JP2001026316A - 整列供給装置 - Google Patents

整列供給装置

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JP2001026316A
JP2001026316A JP11347600A JP34760099A JP2001026316A JP 2001026316 A JP2001026316 A JP 2001026316A JP 11347600 A JP11347600 A JP 11347600A JP 34760099 A JP34760099 A JP 34760099A JP 2001026316 A JP2001026316 A JP 2001026316A
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moving guide
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JP11347600A
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Takeshi Kondo
毅 近藤
Yoshiyuki Kondo
義之 近藤
Mamoru Tsuda
護 津田
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Fuji Corp
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/028Simultaneously loading a plurality of loose objects, e.g. by means of vibrations, pressure differences, magnetic fields

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給対象物を安定して供給する整列供給装置
を提供する。 【解決手段】 ホッパ82を構成する第2部材,第3部
材154に第1,第2移動ガイド板232,234を上
下方向に移動可能に嵌合し、各ガイド板232,234
に設けた係合ピン270,280をカムレバー290の
長穴292に嵌合し、カムレバー290の回動により昇
降させる。第1,第2移動ガイド板232,234は第
2部材,第3部材154と共に、シュート80に続き、
3次元部,2次元部,1次元部を含むガイド孔236を
構成する。係合ピン270,280のカムレバー290
の回動軸線からの距離の差,長穴292の反りの差によ
って第1,第2移動ガイド板232,234の移動量が
異なり、第1,第2移動ガイド板232,234は上昇
により電気部品を動かしてガイド238への進入を促す
とともに電気部品を立たせ、ガイド孔236に進入可能
な姿勢とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短柱状をなす多数
の供給対象物を一列に整列させて供給する装置に関する
ものであり、特に、供給精度の向上に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】整列供給装置の中には、例えば、特開平
8−48419号公報に記載されているように、シュー
ト,ホッパおよび排出促進筒を含むものがある。この公
報に記載の整列供給装置においては、シュートの一端部
が、上下方向に延びる状態で設けられたパイプにより構
成され、ホッパは、パイプの上端部側に設けられ、底部
が漏斗状をなし、多数の電気部品が任意の姿勢で収容さ
れる。パイプの上部の外側には排出促進筒が上下方向に
相対移動可能に嵌合され、駆動装置により、パイプの上
端を超えてホッパ内に突出する前進位置と、パイプの上
端より下側に位置し、ホッパ内から退出した後退位置と
に移動させられる。駆動装置は、電気部品が1個取り出
される毎に排出促進筒を1回、前進位置と後退位置との
間で往復させるように構成されており、排出促進筒の往
復移動により、ホッパの底部の電気部品が動かされ、電
気部品の複数個が互いに当接して落下を妨げ合うブリッ
ジが解消され、電気部品のホッパからパイプへの排出が
促進される。電気部品は排出促進筒を通ってパイプ内へ
進入し、自重により落下し、一列に整列させられてシュ
ートの他端部側へ移動させられる。排出促進筒が、ホッ
パの底部の最下端部とシュートの最上端部との間に設け
られ、ホッパ内の電気部品をシュートへ導くガイドを構
成していると考えることもできる。
【0003】しかしながら、このように排出促進筒を用
いてもなお、電気部品の供給不足が生ずることがあっ
た。例えば、電気部品が排出促進筒内に進入するために
は、電気部品が排出促進筒内に進入可能な姿勢、すなわ
ち長手方向が上下方向になるとともに、長手方向に直角
な方向においては排出促進筒の開口内に位置することが
必要なのであるが、例えば、排出促進筒の上面に、長手
方向が排出促進筒と交差する姿勢で載った電気部品は、
排出促進筒が移動させられても姿勢は変えられず、排出
促進筒と共に移動するのみであって排出促進筒内に入る
ことができない。また、排出促進筒の上端面は、中心側
ほど下方へ向かう向きに傾斜させられて、電気部品の排
出促進筒内への進入を案内する案内面とされているが、
