JP3122067B2 - ウイングの中折構造 - Google Patents

ウイングの中折構造

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JP3122067B2
JP3122067B2 JP09283780A JP28378097A JP3122067B2 JP 3122067 B2 JP3122067 B2 JP 3122067B2 JP 09283780 A JP09283780 A JP 09283780A JP 28378097 A JP28378097 A JP 28378097A JP 3122067 B2 JP3122067 B2 JP 3122067B2
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義和 安藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウイングの中折構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウイングを備えた側面開放車が利
用されている。図8に示す側面開放車50は、荷台部5
1を被うための中折れ式のウイング52を備えており、
ウイング52の側壁部を形成するパネル体53が、ウイ
ング52を上げたときに下向きに屈曲し、ウイング52
の回転半径を小さくする仕組みになっている。そして、
図5及び図6に示すように、パネル体53を構成する基
端側パネル部53aと先端側パネル部53bは、荷台内
側から当てがったヒンジ54にて連結されている。図中
の55は、雨水等が連結部を通って荷台内部へ侵入しな
いようにするための水切部であり、55a,55bは水
切部55に取付けたシール部材である。また、56はウ
イング52の基端部を回動可能に支持するヒンジ部であ
り、57はあおりである。なお、ヒンジ54は図7に示
す一般的な形状とされ、2枚のリーフ54aが平板状に
広がり、管部54bが両リーフの片面側に突出してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の中折れ式のウイ
ング52では、水切部55が荷台外側に出っ張り、ヒン
ジ54の管部54bが荷台内側に出っ張っているため、
その分、荷台有効幅が狭くなるという問題があった。ま
た、走行中の揺れにより荷物(例えば、ダンボール箱)
が管部54bに当たって傷み易くなり、さらに、荷台外
側に膨らんだ水切部55は、ごてごてした感じになって
見栄えを悪くしていた。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、ウイングを閉じ状態にしたときに、水切部やヒ
ンジの管部をウイングのパネル部の厚み内に納まるよう
にして荷台有効幅を広げることのできる中折構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
なウイングの中折構造を創作した。すなわち、本発明
は、トラックの荷台部に備えられたウイングが基端側パ
ネル部と先端側パネル部との連結構成とされ、ウイング
を上げて荷台部を開放状態にするときに、基端側パネル
部に対して先端側パネル部が下向きに折れるようにした
ウイングの中折構造であって、前記基端側パネル部と先
端側パネル部は連結部に相欠き継ぎ形状の段付部が形成
され、該基端側パネル部の段付部の基端部位置には両段
付部が対向した状態で荷台内部に臨む凹所が設けられて
おり、片方のリーフが該基端側パネル部の段付部に取付
けられたヒンジの管部が該凹所にほぼ収納され、かつ、
該ヒンジの他方のリーフが該先端側パネル部の荷台内部
に臨む面に取付けられいることを特徴とする。
【0006】上記のウイングでは、ヒンジの管部が基端
側パネル部の凹所内にほぼ収納された状態になっていて
荷台内側に突出していないから、荷台有効幅が広がると
ともに、トラック走行時の揺れで荷物がヒンジの管部に
ぶつかって傷むことが避けられる。また、基端側パネル
部と先端側パネル部とを連結する連結部には相欠き継ぎ
形状の段付部が形成されており、パネル体の内外両面を
ほぼ平らにすることができるとともに、単なる突き合わ
せ形状の連結部と比べると雨水等が侵入し難い。このた
め、合わせ面のシールにシール部材を併用する際、パネ
ル体の外観に影響を及ぼさない見栄え良い構造にするこ
