JP3122271U - 折り畳みベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】滑らかに折り畳み・展開動作できることから、操作性に優れるとともに、騒音、振動発生が抑制される折り畳みベッドを提供する。
【解決手段】第1、第2の載置枠の各向き合う他端部を水平となる展開状態と逆V字状の折り畳み状態との間で展開・折り畳み可能かつ前記第1、第2の載置枠の巾を合わせて枢支するとともに、この枢支部から垂下でき前記展開状態で第1、第2の載置枠を支持する中間脚体、前記支持体と中間脚体との間を継ぎ前記第1の載置枠とともに平行クランク機構をなす第1のリンク、該中間脚体と前記脚体との間を継ぎ前記第2の載置枠とともに平行クランク機構をなす第2のリンク、及び第1、第2の載置枠を折畳み方向に付勢するバネ手段を具え、しかも前記支持体は、マットを載置した折畳み状態の第1、2の載置枠を収納でき、かつ前記他端部側に開口部を有する収納部を具える箱状をなすことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、展開・折り畳み動作がスムースに行なえることから、操作に大きな力を必要とせず、しかも静かに取扱いできる折り畳みベッドに関する。
必要な際に取り出して使用される簡易ベッドなどとしては、第1のベッド半体と、第2のベッド半体とを枢着して構成し、第1、第2のベッド半体を水平に展開してベッドとして使用し、不使用時には逆V字状に折り畳んでコンパクトに収納できる折り畳みベッドが多く用いられている。
更に本出願人は、図9に示すように、折り畳んだベッドを、納戸などの収納場所に出し入して保管する手間を省くため、第1のベッド半体aの一端部を、箱状の収納庫bに枢着して、不使用時は、第1、第2のベッド半体a、eを折り畳むことによって収納庫b内部に自動的に収容され、更にカーテンdによって全面を隠すことのできる折り畳みベッドを提案している(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録3003385号公報
しかしながら、前記の折り畳みベッドにおいて、第1のベッド半体aは、収納庫bに枢着されることから、この枢着点を中心として確実に傾動動作するが、相方の第2のベッド半体eは、第1のベッド半体aの他端部に枢着されるものの、キャスターfで支持された一端部側は自由に動作する。そのため展開・折り畳み動作の際、第1、第2のベッド半体a、e間で挙動に差異が生じることから、スムースな動作が得られず、強い力で操作する必要があり、更には軋み、振動などを生じて、静かな夜間には下階に騒音が伝わるなどの改善の余地があった。
本考案は、支持体と中間脚体との間を継ぎ第1の載置枠とともに平行クランク機構をなす第1のリンク、及び中間脚体と脚体との間を継ぎ第2の載置枠とともに平行クランク機構をなす第2のリンクを設けることを基本とし、滑らかに折り畳み・展開動作できることから、操作性に優れるとともに、騒音、振動発生が抑制される折り畳みベッドの提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る考案では、マット半体を載置しうる第1の載置枠と、この第1の載置枠の一端部を支持する支持体とを有する第1のベッド枠体、他のマット半体を載置しうる第2の載置枠と、この第2の載置枠の一端部を支持する脚体とを有する第2のベッド枠体を有し、前記第1、第2の載置枠の各向き合う他端部を水平となる展開状態と逆V字状の折り畳み状態との間で展開・折り畳み可能かつ前記第1、第2の載置枠の巾を合わせて枢支するとともに、この枢支部から垂下でき前記展開状態で第1、第2の載置枠を支持する中間脚体、前記支持体と中間脚体との間を継ぎ前記第1の載置枠とともに平行クランク機構をなす第1のリンク、該中間脚体と前記脚体との間を継ぎ前記第2の載置枠とともに平行クランク機構をなす第2のリンク、及び第1、第2の載置枠を折畳み方向に付勢するバネ手段を具え、しかも前記支持体は、マットを載置した折畳み状態の第1、2の載置枠を収納でき、かつ前記他端部側に開口部を有する収納部を具える箱状をなすことを特徴とする。