この案内面に囲まれた空間内に複数の電気部品が嵌まり
込み、排出促進筒内への進入を互いに妨げ合う状態にな
れば、排出促進筒を移動させても電気部品の詰まりが解
消されにくく、電気部品の排出促進筒への進入が困難に
なり、供給不足が生ずるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、短柱状の供給対
象物を安定して供給することができ、供給不足が生ずる
ことを良好に回避することができる整列供給装置を提供
することを課題としてなされたものであり、本発明によ
って、下記各態様の整列供給装置が得られる。各態様は
請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要
に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これ
は、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、
本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが
以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべき
ではない。また、1つの項に複数の事項が記載されてい
る場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければ
ならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用
することも可能なのである。 (1)少なくとも一端部が上下方向の成分を有する方向
に延びる状態で設けられ、短柱状をなす多数の供給対象
物を一列に整列させた状態で移動させるシュートと、そ
のシュートの前記一端部の側に設けられ、底部が漏斗状
をなすホッパと、そのホッパの底部の最下端部と前記シ
ュートの最上端部との間に設けられ、ホッパ内の供給対
象物をシュートへ導くガイドとを含む整列供給装置にお
いて、前記ガイドを、そのガイドの軸方向に相対移動可
能な複数の部材で形成するとともに、それら複数の部材
の少なくとも1つを他の部材に対して軸方向に相対移動
させる駆動装置を設けた整列供給装置(請求項1)。供
給対象物は、短柱状を成す部材であれば何でもよく、(3
9)項に記載の電気部品は、その一例である。供給対象物
の横断面形状も特定の形状に限定されず、例えば、四角
形でもよく、三角形でもよく、他の多角形でもよく、あ
るいは円形でもよい。ガイド内の通路および/またはシ
ュートの各横断面形状は、供給対象物の横断面形状と同
じにしてもよく、異ならせてもよい。シュートの少なく
とも一端部は、垂直に延びる状態で設けてもよく、垂直
線に対して傾かせてもよい。供給対象物を重力によって
移動させることができればよいのである。前者の場合、
供給対象物の重量を移動のために最も有効に利用するこ
とができる利点があり、後者の場合は、シュートの他端
部を水平部にする場合に、シュートの一端部と他端部と
の間の屈曲角度を小さくして、供給対象物を移動し易く
できる利点がある。ガイドを形成する複数の部材の全部
を軸方向に移動させてもよく、一部を移動させてもよ
い。前者の場合、例えば、複数の部材の各移動量,移動
方向および移動時期の少なくとも1つを互いに異ならせ
ることにより、複数の部材を軸方向に互いに相対移動さ
せることができる。後者の場合、移動する部材は移動し
ない部材に対して当然相対移動するが、移動する部材が
複数ある場合には、それら複数の部材同士も軸方向に相
対移動させることができる。ガイドを形成する複数の部
材の少なくとも1つを他の部材に対して軸方向に相対移
動させれば、ホッパの底部の供給対象物が動かされ、ブ
リッジや詰まりが解消されてガイド内への進入が促され
るとともに、ガイド部材全体が一体で移動させられる従
来装置に比較して、供給対象物がガイドへ進入し得る姿
勢とされる確率が高くなる。例えば、供給対象物が、互
いに相対移動する複数のガイド部材に、それらガイド部
材上に横たわる状態で支持された場合に、それら複数の
ガイド部材が軸方向に相対移動すれば、その横たわって
いる供給対象物が立ち上がらされ易いからである。以上
の説明から明らかなように、ガイドを形成する複数のガ
イド部材のうちの移動するガイド部材(移動ガイド部材
と称する)を排出促進部材と考えることもできる。な
お、前記「漏斗状」の代表的なものは、底面の中央部が
最も低くなる形状であるが、底面の一辺または片隅に対
応する部分が最も低くなる形状も漏斗状であるものとす
る。本態様の整列供給装置においては、移動ガイド部材
の移動により供給対象物のガイド内への進入が促される
上、複数のガイド部材の軸方向の相対移動により供給対
象物がガイドへ進入可能な姿勢とされる確率が高く、供
給対象物が安定して供給され、供給不足の発生が良好に
回避される。 (2)前記ガイドの上面が、前記ホッパの底面と同じ向
きに傾斜させられた (1)項に記載の整列供給装置。ガイ
ドの傾斜した上面は、平面でもよく、ガイドの中心側へ
凸に湾曲させられた曲面でもよい。前者の場合、一平面
でもよく、あるいは傾斜角度が異なる複数の平面により
構成してもよいが、例えば、ホッパの傾斜した底面に沿
ってガイドに向かって移動して来た供給対象物は、ガイ
