JP2013535315A - 粉体供給装置、及び粉体供給装置の自動清掃方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、塗装用粉体用の実質的に立方体状の粉体室(22)と、粉体室(22)に流動化用圧縮空気を導入する流動化装置(30)とを有する少なくとも1つの閉鎖された又は閉鎖可能な粉体容器(24)を備える粉体塗装設備(1)用の粉体供給装置に関する。粉体を容易に迅速に交換可能にするために、本発明によれば、粉体室(22)に開口している少なくとも1つの吸入用開口部(26)が、粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を供給するために、又は任意選択で、塗装設備の清掃作業中に浄化用圧縮空気を導入するために、粉体容器(24)の側壁(24−3)に設けられることが提供される。更に、粉体室(22)から出る少なくとも1つの排出口(31、33)が、粉体室(22)に導入された流動化用圧縮空気を排出させるために、又は任意選択で、清掃作業中に粉体室(22)に導入された浄化用空気を浄化用圧縮空気とともに運ばれた残余粉体と一緒に排出させるために、設けられる。少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)と少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)とが、ダイバータを介して少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続される。
Description
本発明は、独立請求項1の前提部による、粉体塗装設備用の粉体供給装置に関する。
従って、本発明は、特に、塗装用粉体のために実質的に立方体状の粉体室を備える少なくとも1つの閉鎖された又は閉鎖可能な粉体容器を有する粉体供給装置に関する。
本発明は、更に、特に色又は粉体の変更時に、このタイプの粉体供給装置を自動清掃する方法に関する。
本発明による装置は、特に、粉体を用いる物体の静電スプレー塗装に使用される粉体塗装設備に粉体を供給するのに好適であり、この設備では、新しい塗装用粉体(以下「新粉体」とも称する)及び任意選択で回収した塗装用粉体(以下「回収粉体」とも称する)が粉体容器内に入れられ、且つ、例えばインジェクタの形態の粉体排出装置によってスプレー装置に供給される。スプレー装置は、例えばハンドガンや自動ガンであり得る。
新粉体は、要求に応じ及び必要な場合に、粉体供給者が粉体使用者に新粉体を供給する、供給者の容器からの新粉体ラインを経由して、粉体容器に供給される。
粉体は、供給者の容器では小さな塊を形成している。対照的に、塗装用粉体は、例えば、インジェクタの吸引効果によって抜き取られて、スプレー装置への圧縮空気流に供給され得るように、粉体容器において流動状態である必要がある。それゆえ、粉体供給装置は、特に、塗装用粉体を貯蔵するための粉体室としての機能を果たす粉体容器を含み、塗装用粉体は、通例、別の粉体容器又は粉体スプレー装置のいずれかに簡単に空気圧で送ることができるように、粉体容器において流動化される。粉体スプレー装置は、スプレーノズル又は回転式噴霧器を有し得る手動又は自動の粉体スプレー装置であり得る。
本発明で取り組む問題は、粉体塗装設備及び関連の粉体供給装置を、粉体の変更(1つのタイプの粉体から別のタイプの粉体への変更)があるとき、特に色の変更(ある色の粉体から、異なる色を有する粉体への変更)があるとき、注意深く清掃する必要があるということである。これは、前のタイプの粉体の粉体粒子がいくつかあるだけで、新しいタイプの粉体での塗装時に塗装エラーを生じることがあるためである。
粉体の変更を単純な方法で迅速に可能にするオプションを提供するという目的が、本発明によって達成されるものとする。
粉体供給装置に関して、この目的は、本発明によれば、独立請求項1及び10の特徴によって達成される。粉体供給装置の自動清掃方法に関して、特に、色又は粉体の変更があるとき、本発明が取り組む目的は、別の独立請求項21の主題によって達成される。
従って、特に、塗装用粉体のために実質的に立方体状の粉体室を備える粉体容器を有する粉体供給装置であって、粉体塗装設備の清掃作業において、粉体室から残余粉体を除去して粉体室に浄化用圧縮空気を導入するために圧縮空気ラインを接続できる少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口が、粉体容器の側壁に設けられている、粉体供給装置が提案される。更に、本発明によれば、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口に加えて、少なくとも1つの残余粉体排出口が設けられ、そこを通って、残余粉体が、清掃作業中に粉体室に導入された浄化用圧縮空気によって粉体室から追い出されることが提供される。具体的には、この場合、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口が吸入用開口部を有し、且つ、少なくとも1つの残余粉体排出口が排出用開口部を有し、残余粉体排出口の排出用開口部が、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部と同じ方向に向いていることが提供される。
例として、少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部が粉体容器の側壁に設けられ、そこに、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部も設けられていることが考えられる。
しかしながら、他方で、少なくとも1つの残余粉体排出口が、例えば、粉体容器のカバーに配置され、そこで、残余粉体排出口が接続ブランチなどを有する必要があり、接続ブランチはカバーの内側に設けられ、且つ、粉体容器の閉鎖状態において、接続ブランチによって画成されている残余粉体排出口の排出用開口部が、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部と同じ方向に向いているように整列されることも考えられる。
浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部は、残余粉体排出口の排出用開口部から垂直方向に離間していてもよい。しかしながら、当然ながら、浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部及び残余粉体排出口の排出用開口部を共通の水平面に配置することも考えられる。
特に、スペース上の理由で、少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部が、粉体容器の側壁の上方領域に設けられ、且つ、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部が粉体容器の側壁の下方領域に設けられると好都合な場合がある。
本発明によれば、少なくとも1つの粉体供給ライン及び少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインを、ダイバータ又は作動可能なブランチを介して少なくとも1つの吸入用開口部に接続することが提供される。例として、ダイバータ又は作動可能なブランチは作動可能なバルブ装置を有することができ、そのバルブ装置は、任意選択で、
少なくとも1つの粉体供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの吸入用開口部を介して粉体室に接続するように、又は
少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの吸入用開口部を介して粉体室に接続するように、又は
少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの粉体供給ラインに接続するように、又は
少なくとも1つの粉体供給ラインと少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインとを、流れに関して、互いに対して及び粉体室の少なくとも1つの吸入用開口部から切断するように
設計される。
少なくとも1つの粉体供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの吸入用開口部を介して粉体室に接続するように、又は
少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの吸入用開口部を介して粉体室に接続するように、又は
少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインを、流れに関して、少なくとも1つの粉体供給ラインに接続するように、又は
少なくとも1つの粉体供給ラインと少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインとを、流れに関して、互いに対して及び粉体室の少なくとも1つの吸入用開口部から切断するように
設計される。
作動可能なバルブ装置の1つの考えられる具現化形態では、後者は、吸入用開口部とライン分岐との間に配置された第1の作動可能なバルブ、特にピンチ弁を有し、粉体供給ライン及び少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインがライン分岐に接続されている。作動可能なバルブ装置はまた、ライン分岐と粉体供給ラインとの間に配置された第2の作動可能なバルブ、特にピンチ弁、及びライン分岐と少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインとの間に配置された第3の作動可能なバルブ、特にピンチ弁を有する必要がある。
更に、本発明が基づく目的は、上述のタイプの少なくとも1つの粉体供給装置を有する粉体塗装設備によって達成される。
本発明の別の特徴は、従属請求項に示す。
本発明による解決法を用いて得ることができる利点は、特に、粉体供給装置の粉体容器を、例えば、粉体又は色の変更の関連においては、実質的に自動的に効果的に、すなわち、粉体容器を清掃するために時間のかかる手作業の介入を必要とせずに、清掃できることから分かる。このためには、粉体容器の側壁に設けられた少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部を介して粉体室に浄化用圧縮空気を供給することで十分であり、前記浄化用圧縮空気は、一方では、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部の、及び他方では少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部の特別な配置のために、粉体室にエアロールを形成する。清掃作業中に粉体室に形成される前記エアロールによって、粉体容器の内壁に依然として付着し得る残余粉体が渦巻きを生じ、且つ、少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部を介して粉体室から排出される。粉体容器の清掃のために粉体室に形成されるエアロールは、特に、本発明による解決法では、清掃作業中に浄化用圧縮空気が粉体室に導入される少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部が少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部と同じ方向に向いているために、生成される。例えば、排出用開口部は、粉体室の、少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部と同じ側壁に設けられてもよく、その排出用開口部を介して、浄化用圧縮空気が、渦を巻いた残余粉体と一緒に粉体室から排出される。これに関連して、吸入用開口部と排出用開口部とが互いに垂直方向に離間していると、特に好都合である。
