JP2002120801A - 粉体充填装置 - Google Patents

粉体充填装置

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JP2002120801A
JP2002120801A JP2000313188A JP2000313188A JP2002120801A JP 2002120801 A JP2002120801 A JP 2002120801A JP 2000313188 A JP2000313188 A JP 2000313188A JP 2000313188 A JP2000313188 A JP 2000313188A JP 2002120801 A JP2002120801 A JP 2002120801A
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air
filling
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powder container
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JP2000313188A
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Hirosato Amano
浩里 天野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は粉体の充填速度を向上するとともに
高密度で均一に充填して充填精度を向上させることがで
きる粉体充填装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明はホッパの切出部を粉体容器の粉
体投入口に着脱自在に接続して粉体容器内へ粉体を充填
しながら空気吸引管の先端部に設けた空気分離部で充填
している粉体に含まれる空気を分離して排出する粉体充
填装置であって、粉体容器(4)を斜めに傾けて保持す
る保持手段(31)を設けたことに特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体充填装置に関
し、特に電子写真方式の複写機やプリンタ装置等におい
て形成した静電潜像を現像するトナー等の粉体を容器に
充填する粉体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を使用した複写機等では感
光体に形成された静電潜像を現像装置で粉末のトナーに
より現像して可視化している。この現像に使用するトナ
ーはトナー容器を現像装置に装着して供給している。ト
ナー容器にトナーを充填するときは、例えば図8に示す
ように、大型のホッパや保管容器より空気輸送等により
搬送された粉体はオーガー25を有するホッパ2へ一旦
貯蔵された後、駆動モータ26によるオーガー25の回
転によりホッパ2の底の開口部から切出部7を介してコ
ンベア27上の粉体容器4へ計量されながら一定量が充
填される。コンベア27上を移動する各粉体容器4は充
填前にその風袋を計量され、そのデータに基づいてオー
ガー25の回転数を駆動モータ26の回転数で制御する
ことにより一定量の粉体を充填する。また、充填後の粉
体容器4は再び重量を計量され、先に計量した風袋との
差により充填した粉体の量を検出し、許容量範囲に満た
されないものや超えるものを除外するようにしている。
【0003】トナー等の粉体をホッパ2から粉体容器4
に充填するときの切り出し量は粉体が含んでいる空気の
割合により変化する。ホッパ2に供給される粉体は、通
常、空気輸送等により搬送されるため空気を多く含んで
いる。このため粉体が粉体容器4内で沈降するのに時間
がかかり、充填が能率的でない上に高密度に充填するこ
とが困難である。
【0004】この粉体内に含まれている空気を除去する
ため、例えば特開平8−198203号公報に開示され
たように、粉体を粉体容器4内で自然に沈降させるので
はなく、積極的に空気を分離して排出し高密度に充填す
るようにしている。特開平8−198203号公報に示
された粉体充填装置は図9に示すように、先端に空気を
通して粉体を通さない多数の穴を有する空気分離部28
が設けられ、他端が真空ポンプ等の減圧源(図示せず)
に接続された空気吸引管3を取り付けた充填ノズル29
を粉体容器4の粉体供給口に装着し、粉体容器4に粉体
を充填しながら空気吸引管3で充填している粉体に含ま
れている空気を吸引して分離し排出するようにしてい
る。また、粉体容器4に充填された粉体の量に応じて空
気吸引管3を粉体容器4の下部から上方に移動して、充
填される粉体内の空気を分離して排出し、粉体容器4に
高密度で均一に粉体を充填するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−198203号公報に示された粉体充填装置は、空
