JP3908446B2 - 粉体充填方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体を粉体容器に充填するための粉体充填方法に関するものである。本発明の応用分野としてはトナー、薬品、化粧品、食品等の粉体を粉体容器内に充填するための粉体充填方法が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉体容器に粉体を充填するための粉体充填装置として様々なものが知られている。一般的なものとして、棒状の回転軸に螺旋翼を付けたオーガーを回転させることにより、粉体を回転させながら計量し、押し出すものがある。図6は、オーガーを設けた従来の粉体充填装置と、その粉体充填動作を示す説明図である。粉体Pが充填される容器は、粉体が複写機やプリンター用のトナーであるときにはカートリッジが、化粧品や食料品であるときはガラス製やプラスチック製のびん、ビニール袋などがそれぞれ用いられる。
【0003】
図6において粉体Pは、より大型のホッパーや保管容器からオーガー52を有するホッパー51に一旦入れられた後、オーガー52の回転によりホッパー51底部に設けた開口部よりロート53を介して、コンベア71上の粉体容器61に、計量されながら一定量が充填される。コンベア71上を移動するそれぞれの粉体容器61は充填前にその風袋が計量され、そのデータに基づいてオーガー52の回転速度をモーター54の回転速度で制御することにより、一定量の粉体Pを充填する。また、充填後の粉体容器61は再び重量を計量し、先の風袋との差により検量し、許容範囲から外れるものを除外する。しかしながら、上記充填装置・方法では、粉体が充填容器内で沈降するのに時間がかかり、充填が能率的でないだけでなく、高密度に充填することができないという不具合があった。
【0004】
そこで、特開平8−198203号公報に開示されているように、粉体を容器内で自然に沈降させるのではなく、積極的にエアーを分離して高密度化する試みがなされている。図7にその一例を示す。この粉体充填装置においてはロート83が、広口の粉体容器91の粉体供給口92に着脱自在に接続されている。また、ロート83内にはエアー吸引管84が挿入され、容器91内へ延びるエアー供給管84の一端側には、エアーを粉体層から分離するためのエアー吸引部85が取り付けられ、ロート83外へ延びるエアー吸引管84の他端部には減圧装置(図略)が接続されている。
【0005】
そして、粉体容器91内への粉体の充填動作では、ロート83を介して粉体Pを容器91内に供給し、所定量の粉体が容器91内に供給された後に、上記減圧装置を駆動し、容器91内の粉体層からエアー吸引部85を介してエアー吸引管84内に吸引することにより、このエアーを容器91外に排出する。なお、容器91内への粉体の充填動作が終了した後には、エアー吸引管84をロート83とともに粉体供給口92から取り外し、粉体供給口92をキャップ(図略)により閉鎖(閉栓)する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みなされたもので、その目的は、上記特開平8−198203号公報に開示されている粉体充填方法よりも更に能率的に粉体充填を行うことができる粉体充填方法を提供することにある。すなわち本発明は、従来技術では達成できなかった、縦長で細い容器等の難充填性容器への高速・高密度の粉体充填が可能な粉体充填方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の粉体充填方法は、充填ホッパーを粉体容器に気密状態の連結部を介して連結し、粉体を粉体容器に充填ホッパーを介して自重落下により充填する装置であって、充填ホッパーを大気開放された第1収納部と、その下方に気密状態の接続部を介して接続した第2収納部とで構成し、エアー吸引部を備えた第1エアー吸引管を粉体容器に挿脱自在とするとともに、この第1エアー吸引管を粉体容器の深さ方向に移動自在とし、第2収納部にはエアー吸引部を備えた第2エアー吸引管を挿入し、これら第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を減圧装置に連絡した粉体充填装置を使用する粉体充填方法であって、