請求項2に係る考案では、前記枢支部は、第1の載置枠の前記他端部と、前記第2の載置枠の他端部とが折り畳み可能に、各他端部に間隔を隔てて枢着する枢着点を具えた連結金具を有し、かつ前記中間脚体は、該連結金具から垂下する両側の中間柱を有し、また請求項3に係る考案において、前記第1のリンクは、一端部が、前記第1の載置枠と支持体との支持点下方で該支持体に枢着され、かつ第2のリンクは、一端部が前記第2の載置枠と前記脚体との支持点下方で枢着されるとともに、第1、第2のリンクの他端部は、前記中間脚体の下面よりも上方かつ前記中間柱を継ぐ中間継ぎ材に、かつ前記枢着点と同じ間隔でしかも前記巾の中間を通って枢着されたことを特徴とする。
請求項4に係る考案では、前記脚体は、第2の載置枠の前記巾方向に分かれて配置された一対のサイド車輪と、前記巾の中間、かつサイド車輪に対し前記他端部側に位置ずれしたセンター車輪とを有し、第2の載置枠は、その他端部が平面視三角形状に配されたセンター車輪及びサイド車輪によって安定して支持され、また請求項5に係る考案において、前記支持体は、縦にのびる枠体と、この枠体の上部に配される上覆い部と、この上覆い部の周縁から垂下するとともに開閉可能な遮蔽幕とを有し、前記第1、第2の載置枠は、逆V字状に折り畳まれて収納部に収容されるとともに、遮蔽幕によって覆われることを特徴とする。
請求項1に係る考案においては、支持体と中間脚体との間を第1のリンクで継ぐことにより第1の載置枠とともに平行クランク機構を形成し、中間脚体と脚体との間を第2のリンクで継ぐにより第2の載置枠とともに平行クランク機構を形成していることから、第1、第2の載置枠を展開・折り畳み動作させる場合に、変形を生じることなくスムースに動作できるため、非力な女性、或いは高齢者が操作する場合でも、楽にかつ安全に取扱いできる。またバネ手段を設けることにより、第1、第2の載置枠を折畳み方向に付勢しているが、第1の載置枠側および第2の載置枠側の双方において、平行クランク機構が構成されているため、可動部分に捻れなど変形が生じにくいことから、バネ力がロスなく有効に作用して、滑らかな折り畳み動作が確保される。逆に、展開時においては、バネ力と重力とのバランスの上に操作者の力が加わることにより、前記クランク機構が有効に作用して、滑らかな展開動作が得られるため、安全でかつ静かな取扱いができる。
請求項2に係る考案のように、第1の載置枠の他端部と、第2の載置枠の他端部とを間隔を隔てて枢着する枢着点を具えた連結金具によって、第1、第2の載置枠を折り畳み可能に連結すると、折り畳まれた第1、第2の載置枠の間に形成される空所に中間脚体、バネ手段などが収容できることから、構成部材相互が干渉することなく、第1、第2の載置枠をスムースに折り畳むことができる。
請求項3に係る考案のように、第1のリンクの一端部を、第1の載置枠と支持体との支持点下方において、この支持体に枢着するとともに、第2のリンクの一端部を、第2の載置枠と脚体との支持点下方で枢着すると、第1、第2のリンクの双方の一端部が確実に枢着されて、第1、第2の載置枠とともに滑らかに動作できる平行クランク機構を構成することができる。
請求項4に係る考案のように、第2の載置枠の一端部を支持する脚体に、平面視三角形状に配された一対のサイド車輪と、センター車輪を設けると、第2の載置枠の一端部側が床面上を走行可能に支持されるとともに、第1、第2の載置枠の展開・折り畳み動作において、平行クランク機構の作用と相俟って、第2の載置枠一端側が、鼎状に配置された三つの車輪によって、安定状態で支持されることから、折り畳みベッドの取扱いが容易となり、夜間などの静寂な環境においても、騒音、振動を生じることなく、滑らかに動作させることができる。
