JP3121470B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
PC、PPF等の電子写真方式の画像形成装置に関し、
特に定着装置から発生するシリコンガスの帯電器への影
響を排除する機構に係る。
8に示す。図8において、1はプリンタ本体、2は半導
体レーザー装置3、ミラー4を備えた光学系ユニット、
5は感光体6、帯電器7、クリーニング装置8が一体と
されたプロセスユニット、9はトナーボックス10が一
体とされた現像ユニット、11は定着ユニット、12は
転写器、13は給紙カセット、14は用紙収納部、15
は用紙ホッパー、16はピックアップローラ、17は用
紙搬送路、18は手差し給紙部、19は紙送りローラ、
20はレジストローラ、21は用紙搬送ローラ、22は
排紙ローラ、23はフェイスダウントレイである。
ス本体24内にチャージャーワイヤ(針状電極)25が
配設され、このコロナ放電によって、感光体6表面に静
電荷を与えて帯電させる。このとき帯電器7にコロナ風
(空気流)が発生する。
26に回転自在に支持された上側ヒートローラ27と、
同じく下側のシリコンゴム製の加圧ローラ28とを備え
ている。そして、上側ヒートローラ27には、トナーの
付着を防止するため、シリコンオイルが含浸された図示
しないクリーニングローラが当接している。そして、各
ローラ27,28に配設されたヒータランプによって、
その表面温度が高温に設定され、用紙上のトナーを定着
させる。
タでは、定着ユニット11内の加圧ローラ28のシリコ
ンゴムおよびシリコンオイル等が高温により気化して、
低分子量のシリコンガスが発生する。そして、これが図
示しないプリンタ本体1内のファンによって、図9に示
す矢印Bのように帯電器7の周辺を包み込むように移動
する。また、プリンタ本体1内に限定された空気流路が
存在しないので、放電時のコロナ風および感光体6の回
転による微風によって、図9のように帯電器7内に吸入
されて放出される空気流Aが発生し、その周辺の空気と
一緒にシリコンガスを巻き込んでしまう。
コンガスが低分子シロキサンとして折出し、これが異常
放電を引き起して、感光体6への帯電が不均一になり、
画質に悪影響を与えてしまう。
1万〜1万5千枚)において、この異常放電が発生して
しまい、早期にチャージャーワイヤ25のクリーニング
を行う必要があった。
ンガスの巻き込みを防止して、長期間安定した帯電を維
持できる画像形成装置の提供を目的とする。
段は、図1の如く、画像形成装置本体30に、感光体3
3と帯電器34を備えた感光体カートリッジ32がその
一部である天面44を外部に露出するように着脱自在に
装着され、帯電器34がその前面開口部45を前記感光
体33に対向させて配置され、前記感光体カートリッジ
32の天面44で軸方向両端に外部空気取入口52が形
成され、前記帯電器34に空気流入口53が形成され、
前記感光体カートリッジ32内に前記空気流入口53と
前記外部空気取入口52とを連通する空気流路54が一
体形成されたものである。
ッジ32の軸方向のカートリッジ側壁面56を利用して
形成されたものである。
42から離れた位置に配置したものである。
ナ放電して、感光体33表面に静電荷を与えて帯電させ
るとき、コロナ風が発生する。これによって、外部空気
取入口52から外部の空気を吸い込み、空気流路54、
空気流入口53を経て空気が流れ込み、前面開口部45
から空気流57が吹き出す。そして、定着装置42から
発生したシリコンガスが空気流57によって、強制的に
流れ方向が変えられ、帯電器34内に流れ込まない。
着装置42から離れた位置に外部空気取入口52を配置
することにより、帯電器34へのシリコンガス流入を最
小限に押えられる。
ンタの要部構成図、図2は本実施例の感光体カートリッ
ジの斜視図、図3は外部空気取入口の拡大断面図、図4
は空気流路の平面断面図、図5はレーザープリンタの全
体構成図である。
図5に基づいて説明する。図5において、30はプリン
タ本体、31は半導体レーザー等の光学系ユニット、3
