JP2011011850A - 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ - Google Patents

振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ Download PDF

Info

Publication number
JP2011011850A
JP2011011850A JP2009156451A JP2009156451A JP2011011850A JP 2011011850 A JP2011011850 A JP 2011011850A JP 2009156451 A JP2009156451 A JP 2009156451A JP 2009156451 A JP2009156451 A JP 2009156451A JP 2011011850 A JP2011011850 A JP 2011011850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
chute
trough
skin
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009156451A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kita
保昭 北
Fumio Sugisaki
扶三男 杉崎
Masakatsu Hagiwara
正勝 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutual Corp
Original Assignee
Mutual Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mutual Corp filed Critical Mutual Corp
Priority to JP2009156451A priority Critical patent/JP2011011850A/ja
Publication of JP2011011850A publication Critical patent/JP2011011850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】物品の搬送速度が速く、かつ搬送途中に物品が落下しにくい振動シュートを提供する。
【解決手段】上流側から下流側へスキンSを搬送するための振動シュート20であって、下向きに傾斜した傾斜面27aを備え、傾斜面27aの傾斜方向に沿った第1搬送方向WS1に向けてスキンSを滑落させる傾斜シュート27と、傾斜シュート27の下端部に第1搬送方向WS1とは異なる第2搬送方向WS2へ向けて形成されたガイドピン28と、傾斜シュート27を振動させて、傾斜シュート27を滑落したスキンSをガイドピン28の第2搬送方向WS2の下流側へ向けて搬送するエアシリンダ23及びピストン軸24と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、傾斜面を備えた振動シュート及びこれを備えた振動フィーダに係り、特に、傾斜面の傾斜方向と異なる方向へ物品を搬送する振動シュート及びこれを備えた振動フィーダに関する。
物品の製造工場などにおいて、積み重なった物品を単列に整列させて搬送する装置が知られている。
従来、トラフを振動させて物品をほぐしながら搬送するフィーダ搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図8は従来のフィーダ搬送装置の斜視図である。この従来のフィーダ搬送装置101は、トラフ102を振動させて物品を搬送する装置である。トラフ102は、振動に応じた所定方向に物品を搬送する第一搬送部103と、第一搬送部103の終端部に連結して設けられ、第一搬送部103の搬送方向Xとは異なる方向へ物品を搬送する下向きに傾斜した第二搬送部104と、第一搬送部103と第二搬送部104との間に設けられた段差105と、を有している。そして、図示しない振動駆動部によりトラフ102を振動方向Dに振動することで、物品を第一搬送部103の搬送方向Xに向けてほぐしながら搬送し、続いて段差105を落下させて第二搬送部104を搬送方向Yに向けて搬送する。
特開2006−335481号公報(請求項1、段落0007,0010,0014〜0021、図1〜3)
この従来のフィーダ搬送装置101は、トラフ102の第一搬送部103と第二搬送部104(すなわち、傾斜シュート)とが連結しており、さらにトラフ102は振動方向Dに沿って振動している。この振動方向Dは、第二搬送部104の搬送方向Yと交差する方向である。このため、トラフ102の振動に連動して第二搬送部104が振動すると、第二搬送部104を搬送される物品に対しては、搬送方向Yと交差する横向きの力が加わる。この横向きの力により、第二搬送部104を搬送される物品の移動が妨げられて移動速度が遅くなるという不都合があった。
本発明の目的は、物品の搬送速度が速い振動シュートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、装置全体として搬送効率の高い振動フィーダを提供することにある。
上記課題は、本発明の振動シュートによれば、上流側から下流側へ物品を搬送するための振動シュートであって、下向きに傾斜した傾斜面を備え、該傾斜面の傾斜方向に沿った第1搬送方向に向けて前記物品を滑落させる傾斜シュートと、前記第1搬送方向とは異なる第2搬送方向へ向けて前記傾斜面に形成されたガイド部と、前記傾斜シュートを振動させて、前記傾斜シュートを滑落した前記物品を前記ガイド部の前記第2搬送方向へ向けて搬送するシュート振動手段と、を具備することにより解決される。