ド上面を形成する傾斜面の下端の角部において向きを変
えられ、ガイド内へ進入させられることが多いと考えら
れる。後者の場合には、供給対象物は、ガイドの上面の
湾曲に沿って徐々に向きを変えられ、ガイドへ進入させ
られることが多いと考えられる。ガイドの上面は、傾斜
角度を大きくし、移動ガイド部材の移動方向と直角な方
向において互いに対向する部分が成す角度が鋭角になる
ように傾斜させることが望ましい。鋭角の方が、傾斜面
に沿って移動して来た供給対象物を、上下方向に延びる
姿勢にし易いからである。ガイドの上面を傾斜させれ
ば、ガイド内の通路の断面積は、シュート側ほど狭くな
り、複数の供給対象物が同時にガイド上面上に載り、ガ
イド内への進入を互いに妨げる状態となる可能性がある
が、複数のガイド部材の相対移動によりそれら複数の供
給対象物が相対移動させられて詰まりが良好に解消さ
れ、供給対象物がガイド内へ進入させられる。このよう
にガイドの上面を傾斜させれば、その傾斜により供給対
象物のガイド内への進入が案内され、供給対象物がより
ガイドに入り易くなり、供給対象物が確実に供給され
る。 (3)前記ガイドの上面の傾斜角度が前記ホッパの底面
の傾斜角度より大きい (2)項に記載の整列供給装置。ホ
ッパの底面の傾斜角度が大き過ぎれば、ホッパの底部に
収容し得る供給対象物の数が少なくなるとともに、楔効
果により、底部に位置する複数の供給対象物が互いを拘
束する力が強くなり、ガイドへ進入し難くなる。それに
対し、ガイドの上面の傾斜角度は、供給対象物をガイド
へ進入し易くするためには、前述のように互いに対向す
る部分が鋭角を成す大きさとすることが望ましく、傾斜
角度は大きいことが望ましい。本態様によれば、ホッパ
の底部における供給対象物の拘束力を大きくすることな
く、供給対象物がガイドへ進入し易くすることができ
る。ただし、ガイドの上面の互いに対向する部分同士が
成す角度を鋭角にすれば、それだけ、移動ガイド部材が
下降(後退)する際に、供給対象物が楔効果によりガイ
ドの上面と移動ガイド部材の側面との間に噛み込まれて
デッドロック状態になり易くなり、その状態でガイド部
材を無理に下降させれば、供給対象物とガイド部材との
少なくとも一方が破損する恐れがある。したがって、移
動ガイド部材の上昇(前進)は強制的に行わせ、下降は
ばね部材等弾性部材の弾性力で行わせることが望まし
い。弾性力の設定により、ガイドの上面と移動ガイド部
材の側面との間に供給対象物が噛み込まれてデッドロッ
ク状態になった場合には、移動ガイド部材がその位置に
停止し得るようにするのである。供給対象物の噛込み
は、次に移動ガイド部材が上昇させられるとき解消され
る。 (4)前記ガイドの上面の傾斜角度が、シュート側にお
いてはホッパ側より大きい (2)項または (3)項に記載の
整列供給装置。前述のように、ガイドの上面の傾斜角度
が大きいほど、供給対象物を、ガイドに進入可能な方向
(ガイドが延びる方向)に向け易く、本態様によれば、
供給対象物をより確実にガイド内へ進入させることがで
きる。 (5)前記ガイドを形成する複数の部材の少なくとも1
つが軸方向に移動させられる移動ガイド部材であり、別
の少なくとも1つは移動させられない静止ガイド部材で
ある (1)項ないし (4)項のいずれか1つに記載の整列供
給装置(請求項2)。複数の部材の少なくとも1つを静
止ガイド部材とすれば、全部の部材を移動させる場合に
比較して駆動装置の構成を簡易にすることができる。 (6)前記ガイドを形成する複数の部材の少なくとも2
つが軸方向に移動させられる移動ガイド部材であり、そ
れら少なくとも2つの移動ガイド部材の移動量,移動方
向および移動時期の少なくとも1つが互いに異なる (1)
項ないし (5)項のいずれか1つに記載の整列供給装置
(請求項3)。本態様の整列供給装置においては、少な
くとも2つの移動ガイド部材同士が軸方向に相対移動す
る。特に、ガイドが3つ以上の部材により形成され、少
なくとも1つが静止ガイド部材であり、別の少なくとも
2つが移動ガイド部材であり、かつ、少なくとも2つの
移動ガイド部材の移動量,移動方向および移動時期の少
なくとも1つが互いに異なる場合、複数の移動部材は3
段階に相対移動することとなり、供給対象物のブリッジ
が解消され易くなり、あるいは供給対象物の姿勢がガイ
ドに進入可能な姿勢に変えられ易くなる。 (7)前記少なくとも2つの移動ガイド部材のうちの2
つの移動ガイド部材の移動方向が互いに逆である (6)項
に記載の整列供給装置(請求項4)。2つの移動ガイド
部材の移動方向を互いに逆にすれば、一方の移動ガイド
部材が上昇させられて供給対象物を持ち上げるとき、他
方の移動ガイド部材が下降し、自身の上方に積極的にス
ペースを生じさせるため、周辺の供給対象物が容易にそ
のスペース側へ動くことができ、ブリッジが解消され易
くなるとともに、上昇する移動ガイド部材により供給対
象物に加えられる力が小さくて済み、供給対象物の損傷
が良好に回避される。また、2つのガイド部材の一方を
静止ガイド部材とし、他方を移動ガイド部材とする場合
に比較して、2つの移動ガイド部材の各移動距離を半分
にすることができる。2つの移動ガイド部材の移動方向
が逆であれば、2つの移動ガイド部材の相対移動距離
は、各移動ガイド部材の移動距離の2倍になるからであ
る。そのため、移動ガイド部材の移動による供給対象物