前記減圧装置により第1エアー吸引管および第2エアー吸引管を介して第2収納部内および粉体容器内の空気を吸引して減圧状態とし、この状態で第1収納部内の粉体を第2収納部を介して粉体容器に自重落下で充填するとともに、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて第1エアー吸引管を引き上げることにより、粉体容器内のエアー吸引部を、該粉体容器内に充填されつつある粉体層内に埋没させた状態で上昇させることを特徴とする粉体充填方法である。
【0008】
請求項2に記載の粉体充填方法は、充填ホッパーを粉体容器に気密状態の連結部を介して連結し、粉体を粉体容器に充填ホッパーを介して自重落下により充填する装置であって、充填ホッパーを大気開放された第1収納部と、その下方に気密状態の接続部を介して接続した第2収納部とで構成し、エアー吸引部を備えた第1エアー吸引管を粉体容器に挿脱自在とするとともに、この第1エアー吸引管を粉体容器の深さ方向に移動自在とし、第2収納部にはエアー吸引部を備えた第2エアー吸引管を挿入し、これら第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を減圧装置に連絡し、
第1エアー吸引管は第1減圧装置と第1加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第2エアー吸引管は第2減圧装置と第2加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を、それぞれ第1加圧空気供給源、第2加圧空気供給源に接続したときには、前記エアー吸引部から加圧空気を噴出させることができるようにした粉体充填装置を使用する粉体充填方法であって、
第1減圧装置および第2減圧装置によって第1エアー吸引管および第2エアー吸引管を介して粉体容器内および第2収納部内の空気を吸引することにより、第2収納部の減圧度を粉体容器の減圧度よりも低い減圧状態に維持し、この状態で第1収納部内の粉体を第2収納部を介して粉体容器に自重落下で充填するとともに、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて、粉体容器内の前記エアー吸引部を該粉体容器内に充填されつつある粉体層内に埋没させた状態で第1エアー吸引管を引き上げて、そのエアー吸引部を上昇させることを特徴とする粉体充填方法である。
【0009】
請求項3に記載の粉体充填方法は、第2収納部内および粉体容器内の前記減圧操作では、エアー吸引部の負圧を−80kpa〜−20kpaとすることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体充填方法である。
【0010】
請求項2の粉体充填方法においては、以下の操作をすることが好ましい。
(1)粉体容器への粉体充填操作を開始した時点から、粉体容器に目的とする全充填量の粉体が充填されるまでの間に、第1加圧空気供給源からの加圧空気を第1エアー吸引管に供給してエアー吸引部から粉体容器内に噴出させる操作と、第2加圧空気供給源からの加圧空気を第2エアー吸引管に供給してエアー吸引部から第2収納部内に噴出させる操作とを、それぞれ適宜回数だけ行う粉体充填方法。
(2)目的とする全充填量の粉体が充填されて粉体充填操作が終了した後、充填ホッパーおよび第1エアー吸引管を粉体容器から離脱させるとともに、充填ホッパー内を空にし、第1加圧空気供給源からの加圧空気を第1エアー吸引管に供給してエアー吸引部から噴出させる操作と、第2加圧空気供給源からの加圧空気を第2エアー吸引管に供給してエアー吸引部から第2収納部内に噴出させる操作とを行う粉体充填方法。
【0011】
請求項1、請求項2の粉体充填方法を採用する前記粉体充填装置の構成としては、以下のものが好ましい。
(3)第1エアー吸引管および第2エアー吸引管は、下端部に前記エアー吸引部を設けたものであって、該エアー吸引部は、エアー吸引管に形成した多数の貫通孔をフィルタで覆ったものであること。このフィルタとしては、内周側に#2000〜#3000の細かいメッシュと、その外周側に#100以下の粗いメッシュとを積層したものが採用できる。