このように、本発明の振動シュートは、傾斜シュートを振動させて第2搬送方向へ物品を搬送するためのシュート振動手段を備えている。すなわち、従来のようにトラフと一体となった傾斜シュート(上述した従来技術では「第二搬送部104」)とは異なり、トラフなどの他の装置の振動とは独立して傾斜シュートのみを振動させることができる。
このため、第2搬送方向へ向けて物品を搬送するよう傾斜シュートを振動させることができる。これにより、第2搬送方向に沿って物品をすばやく搬送させることが可能となる。
また、前記シュート振動手段は、前記第2搬送方向とほぼ同じ方向に前記傾斜シュートを振動させることが好ましい。
このように、第2搬送方向とほぼ同じ方向に傾斜シュートを振動させるため、物品に対して第2搬送方向へ向けて押し出す力を加えることができる。これにより、第2搬送方向に沿って物品をすばやく搬送することができる。また、物品に対して第2搬送方向に直交する横向きの振動が加わらないため、ガイド部を乗り越えて落下する物品を少なくすることができる。したがって、物品をすばやく、かつ確実に下流側に搬送することができる。
また、前記ガイド部は、前記物品の幅よりも間隔が狭い複数の隙間を有することが好ましい。
このように、ガイド部が物品の幅よりも間隔が狭い複数の隙間を有しているため、物品の表面に付着している粉体などをガイド部の隙間から落下させることができる。これにより、ガイド部を平板状にした場合と比較して、粉体などの滞留を防止することができる。これにより、ガイド部の清掃などメンテナンスに要する労力を減らすことができる。
この場合、前記ガイド部は、複数のガイドピンにより構成されていると好適である。
このように、ガイド部がガイドピンにより構成されているため、傾斜シュートにガイドピンを差し込むだけで簡単にガイド部を形成することができる。
この場合、前記ガイドピンは、先端が膨出していることが好ましい。
このように、ガイドピンの先端が膨出しているため、この膨出した部分によって物品がガイドピンに引っ掛かりやすくなり、物品がガイドピンを乗り越えて落下しにくくなっている。したがって、簡単な構成で確実に物品を搬送することができる。
また、前記傾斜シュートは、前記傾斜面に沿って上下に積み重なった2以上の前記物品のうち上側の前記物品を前記傾斜シュートの背面側に落下させて最下段の物品のみを下流側へ搬送させる切欠部を有することが好ましい。
このように、切欠部を有することにより、上下に積み重なった2以上の物品のうち上側の物品を傾斜シュートの背面側に落下させて最下段の物品のみを下流側へ搬送させることができる。これにより、上下に積み重なった物品を確実に単列に揃えることができる。
また、前記シュート振動手段は、ガイド溝が形成されたガイドレールと、前記ガイド溝に沿って前記傾斜シュートを往復スライド移動させるエアシリンダと、を備えることが好ましい。
このように、ガイド溝が形成されたガイドレールとエアシリンダにより傾斜シュートを往復スライド移動させることができる。すなわち、ガイド溝に沿ってぶれなく傾斜シュートを振動させることができる。したがって、物品の落下などが少なく確実に物品を搬送することができる。
また、上記課題は、本発明の振動フィーダによれば、上記いずれかに記載の振動シュートと、該振動シュートとは分離して前記振動シュートの前記上流側に配設され、前記振動シュートへ前記物品を供給するリニアフィーダと、を備えることにより解決される。
このように、振動シュートとリニアフィーダが分離されているため、両者を独立して振動させることができる。このため、振動シュートとリニアフィーダのそれぞれに対して物品を効率的に搬送できるよう振動を付加することができる。
また、前記リニアフィーダは、上流側から下流側へ向かう直線状の搬送路が形成されたトラフと、該トラフを振動させて前記物品を前記トラフの前記上流側から前記下流側へ搬送するトラフ振動手段と、を備え、前記シュート振動手段は、前記トラフ振動手段と独立して駆動され、前記トラフ振動手段の振動方向とは異なる方向へ前記傾斜シュートを振動させることが好ましい。
このように、シュート振動手段とトラフ振動手段とが独立して駆動され、両者の振動方向を異ならせている。このため、トラフ上を搬送される物品はトラフ振動手段により効率的に物品を搬送できる方向へ振動させることができる。一方、傾斜シュート上を搬送される物品は傾斜シュート振動手段により効率的に物品を搬送する方向へ振動させることができる。これにより、リニアフィーダと傾斜シュートのそれぞれによって物品を効率的に搬送させることができる。したがって、振動フィーダ全体として物品の搬送効率を向上させることができる。
また、前記振動シュートは、前記第1搬送方向が前記リニアフィーダの上流側の斜め下方向を向いており、かつ前記トラフの前記下流側の下部に配置されることが好ましい。
このように、振動シュートがトラフの下流側の下部に配置されるため、トラフの下部にある空間を有効活用して振動フィーダ全体の省スペース化を図ることができる。
また、前記シュート振動手段は、前記トラフ振動手段の振動方向とはほぼ直交する方向へ前記傾斜シュートを振動させることが好ましい。
このように、トラフ振動手段によるトラフの振動方向と、シュート振動手段による傾斜シュートの振動方向がほぼ直交している。このため、リニアフィーダから搬送される物品の搬送方向を、傾斜シュートによって確実に直交方向へ転換することができる。