とができ、従来と比べて簡素な構成で十分な水切り(シ
ール)性能を得ることができるようになる。なお、ヒン
ジのリーフの片方を基端側パネル部の段付部に取付け、
他方のリーフを先端側パネル部の荷台内部に臨む面(す
なわち、段付部の背面)に取付けることにより、相欠き
継ぎ形状の段付部の厚みを減ずることなく、かつヒンジ
の管部を突出させないようにして両パネル部を連結する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、中折れ式のウイングを備
える側面開放車(トラック)の荷台部のほぼ左側半分を
示す断面図、図2は当該ウイングの連結部を伸ばした状
態で示す拡大図、図3は連結部を屈曲させた状態で示す
拡大図、そして、図4はその連結部に使用するヒンジの
斜視図である。
【0008】図1に示すように、側面開放車1の荷台部
2の床部2aの側部に取付けられたヒンジ3によりあお
り4が回動自在に支持されている。あおり4は、平板状
のパネル部4aの先端に板状の先端部材4bを突き合わ
せて固定したものであり、この先端部材4bには、図示
するように、荷台部2の外側から板厚を削ぎ取るように
切り欠いた形状の段付部4cが形成されている。
【0009】このあおり4と共に荷台部2を被うための
ウイング5は、荷台部2の上部に設けられた梁部材2b
にヒンジ2cを介して回動自在に取付けられている。な
お、この場合の梁部材2bは荷台中心から片側にLでけ
ずらして配設されている。ウイング5はヒンジ2cに基
端部が支持されている屋根部6と、屋根部6の先端から
略直角に曲がったコーナ部7と、コーナ部7から下方に
延びて荷台部2の側面を形成するパネル体8とから構成
される。パネル体8は基端側パネル部8Aと先端側パネ
ル部8Bとが、後述する連結部9を介して曲げ伸ばし可
能に連結されたものである。
【0010】先端側パネル部8Bは平板状のパネル部材
12の先端(図では下端)に板状の先端部材13を突き
合わせて固定したものであり、この先端部材13には、
図示するように、荷台部2の内側から切り欠いた形状の
段付部13aが形成されている。そして、ウイング5を
下げたときに、あおり4の段付部4cとウイング5側の
段付部13aが対向することによりウイング5とあおり
4の閉じ部が相欠き継ぎ状に重なるようになっている。
したがって、ウイング5とあおり4とにより荷台部2を
閉状態にしたときに、互いに対向状態で近接する閉じ部
において荷台の内外へ突出する部分ができないため見栄
えが良く、しかも、隙間から雨水等が侵入し難い。な
お、ウイング5側の段付部13aには、あおり4の段付
部4cに当接させるためのシール部材13bが取付けら
れシール性が補強されている。
【0011】次に、前記した連結部9の構造について説
明する。パネル体8の基端側パネル部8Aは、図1及び
図2に示すように、平板状のパネル部材14の先端(図
では下端)に板状の先端部材15を突き合わせて固定し
たものであり、この先端部材15には、図示するよう
に、荷台部2の内側から切り欠いた形状の段付部15a
が形成されている。他方、先端側パネル部8Bは、平板
状のパネル部材12の基端(図では上端)に板状の基端
部材11を突き合わせて固定したものであり、この基端
部材11には、図示するように、荷台部2の外側から切
り欠いた段付形状の段付部11aが形成されている。
【0012】そして、基端側パネル部8Aと先端側パネ
ル部8Bは荷台内側から当てがわれるヒンジ10によっ
て、先端部材15の段付部15aと基端部材11の段付
部11aとが対向して相欠き継ぎ状に重なるようにして
連結されている。なお、両段付部11aと15aは基端
部から先端までの長さが異なっており、段付部15aの
基端部位置には荷台内部に臨む凹所9aが設けられてい
る。そして、ヒンジ10の片方のリーフ10aは先端部
材15の段付部15aの基端部寄りの位置にねじ止めさ
れ、他方のリーフ10bは基端部材11の荷台内部に臨
む面11bにねじ止めされていて、そのヒンジ10の管
部10cが凹所9a内にほぼ収容された状態とされてい
る。
【0013】なお、ヒンジ10は、従来例のヒンジ(図
7参照)の片方のリーフ54aを反転させた状態で組み
立てた構成のいわゆる逆蝶番である。すなわち、図4参
照、ヒンジ10が開き状態になっているときに平行な両
リーフ10a,10bの相手部材に当接させる取付面が
段違いになって所定間隔のギャップAを形成しており、
