JPH10170735A - 光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心線の製造方法

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JPH10170735A
JPH10170735A JP8335207A JP33520796A JPH10170735A JP H10170735 A JPH10170735 A JP H10170735A JP 8335207 A JP8335207 A JP 8335207A JP 33520796 A JP33520796 A JP 33520796A JP H10170735 A JPH10170735 A JP H10170735A
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tape
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健一郎 大塚
Tomohiko Ueda
知彦 上田
Masaru Nozawa
優 野澤
Yoshio Kashima
宜雄 加島
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ状光ファイバと単心線光ファイバの分
岐接続に用いられる光ファイバ単心線・テープ状心線の
変換心線の製造方法を提供する。 【解決手段】 多層被覆を施した光ファイバ単心線1の
複数心についてそれぞれ一方の端から一定長さにわたり
少なくとも外層の被覆を除去し、該被覆除去部分のうち
端末に近い側の一定長さを平行に配置し、その平行部分
において複数心の単心線上に一括被覆を設けテープ状心
線2とすることによって、一方の端は単心線、他方の端
はテープ状心線として構成する。また、単心線とテープ
状心線の変換部分には単心線及びテープ状心線上にわた
って保護部7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状光ファイ
バと単心線光ファイバの接続に用いられる光ファイバ単
心線・テープ状心線の変換心線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信は、局間通信から局と加
入者間の加入者系通信に拡大されつつあるが、通常加入
者用ケーブルとして使用される光ファイバケーブルは、
多心のケーブルであって、ケーブル心の中の光ファイバ
も高密度に収容するという必要性から複数心の光ファイ
バを平行に並べて一括被覆を設けたテープ状心線が使用
されている。このようなテープ状心線から各加入者に引
き落とす場合、テープ状心線を分岐して単心線にする必
要がある。しかし、テープ状心線の単心線は一括被覆を
除去すると、250〜400μm程度の細いもので、曲
げ等によって光ファイバを損傷することが考えられ、通
常の引き込み作業での取り扱いが難しい。しかし、加入
者への分岐引き込みという用途に適した技術はこれから
の技術であり、低コストで作業が簡易でかつ信頼性が高
い技術はまだ確立されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、テープ状心
線を有する加入者用光ケーブルから各加入者への引き落
とし作業を簡易化し信頼性の高いものにするために適し
た分岐用の変換心線の製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、片方の端が
テープ状心線で、もう一方の端がテープ状心線内の単心
線よりも丈夫な単心線になっている比較的短尺のものを
予め作ることとする。具体的な構成としては、多層被覆
を施した光ファイバ単心線の複数心についてそれぞれ一
方の端から一定長さにわたり少なくとも外側の被覆を除
去し、該被覆除去部分のうち端末に近い側の一定長さを
平行に配置し、その平行部分において複数心の単心線上
に一括被覆を設けテープ状とすることによって、一方の
端は単心線、他方の端はテープ状心線として構成するこ
とを特徴とする。なお、光ファイバ単心線の多層被覆の
被覆除去部分を保護するため、単心線の多層被覆を有す
る部分の一部からテープ状心線の一括被覆を有する部分
の一部にわたって、適当な保護部材で覆うことによっ
て、取り扱い作業に細心の注意を払わなくとも通常の注
意で十分に耐えるものにすることが出来る。
【0005】また、単心線としては通常石英系ガラスフ
ァイバに紫外線硬化樹脂等の被覆を1層以上施し、更に
ナイロン、PVC等の樹脂を外層として施したものが用
いられるが、本発明では光ファイバの構造、被覆層の数
及び材料を特定するものではなく、被覆層が2層以上の
多層であって、外側の1層以上を除去出来るものであれ