また、前記第1搬送方向に沿って前記振動フィーダを複数配置すると好適である。
このように、第1搬送方向に沿って振動シュートを複数配置することで、第1搬送方向に搬送される物品を各振動シュートによって異なる搬送経路へ振り分けることが可能となる。これにより、振動フィーダの処理能力を向上させることができる。
本発明の振動シュートによれば、ホッパーなどの他の装置の振動とは独立して傾斜シュートのみを振動させることができる。このため、第2搬送方向に沿って物品をすばやく搬送させるとともに、第2搬送方向へ搬送される物品をガイド部から落下させにくくすることもできる。したがって、物品をすばやくかつ確実に下流側へ搬送することができる。
また、本発明の振動フィーダによれば、リニアフィーダと傾斜シュートを独立して振動させているため、それぞれに対して物品を効率的に搬送できる振動を付加することができる。これにより、振動フィーダ全体として搬送効率を向上させることができる。
振動シュートと振動フィーダの斜視図である。 振動シュートと振動フィーダを模式的に示した概略図である。 振動シュートによりスキンの表裏選別を行う原理を説明した側面図である。 振動シュートの変形例を示した側面図である。 振動シュートと振動フィーダの変形例を模式的に示した概略図である。 振動シュートと振動フィーダの変形例を模式的に示した概略図である。 振動シュートと振動フィーダで搬送される物品の一例であるスキンの側面図である。 従来のガイドシュートの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。以下、本発明の振動シュートと振動フィーダについて詳細に説明する。
図1〜図7は本発明の振動シュートと振動フィーダの一実施形態を示しており、図1は振動シュートと振動フィーダの斜視図、図2は振動シュートと振動フィーダを模式的に示した概略図、図3は振動シュートによりスキンの表裏選別を行う原理を説明した側面図、図4は振動シュートの変形例を示した側面図、図5,図6は振動シュートと振動フィーダの変形例を模式的に示した概略図、図7は振動シュートと振動フィーダで搬送される物品の一例であるスキンの側面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る振動シュートと振動フィーダを示す。本発明の振動フィーダは、振動シュートを備えており、振動により物品を移動させて上流側から下流側へ搬送するための装置である。以下に説明する実施形態では、物品の一例としてスキンの搬送を行う場合について説明する。
なお、本発明の振動シュートや振動フィーダで搬送される物品としては、スキンに限定されず、本装置の振動により移動可能な形状や重量であれば、スキン以外の物品であっても搬送することが可能である。
まず、図7を参照して、物品の一例であるスキンについて説明する。
スキン(別名:コンドーム)は、ラテックス(ゴム)やポリウレタンなどの素材でできた肉薄の製品である。スキンは、製造直後や使用時には先端側が閉じて後端側が開いた筒状をしているが、出荷時や個別包装時には筒状の開放側端部が外向きに巻回され、リング状のコンパクトな状態となっている。
図7(a)に示すように、スキンSは、製造直後や使用時には先端部が閉じて後端部が開放した筒状構造となっている。一方、ダンボールなどで大量に流通する場合や個別に包装するときなどでは、筒状の開放側端部が外向き(図7(a)の矢印の方向)に巻かれる。この結果、図7(b)に示すように、開放側にはリング部Srが形成され、筒状の先端側は袋部Stとなる。この先端は、いわゆる精液だまりとして機能する部分である。
本実施形態では、筒状の先端側から見た状態(図の上側から見た状態)を表側、その反対側から見た状態(図の下側から見た状態)を裏側としている。
なお、製造過程にあるスキンSでは、他のスキンSと積み重なった状態で搬送や保管されるため、スキンSどうしが粘着しやすくなっている。このため、スキンSの表面には、粘着防止のため、シリカ、タルク、コーンスターチなどの粉体が塗布される。
次に、図面を参照して本実施形態の振動シュートと振動フィーダを説明する。
図1と図2に示すように、振動フィーダ1は、リニアフィーダ10と、振動シュート20と、下流側コンベア31と、返送コンベア41〜45(図2では不図示)と、を主要な構成要素としている。
図1に示すように、リニアフィーダ10は、台座11と、台座11上に固定されたトラフ振動装置12と、トラフ振動装置12の上に往動可能な状態で取り付けられたトラフ13と、を備えている。
台座11は、トラフ振動装置12とトラフ13を支持するための手段である。本実施形態の台座11は、脚を備えたテーブルであり、床面などの上に設置されている。
トラフ振動装置12は、図示しない振動機構を備え、トラフ13を振動させるための手段である。本実施形態では、トラフ振動装置12の振動機構として、電磁石のオン/オフを切り替えることにより電磁振動を発生させる電磁ドライブ方式を採用している。なお、振動機構としては、電磁ドライブ方式に限定されず、モータと偏心クランク等による電動振動方式など、公知の振動機構を採用することができる。なお、トラフ振動装置12は、本発明のトラフ振動手段に相当する。
トラフ13は、振動によって上流側から下流側へスキンSを搬送するための手段である。本実施形態のトラフ13は、底壁と、底壁の後方及び左右両壁が立ち上がった側壁とにより構成され、下流端側の側壁がない樋である。底壁の上面は、スキンSを載置して搬送するための搬送面13aとなっている。搬送面13aは、スキンSの滑りをよくするため、スキンSとの間で摩擦抵抗が少ない材料で形成されることが好ましい。このような材料としては、ポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。
