JPH11274797A - チップ状電子部品供給装置 - Google Patents

チップ状電子部品供給装置

Info

Publication number
JPH11274797A
JPH11274797A JP10071548A JP7154898A JPH11274797A JP H11274797 A JPH11274797 A JP H11274797A JP 10071548 A JP10071548 A JP 10071548A JP 7154898 A JP7154898 A JP 7154898A JP H11274797 A JPH11274797 A JP H11274797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
electronic component
shaped electronic
hopper
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10071548A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishi Nakagawa
聖之 中川
Kenichi Fukuda
謙一 福田
Isamu Utsunomiya
勇 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10071548A priority Critical patent/JPH11274797A/ja
Priority to US09/271,321 priority patent/US6267223B1/en
Publication of JPH11274797A publication Critical patent/JPH11274797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/02Devices for feeding articles or materials to conveyors
    • B65G47/04Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles
    • B65G47/12Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles
    • B65G47/14Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding
    • B65G47/1407Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding the articles being fed from a container, e.g. a bowl

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ状電子部品供給装置において、ホッパ
内のチップ状電子部品が整列状態で搬送経路内に円滑に
導入されるようにするため、可動パイプ等により長期間
攪拌されると、品質劣化がもたらされる。 【解決手段】 互いに連通する2個の領域13,14に
分けて複数個のチップ状電子部品2を貯留するための隔
壁15をホッパ3a内に設ける。これによって、排出口
4に通じる領域14内では、可動パイプ7の往復動作が
及ぼされても、品質劣化がもたらされない間にチップ状
電子部品2の多くが排出口4から排出されてしまうよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ状電子部
品供給装置に関するもので、特に、ランダムな状態にあ
る複数個のチップ状電子部品を整列状態にして供給する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンデンサ、抵抗器、トラン
ジスタ、フィルタ等を構成するチップ状電子部品の一供
給形態として、ランダムな状態にある複数個のチップ状
電子部品を、特定の供給装置によって取り扱うことによ
って、整列状態として1個ずつ供給することが行なわれ
ている。
【0003】図7には、この発明にとって興味あるチッ
プ状電子部品供給装置1が示されている。チップ状電子
部品供給装置1は、複数個のチップ状電子部品2をラン
ダムな状態で一時的に貯留するためのホッパ3を備え
る。ホッパ3の底部には、排出口4が設けられている。
排出口4の中央部には、排出口4の内周縁に対して所定
の間隔を隔てて、固定パイプ5が固定的に設けられる。
固定パイプ5は、排出口4から排出されたチップ状電子
部品2を整列状態で案内するための搬送経路6の一部を
なしている。固定パイプ5の内径は、チップ状電子部品
2の長手方向が固定パイプ5の軸線方向と一致するとき
にのみ、チップ状電子部品2を受け入れることができる
ように選ばれている。
【0004】固定パイプ5を取り囲むように、排出口4
の内周縁と固定パイプ5の外周面との間には、可動パイ
プ7が配置される。可動パイプ7は、両方向矢印8で示
すように、その軸線方向に往復動作するように駆動され
る。可動パイプ7の往復動作は、排出口4から排出され
ようとするチップ状電子部品2に攪拌作用を及ぼし、そ
れによって、ホッパ3内でのチップ状電子部品2の動き
を円滑なものとするとともに、チップ状電子部品2を固
定パイプ5へと誘導する。
【0005】このように、ホッパ3に貯留されているチ
ップ状電子部品2のうち、固定パイプ5の上端面上に至