(4)第1エアー吸引管および第2エアー吸引管は、下端部に前記エアー吸引部を接続したものであって、該エアー吸引部は内周側に#100以下の粗いメッシュと、その外周側に#2000〜#3000の細かいメッシュと、さらにその外周側に#100以下の粗いメッシュとを積層したものであること。
(5)粉体容器の底部に振動を付与する加振装置と、粉体容器の側壁に振動を付与する加振装置とを設けたもの。
この粉体充填装置では、以下の粉体充填方法が好ましく採用できる。
(6)粉体容器の底部および側壁に同時に振動を付与しながら粉体充填を行うもの。この 場合、(7)粉体容器側壁への振動付与操作では、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて、粉体容器側壁の振動付与位置を上昇させることが好ましい。
(8)目的とする全充填量の粉体が充填されて粉体充填操作が終了した粉体容器の底部および粉体容器の側壁に同時に振動を付与するもの。
【0012】
上記(1),(2)の粉体充填方法では、加圧空気を第1エアー吸引管のエアー吸引部から粉体容器内に噴出させる操作と、加圧空気を第2エアー吸引管のエアー吸引部から第2収納部内に噴出させる操作とを行うので、これらエアー吸引部に生じる粉体による目詰まり(閉塞)が的確に解消され、これらエアー吸引部のエアー吸引機能が正常な状態に維持される。
【0013】
上記(3),(4)の粉体充填装置では、第1エアー吸引管および第2エアー吸引管のそれぞれに設けた所定構成のエアー吸引部により、粉体を捕捉するようにしたので、粉体が減圧装置に流れ込むことがなくなるとともに、第2収納部内および粉体容器内を、所望の減圧度に安定して維持することができる。また、エアー吸引部の開口径を所定範囲に限定したので、これらエアー吸引管の耐久性・メンテナンス性が高くなるうえ、優れた粉体捕捉効果およびエアー吸引効果が得られる。
【0014】
上記(5)の粉体充填装置では、粉体容器の底部および側壁に振動を付与するように構成したので、粉体容器への粉体充填密度が更に高まるうえ、粉体層からのエアー吸引が更に促進される。
【0015】
上記(6)の粉体充填方法では、粉体容器の底部および側壁に同時に振動を付与しながら粉体充填を行うので、粉体層からの自然脱気および、エアー吸引管によるエアーの吸引が促進されるとともに、粉体容器への粉体充填密度が高まる。
【0016】
また、上記(7)の粉体充填方法では、粉体容器側壁への振動付与操作を行う場合に、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて、粉体容器側壁の振動付与位置を上昇させるので、上記(6)の充填方法の効果が更に高まる。
【0017】
上記(8)の粉体充填方法では、目的とする全充填量の粉体が充填されて粉体充填操作が終了した粉体容器の底部および粉体容器の側壁に同時に振動を付与するので、上記(6)の充填方法の効果が得られるのに加えて、粉体容器の側壁に付着した粉体を剥離・落下させることができるため、充填状態の外観を良好なものにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
第1の実施の形態
図1は粉体充填装置10の全体構成を示す縦断面図であり、図2はこの粉体充填装置10に設けた第1エアー吸引管16の要部構造を示す縦断面図である。
【0019】
図1において、粉体充填装置10は、粉体P(例えばトナー)が充填される粉体容器12と、これに粉体を落下充填するための充填ホッパー14と、粉体容器12に挿入した第1エアー吸引管16と、該エアー吸引管16に連通する第1減圧装置18aと、充填ホッパー14を構成する第2収納部14bに挿入した第2エアー吸引管20と、該エアー吸引管20に連通する第2減圧装置18bとを備えている。充填ホッパー14は第1収納部14aと、上記第2収納部14bとで構成されている。第1収納部14a、第2収納部14bのそれぞれの下端部には、粉体供給管15a,15bが設けられている。
【0020】