粉体室は、好ましくは、角のある内部構成を有し、それゆえ、清掃作業中に粉体室に乱流が形成され、その結果、粉体容器の内壁に付着している可能性のある残余粉体を、特に効果的に引き離して、浄化用圧縮空気によって粉体室から追い出すことができる。
本発明による解決法の好ましい具現化形態では、粉体容器は、粉体塗装設備の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を粉体室に供給できる吸入用開口部を備える少なくとも1つの粉体吸入口を有する。少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部は、好ましくは、少なくとも1つの粉体吸入口の吸入用開口部と同一である。粉体容器のこの特定の構成では、粉体容器の側壁に設けられた吸入用開口部を、粉体塗装設備の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に粉体室に新粉体又は回収粉体を供給するために使用することができ、一方、前記吸入用開口部を、粉体塗装設備の清掃作業中に、エアロールの形成に必要な浄化用圧縮空気を粉体室に供給するために使用する。
本発明による解決法の特定の具現化形態は、粉体容器が単純な構造を有するという利点を有する。それに加えて、粉体塗装設備の粉体塗装作業において、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を供給するために使用される吸入用開口部は、粉体塗装設備の清掃作業において、そのとき浄化用圧縮空気が前記吸入用開口部を通って粉体室に供給されるため、残余粉体が自動的に除かれる効果が得られる。
少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口の少なくとも1つの吸入用開口部は、絶対に粉体供給の少なくとも1つの吸入用開口部と一致する必要があるわけではない。それゆえ、特に、少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ラインに接続される少なくとも1つの吸入用開口部が、粉体容器の側壁の下方領域に配置されることも考えられる。この考えられる具現化形態では、少なくとも1つの粉体供給ラインに接続される少なくとも1つの吸入用開口部は、例えば、粉体容器のカバーに配置される。同様に、前記吸入用開口部が少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸吸入用開口部と同一でない場合、粉体供給ラインに接続される少なくとも1つの吸入用開口部を粉体容器の側壁に配置することが考えられる。
特に、粉体容器のカバーへ配置する場合、粉体塗装設備の粉体塗装作業において、導入された塗装用粉体を最適に流動化し、且つ、外に導くために、粉体供給ラインに接続される少なくとも1つの吸入用開口部を粉体容器の後部に配置することが好都合であり得る。更に、当然ながら、一方では塗装用粉体の、及び他方では回収粉体の粉体供給のために別個の吸入用開口部を設けることも可能である。浄化用圧縮空気のための少なくとも1つの吸入用開口部が粉体の供給のための少なくとも1つの吸入用開口部と一致しない、記載された考えられる具現化形態では、一方では清掃作業のための浄化用空気の流れ、及び他方では塗装作業のための粉体の空気の流れの作動又は選択は、上述の意味では、ダイバータ装置を介しては行われない。この場合、むしろ、清掃作業のための作動可能なバルブ装置によって、浄化用圧縮空気が浄化用圧縮空気供給ラインから、浄化用空気を供給する働きをする少なくとも1つの吸入用開口部を介して粉体室に流れることが可能になることが提供される。同時に、浄化用圧縮空気用の少なくとも1つの吸入用開口部からある距離をおいて配置される少なくとも1つの吸入用開口部と、粉体供給ラインとの間の、粉体の供給のための接続は、清掃作業中に、作動可能なバルブ装置によって中断される。
この具現化形態では、塗装作業に関して、それに応じて、粉体の供給のための粉体供給ラインと少なくとも1つの吸入用開口部との間の流れに関する接続が、作動可能なバルブ装置を介して生成されることを提供する。それに応じて、同様に、浄化用空気を供給する働きをする吸入用開口部と、浄化用圧縮空気供給ラインとの間の接続がバルブ装置によって中断される。
既に示したように、粉体容器に収容されている塗装用粉体が、塗装用粉体を空気圧で容易に運ぶことができるように、少なくとも粉体塗装設備の粉体動作中に流動化されると好都合である。このために、本発明の一態様によれば、流動化用圧縮空気を粉体室に導入するための流動化装置も設けられる。粉体室に流動化用圧縮空気を導入することによって正圧が著しく高まらないように、粉体容器は、圧力を均一にするために、塗装用粉体を流動化させるために粉体室に導入された流動化用圧縮空気が粉体室から再び排出される排出用開口部を備える少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口を有する。少なくとも1つの残余粉体排出口の排出用開口部は、好ましくは、少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口の排出用開口部と同一である。これは、粉体容器の構造を単純にするだけでなく、エアロールの形成後、浄化用圧縮空気が粉体室から流動化用圧縮空気排出口の排出用開口部を介して出されるため、清掃作業において流動化用圧縮空気排出口を浄化用圧縮空気によって自動清掃できるようにする。
本発明による解決法の例示的な実施形態を、以下、添付の図面を参照して説明する。
図1は、後で加熱炉(図1には図示せず)において物体2上に融合される塗装用粉体によって物体2に吹き付け塗装を行うための、本発明による粉体塗装設備1の例示的な実施形態を概略的に示す。粉体塗装設備1の動作を制御するために1つ以上の電子制御装置3が設けられる。
塗装用粉体を空気圧で送るために粉体用ポンプ4が設けられる。これらポンプはインジェクタであってよく、搬送用空気として働く圧縮空気によって粉体容器からインジェクタに塗装用粉体が吸い込まれ、その後、搬送用空気と塗装用粉体との混合物が、一緒に容器又はスプレー装置まで流れる。
好適なインジェクタは、例えば、欧州特許第0412289号明細書に開示されている。
粉体用ポンプ4として、圧縮空気によって少量の粉体を連続的に運ぶタイプのポンプを使用することも可能であり、このポンプにおいては、ある少量の粉体部分(粉体の分量)がその都度粉体室に貯蔵され、その後圧縮空気によって粉体室から押し出される。圧縮空気は、その粉体部分の後ろに留まり、その粉体部分をその前方に押す。これらのタイプのポンプは、圧縮空気押ポンプ又はスラッグ搬送ポンプと呼ばれることがある。なぜなら、圧縮空気が、スラッグなどの貯蔵された粉体部分を、ポンプ排出ラインを通してその前方に押すためである。コンパクトな塗装用粉体を運ぶそのような様々なタイプの粉体用ポンプが、例えば、以下の文献、独国特許出願公開第10353968号明細書、米国特許第6,508,610号明細書、米国特許出願公開第2006/0193704号明細書、独国特許出願公開第10145448号明細書又は国際公開第2005/051549号パンフレットから公知である。
本発明は、上述のタイプの粉体用ポンプの1つに限定されない。
塗装用粉体を空気圧で送り且つ塗装用粉体を流動化するための圧縮空気を生成するために、圧縮空気源6が設けられ、圧縮空気源は、対応する圧力設定要素8、例えば圧力調整器及び/又は弁を経由して様々な装置に接続されている。
粉体供給者からの新粉体は、例えば、粉体量が例えば10〜50kg、例えば25kgである、例えば寸法安定性のある容器又はバッグの形態の小型容器12、又は、例えば、粉体量が例えば100kg〜1000kgの、例えば同様に寸法安定性のある容器又はバッグである大型容器14であり得る供給者の容器から、新粉体ライン16又は18にある粉体用ポンプ4によって篩分け装置10に供給される。篩分け装置10は振動器11を備えてもよい。以下の説明では、用語「小型容器」及び「大型容器」は共に、一方又は他方のタイプの容器であると明白に述べる場合を除いて、「寸法安定性のある容器」及び「寸法安定性のないフレキシブルバッグ」を意味する。
篩分け装置10によって篩分けされた塗装用粉体は、重力によって、又は好ましくはその都度粉体用ポンプ4によって、1つ以上の粉体供給ライン20、20’を経由して粉体吸入用開口部26、26’を通って、寸法安定性のある粉体容器24の粉体室22まで運ばれる。粉体室22の体積は、好ましくは、新粉体用小型容器12の体積よりも実質的に小さい。
本発明による解決法の1つの考えられる具現化形態によれば、粉体容器24に至る少なくとも1つの粉体供給ライン20、20’の粉体用ポンプ4は圧縮空気押ポンプである。この場合、粉体供給ライン20の最初のセクションはポンプ室として機能でき、そこに、篩分け装置10によって篩分けられた粉体が、弁、例えばピンチ弁を通って落ちる。前記ポンプ室が粉体の一部分を含んだら、粉体供給ライン20は、弁を閉鎖することによって、篩分け装置10からの流れに関して切断される。次いで、粉体部分は、圧縮空気によって、粉体供給ライン20、20’を通って粉体室22まで押される。
粉体ライン38を通ってスプレー装置40へ塗装用粉体を運ぶ粉体用ポンプ4、例えばインジェクタは、粉体容器24の、1つ又は好ましくは2つ以上の粉体排出用開口部36に接続される。スプレー装置40は、好ましくは塗装用容器43にある、塗装すべき物体2に塗装用粉体42を吹き付けるスプレーノズル又は回転式噴霧器を有することができる。
図1に示すように、粉体排出用開口部36は、粉体容器24の壁に配置されることができ、その壁は、粉体吸入用開口部26、26’のある壁の反対側にある。しかしながら、図2a及び図2bに示す粉体容器24の実施形態では、粉体排出用開口部36は、粉体吸入用開口部26、26’のある壁に隣接した壁に配置されている。粉体排出用開口部36は好ましくは粉体室22の底部付近に配置されている。
粉体室22のサイズは、好ましくは塗装用粉体の容積範囲が1.0kg〜12.0kg、好ましくは2.0kg〜8.0kg内である。他の態様によれば、粉体室22のサイズは、好ましくは500cm3〜30,000cm3、好ましくは2,000cm3〜20,000cm3である。連続的な吹き付け塗装作業が可能であるが、粉体の変更のための塗装休止中に、粉体室22を迅速に且つ好ましくは自動的に清掃できるように、粉体室22のサイズは、粉体排出用開口部36の数、及び粉体排出用開口部に接続される粉体ライン38の数に応じて選択される。
粉体室22は、粉体容器24に収容された塗装用粉体を流動化させるために流動化装置30を備えることができる。流動化装置30は、通気孔を備えるか又は狭孔を備えて圧縮空気を透過させるが塗装用粉体は透過させない材料から作製された少なくとも1つの流動化壁を含む。図1には図示しないが、粉体容器24の場合、流動化壁が、粉体容器24の底部を形成し且つ粉体室22と流動化用圧縮空気室との間に配置されていると、好都合である。流動化用圧縮空気室は、圧力設定要素8を経由して圧縮空気源6に接続可能である必要がある。