の移動速度が小さくて済み、ガイド内に入り易く、それ
により、当該整列供給装置が、供給対象物を別の装置に
供給する供給対象物供給装置に設けられている場合、供
給対象物供給装置による供給対象物供給タイミングに対
して、遅れなく、供給対象物を供給位置に位置させるよ
うにすることが容易となる。また、移動ガイド部材の移
動速度が小さければ、そのことによっても移動ガイド部
材により供給対象物に加えられる力が小さくなり、供給
対象物の損傷がより良好に回避される。 (8)前記供給対象物が横断面形状が四辺形である短角
柱状物であり、前記シュートがその短角柱状物の横断面
形状に対応した四辺形の横断面形状を有し、前記ガイド
がそのシュートの横断面形状に対応した四辺形の4辺の
少なくとも1辺を形成する部材が他の辺を形成する部材
に対して軸方向に相対移動させられる (1)項ないし (7)
項のいずれか1つに記載の整列供給装置(請求項5)。
短角柱状物の横断面形状は、正方形でもよく、長方形で
もよく、それ以外の四辺形でもよい。ガイドは、四辺形
の4辺をそれぞれ構成する4つの部材から形成してもよ
く、2辺ずつを構成する2つの部材から形成してもよ
く、3辺を構成する部材と1辺を構成する部材とにより
形成してもよい。短角柱状物の横断面形状が長方形を成
す場合に、供給対象物の姿勢変更の観点からは、ガイド
の長方形の長辺を形成する部材を移動させることが望ま
しい。供給対象物に接触する面積が大きく、供給対象物
の姿勢を変える機会が多いからである。一方、装置の製
造を容易にする観点からは、ガイドの長方形の短辺を形
成する部材を移動させる方が有利な場合が多い。供給対
象物の横断面形状の向き(供給対象物の長手方向の中心
軸まわりの回転位相で表すこととし、以下、単に位相と
称する)が、ガイドが構成する四辺形の位相と合致すれ
ば、供給対象物がガイドに進入し、シュートへ導かれ
る。したがって、ガイドが構成する、横断面形状が四辺
形である通路の最小寸法部の形状,寸法を、シュートが
構成する通路の横断面の形状,寸法とほぼ等しくするこ
とが望ましい。 (9)前記供給対象物が横断面形状が四辺形である短角
柱状物であり、前記シュートがその短角柱状物の横断面
形状に対応した四辺形の横断面形状を有し、前記ガイド
がそのシュートの横断面形状に対応した四辺形の4辺を
形成する部分が、4より小さい数の部材に分割され、そ
れら部材の少なくとも1つが他の部材の少なくともつに
対して相対移動させられる (8)項に記載の整列供給装
置。 (10)前記供給対象物が横断面形状が四辺形である短
角柱状物であり、前記シュートがその短角柱状物の横断
面形状に対応した四辺形の横断面形状を有し、前記ガイ
ドがそのシュートの横断面形状に対応した四辺形の4辺
を形成する部分が、4つの部材に分割され、それら部材
の少なくとも1つが他の部材の少なくともつに対して相
対移動させられる (8)項に記載の整列供給装置。 (11)前記供給対象物が横断面形状が四辺形である短
角柱状物であり、前記シュートがその短角柱状物の横断
面形状に対応した四辺形の横断面形状を有し、前記ガイ
ドがそのシュートの横断面形状に対応した四辺形の4辺
を形成する部分が、4より大きい数の部材に分割され、
それら部材の少なくとも1つが他の部材の少なくともつ
に対して相対移動させられる (8)項に記載の整列供給装
置。 (12)前記ガイドの前記シュートの横断面形状に対応
した四辺形の4辺を形成する部分が、その四辺形の頂点
を含み、ガイドの軸方向に平行な少なくとも1つの分割
面を含む複数の分割面により複数に分割された (8)項な
いし(11)項のいずれか1つに記載の整列供給装置。四辺
形のうちの1辺を画定する2つの頂点をそれぞれ含み、
1辺に平行な2つの面がそれぞれ分割面とされる場合、
1辺上に2つの分割面があることとなる。 (13)前記ガイドの前記シュートの横断面形状に対応
した四辺形の4辺を形成する部分が、その四辺形の1辺
の中間点から延びる少なくとも1つの分割面を含む複数
の分割面により複数に分割された (8)項ないし(12)項の
いずれか1つに記載の整列供給装置。 (14)前記ガイドが前記4辺の各々を形成する4つの
部材から成り、それら4つの部材のうち互いに対向する
2部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部材であ
り、他の2部材は移動させられない静止ガイド部材であ
る (8)項に記載の整列供給装置(請求項6)。本項の整
列供給装置は上記 (8)項の態様の特殊なものであり、本
項の構成とすれば、整列供給装置の製造が容易となる場
合が多い。 (15)前記2つの移動ガイド部材の移動量が互いに異
なる(14)項に記載の整列供給装置。本態様によれば、ガ
イドを形成する4つの部材が3段階に相対移動させら
れ、その相対移動により供給対象物の姿勢がガイドに進
入可能な姿勢に修正される。 (16)前記ガイドが前記4辺の各々を形成する4つの
部材から成り、それら4つの部材のうちの少なくとも3
つの部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部材であ
り、それら3つの移動ガイド部材のうちの2つの移動方
向が互いに逆である (8)項に記載の整列供給装置(請求
項7)。4つの部材全部を移動ガイド部材としても、4
つの部材の1つを移動させられない静止ガイド部材とし