そのギャップA内に管部10cがほぼ収まるように形成
されている。図中の10dは軸、10eは取付ねじ(皿
ねじ)用の孔である。また、段付部15aの先端部には
ゴム等のシール部材15bが装着され、対向する段付部
11aに対して密着できるようになっている。
【0014】ウイング5の中折構造(連結部9)は上記
のように構成されているから、ウイング5を上げたとき
に、図1の想像線及び図3に示すように連結部9が屈曲
して中折れ状態になる。したがって、ウイング5の回転
半径が小さくなるとともに、クレーン荷役をするときに
ワイヤの邪魔にならない。また、ウイング5を下げたと
きには、図1の実線及び図2に示すように連結部9が伸
展する。すなわち、ヒンジ10の管部10cが基端側パ
ネル部8Aの凹所9a内にほぼ収納された状態になって
いて突出していないから、その分、荷台有効幅が広がる
とともに、走行時の荷台部2の揺れで荷物がヒンジの管
部10cにぶつかって傷むことが避けられる。そして、
連結部9には相欠き継ぎ形状の段付部11a,15aが
形成されているので、伸展時にパネル体8の内外両面が
ほぼ平らになるとともに、単なる突き合わせ形状の連結
部と比べると雨水等が侵入し難い。したがって、簡単な
構成のシール部材15bを併用することで十分な水切り
(シール)性能を得ることができ、しかも、パネル体8
の外観に影響を及ぼさない見栄え良い構造にすることが
できる。なお、ヒンジ10のリーフ10aを基端側パネ
ル部8Aの段付部15aに取付け、他方のリーフ10b
を先端側パネル部10Bの荷台内部に臨む面(すなわ
ち、段付部の背面)に取付けているから、段付部15a
の厚みを減ずることなく、かつヒンジ10の管部10c
を突出させないようにしてヒンジ10を取付けることが
できる。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の中
折構造では、ヒンジの管部がパネル部の厚み内に納まっ
ているから荷台有効幅が広くなるとともに、走行中にヒ
ンジの管部で荷物を傷めるおそれがない。また、相欠き
継ぎ形状の段付部が雨水等の侵入を防ぐので、従来のよ
うに水切り部をパネルの外側へ突出させる必要がなく、
その分、荷台幅を広げることができるとともに、すっき
りした外観で意匠性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る側面開放車の荷台部のほぼ左側
半分を示す断面図である。
【図2】実施形態に係るウイングの連結部を伸ばした状
態で示す拡大図である。
【図3】実施形態に係るウイングの連結部を屈曲させた
状態で示す拡大図である。
【図4】ヒンジの斜視図である。
【図5】従来例に係る側面開放車が備えるウイングの説
明図である。
【図6】従来例に係るウイングの連結部を伸ばした状態
で示す拡大図である。
【図7】従来例に係るヒンジの斜視図である。
【図8】従来例に係る側面開放車の斜視図である。
【符号の説明】
2 荷台部 4 あおり 5 ウイング 8 パネル体 8A 基端側パネル部 8B 先端側パネル部 9a 凹所 9 連結部 10 ヒンジ 10a リーフ 10b リーフ 10c 管部 11a 段付部 15a 段付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/08 B62D 33/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックの荷台部に備えられたウイング
    が基端側パネル部と先端側パネル部との連結構成とさ
    れ、ウイングを上げて荷台部を開放状態にするときに、
    基端側パネル部に対して先端側パネル部が下向きに折れ
    るようにしたウイングの中折構造であって、 前記基端側パネル部と先端側パネル部は連結部に相欠き
    継ぎ形状の段付部が形成され、該基端側パネル部の段付
    部の基端部位置には両段付部が対向した状態で荷台内部
    に臨む凹所が設けられており、片方のリーフが該基端側
    パネル部の段付部に取付けられたヒンジの管部が該凹所
    にほぼ収納され、かつ、該ヒンジの他方のリーフが該先
    端側パネル部の荷台内部に臨む面に取付けられいること
    を特徴とするウイングの中折構造。
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