ったものが、所定の方向に向けられ、固定パイプ5の上
方開口に受け入れられる。固定パイプ5内のチップ状電
子部品2は、整列状態で案内される。固定パイプ5によ
って一部が与えられた搬送経路6は、次いで、矢印9方
向に循環するコンベヤベルト10によって与えられる。
したがって、固定パイプ5の下端部から排出されたチッ
プ状電子部品2は、次いで、このコンベヤベルト10に
乗って搬送される。
【0006】このような搬送経路6の終端に達したチッ
プ状電子部品2は、ピックアップ手段としての真空吸引
チャック11により吸着されて保持され、この状態で真
空吸引チャック11が移動することにより、たとえば配
線基板上の所望の位置にマウントされる。また、このよ
うなチップ状電子部品供給装置1において、複数種類の
チップ状電子部品2をそれぞれ種類別に供給するため、
ホッパ3から搬送経路6に至る供給ユニット12は、複
数個、図7紙面に対して垂直方向に並列状態で配置され
ている。これら複数個の供給ユニット12は、図7紙面
に対して垂直方向に一体的に往復移動可能であり、この
移動によって、供給されるべきチップ状電子部品2を供
給する供給ユニット12が、真空吸引チャック11によ
るピックアップ位置にもたらされるようにされる。
【0007】真空吸引チャック11は、二つの位置間を
往復移動するように制御され、この往復移動の一方端に
おいて、特定の供給ユニット12の搬送経路6の終端に
あるチップ状電子部品2をピックアップし、往復移動の
他方端において、このチップ状電子部品2を、たとえば
配線基板上の所望の位置にマウントする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなチップ状電子部品供給装置1によれば、以下のよう
な状況に基づき、ホッパ3内のチップ状電子部品2に対
して、比較的激しい接触または衝突が及ぼされる。ま
ず、このようなチップ状電子部品2の接触または衝突
は、可動パイプ7の往復動作によってもたらされる。す
なわち、可動パイプ7の往復動作によって、特定のチッ
プ状電子部品2は可動パイプ7に接触または衝突すると
ともに、可動パイプ7による攪拌作用により、チップ状
電子部品2は、互いにまたはホッパ3の内壁面に接触ま
たは衝突する。このような接触または衝突によってチッ
プ状電子部品2に及ぼされる衝撃は、ホッパ3内のチッ
プ状電子部品2がより多数であればあるほど、各チップ
状電子部品2の重量がホッパ3の底部において累積され
るので、より大きくなる。
【0009】また、チップ状電子部品2の接触または衝
突は、供給ユニット12全体としての移動および停止に
よってももたらされる。すなわち、供給ユニット12
は、原則として、1回のマウント動作ごとに移動されか
つ停止され、この移動および停止の都度、ホッパ3内に
収容されているチップ状電子部品2は、相互間で、ある
いはホッパ3の内壁面に向かって接触または衝突を繰り
返す。マウント工程を能率化するため、供給ユニット1
2は、大きな加速度をもって高速で移動され、また、急
激に停止される。そのため、上述のような接触または衝
突に際しては、大きな衝撃がチップ状電子部品2に及ぼ
されることになる。
【0010】また、図示しないが、ホッパ内のチップ状
電子部品を整列状態で搬送経路へと円滑に導くため、ホ
ッパ内のチップ状電子部品に対して外部から圧縮空気を
吹き付けて、チップ状電子部品に対して攪拌作用を及ぼ
すように構成された、チップ状電子部品供給装置もあ
る。この場合にも、攪拌に際して、チップ状電子部品に
接触または衝突がもたらされる。
【0011】他方、各ホッパ3内へのチップ状電子部品
2の補給の頻度を低くし、マウント工程をより長期間に
わたって連続的に実施できるようにするためには、各ホ
ッパ3内に、多数のチップ状電子部品2を貯留した状態
としておかなければならない。そのため、ホッパ3内の
チップ状電子部品2には、比較的初期の段階でマウント
工程に供給されるものと、比較的長期間の間、ホッパ3
内に留まるものとがある。その結果、後者のように、長
期間、ホッパ3内に留まっているチップ状電子部品2
は、接触または衝突を受ける回数が多くなり、品質劣化
を招くことがある。たとえば、チップ状電子部品2に機
械的損傷が生じたり、外部電極の半田付け性が低下した
りすることがある。そして、このように品質劣化したチ
ップ状電子部品2を配線基板上にマウントしてしまう
と、マウント後において、チップ状電子部品2の交換を
必要とするなど、生産性を低下させる原因となる。
【0012】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な問題を解決し得る、チップ状電子部品供給装置を提供
しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数個のチ
ップ状電子部品を貯留するためのものであって、その底
部に排出口が設けられた、ホッパと、排出口から排出さ
れたチップ状電子部品を整列状態で案内する、搬送経路
とを備える、チップ状電子部品供給装置に向けられるも
のであって、上述した技術的課題を解決するため、ホッ
パ内に、互いに連通する複数個の領域に分けて複数個の
チップ状電子部品を貯留するための隔壁が設けられてい
ることを特徴としている。
【0014】この発明において、上述の隔壁は、水平方
向に延びるように配置されたり、垂直方向に延びるよう
に配置されたり、水平方向に対して傾斜して延びるよう
に配置されたりすることができる。隔壁は、複数個設け