てもよい。いずれにしても、移動ガイド部材は移動方向
と移動量と移動時期との少なくとも1つが互いに異なら
されることが望ましく、移動ガイド部材の少なくとも2
つは少なくとも一時期に移動方向が互いに逆になるよう
に移動させられることが望ましい。 (17)前記四辺形がそれぞれ互いに対向する2つずつ
の長辺と短辺とを備えた長方形であり、その長方形の長
辺の1つを形成する部材と2つの短辺とをそれぞれ形成
する部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部材であ
り、長辺を形成する移動ガイド部材と、2つの短辺を形
成する2つの移動ガイド部材との移動方向が互いに逆で
ある (8)項に記載の整列供給装置(請求項8)。2つの
短辺を形成する2つの移動ガイド部材は、同じ方向に移
動させられるが、長辺を形成する移動ガイド部材と、2
つの短辺を形成する2つの移動ガイド部材とが互いに逆
方向に移動させられることにより、 (7)項に記載の整列
供給装置におけるように、ブリッジが解消され易い等の
効果が得られる。 (18)前記2つの短辺を形成する2つの移動ガイド部
材の移動速度が互いに異なる(17)項に記載の整列供給装
置(請求項9)。2つの移動ガイド部材の移動速度を互
いに異ならせれば、供給対象物をより多様な状態で動か
すことができる。例えば、2つの短辺を形成する2つの
移動ガイド部材の移動方向が同じであっても、移動速度
が互いに異ならされることにより、移動速度が大きい方
の移動ガイド部材が、移動速度が小さい方の移動ガイド
部材を超えて昇降させられるようにすることができる。
そのため、2つの移動ガイド部材の上昇時に、移動速度
が大きい方の移動ガイド部材が、小さい方の移動ガイド
部材より大きく上昇し、2つの移動ガイド部材の上方に
ある供給対象物中へ、供給対象物を、移動速度が小さい
方の移動ガイド部材側へ押しやりつつ進入することとな
り、ブリッジを崩し易い。また、2つの移動ガイド部材
の下降時には、移動速度が大きい方の移動ガイド部材の
上方にスペースが生じ易く、2つの移動ガイド部材の上
方にある供給対象物が動き易く、ブリッジが崩され易
い。 (19)前記四辺形がそれぞれ互いに対向する2つずつ
の長辺と短辺とを備えた長方形であり、その長方形の互
いに隣接する長辺と短辺との1つずつを形成する部材が
1つの移動ガイド部材とされ、他の長辺を形成する部材
と他の短辺を形成する部材との少なくとも一方が、前記
隣接する長辺と短辺との1つずつを形成する移動ガイド
部材とは移動方向が逆である別の移動ガイド部材である
(8)項に記載の整列供給装置(請求項10)。本態様に
おいても、2つの移動ガイド部材の移動方向を逆にする
ことによる効果が得られる。また、少なくとも2つの移
動ガイド部材を移動させることにより、ガイドの、長方
形の4辺のうちの少なくとも3辺を移動させることがで
きる。移動ガイド部材の数より多い数の辺を移動させる
ことができるのであり、その分、装置の構成を簡単にす
ることが可能である。 (20)前記他の長辺を形成する部材が、移動させられ
ない静止ガイド部材である(19)項に記載の整列供給装置
(請求項11)。 (21)前記ガイドが、前記四辺形の1辺を含みかつガ
イドの軸方向に平行な一平面により他の部分から分離さ
れ、さらに、その分離された部分が、前記1辺に対応す
る中央部と、その中央部の両側の2つの側部とに分割さ
れ、中央部が静止ガイド部材、2つの側部が移動ガイド
部材とされた (8)項に記載の整列供給装置(請求項1
2)。上項の「一平面により他の部分から分離された部
分」は、前記1辺の中間部を境にして2部材に分割する
ことも可能であるが、本項におけるように、中央部と2
つの側部との3部材に分割することも可能である。そし
て、後者においては、中央部に沿ってガイドの最狭部が
形成され、その最狭部に前記シュートを接続することが
容易となる。 (22)前記2つの側部がそれぞれ、前記ガイドの軸方
向に平行な平行ガイド面と、その平行ガイド面と共同し
て前記供給対象物を前記中央部に沿って形成される前記
ガイドの最狭部へ導く傾斜ガイド面とを含む(21)項に記
載の整列供給装置。 (23)前記平行ガイド面および前記傾斜ガイド面とが
一体の部材により形成された(22)項に記載の整列供給装
置。 (24)前記ガイドが、前記四辺形の4辺をそれぞれ形
成する4部分を備え、それら4部分のうちの互いに対向
する2部分ずつが第1組と第2組とを構成し、第1組の
2部分が、前記四辺形の互いに対向する2つの第1辺を
それぞれ含みかつ当該ガイドの軸方向に平行な2つの第
1平面と、それら第1平面の少なくとも一方の上端から
上方に向かうに従って他方の第1平面から遠ざかる向き
に傾斜した少なくとも1つの第1傾斜面とを備えるとと
もに、第2組の2部分が、前記2つの第1平面の間にお
いて当該ガイドの軸方向に平行に延びる2つの第2平面
と、それら第2平面の少なくとも一方の上端から上方に
向かうに従って他方の第2平面から遠ざかる向きに傾斜
した少なくとも1つの第2傾斜面とを備え、その第2傾
斜面の、前記ガイドの移動ガイド部材の移動中の少なく
とも一時期に前記2つの第1平面の間に位置する部分と
その部分に第1辺に平行な方向において対向する部分と
の間隔の最大値が、前記第1辺の長さの2倍より大きい