更に詳細に説明すると、粉体容器12の上部には粉体供給口12aが形成され、この粉体供給口12aに上記第2収納部14bの粉体供給管15bが挿脱自在に、かつ気密状態に挿入されている。第2収納部14bの上部には第1収納部14aの粉体供給管15aが挿脱自在に、かつ気密状態に挿入されている。また、第2収納部14bの上方部から粉体容器12の底部に達する第1エアー吸引管16が設けられている。この第1エアー吸引管16は、第2収納部14bの内部を上下に気密状態に貫通し、さらに粉体供給管15bの内部を通り、上記のように粉体容器12の底部に達している。この第1エアー吸引管16の下端部はエアー吸引部16aとなっている。第1エアー吸引管16の外径は通常、10mm以下とする。こうすることで、粉体供給口12aの内径をそれほど大きくすることなく、第2収納部14b内の粉体を粉体容器12に円滑に落下供給することが可能になる。
【0021】
また、この第1エアー吸引管16の上部はフレキシブルチューブ16bおよび三方弁22aを介して第1減圧装置18aと、第1加圧空気供給源24aとに分岐して接続されている。さらに、第2収納部14bの上部には、第2エアー吸引管20の下端部が気密状態に挿入され、該下端部は第2エアー吸引部20aとなっている。上記第2エアー吸引管20の他端部は、第1エアー吸引管16の場合と同様に、フレキシブルチューブ20bおよび三方弁22bを介して第2減圧装置18bと、第2加圧空気供給源24bとに分岐接続されている。
【0022】
したがって、粉体容器12内の減圧度を第2収納部14bのそれより高めることで、粉体容器12内、第2収納部14b内の双方を減圧状態にするとともに、第2収納部14b内の粉体を気圧の差および粉体の自重により粉体容器12内に供給することが可能である。なお、図1において符号26は、図略の大量の粉体を貯蔵する大型ホッパーまたは粉体貯蔵タンクに設けられたオーガーであり、このオーガー26は粉体を切り出すためのノズルである。
【0023】
上記第1エアー吸引管16と充填ホッパー14とは、個別に配備された図略のアクチュエータ(例えばエアーシリンダ)に連結され、これらのアクチュエータにより独立に上下動自在となっている。すなわち、第1エアー吸引管16は、アクチュエータにより上下して、粉体容器12内への挿入深さ(収納容器12内におけるエアー吸引部16aの挿入位置)を微調整することが可能である。また、充填ホッパー14は、第1エアー吸引管16の上下動とは無関係にアクチュエータにより下降して、第2収納部14b下端部の粉体供給管15bが粉体容器12上端部の粉体供給口12a(より具体的には、粉体供給口12aに設けた短管外周面)に気密状態に挿入嵌合するようになっている。なお、第1エアー吸引管16の外周面と、粉体供給口12aに設けた上記短管の内周面との間には、粉体を粉体容器12に落下充填するための円環状の隙間が形成されている。
【0024】
上記のように図1では、第1エアー吸引管16が第2収納部14bの内部を上下に貫通し、さらに粉体供給管15bの内部を通り、粉体容器12の底部に達しているが、これに代えて、第1エアー吸引管16を粉体容器12の肩部(上部壁)、あるいは側壁上部から粉体容器12に挿入した構造とすることもできる。要は、粉体容器12内と第2収納部14b内とを独立に減圧できるようにすれば良い。また、図1では、第2エアー吸引管20下端部(エアー吸引部20a)は第2収納部14b内の上方部に位置しているが、このエアー吸引部20aを第2収納部14b内の下方部に挿入し、粉体層内に埋没させるようにしても良い。
【0025】
図2は、第1エアー吸引管16のエアー吸引部16aの構造を示す縦断面図である。第2エアー吸引管20のエアー吸引部20aの基本的構造は、上記エアー吸引部16aと同一である。図2に示すようにエアー吸引部16aは、フィルタを3層積層して構成したもので、第1エアー吸引管16の下端部に接続されている。すなわち、エアー吸引部16aは内周側に#100以下の粗いメッシュ(目の粗いフィルタ)17aと、その外周側に#2000〜#3000の細かいメッシュ(目の細かいフィルタ)17bと、さらにその外周側に#100以下の粗いメッシュ17aとを積層したものである。図2において、符号19はシート状のシール材である。なお、上記メッシュの材質としては、例えば金属、布、不織布、多孔質セラミックスが挙げられる。