気吸引管の先端の空気分離部に空気を通して粉体を通さ
ない多数の穴を設けているため、細い空気吸引管に多数
に小さな穴を加工する必要があり、その加工が容易でな
く多くの時間とコストがかかってしまう。
【0006】また、空気分離部の多数の穴の配置によっ
ては、穴の付近から離れた部分では空気が十分に分離さ
れず、粉体容器に充填された粉体に含まれている空気の
分布が場所により変動し、充填密度を均一に高密度化す
ることが困難になり、粉体容器に十分な充填量で充填す
ることができなくなってしまう。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであり、粉体の充填速度を向上するとともに高密
度で均一に充填して充填精度を向上させることができる
粉体充填装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉体充填装
置は、ホッパの切出部を粉体容器の粉体投入口に着脱自
在に接続して粉体容器内へ粉体を充填しながら空気吸引
管の先端部に設けた空気分離部で充填している粉体に含
まれる空気を分離して排出する粉体充填装置において、
粉体容器を斜めに傾けて保持する保持手段を設けたこと
を特徴とする。よって、粉体の充填速度を向上するとと
もに高密度で均一に充填して充填精度を向上させること
ができる。
【0009】また、空気吸引管の空気分離部をメッシュ
の異なるふるい網又はフィルタの複数の層で形成するこ
とが望ましい。さらに、空気分離部の外層を粗いメッシ
ュのふるい網又はフィルタで構成すると良い。
【0010】更に、粉体容器に粉体を複数段階に分けて
充填し、各充填段階毎に空気分離部による空気の分離,
排出時間を設定することが望ましい。
【0011】また、粉体容器に粉体を充填するときに、
粉体容器に対して振動を与えることが望ましい。
【0012】更に、空気吸引管の先端部を複数に分岐
し、各分岐管に空気分離部を設けると良い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の粉体充填装置は粉体容器
を斜めに傾けて保持する保持手段を設け、粉体の自重に
より容器内にて粉体と空気の層が分かれるため、充填時
の容器内の置換空気が充填口から排出される。このた
め、粉体を充填口から充填すると粉体の容器への充填速
度が増加して所定の充填量を満たすための時間を速くで
きる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る粉体充填
装置の構成を示す概略断面図である。同図に示すよう
に、本実施例の粉体充填装置1は、粉体容器4を斜めに
保持する保持手段31を有している。この保持手段31
は、特に限定されず粉体容器4を傾けることにより粉体
供給口での粉体の投入部と粉体容器4内の空気の排出部
を分離できる角度に粉体容器を傾けることができる手段
であれば良い。また、粉体であるトナーが充填される粉
体容器4がターンテーブルなどの上に設けられ、この粉
体容器4の一端にはトナーを充填する粉体供給口及び空
気吸引管3の挿入口が形成されている。所定のトナー充
填位置にセットされた粉体容器内へ充填するトナーが供
給され、内部にオーガー25を有するホッパ2が設けら
れ、このホッパ2から直接又はロート30を介して粉体
が供給される。このホッパ2又はロート30の下部に
は、粉体供給口へ抜き差し自在に挿入される粉体供給管
が形成されている。なお、ホッパ2又はロート30には
エアシリンダのピストンロッド(図示せず)が連結され
ており、このエアシリンダを駆動させることによりホッ
パ2又はロート30が昇降して粉体供給管が粉体供給口
へ抜き差しされる構造となっている。このような構成を
有する本実施例の粉体充填装置1は、保持手段31によ
って粉体容器4を斜めに保持することにより、粉体の自
重により容器内にて粉体と空気の層が分かれるため、充
填時の容器内の置換空気が充填口の概上部から排出され
る。このため、粉体を充填口の概下部より充填すると粉
体の容器への充填速度が増加して所定の充填量を満たす
ための時間が速くなる。更に、エアシリンダ等を駆動さ
せてトナーの充填を開始する際には、減圧源を駆動させ
ると共に三方弁である制御バルブを切替操作することに
よって空気吸引管3を減圧源へ接続する。すると、粉体
容器4内の空気が空気分離部から吸引されると共にホッ
パ2又はロート30内の空気が粉体容器4内へ吸引され
る。従って、充填動作を開始した直後においては、ホッ
パ2又はロート30から粉体容器4内への空気の流れに
よりホッパ2又はロート30から粉体容器4内へのトナ
ーの充填量が大幅に増大し、よってトナーの充填に要す
る時間が短縮され、トナーの充填工程の生産性が向上す
る。
【0015】図2は本発明の第2の実施例に係る粉体充
填装置の構成を示す概略断面図である。同図において、