2は感光体33、帯電器34、クリーニング装置35が
一体とされた感光体カートリッジ、36は現像カートリ
ッジ、37は転写ローラ、38はPSローラ、39は紙
送りローラ、40は給紙ローラ、41は給紙カセット、
42は定着ユニット、43は排紙ローラである。なお、
レーザープリンタの画像形成プロセスおよび用紙搬送プ
ロセスは、既知なものであるので、詳細な説明は省略す
る。
く、プリンタ本体30にその天面44が露出するよう着
脱自在に装着され、感光体33が回転軸33aを介して
回転自在に内装され、帯電器34がその前面開口部45
を感光体33に対向させて配置されている。帯電器34
の上方にクリーニング装置35が配され、その後方に廃
トナー収容部46が形成されている。
体47が断面コ字状に形成され、その内部には、感光体
33表面へ静電荷を与えるチャージャーワイヤ(針状電
極)48が張設され、両端がホルダー49に固定されて
おり、ホルダー49はケース本体47に固定されてい
る。また、前面開口部45には、メッシュ構造を有した
薄い金属板からなるグリット部材50が取り付けられ、
感光体33の表面電位を均一にしている。ケース本体4
7の下側にはシリコンガスを吸収して遮断するネオプレ
ーンフォーム51が貼着されている。
外部空気取入口52が形成され、帯電器34のケース本
体47の後面に空気流入口53が形成され、外部空気取
入口52と空気流入口53とを連通する空気流路54が
設けられている。
感光体カートリッジ天面44の軸方向の両側に形成され
た長方形の孔である。そして、定着ユニット42から離
れた所に位置している。なお、外部空気取入口52に
は、図3の如く、空気流路54へのゴミ等の流入を防ぐ
フィルター55が装着されている。
32内に、その軸方向のカートリッジ側壁面56を利用
して一体形成されたダクトであり、両側に2カ所設けら
れている。そして、図1のように側面視L字状に屈曲さ
れ、図4のように断面が矩形状の通路に形成されてい
る。
放電時に感光体33方向に向かって発生するコロナ風に
よって、外部空気取入口52からダクト54、空気流入
口53を経て、前面開口部45から図1の矢印方向へ吹
き出すように空気流57が形成される。
8と、それに加圧して配された加圧ローラ59とを備
え、ヒートローラ58にはテフロン製ローラが使用さ
れ、加圧ローラ59にはシリコンゴム製ローラが使用さ
れている。そして、各ローラ58,59には、図示しな
いクリーニングローラが当接して配されており、ヒート
ローラ58には、トナーの付着を防止するためのシリコ
ンオイルが含浸されている。そして、各ローラ58,5
9に配設されたヒータランプによって、その表面温度が
高温(約130〜180℃)に設定され、用紙上のトナ
ーを定着させる。
ジャーワイヤ48に高電圧を印加して、コロナ放電さ
せ、感光体33表面に静電荷を与えて帯電させる。この
とき、コロナ風が発生する。これによって、感光体カー
トリッジ天面44の外部空気取入口52から空気を吸い
込み、ダクト54、空気流入口53を経て空気が流れ込
み、前面開口部45から空気流57が吹き出す。そし
て、空気流57は感光体33に当たって、その表面に沿
って帯電器34から外に向かって流れて行く。
トローラ58および加圧ローラ59の間に搬送され、ヒ
ートローラ58の熱によりトナーが用紙に定着される。
このとき、熱によってシリコンオイル等が気化し、シリ
コンガスが発生して、これが感光体カートリッジ32の
帯電器34まで達する。
て、強制的に流れ方向が変えられて、帯電器34内に流
れ込まない。
を限定して、コロナ放電によって発生するコロナ風を利
用して、前面開口部45から吹き出すように空気流57
を形成しているので、定着ユニット42からのシリコン
ガスの流れ方向を変えて、その流入を遮断することがで
きる。しかも外部空気取入口52は定着ユニット42か
ら離れた位置に配置しているので、たとえ、シリコンガ
スがレーザープリンタ本体30から外部に漏れても、外
部空気取入口52に到達する前に拡散してしまい、帯電
器34へのシリコンガス流入を最小限に押えることがで