塗装されるべき物体2に付着しない塗装用粉体42は、ファン46の吸気流によって過剰粉体ライン44を経由してサイクロン分離器48に余分な粉体として吸い取られる。余分な粉体は、サイクロン分離器48の吸気流から可能な限り分離される。次いで、分離された粉体部分は、回収粉体として、サイクロン分離器48から粉体回収ライン50を経由して篩分け装置10まで導かれ、そこで、粉体は、単独で又は新粉体と混合されてのいずれかで篩分け装置10を通過し、粉体供給ライン20、20’を経由して再び粉体室22に至る。
粉体の種類及び/又は粉体の汚れの程度に応じて、図1の破線51に概略的に示すように、篩分け装置10から粉体回収ライン50を切断して、回収粉体を廃棄容器に導くオプションも提供できる。粉体回収ライン50は、篩分け装置10から切断する必要がないように、ダイバータ52を備えてもよく、ダイバータにおいて、篩分け装置10又は廃棄容器に二者択一的に接続することができる。
粉体容器24は、制御装置3、及び粉体供給ライン20、20’にある粉体用ポンプ4による粉体室22への塗装用粉体の供給を制御するために、1つ又は2つ以上のセンサ、例えば2つのセンサS1及び/又はS2を含んでもよい。例えば、下部センサS1は下限粉体レベル値を検出し、上部センサS2は上限粉体レベル値を検出する。
サイクロン分離器48の下端部分48−2は、回収粉体の貯蔵容器として設計及び使用でき、且つ、このために、制御装置3に機能的に接続される1つ又は2つ以上のセンサ、例えば2つのセンサS3及び/又はS4を備えることができる。その結果、スプレー装置40による吹き付け塗装作業に十分な量の回収粉体を、篩分け装置10を通して粉体室22に供給するための、十分な回収粉体がサイクロン分離器48にある場合には、新粉体供給ライン16及び18を通しての新粉体の供給は、例えば自動的に停止され得る。サイクロン分離器48に、このための十分な回収粉体がもはやない場合には、新粉体供給ライン16又は18を通した新粉体の供給に自動的に切替えを行うことができる。更に、新粉体及び回収粉体を同時に篩分け装置10に供給して、新粉体と回収粉体とを互いに混合させるようにするオプションもある。
サイクロン分離器48から出ていく空気は、空気流出ライン54を経由して後段ろ過装置56に入り、そこにある1つ以上のろ材58を通過してファン46に移り、その下流にある外部大気に入る。ろ材58は、フィルタバッグ、フィルタカートリッジ、フィルタプレート、又は同様のろ材であり得る。ろ材58によって空気の流れから分離された粉体は、通常、廃棄粉体であり、重力によって廃棄容器に落ちるか、又は、図1に示すように、それぞれ粉体用ポンプ4を含む1つ以上の廃棄ライン60を経由して、廃棄ステーション63にある廃棄容器62まで運ばれ得る。
粉体の種類及び粉体塗装条件に応じて、廃棄粉体はまた、篩分け装置10に再び回収されて塗装回路に再び入ってもよい。これを、図1に、ダイバータ59及び廃棄ライン60の分岐ライン61により概略的に示す。
様々な色がそれぞれ短期間のみ吹き付けられる多色作業中、通例、サイクロン分離器48及び後段ろ過装置56が使用され、後段ろ過装置56からの廃棄粉体は廃棄容器62に入る。サイクロン分離器48の粉体分離効率は、一般的に、後段ろ過装置56の粉体分離効率よりも低いが、前記サイクロン分離器は、後段ろ過装置56よりも迅速に清掃できる。同じ粉体が長期間使用される単一色作業中、サイクロン分離器48を省略して、過剰粉体ライン44を、空気流出ライン54の代わりに後段ろ過装置56に接続し、且つ、この場合回収すべき粉体を含む廃棄ライン60を篩分け装置10に回収粉体ラインとして接続することが可能になる。
単一色作業中は、問題のある塗装用粉体が含まれる場合、通例、後段ろ過装置56と組み合わせたサイクロン分離器48のみを使用する。この場合、サイクロン分離器48からの回収粉体のみが、粉体回収ライン50を経由して篩分け装置10に供給され、一方、後段ろ過装置56からの廃棄粉体は、廃棄物として、廃棄容器62に、又は後段ろ過装置56の排出用開口部の真下に、廃棄ライン60なしで、配置できる別の廃棄容器に入る。
サイクロン分離器48の下端は、排出弁64、例えばピンチ弁を有することができる。更に、塗装用粉体を流動化させるための流動化装置66を、サイクロン分離器48の下端部分48−2の下端に又は下端上に設けることができ、下端部分は、前記排出弁64の上側の貯蔵容器として設計されている。流動化装置66は少なくとも1つの流動化壁80を含み、流動化壁は、通気孔を有するか又は狭い穴を備え且つ圧縮空気を透過させるが塗装用粉体は透過させない材料から作製されている。流動化壁80は、粉体経路と流動化用圧縮空気室81との間に配置されている。流動化用圧縮空気室81は、圧力設定要素8を経由して圧縮空気源6に接続できる。
新粉体ライン16及び/又は18は、その上流端部における流れに関して、直接又は粉体用ポンプ4によって、粉体搬送チューブ70に接続され得る。粉体搬送チューブ70は、新しい塗装用粉体を抜き取るために供給者の容器12又は14に埋め込み得る。粉体用ポンプ4は、新粉体ライン16又は18の最初に、最後に又はそれらの間に、又は粉体搬送チューブ70の上端又は下端に配置され得る。
図1に、新粉体用小型容器として、バッグ受入ホッパー74にある新粉体用粉体バッグ12を示す。粉体バッグ12は、バッグ受入ホッパー74によって、バッグの開口部がバッグの上端に位置した状態で決まった形状に保持される。バッグ受入ホッパー74は、一対の秤又は計量センサ76上に配置し得る。前記一対の秤又は計量センサ76は、タイプに応じて、画像表示信号及び/又は電気信号を生成することができ、その信号は、バッグ受入ホッパー74の重量を差し引いた後の、小型容器12内の塗装用粉体の重量、それゆえ粉体量に対応する。少なくとも1つの振動している振動器78が好ましくはバッグ受入ホッパー74上に配置される。
各バッグ受入ホッパー74に2つ以上の小型容器12を設けることができ、及び/又は、代わりに使用できる2つ以上の大型容器14を設けることができる。これにより、小型容器12又は大型容器14を次から次へと迅速に変更できる。
図1には示さないが、原理上、篩分け装置10を粉体容器24に組み込むことが考えられる。更に、新粉体が十分に良質である場合、篩分け装置10を省略してもよい。この場合、例えば、サイクロン分離器48の上流又は下流に又はサイクロン分離器48自体にある別個の篩を使用して、ライン44及び55の回収粉体を篩分けするオプションが更にある。回収粉体は、その粉体の品質が再利用するのに十分に良質である場合、篩を必要としない。
粉体吸入用開口部26、26’は、粉体容器24の側壁に、好ましくは粉体室22の底部の近くに配置され、一方、少なくとも1つの残余粉体排出口33が、粉体容器24の同じ側壁に更に設けられ、その残余粉体排出口を通って、残余粉体を、清掃作業中に、粉体室22に導入される浄化用圧縮空気を用いて粉体室22から追い出すことができる。
このために、粉体容器24は、側壁に少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2を有する。粉体塗装設備1の清掃作業中、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2は、流れに関して、浄化用圧縮空気供給ライン101−1、101−2、101−3を経由して圧縮空気源6に接続され、浄化用圧縮空気を粉体室22に供給する。各浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2は、好ましくは、粉体容器24の側壁に吸入用開口部を有し、その吸入用開口部は、粉体吸入用開口部26、26’と同一であり、そこを経由して、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体が粉体室22に供給される。
粉体室22の清掃作業は、下記でより詳細に、図2a及び図2bに示す粉体容器24を参照して説明する。
更に、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部が設けられる粉体容器24の側壁には、残余粉体排出口33の少なくとも1つの排出用開口部があり、そこを通って、残余粉体は、粉体塗装設備1の清掃作業において、粉体室22に導入される浄化用圧縮空気を用いて粉体室22から追い出される。
既に述べたように、粉体容器24は、少なくとも粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に、粉体室22に流動化用圧縮空気を導入するために流動化装置30を備えている。更に、粉体容器24は、排出用開口部を備える少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口31を有し、そこを経由して、粉体室22に導入される流動化用圧縮空気が、圧力を均一にするために再び排出され得る。流動化用圧縮空気排出口31の排出用開口部は、好ましくは残余粉体排出口33の排出用開口部と同一である。
粉体塗装設備1用の粉体供給装置の粉体容器24の例示的な実施形態を、図2a及び図2bを参照して下記で詳細に説明する。
図2a及び図2bに示す粉体容器24は、特に、図1を参照して前述した粉体塗装設備1の一部として好適である。
図2aに示すように、例示的な実施形態は、カバー23によって閉鎖されている又は閉鎖可能な粉体容器24を含み、カバー23は、好ましくは迅速に解除可能な接続により、粉体容器24に接続可能である。
図2aに示す粉体容器24は、塗装用粉体を収容する実質的に立方体状の粉体室22を有する。少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2が、粉体容器24の側壁24−3に設けられていて、この吸入口には、粉体塗装設備1の清掃作業中に粉体室22から圧縮空気ラインを経由して残余粉体を除去するために、粉体室22に浄化用圧縮空気を導入する目的で、圧縮空気源6を接続できる。更に、粉体塗装設備1の清掃作業中に、粉体室22に導入した浄化用圧縮空気を用いて残余粉体を粉体室22から追い出すことができる排出用開口部を有する残余粉体排出口33は、粉体容器24の上述の側壁24−3に設けられる。
特に図2bから分かるように、粉体容器24の例示的な実施形態では、合計2つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2が設けられ、2つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の各々が吸入用開口部を有する。他方では、排出用開口部を1つのみ備える残余粉体排出口33が1つのみ設けられ、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の2つの吸入用開口部は、残余粉体排出口34の排出用開口部から垂直方向に離間している。
詳細には、特に図2bから分かるように、例示的な実施形態では、残余粉体排出口33の排出用開口部が、粉体容器24の側壁24−3の上方領域に設けられ、且つ、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の2つの吸入用開口部が、粉体容器24の側壁24−3の下方領域に設けられることを提供する。一方では吸入用開口部の、他方では排出用開口部の前述の特別な配置によって達成できる効果は、粉体塗装設備1の清掃作業中、まず第1に、粉体容器24の底壁24−2に依然として付着し得る残余粉体が、粉体室22に導入される浄化用圧縮空気によって巻き上げられ、浄化用圧縮空気によって残余粉体排出口33の排出用開口部を経由して粉体室22から運び去られることである。