【0026】
なお、図2の構造に代えてエアー吸引部16aを、第1エアー吸引管16に多数の貫通孔を形成し、この貫通孔を被覆する状態で内周側に#2000〜#3000の細かいメッシュと、その外周側に#100以下の粗いメッシュとを積層した構造とすることもできる(図略)。エアー吸引部20aについても同様である。
【0027】
つぎに、図1の粉体充填装置の作用すなわち、該装置による粉体充填操作について説明する。図1において、まず粉体容器12を所定位置にセットする。充填ホッパー14を上記アクチュエータで下降させて、第2収納部14bの粉体供給管15bを粉体容器12の粉体供給口12aに連結する。第1エアー吸引管16を粉体容器12に挿入し、エアー吸引部16aを粉体容器12の底部に位置決めし、以下の手順で粉体貯蔵タンク(図略)内の粉体を第1収納部14aおよび第2収納部14bを介して粉体容器12に充填する。
【0028】
オーガー26の回転および第1、第2減圧装置18a,18bの始動により、上記粉体貯蔵タンク内の粉体を、第1収納部14aへ落下供給する。この供給量は、粉体容器12への充填量に等しくする。第1および第2減圧装置18a,18bを始動させ、ついで三方弁22a,22bの切換え操作により、第2収納部14b内および粉体容器12内を減圧する。これにより、上記粉体貯蔵タンク内の粉体は、第1収納部14aついで第2収納部14bを介して粉体容器12内に充填される。
【0029】
この場合、第2収納部14b内の空気は、エアー吸引部20aおよび第2エアー吸引管20を介して排気される。また、粉体を貯留する第1収納部14aの下方部の空気は、第2収納部14bを介して吸引・排気される。さらに、粉体容器12内の空気は、エアー吸引部16aおよび第1エアー吸引管16を介して排気される。この場合、粉体容器12の真空度を第2収納部14bのそれより高めることが好ましく、こうすることで第2収納部14b内の空気の一部が粉体容器12を介して排気されるため、第2収納部14bから粉体容器12への粉体落下をより円滑に行うことができる。なお、「真空度」は、これが高ければ高いほど絶対圧が低いことを意味する。
【0030】
粉体充填操作の継続により、粉体容器12内の粉体Pのレベルが上昇するので、この上昇に応じて第1エアー吸引管16を引き上げることにより、エアー吸引部16aを粉体層内の上方部位に位置させる。こうすることで、あらたに充填された粉体に同伴する空気を迅速・的確に排気することができて、粉体容器12内の粉体充填密度を高めることが可能になる。第1収納部14a内の粉体全量が粉体容器12に充填されたら、第1減圧装置18aおよび第2減圧装置18bを停止させる。第1収納部14aから流入する大気により、第2収納部14bおよび粉体容器12内を大気圧に戻した後、充填ホッパー14および第1エアー吸引管16を粉体容器12から離脱させて粉体充填操作を終了させる。
【0031】
上記のように、第2収納部14bおよび粉体容器12内が減圧状態に維持されているのに対し、第1収納部14a内の上部は大気圧となっているため、第1収納部14a内の粉体Pは、気圧差と粉体の自重とにより、第2収納部14bを介して粉体容器12に円滑に落下充填され、粉体容器12内への粉体充填に要する時間が短縮される。また、粉体容器12へは、多少の空気を同伴した状態で粉体が充填されるが、この空気はエアー吸引部16aを介して吸引・排気されるため、粉体容器12内に充填された粉体ではエアーの共存率が低下し粉体充填密度、したがって粉体充填量を高くすることができる。
【0032】
また、単位時間当たりの粉体供給量が多い場合には、粉体供給管15aあるいは粉体供給口12aの部位で粉体が詰まる(いわゆるブリッジ現象)ときがある。前者の部位で発生した粉体詰まりを解消するには、第2加圧空気供給源24bからの加圧空気の供給と、第2減圧装置18bによる減圧操作とを交互に繰り返し行なうことで、粉体の塊あるいは凝集物を破砕・粉砕するか、または崩壊させる。また、後者の部位に発生した粉体詰まりを解消するには、第1エアー吸引管16を上昇させてエアー吸引部16aを粉体供給口12aに近づけ、第1加圧空気供給源24aからの加圧空気供給と、第1減圧装置18aによる減圧操作とを交互に繰り返せば良い。