請求項5に係る考案のように、縦にのびる枠体と、この枠体の上部に配される上覆い部と、この上覆い部の周縁から垂下する遮蔽幕とにより支持体を構成すると、堅牢な支持体が形成されることから、第1の載置枠の一端部を安定して支持できる。さらにこの支持部の内部に形成された収納部に、逆V字状に折り畳まれた第1、第2の載置枠を収容できる。さらに収容された第1、第2の載置枠を遮蔽幕を用いて覆うことにより、未使用時の外観を高めることができるとともに、マット半体に対する埃などの付着を抑制できる。
以下、本考案の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、折り畳みベッド1は、第1のベッド枠体5と、第2のベッド枠体8と、この第1、第2のベッド枠体5、8を展開・折り畳み可能に枢支する枢支部9と、この枢支部9から垂下する中間脚体10と、第1、第2のベッド枠体5、8とともに各々平行クランク機構を構成する第1、第2のリンク12、13と、バネ手段14とを具える。
前記第1のベッド枠体5は、第1の載置枠3と、この第1の載置枠3の一端部を支持する支持体4とを含み構成される。前記第1の載置枠3は、図2に示すように、角パイプなどを用いた枠材を平面視略コ字状ないし矩形状(本例ではコ字状)に折り曲げた主枠3Aと、巾方向にのびる補強材3Bとを一体に固着して形成される。そしてこの第1の載置枠3は、ベッド長さの略半分の長さ(例えば900〜1000mm)に形成される。なお図6に示すように、前記主枠3Aの一端部から垂下する受片38が設けられる。
図1に示すように、第1の載置枠3の上には、寝具などを受けるマット半体2が載置される、このマット半体2は、ボルト(図示せず)を用いて第1の載置枠3に固着される。このマット半体2は、矩形フレーム2Aと、この矩形フレーム2Aの内側に縦横に架け渡される中軸2Bと、矩形フレーム2Aの内側全面に張設されるネット体2Dと、このネット体2D上に載置されるウレタンフォーム、ポリエチレンフォームなどのスポンジ2Eと、これら全体を覆う袋状のカバー2Fとからり、平面視第1の載置枠3と略同大の矩形状をなしている。なお本形態では、マット半体2の上に、一般家庭用の敷布団を載せて使用することから、マット半体2の厚さは例えば、50mm程度に薄くコンパクトに形成されている。従って、敷布団を外した場合には、取扱性に優れる点で好ましい。
前記支持体4は、図1、8に示すように、前記第1の載置枠3の一端部側に配置され、第1の載置枠3側に向かって開いた開口部15を有する箱状に形成されるととも、内部に前記開口部15から出し入れできる収納部16が形成される。
この支持体4は、本形態では、縦長の枠体23と、この枠体23の上部に配される上覆い部24と、この上覆い部24の周縁から垂下する遮蔽幕25とを含み構成されるものを例示している。さらに前記枠体23は、巾方向の両側部に一対配置される竪枠31、31と、この竪枠31、31の下端部間に架け渡される下枠32と、竪枠31、31の中位に架け渡される横梯子状の補強枠33と、竪枠31の下端部から前方へ向いてのびる底枠34と、この底枠34から立ち上がり前記竪枠31の前方で平行に並ぶ前竪枠35とからる。なお本明細書で、第1、第2の載置枠3、6の巾を単に巾といい、またこの巾方向に直行する方向で、支持体4が配置される側を後とする。
前記上覆い部24は、巾方向に長い長矩形状をなし、前記竪枠31、及び前竪枠35の上端部に固着された枠体(図示せず)に、シート材を張設して形成される。