また、図2aに示すようなエアロール35が粉体室22に形成される。清掃作業中、粉体容器24の壁24−1、24−2、24−3、24−4に及び粉体容器24のカバー23に依然として付着し得る残余粉体を、前記エアロール35によって効果的に引き離すことができ、且つ、粉体室22から運び去ることができる。残余粉体排出口33の排出用開口部が、2つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部も設けられている粉体容器24の側壁24−3の上方領域に配置されているために、粉体室22に導入される浄化用圧縮空気は、側壁24−1、24−3、24−4及び底壁24−2及び粉体容器24のカバーの内壁の周りを流れた後、比較的大きく方向転換することなく、再度、粉体室22から連れ出され得る。これは、浄化用圧縮空気に沿って運ばれる少なくともほとんどの残余粉体を浄化用圧縮空気と一緒に粉体室22から排出できるという結果となる。
図2a及び図2bに示す例示的な実施形態では、2つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部が粉体塗装設備1の粉体塗装作業において粉体吸入用開口部としての機能を果たし、そこに、要求に応じ及び必要な場合に粉体室22に塗装用粉体を供給するために、粉体供給ライン20、20’を粉体室22の外側において接続できることを提供する。従って、図示の実施形態では、各浄化圧縮空気吸入口32−1、32−2は、粉体塗装設備1の粉体塗装作業において、必要な場合に流れに関して粉体供給ライン20、20’に接続される粉体吸入口20−1、20−2の機能を得る。しかしながら、当然ながら、図6を参照して下記で更に説明するように、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2に加えて別個の粉体吸入口20−1、20−2を設けることも考えられる。
図2a及び図2bに示す実施形態では、粉体塗装設備1の粉体塗装作業において、2つの粉体吸入口20−1、20−2の一方の吸入用開口部が、要求に応じ及び必要な場合に新粉体を供給する役に立ち、且つ、2つの粉体吸入口20−2、20−1の他方の吸入用開口部が、要求に応じ及び必要な場合に回収粉体を供給する役に立つことが提供される。しかしながら、当然ながら、粉体塗装設備1の粉体塗装作業において、回収粉体及び新粉体の双方を、要求に応じ及び必要な場合に、吸入用開口部を経由して同一の粉体吸入口20−2、20−1から供給できることも考えられる。
図2a及び図2bに示す実施形態では、流動化装置30は、好ましくは流動化用圧縮空気を粉体室22に導入するために設けられる。流動化用圧縮空気は、端壁、長手方向側壁、底壁又は上壁を通して粉体室22に導入できる。図示の実施形態によれば、粉体室22の底壁24−2は流動化床として設計される。底壁は、複数の通気孔又は小さな流路開口部を有し、そこを通って、底壁の下方に配置された流動化用圧縮空気室からの流動化用圧縮空気が粉体室22まで上方に流れ、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中、内部の塗装用粉体を懸濁状態に設定する(流動化する)ことができ、前記塗装用粉体を、粉体排出装置を用いて容易に抜き取ることができるようにする。流動化用圧縮空気は、流動化用圧縮空気吸入口を通して流動化用圧縮空気室に供給される。
流動化装置30の動作中、粉体室22の圧力が、前もって定められた最大圧力を超えないように、粉体室22は、粉体室22に導入された流動化用圧縮空気を排出し且つ圧力を均一にするための排出用開口部を備える少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口31を有する。特に、少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口31の排出用開口部は、粉体室22の流動化装置30の動作中、最大で0.5バールの正圧が大気圧に勝るような寸法にされる必要がある。
図2a及び図2bに示す実施形態では、残余粉体排出口33の排出用開口部は、流動化用圧縮空気排出口31の排出用開口部と同一である。しかしながら、当然ながら、流動化用圧縮空気排出口31を、例えば、粉体容器24のカバー23に設けることも可能である。
特に図2aから分かるように、図示の実施形態では、流動化用圧縮空気排出口31は、粉体室22の外側において上昇管27に接続される又は接続可能な通気ラインを有し、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に粉体室22からの粉体放出を防止する。
粉体室22に導入された流動化用圧縮空気を排出するために、好ましくは粉体室22の上方領域に突出する通気ラインを設けることが更に考えられる。通気ラインの突出端部は、抜取設備の抜取用ロート内に突出させることができる。前記抜取設備は、例えば、ブースター(エアムーバー)として形成できる。エアムーバーとしても公知のブースターは、コアンダ効果に従って動作し、且つ、その動作のために、通常の圧縮空気を必要とし、それを少量供給する必要がある。前記空気量の圧力は周囲圧力よりも高い。ブースターは、抜取用ロートに、大量且つ低圧の高速の空気の流れを生成させる。それゆえ、ブースターは、通気ライン又は流動化用圧縮空気排出口31と併せて特に手軽に好適である。
図2aに示す例示的な実施形態では、粉体容器24は、粉体室22内の最大許容粉体レベルを検出するための非接触式動作レベルセンサS1、S2を有する。これに関連して、別のレベルセンサを設けることが考えられ、このセンサは、粉体容器24に関して、最小粉体レベルを検出するように配置され、前記最小粉体レベルに達すると又はレベルがそれを下回るとすぐに、好ましくは自動的に、少なくとも1つの粉体吸入口20−1、20−2の吸入用開口部を経由して新粉体又は回収粉体を粉体室22に供給するために、対応するメッセージを制御装置3に出力する。
粉体室22内の粉体レベルを検出するためのレベルセンサS1、S2は、好ましくは非接触式動作レベルセンサであり、且つ、粉体室22の外側に配置され且つそれからは分離されている。これにより、レベルセンサS1、S2が汚れることを防止する。レベルセンサS1、S2は、粉体レベルがある高さに達すると信号を生成する。複数のそのような粉体レベルセンサS1、S2を、例えば予め定められた最大レベルを検出し且つ予め定められた最小レベルを検出するために、異なる高さに配置することも可能である。
少なくとも1つのレベルセンサS1、S2の信号を、好ましくは粉体吸入口20−1、20−2を通した粉体室22への塗装用粉体の自動粉体供給を制御するために使用して、インジェクタ4が粉体室22から塗装用粉体を抜き取り且つ前記塗装用粉体を空気圧でスプレー装置40に(又は他の容器内に)運ぶ期間中にも、粉体室内での予め定められたレベル又は予め定められたレベル領域を維持するようにする。
このような粉体吹き付け塗装作業中、浄化用圧縮空気は、仮にあるとしても減圧でのみ粉体室22に導かれる。
被覆休止中、例えば1つの粉体の種類から別の粉体の種類へ変更する間に粉体室22を清掃するために、浄化用圧縮空気を、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2を通して粉体室22に供給する。浄化用圧縮空気は、粉体容器24の内部にエアロール35を生成し、前記エアロールは、粉体容器24の内壁に付着し得る残余粉体を引き離し、且つ、残余粉体排出口34を通して粉体室22から前記残余粉体を追い出す。
図面には明示しないが、粉体室22を支配する空気圧を測定する装置を設けることが更に考えられる。これは、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に流動化用圧縮空気を導入することにより、及び粉体塗装設備1の清掃作業において浄化用圧縮空気を導入することにより、過度の正圧が粉体容器24の内部で確実に高まらないように注意を払う限りにおいて、重要である。なぜなら、粉体容器24は一般的に高圧容器として設計されていないためである。この点において、粉体室22における最大許容量の正圧の値が0.5バールを超えないことが好ましい。
最後に述べた実施形態では、特に粉体室22において測定された空気圧を、連続的に又は予め定められた回数又は事象で制御装置3に供給し、単位時間当たり粉体室22に供給される流動化用圧縮空気の量、及び/又は少なくとも1つの流動化用圧縮空気排出口31を経由して単位時間当たり粉体室22から排出される流動化用圧縮空気の量を、粉体室22を支配する空気圧に応じて、好ましくは自動的に調整することが考えられる。対照的に、粉体塗装設備1の清掃作業中、制御装置3を用いて、単位時間当たり粉体室22に供給される浄化用圧縮空気の量及び/又は少なくとも1つの残余粉体排出口33を経由して単位時間当たり排出される浄化用圧縮空気の量を、粉体室22を支配する空気圧に応じて、好ましくは自動的に調整することが好ましい。
図2aから分かるように、例示的な実施形態において、要求に応じ及び必要な場合に粉体室22から、好ましくは重力によって塗装用粉体を除去するために、ピンチ弁21を用いて開放できる粉体排出口25を、粉体容器24の底壁24−2に設けることを提供する。これは、特に、色又は粉体を変更するときに、古い種類の塗装用粉体が依然として粉体室22に存在しているときにはいつでも必要とされる。
粉体室22は、特に好ましくは、角のある内側構成を有し、粉体室22のベース領域と側面とが縁部、特に直角の縁部を介して互いに接続されている。粉体室22の前記角のある内側構成によって、粉体塗装設備1の清掃作業中、粉体室22の内部において形成されるエアロール35が、層流の境界層ではなく乱流の境界層を増大させ、それにより、粉体容器24の内壁に付着した残余粉体の除去を容易にすることが確実になる。
粉体塗装設備1の清掃作業中、粉体容器24の内部にエアロール35を可能な限り理想的に形成できるようにするために、実際には、粉体室22の高さが180mm〜260mm、好ましくは200mm〜240mm、より好ましくは220mmであり、粉体室22の幅が140mm〜220mm、好ましくは160mm〜200mm、より好ましくは180mmであり、且つ粉体室22の長さが510mm〜590mm、好ましくは530mm〜570mm、より好ましくは550mmであると好ましいことが分かっている。粉体室22の上述の所定の寸法を前提として、少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2及び少なくとも1つの残余粉体排出口33は更に、粉体容器24の共通の端壁24−3に設けられる必要がある。
図2a及び図2bに示す粉体供給装置は、1つ、好ましくは2つ以上のインジェクタ4によって粉体用ホース38を経由してスプレー装置40に塗装用粉体を運ぶことができるように、且つ被覆すべき物体2上に前記スプレー装置によって前記塗装用粉体を吹き付けることができるように、少なくとも1つの粉体排出装置を更に有する。インジェクタ4の代わりに、他のタイプの粉体排出装置、例えば粉体用ポンプを用いてもよい。