ば良い。被覆層を多層にして必要な被覆層を残してその
外部にある層を除去することにより、被覆除去部の外径
を所望の値にすることも可能である。なお、単心線の状
態で残る部分の長さ及びテープ状心線に加工する部分の
長さは、必要に応じて決めれば良く、単心線の各長さが
異なることも当然必要に応じて許される。
【0006】また、単心線側の端末にはそれぞれ単心線
用の光コネクタが、テープ状心線側の端末には多心の光
コネクタが、取り付けられていても良い。この場合の光
コネクタは、接続すべき相手方の光コネクタの応じて決
められる。
【0007】なお、一括被覆の材料は熱可塑性樹脂の成
型でも良いが、紫外線硬化型の樹脂を被覆し紫外線を照
射して硬化させても良い。
【0008】通常の加入者配線に使用される光ファイバ
ケーブルでは、テープ状心線の多くは、4心の光ファイ
バを並列配置して一括被覆を施したものなので、本発明
においても、光ファイバ単心線の数を4本とし、単心線
側を覆う保護部では4本の単心線を正方形に配列して保
護部材によって覆って固定し、テープ心線を覆う保護部
では一括被覆されたテープ状心線を保護部材によって覆
って固定し、単心線側及びテープ状心線側の保護部の間
に存在する単心線からテープ状心線に変換される部分は
固定せずに保護部材によって覆うのが良い。なお、加入
者用光ケーブルのテープ状心線が4心以外の心数で構成
される場合には、その心数に合わせて単心線の数を選択
することも可能である。但し、4心以外の場合は、単心
線側を正方形に配列出来ないので、単心線側の小型化に
おいては4心の場合に比べて制限される。
【0009】なお、この4心の光ファイバ単心線を正方
形に配列して保護部材によって覆って固定するという考
えは、上述したような多層被覆を施した光ファイバ単心
線から外側の一部被覆を除去して、除去部分の一定長さ
を平行に配列して一括被覆を設けテープ状心線とした、
単心線・テープ状心線の変換心線に適用できるだけでは
なく、4心の光ファイバ心線を平行に配列して一括被覆
を設けたテープ状光ファイバ心線の一定長さの一括被覆
を除去して、更にその一部長さにわたってそれぞれの単
心線上に更に保護被覆を設けて製造した、単心線・テー
プ状心線の変換心線にも適用し得るものである。
【0010】また、保護部材の中で正方形に配列された
4本の光ファイバ単心線の対角心線を通る2つの平面の
一方の平面と、テープ状心線を覆う保護部におけるテー
プ状心線の4本の心線を通る面との傾斜角θを、tan
(θ)=1/3を満足するようにすれば、4心の単心線
の径に比較して実行的な配列ピッチを小さくするという
効果も期待できる。
【0011】更に具体的な構造として、光ファイバ単心
線側を覆う保護部材は、正方形に配置した4本の単心線
に外接する正方形の断面の穴を有する割型スリーブと
し、その穴に光ファイバ単心線を4本正方形に配列して
挿入して固定し、テープ状心線を覆う保護部材は一括被
覆に外接する矩形の断面の穴を有する割型スリーブと
し、その穴にテープ状心線を挿入して固定し、前記単心
線側保護部材とテープ状心線側保護部材とその間の単心
線テープ状心線変換部分を共通スリーブによって覆う、
といった構造にすれば、複数心の単心線の被覆を除去し
てテープ状の一括被覆を設けていない光ファイバ単心線
・テープ状心線の変換部分を保護する作業も容易であ
る。
【0012】また、光ファイバ単心線側を覆う割型スリ
ーブ、テープ状心線を覆う割型スリーブ、前記単心線側
割型スリーブとテープ状心線側割型スリーブとその間の
単心線テープ状心線変換部を覆う共通スリーブは、アク
リルニトリル・ブタジエン・スチレン、ポリカーボネイ
ト、ポリブチレン・テレフタレート、ポリフェニレン・
サルフィド、リキッド・クリスタル・ポリマー等のエン
ジニアリングプラスチックを用いて射出成型すれば、軽
量で強度が十分な保護が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び2は、本発明の実施の形
態を説明する図であって、図中同一符号は同一のものを
示す。なお、図2は光ファイバ単心線・テープ状心線の
変換心線の製造途中の図で、図1は本発明の具体的な実
施形態を示す図である。図において、1は2層以上の多
層被覆を有する光ファイバの単心線、2は単心線の外層
を除去した変換部分、3は単心線の外層を除去し複数心
を平行に並べて一括被覆を施したテープ状心線、4は単
心線のテープ状心線に近い側を覆う保護部材、5はテー
プ心線の単心線に近い側を覆う保護部材、6は単心線側
保護部材及びテープ心線側保護部材並びに単心線テープ
状心線間の変換部分2を覆う共通スリーブを示す。な
お、4、5、6を合わせて変換部保護部材7とする。次
に具体的に図1、図2によって光ファイバ単心線・テー