(8)項ないし(23)項のいずれか1つに記載の整列供給装
置(請求項13)。上記間隔の最大値は、第1辺の長さ
の3倍,4倍,5倍あるいは7倍より大きくされること
が望ましい。シュートの少なくとも一端部が垂直に延び
る状態で設けられていれば、第1,第2平面は垂直面と
なり、垂直線に対して傾かされていれば、第1,第2平
面の少なくとも一方が傾斜面となる。また、四辺形は長
方形であることもあり、正方形であることもある。正方
形であれば、第1辺と第2辺との各長さは同じになる。
2つの第1平面および第2傾斜面は、移動ガイド部材の
移動中において、移動ガイド部材の位置の如何を問わ
ず、第2傾斜面の全体が2つの第1平面の間に位置する
ように構成してもよく、あるいは、第2傾斜面の一部に
ついては、移動ガイド部材の位置の如何を問わず、2つ
の第1平面の間に位置し、別の一部については、2つの
第1平面の間に位置する状態と位置しない状態とが得ら
れるように構成してもよく、あるいは、移動ガイド部材
の移動中の一時期に、第2傾斜面の全体が2つの第1平
面の間から抜け出すように構成してもよい。本態様の整
列供給装置においては、ホッパの底部の最下端部の供給
対象物は、下方へ移動するにつれて、第1傾斜面および
第2傾斜面に案内されて、ガイドのシュート側の部分で
あって、2つずつの第1,第2平面をガイド面とする部
分内へ導かれる。第2傾斜面は、2つの第1平面の間に
位置する状態において供給対象物を確実に案内するが、
第2傾斜面の、移動ガイド部材の移動中の少なくとも一
時期に2つの第1平面の間に位置する部分とその部分に
第1辺に平行な方向において対向する部分との間隔の最
大値が、第1辺の長さの2倍より大きくされているた
め、供給対象物が2つの第1平面の間へ入り易く、ガイ
ドのシュート側の部分に進入し易い。 (25)前記第1辺が前記第2辺より長く、前記四辺形
が長方形である(24)項に記載の整列供給装置。本態様に
おいては、ガイドの横断面形状が長方形となる。 (26)前記第2組の2部分が共に第2傾斜面を備えた
(24)項または(25)項に記載の整列供給装置。供給対象物
は2つの第2傾斜面により、ガイドのシュート側の部分
へ案内される。なお、第1組の2部分も共に第1傾斜面
を備えたものとしてもよい。 (27)前記ガイドが前記4辺の互いに隣接する2辺ず
つをそれぞれ形成する2部材から成り、それら2部材の
一方が他方に対して軸方向に相対移動させられる(8)項
に記載の整列供給装置(請求項14)。本項の整列供給
装置においては、2部材の一方が他方に対して軸方向に
相対移動させられることにより、四辺形の4辺のうち、
互いに対向する2辺同士が軸方向に相対移動させられ
る。したがって、供給対象物がガイドに支持される多種
類の姿勢のうちの、多くの姿勢において、供給対象物の
長手方向の両端部が、軸方向に相対移動するガイド部材
に支持されることとなり、立ち上がった姿勢に変更され
る機会が多くなる。特に、ガイドの四辺形の各辺に対応
する上面がすべて、中心側ほど下方へ向かう向きに傾斜
させられている場合には、1個のガイド部材に支持され
る供給対象物も、2つの傾斜した上面に支持されること
となって、その上面上に安定して載っていることが困難
であり、良好にガイド内へ導かれる。 (28)前記2部材の一方は軸方向に移動させられる移
動ガイド部材であり、他方は移動させられない静止ガイ
ド部材である(27)項に記載の整列供給装置。本項の特徴
によれば、簡単な構造のガイドおよび駆動装置により、
供給対象物を効果的に整列させ供給することができる。 (29)前記2部材が共に移動ガイド部材であり、か
つ、それら両移動ガイド部材の移動方向と移動量との少
なくとも一方が互いに異なる(28)項に記載の整列供給装
置。 (30)前記ガイドの移動させられる部材が、静止した
ガイド保持部材により移動可能に保持された (1)項ない
し(29)項のいずれか1つに記載の整列供給装置。ガイド
を形成する複数の部材のうちの少なくとも1つが静止ガ
イド部材であれば、静止ガイド部材にガイド保持部材を
兼ねさせてもよく、静止ガイド部材とは別にガイド保持
部材を設けてもよい。 (31)前記駆動装置が、前記ガイドの軸方向と直交す
る回動軸線のまわりの回動運動による揺動が可能で、か
つ、その回動軸線の両側に、前記互いに逆向きに移動す
る2つの移動ガイド部材の各々と係合する係合部を備え
た揺動部材を含む (6)項ないし(30)項のいずれか1つに
記載の整列供給装置。2つの移動ガイド部材のうちの一
方の移動が、揺動部材により方向を変えられて他方の移
動ガイド部材に伝達される。揺動部材は移動方向変換部
材を構成していると言うことができる。2つの移動ガイ
ド部材の各々が揺動部材と係合する位置の回動軸線から
の距離を同じにすれば、2つの移動ガイド部材の移動速
度は同じになり、上記距離を異ならせれば移動速度が異
ならされ、2つの移動ガイド部材の動きを異ならせるこ
とができる。また、一軸線まわりに回動する揺動部材
は、配設スペースが少なくて済み、設置が容易である。 (32)前記駆動装置が、前記ガイドの移動する部材
に、その部材と一体的に移動可能に設けられたカムフォ
ロワと、前記移動部材の移動方向と直交する回動軸線の
まわりに回動可能に設けられ、前記カムフォロワと係合
して、自身の回動運動をカムフォロワの直線運動に変換
するカムとを含む (1)項ないし(31)項のいずれか1つに