図2aに示すように、対応する粉体排出用開口部36が粉体容器24の室壁24−3及び24−4に設けられる。図示の実施形態では、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に塗装用粉体を粉体室22から吸い取ることができ且つ前記塗装用粉体をスプレー装置40に供給できるように、粉体排出用開口部36の各々が、流れに関して、関連のインジェクタ4に接続されることが提供される。粉体排出用開口部36は、流動化塗装用粉体を吸い上げる有効領域が増大するように、好ましくは、楕円形状を有する。
粉体排出用開口部36は、インジェクタ4によって粉体室22から塗装用粉体を可能な限り全て抜き取ることができるように、粉体室22において可能な限り低い位置に配置される。インジェクタ4は、好ましくは、最高粉体レベルよりも高く位置決めされた場所に配置され、且つ、それぞれ、粉体排出チャネルによって粉体排出用開口部36のうちの1つに接続されている。インジェクタ4が最大粉体レベルよりも高い場所に配置されているために、インジェクタ4のスイッチが入っていないときに塗装用粉体が粉体室22からインジェクタ4に立ち昇ることを回避する。
図2bに示すように、各インジェクタ4は、インジェクタ4の負圧領域に負圧を生成する圧縮空気を運ぶ入力部5を有し、その結果、粉体吸込み入力部において粉体室22から塗装用粉体を吸い取り、その後、粉体用ホース38によって粉体出力部9を通して前記塗装用粉体を受け取り点まで運び、この受け取り点は、上述のスプレー装置40又は別の粉体容器24であり得る。粉体を運ぶのを支援するために、インジェクタ4は、粉体出力部9において、運んでいる空気による粉体流へ追加的な圧縮空気を供給するための追加的な圧縮空気入力部7を備えることができる。
図2a及び図2bに示す実施形態では、複数の粉体排出装置が使用され、複数の粉体排出装置の粉体排出チャネルは、粉体容器24の2つの対向する側壁24−3、24−4内に形成されている。しかしながら、当然ながら、粉体排出チャネルが、粉体容器24の側壁には形成されず、粉体吸込みチューブとして形成されることも考えられる。
粉体容器24をきれいに清掃するために、ならびに特に少なくとも1つの粉体排出装置及び少なくとも1つの粉体排出装置の粉体排出チャネル又は粉体排出用開口部36から残余粉体を除去するために、粉体供給装置は、図3a〜3dの例示的な実施形態に示すような、機械的に案内される投入体90を更に備えることができる。
投入体90のサイズ及び構成は、粉体室22に上部から挿入できるようになっている。投入体90は、少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口95−1、95−2を有し、それら各々が吸入用開口部を備え、吸入用開口部は、投入体90の挿入状態において、浄化用圧縮空気を投入体90の圧縮空気ラインシステム96に供給するために、粉体室22の1つの側壁24−3に設けられた少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部に接続できる。
更に、投入体90は少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出用開口部93を有し、これは、圧縮空気ラインシステム96に接続され、且つ、投入体90の挿入状態では、浄化用圧縮空気を用いて粉体排出装置から残余粉体を追い出すために、少なくとも1つの粉体排出装置の粉体排出用開口部36に接続できる。
図2aに示す実施形態によれば、粉体排出用開口部36は各々、粉体容器24の側壁24−3及び24−4にある距離をおいて一列に並んで配置され、投入体90のパージ用圧縮空気排出用開口部93は各々、同様に、粉体排出用開口部36と同じ間隔で一列に並んで配置される。
投入体90の少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口95−1、95−2の吸入用開口部は、好ましくは、投入体90が粉体室22に挿入されるときに吸入用開口部を投入体90のパージ用圧縮空気吸入口95−1、95−2に自動的に接続するために、投入体90の挿入状態において、粉体容器22の1つの側壁24−3に設けられた浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部に対して中心になるように整列された形で、投入体90に配置されている。同時に、投入体90の少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出用開口部93は、挿入体90が粉体室22に挿入されるときに投入体90のパージ用圧縮空気排出用開口部93を少なくとも1つの粉体排出装置の粉体排出用開口部36に自動的に接続するために、投入体90の挿入状態において、少なくとも1つの粉体排出装置の粉体排出用開口部36に対して中心となるように整列された形で配置する必要がある。
詳細には、特に図3aから分かるように、例示的な実施形態において、投入体90は立方体状の外側構成を有し、少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口95−1、95−2の吸入用開口部が、投入体90の第1の端側92−2に設けられていることを提供する。
投入体90の対向する端側92−3に少なくとも1つの引張ばねを設けることができ、且つ、それを使用して、投入体90が粉体室22に挿入されているときに、投入体90を、パージ用圧縮空気吸入口32−1、32−2が共に吸入用開口部を備える粉体室22の側壁24−3に対してプレテンションをかけることができる。
投入体90の挿入状態において投入体90と粉体室22の底壁24−2との間で正圧が増大するのを防止するために、投入体90は、圧力を均一にする開口部94を備える。
投入体は、粉体室22の内周に適合される外周を有する。
投入体90を用いて、パージ用圧縮空気を、粉体排出用開口部36を通って及び後者から粉体排出チャネル及びインジェクタ4を通って押し進めることができる。本発明はまた、粉体排出用開口部36から残余粉体を除去するために、そこを通って逆方向に圧縮空気を吹き込むオプションも含む。
特に好ましくは、投入体90に供給されたパージ用圧縮空気を可能な限り十分に使用して、粉体排出用開口部36又は粉体排出チャネルを清掃することができるように、投入体90の挿入状態において投入体90と粉体容器24の側壁24−1、24−3、24−4、24−5との間の間隙の最適なシーリングを可能にするために、投入体90の周囲面にシールが設けられる。
最後に、粉体室22が、取り外し可能なカバー23を備え、粉体室22への迅速なアクセスを可能にするために、前記カバー23を、迅速に解除可能な接続手段を用いて粉体室22に接続できることが好ましく、これは、例えば、圧縮空気ガンを用いて手動で再清掃することが必要とされる場合に、例えば必要とされる。カバーと粉体室22との間の迅速に解除可能な接続手段は、例えば、機械的、磁気的、空気式又は液圧式接続手段であり得る。
図4は、本発明による粉体供給装置の例示的な実施形態に従い、要求に応じ及び必要な場合に粉体容器24に塗装用粉体又は浄化用圧縮空気を供給するための例示的なバルブ装置の概略図を示し、一方、図5による表は、図4による例示的なバルブ装置によって実現できる動作状態の概要を示す。
詳細には、図4は、粉体塗装設備1の粉体塗装作業において、塗装用粉体を要求に応じ及び必要な場合に粉体容器24の粉体室22に供給でき、且つ、粉体塗装設備1の清掃作業中に浄化用圧縮空気を前記室に供給できるバルブ装置の例示的な実施形態を示す。図2a及び図2bを参照して既に説明したように、粉体室22から残余粉体を除去するための粉体塗装設備1の清掃作業において、浄化用圧縮空気を粉体室22に導入するために圧縮空気源6を接続できる少なくとも1つの浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2は、粉体容器24の側壁24−3に設けられる。図4に示す実施形態では、正確には2つの浄化用圧縮空気吸入口が粉体容器24の側壁24−3に設けられ、それらは互いに横方向に離間している。
図4に示す実施形態では、2つの浄化用圧縮空気吸入口の吸入用開口部26、26’は各々、粉体塗装設備1の粉体塗装作業において、塗装用粉体を要求に応じ及び必要な場合に粉体室22に供給するために、粉体吸入口20−1、20−2の機能を果たす。これに関連して、2つの粉体吸入口20−1、20−2の一方が、要求に応じ及び必要な場合に新粉体を供給するための新粉体吸入口として機能し、且つ、2つの粉体吸入口20−2、20−1の他方が、要求に応じ及び必要な場合に回収粉体を供給するための回収粉体吸入口としての機能を果たすことが考えられる。
粉体容器24の側壁24−3に設けられた吸入用開口部26、26’が、第1に、粉体塗装設備1の清掃作業中に浄化用圧縮空気を導入する働きをし、且つ、第2に、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を供給する働きをすることができるように、図4に示す実施形態では、特別なバルブ装置が設けられており、その構造及び機能を以下詳細に説明する。
図示の通り、粉体供給ライン20、20’又は浄化用圧縮空気供給ライン101−1、101−2、101−3のいずれかを、ダイバータ又は作動可能なブランチを経由して、2つの吸入用開口部26、26’の各々に接続できる。第1の吸入用開口部26に置かれたダイバータ又はブランチは、第1の作動可能なバルブV3、特にピンチ弁と、第2の作動可能なバルブV1、特にピンチ弁と、第3の作動可能なバルブV5、特にピンチ弁とからなる作動可能なバルブ装置100を有する。第1の作動可能なバルブV3は、第1の吸入用開口部26とライン分岐103との間に配置されている。ライン分岐103は、好ましくはT字形構成要素として設計され、そこに粉体供給ライン20、浄化用圧縮空気供給ライン101−1及び(第1のバルブV3を介して)第1の吸入用開口部26が接続される。第2の作動可能なバルブV1は、ライン分岐103と粉体供給ライン101−1との間に配置され、一方、第3の作動可能なバルブV5は、ライン分岐103と浄化用圧縮空気供給ライン101−1との間にある。
更に、別の粉体供給ライン20’及び別の浄化用圧縮空気供給ライン101−2、101−3が、同様にダイバータ又はブランチを経由して、第2の吸入用開口部26’に接続される。前記ダイバータ又はブランチは、ここでも、第1、第2及び第3の作動可能なバルブV4、V2及びV6を有し、前記作動可能なバルブV4、V2、V6は、同様に、好ましくはそれぞれピンチ弁として設計されている。詳細には、第2の吸入用開口部26’は、第1の作動可能なバルブV4を介してライン分岐105に接続され、この分岐は、好ましくはT字形構成要素として設計されている。第2に、別の粉体供給ライン20’は、第2の作動可能なバルブV2を介してライン分岐105に接続され、且つ、別の浄化用圧縮空気供給ライン101−2、101−3は、第3の作動可能なバルブV6を介して前記分岐ライン105に接続されている。
それゆえ、第1のバルブ装置100のバルブV3、V1、V5を適切に作動させることによって、粉体供給ライン20を、流れに関して、第1の吸入用開口部26を経由して、具体的には、第1のバルブ装置100の第1及び第2の作動可能なバルブV3、V1をそれぞれ開放することによって粉体室22に接続できる。更に、浄化用圧縮空気供給ライン101−1を、流れに関して、第1の吸入用開口部26を経由して、具体的には、第1のバルブ装置100にある第2の作動可能なバルブV1を閉鎖し、且つ、第1及び第3の作動可能なバルブV3、V5を開放することによって、粉体室22に接続できる。加えて、粉体供給ライン20を清掃するために、第1のバルブ装置100の第1の作動可能なバルブV3を閉鎖する一方で、第1のバルブ装置100の第2及び第3の作動可能なバルブV1、V5を開放することが更に提供される。
