JP3121200U - 汚物処理袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】防水性のある袋体2と、該袋体2の底部7に配される、シート状の吸水体3とからなる汚物処理袋1を携帯用トイレや幼児用のおまる等にセットして、使用後は汚物を包みそのままの状態で捨てることができるので、従来のような面倒な作業を行う必要がなくなり、衛生的にも改善される。しかも、本汚物処理袋1はコンパクトに構成されているので、使用後、汚物を包んだ状態での容量を最小限に抑えることができ、使用後の汚物処理袋の保管スペース等に対する問題も解消することができる。
【選択図】図1
Description
従って、請求項1の考案では、吸水体が袋体内の底部、すなわち、汚物の水分が貯留される部位だけに配置されているため、汚物処理袋自体がコンパクトになり、汚物を包んだ状態の汚物処理袋の容量を最小限に抑えることができる。
従って、請求項2の考案では、袋体を開口した際、開口側の面積が閉口側の面積よりも大きくなるので、袋体内への排泄が容易となり、使い勝手がよい。
従って、請求項3の考案では、所望の吸水量を得ることができる。
従って、請求項4の考案では、袋体内の底部において吸水体の位置がずれることがない。
従って、請求項5の考案では、吸水体をコンパクトな形状に構成することができ、その上、所望の吸水量を得ることができる。
しかも、本汚物処理袋は、防水性のある袋体の底部にシート状の吸水体を配置することによりコンパクトに構成され、汚物を包んだ状態での容量を最小限に抑制しているので、家庭において、その保管スペース等の問題もなくなり、移動先で使用した場合でも、不都合を生じることはない。
本考案の実施の形態に係る汚物処理袋1は、図1に示すように、防水性のある袋体2と、該袋体2の底部7に配置される、シート状の吸水体3とからなる。
袋体2は、図1及び図2に示すように、防水性シート2aを袋状に形成したものである。この防水性シート2aは、合成樹脂シート、又は織り物、編み物、不織布の素材に、ゴム系、ポリオレフィン系、フッ素系やシリコーン系のフィルム状の素材を張り合わせることにより、液不透過性の機能を持たせている。なお、防水性シート2aの素材については上記のものに限定されることなく、液不透過性の機能を有し、袋体2として構成され、開口された際、立体的な姿勢をとりやすい素材で形成されていれば良い。なお、図1に示す符号10は、防水性シート2aを袋状にする際の接合線を示している。
さらに、図1及び図2に示すように、この袋体2の開口縁は、外方に折れ曲げられて2重になっている。これにより、特に、おまるに使用する際、折れ曲がった部分9を起して、その部位9を、おまるの排泄容器の上縁と便座との間に挟んで、袋体2の姿勢を維持させることができ、使用後は、その部位9を把持部として使用することができる。
さらにまた、この袋体2は、図1に示すように、その底部7が略平面状になりやすいように折れ線8が付いており、開口した状態で立体的な姿勢を維持することが可能となっている。
吸水材4は、吸水性を有するものであれば、リンター等の短繊維以外の、例えばパルプ、吸水性ポリマー、合成繊維、化学剤等が採用し得る。また、図2に示すように、この吸水材4は、平面視形状が略矩形状に形成され、その大きさは、袋体2を開口した状態での平面状の底部7に配置できる程度の大きさに形成されている。なお、この吸水材4の形状は特に限定されることなく、円形状でもよい。さらに、吸水材4の厚さは、所望の吸水量に基いて、繊維密度等を考慮した上で設定されることになる。
なお、この吸水体3に消臭機能を付加させることも可能である。
この形態の場合には、吸水体3は袋体2の底部7に装着されていないので、使用する際に、使用者が吸水体3の位置を底部7の前後に適宜変更することが可能となる。なお、吸水体3を袋体2の底部7の所定位置に予め両面接着テープ等を介して貼着しておく形態を採用してもよい。
まず、袋体2を開口し、底部7をおまるの排泄容器に沿うようにして、袋体2の折れ曲がった部分9を起して、その部位9を、おまるの排泄容器の上縁と便座との間に挟んでセットする。そして、使用後は、便座を取り外し、袋体2の把持部9を持ち、汚物を包むようにして開口を結ぶ等して閉め、袋体2をおまるの排泄容器から離脱させる。この時、汚物の水分は底部7へ流れ、底部7に配置される吸収体3によって吸収される。そして、この汚物を包んだ汚物処理袋1をそのままの状態で捨てることができる。
これにより、従来のような、携帯用トイレや幼児用のおまる等を使用する度に、汚物をトイレに流したり、おまる等を洗浄する等の面倒な作業がなくなり、その上、衛生的にも改善される。さらに、本汚物処理袋1は自身で開口状態を維持することができるので、トイレのない場所、自動車等の乗り物の車内、トイレに行けない介護者向け、さらには地震等の災害時に、簡易のトイレとして適用でき、非常に便利である。
さらに、本汚物処理袋1の袋体2は、開口を閉じ二つ折りにした状態では、開口側15の線長W1が閉口側16(底部7)の線長W2よりも長く、台形状を呈するように形成されているので、開口すると、開口面積が平面状の底部7の面積よりも大きくなり、排泄の際、排泄物を容易に袋体2内に入れることができ使い易いものになっている。
2 袋体
2a 防水性シート
3 吸水体
4 吸水材
5b 液体透過性シート
Claims (5)
- 防水性のある袋体と、該袋体内の底部に配置される、シート状の吸水体とからなることを特徴とする汚物処理袋。
- 前記袋体は、開口を閉じて二つ折りにした状態で、開口側の線長が閉口側の線長よりも長く、台形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の汚物処理袋。
- 前記吸水体は、厚みを有する吸水材を液体透過性シートで包んで構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の汚物処理袋。
- 前記吸水体は、前記袋体内の底部に貼着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の汚物処理袋。
- 前記吸水体は、略矩形状の液体透過性シートで、リンター、パルプ、吸水性ポリマー等の吸水材を巻回し、その両側をシールすることにより包状体としたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の汚物処理袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001000U JP3121200U (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | 汚物処理袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001000U JP3121200U (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | 汚物処理袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3121200U true JP3121200U (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=43471321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006001000U Expired - Lifetime JP3121200U (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | 汚物処理袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3121200U (ja) |
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2006
- 2006-02-15 JP JP2006001000U patent/JP3121200U/ja not_active Expired - Lifetime
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