られてもよく、また、振動可能とされてもよい。この発
明に係るチップ状電子部品供給装置において、前述した
搬送経路は、排出口の内周縁に対して所定の間隔を隔て
て排出口の中央部に固定的に設けられた、固定パイプを
備え、さらに、排出口から排出されようとするチップ状
電子部品を攪拌しかつ固定パイプへと誘導するためのも
のであって、固定パイプを取り囲むように排出口の内周
縁と固定パイプの外周面との間に配置され、その軸線方
向に往復動作する、可動パイプを備えていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、それぞれ、こ
の発明の実施形態によるチップ状電子部品供給装置を説
明するためのもので、前述した図7に示したホッパ3に
相当する部分を示した断面図である。これら実施形態に
係るチップ状電子部品供給装置は、ホッパ3に相当する
部分を除いて、基本的には、図7に示したチップ状電子
部品供給装置1と実質的に同様の構成を有している。し
たがって、図1ないし図6において、図7に示した要素
に相当する要素には、同様の参照符号を付しながら、こ
れら実施形態特有のホッパ3に相当する部分の構成につ
いてのみ以下に説明し、その他の構成については前述し
た説明を援用する。
【0016】図1に示すホッパ3aでは、このホッパ3
a内において、互いに連通する2個の領域13および1
4に分けて複数個のチップ状電子部品2を貯留するため
の隔壁15が水平方向に延びるように配置されている。
隔壁15の上方に形成される領域13は、複数個のチッ
プ状電子部品2を予備的に貯留する領域となるもので、
これらチップ状電子部品2は、領域13から領域14へ
と移行する。
【0017】領域13から領域14へのチップ状電子部
品2の供給量は、たとえば可動パイプ7の往復動作が及
ぼされても、品質劣化がもたらされない間に領域14内
にあるチップ状電子部品2のほとんどが排出口4から排
出されてしまう、という条件と、排出口4から排出され
るチップ状電子部品2を十分に補える程度の数量のチッ
プ状電子部品2が領域14内に存在する、という条件と
を満足するように選ばれるのが好ましい。
【0018】上述の領域13から領域14へのチップ状
電子部品2の供給量は、たとえば、隔壁15とホッパ3
aの内壁面との間の隙間16の大きさによって決まる。
たとえば、各チップ状電子部品2が3.2mm×1.6
mm×1.25mmの寸法を有しているとき、隙間16
は8〜20mmの大きさに選ばれるのが好ましい。な
お、ホッパ3aでは、隔壁15が水平方向に延びるよう
に配置されているので、隔壁15上にあるチップ状電子
部品2は、その下方の領域14にまで自然には落下しに
くい。しかしながら、前述の図7に示した供給ユニット
12は、供給動作中において、全体として移動されかつ
停止されるため、このような移動および停止において働
く加速度(慣性力)が、隔壁15からのチップ状電子部
品2の落下を促進するように作用する。
【0019】図1に示した実施形態の変形例として、隔
壁15に相当するさらに他の少なくとも1個の隔壁が、
隔壁15と高さ位置を互いに変えて平行にかつ隙間の位
置を逆側にして配置されてもよい。図2に示したホッパ
3bでは、このホッパ3b内において、互いに連通する
3個の領域17、18および19に分けて複数個のチッ
プ状電子部品2を貯留するための2個の隔壁20および
21が、それぞれ、垂直方向に延びるように配置されて
いる。
【0020】この実施形態においても、領域17または
19から領域18へのチップ状電子部品2の供給量を調
整するため、隙間22の大きさが調整される。この実施
形態においても、各チップ状電子部品2が3.2mm×
1.6mm×1.25mmというような比較的大きな寸
法を有しているとき、隙間22の大きさは8〜20mm
であることが好ましい。隙間22がたとえば5mm以下
では、隙間22においてチップ状電子部品2がブリッジ
状態となり、詰まることがあり得るからである。
【0021】なお、図2に示した実施形態の変形例とし
て、隔壁20および21のいずれか一方が省略された実
施形態も可能である。図3に示したホッパ3cでは、こ
のホッパ3c内において、互いに連通する2つの領域2
3および24に分けて複数個のチップ状電子部品2を貯
留するための隔壁25が、水平方向に対して傾斜角度2
6をもって傾斜して延びるように配置されている。
【0022】この実施形態では、隔壁25の上方の領域
23にあるチップ状電子部品2は、重力に従って隔壁2
5に沿って落下し、隙間27を通って下方の領域24に
至るようになる。また、領域23から領域24へのチッ
プ状電子部品2の供給量は、隙間27の大きさを変えた
り、隔壁25の傾斜角度26を変えたりすることによっ
て調整することができる。
【0023】これに関して、各チップ状電子部品2がた
とえば3.2mm×1.6mm×1.25mmの寸法を
有しているとき、隙間27は、8〜20mmの大きさに
選ばれることが好ましい。他方、傾斜角度26について
は、隔壁25上でチップ状電子部品2が流動する角度す
なわち安息角以上に設定され、好ましくは、10〜30
度の範囲に選ばれる。しかしながら、前述したように、
図7に示した供給ユニット12全体が移動しかつ停止す
るとき与えられる加速度(慣性力)のため、実際には、
傾斜角度26が上述の範囲より小さい場合でも、隔壁2
5上でのチップ状電子部品2の流動が可能となる。
【0024】図4に示したホッパ3dでは、このホッパ
3dにおいて、互いに連通する3個の領域28、29お
よび30に分けて複数個のチップ状電子部品2を貯留す