【0033】
さらに、エアー吸引部16a,20aに粉体が詰まることがあるが、前者では第1エアー吸引管16に加圧空気を、後者では第2エアー吸引管20にそれぞれ加圧供給を供給してエアー吸引部16a,20aを逆洗すれば良い。
【0034】
このように、図1の充填装置によれば、粉体充填用の供給口が小さい粉体容器や、細長の粉体容器など、通常の操作では充填操作を円滑に進めることが難しい粉体容器であっても、高速(単位時間当たりの充填量が多い)、かつ高密度に、充填することができる。
【0035】
第2の実施の形態
図3は、図1の粉体充填装置により粉体を自動的に充填する場合の、ベルトコンベア上およびターンテーブル上の粉体充填装置の移動態様を示す平面図である。図4は、ターンテーブル上の粉体充填装置の位置と、粉体容器内への粉体充填状態との関係などを示す正面図である。なお、図4では、第1収納部14aが示されていない。本実施の形態では、空の粉体容器12をベルトコンベア32で搬送して、ターンテーブル31上に移載し、このターンテーブル31上で粉体充填装置により粉体を充填した後、充填後の粉体容器12をベルトコンベア33に移載して次の工程(図略)に搬送するようにしている。
【0036】
ベルトコンベア32上の粉体容器12は図3の符号Aで示す位置から、ターンテーブル31上の符号Bの位置に移載される。この粉体容器12は、ターンテーブル31の回転により時計回りに回転し、符号B→C→D→E→Fとほぼ一巡する間に所定量の粉体が充填された後、ターンテーブル31上からベルトコンベア33上の符号Gの位置に移載される。本実施の形態では、粉体充填装置がターンテーブル31と同期して回転する。したがって、観測者がターンテーブル31上にいる場合には、上下方向以外には移動しない粉体充填装置により、静止した粉体容器12に粉体が充填されるときと同じように観察される。
【0037】
図4において、ターンテーブル31上の符号Bの位置では、充填ホッパー14の第2収納部14bと第1エアー吸引管16が粉体容器12の直上に位置決めされる。位置Cでは、第2収納部14bおよび第1エアー吸引管16が前記アクチュエータにより下降して図1の状態にセットされ、エアー吸引管16が粉体容器12に、高さh1に挿入される(エアー吸引部16aの下端部と、粉体容器12の底面との距離をh1とする)。この状態で、第2収納部14b内の粉体の、粉体容器12への落下供給が開始される。そして、粉体供給の継続により、位置Dでは粉体の充填高さH1に上昇する。
【0038】
粉体の充填高さがH2まで上昇すると、符号Eの位置でエアー吸引管16を高さh1からh2の位置に引き上げる(エアー吸引部16aの下端部と、粉体容器12の底面との距離をh2とする)。符号Fの位置において粉体の充填高さがH3まで上昇したら充填操作を終了させる。第2収納部14b内および粉体容器12内を常圧に戻した後、第2収納部14bおよび第1エアー吸引管16を、前記アクチュエータにより粉体容器12から上昇・離脱させ、ついで粉体容器12を、ベルトコンベア33上の符号Gの位置に回収する。以上により、1本の粉体容器に対する粉体充填工程が終了する。
【0039】
なお、本実施の形態では、粉体容器12をターンテーブル上で、これと一体的に回転させながら粉体充填を行うようにしたが、これに代えて、粉体容器12を直線状の経路(例えばI字状、あるいはU字状)に沿って移動させながら充填するように構成しても良い。
【0040】
第3の実施の形態
図5は、粉体充填装置の要部構造を示す縦断面図である。本実施の形態は、粉体容器12の底部に振動を付与する加振装置41と、粉体容器12の側壁に振動を付与する加振装置45とを設けたもので、その他の構成は図1の実施の形態と同様である。図5において符号42は振動源、符号43はスプリング、符号44は粉体容器12用の載置板である。
【0041】