本実施形態のトラフ13は、トラフ振動装置12により長手方向に振動する。図中では、トラフ13の振動方向を振動方向V1で表している。トラフ13の単位時間あたりの振動数は、スキンSの間隔を広げつつ下流側へ搬送できる回数であれば任意に設定可能であり、例えば、60〜600回/分程度とすることができる。
トラフ振動装置12によってトラフ13が振動することにより、振動方向に沿った力がスキンSに加わる。この力によってスキンSは、間隔を広げながら搬送方向WLの下流側に向かって移動する。なお、スキンSの搬送方向WLとトラフ13の振動方向V1は同じである。
次に、振動シュート20について説明する。
振動シュート20は、リニアフィーダ10の下流端側に配置され、リニアフィーダ10から搬送されたスキンSを整列して1つずつ単列に下流側コンベア31へ搬送するための装置である。
振動シュート20は、ガイドレール21と、支持プレート22と、エアシリンダ23と、ベース26と、傾斜シュート27と、ガイドピン28と、排出側シュート29と、を主要な構成要素としている。ガイドレール21とエアシリンダ23は、本発明のシュート振動手段に相当する。また、ガイドピン28は、本発明のガイド部に相当する。
ガイドレール21は、床面などに設置され、ベース26をスライドさせるための部材である。本実施形態のガイドレール21は、矩形状の部材であり、その長手方向に沿った上面に直線状のガイド溝21aが数条形成されている。
ガイドレール21の長手方向のうち一方の端部側の上面には、平板状の支持プレート22が取り付けられている。支持プレート22は、断面L字型のブラケット22aを介してねじなどによりガイドレール21の上面に固定されている。支持プレート22の内側面の中央部には、エアシリンダ23が固定されている。
エアシリンダ23は、傾斜シュート27を振動させるための手段である。本実施形態のエアシリンダ23は、複数のピストン軸24を備えている。ピストン軸24は、ガイドレール21の長手方向と同じ方向に出没可能となっている。エアシリンダ23は、図示しないエアコンプレッサと接続されており、このエアコンプレッサから圧縮エアの供給を受けてピストン軸24を出没させることができる。なお、エアシリンダ23は、トラフ振動装置12とは独立して駆動される装置である。
ピストン軸24の先端には、取付プレート25が取り付けられている。取付プレート25は、ベース26の側面に固定されている。ベース26は、前面側と左右両側に壁面を有し、後面側が開放された板状の部材であり、傾斜シュート27を固定するための部材である。
ベース26は、ガイドレール21の上面に配置されており、ガイド溝21aに沿ってスライド可能となっている。ベース26の上端には傾斜シュート27が取り付けられている。
傾斜シュート27は、リニアフィーダ10から搬送されたスキンSを斜面に沿って滑落させてガイドピン28に導くための手段である。傾斜シュート27は、トラフ13の下流端に連結されずに分離している。傾斜シュート27は、平板状の部材で構成され、水平面に対して斜め下方向に傾斜した傾斜面27aを備えている。スキンSは、傾斜面27aの傾斜方向である第1搬送方向WS1に沿って滑落する。傾斜シュート27の水平面に対する傾斜角度は、スキンSを滑落させるのに十分な角度であればよい。具体的な傾斜角度としては、例えば10〜80度、好ましくは30〜60度の範囲で適宜設定することが可能であるが、最適傾斜角度は約45度である。
また、傾斜シュート27の下端は、傾斜シュート27の一方の側面から他方の側面に向かうにつれて斜め下向きに傾斜している。傾斜シュート27の下端に沿って複数のガイドピン28が突設されている。
ガイドピン28は、傾斜面27aを滑落したスキンSを排出側シュート29に誘導するための手段である。ガイドピン28は、一端側が尖っており反対端側が膨出し、その間がストレート状となったピンである。
図2に示すように、ガイドピン28は、傾斜面27aに対してほぼ垂直に取り付けられている。本実施形態のガイドピン28は、尖ったほうの端部を傾斜面27aに対して垂直に差し込むことにより、傾斜面27aの上に立設される。
ガイドピン28のストレート部分のうち傾斜面27aの表面からの高さ(以下、「ストレート高さ」という)は、スキンSのリング部Srが引っ掛かることのできる高さであれば十分である。ただし、ストレート高さが低すぎるとスキンSが引っ掛からず、逆に、ストレート高さが高すぎると、ガイドピン28にスキンSが2つ以上重なって引っ掛かることがある。
このため、ストレート高さは、以下の範囲内であることが好ましい。
(リング部Srの高さの半分)<(ストレート高さ)<(リング部Srの高さ+リング部Srの高さの半分)
例えば、リング部Srの高さが5mmの場合、ストレート高さは2.5〜7.5mmの範囲内で適宜設定することができる。
このように、ガイドピン28を備えることで、ガイドピン28の上側の側面にスキンSのリング部Srが引っ掛かり、傾斜シュート27の下端に沿って下流側、すなわち、排出側シュート29の方向に移動できるようになっている。すなわち、図1に示すように、スキンSは、複数のガイドピン28の上側の側面が連なった第2搬送方向WS2に向けて、ガイドピン28の上を回転しながら下流側へ移動する。なお、第1搬送方向WS1と第2搬送方向WS2は、異なる方向に向いており、本実施形態では第1搬送方向WS1に対して第2搬送方向WS2が斜め下向きになるよう、第1搬送方向WS1と第2搬送方向WS2が斜交している。このため、傾斜シュート27を滑落したスキンSは、第1搬送方向WS1とは異なる第2搬送方向WS2へ方向転換されて搬送される。