プ状心線の変換心線を製造する例を説明する。
【0014】
【実施例】図2において、外径125μmの石英系光フ
ァイバに紫外線硬化樹脂からなる被覆層を施して250
μmの外径としたもの1ー2に、更にナイロンからなる
外層被覆1ー1を施して外径900μmの単心線とした
ものを2m程度の長さに切断し、4本準備する。その単
心線それぞれについて、片側から約60cmにわたって
外層被覆を除去する。
【0015】次いで、外層被覆を一部除去した4本の単
心線の外層被覆除去部分3ー2を平行にほぼ接触するよ
うに配置して金型にセットし、その部分が、短部外径約
330μm、長部外径1100μmのテープ状になるよ
うに一括被覆3ー1を施す。一括被覆の材料としては紫
外線硬化樹脂を用い成型後紫外線を照射して硬化させ
る。この場合、一括被覆層は単心線の外層被覆層を除去
した部分の全長に施すのではなく、外層被覆を除去した
部分の境界部から約3cmの外層被覆を除去した部分を
残すようにする。
【0016】続いて図1に示すように、テープ心線の単
心線に近い側をテープ心線の保護部材となる割型スリー
ブ5で覆い、接着剤で固定する。接着剤は予めテープ心
線上に塗布してその部分を割型スリーブ内に挿入すれ
ば、固定は容易である。単心線側はテープ心線に近い側
において4本の単心線を正方形に束ねて単心線側の保護
部材4となる割型スリーブ内に接着固定する。正方形内
における単心線の位置とテープ状心線のそれぞれの心線
の位置との関係は、単心線からテープ状心線に至る変換
部分における心線の長さが、ほぼ同じ長さで最も近い軌
道を通るように選択する。
【0017】その後、テープ心線側保護部材と単心線側
保護部材にわたって、割型の共通スリーブ6で覆って保
護する。なお、テープ心線側保護部材5と単心線側保護
部材4の間にある単心線の外層被覆を除去した部分は接
着剤による固定は行わない。また、テープ心線側保護部
材5の中のテープ心線の4本の心線を通る面と、単心線
保護部材の中で正方形に配列された4本の光ファイバ単
心線の対角心線を通る2つの平面の一方の平面との傾斜
角θを、tan(θ)=1/3を満足するように傾けて
共通スリーブでテープ心線側、単心線側の保護部材を固
定する。
【0018】なお、テープ心線側保護部材5、単心線側
保護部材4、共通スリーブ6は、ポリビニルテレフタレ
ート等のエンジニアリングプラスチック成型樹脂で作ら
れるが、個別部品として成型するほか、テープ心線側あ
るいは単心線側の保護部材の一部を共通スリーブと一体
化して射出成型し用いることも可能である。また、エン
ジニアリングプラスチック以外に金属を用いることも可
能である。
【0019】以上のようにして出来上がったものは、一
方の端が4心のテープ状心線3で他方の端が4本の単心
線1からなり、テープ状心線3と単心線1の変換部分2
は共通スリーブ6等で保護された形態のもので、本発明
では、光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心線と呼
ぶ。変換心線全体の長さ及び単心線側、テープ心線側の
長さを所定の長さとし、テープ状心線の端末にテープ状
心線用の光コネクタを取り付け、単心線側の端末に単心
線用の光コネクタを取り付けておくことも、光加入者線
の引き込みにおける現地作業を簡略化する上で効果があ
る。
【0020】更に、図4によって保護部材の具体的形状
例について説明する。(A)(B)(C)(D)は、そ
れぞれ保護部材の例である。(A)はABS(アクリル
ニトリル・ブタジエン・スチレン)で成型された半割り
部材で、左側の溝にテープ状心線部を入れて接着剤で固
定し、右側の溝には4本の単心線を正方形に配列して挿
入し接着剤で固定し、他方の半割り部材を組み合わせ
て、全体を覆うものである。
【0021】(B)はABSで成型されたブーツ状の部
材で正方形の長い穴と矩形の小さい穴を有する。右側か
らテープ状心線を通して矩形穴にテープ状心線部を通過
させ、正方形の穴部分に単心線の多層被覆部分が少し入
るところまで押込む。続いて図示しない内層にホットメ
ルト材の層を有する熱収縮チューブを前記ブーツ全体を
覆うように被せて熱収縮させて固定する。
【0022】(C)はABSで成型された舟状のスリー
ブで左側は矩形に穴を有する円形断面、右側は正方形の
穴を有する円形断面、中央部は正方形の穴を有する半円
形断面となっている。テープ状心線部を左側の穴に、単
心線部を正方形に配列して右側の穴に通す。その後左右
の穴の際にてそれぞれの心線を保護部材に接着剤で固定
し、(D)のステンレス製のパイプを(C)部材の外側
に被せて固定する。
【0023】次に、単心線保護部材6の中で正方形に配
列された4本の光ファイバ単心線の対角心線を通る2つ