図5の粉体充填装置による粉体充填操作を、粉体容器の底部および粉体容器の側壁に同時に振動を付与しながら行うことで、粉体容器への粉体落下供給が、より円滑になるうえ、粉体容器の粉体層内の空気の排気をより効率良く進めることができる。なお、粉体容器12の側壁への振動付与操作では、粉体容器内の粉体充填高さ(粉体層の高さ)の上昇に応じて、粉体容器側壁の振動付与位置を上昇させることが好ましく、上記排気を更に高効率・迅速に行うことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の粉体充填方法では、大気開放された第1収納部内の粉体を、減圧状態の第2収納部を介して減圧状態の粉体容器に、自重と気圧差とを利用して落下充填するようしたので、殆どの場合において粉体充填経路が粉体で閉塞することはなく、充填操作を迅速(単位時間あたりの充填量が多い)、かつ円滑に進めることができる。また、エアー吸引部を備えた第1エアー吸引管を粉体容器内の粉体層に挿入し、この粉体層内の空気を吸引・排気しながら充填するように構成したので、粉体容器への粉体充填密度を高めることができる。したがって、小型の粉体容器であっても、より多くの粉体を高速・高密度に充填することが可能となる。このように、本発明によれば、従来技術では達成できなかった、縦長で細い容器等の難充填性容器への高速・高密度の粉体充填が可能な粉体充填方法を提供することができる。
【0043】
とくに、請求項1の充填方法では、粉体容器内の粉体液面の上昇に応じて、第1エアー吸引管を引き上げて、そのエアー吸引部を上昇させるようにしたので、粉体容器に充填された粉体層内の空気を、より迅速に排気することができるという、格別な効果を奏するものである。
【0044】
請求項2に記載の粉体充填方法では、第1エアー吸引管は第1減圧装置と第1加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第2エアー吸引管は第2減圧装置と第2加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を、それぞれ第1加圧空気供給源、第2加圧空気供給源に接続したときには、前記エアー吸引部から加圧ガスを噴出させることができるようにしたため、エアー吸引部の粉体詰まりを的確に解消することができるので、粉体詰まりが発生しやすい充填条件下であっても、円滑・確実な充填操作が可能である。
そして、この請求項2に記載の粉体充填方法では、第2収納部の減圧度を粉体容器の減圧度よりも低い減圧状態にして粉体容器への粉体充填操作を行うとともに、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて、粉体容器内のエアー吸引部を、該粉体容器内に充填されつつある粉体層内に埋没させた状態で上昇させるようにしたので、第2収納部から粉体容器への粉体落下充填を、より迅速かつ、より安定して行うことができるうえ、粉体容器の粉体充填密度を著しく高めることができる。
【0045】
請求項に記載の粉体充填方法では、エアー吸引部の負圧を所定範囲に限定したので、第2収納部から粉体容器への粉体落下充填を、より迅速かつ、より安定して行うことができ、しかも、粉体容器への粉体充填密度を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るもので、粉体充填装置の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】 図1の粉体充填装置に配備された第1エアー吸引管の、エアー吸引部の構造を示す縦断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係るもので、図1の粉体充填装置により粉体を自動的に充填する場合の、ベルトコンベア上およびターンテーブル上の粉体容器の移動態様を示す平面図である。
【図4】 図3の実施の形態に係るもので、ターンテーブル上の粉体充填装置と、粉体容器への粉体充填状態との関係などを示す正面図である。
【図5】 発明の第3の実施の形態に係るもので、粉体充填装置の要部構造を示す縦断面図である。
【図6】 従来の粉体充填装置の構成と粉体充填動作を示す説明図である。
【図7】 従来の粉体充填装置の別例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