しかしながら、当然ながら、粉体供給ライン20と浄化用圧縮空気供給ライン101−1とを流れに関して互いに、且つ粉体室22から切断するために、第1のバルブ装置100のバルブV3、V1、V5全てを閉鎖することも考えられる。
第2のバルブ装置100’の機能は、第1のバルブ装置100の機能と同一である。詳細には、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に、第2のバルブ装置100の第1及び第2のバルブV4、V2を開放し、且つ、第3のバルブV6を閉鎖することによって、第2の吸入用開口部26’を経由して粉体室22に塗装用粉体を供給することが可能である。その結果、粉体供給ライン20’は流れに関して粉体室22に接続される。
粉体塗装設備1の清掃作業中、第2のバルブ装置100’の第2の作動可能なバルブV2は閉鎖している必要があり、一方、第2のバルブ装置100’の第1及び第3のバルブV4、V6は、浄化用圧縮空気供給ライン101−2、101−3を流れに関して粉体室22に接続するために、開放される。
第1のバルブ装置100と同様、第2のバルブ装置100’では、粉体塗装設備1の清掃作業中、粉体供給ライン20’を浄化用圧縮空気でパージできることが提供される。このために、第2のバルブ装置100’の第1の作動可能なバルブV4は閉鎖され、一方、第2のバルブ装置100’の第2及び第3の作動可能なバルブV2、V6は開放される。当然ながら、第2のバルブ装置100’では、粉体供給ライン20’及び浄化用圧縮空気供給ライン101−2、101−3を、流れに関して、互いに及び粉体室22から切断できることも提供される。このために、第2のバルブ装置100’のバルブV4、V2、V6全てを閉鎖する必要がある。
少なくとも2つのバルブ装置100、100’の一方において、2つの浄化用圧縮空気供給ラインを第3の作動可能なバルブV5又はV6に接続することが特に好ましい。図4に示すように、例えば、第2のバルブ装置100’では、第1の浄化用圧縮空気供給ライン101−3を、逆止め弁R4、及びT字形構成要素として設計される浄化用圧縮空気ブランチ104を経由して第3の作動可能なバルブV6に接続し、一方、更に、第2の浄化用圧縮空気供給ライン101−2を同様に、別の逆止め弁R3及び浄化用圧縮空気ブランチ104を経由して第3の作動可能なバルブV6に接続することが考えられる。第1の浄化用圧縮空気供給ライン101−3は、粉体塗装設備1の清掃作業中に、減圧値まで圧縮された浄化用圧縮空気を粉体室22に供給するための低圧供給ラインとして設計できる。対照的に、第2の浄化用圧縮空気供給ライン101−2は、第1の吸入用開口部26に接続される浄化用圧縮空気供給ライン101−1のように、粉体塗装設備1の清掃作業中に、標準圧値まで圧縮された浄化用圧縮空気を粉体室22に供給するための高圧供給ラインとして設計される。標準圧値は、減圧値よりも高く、好ましくは6バールである必要があり、一方、減圧値は好ましくは2バール〜4バールの範囲にある。
低圧供給ライン101−3及び高圧供給ライン101−2を設けることによって、粉体塗装設備1の清掃作業中に、まず第1に粉体容器24の粉体室22を、減圧値を有する浄化用圧縮空気でパージすることが可能になる。それゆえ、粉体排出用開口部36を介して粉体室22に接続されている粉体用ホースに依然としてある可能性がある粉体を、徐々に追い出すことができる。
粉体室22に依然として比較的大量の残余粉体がある場合、低圧で粉体室22をパージすることによって、前記比較的大量の残余粉体は、粉体用ホースに押込まれず、排出用開口部31、33を経由して排出されることが確実になる。
比較的低い値まで圧縮された浄化用圧縮空気を用いて粉体用ホースが空にされ、且つ、残余粉体が粉体室22から排出された後、粉体室22を、1つ又は複数の高圧供給ライン101−1、101−2のスイッチを入れることによって、標準圧値、例えば、6バールを有する浄化用圧縮空気でパージできる。
図4に示すように、高圧供給ライン101−1を1つのみ、流れに関して、第1のバルブ装置100を経由して粉体室22の第1の吸入用開口部26に接続できる。ここで、低圧供給ライン101−3は、必要な場合に、第2のバルブ装置100’を流れに関して第2の吸入用開口部26’に接続するために、第2のバルブ装置100’にのみ設けられる。
第1のバルブ装置100及び第2のバルブ装置100’の双方において、高圧供給ライン101−1、101−2は、各々、ばね仕掛けの2/2方弁M1、M2を介して第3の作動可能なバルブV5及びV6に接続される。それにより、粉体塗装設備1の清掃作業中、粉体室22に浄化用圧縮空気をパルス式に供給することが可能になる。浄化用圧縮空気のパルス式の供給によって乱流が生成され、それが粉体室22における清掃効果を高める。2つのばね仕掛けの2/2方弁M1、M2は、好ましくは、粉体塗装設備1の清掃作業中、交互に正反対にパルス駆動され、これにより清掃効率を更に高める。ここでは、2/2方弁M1、M2は、対応する制御装置3に接続される。
図4に示すように、低圧供給ライン101−3は、ばね仕掛けの2/2方弁ではなく、(通常の)2/2方弁M3を介して第2のバルブ装置100’の第3の作動可能なバルブV6に接続される。なぜなら、減圧値まで圧縮された浄化用圧縮空気を用いた粉体室22のパージは、パルス式に行う必要がないためである。
図5に示す表は、第1及び第2のバルブ装置100、100’において使用されるバルブV1、V2、V3、V4、V5、V6、M1、M2、M3の、各動作状態「塗装」、「粉体容器清掃(低圧)」「粉体容器清掃(高圧)」及び「粉体供給清掃」に対する個々の切替え状態を示す。
それによれば、各2/2方弁M1、M2及びM3は、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中、閉鎖状態にある。バルブ装置100、100’の各第3の作動可能なバルブV5、V6は同様に閉鎖されている。対照的に、第1及び第2の作動可能なバルブV3、V4及びV1、V2は、各粉体供給ライン20、20’を流れに関して粉体室22に接続し、且つ、吸入用開口部26、26’を介した塗装用粉体の供給を可能にするために、開放される。
自動清掃に関して、特に色又は粉体の変更があるとき、粉体供給ライン20、20’は、流れに関して、吸入用開口部26、26’から切断する必要がある。このために、バルブ装置100、100’の第2の作動可能なバルブV1、V2は閉鎖されている。そのため、少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン101−1、101−2、101−3が、流れに関して、少なくとも1つの吸入用開口部26、26’に接続される。粉体室22が、まず第1に、減圧値(低圧)まで圧縮された浄化用圧縮空気でパージされる場合、第2のバルブ装置100’の少なくとも第1及び第3のバルブV4、V6、及び低圧供給ライン101−3を第3の作動可能なバルブV6に接続する2/2方弁M3が開放される。
続いて、粉体室22がパージされて高圧で清掃される場合、第2の作動可能なバルブV1、V2は別として、残りのバルブV3、V4、V5、V6は開放している必要があり、一方、高圧供給ライン101−1、101−2を各第3の作動可能なバルブV5、V6に接続する2つのばね仕掛けの2/2方弁M1、M2は、パルス式に駆動される。既に説明したように、2つのばね仕掛けの2/2方弁M1、M2が交互に正反対にパルス駆動されると好都合である。
その後、浄化用圧縮空気で粉体供給ライン20、20’をパージするために粉体供給清掃が行われると好都合である。このために、第2の作動可能なバルブV1、V2は開放され、且つ、第1の作動可能なバルブV3、V4は閉鎖される。更に、第3の作動可能なバルブV5、V6は開放され、少なくともばね仕掛けの2/2方弁M1、M2は、浄化用圧縮空気(6バール)を粉体供給ライン20、20’に供給するためにパルス式に駆動される。
図4を参照して上述したバルブ装置100、100’は更に、特に粉体容器24の粉体排出用開口部36をきれいに清掃することを可能にし、そのために、図3a〜3dに示す投入体90を粉体室22に挿入する。バルブV1、V2、V3、V4、V5、V6、M1、M2、M3を、「粉体容器清掃(高圧)」状態をもたらすように切替えることによって、パージ用圧縮空気が投入体90のパージ用圧縮空気吸入口95−1、95−2に供給される。
図6に示す粉体容器24を参照して本発明の別の実施形態を詳細に説明する。前記実施形態は、図2a及び図2bを参照して上記で説明した実施形態と同様である。特に、図2a及び図2bを参照して既に説明し、塗装作業の説明でも説明した清掃作業は、下記で説明する違いのように、わずかな修正を加えることによって、この実施形態にも適用できる。
この実施形態では、粉体容器24の側壁24−3は、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2を有し、しかしながらこれら浄化用圧縮空気吸入口は、図2a及び図2bに示す実施形態とは対照的に、粉体容器24に至る吸入口への吸入用開口部26を有し、その吸入用開口部は、粉体吸入口20−1、20−2の吸入用開口部26とは同一ではない。
特に、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2を側壁24−3の下方領域に配置し、一方、粉体吸入口20−1、20−2を、粉体容器24のカバー23を通して粉体容器24に開口することが提供される。これに関連して、位置に関する言及「上部に」及び「底部に」は、粉体容器24の通常の作業アライメントに関連する。
この実施形態の1つの考えられる具現化形態では、粉体吸入口20−1、20−2はまた、側壁24−1、24−2、24−3、24−4の1つを通して粉体容器24に開口していてもよい。しかしながら、更に上記で説明した実施形態とは対照的に、粉体吸入口が側壁24−3に配置されている場合、それらは浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2とは一致しない。
更に、当然ながら、この実施形態の範囲内において、異なる種類の供給粉体、例えば一方では塗装用粉体、及び他方では回収粉体のために複数の粉体吸入口20−1、20−2を提供することも可能である。
側壁24−3の下方領域への浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の配置によって、乱流形態のエアロール35を、清掃作業中に粉体容器24の内壁に沿って強制的に更に伝搬できるようにして、前記エアロールは、粉体容器の効果的な清掃に寄与する。
図7は、図6a及び図6bを参照して説明した実施形態のように、作業中に使用できるような例示的なバルブ装置の概略図を示す。この場合、図7は、特に、浄化用圧縮空気吸入口32−1、32−2の吸入用開口部26、26’への浄化用圧縮空気の供給を制御する働きをするバルブ装置を示し、吸入用開口部26、26’は、粉体吸入口20−1、20−2の吸入用開口部と同一ではない。
図4に示すバルブ装置とは対照的に、ここでは、作動可能なバルブM1、M2、M3のみが、図7による実施形態において設けられ、バルブM1、M2は、高圧供給ライン101−1、101−2に接続され、ここでもばね仕掛けの2/2方弁として設計されている。それゆえ、清掃作業中の浄化用圧縮空気の導入がここでも可能になる。それゆえ、動作モードに応じて浄化用圧縮空気又は粉体のいずれかを同一の吸入用開口部26に任意選択で導くことを可能にする、図4にあるようなダイバータ構成は、ここで説明する実施形態では必要がなく、その結果、構造が単純化される。
