JP3121928B2 - 樹脂被覆用ダイス - Google Patents

樹脂被覆用ダイス

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JP3121928B2
JP3121928B2 JP04216969A JP21696992A JP3121928B2 JP 3121928 B2 JP3121928 B2 JP 3121928B2 JP 04216969 A JP04216969 A JP 04216969A JP 21696992 A JP21696992 A JP 21696992A JP 3121928 B2 JP3121928 B2 JP 3121928B2
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die
resin
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coating
resin coating
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直樹 岡田
和永 小林
真治 荒木
末広 宮本
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバ心線(以
下、テープ心線と言う。)を製造するための樹脂被覆用
ダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】テープ心線の製造方法には、予め製造さ
れた光ファイバ素線(以下、素線と言う。)を複数本整
列状態に配列させて、樹脂被覆用ダイスに供給し、この
ダイスにおいて紫外線硬化型樹脂などの樹脂液を塗布
し、テープ状に一括被覆し、樹脂液を硬化させる方法が
ある。
【0003】ところで、光ケーブルの大容量化のため
に、テープ心線においても多芯化が要求され、8芯ない
し20芯のテープ心線の開発が進められている。
【0004】しかしながら、芯線数が8芯以上の多芯テ
ープ心線では、上述のようにして複数の素線を整列状態
で一括被覆する際、その整列状態を正しく保って一括被
覆することは芯線数が増加するにつれて困難となってゆ
き、図4および図5に示すような素線配列乱れが生じや
すくなる。なお、図中符号1は素線、2は被覆材であ
る。
【0005】このようなテープ心線での素線の配列の乱
れがあると、テープ心線の一括融着接続や一括コネクタ
接続の際に不都合を生じ、また図4のようなテープ心線
の厚み方向での乱れがあると、被覆材2の除去が均一に
行われず、素線1…を切断することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、多芯のテープ心線の製造においても、素線
の配列状態に乱れがなく、正しい整列状態が保持された
テープ心線を製造できる樹脂被覆用ダイスを得ることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、樹脂溜部
およびダイス部で構成されるコート部を2以上直列に設
け、これら2以上のコート部のうち、素線の入線側のダ
イス部の開口寸法を出線側のダイス部の開口寸法よりも
小さくすることで解決される。
【0008】以下、本発明を詳しく説明する。図1は、
この発明の樹脂被覆用ダイス(以下、単にダイスと言
う。)の一例を示すもので、このダイスは半割構造とな
っており、符号11は基部、12は上部を示し、基部1
1上に上部12を図中矢印のように重ね合せることによ
り外形が直方体状のダイスを構成するようになってい
る。このダイスの前面、すなわち、複数の素線1…が挿
入される側面には、ニップル部13の一端部が開口して
いる。
【0009】ニップル部13は、複数の素線を整列状態
でダイス内に案内する断面形状が矩形の空洞であって、
その幅は素線本数と素線径との積よりも微かに大きく、
その高さは素線径よりも微かに大きくなっている。この
ニップル部13の他端部は、第1コート部14に連通し
ている。
【0010】第1コート部14は、第1樹脂溜部15と
第1ダイス部16とから構成されている。第1樹脂溜部
15は、テープ心線の被覆材となる紫外線硬化型樹脂な
どの樹脂液を貯留するとともに、この樹脂液とここに走
行する素線とを接触せしめて、これを塗布するためのも
のであり、比較的大きな体積を有する空間である。この
第1樹脂溜液15の上部には、樹脂供給孔17が形成さ
れ、この樹脂供給孔17には図示しない樹脂液圧送装置
からの圧送パイプが接続され、樹脂液が0.5〜2kg
/cm2の圧力で第1樹脂溜部15に供給されるように
なっている。
【0011】第1ダイス部16は、素線表面に塗布され
た樹脂液の塗布量,塗布位置を規定するもので、断面形
状が矩形となっている。
【0012】この第1コート部14の次段にはこれに連
続して第2コート部18が設けられている。この第2コ
ート部18は、第1コート部14と同様に第2樹脂溜部
19および第2ダイス部20とから構成され、第2樹脂
溜部19の上部には同様に樹脂供給孔21が形成され、
第1樹脂溜部15と同様の構造となっている。第2ダイ
ス部20も同様の断面形状が矩形となったもので、第1
ダイス部16よりも開口寸法が若干大きな寸法となって
いる。第2ダイス部20の後端部はダイスの後面に開口
し、ここから樹脂液で一括被覆された素線群1…導出さ
れるようになっている。
【0013】そして、これら2の第1および第2コート