なお、本実施形態のガイドピン28は、傾斜シュート27の傾斜面27aのうち下端部に形成されているが、ガイドピン28の位置としては下端部に限定されず、傾斜面27aの中段部や上段部などでもよい。
各ガイドピン28の間には、隙間が形成されている。この隙間は、スキンSに付着した粉体などを落下させるために設けられている。隙間の間隔は、スキンSのリング部Srの直径よりも小さく設定されている。リング部Srの直径よりも隙間の間隔が小さければ、スキンSが隙間に入り込んで落下することがない。このため、隙間にスキンSを落下させずに、粉体だけを落下させることができる。なお、ガイドピン28の隙間の間隔は、ガイドピン28のピン径にもよるが、リング部Srの直径の2割程度が好適である。本実施形態ではガイドピン28のピン径がφ7で、ガイドピン28の隙間の間隔を8mmに設定している。
ガイドピン28の下流側には、切欠部27bが形成されている。切欠部27bは、ガイドピン28上を下流側に移動するスキンSのうち上側に積み重なったスキンSを傾斜シュート27の背面側に落下させ、最下段のスキンSのみを下流側へ搬送することで、スキンSを単列に揃えるための手段である。なお、スキンSが3段以上に積み重なっている場合であっても、切欠部27bにより最下段のスキンSのみ通過させることができる。
ガイドピン28の上側の側面と切欠部27bの端面との間の高さは、傾斜面27aに沿って上下に積み重なったスキンSのうち上側のスキンSの重心よりも低い高さであればよい。具体的な高さとしては、スキンSのリング部Srの直径の0.8〜1.3倍程度とすることができる。この高さであれば、積み重なったスキンSのうち上側のスキンSの重心の位置が切欠部27bの端面の位置よりも高くなる。傾斜シュート27は傾斜しているため、積み重なった上側のスキンSは自重により切欠部27bを乗り越え、傾斜シュート27の背面側に落下する。
なお、本実施形態では、ガイドピン28の上側の側面と切欠部27bの端面との間の高さは、第2搬送方向WS2の下流側に向かうほど低くなっている。これにより、第2搬送方向WS2の下流側では積み重なったスキンSを確実に単列に揃えることができる。
傾斜シュート27の斜め下向きに傾斜した下端のうち最下端部、すなわち、ガイドピン28の最下流側には、排出側シュート29が取り付けられている。排出側シュート29は、スキンSを下流側コンベア31に搬送するための部材である。排出側シュート29は、スキンSの1個分の直径よりも少し広い幅を備えており、下向きに傾斜した斜面となっている。
次に、振動シュート20による振動機構について説明する。
エアシリンダ23のピストン軸24は、図示しないエアコンプレッサから供給される圧縮エアにより、ガイド溝21aの長手方向に沿って突出・没入を繰り返す。これにより、ガイド溝21aの長手方向に沿ってベース26が往復スライドを繰り返すことができる。ベース26には傾斜シュート27が固定され、傾斜シュート27には排出側シュート29が固定されているため、ベース26のスライドにより傾斜シュート27等がガイド溝21aの長手方向に沿って往復振動する。
図では、傾斜シュート27の振動方向を振動方向V2で表している。第2搬送方向WS2は、傾斜シュート27の振動方向V2とほぼ同じ方向であり、振動方向V2に対してわずかに斜め下向きとなっている。また、振動方向V1と振動方向V2はほぼ直交している。
傾斜シュート27の単位時間あたりの振動数は、スキンSを下流側へ送り出すことができる回数であれば任意に設定可能であり、例えば、30〜300回/分程度とすることができる。
次に、コンベアについて説明する。まず、振動シュート20の下流側に設けられた下流側コンベア31について説明する。
下流側コンベア31は、排出側シュート29の下端側に配置され、排出側シュート29から搬送されるスキンSを載せて搬送するための手段である。なお、下流側コンベア31の下流側には、表裏判別装置やスキン包装装置などを設置することができる。
次に、返送コンベア41〜45について説明する。
返送コンベア41〜45は、振動シュート20から落下したスキンSをトラフ13に返送するための手段である。
本実施形態の返送コンベア41〜45は、第1返送コンベア41と、第2返送コンベア42と、第3返送コンベア43と、第4返送コンベア44と、第5返送コンベア45を備えている。
第1返送コンベア41は、振動シュート20の前方の下側に配置されている。第1返送コンベア41は、傾斜フィーダ27の傾斜面27aを滑落したスキンSのうちガイドピン28に引っ掛からずに傾斜シュート27の前面側に落下したスキンSを載せて搬送する。
第2返送コンベア42は、傾斜シュート27の背面側の下部に配置されている。第2返送コンベア42は、傾斜シュート27の切欠部27bから背面側に落下したスキンSを載せて搬送する。
第1返送コンベア41と第2返送コンベア42の下流側には、第3返送コンベア43が配置されている。第3返送コンベア43の下流側には、斜め上方に向かう第4返送コンベア44が配置されている。第4返送コンベア44の下流側には、第5返送コンベア45が配置されている。第5返送コンベア45の下流端は、トラフ13の上方に位置している。
次に、振動フィーダ1を用いてスキンSを搬送する流れについて説明する。
まず、トラフ13の搬送面13aの上にスキンSが載置される。スキンSは、リニアフィーダ10のさらに上流に位置する搬送装置などによりトラフ13に自動的に供給してもよく、またダンボールなどから手作業で直接供給してもよい。トラフ13に載置されたスキンSは、山積みになった状態でもよく、ある程度間隔が広げられた状態でもよい。この状態ではスキンSの表裏はばらばらで、表側のスキンSaと裏側のスキンSbが混在している。