本実施例の粉体充填装置1は、空気輸送等により搬送さ
れた粉体を貯留するホッパ2と、真空ポンプ等の減圧源
に接続された直径10mm程度の空気吸引管3と、柔軟
性を有する材料で形成された粉体容器4を搬送するター
ンテーブル5とを有している。ホッパ2は内面が電解複
合研磨処理又はフッ素樹脂のコーティング処理がされ、
内部にオーガーを有し、貯留した粉体を切り出して粉体
容器4に充填する切出部7を下端部に有する。空気吸引
管3は先端部に空気分離部8を有し、シリンダ等の駆動
手段で粉体容器4内に抜き差しできるように設けられて
いる。空気分離部8はふるい網又はフィルタを複数層、
例えば図3の断面図に示すように、粗いメッシュ(#1
00以下)のふるい網又はフィルタで形成された内層9
と、細かいメッシュ(#2000〜#3000位)のふ
るい網又はフィルタで形成され、内層9の外周面に設け
られた中間層10と、粗いメッシュ(#100以下)の
ふるい網又はフィルタで形成され、中間層10の外周面
に設けられた外層11及び内層9と中間層10と外層1
1の上下に設けたシール部材12、13を有する。この
空気分離部8を形成するふるい網又はフィルタの材質は
特に限定されず、適用される粉体の化学的、物理的性質
や粒径などを考慮して選ばれる。例えば金属や紙、布、
不織布、多孔質セラミック等を使用する。
【0016】粉体容器4を搬送するターンテーブル5
は、図4の平面図に示すように、入側コンベア14と出
側コンベア15に接続されている。そして入側コンベア
14から送られてきた粉体容器4は入側コンベア14の
位置Aからターンテーブル5の位置Bに移載される。タ
ーンテーブル5の位置Bに載置された粉体容器4はター
ンテーブル5の回転により時計回り方向に移動し、位置
Bから位置C,位置D,位置E,位置Fとほぼ一巡した
後、ターンテーブル5から出側コンベア15の位置Gに
移載される。このように粉体容器4がターンテーブル5
により移動しているときにホッパ2から粉体容器4に粉
体を充填する。
【0017】この粉体容器4に粉体を充填するときの状
態を粉体容器4が移動している各位置A〜Gに対応して
示した図5の工程図を参照して説明する。粉体容器4が
入側コンベア13の位置Aからターンテーブル5の位置
Bに移載されると、ホッパ2の切出部を粉体容器4の粉
体供給口16にセットし、空気吸引管3を粉体容器4の
上面に装着して、空気分離部8の先端を粉体容器4の底
に近い位置である底面から高さh1の位置にセットす
る。この状態で粉体容器4とホッパ2及び空気供給管3
がターンテーブル5の位置Cに移動すると空気供給管3
で粉体容器4内の空気を例えば吸引負圧−50KPa±
30KPa程度で吸引しながらホッパ2の切出部7で粉
体17を切り出して粉体容器4に充填を開始する。この
ようにホッパ2の切出部7から粉体容器4に粉体を充填
するときに、ホッパ2の内面が電解複合研磨処理又はフ
ッ素樹脂のコーティング処理されているから、粉体がホ
ッパ2の内面に固着することを防いで、ホッパ2内で粉
体を円滑に移動することができる。
【0018】この粉体容器4に粉体17を充填している
とき、一定時間毎にホッパ2の切出部7から粉体容器4
内の空気の一部を断続的に排出したり粉体容器4内に空
気を吸引する。このようにホッパ2の切出部7から粉体
容器4内の空気の一部を排出するときに、ホッパ2の切
出部7から排出される空気の流れによりホッパ2の切出
部7の粉体17をほぐし、粉体17の塊をなくすことが
できる。また、ホッパ2の切出部7から粉体容器4内に
空気を吸引するときの空気の流れにより、ほぐされた粉
体17の落下速度を加速することができ効率良く粉体1
7を充填することができる。この粉体容器4に対する粉
体17の充填を粉体容器4の容積を断続的に可変しなが
ら粉体容器4がターンテーブル5の位置C〜Fに移動し
ているときに継続して行う。粉体容器4がターンテーブ
ル5の位置Cから位置Dに移動したときに、粉体容器4
のレベルH1の位置まで粉体17が充填される。この充
填されている粉体17に含まれている空気を空気吸引管
3の空気分離部8で粉体17から分離して排出する。
【0019】この粉体容器4に充填されている粉体17
に含まれている空気を分離するときに、空気分離部8
が、図3に示すように、粗いメッシュ(#100以下)
のふるい網又はフィルタで形成された内層9と、細かい
メッシュ(#2000〜#3000位)のふるい網又は
フィルタで形成された中間層10と、粗いメッシュ(#
100以下)のふるい網又はフィルタで形成され外層1
1の3層で構成しているから、空気分離部8の全面で粉
体17に含まれている空気を吸引することができ、粉体
17の充填密度を高めることができ、充填精度を向上さ
せることができる。また、空気分離部の外層11を比較
的粗いメッシュのふるい網又はフィルタで形成している
ため十分な強度を得ることができ、耐久性を高めてメン