それでもなお、当然ながら、作動可能なバルブM1、M2、M3に加えて、粉体塗装設備1の粉体塗装作業中に、逆止め弁R2、R3、R4の後ろ側に配置されたライン部分に塗装用粉体が侵入することを防止するために、浄化用圧縮空気のために、別のバルブ、好ましくはピンチ弁を吸入用開口部26、26’の上流に提供することが想定され、好都合であり得る。
図4を参照して上記で既に説明したように、この例示的な実施形態によれば、清掃作業中に別々に低圧及び高圧での清掃パージを行うことも更に可能且つ好都合である。一方ではバルブM3、及び他方ではバルブM1及びM2を独立して作動することは、このために、同様に好適である。
図7は、粉体供給ライン20、20’を粉体吸入口の吸入用開口部26に接続するために、この例示的な実施形態において使用できるようなバルブ装置の構造を示さない。この記載された例示的な実施形態によれば、粉体吸入口の吸入用開口部26、26’は、例えば粉体容器24のカバー23において浄化用圧縮空気用の吸入用開口部26、26’から離間しているため、ここでは、バルブ、例えば単純なピンチ弁を使用して、粉体塗装設備1の清掃作業中に粉体の供給を中断することが考えられる。
しかしながら、更に、図4に示すバルブ装置を使用するが、ここでも単に粉体吸入口の別個の吸入用開口部26、26’に接続されていることも考えられる。この場合、粉体塗装設備1の清掃作業中に、粉体供給ライン20、20’のパージを実施することを更に可能にする。
本発明は、前述の例示的な実施形態に限定されず、本明細書に開示した特徴全ての全体図から得られる。
Claims (33)
- 塗装用粉体のために実質的に立方体状の粉体室(22)と、流動化用圧縮空気を前記粉体室(22)に導入するために流動化装置(30)とを有する少なくとも1つの閉鎖された又は閉鎖可能な粉体容器(24)を備える粉体塗装設備(1)用の粉体供給装置であって、
前記粉体室(22)に開口している少なくとも1つの吸入用開口部(26)が、前記粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を供給するために、又は任意選択で前記塗装設備の清掃作業中に浄化用圧縮空気を導入するために、前記粉体容器(24)の側壁(24−3)に設けられ、
前記粉体室(22)から出る少なくとも1つの排出口(31、33)が、前記粉体室(22)に導入された流動化用圧縮空気を排出させるために、又は任意選択で、前記清掃作業中に前記粉体室(22)に導入された浄化用空気を、前記浄化用圧縮空気と共に運ばれた残余粉体と一緒に排出させるために、更に設けられ、
少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)及び少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が、ダイバータを介して前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続されることを特徴とする、粉体供給装置。 - 作動可能なバルブ装置(100、100’)を有する前記ダイバータが、任意選択で、
前記少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)を、流れに関して、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)を介して前記粉体室(22)に接続するように、又は
前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)を、流れに関して、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)を介して前記粉体室(22)に接続するように、又は
前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)を、流れに関して、前記少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)に接続するように、又は
前記少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)と前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)とを、流れに関して、互いに及び前記粉体室(22)の前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)から切断するように
設計されている、請求項1に記載の粉体供給装置。 - 前記バルブ装置(100、100’)が、前記吸入用開口部(26)とライン分岐(103、105)との間に配置されている第1の作動可能なバルブ(V3、V4)、特にピンチ弁を有し、前記ライン分岐(103、105)に、粉体供給ライン(20、20’)及び前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が接続され、
前記バルブ装置(100、100’)がまた、前記ライン分岐(103、105)と前記粉体供給ライン(20、20’)との間に配置されている第2の作動可能なバルブ(V1、V2)、特にピンチ弁を有し、
前記バルブ装置(100、100’)がまた、前記ライン分岐(103、105)と少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)との間に配置されている第3の作動可能なバルブ(V5、V6)、特にピンチ弁を有する、請求項2に記載の粉体供給装置。 - 前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が高圧供給ライン(101−1、101−2)を有し、前記高圧供給ラインは、標準圧値に圧縮された浄化用圧縮空気を供給するために、流れに関して、前記第3の作動可能なバルブ(V5、V6)に接続される又は接続できる、請求項3に記載の粉体供給装置。
- 前記高圧供給ライン(101−1、101−2)は、前記標準圧値に圧縮された前記浄化用圧縮空気をパルス式に供給するために、流れに関して、作動可能なバルブ(M1、M2)、特にばね仕掛けの2/2方弁を介して前記第3のバルブ(V5、V6)に接続できる、請求項4に記載の粉体供給装置。
- 前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)がまた、低圧供給ライン(101−3)を有し、前記低圧供給ラインは、減圧値に圧縮された浄化用圧縮空気を供給するために、流れに関して、前記第3の作動可能なバルブ(V6)に接続される又は接続できる、請求項4又は5に記載の粉体供給装置。
- 前記低圧供給ライン(101−3)は、前記減圧値に圧縮された前記浄化用圧縮空気を供給するために、流れに関して、作動可能なバルブ(M3)、特に2/2方弁を介して前記第3のバルブ(V6)に接続できる、請求項6に記載の粉体供給装置。
- 前記標準圧値は、前記減圧値よりも高く、好ましくは6バールであり、一方、前記減圧値は、好ましくは2バール〜4バールの範囲にある、請求項6又は7に記載の粉体供給装置。
- 少なくとも2つの吸入用開口部(26)が、前記粉体容器(24)の前記1つの側壁(24−3)に設けられ、前記開口部が、好ましくは、水平面にあり、且つ、前記粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に塗装用粉体を供給するために、又は任意選択で、前記粉体塗装設備(1)の清掃作業中に浄化用圧縮空気を導入するために前記粉体室(22)に開口し、
粉体供給ライン(20、20’)及び浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が、各ダイバータを介して前記少なくとも2つの吸入用開口部(26)の各々に接続され、
前記粉体供給ライン(20、20’)が、要求に応じ及び必要な場合に新粉体を供給する働きをするために、前記少なくとも2つの吸入用開口部(26)の第1の吸入用開口部に接続され、前記粉体供給ライン(20、20’)が、前記粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に回収粉体を供給する働きをするために、前記少なくとも2つの吸入用開口部(26)の第2の吸入用開口部に接続されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の粉体供給装置。 - 塗装用粉体のために実質的に立方体状の粉体室(22)と、前記粉体室(22)に流動化用圧縮空気を導入するために流動化装置(30)とを有する少なくとも1つの閉鎖された又は閉鎖可能な粉体容器(24)を備える粉体塗装設備(1)用の粉体供給装置であって、
前記粉体室(22)に開口している、粉体供給用の少なくとも1つの吸入用開口部(26)が、前記粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に塗装用粉体を供給するために、前記粉体容器(24)のカバー(23)に、又は前記粉体容器(24)の側壁(24−1、24−2、24−3)に設けられ、
前記粉体室(22)に開口している、浄化用圧縮空気用の少なくとも1つの吸入用開口部(26)が、前記粉体塗装設備(1)の清掃作業中に、要求に応じ及び必要な場合に浄化用圧縮空気を導入するために、前記粉体容器(24)の側壁(24−3)の下方領域に設けられ、
前記粉体室(22)から出る少なくとも1つの排出口(31、33)が、前記粉体室(22)に導入された流動化用圧縮空気を排出させるために、又は任意選択で、前記清掃作業中に前記粉体室(22)に導入された浄化用空気を、前記浄化用圧縮空気と共に運ばれた残余粉体と一緒に排出させるために、更に設けられ、
少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)が、粉体の供給のために前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続され、且つ、少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が、浄化用圧縮空気のために前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続されていることを特徴とする、粉体供給装置。 - 前記粉体供給装置がまた、作動可能なバルブ装置(100、100’)を有し、前記作動可能なバルブ装置が、
前記少なくとも1つの粉体供給ライン(101−1、101−2、101−3)を、流れに関して、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)を介して前記粉体室(22)に接続するように、又は
前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)を、流れに関して、浄化用圧縮空気のための前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)を介して前記粉体室(22)に接続するように
設計されている、請求項10に記載の粉体供給装置。 - 前記作動可能なバルブ装置(100、100’)が作動可能なバルブ(M1、M2)、特にばね仕掛けの2/2方弁を有し、