トラフ13は、搬送方向WLの方向に下向き傾斜しており、かつトラフ振動装置12によって振動方向V1に向けて往復振動している。これにより、搬送方向WLに向かう力がスキンSに加わり、スキンSは搬送面13aの上流側から下流側へ搬送される。トラフ13の下流端に搬送されたスキンSは、傾斜シュート27の上に移動して傾斜面27aを滑落する。傾斜シュート27の下端部にはガイドピン28が設けられているため、傾斜面27aを滑落したスキンSの一部はガイドピン28に引っ掛かる。
ここで、傾斜シュート27とガイドピン28には、傾斜面27aを滑落するスキンSの表裏をある程度選別する機能も備えている。以下、図3を参照して、スキンSの表裏を選別する方法について説明する。
図3(a)に示すように、傾斜面27aを滑落するスキンSのうち、表側を向いたスキンSaは、ガイドピン28に引っ掛かりやすくなっている。
これは、表側を向いたスキンSaは、幅が広く重量のあるリング部Srを下に、内部が空洞で軽い袋部Stを上にして傾斜面27aを滑落するためである。すなわち、表側を向いたスキンSaは、重心のあるリング部Srが下に位置した状態で傾斜面27aを滑落する。したがって、ガイドピン28の上側面にリング部Srが引っ掛かりやすい。
一方、図3(b)に示すように、裏側を向いたスキンSbは、ガイドピン28に引っ掛かりにくく、傾斜シュート27から落下しやすくなっている。
これは、裏側を向いたスキンSbは、軽い袋部Stを下に、重いリング部Srを上にして傾斜面27aを滑落するためである。すなわち、裏側を向いたスキンSbは、重心のあるリング部Srが上に位置した状態で傾斜面27aを滑落する。この状態でガイドピン28に突き当たると、スキンSbは慣性でガイドピン28を乗り越えて傾斜シュート27から落下しやすい。落下したスキンSは、第1返送コンベア41の上に載る。
図1に戻って、傾斜シュート27は、エアシリンダ23により第2搬送方向WS2に向けて往復振動している。このため、ガイドピン28に引っ掛かったスキンSは、振動と重力によって、水平面に対して斜め下方向に傾斜した第2搬送方向WS2の下流側へ向けて回転しながら移動する。
第2搬送方向WS2に搬送されるスキンSの上側からは、他のスキンSが傾斜面27aを滑落してくる。このため、スキンSの一部は傾斜面27aに沿って上下に積み重なる。この上下に積み重なったスキンSのうち上側のスキンSは、切欠部27bを超えて傾斜シュート27の背面側に落下する。これにより、スキンSの積み重なりをなくして単列にすることができる。
続いてスキンSは、第2搬送方向WS2の下流端に移動して排出側シュート29に搬送される。排出側シュート29の横幅はスキンSのほぼ1つ分しかないため、スキンSは左右に隣り合うことなく1つずつ単列で排出側シュート29を滑落する。排出側シュート29を滑落したスキンSは、下流側コンベア31に載せられて搬送方向WCに向けて移動し、さらに下流側に搬送される。
一方、ガイドピン28に引っ掛からずに傾斜シュート27の前面側に落下したスキンSは、第1返送コンベア41に載せられて搬送方向WR1に向けて移動し、第3返送コンベア43に搬送される。また、切欠部27bから傾斜シュート27の背面側に落下したスキンSは、第2返送コンベア42に載せられて搬送方向WR2に向けて移動し、第3返送コンベア43に搬送される。第3返送コンベア43上のスキンSは、搬送方向WR3に向けて移動し、第4返送コンベア44に載せられる。第4返送コンベア44上のスキンSは、搬送方向WR4に向けて斜め上方向に上昇し、第5返送コンベア45に搬送される。第5返送コンベア45上のスキンSは、搬送方向WR5に向けて移動し、トラフ13に搬送される。これにより、振動シュート20から落下したスキンSの再供給が行われる。
以上の流れにより、スキンSの整列と搬送が行われる。
なお、上述した実施形態では、傾斜シュート27の振動機構としてエアシリンダ方式を採用しているが、振動機構としては他の方式であってもよい。例えば、電磁石のオン/オフを切り替えることにより電磁振動を発生させる電磁ドライブ方式や、モータと偏心クランク等による電動振動方式など、公知の方式を採用することができる。
次に、振動シュート20の変形例について説明する。
傾斜シュートの形状としては、上述した実施形態のように平面状に限定されず、図4に示すような形状であってもよい。
図4(a)では、傾斜シュート57の傾斜面57aの中央部が下向きに屈曲しており、横断面形状がくの字型となっている。このように、傾斜面57aのうち下端側の傾斜角が小さいため、傾斜面57aの下側においてスキンSの滑落速度が低下する。このため、ガイドピン28に衝突するときの衝撃が小さくなり、スキンSの破損などを防止することができる。
一方、図4(b)では、傾斜シュート67の傾斜面67aの中央部が上向きに屈曲しており、横断面形状が逆くの字型となっている。このように、傾斜面67aのうち上端側の傾斜角が小さいため、リニアフィーダ10から搬送されるスキンSの落下速度を低下させることができる。このため、リニアフィーダ10から搬送されるスキンSが勢いで傾斜シュート67から飛び出して落下することを防止することができる。
さらに、図4(c)では、傾斜シュート77の傾斜面77aが横断面形状で凸状の曲面となっている。このような形状では、上端側はなだらかな傾斜で下端側に向かうにつれて次第に傾斜が急になるため、上述したくの字や逆くの字型の形状のように傾斜面の途中でスキンSの滑落速度が急に変化することがない。このため、安定した速度でスキンSを滑落させることができる。