図8に示すように前記遮蔽幕25は、上覆い部24の周縁から垂下するとともに、床面に届く長さを有する。また遮蔽幕25は、枠体23の後面乃至巾方向両側面に連続して張設される固定幕25Fと、枠体23の前面にカーテン状に開閉可能に配される開閉幕25Mとを含み構成されたものが例示される。この開閉幕25Mは、上覆い部24の前縁に取り付けられた支持レール(図示せず)に移動可能に支持されている。このように支持体4には、上覆い部24及び固定幕25Fによって囲まれた箱状の収納部16が形成され、かつこの収納部16は、開閉幕25Mを開けた際、前に向けて開く開口部15を有している。なお前記上覆い部24、遮蔽幕25は、綿(コットン)、毛(ウール)、絹、麻などの天然繊維、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン、ポリクラールなどの化学繊維を用いた布地、或いはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などのプラスチックシート材などが用いられる。
図6に示すように、前記支持体4の前竪枠35の下部には、巾方向内側を向くとともに、頬杖状の三角支持板36によって下から支えられた支持軸37が設けられる。前記支持軸37によって、前記第1の載置枠3の受片38が回転中心P1において軸着され、これにより第1の載置枠3は、一端部側を芯として傾動可能に支持される。このように本形態において、第1の載置枠3の一端部は、縦にのびる枠体23と、この枠体23に支持される上覆い部24とを含み構成される堅牢な支持体4によって軸支されるため、例え激しく動作しても第1の載置枠3が安定した状態で支持される点で好ましい。
前記第2のベッド枠体8は、第2の載置枠6と、この第2の載置枠6の一端部を支持する脚体7とを含み構成される。第2の載置枠6は、前記第1の載置枠3と略同様に構成され、主枠6Aと、巾方向にのびる一対の補強材6B、6Bと、一端部寄りの補強材6B及び主枠6Aの間に架け渡される継ぎ材6Cとからなる。そしてこの第2の載置枠6にも、前記と同様のマット半体2が載置固着される。
前記脚体7は、本形態では図1、5に示すように、第2の載置枠6の継ぎ材6Cに上端部が回転中心P2において軸着され、巾方向に一対が配され、下部の折り曲げ部が前へ向くL字脚7A、7Aと、このL字脚7A、7A間に架け渡されて巾方向にのびる継ぎ軸7Bと、この継ぎ軸7Bの中央部から後へ向けて水平にのびる枝軸7Cとを含み構成されたものが例示される。そして、前記各々のL字脚7A、7Aの先端部に、サイド車輪21が取り付けられ、枝軸7Cの先端部にセンター車輪22が取り付けられる。しかして、サイド車輪21、21と、その中央部で前に位置ずれして配されたセンター車輪22とは、平面視三角形状に配置されるため第2の載置枠6の一端部側を安定した状態で、しかも床面上を軽快に走行可能に支持できる点で好ましい。
前記第1、第2の載置枠3、6は、各々が巾を合わせて、連続する位置に配置されるとともに、枢支部9を介し、向き合う他端部同士を水平に揃う展開状態と、逆V字状の折り畳み状態との間で展開・折り畳み可能に枢着している。図4に示すように本形態の枢支部9は、第1、第2の載置枠3、6の各々の主枠3A、6Aの向き合う一端部を、両側から挟む一対の側板18A、18Aと、これらの下端部をつなぐ底板18Bとからなる連結金具18を用いて構成される。そして各々の主枠3A、3Aの向き合う一端部及び側板18A、18Aに対し、例えば100〜300mm程度の間隔Dで前後に離れて並ぶボルトなどの支軸39、39が各々挿通され、これにより第1、第2の載置枠3、6を各々枢着する枢着点17、17を形成している。図中40は、可動部を覆って安全を向上するため、連結金具18の上に冠着するカバーである。