テナンス性を向上することができる。
【0020】粉体容器4がターンテーブル5の位置Dか
ら位置Eに移動すると、粉体容器4の中間を超えたレベ
ルH2の位置まで粉体17が充填される。そこで粉体容
器4に充填された粉体17の充填量に応じて空気吸引管
3を逐次引上げ、充填された粉体17に含まれている空
気を分離して排出し、粉体容器4がターンテーブル5の
位置Eに移動したときに、空気分離部8の先端を粉体容
器4の中間レベルh2にセットし、粉体容器4の中間部
の粉体17に含まれている空気を分離して排出する。こ
の粉体17の充填と空気の分離,排出を粉体容器4がタ
ーンテーブル5の位置Fに達するまで行い、粉体容器4
の一定レベルH3まで粉体17を充填したら、ホッパ2
の切出部7を粉体容器4の粉体供給口16から引上げ、
空気吸引管3を粉体容器4から取外し、粉体17が充填
された粉体容器4を出側コンベア15に移載して粉体1
7の充填動作を完了する。また、空気吸引管3を粉体容
器4から取り外すときに、空気吸引管3に加圧空気を供
給して空気分離部8から噴射して空気分離部8に付着し
た粉体を除去して空気分離部8を洗浄する。
【0021】このように粉体容器4に粉体17を充填す
るときに、ホッパ2の切出部7から粉体容器4内の空気
の一部を排出してホッパ2の切出部7の粉体17をほぐ
すとともに、ホッパ2の切出部7から粉体容器4内に空
気を吸引してほぐされた粉体17の落下速度を加速しな
がら空気吸引管3の空気分離部8で充填された粉体17
に含まれる空気を粉体17と分離して排出するから、充
填容器4に粉体17を効率良く充填することができると
ともに、充填された粉体17の充填密度を高めることが
できる。また、充填容器4に充填された粉体17の充填
量に応じて空気分離部8の位置を可変して充填容器4に
充填された粉体17全体に含まれる空気を分離して排出
するから、充填容器4に充填された粉体17を均一な高
密度にすることができ、所定量の粉体17を安定して充
填することができる。
【0022】上記実施例はターンテーブル5で移動する
粉体容器4に連続的に粉体を充填する場合について説明
したが、例えば図5に示すターンテーブル5の位置Dで
粉体容器4に粉体17を一定レベルH1まで充填した
ら、粉体17の充填を停止し、充填された粉体17に含
まれている空気を空気吸引管3の空気分離部8で所定時
間分離して排出し、粉体容器4がターンテーブル5の位
置Eに移動したときに粉体容器4の容積を可変しながら
粉体17の充填を再度行い一定レベルH2まで充填した
ら、粉体17の充填を停止し、充填された粉体17に含
まれている空気を空気吸引管3の空気分離部8で所定時
間分離して排出するようにしても良い。このように粉体
17の充填を空気を吸引しながら複数回に分けて間欠的
に行うことにより1回毎の粉体17の充填密度を高める
ことができ、粉体容器4に均一な密度で粉体17を充填
することができる。
【0023】また、上記実施例は粉体容器4を保持する
保持手段31をターンテーブル5に直接設け、この保持
手段31に粉体容器4を移載して移動させる場合につい
て説明したが、図6に示すように、ターンテーブル5に
加振装置18を設け、加振装置18に粉体容器4を移載
して、粉体容器4に粉体17を充填するときに加振装置
18を駆動して粉体容器4と充填されている粉体17に
振動を与えても良い。このように粉体容器4と充填され
ている粉体17に振動を与えることにより、空気分離部
8による空気の分離をより促進することができる。
【0024】さらに、ホッパ2にタービン式バイブレー
タやノッカー等の加振手段を設け、ホッパ2に間欠的に
振動を与えることにより、ホッパ2や切出部7から粉体
容器4に粉体17を円滑に供給することができる。
【0025】また、上記実施例は空気吸引管3を粉体容
器4に直接取り付けた場合について説明したが、ホッパ
2や切出部7に空気吸引管3を設けても良い。例えば図
7に示すようにホッパ2の切出部6に、三方弁21を介
して減圧源22と加圧源23に接続された空気吸引管3
を設け、この空気供給管3の先端部を複数例えば2本あ
るいは3本に分岐させ、各分岐管の先端部に空気分離部
8を設けるようにしても良い。
【0026】この場合は、ホッパ2に連結されたシリン
ダ等の昇降装置24によりホッパ2を下降させて切出部
7を粉体容器4の粉体供給口16にセットするときに空
気吸引管3も下降して空気分離部8を粉体容器4内にセ
ットする。この状態で空気吸引管3を減圧源22に接続
して粉体容器4内の空気を吸引しながらオーガー25の
駆動モータ26を駆動してホッパ2に貯留した粉体17
を切出部7から充填容器4に充填し、充填している粉体
17に含まれている空気を複数の空気分離部8で分離し
て排出する。この粉体17に含まれている空気を分離し
て排出するときに、複数の空気分離部8で分離するか
ら、大きな分離面積で空気を分離することができるとと