るための2個の隔壁31および32が、各々の高さ位置
を互いに変えながら、水平方向に対して傾斜角度33お
よび34をもってそれぞれ傾斜して延びるように配置さ
れている。
【0025】この実施形態によれば、隔壁31の上方の
領域28にあるチップ状電子部品2は、隙間35を通っ
て隔壁31と隔壁32との間の領域29に至り、次い
で、隙間36を通って隔壁32の下方の領域30に至
る。この実施形態においては、領域28から29へのチ
ップ状電子部品2の供給量および領域29から領域30
へのチップ状電子部品2の供給量は、図3に示した実施
形態の場合と同様、傾斜角度33および34ならびに隙
間35および36の各大きさを変えることによって調整
することができる。また、これら傾斜角度33および3
4ならびに隙間35および36の各大きさは、前述の図
3に示した傾斜角度26および隙間27の各大きさと同
様に選ぶことができる。
【0026】この実施形態によれば、3個の領域28〜
30に分けてチップ状電子部品2を貯留することができ
るので、領域28〜30の各々におけるチップ状電子部
品2の貯留数量をそれほど多くすることなく、ホッパ3
d全体としてのチップ状電子部品2の貯留数量を多くす
ることができる。なお、図4に示した実施形態に関連し
て、隔壁の数をさらに増やしてもよい。このような隔壁
の数は、ホッパ3dの特に高さ方向寸法に応じて適宜変
えることができる。
【0027】図5に示したホッパ3eでは、図3に示し
た実施形態と同様、このホッパ3e内において、互いに
連通する2個の領域37および38に分けて複数個のチ
ップ状電子部品2を貯留するための隔壁39が、水平方
向に対して傾斜角度40をもって傾斜して延びるように
配置されている。この実施形態の特徴とするところは、
隔壁39が振動可能とされていることにある。
【0028】より詳細には、隔壁39は、枢支ピン41
を介してホッパ3eに対して回動可能に取り付けられ
る。また、ねじシャフト42が、ホッパ3eの側壁を貫
通した状態で、その先端が隔壁39に作用させられる。
これによって、ねじシャフト42が隔壁39と一体化さ
れるが、隔壁39の枢支ピン41を中心とする回動ある
いは振動を許容するため、ねじシャフト42がホッパ3
eの側壁を貫通する部分においては適当な遊びが設けら
れている。
【0029】また、ねじシャフト42上であって、ホッ
パ3eの側壁の外側には、ねじシャフト42上で変位可
能なようにワッシャ43が配置される。また、ねじシャ
フト42上であって、ホッパ3eの側壁と隔壁39との
間には圧縮ばね態様で作用するコイル状の第1のばね4
4が配置され、ねじシャフト42の頭部とワッシャ43
との間には、同様に圧縮ばね態様で作用するコイル状の
第2のばね45が配置される。
【0030】このような構成において、隔壁39は、何
らの外力が及ぼされないときには、第1のばね44によ
る力と第2のばね45による力とが平衡した状態で維持
される。そして、隔壁39に外力が及ぼされたとき、上
述の平衡した状態を中心として、第1のばね44の圧縮
および第2のばね45の伸張と第1のばね44の伸張お
よび第2のばね45の圧縮とを交互に繰り返しながら、
枢支ピン41を中心として振動する。
【0031】上述の隔壁39の振動のために及ぼされる
外力は、たとえば、図7に示した供給ユニット12全体
が移動および停止するときの加速度(慣性力)によって
もたらされることができる。より具体的には、所定の加
速度が供給ユニット12に及ぼされたとき、隔壁39は
容易に振動することができる。この実施形態において
も、隔壁39の上方の領域37にあるチップ状電子部品
2は、隙間46を通って、下方の領域38に至る。この
とき、平衡状態にある隔壁39の傾斜角度40は、図3
に示した実施形態の場合と同様、たとえば10〜30度
程度に選ばれるが、この実施形態では、隔壁39が振動
するので、隔壁39上でのチップ状電子部品2の流れが
より円滑になり、そのため、傾斜角度40をより小さく
することが可能となる。その結果、ホッパ3e内により
多くのチップ状電子部品2を貯留することが可能とな
る。
【0032】また、図5に示した実施形態において、ね
じシャフト42を回すことによって、ねじシャフト42
の頭部と隔壁39との間の距離を変えることができ、そ
の結果、第1および第2のばね44および45の各ばね
定数を変えることができるとともに、傾斜角度40を調
整することができる。図6に示したホッパ3fでは、こ
のホッパ3f内において、互いに連通する3個の領域4
7、48および49に分けて複数個のチップ状電子部品
2を貯留するための2個の隔壁50および51が各々の
高さ位置を互いに変えて設けられている。これら隔壁5
0および51は、図5に示した実施形態の場合と同様、
振動可能とされている。
【0033】そのため、説明を繰り返さないが、前述し
た枢支ピン41、ねじシャフト42、ワッシャ43、第
1のばね44および第2のばね45にそれぞれ相当す
る、枢支ピン52、ねじシャフト53、ワッシャ54、
第1のばね55および第2のばね56が、隔壁50に関
連して設けられ、枢支ピン57、ねじシャフト58、ワ
ッシャ59、第1のばね60および第2のばね61が、
隔壁51に関連して設けられている。
【0034】この実施形態によれば、図5に示した実施
形態の場合に比べて、品質劣化を防止した状態で、より
多くのチップ状電子部品2を貯留することが可能となる
とともに、領域47から領域48を介して領域49へと
至るチップ状電子部品2の供給量のより細やかな調整を
