードフアンクションを
LCD7に表示することが出来るものが得られる。
【0034】勿論、第9ステップST9 でLCD7の表
示を行なわない様にしてもよいことは明らかである。こ
の場合はパワースイッチ4が押圧された時のみLCD7
にラストモードフアンクションが表示されることにな
る。
【0035】
【発明の効果】叙上の様に本発明の音響機器はパワース
イッチが「オン」又は「オフ」にかかわらず機械式の押
圧操作キーと同様に、ラストモードフアンクション状態
の確認が出来るだけでなく、LCDのバックライトも必
要な時だけ点灯させるものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響機器の実施例を示す系統図であ
る。
【図2】本発明の音響機器の一実施例を示す外観図であ
る。
【図3】本発明の音響機器の一実施例を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 フアンクションメモリ 3 電源ブロック 4 パワースイッチ 5 フアンクションスイッチ 5a スリープキー 5b タイマーキー 5c 留守番録音キー 6 LCDコントローラ 7 LCD(表示装置) 8 バックライト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 G06F 3/02 G09G 3/18 H04B 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作後に原位置に戻る復帰形の複数
    の操作キーの操作に基づいてオーディオ信号を処理する
    オーディオ信号処理部を備える音響機器において、 上記オーディオ信号処理部の動作状態を表示する表示手
    段と、 上記音響機器の電源オンまたはオフを操作する電源スイ
    ッチ手段と、 すくなくとも上記オーディオ信号処理部に電源を供給す
    る電源手段と、 上記オーディオ信号処理部の電源供給遮断直前の上記オ
    ーディオ信号処理部の動作状態を記憶する記憶手段と、 上記電源スイッチ手段が電源オフに操作された場合に
    は、上記表示手段に上記電源スイッチ手段が電源オフに
    操作される直前の上記オーディオ信号処理部の動作状態
    を表示させるとともに上記記憶手段に上記電源スイッチ
    手段が電源オフに操作される直前の上記オーディオ信号
    処理部の動作状態を記憶させ、その後上記オーディオ信
    号処理部への電源供給を遮断するように上記電源手段を
    制御する制御手段とを備える音響機器。
  2. 【請求項2】 上記音響機器は、上記表示手段の照明を
    する照明手段を更に備える請求項1記載の音響機器。
  3. 【請求項3】 上記照明手段は、上記電源スイッチ手段
    が電源オフに操作された場合に、上記電源手段からの電
    源供給が遮断される請求項2記載の音響機器。
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