記載の整列供給装置。カムフォロワおよびカムにより駆
動装置を構成すれば、カムの形状の選定により、移動ガ
イド部材の移動量,移動方向,移動時期,移動回数等を
容易に望ましいものに設定することができる。 (33)前記カムフォロワが、前記ガイドの移動する部
材にその部材の移動方向と直交する方向に設けられた係
合ピンであり、前記カムが、その係合ピンと係合するカ
ム部を備えたカムレバーである(32)項に記載の整列供給
装置。 (34)前記駆動装置が、当該整列供給装置の外部に設
けられた駆動源により駆動される駆動部材によって駆動
される被駆動部材を含む(32)項または(33)項に記載の整
列供給装置。駆動源および駆動部材を整列供給装置外に
設ければ、その分だけ整列供給装置の構成を単純にする
ことができ、コスト低減を図り得る。整列供給装置が交
換される場合や、複数同時に使用される場合には、駆動
源および駆動部材を複数の整列供給装置に共用すること
も可能であり、その場合には、一層コスト低減の効果が
大きくなる。また、整列供給装置には被駆動部材以降の
部分を設ければよく、整列供給装置に電流や圧力流体を
供給する配線やホースを接続する必要がなくなる。この
利点は、整列供給装置が移動しつつ供給対象物を供給す
るものである場合に特に大きい。さらに、整列供給装置
が他の装置と駆動源を共用することができ、その点から
も装置コストが少なくて済む。例えば、整列供給装置
が、電気部品を電気部品装着装置に供給する電気部品フ
ィーダに設けられ、複数の電気部品フィーダがテーブル
に載置されて、テーブルの移動により各部品供給部が部
品供給位置に移動させられる場合に、部品供給位置に駆
動部材を設け、複数の電気部品フィーダの各整列供給装
置に共用とすれば、上記3つの利点のうち前者2つを共
に享受することができる。その上、電気部品装着装置の
駆動源を整列供給装置の駆動源としても利用すれば、上
記3つの利点のうち最後のものを享受することができ
る。 (35)前記被駆動部材が往復移動する往復移動部材で
あり、前記駆動装置が、その往復移動部材の1回の往復
移動を、前記ガイドの移動する部材の複数回の往復移動
に変換する運動変換装置を含む(34)項に記載の整列供給
装置。往復移動部材の往復が1回でも、ガイドの移動す
る部材が複数回往復移動させられるのであれば、ブリッ
ジの解消や供給対象物の姿勢修正等の回数が多くなり、
供給対象物がガイドに進入する機会が多くなって、供給
対象物をより確実に供給することができる。 (36)前記カムを駆動する駆動源を含む(32)項または
(33)項に記載の整列供給装置。駆動源が整列供給装置の
外部に設けられる場合、特に、整列供給装置が外部装置
と駆動源を共用する場合には、被駆動部材の駆動時期,
駆動回数等が制限されることが多い。それに対し、整列
供給装置自体が駆動源を有すれば、任意の時期に任意の
回数、駆動装置を作動させることができ、供給対象物を
より確実にシュートへ進入させることができる。例え
ば、供給対象物の供給時に移動ガイド部材を移動させる
のに代えて、あるいはそれと共に、供給対象物の供給に
備えて待機している間に移動ガイド部材を少なくとも1
回往復移動させ、供給対象物がシュートに進入するよう
にするのである。 (37)前記駆動源が電動モータである(36)項に記載の
整列供給装置。上記電動モータとして、例えば、電動回
転モータの一種であるサーボモータやステップモータ
等、回転角度の制御可能な電動モータが適している。 (38)前記駆動装置が、当該整列供給装置が1個の供
給対象物を供給する間に、前記ガイドの移動する部材を
複数回往復移動させる量だけ前記駆動源を作動させる駆
動制御装置を含む(36)項または(37)項に記載の整列供給
装置。前記カムが、例えば偏心カムとされ、360度の
回転により移動ガイド部材を1回往復移動させるように
構成されているのであれば、駆動源は、1個の供給対象
物の供給の間にカムを複数回回転させるように制御され
る。あるいはカムが、例えば、カム面全体に複数の突部
を備え、360度の回転により移動ガイド部材を複数回
往復移動させるように構成されているのであれば、駆動
源は、カムを360度以下の角度回転させるのみでもよ
く、要するに、移動ガイド部材を所望の回数往復移動さ
せるに足る角度回転させるように制御されればよい。移
動ガイド部材が複数ある場合、各移動ガイド部材につい
てそれぞれカムを設けてもよく、カムを共通にしてもよ
い。それぞれカムを設ける場合、カムの種類は同じにし
てもよく、異ならせてもよい。前者の場合、例えばカム
を偏心カムにするのであれば、複数の移動ガイド部材の
間で偏心カムの位相を異ならせれば、同じ種類のカムを
用いてコスト低減を図りながら、複数の移動ガイド部材
の移動時期を異ならせ、それらを相対移動させることが
できる。カムの種類を異ならせる場合、例えば、複数の
移動ガイド部材のうちの1つについては偏心カムを設
け、別の一つについては、カム面に突部を有するカムを
設けるのである。本態様によれば、供給対象物が1個供
給される間に移動ガイド部材が複数回往復移動させら
れ、供給対象物の供給不足の発生がより確実に回避され
る。(35)項において説明したように、移動ガイド部材の
移動回数が多いほど、供給対象物がガイドに進入する機
会が多くなり、供給対象物が1個供給される間に複数の