の平面の一方の平面との傾斜角θを、tan(θ)=1
/3を満足するように傾けることの技術的意味について
説明する。図3はテープ状心線の配置と4本の単心線の
配置の相対関係を説明する図である。図において、L
1、L2、L3、L4は単心線側保護部材の中における
4本の単心線の中心の位置を示す。1ー1は単心線の外
層被覆、1ー2ー1は単心線の内層被覆、1ー2ー2は
単心線のガラスファイバを示す。また、OはL1、L
2、L3、L4の中心線であり、X−X’はテープ状心
線側保護部材5の中でのテープ状心線の4本の心線がな
す面を示す。
【0024】X−X’方向に見た時、あるいはX−X’
面と直角方向から見た時、L1、L2、L3、L4が等
間隔Pで並ぶようにするには、図3のようにX−X’面
とOーL1面を角θだけ傾ける必要がある。言い換えれ
ば、X−X’面とOーL1面を角θだけ傾けておけば、
テープ心線のある側から単心線のある側を見た時、正方
形に配置された単心線4本は同一ピッチで並んでいるよ
うになる。そして、テープ心線と単心線の位置をこのよ
うな相対関係にすることによって、単心線とテープ心線
との間に存在する単心線の外層被覆の除去部分、即ち単
心線・テープ心線変換部分では4心の単心線は同じ曲げ
を受けることになる。
【0025】なお、角θは次のようにして求められる。
X−X’方向に見た時、O−L1の距離をRとすると、
L1とL3の間隔はP=2R ×sin(θ)で表わさ
れ、L1とL4の間隔はP=R×sin(θ+π/2)
ーR×sin(θ)で表わされる。これらの距離は同じ
Pなので、 2R ×sin(θ)=R×sin(θ+π/2)ーR
×sin(θ) となり、tan(θ)=1/3となる。従って、θは1
8.26度である。このようにすれば、光ファイバ単心
線の外径が900μmの場合、Pは約400μmとな
り、実質的な単心線のピッチを半分以下にすることが出
来、小型化は図れる。
【0026】
【発明の効果】本発明では、複数の単心線を使って、一
方の端が複数の単心線で他方の端がテープ状心線である
変換心線を提供できるので、加入者用光ケーブルからの
引き落とし作業における現場作業を簡易化することが出
来、また、作業の信頼性を高めることが出来る。なお、
この変換心線は加入者光ケーブルからの引き落としに限
らず、テープ状心線から単心線への分岐作業が必要なと
ころでは、どこでも使用できる。
【0027】また、本発明は、多層被覆を施した光ファ
イバ単心線を使って、一部の外層被覆を除去して一括被
覆を施してテープ状心線としたので、加入者用光ケーブ
ルのテープ状心線と同一の寸法にすることも可能であ
る。それゆえ、変換心線の端末に光コネクタを取り付け
る場合も、加入者用光ケーブルのテープ状心線用として
使われている光コネクタをそのまま使うことも可能であ
り、また、変換心線のテープ状心線部分と加入者用光ケ
ーブルのテープ状心線を融着接続によって直接接続する
ことも可能である。
【0028】更に、変換部保護部材としてエンジニアリ
ングプラスチックによる成型樹脂を使用したものは、軽
量で強度的な信頼性も高い。単心線を4本とし、保護部
材の中にその4本の単心線を正方形に配列して固定し、
保護部材の中で正方形に配列された4本の光ファイバ単
心線の対角心線を通る2つの平面の一方の平面と、テー
プ状心線を覆う保護部におけるテープ状心線の4本の心
線を通る面との傾斜角θを、tan(θ)=1/3を満
足するように特定の相対関係として構成したものは、4
心の単心線の径に比較して単心線側の実行的な配列ピッ
チを小さくするという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、光ファイバ単心線・テープ状心線の
変換心線の実施例を示す図で、(A)は側面透視図、
(B)はA視図、(C)はB視図である。
【図2】本発明の、光ファイバ単心線・テープ状心線の
変換心線の製造途中の図である。
【図3】テープ状心線と単心線の配置の相対関係を説明
する図である。
【図4】(A)(B)(C)(D)は、それぞれ本発明
に使用する保護部材の形状例である。
【符号の説明】
1:単心線 1ー1、2、3ー2:単心線の外層被覆を除去した部分 3:テープ状心線 3ー1:テープ状心線の一括被覆 4:単心線の保護部材 5:テープ状心線の保護部材 6:共通スリーブ 7:変換部保護部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野澤 優 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 加島 宜雄 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層被覆を施した光ファイバ単心線の複
