JP3917274B2 - 粉体充填方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は容器内にトナーなどの粉体を充填する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
螺旋状凸起を内表面に設けた容器にトナーを充填し、このトナー容器を水平にセットし回転させながら現像部へのトナーを落下させ供給する方式が知られている。またこの他にも、いろいろな構造をもった容器が採用されている。
【0003】
これらの容器にはトナーが高密度充填されているのが望ましい。そのためには少なくともトナーが粉体充填装置の充填ノズルからスムーズに容器内に落下できなければならない。
そうした要求に沿うものとして、粉体充填装置における充填ノズルの内面を平滑にしたり、充填ノズルの下方を漏斗状にしたり(特開平4−87901号)、上下2段に配置されたホッパのうち上段のホッパに振動を与える(特開平5−104063号)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近時は、事務量が増えるのにつれてトナーの消費量も増大しており、容器にトナーを短時間で充填することが求められているが、上記従来の方法によったのでは未だ不充分である。また、容器にスムーズにトナーが充填されず、容器の外周面をトナーで汚してしまうこともある。
本発明の課題は、短時間でトナー等の粉体の容器への充填がスムーズに行なえる方法を提供するものである。本発明の他の課題は、粉体の充填時、粉体が容器周辺に飛散したり落下しない粉体充填方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、第一に、粉体収納容器に粉体としてトナーを充填する方法において、該容器の充填口を上向きにした状態で、これに充填ノズルとエアー吸引棒と局排ノズルとを備える第一の充填機装置で充填ノズルに震動を加えながらほぼ半量の粉体を充填した後、必要に応じて、中間脱気装置で粉体内の脱気を行ない、続いて、この容器に充填ノズルとエアー吸引棒と局排ノズルとを備える第二の充填機装置で充填ノズルに震動を加えながら残り半量の同じ粉体を充填することを特徴とする粉体充填方法が提供される。
定を賜りたく存じ上げる次第であります。
【0006】
第二に、充填ノズルに加えられる震動は、粉体充填後、さらに1〜3秒加えられることを特徴とする上記第一の粉体充填方法が提供される。
第三に、充填ノズルの振動を停止し、1〜3秒経過後に、容器を第一の充填機装置、中間脱気装置、第二の充填機装置から同時に送りださせるようにしたことを特徴とする上記第一、第二の粉体充填方法が提供される。
第四に、充填ノズルに加えられる震動は、充填ノズルにバイブレータを取付けて発生させることを特徴とする上記第一、第二、第三の粉体充填方法が提供される。
【0007】
本発明は容器の移動経路に2つの充填機装置を直列に配設し、必要に応じて、これら充填機装置の間に中間脱気装置を配設し、前段の(第一の)充填機装置でほぼ半量のトナーを充填し、後段の(第二の)充填機装置で残りほぼ半量のトナーを充填し、その際、第一及び第二の充填機装置の充填ノズルに振動を与えることによって、トナーの充填操作がスムーズに行なえ、充填にかかる時間を大幅に減らすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図面に従いながらさらに詳細に説明する。
図1は本発明の方法の実施に有用な粉体充填装置の主要部を表わした平面図であり、200は第一充填機装置、300は第二充填機装置、400は第一充填機装置200と第二の充填機装置300との間に設けられた中間脱気装置である。矢印はトナーカートリッジの移動経路を示したもので、左向き矢印はトナーカートリッジが第一充填機装置200でほぼ半量のトナーが脱気されながら充填され、必要に応じて、これが中間脱気装置400のエアー吸引棒でさらに脱気され、続いて、このトナーカートリッジに残り半量のトナーが第二充填機装置300で脱気されながら充填されることを表わし、右向き矢印はそのトナー充填がなされたトナーカートリッジがUターンして戻っている様子を表わしている。
【0009】
図2は本発明で用いられる充填機装置の一例の正面図、図3はその側面図であり、充填機装置は第一充填機装置、第2充填機装置とも同一の構造を有するものである。なお、図1において、充填ノズルの先端が破線で表わした位置になっているのは、その位置でトナー充填が行なわれることを表わしている。
この充填機装置500はメインホッパー501の下端に充填ノズル502が配設されている。充填ノズル502は漏斗状で、その側面にはバイブレータ700がとりつけられている。充填ノズル502はその先端がトナー充填時トナーカートリッジ100を塞ぎ、上下移動できるようにスライダー503に取り付けられている。また、充填機装置500には、上下移動して容器内底部に近接するところまで届くエアー吸引棒504が設けられている。
また、充填ノズル502には局排ノズル505が取付けられている。局排ノズル505はトナーが充填中に舞うのを防ぐためにエアー吸引してトナーをも吸い込むようになっている。
【0010】
第一充填機装置200と第二充填機装置300との間には、中間脱気装置400が設けられている。中間脱気装置400は上下動できるエアー吸引棒を有している。このエアー吸引棒は充填機装置500のエアー吸引棒504と同じ構造からなるが、太い口径にすることができるため、より多いエアーの吸引が行なえる。
【0011】
いま図1の状態において、ベルトコンベア600で運ばれたトナーカートリッジ(容器本体)は第一充填機装置200の位置で停止し、トナー充填されながら脱気が行なわれてほぼ半分量のトナーがトナーカートリッジに充填される。続いて、このトナーカートリッジは必要に応じて中間脱気装置400の位置で停められ、トナー内の脱気が行なわれる。トナーがほぼ半分程度充填されているトナーカートリッジは第二充填機装置300で残り半分のトナーが充填される。
【0012】
本発明の方法においては、トナー充填時充填ノズル502に震動が与えられる。この震動はバイブレータ700を充填ノズル502にとりつけることにより発生させることができる。ここで用いられるバイブレータ700としては例えばABBインダストリー(株)製のGTシリーズで振動数が17000〜35000c/min、振動力が81〜552kgのGT−10〜GT−20のものが採用できる。充填ノズル502を震動させながらトナー充填を行なうことにより、トナーが充填ノズル502の内壁に付着することなく、トナーの落下がスムースに行なわれる。