きる。
リコンガスのシロキサンが析出することを防止でき、異
常放電が発生せず、長期間にわたって安定した画像を得
ることができる。そして、これによって、チャージャー
ワイヤ48のクリーニングタイミングが従来のコピー枚
数1万〜1万5千枚毎から2万5千〜3万枚毎に向上し
た。
2の側壁面56を利用して一体形成しているので、感光
体カートリッジ32の小型軽量化が可能となり、取り扱
い易いレーザープリンタを提供することができる。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
ッジ32を用いたレーザープリンタについて記述した
が、図6に示すように、感光体カートリッジを使用しな
いタイプのレーザープリンタにも適用でき、帯電器60
と外部空気取入口61とを連通するダクト62をレーザ
ープリンタ本体63内に設けても良い。
字状に限らず、図7の如く、帯電器34の後面一帯に空
気流入口64を形成して、それにダクト54を連通させ
ても良い。
よると、外部空気取入口から空気を吸い込んで、帯電器
の前面開口部から吹き出すように空気流が形成されるの
で、定着装置から発生するシリコンガスの帯電器への流
入を遮断することができる。したがって、シリコンガス
によって生じる帯電器の異常放電が防止でき、長期間に
わたって安定した画像を得ることができる。また、帯電
器のクリーニングを長期間不要にすることができ、メン
テナンスの頻度を少なくして、取り扱い性の向上を図る
ことができる。そのため、長期間クリーニング不要な帯
電器を備えた取り扱い易い画像形成装置を提供すること
ができる。
入口、空気流入口、空気流路を一体形成しているので、
別途画像形成装置本体に空気取入口、空気流路等を設け
る必要がなくなり、画像形成装置本体の小型化および軽
量化が可能となる。さらに、例えば感光体カートリッジ
内にトナーを収容する容器が設けられている場合、軸方
向両端に外部空気取入口を配置して感光体カートリッジ
の側壁面を利用して空気流路を形成すれば、空いている
スペースを有効に活用することができ、感光体カートリ
ッジの小型化および軽量化が可能となる。しかも、帯電
器のコロナ放電によって発生するコロナ風を利用して空
気流を形成しているので、ファンが不要となり、より一
層小型化および軽量化を図れる。
ジ天面で、しかも定着装置から離れた位置に配置するこ
とにより、帯電器へのシリコンガス流入を最小限に押
え、シリコンガスによる異常放電が防止できるといった
優れた効果がある。
部構成図
図
れを示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 画像形成装置本体に、感光体と帯電器を
備えた感光体カートリッジがその一部を外部に露出する
ように着脱自在に装着され、前記帯電器がその前面開口
部を前記感光体に対向させて配置され、前記感光体カー
トリッジの露出部分で軸方向両端に外部空気取入口が形
成され、前記帯電器に空気流入口が形成され、前記感光
体カートリッジ内に前記空気流入口と前記外部空気取入
口とを連通する空気流路が設けられ、該空気流路は前記
感光体カートリッジの軸方向のカートリッジ側壁面を利
用して一体形成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 帯電器の放電時に発生するコロナ風によ
って外部空気取入口から空気流路、空気流入口を経て、
前面開口部に至る空気路を形成することを特徴とする請
求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 外部空気取入口を定着装置から離れた位
置に配置したことを特徴とする請求項1または2記載の
画像形成装置。 - 【請求項4】 外部空気取入口に空気流路へのゴミ等の
流入を防ぐフィルターが装着されたことを特徴とする請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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