部14,18において、図2に示す第1ダイス部16の
開口寸法、すなわち幅W1、およびD1は、図3に示す第
2ダイス部20それの幅W2および高さD2よりもそれぞ
れ小さいかあるいは等しくなっている。また、第1ダイ
ス部16の開口寸法は、素線径が150〜400μmの
範囲において、素線径をd、本数をnとすると、下記の
(I)式および(II)式を満足するように定められてい
る。
【0014】0μm<D1−d≦50μm …(I)
【0015】 0μm<W1−d・n≦200μm …(II)
【0016】このような構造のダイスを用いてテープ心
線を製造するには、所定の本数の素線1…を整列状態に
配列してダイス前面のニップル部13から内部に送り込
み、第1コート部14から第2コート部18に向けて走
行させ、各コート部14,18において樹脂液を塗布し
て素線1…を一括被覆する。
【0017】その際、このようなダイスにあっては、第
1コート部14の第1ダイス部16の開口寸法が上述の
(I)式および(II)式を満たすように定められている
ので、図2に示すように第1ダイス部16の内壁面と素
線とのクリアランスが小さく、複数本の素線1…が正し
い整列状態に保たれて樹脂液が薄く塗布されることにな
る。すなわち、第1ダイス16部では素線1…の配列の
制御が行われることになる。
【0018】ついで、この整列状態に保たれ、樹脂液が
うすく塗布された素線1…は、第2コート部18に送ら
れるが、第2ダイス部20はその開口寸法が第1ダイス
部16のそれより大きいので、第1ダイス部16で被覆
された樹脂液の上に、その整列状態を乱すことなく、さ
らに樹脂液が塗布され、ここでテープ心線としての幅お
よび厚みが定められる。すなわち、第2ダイス部20で
はテープ心線としての仕上り状態での幅と厚みと形状が
制御される。
【0019】このようにして、このダイスによれば、多
芯のテープ心線、特に芯線数が多い8芯以上のテープ芯
線を素線の配列状態の乱れのない、正しい整列状態で製
造することができる。なお、上述の例ではコート部を2
つ設けたものであるが、3以上を直列に設けたものであ
ってもよい。この場合は、ダイス部の開口寸法は入線側
から出線側に向けて順次大きくすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のダイス
は、ダイス部を有するコート部のうち、素線の入線側の
ダイス部の開口寸法を出線側のダイス部の開口寸法より
も小さくしたものであるので、多芯のテープ心線を各素
線の配列状態が正しく整った状態で製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のダイスの一例を示す一部断面した分
解斜視図である。
【図2】 本発明のダイスの第1ダイス部の開口状態を
示す断面図である。
【図3】 本発明のダイスの第2ダイス部の開口状態を
示す断面図である。
【図4】 従来のダイスで製造されたテープ心線の一例
を示す断面図である。
【図5】 従来のダイスで製造されたテープ心線の他の
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…素線、14…第1コート部、16…第1ダイス部、
18…第2コート部、20…第2ダイス部。
フロントページの続き (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社 佐倉工場内 (56)参考文献 特開 平5−203850(JP,A) 特開 平1−241507(JP,A) 特開 平4−268522(JP,A) 実開 昭62−126335(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 3/12 - 3/20 B05D 7/20 G02B 6/44 391 C03C 25/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニップル部と、樹脂溜部およびダイス部
    で構成されるコート部を有し、複数本の光ファイバ素線
    を整列状態でニップル部より挿入し、樹脂溜部で硬化性
    樹脂液を塗布し、ダイス部でテープ状に一括被覆して導
    出する光ファイバテープ心線製造のための樹脂被覆用ダ
    イスにおいて、 2以上のコート部を直列に設け、これら2以上のコート
    部のうち、光ファイバ素線の入線側のダイス部の開口寸
    法を出線側のダイス部の開口寸法よりも小さくしたこと
    を特徴とする樹脂被覆用ダイス。
  2. 【請求項2】 入線側から1番目のダイス部の開口部の
    幅をW、高さをD、光ファイバ素線の線径をd、素線数
    をnとしたとき、下記(I)式および 0μm<D−d≦50μm …(I) 0μm<W−d・n≦200μm …(II) (II)式を満足することを特徴とする請求項1記載の樹
    脂被覆用ダイス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の樹脂被覆用ダイ
    スを用いて光ファイバテープ心線を製造することを特徴
    とする光ファイバテープ心線の製法。
JP04216969A 1992-08-14 1992-08-14 樹脂被覆用ダイス Expired - Lifetime JP3121928B2 (ja)

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