充填ノズル502に加えられる震動は、粉体充填後、なお1〜3秒程度加えられるのが望ましい。これにより、充填ノズルの先端(充填口506)に付着していたトナーがボタ落ちするのを防いでいる。
【0013】
トナーの充填が終了し、及びバイブレータ700の振動が終了すると、図2に示すように、充填ノズル502が実線の位置に移動(上昇)する。また、トナーの充填が終了し、バイブレータ700の振動が終了した後に、前記のように好ましくは約1〜3秒おいてから、トナーカートリッジは次ステップへと移動する。例えば、第一充填機装置200のステップにあるトナーカートリッジは中間脱気装置400の位置へと移動し、中間脱気装置400の位置にあるトナーカートリッジは次ステップの第二充填機装置300の位置に移動する。また、第二充填機装置300にあるトナーカートリッジは次のステップへと移動する。そして、これらの移動は振動の停止後約1〜3秒においてトナーカートリッジを同時に移動することによって、充填中、充填後のトナーの飛散によるトナーカートリッジの汚れを防止できる。
【0014】
これまでは粉体として電子写真用トナーを例にとって説明してきたが、本発明はトナー以外の粉体にも適用できるものである。また、充填機装置は2つに限らず、3つ以上配設することもできる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1、4の発明によれば、充填ノズルから粉体がスムーズに送り出されるため、粉体の充填が良好に行なわれる。また、粉体の充填を直列に並べられた第一充填機装置、第二充填機装置で行なっているため、粉体充填時間は大幅に減少する。
請求項2の発明によれば、バイブレータは粉体用充填機の粉体充填中より極わずかな時間だけ長く振動を加えて、粉体の落下により容器へ充分に充填することができる。同時に、上記の粉体収納容器が次のステップへ進む前にバイブレーターの振動を停止すると共に容器内への粉体の落下を終えて、上記の粉体収納容器の周辺や容器外への粉体の落下をなくすことができる。
請求項3の発明によれば、第一充填機装置、第二充填機装置及び中間のエアー吸引棒の各ステップから同時に上記の各容器がスタートする事によって、第一充填機装置、第二充填機装置でのバイブレーターの振動による容器外への粉体の落下をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉体充填装置の主要部を表わした平面図。
【図2】充填機装置の一例の正面図。
【図3】充填機装置の一例の側面図。
【符号の説明】
100 トナーカートリッジ
200 第一充填機装置
300 第二充填機装置
400 中間脱気装置
500 充填機装置
501 メインホッパー
502 充填ノズル
503 スライダー
504 エアー吸引棒
505 局排ノズル
506 充填口
507 支柱
600 ベルトコンベア
700 バイブレータ
Claims (4)
- 粉体収納容器に粉体としてトナーを充填する方法において、該容器の充填口を上向きにした状態で、これに充填ノズルとエアー吸引棒と局排ノズルとを備える第一の充填機装置で充填ノズルに震動を加えながらほぼ半量の粉体を充填した後、必要に応じて中間脱気装置で粉体内の脱気を行ない、続いて、この容器に充填ノズルとエアー吸引棒と局排ノズルとを備える第二の充填機装置で充填ノズルに震動を加えながら残り半量の同じ粉体を充填することを特徴とする粉体充填方法。
- 充填ノズルに加えられる震動は、粉体充填後、さらに1〜3秒加えられることを特徴とする請求項1記載の粉体充填方法。
- 充填ノズルの振動を停止し、1〜3秒経過後に、容器を第一の充填機装置、中間脱気装置、第二の充填機装置から同時に送りださせるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の粉体充填方法。
- 充填ノズルに加えられる震動は、充填ノズルにバイブレータを取付けて発生させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の粉体充填方法。
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JP31131497A JP3917274B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 粉体充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31131497A JP3917274B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 粉体充填方法 |
Publications (2)
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JPH11130001A JPH11130001A (ja) | 1999-05-18 |
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ID=18015650
Family Applications (1)
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JP31131497A Expired - Lifetime JP3917274B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 粉体充填方法 |
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Families Citing this family (1)
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JP2013252889A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Topack Co Ltd | 充填包装装置、及び該充填包装装置の粉剤落下充填方法 |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP31131497A patent/JP3917274B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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