また、くの字型のように傾斜面の途中で傾斜角が変化する場合は、この変化する部分にスキンSに付着した粉体などが溜まりやすいが、本実施形態のように曲面とすることで粉体などが溜まりにくくなり、装置のメンテナンスが容易になる。
なお、図示しないが、図4(c)の曲面を上下逆にして下向き凸状の曲面としてもよい。
次に、振動フィーダの変形例について説明する。
上述したように、図1に示す実施形態では、傾斜シュート27の第1搬送方向WS1がリニアフィーダ10の搬送方向WLの下流側の斜め下方向を向くように、リニアフィーダ10の下流端に振動シュート20が外向きに配置されている。しかしながら、振動シュート20の配置としては本実施形態に限定されない。
図5は、振動シュートの他の配置について説明した概略図である。この図に示すように、本実施形態の振動フィーダ80は、リニアフィーダ10と、リニアフィーダ10の下流端側に配置された振動シュート90と、を備えている。振動シュート90の傾斜方向は、リニアフィーダ10の搬送方向WLのうち上流側の斜め下方向を向いており、振動シュート90はトラフ13の下部に配置される。
このように配置することで、振動シュート90はトラフ13の下部にある空間内に配置される。これにより、トラフ13の下部にある空間を有効活用し、振動フィーダ80全体の省スペース化を図ることができる。
また、上述した最初の実施形態では、1つのリニアフィーダ10に対して1つの振動シュート20を備える構成としたが、1つのリニアフィーダ10に対して2つ以上の振動シュートを備えるようにしてもよい。
図6に示すように、リニアフィーダ10の下流側には、第1振動シュート91が設けられており、さらにその第1搬送方向WS1に沿った前方の斜め下側には、第2振動シュート92が設けられている。この第2振動シュート92は、第1振動シュート91から落下したスキンSを載せることができる位置に設けられている。第1振動シュート91は第1下流側コンベア93に、第2振動シュート92は第2下流側コンベア94にスキンSをそれぞれ搬送する。
第1振動シュート91と第2振動シュート92は、それぞれ独立に振動させてもよく、1つの振動装置により両方同時に振動させてもよい。
このように、振動シュートを複数配置することで、リニアフィーダ10から搬送されたスキンSを異なる搬送経路へ振り分けることができる。なお、振動シュートを3段以上とすることで、スキンSを3以上の搬送経路へ振り分けることも可能である。これにより、振動フィーダの処理能力を向上させることができる。
1 振動フィーダ
10 リニアフィーダ
11 台座
12 トラフ振動装置(トラフ振動手段)
13 トラフ
13a 搬送面
20 振動シュート
21 ガイドレール(シュート振動手段)
21a ガイド溝
22 支持プレート
22a ブラケット
23 エアシリンダ(シュート振動手段)
24 ピストン軸
25 取付プレート
26 ベース
27 傾斜シュート
27a 傾斜面
27b 切欠部
28 ガイドピン(ガイド部)
29 排出側シュート
31 下流側コンベア
41〜45 返送コンベア
41 第1返送コンベア
42 第2返送コンベア
43 第3返送コンベア
44 第4返送コンベア
45 第5返送コンベア
57 傾斜シュート
57a 傾斜面
67 傾斜シュート
67a 傾斜面
77 傾斜シュート
77a 傾斜面
80 振動フィーダ
90 振動シュート
91 第1振動シュート
92 第2振動シュート
93 第1下流側コンベア
94 第2下流側コンベア
101 フィーダ搬送装置
102 トラフ
103 第一搬送部
104 第二搬送部
105 段差
S スキン
Sa スキン(表側)
Sb スキン(裏側)
Sr リング部
St 袋部
WL 搬送方向
WS1 第1搬送方向
WS2 第2搬送方向
WC 搬送方向
WR1〜WR5 搬送方向
X 搬送方向
Y 搬送方向
V1 振動方向
V2 振動方向
D 振動方向

Claims (12)

  1. 上流側から下流側へ物品を搬送するための振動シュートであって、
    下向きに傾斜した傾斜面を備え、該傾斜面の傾斜方向に沿った第1搬送方向に向けて前記物品を滑落させる傾斜シュートと、
    前記第1搬送方向とは異なる第2搬送方向へ向けて前記傾斜面に形成されたガイド部と、
    前記傾斜シュートを振動させて、前記傾斜シュートを滑落した前記物品を前記ガイド部の前記第2搬送方向へ向けて搬送するシュート振動手段と、を具備することを特徴とする振動シュート。
  2. 前記シュート振動手段は、前記第2搬送方向とほぼ同じ方向に前記傾斜シュートを振動させることを特徴とする請求項1に記載の振動シュート。
  3. 前記ガイド部は、前記物品の幅よりも間隔が狭い複数の隙間を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の振動シュート。
  4. 前記ガイド部は、複数のガイドピンにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の振動シュート。
  5. 前記ガイドピンは、先端が膨出していることを特徴とする請求項4に記載の振動シュート。
  6. 前記傾斜シュートは、前記傾斜面に沿って上下に積み重なった2以上の前記物品のうち上側の前記物品を前記傾斜シュートの背面側に落下させて最下段の物品のみを下流側へ搬送させる切欠部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動シュート。
