JP3120939B2 - 球状体送出装置 - Google Patents

球状体送出装置

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JP3120939B2
JP3120939B2 JP06028682A JP2868294A JP3120939B2 JP 3120939 B2 JP3120939 B2 JP 3120939B2 JP 06028682 A JP06028682 A JP 06028682A JP 2868294 A JP2868294 A JP 2868294A JP 3120939 B2 JP3120939 B2 JP 3120939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用エンジンのと
カムシャフトなどに形成された油孔の端部を閉塞するた
めの鉄球を1個ずつ排出して所定の装置へ供給するのに
好適な球状体排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カムシャフト等には潤滑油を出入させる
ための油孔が形成されている。この油孔は軸受中央部を
軸方向に穿設して形成され、最終的には両端部に鉄球な
どの球状体を詰めて閉塞される。この鉄球は、所定の圧
入装置によって1個ずつ詰められるが、この圧入装置に
鉄球を1個ずつ送出するために専用の球状体送出装置が
使用されている。
【0003】従来の球状体送出装置11は、図4に示す
ように、底面12aが漏斗状に形成された容器12の最
底部に排出口12cを形成し、この排出口12cと整合
位置で整合する収容孔13aを形成したスライド板13
を水平方向に往復動可能に取り付けている。このスライ
ド板13を、図4中右方向に移動させて容器12の排出
口12cとスライド板13の収容孔13aとが非整合位
置となると、収容孔13aと排出通路14が接続されて
鉄球Bが自重により排出通路14内に落下するように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄球は
容器内に多数個充填されているため、各鉄球の重量が合
力となって収容孔の近辺の鉄球に、図4中矢印に示すよ
うに、斜め横方向から対称的に加わる。そのため、排出
口12cの真上に隣接している鉄球B1,B2相互間で
押圧力が生じ鉄球のブリッジ現象が起こって、スライド
板を往復動させても鉄球を切出せないことがある。
【0005】そのため、容器に振動装置を取り付けて、
容器内の球状体を振動させる装置も使用されているが、
この装置を使用しても容器内の鉄球は左右に微動するだ
けで相対的な位置関係は変わらず、容器の排出口からス
ライド板の収容孔に落下しないという問題点があった。
【0006】このように鉄球が排出口から収容孔へ落下
しない場合、その都度排出口の近辺を棒状のものを使用
して手作業でかきまわさなければならない。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、鉄球等の球状体のブリッジ現象をなくして、容器
内の鉄球を確実に1個ずつ落下させて所定の圧入装置に
送出することができる球状体送出装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の球状体送出装置
は、上述した課題を解決し、かつ前述した目的を達成す
るために、内部に多数の球状体を収容する容器の底面を
漏斗状に形成すると共にこの漏斗状の底面の最低部に球
状体の排出口を形成し、
【0009】この球状体の排出口の下端に、前述した球
状体の一つを収容可能な収容孔を形成したスライド板
を、上述した排出口と前述した収容孔とが整合する整合
位置と整合しない非整合位置との間で往復可能に設け、
【0010】上述した非整合位置で上述したスライド板
の収容孔に接続される排出通路を設けた球状体排出装置
において、
【0011】上述した排出口を上述した収容孔よりも大
きく形成すると共に、上述した整合位置で上述した容器
内に臨んだ上述したスライド板の上面を、上述した漏斗
状の底面から上述した収容孔にかけて連続する傾斜面と
したことを特徴としている。
【作用】
【0012】本発明の球状体送出装置は、容器の排出口
とスライド板の収容孔とが整合する位置では容器内の球
状体が容器の漏斗状底面から排出口を介してスライド板
の傾斜面に転がり落ち、さらに収容孔へと落下する。あ
るいは、収容孔付近で隣接する球状体同士が相互に押圧
しあって位置関係が固定している場合でも、スライド板
が水平方向に往復動する際に、傾斜面上の球状体群を撹
拌して球状体を収容孔に落下させる。排出口と収容孔と
が非整合の位置までスライド板が移動すると、今度は収
容孔と排出通路とが連通して球状体が排出通路から送出
される。
【0013】
【実施例】次に本発明の球状体送出装置の一実施例を図
1乃至図3を参照しながら説明することとする。図1は
本発明の球状体送出装置の一実施例を示す縦断面側面
図、図2は本発明の球状体送出装置の一実施例を示す横
断面平面図及び図3は本発明の球状体送出装置の作動状
態を示す縦断面側面図である。
【0014】この球状体送出装置1は、内部に球状体、
例えば直径10mmの鉄球Bを充填可能な容器2と、こ
の容器2の下面に水平方向に往復動可能に設けたスライ
ド板3と、このスライド板3の下面と鉄球Bの圧入装置
(図示せず)とを連通させる排出通路4等から全体を構
成する。この構成をさらに詳細に説明すると、容器2の
下部内面には逆円錐形状に形成した漏斗状の底面2aを
設け、この漏斗状の底面2aの傾斜に沿って容器2の最
底部の一端を図1及び図2に示すように、平面円形状あ
るいは楕円形状に切欠いて排出口2cを形成する。この
排出口2cに連続する傾斜面3aをスライド板3にも設