    数心についてそれぞれ一方の端から一定長さにわたり少
    なくとも外側の被覆を除去し、該被覆除去部分のうち端
    末に近い側の一定長さを平行に配置し、その平行部分に
    おいて複数心の単心線上に一括被覆を設けテープ状と
    し、単心線被覆の一部からテープ状心線の一括被覆の一
    部にわたって変換部保護部材で覆って、一方の端側は単
    心線、他方の端側はテープ状心線で構成される変換心線
    を製造することを特徴とする光ファイバ単心線・テープ
    状心線の変換心線の製造方法。
  2. 【請求項2】 一括被覆の材料として紫外線硬化型の樹
    脂を使用し、平行に配列した複数の外側被覆を除去した
    単心線上に該樹脂を成型被覆し硬化させることを特徴と
    する請求項1記載の光ファイバ単心線・テープ状心線の
    変換心線の製造方法。
  3. 【請求項3】 単心線側の端末にはそれぞれ単心線用の
    光コネクタを取り付け、テープ状心線側の端末には多心
    の光コネクタを取り付けることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の光ファイバ単心線・テープ状心線の変
    換心線の製造方法。
  4. 【請求項4】 光ファイバ単心線の数は4本とし、単心
    線側を覆う保護部では4本の単心線を正方形に配列して
    保護部材によって覆って固定し、テープ心線を覆う保護
    部では一括被覆されたテープ状心線を保護部材によって
    覆って固定し、単心線側及びテープ状心線側の保護部の
    間に存在する単心線からテープ状心線に変換される部分
    は固定せずに保護部材によって覆うことを特徴とする請
    求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の光ファイバ
    単心線・テープ状心線の変換心線の製造方法。
  5. 【請求項5】 4本の被覆光ファイバ心線を平行に配列
    して一括被覆を施したテープ状心線の一方の端から一定
    長さにわたって一括被覆を除去し、一括被覆除去部分の
    テープ状心線に近い側の一定長さを残してそれぞれの被
    覆光ファイバ心線に更に外部被覆を施して光ファイバ単
    心線となし、4本の該光ファイバ単心線のテープ状心線
    に近い側の一部を正方形に配列して保護部材で覆って固
    定し、テープ状心線の単心線に近い側の一部から前記保
    護部材に至る部分も合わせて保護部材で覆うことを特徴
    とする光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心線の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 保護部材の中で正方形に配列された4本
    の光ファイバ単心線の対角心線を通る2つの平面の一方
    の平面と、テープ状心線を覆う保護部におけるテープ状
    心線の4本の心線を通る面とは、次の式を満足する傾斜
    角θを有することを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心線の製
    造方法。 tan(θ)=1/3
  7. 【請求項7】 光ファイバ単心線側を覆う保護部材は、
    正方形に配置した4本の単心線に外接する正方形の断面
    の穴を有する割型スリーブからなるものを使用して、そ
    の穴に光ファイバ単心線を4本正方形に配列して挿入し
    て固定し、テープ状心線を覆う保護部材は一括被覆に外
    接する矩形の断面の穴を有する割型スリーブからなるも
    のを使用して、その穴にテープ状心線を挿入して固定
    し、前記単心線側保護部材とテープ状心線側保護部材と
    その間の単心線テープ状心線変換部分を共通スリーブか
    らなる保護部材によって覆うことを特徴とする請求項4
    ないし6のうちいずれか1項に記載の光ファイバ単心線
    ・テープ状心線の変換心線の製造方法。
  8. 【請求項8】 光ファイバ単心線側を覆う割型スリー
    ブ、テープ状心線を覆う割型スリーブ、前記単心線側割
    型スリーブとテープ状心線側割型スリーブとその間の単
    心線テープ状心線変換部を覆う共通スリーブは、エンジ
    ニアリングプラスチックで形成することを特徴とする請
    求項7記載の光ファイバ単心線・テープ状心線の変換心
    線の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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