もに充填されている粉体17の複数の位置で空気を分離
することができ、分離効率を高めて粉体容器4に粉体1
7を短時間で高密度に充填することができる。
【0027】このように粉体容器4に粉体17を充填し
ているときに、充填している粉体17に塊ができたり、
空気分離部8に目詰まりが生じた場合には、三方弁21
を加圧源23に接続し、空気吸気管3に加圧空気を供給
して空気分離部8から噴射して充填している粉体17の
塊を破砕したり、空気分離部8に生じた目詰まりを解消
する。
【0028】上記実施例は粉体容器4に粉体17を充填
しているときに一定の負圧で粉体17に含まれている空
気を分離して排出する場合について説明したが、空気を
分離して排出する負圧に強弱を加えたり、間欠的に吸引
するようにしても良い。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る粉体
充填装置は、ホッパの切出部を粉体容器の粉体投入口に
着脱自在に接続して粉体容器内へ粉体を充填しながら空
気吸引管の先端部に設けた空気分離部で充填している粉
体に含まれる空気を分離して排出する粉体充填装置にお
いて、粉体容器を斜めに傾けて保持する保持手段を設け
たことを特徴とする。よって、粉体の充填速度を向上す
るとともに高密度で均一に充填して充填精度を向上させ
ることができる。
【0031】また、空気吸引管の空気分離部をメッシュ
の異なるふるい網又はフィルタの複数の層で形成するこ
とが望ましい。さらに、空気分離部の外層を粗いメッシ
ュのふるい網又はフィルタで構成すると良い。
【0032】更に、粉体容器に粉体を複数段階に分けて
充填し、各充填段階毎に空気分離部による空気の分離,
排出時間を設定することが望ましい。
【0033】また、粉体容器に粉体を充填するときに、
粉体容器に対して振動を与えることが望ましい。
【0034】更に、空気吸引管の先端部を複数に分岐
し、各分岐管に空気分離部を設けると良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る粉体充填装置の構
成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る粉体充填装置の構
成を示す概略断面図である。
【図3】空気分離部の構成を示す断面図である。
【図4】粉体容器を移動させているターンテーブルの平
面図である。
【図5】粉体容器に粉体を充填するときの状態を示す工
程図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る粉体充填装置の構
成を示す概略断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る粉体充填装置の構
成を示す概略断面図である。
【図8】従来の粉体充填装置の構成を示す概略断面図で
ある。
【図9】別の従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1;粉体充填装置、2;ホッパ、3;空気吸引管、4;
粉体容器、25;オーガー、30;ロート、31;保持
手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 1/10 B65B 1/10 A B65G 65/32 B65G 65/32 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパの切出部を粉体容器の粉体投入口
    に着脱自在に接続して粉体容器内へ粉体を充填しながら
    空気吸引管の先端部に設けた空気分離部で充填している
    粉体に含まれる空気を分離して排出する粉体充填装置に
    おいて、 粉体容器を斜めに傾けて保持する保持手段を設けたこと
    を特徴とする粉体充填装置。
  2. 【請求項2】 前記空気吸引管の空気分離部をメッシュ
    の異なるふるい網又はフィルタの複数の層で形成した請
    求項1記載の粉体充填装置。
  3. 【請求項3】 前記空気分離部の外層を粗いメッシュの
    ふるい網又はフィルタで構成した請求項2記載の粉体充
    填装置。
  4. 【請求項4】 前記粉体容器に粉体を複数段階に分けて
    充填し、各充填段階毎に空気分離部による空気の分離,
    排出時間を設定した請求項2又は3に記載の粉体充填装
    置。
  5. 【請求項5】 前記粉体容器に粉体を充填するときに、
    粉体容器に対して振動を与える請求項1〜4のいずれか
    に記載の粉体充填装置。
  6. 【請求項6】 前記空気吸引管の先端部を複数に分岐
    し、各分岐管に空気分離部を設けた請求項1〜5のいず
    れかに記載の粉体充填装置。
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