行なうことができようになる。以上、この発明を図示し
た実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内に
おいて、その他、種々の変形例が可能である。
【0035】たとえば、図示の実施形態では、ホッパ3
a〜3fから排出されるチップ状電子部品2を円滑に整
列状態へと案内するため、往復動作する可動パイプ7が
排出口4に関連して設けられたが、これに代えて、ある
いは、これに加えて、外部から圧縮空気を導入してホッ
パ内のチップ状電子部品に攪拌作用を及ぼすようにして
もよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、搬送
経路へと整列状態で排出される複数個のチップ状電子部
品を貯留するためのホッパ内に、互いに連通する複数個
の領域に分けて複数個のチップ状電子部品を貯留するた
めの隔壁が設けられているので、ホッパ全体としてのチ
ップ状電子部品の数量を十分に多くしながらも、排出口
に通じる領域内でのチップ状電子部品の数量を制限する
ことができる。したがって、チップ状電子部品を円滑に
整列状態で搬送経路へと導くための攪拌作用が及ぼされ
る領域に当たる、排出口に通じる領域内にあるチップ状
電子部品の多くを、品質劣化がもたらされない間に排出
口から排出することができるようになる。
【0037】その結果、品質劣化が生じたチップ状電子
部品がたとえばマウントのために供給されてしまう確率
を低くすることができ、不良な配線基板を製造したり、
マウントを終えた配線基板においてチップ状電子部品を
交換したりするといった工程のロスが少なくなり、生産
性を向上させることができる。また、この発明によれ
ば、多数のチップ状電子部品がホッパ内に貯留されて
も、隔壁の存在のため、すべてのチップ状電子部品の重
量がホッパの底部において累積されることがない。した
がって、特に、ホッパの底部において、チップ状電子部
品に及ぼされる接触または衝突による衝撃が緩和され、
チップ状電子部品の品質劣化を生じにくくする効果も期
待できる。
【0038】この発明において、隔壁が、水平方向に対
して傾斜して延びるように配置されていると、隔壁に沿
うチップ状電子部品の流れをより円滑なものとすること
ができ、排出口に通じる領域へのチップ状電子部品の供
給を円滑に行なうことができる。また、この発明におい
て、隔壁が振動可能とされていても、上述したように傾
斜して配置される場合と同様、隔壁に沿うチップ状電子
部品の流れを円滑なものとすることができる。
【0039】この発明において、隔壁が複数個設けられ
ると、ホッパ内におけるチップ状電子部品を貯留する領
域の数が増え、品質劣化を招かない状態でより多くのチ
ップ状電子部品をホッパ内で貯留できるようになる。こ
の発明に係るチップ状電子部品供給装置において、搬送
経路が、排出口の内周縁に対して所定の間隔を隔てて排
出口の中央部に固定的に設けられた、固定パイプを備
え、さらに、排出口から排出されようとするチップ状電
子部品を攪拌しかつ固定パイプへと誘導するためのもの
であって、固定パイプを取り囲むように排出口の内周縁
と固定パイプの外周面との間に配置され、その軸線方向
に往復動作する、可動パイプをさらに備えているとき、
この可動パイプは、排出口に通じる領域内のチップ状電
子部品に衝撃を与えることになるため、この発明による
効果がより顕著に現れる。すなわち、この発明によれ
ば、隔壁の存在により、排出口に通じる領域内のチップ
状電子部品の多くは、可動パイプの往復動作が及ぼされ
ても、それによる品質劣化がもたらされない間に排出口
から排出されてしまうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3aを示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3bを示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3cを示す断面図である。
【図4】この発明の第4の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3dを示す断面図である。
【図5】この発明の第5の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3eを示す断面図である。
【図6】この発明の第6の実施形態によるチップ状電子
部品供給装置に備えるホッパ3fを示す断面図である。
【図7】この発明にとって興味あるチップ状電子部品供
給装置1の概略的構成を図解的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 チップ状電子部品供給装置 2 チップ状電子部品 3a,3b,3c,3d,3e,3f ホッパ 4 排出口 5 固定パイプ 6 搬送経路 7 可動パイプ 12 供給ユニット 13,14,17,18,19,23,24,28,2
9,30,37,38,47,48,49 領域 15,20,21,25,31,32,39,50,5
1 隔壁 16,22,27,35,36,46 隙間 26,33,34,40 傾斜角度 41,52,57 枢支ピン 44,45,55,56,60,61 ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のチップ状電子部品を貯留するた
    めのものであって、その底部に排出口が設けられた、ホ
    ッパと、 前記排出口から排出されたチップ状電子部品を整列状態