前記巾方向に並ぶ一対の連結金具18から中間柱19が垂下し、さらに双方の中間柱19、19の下端部間を巾方向にのびる水平軸41で連結することによりU字状の中間脚体10が設けられる。図3に示すように、この中間脚体10は第1、第2の載置枠3、6が展開状態の際に、第1、第2の載置枠の他端部の荷重を支持でき、これにより第1、第2の載置枠3、6の水平な姿勢を安定して維持できる。さらに前記中間柱19、19の間には、前記水平軸41の上に平行に並び、中間脚体10の下面よりも上方に配置された中間継ぎ材20が架け渡される。
前記第1のリンク12は、第1の載置枠3の下方で、かつ巾の略中間を通って配される。そして図6に示すように、第1のリンク12の一端部側は、前記支持体4の下枠32の中央部から他端部に向きのびる中底枠42に立設された上に開く横コ字状の軸受け片43に、回転中心P3において軸着される。なお図3に示すように、回転中心P3は、側面視第1の載置枠3と支持体4との支持点である回転中心P1よりも下方に位置する。また図4に示すように第1のリンク12の他端部側は、前記中間継ぎ材20の中央部に一体に設けられた、前後に向く支持板45に回転中心P4において軸着される。しかも前記回転中心P3、P4の間隔(第1のリンク12の長さ)と、回転中心P1乃至枢着点17の間隔とが同寸法に形成されるととともに、枢着点17乃至回転中心P4の間隔と、回転中心P1、P3の間隔とが同寸法に形成される。従って、支持体4、中間脚体10、第1の載置枠3、及び第1のリンク12によって平行クランク機構11が形成される。
同様に、前記第2のリンク13は、第2の載置枠6の下方で、かつ巾の略中間を通って配される。そして図5に示すように、第2のリンク13の一端部側は、前記継ぎ軸7Bの略中央部に立設される上に開く横コ字状の軸受け片43に、回転中心P5において軸着される。なお図3に示すように、回転中心P5は、側面視第2の載置枠6と脚体7との支持点である回転中心P2よりも下方に位置する。また図4に示すように、第2のリンク13の他端部側は、前記支持板45に回転中心P6において軸着される。前記第1の載置枠3側と同様、前記回転中心P5、P6の間隔(第2のリンク13の長さ)と、回転中心P2乃至枢着点17との間隔が同寸法に形成されるとともに、枢着点17乃至回転中心P6の間隔と、回転中心P2、P5の間隔とが同寸法に形成されることから、脚体7、中間脚体10、第2の載置枠6、及び第2のリンク13によって平行クランク機構11が形成される。なお前記一対の平行クランク機構11、11において、各々の回転中心P4、P6は、前記支持板45上で前後に離れて形成され、その間隔は前記第1、第2の載置枠3、6を枢着した枢着点17、17と同間隔で構成されている。
前記バネ手段14は、本形態では、第1の載置枠3の下部に配される第1のつる巻きバネS1と、第2の載置枠6の下部に配される第2の巻きバネS2とを含み構成されたものが例示される。図6、5に示すように、第1、第2のつる巻きバネS1、S2は、各々の一端部が第1の載置枠3の主枠3A、第2の載置枠6の補強材3B、6Bに各々設けられたフックFに取り付けられる。一方図4に示すように、第1、第2のつる巻きバネS1、S2の他端部から連続してのびる紐状体44が補強材3B、6Bの下部に設けた滑車46に係合して向きを斜め下方向にかえると共に前記中間継ぎ材20に設けた固定部47に固着され、これにより第1、第2のつる巻きバネS1、S2の他端部が固定される。
しかして、第1、第2のつる巻きバネS1、S2の引張力により、中間継ぎ材20と滑車46を設けた双方の補強材3B、6Bとが引き合う作用を生じることから、第1、第2の載置枠3、6を、折り畳み方向に付勢する力が作用する。そのため、第1、第2の載置枠3、6を逆V字状に折り畳む際、比較的小さな力でスムースに動作できる結果、高齢者、年少者、或いは女性でも簡単かつ安全に折り畳み操作ができる。また折り畳んだ状態から展開する際には、重力を伴った加速度的な動きが、前記バネ手段14の作用により緩和されるため、減速された展開動作が得られることから、安全性を高めるとともに、振動、騒音を減じることができる。