前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が高圧供給ライン(101−1、101−2)を有し、前記高圧供給ライン(101−1、101−2)が、標準圧値に圧縮された浄化用圧縮空気をパルス式に供給するために、流れに関して、前記作動可能なバルブ(M1、M2)を介して浄化用圧縮空気のための前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続される又は接続できる、請求項11に記載の粉体供給装置。 - 前記作動可能なバルブ装置(100、100’)が、作動可能なバルブ(M3)、特に2/2方弁を有し、及び前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が低圧供給ライン(101−1、101−2)を有し、前記低圧供給ライン(101−1、101−2)が、減圧値に圧縮された浄化用圧縮空気をパルス式に供給するために、流れに関して、前記作動可能なバルブ(M3)を介して浄化用圧縮空気のための前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続される又は接続できる、請求項11に記載の粉体供給装置。
- 前記少なくとも1つの排出口(31、33)が排出用開口部を有し、前記排出用開口部は、前記粉体室(22)に開口し、且つ前記粉体室(22)に開口している前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)と同じ方向に向いている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
- 前記少なくとも1つの排出口(31、33)の前記排出用開口部が、前記粉体容器(24)の前記側壁(24−3)に設けられ、前記側壁に、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)も設けられている、請求項14に記載の粉体供給装置。
- 要求に応じ及び必要な場合に、重力によって前記粉体室(22)から塗装用粉体を除去するために、好ましくはピンチ弁(21)を用いて開放できる少なくとも1つの粉体排出口(25)が、前記粉体容器(24)の前記底壁(24−2)に設けられている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
- 少なくとも1つの粉体排出装置も設けられ、前記粉体排出装置は、前記粉体塗装設備(1)の粉体塗装作業中に、要求に応じ及び必要な場合に前記粉体室(22)から塗装用粉体を吸い取るために、粉体排出用開口部(36)を介して前記粉体室(22)に接続される又は接続できる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
- 前記少なくとも1つの粉体排出装置がインジェクタ(4)を有し、前記インジェクタは、前記粉体室(22)にある粉体排出用開口部(36)を介して開口している粉体排出チャネルに接続され、前記粉体排出用開口部(36)は、好ましくは楕円形状を有する、請求項17に記載の粉体供給装置。
- 前記インジェクタ(4)が、前記粉体容器(24)に関して、前記粉体室(22)に設定できる最高粉体レベルよりも高い位置に配置され、
前記粉体排出チャネルが、前記粉体容器(24)の側壁(24−2、24−4)内に形成されている、請求項18に記載の粉体供給装置。 - 複数の粉体排出装置が設けられ、前記複数の粉体排出装置の前記粉体排出チャネルが、前記粉体容器(24)の2つの対向する側壁(24−2、24−4)内に形成され、前記粉体容器(24)の前記2つの対向する側壁(24−2、24−4)が、それぞれ、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)が設けられている前記粉体容器(24)の側壁(24−3)に隣接している、請求項19に記載の粉体供給装置。
- 前記粉体室(22)に機械的に挿入できる投入体(90)も、前記粉体塗装設備(1)の清掃作業中に前記少なくとも1つの粉体排出装置をきれいに清掃するために設けられている、請求項17〜20のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
- 前記投入体(90)が少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口(95−1、95−2)を有し、前記パージ用圧縮空気吸入口は、前記投入体(90)の挿入状態において、前記投入体(90)の圧縮空気ラインシステム(96)に浄化用圧縮空気を供給するために、前記粉体容器(34)の前記1つの側壁(24−3)に設けられた前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続でき、
前記投入体(90)が少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出口(93)を有し、前記パージ用圧縮空気排出口が、前記圧縮空気ラインシステム(96)に接続され、且つ、前記投入体(90)の挿入状態において、前記浄化用圧縮空気を用いて前記粉体排出装置から残余粉体を追い出すために前記少なくとも1つの粉体排出装置の前記粉体排出用開口部(36)に接続できる、請求項21に記載の粉体供給装置。 - 前記投入体(90)の前記少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口(95−1、95−2)が、前記投入体(90)が前記粉体室(22)に挿入されるときに、前記少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口(95−1、95−2)を前記吸入用開口部(26)に自動的に接続するために、前記投入体(90)の挿入状態において、前記粉体容器(24)の前記1つの側壁(24−3)に設けられた前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に対して中心に配置されるように整列された形で構成されている、請求項22に記載の粉体供給装置。
- 前記投入体(90)の前記少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出口(93)が、前記投入体(90)が前記粉体室(22)に挿入されるときに、前記投入体(90)の前記少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出口(93)を前記少なくとも1つの粉体排出装置の前記粉体排出用開口部(36)に自動的に接続するために、前記投入体(90)の挿入状態において、前記少なくとも1つの粉体排出装置の前記粉体排出用開口部(36)に対して中心に配置されるように整列された形で形成される、請求項22又は23に記載の粉体供給装置。
- 特に色又は粉体の変更があるときの、請求項1〜24のいずれか一項に記載の粉体供給装置の自動清掃方法であって、
a)前記少なくとも1つの粉体供給ライン(20、20’)が、流れに関して、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)から切断されるステップと、
b)前記少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が、流れに関して、前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続されるステップと、
c)浄化用圧縮空気が、前記粉体室(22)から残余粉体を除去するために前記粉体室(22)に導入されるステップと
を有し、
方法ステップc)において導入された前記浄化用圧縮空気が、前記清掃作業中に、前記粉体室(22)から、前記浄化用圧縮空気と共に運ばれた残余粉体と一緒に、前記少なくとも1つの排出口(31、33)を介して排出される、方法。 - 方法ステップa)の前に、
前記粉体室(22)に存在し得る塗装用粉体が、前記粉体容器(24)の前記底壁(24−2)に設けられた粉体排出口(25)を開放することによって、前記粉体室(22)から好ましくは重力によって除去されるステップ
が提供される、請求項25に記載の方法。 - 前記粉体供給装置が、吸入用開口部(26)とライン分岐(103、105)との間に配置されている第1の作動可能なバルブ(V3、V4)、特にピンチ弁を有し、粉体供給ライン(20、20’)及び少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)が前記ライン分岐(103、105)に接続され、
前記粉体供給装置がまた、前記ライン分岐(103、105)と前記粉体供給ライン(20、20’)との間に配置されている第2の作動可能なバルブ(V1、V2)、特にピンチ弁を有し、
前記粉体供給装置がまた、前記ライン分岐(103、105)と少なくとも1つの浄化用圧縮空気供給ライン(101−1、101−2、101−3)との間に配置されている第3の作動可能なバルブ(V5、V6)、特にピンチ弁を有し、
前記第2の作動可能なバルブ(V1、V2)が、方法ステップa)において閉鎖され、且つ、前記第1及び第3の作動可能なバルブ(V3、V4;V5、V6)が、方法ステップb)において開放されている、請求項25又は26に記載の方法。 - 方法ステップc)が、
c1)減圧値に圧縮された浄化用圧縮空気が前記粉体室(22)に導入されるステップであって、前記減圧値が、好ましくは2バール〜3バールの範囲にあるステップと、
c2)標準圧値に圧縮された浄化用圧縮空気が前記粉体室(22)に導入され、前記標準圧値が好ましくは6バールであるステップと
を有する、請求項25〜27のいずれか一項に記載の方法。 - 方法ステップc2)において、前記浄化用圧縮空気がパルス式に前記粉体室(22)に導入される、請求項28に記載の方法。
- 方法ステップc2)において、前記浄化用圧縮空気が、互いにある距離をおいた2つの吸入用開口部(26)を介して前記粉体室(22)に導入される、請求項28又は29に記載の方法。
- 方法ステップc2)において、前記浄化用圧縮空気が、互いにある距離をおいた前記2つの吸入用開口部(26)を介して、交互に正反対にパルス式に前記粉体室(22)に導入される、請求項30に記載の方法。
- 方法ステップc)の後に、
d)投入体(90)が前記粉体室(22)に挿入されるステップであって、前記投入体が少なくとも1つのパージ用圧縮空気吸入口(95−1、95−2)を有し、前記パージ用圧縮空気吸入口が、前記投入体(90)の挿入状態において、前記投入体(90)の圧縮空気ラインシステム(96)にパージ用圧縮空気を供給するために前記少なくとも1つの吸入用開口部(26)に接続され、前記投入体(90)が少なくとも1つのパージ用圧縮空気排出口(93)を有し、前記パージ用圧縮空気排出口は前記圧縮空気ラインシステム(96)に接続され、且つ、前記投入体(90)の挿入状態において、浄化用圧縮空気を用いて前記粉体排出装置から粉体及び残余粉体を追い出すために前記粉体供給装置の粉体排出装置の少なくとも1つの粉体排出用開口部(36)に接続されるステップ
が提供される、請求項25〜31のいずれか一項に記載の方法。 - 物体(2)に粉体塗装するための粉体塗装設備(1)であって、請求項1〜24のいずれか一項に記載の少なくとも1つの粉体供給装置を有する、粉体塗装設備(1)。
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