  7. 前記シュート振動手段は、ガイド溝が形成されたガイドレールと、前記ガイド溝に沿って前記傾斜シュートを往復スライド移動させるエアシリンダと、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動シュート。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の振動シュートと、
    該振動シュートとは分離して前記振動シュートの前記上流側に配設され、前記振動シュートへ前記物品を供給するリニアフィーダと、を備えることを特徴とする振動フィーダ。
  9. 前記リニアフィーダは、
    上流側から下流側へ向かう直線状の搬送路が形成されたトラフと、
    該トラフを振動させて前記物品を前記トラフの前記上流側から前記下流側へ搬送するトラフ振動手段と、を備え、
    前記シュート振動手段は、
    前記トラフ振動手段と独立して駆動され、前記トラフ振動手段の振動方向とは異なる方向へ前記傾斜シュートを振動させることを特徴とする請求項8に記載の振動フィーダ。
  10. 前記振動シュートは、前記第1搬送方向が前記リニアフィーダの上流側の斜め下方向を向いており、かつ前記トラフの前記下流側の下部に配置されることを特徴とする請求項9に記載の振動フィーダ。
  11. 前記シュート振動手段は、前記トラフ振動手段の振動方向とはほぼ直交する方向へ前記傾斜シュートを振動させることを特徴とする請求項9又は10に記載の振動フィーダ。
  12. 前記第1搬送方向に沿って前記振動シュートを複数配置したことを特徴とする請求項8に記載の振動フィーダ。
JP2009156451A 2009-07-01 2009-07-01 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ Pending JP2011011850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156451A JP2011011850A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156451A JP2011011850A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011011850A true JP2011011850A (ja) 2011-01-20

Family

ID=43591126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009156451A Pending JP2011011850A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011011850A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224709A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 大和製衡株式会社 物品搬送構造及びこれを備えた組合せ秤
JP7334651B2 (ja) 2020-02-18 2023-08-29 株式会社村田製作所 供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224709A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 大和製衡株式会社 物品搬送構造及びこれを備えた組合せ秤
JP7334651B2 (ja) 2020-02-18 2023-08-29 株式会社村田製作所 供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944260B1 (ja) ワーク供給装置
US8985305B2 (en) Vibration feeding apparatus and method
JP2017124882A (ja) 循環式搬送装置
JP2011011850A (ja) 振動シュート及びこれを備えた振動フィーダ
JP2006321561A (ja) バッグに物品を挿入するための機械
JP3379912B2 (ja) 物品の整列供給装置
JP6726934B2 (ja) 振込装置
JPH11274797A (ja) チップ状電子部品供給装置
EP3303192B1 (en) A singulating vibration feeder
JP2015189577A (ja) 供給装置
JP2008230631A (ja) 計数箱詰め装置
JP5080994B2 (ja) 組合せ計量装置
US11261033B2 (en) Combination weighing device
JP2017119576A (ja) ホッパーおよび物品供給装置
JP6945237B2 (ja) 粉体振動輸送装置、粉体振動輸送装置を含む散薬分包機
JP7330527B2 (ja) パーツフィーダ
JP6730322B2 (ja) 物品供給方法および装置
JP2008019085A (ja) 搬送装置およびこれを備えた箱詰め装置
JP6715604B2 (ja) 供給装置および検査システム
JP6555999B2 (ja) 供給装置
KR101564432B1 (ko) 스마트 부품 공급 피더
JP2015168498A (ja) 振動フィーダ
JP2007308216A (ja) 振動式部品供給装置
JP7150407B2 (ja) 整列搬送装置
JP2022074669A (ja) 端子部品搬送装置