    で案内する、搬送経路とを備え、 前記ホッパ内には、互いに連通する複数個の領域に分け
    て複数個のチップ状電子部品を貯留するための隔壁が設
    けられている、チップ状電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁は、水平方向に延びるように配
    置されている、請求項1に記載のチップ状電子部品供給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁は、垂直方向に延びるように配
    置されている、請求項1に記載のチップ状電子部品供給
    装置。
  4. 【請求項4】 前記隔壁は、水平方向に対して傾斜して
    延びるように配置されている、請求項1に記載のチップ
    状電子部品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記隔壁は、複数個設けられる、請求項
    1ないし4のいずれかに記載のチップ状電子部品供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記隔壁は、振動可能とされる、請求項
    1ないし5のいずれかに記載のチップ状電子部品供給装
    置。
  7. 【請求項7】 前記搬送経路は、前記排出口の内周縁に
    対して所定の間隔を隔てて前記排出口の中央部に固定的
    に設けられた、固定パイプを備え、さらに、前記排出口
    から排出されようとするチップ状電子部品を攪拌しかつ
    前記固定パイプへと誘導するためのものであって、前記
    固定パイプを取り囲むように前記排出口の内周縁と前記
    固定パイプの外周面との間に配置され、その軸線方向に
    往復動作する、可動パイプを備える、請求項1ないし6
    のいずれかに記載のチップ状電子部品供給装置。
JP10071548A 1998-03-20 1998-03-20 チップ状電子部品供給装置 Pending JPH11274797A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071548A JPH11274797A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 チップ状電子部品供給装置
US09/271,321 US6267223B1 (en) 1998-03-20 1999-03-18 Feeder for electronic chip components

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071548A JPH11274797A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 チップ状電子部品供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11274797A true JPH11274797A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13463910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10071548A Pending JPH11274797A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 チップ状電子部品供給装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6267223B1 (ja)
JP (1) JPH11274797A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001026316A (ja) * 1999-05-12 2001-01-30 Fuji Mach Mfg Co Ltd 整列供給装置
US7523594B2 (en) * 2005-08-24 2009-04-28 Greenwald Technologies, Llc. Systems and methods for packaging solid pharmaceutical and/or nutraceutical products and automatically arranging the solid pharmaceutical and nutraceutical products in a linear transmission system
WO2008019836A2 (de) * 2006-08-15 2008-02-21 A20 Ag Vorrichtung und verfahren zum austragen von länglichen, grobschüttfähigen produkten und zum weitertransport
DE102014108824B4 (de) 2014-06-24 2020-07-09 Asm Assembly Systems Gmbh & Co. Kg Fördern von als Schüttgut vorliegenden elektronischen Bauelementen mittels einer Förderschnecke
CN104443981B (zh) * 2014-10-29 2016-09-28 肇庆三向教学仪器制造有限公司 可自动回料输送实验设备