しかも、支持体4と中間脚体10との間を継いだ第1のリンク12及び第1の載置枠3を含み、回転中心P1、P3、P4及び枢着点17をリンク支点とする平行クランク機構11と、中間脚体10と脚体7との間を継いだ第2のリンク13及び第2の載置枠6とを含み、回転中心P2、P5、P6及び枢着点17をリンク支点とする平行クランク機構11が形成されることから、第1、第2の載置枠3、6が展開・折り畳み動作する際、捻れなど変形を生じることなくスムースに動作できる。従って、前記バネ手段14の作用と相俟って、非力な高齢者、年少者、或いは女性であっても、楽にかつ安全に操作できる。
また前記の如く第1、第2の載置枠3、6双方の側において、平行クランク機構11の作用によって、可動部分に捻れが生じにくいため、バネ手段14のバネ力が有効に働きスムースな折り畳み動作が得られる。また展開動作時は、重力とバネ力とが相殺される上に使用者が力を加えて操作することになるが、平行クランク機構11の作用によりバネ力がロスなく発揮されて重力とバランスできることから、滑らかで静かな展開動作が得られ、安全性も向上する。
本形態では、第1の載置枠3と支持体4との支持点である回転中心P1の下方の回転中心P3において、第1のリンク12一端部を支持体4に枢着し、第2の載置枠6と脚体7との支持点である回転中心P2の下方の回転中心P5において、第2のリンク13の一端部を前記継ぎ軸7Bに枢着することから、第1、第2のリンク12、13の一端部は、確実に枢着されるため、第1、第2の載置枠3、6ととも形成される平行クランク機構11は滑らかに動作できる。
また前記のように本形態では、第1、第2の載置枠3、6の他端部を、連結金具18の間隔を隔てて形成された枢着点17、17に各々枢着することによって折り畳み可能に連結すると、折り畳まれた第1、第2の載置枠3、6の間に空所が形成される。その結果、この中にバネ手段14、中間脚体10などを収容することができることから、構成部材相互の干渉を防止して、第1、第2の載置枠をスムースに折り畳むことができる。
第1の載置枠3の一端部は、前記の如く支持体4の支持軸37に軸着することによって、不動の回転中心P1を中心として回動可能に支持されることから、図7に示すように第1、第2の載置枠3、6が折り畳み動作する際は、第2の一端部の設けた脚体7が支持体4の方向へ向けて床面Fを高速で移動することにより、第1、第2の載置枠3、6は、支持体4に近接しつつ逆V字状に折り畳みされる。また逆に第1、第2の載置枠3、6を展開する際は、前記脚体7が支持体4から離れる方向へ床面Fを高速で移動する。しかしながら本形態の脚体7の脚体7は、平面視三角形状に配された一対のサイド車輪21、21と、センター車輪22を有するため、脚体7が床面F上を激しく移動したとしても、鼎状に配置された三つの車輪によって滑らかに走行できることから、脚体7は安定して支持される。その結果、前記平行クランク機構11の作用と相俟って、折り畳みベッドの取扱いが容易となるとともに、夜間などの静寂な環境においても、騒音、振動を生じることなく、滑らかに展開・折り畳み動作させることができる。
さらに本形態では、第1の載置枠3、第1のリンク12の一端側は、支持体4の不動点(回転中心P1、P3)で枢支されることから、未使用時には図8に示すように、第1、第2の載置枠3、6は、支持体4側へ移動するとともに逆V字状に折り畳まれ、かつ前記収納部16の内部へ収容されるとともに、前記遮蔽幕25によって覆われる。その結果第1、第2の載置枠3、6は未使用時には隠されることから、見栄えを向上できるとともに、マット半体2に埃などの付着を防止しうる。