10 粉体充填装置
12 粉体容器
12a 粉体供給口
14 充填ホッパー
14a 第1収納部
14b 第2収納部
15a 粉体供給管
15b 粉体供給管
16 第1エアー吸引管
16a エアー吸引部
16b フレキシブルチューブ
17a 粗いメッシュ
17b 細かいメッシュ
18a 第1減圧装置
18b 第2減圧装置
19 シール材
20 第2エアー吸引管
20a エアー吸引部
20b フレキシブルチューブ
22a 三方弁
22b 三方弁
24a 第1加圧空気供給源
24b 第2加圧空気供給源
26 オーガー
31 ターンテーブル
32 ベルトコンベア
33 ベルトコンベア
41 加振装置
42 振動源
43 スプリング
44 載置板
45 加振装置

Claims (3)

  1. 充填ホッパーを粉体容器に気密状態の連結部を介して連結し、粉体を粉体容器に充填ホッパーを介して自重落下により充填する装置であって、充填ホッパーを大気開放された第1収納部と、その下方に気密状態の接続部を介して接続した第2収納部とで構成し、エアー吸引部を備えた第1エアー吸引管を粉体容器に挿脱自在とするとともに、この第1エアー吸引管を粉体容器の深さ方向に移動自在とし、第2収納部にはエアー吸引部を備えた第2エアー吸引管を挿入し、これら第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を減圧装置に連絡した粉体充填装置を使用する粉体充填方法であって、
    前記減圧装置により第1エアー吸引管および第2エアー吸引管を介して第2収納部内および粉体容器内の空気を吸引して減圧状態とし、この状態で第1収納部内の粉体を第2収納部を介して粉体容器に自重落下で充填するとともに、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて第1エアー吸引管を引き上げることにより、粉体容器内のエアー吸引部を、該粉体容器内に充填されつつある粉体層内に埋没させた状態で上昇させることを特徴とする粉体充填方法。
  2. 充填ホッパーを粉体容器に気密状態の連結部を介して連結し、粉体を粉体容器に充填ホッパーを介して自重落下により充填する装置であって、充填ホッパーを大気開放された第1収納部と、その下方に気密状態の接続部を介して接続した第2収納部とで構成し、エアー吸引部を備えた第1エアー吸引管を粉体容器に挿脱自在とするとともに、この第1エアー吸引管を粉体容器の深さ方向に移動自在とし、第2収納部にはエアー吸引部を備えた第2エアー吸引管を挿入し、これら第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を減圧装置に連絡し、
    第1エアー吸引管は第1減圧装置と第1加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第2エアー吸引管は第2減圧装置と第2加圧空気供給源とに切換え接続自在とし、第1エアー吸引管、第2エアー吸引管を、それぞれ第1加圧空気供給源、第2加圧空気供給源に接続したときには、前記エアー吸引部から加圧空気を噴出させることができるようにした粉体充填装置を使用する粉体充填方法であって、
    第1減圧装置および第2減圧装置によって第1エアー吸引管および第2エアー吸引管を介して粉体容器内および第2収納部内の空気を吸引することにより、第2収納部の減圧度を粉体容器の減圧度よりも低い減圧状態に維持し、この状態で第1収納部内の粉体を第2収納部を介して粉体容器に自重落下で充填するとともに、粉体容器内の粉体層レベルの上昇に応じて、粉体容器内の前記エアー吸引部を該粉体容器内に充填されつつある粉体層内に埋没させた状態で第1エアー吸引管を引き上げて、そのエアー吸引部を上昇させることを特徴とする粉体充填方法。
  3. 第2収納部内および粉体容器内の前記減圧操作では、エアー吸引部の負圧を−80kpa〜−20kpaとすることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体充填方法。
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