け、この傾斜面3aの下端に、排出通路4に接続可能な
鉄球Bの収容孔3bを形成する。この収容孔3bの内径
及び高さは、鉄球Bが1個だけ入るように、ほぼ鉄球の
直径と同巾に形成する。そして、このスライド板3を前
述した容器2の下面に水平方向(図1中矢印方向)に往
復動可能に設ける。この往復動手段としては、例えば、
シリンダ(図示せず)を使用する。この往復動は、容器
2の排出口2cとスライド板3の収容孔3bとが連続す
る整合位置と、連続しない非整合位置との間で行ない、
非整合位置ではスライド板3の収容孔3bと排出通路4
とが連続するように構成する。なお、排出通路4は上述
したスライド板3に摺接する支持板5で補強する。
【0015】次にこの構成に基づいて、本実施例の作用
について説明する。容器2の内部に鉄球Bを充填し、ス
ライド板3をシリンダ(図示せず)により図1中矢印方
向に往復動させる。この往復動により、スライド板3の
傾斜面3a上に位置している鉄球群B・・・が水平方向
に移動し、収容孔3b付近で押圧しあっていた鉄球B
1,B2の位置関係が崩れる。そのため、最も収容孔3
bに近い位置にある鉄球B1が確実に収容孔3bに落下
する。この収容孔3bには、この鉄球B1しか入らない
ため、収容孔3b内に他の鉄球B2等が一緒に入りこん
で詰まるおそれはない。収容孔3bに落下した鉄球B1
は、支持板5上に載置された状態で、スライド板3によ
って図3に示すように排出通路4の真上まで運ばれ、自
重で落下して圧入装置(図示せず)に到達する。その一
方、容器2の排出口2c付近に位置していた鉄球群B・
・・は、スライド板3の傾斜面3aに載置された状態で
そのまま水平方向に移動し、スライド板3が復動すると
前述と同様に鉄球B2が1個だけ収容孔3bに落下す
る。
【0016】このように本実施例によれば、容器2内に
充填された鉄球群B・・・を容器2の最底部に設けた漏
斗状の底面2aで順次下方に転落せしめ、この底面2a
と連続するスライド板3の傾斜面3aによってスライド
板3の収容孔3bまでなめらかに案内できる。
【0017】また、スライド板3の傾斜面3aは水平方
向に往復動するため、鉄球群B・・・を効果的に撹拌で
き、収容孔3b付近の鉄球B1,B2を左右に動かすこ
とができる。その結果、鉄球B1と鉄球B2とがスライ
ド板3の傾斜面3aの下端の収容孔3b付近で相互に押
圧しあうこともなく、1個ずつ順番に確実に収容孔3b
に落下していく。
【0018】さらに、スライド板3が排出口2cと収容
孔3bの非整合位置まで移動すると、今度は収容孔3b
が排出通路4と連通するため、収容孔3b内の鉄球B1
だけを鉄球Bの圧入装置(図示せず)へ送出させること
ができる。
【0019】なお、以上説明した本実施例では、カムシ
ャフトの油孔に充填するための直径10mmの鉄球を送
出する例について説明したが、これに限られず種々の用
途、直径の球状体を送出することが可能である。
【0020】また、上述した実施例の漏斗状の底面2a
は、逆円錐形状に限られず、球状体を転落させられる形
状であれば例えば逆四角錐形状でもよく、さらには容器
2の片面側を壁面とし、容器の他面側だけに漏斗状の傾
斜面を形成してもよい。
【0021】加えて、本実施例では、スライド板3を容
器2の下方で往復動させ、排出口2cと収容孔3bが非
整合の位置で収容孔3bと排出通路4が接続されて球状
体Bを下方に排出させる構成としたが、これに限られ
ず、例えばスライド板3を容器2の側方位置まで往復動
させ、排出通路4に替えて吸引装置等を設け、この吸引
装置により収容孔3bから球状体Bを上方に吸い出す構
成としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の球状体送
出装置によれば、容器下部の漏斗状の底面とスライド板
の傾斜面とが連続しているため、容器内の球状体をなめ
らかに収容孔まで転落させることができる。また、スラ
イド板の漏斗状の底面で球状体群を効果的に直接撹拌で
きるため、容器内に充填した球状体群が収容孔付近で掛
止されて詰まるようなおそれもなく、人手をわずらわせ
ることなく、球状体を確実に1個ずつ送出することがで
きる等の効果を奏する。加えて、上述したような多大な
効果を奏する割りには比較的簡易な構成であるため、装
置全体を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球状体送出装置の一実施例を示す縦断
面側面図である。
【図2】本発明の球状体送出装置の一実施例を示す横断
面平面図である。
【図3】本発明の球状体送出装置の作動状態を示す縦断
面側面図である。
【図4】従来の球状体送出装置の縦断面側面図である。
【符号の説明】
1 球状体送出装置 2 容器 2a 漏斗状の底面 2c 排出口 3 スライド板 3a 傾斜面 3b 収容孔 4 排出通路 B 球状体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に多数の球状体を収容する容器の底面
    を漏斗状に形成すると共に該漏斗状の底面の最低部に球
    状体の排出口を形成し、 該球状体の排出口の下端に、前記球状体の一つを収容可
    能な収容孔を形成したスライド板を、上記排出口と前記
    収容孔とが整合する整合位置と整合しない非整合位置と
    の間で往復可能に設け、 上記非整合位置で上記スライド板の収容孔に接続される
    排出通路を設けた球状体排出装置において、 上記排出口を上記収容孔よりも大きく形成すると共に、
    上記整合位置で上記容器内に臨んだ上記スライド板の上
    面を、上記漏斗状の底面から上記収容孔にかけて連続す
    る傾斜面としてなる球状体送出装置。
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