PL3562331T3 (pl) * 2016-12-29 2021-04-06 Philip Morris Products S.A. Lej samowyładowczy dla wyrobów w kształcie pręta i sposób rozprowadzania wyrobów w kształcie pręta
CN107138936A (zh) * 2017-05-31 2017-09-08 嘉善宝狐服饰有限公司 一种工件装配设备
DE102017120106A1 (de) * 2017-08-31 2019-02-28 Krones Ag Auffangbehälter mit integrierten Schutzeinrichtungen für Kunststoffvorformlinge und Kunststoffbehältnisse in einer Streckblasmaschine
US20220219914A1 (en) * 2019-06-05 2022-07-14 Fuji Corporation Parts supply apparatus
CN110653601B (zh) * 2019-08-28 2021-11-05 柯马(上海)工程有限公司 新能源电机转子磁钢上料装配机构

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3470218A (en) * 1966-12-27 1969-09-30 Allied Chem New 2-substituted estrogenic steroids
US4396108A (en) * 1976-08-27 1983-08-02 Walter Sticht Apparatus for separating individual assembly parts from a coherent mass
US4201313A (en) * 1978-02-08 1980-05-06 Auto-Place, Inc. Hopper feeder for singly dispensing short rods or tubes
US4462508A (en) * 1981-07-29 1984-07-31 Swanson Systems, Inc. Apparatus for aligning and feeding elongated objects
IT1188078B (it) * 1985-12-13 1987-12-30 Sasib Spa Dispositivo alimentare di oggetti astiformi in particolare di bacchette filtro per sigarette con filtro

Also Published As

Publication number Publication date
US6267223B1 (en) 2001-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7743913B2 (en) Electronic component conveying apparatus and method of controlling the same
CN101811614B (zh) 弹簧供给器
JPH11274797A (ja) チップ状電子部品供給装置
WO2016143597A1 (ja) 物品供給装置
US6892593B2 (en) Polyhedron inspection feeder and polyhedron inspection apparatus
JP5956160B2 (ja) 振動式部品供給装置
US7390158B2 (en) Handling device for electronic chip components and handling method for electronic chip components
JP2003275688A (ja) 部品検査方法および部品搬送装置並びに部品検査装置
IL156150A (en) Feon test feeder and Faun test device
JP3259680B2 (ja) チップ状電子部品供給装置
JP2006292610A (ja) 組合せ計量装置およびこれを備えた計量包装システム
US6253985B1 (en) Unit for supplying solder balls
CN217478272U (zh) 一种透镜自动上料装置
JP2020045177A (ja) 容器供給装置
JP2011011850A (ja) 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ
JP2000157935A (ja) 部品の検査方法及びその装置
KR20200029695A (ko) 피더 장치 및 이를 갖는 곡물 선별기
JP2524910Y2 (ja) チップ状電子部品供給装置
JP6715604B2 (ja) 供給装置および検査システム
CN211385855U (zh) 进料机构及具有其的分选装置
JP3718796B2 (ja) チップ部品供給ケース、チップ部品供給方法及び装置
JP2562118Y2 (ja) チップ状回路部品供給装置
CN105668146B (zh) 一种供料装置及供料方法
JPH08258989A (ja) チップ状部品供給装置
CN113581829A (zh) 自动上料系统及倒立式自动上料装置