尚、叙上の説明は本考案の実施の形態を例示したものである。従って本考案の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本考案の一実施の形態を例示する分解斜視図である。 その平面図である。 その正面図である。 その要部拡大斜視図である。 その異なる箇所の要部拡大斜視図である。 その更に異なる箇所の要部拡大斜視図である。 展開・折り畳み動作途中の正面図である。 支持体内に収納された状態を例示する斜視図である。 従来例の斜視図である。
符号の説明
1 折り畳みベッド
2 マット半体
3 第1の載置枠
4 支持体
5 第1のベッド枠体
6 第2の載置枠
7 脚体
8 第2のベッド枠体
9 枢支部
10 中間脚体
11 平行クランク機構
12 第1のリンク
13 第2のリンク
14 バネ手段
15 開口部
16 収納部
17 枢着点
18 連結金具
19 中間柱
20 中間継ぎ材
21 サイド車輪
22 センター車輪
23 枠体
24 上覆い部
25 遮蔽幕

Claims (5)

  1. マット半体を載置しうる第1の載置枠と、この第1の載置枠の一端部を支持する支持体とを有する第1のベッド枠体、
    他のマット半体を載置しうる第2の載置枠と、この第2の載置枠の一端部を支持する脚体とを有する第2のベッド枠体を有し、
    前記第1、第2の載置枠の各向き合う他端部を水平となる展開状態と逆V字状の折り畳み状態との間で展開・折り畳み可能かつ前記第1、第2の載置枠の巾を合わせて枢支するとともに、
    この枢支部から垂下でき前記展開状態で第1、第2の載置枠を支持する中間脚体、
    前記支持体と中間脚体との間を継ぎ前記第1の載置枠とともに平行クランク機構をなす第1のリンク、
    該中間脚体と前記脚体との間を継ぎ前記第2の載置枠とともに平行クランク機構をなす第2のリンク、
    及び第1、第2の載置枠を折畳み方向に付勢するバネ手段を具え、
    しかも前記支持体は、マットを載置した折畳み状態の第1、2の載置枠を収納でき、かつ前記他端部側に開口部を有する収納部を具える箱状をなすことを特徴とする折畳みベッド。
  2. 前記枢支部は、第1の載置枠の前記他端部と、前記第2の載置枠の他端部とが折り畳み可能に、各他端部に間隔を隔てて枢着する枢着点を具えた連結金具を有し、
    かつ前記中間脚体は、該連結金具から垂下する両側の中間柱を有することを特徴とする請求項1記載の折り畳みベッド。
  3. 前記第1のリンクは、一端部が、前記第1の載置枠と支持体との支持点下方で該支持体に枢着され、かつ第2のリンクは、一端部が前記第2の載置枠と前記脚体との支持点下方で枢着されるとともに、第1、第2のリンクの他端部は、前記中間脚体の下面よりも上方かつ前記中間柱を継ぐ中間継ぎ材に、かつ前記枢着点と同じ間隔でしかも前記巾の中間を通って枢着されたことを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳みベッド。
  4. 前記脚体は、第2の載置枠の前記巾方向に分かれて配置された一対のサイド車輪と、前記巾の中間、かつサイド車輪に対し前記他端部側に位置ずれしたセンター車輪とを有し、
    第2の載置枠は、その他端部が平面視三角形状に配されたセンター車輪及びサイド車輪によって安定して支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳みベッド。
  5. 前記支持体は、縦にのびる枠体と、この枠体の上部に配される上覆い部と、この上覆い部の周縁から垂下するとともに開閉可能な遮蔽幕とを有し、
    前記第1、第2の載置枠は、逆V字状に折り畳まれて収納部に収容されるとともに、遮蔽幕によって覆われることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折り畳みベッド。
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