供給対象物をガイドに進入させて、供給過剰気味にする
ことができるからである。ガイドが供給対象物で一杯に
なれば、移動ガイド部材が移動させられても、供給対象
物はガイドに進入することができないが、支障はなく、
本態様によれば、より確実に供給対象物を供給すること
ができる。 (39)前記供給対象物が、概して直方体状をなす電気
部品である (1)項ないし(38)項のいずれか1つに記載の
整列供給装置。本態様の整列供給装置は、例えば、電気
部品を供給する電気部品フィーダに設けられる。電気部
品フィーダは、例えば、電気部品をプリント配線板等の
回路基材に装着する電気部品装着装置に電気部品を供給
するために使用されるが、電気部品装着装置以外の装置
に供給するためのものであってもよい。 (40)少なくとも一端部が上下方向の成分を有する方
向に延びる状態で設けられ、短柱状をなす多数の供給対
象物を一列に整列させた状態で移動させるシュートと、
そのシュートの前記一端部の側に設けられ、底部が漏斗
状をなし、底部の最下端部に出口を有するホッパと、そ
のホッパの出口近傍に、ホッパ内に突出する前進位置と
その前進位置から後退した後退位置とに移動可能に設け
られ、前記ホッパ内の供給対象物の前記シュートへの排
出を促進する排出促進部材と、前記シュートにより一列
に整列させて移動させられた供給対象物を、予め定めら
れた供給部に1個ずつ順次位置決めする位置決め装置
と、その位置決め装置により1個の供給対象物が前記供
給部に位置決めされる間に、前記排出促進部材を前記前
進位置と後退位置との間で複数回往復移動させる駆動装
置とを含む整列供給装置(請求項15)。本項における
排出促進部材を、ガイドの移動する部材または移動ガイ
ド部材と読み替えて、前記 (1)項ないし(39)項の各々に
記載の特徴を採用することができる。後退位置は、ホッ
パ内に突出しない位置であることが望ましい。排出促進
部材は、上記読替えによれば、ガイドを構成する複数の
部材のうちの移動する部材となるが、ガイドを一体の部
材で構成し、その一体の部材を排出促進部材とすること
もできる。いずれの場合にも、排出促進部材は供給対象
物をシュートに導く通路の少なくとも一部を形成する状
態で設けることが望ましいが、不可欠ではない。シュー
トの一端部を直接ホッパの出口に接続し、排出促進部材
をシュートの一端部に近接させて設けることも可能なの
である。上記読替えの態様によれば、それぞれ前記 (1)
項ないし(39)項に記載の効果が得られるが、排出促進部
材が一体の部材であっても、複数回往復させられること
により、ホッパ内の供給対象物が頻繁に動かされ、ブリ
ッジが解消されるとともに、姿勢が排出促進部材内に進
入可能な姿勢に修正される機会が多くなり、供給対象物
を確実に供給し得ることとなる。また、排出促進部材を
シュートの一端部に近接して設ける場合、排出促進部材
の往復移動により供給対象物が動かされ、シュートへの
進入が促される。排出促進部材が複数回往復移動させら
れることにより、供給対象物のシュートへの進入機会が
多くなり、供給対象物を確実に供給し得ることとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1において10は、電気部
品供給システムである。電気部品供給システム10は複
数個の電気部品フィーダ12(図1には1個のみ図示さ
れている。なお、以下、フィーダ12と略称する)を有
しており、それら複数個のフィーダ12のうちの1個が
電気部品取出システムの一種である電気部品装着システ
ム14に電気部品を供給し、電気部品装着システム14
はプリント配線板位置決め支持システム16により位置
決め支持されたプリント配線板18に電気部品を装着す
る。これら電気部品供給システム10,電気部品装着シ
ステム14およびプリント配線板位置決め支持システム
16が電気部品装着機を構成している。
【0006】電気部品装着システム14は、垂直軸線ま
わりに間欠回転するインデックステーブル20を備えて
いる。インデックステーブル20は、複数個、例えば1
2個の部品保持具たる部品吸着ヘッド22(図1には2
個のみ図示されている)を有し、図示しないカム,カム
フォロワ,回転軸24およびカムを回転させるインデッ
クス用サーボモータ26等により構成される間欠回転装
置により間欠回転させられ、12個の部品吸着ヘッド2
2が順次部品吸着位置,部品姿勢検出位置,部品姿勢修
正位置,部品装着位置等へ移動させられ、停止させられ
る。これら部品吸着ヘッド22は、インデックステーブ
ル20に昇降可能に設けられており、部品吸着位置およ
び部品装着位置にはそれぞれ、部品吸着ヘッド22を昇
降させる昇降装置(図示省略)が設けられている。イン
デックス用サーボモータ26の回転が図示しないカム,
カムフォロワ等により構成される運動変換装置により昇
降部材(図示省略)の昇降運動に変換され、昇降部材の
昇降に基づいて部品吸着ヘッド22が昇降させられる。
【0007】プリント配線板位置決め支持システム16
は、プリント配線板18を位置決めし、支持する基板支
持台30を備えている。基板支持台30は、水平面内に
おいて互いに直交するX軸方向(図1においては紙面に
直角な方向)およびY軸方向(図1においては左右方
向)に移動するXYテーブル(図示省略)上に設けられ
ており、XYテーブルの移動によりプリント配線板18
は水平面内の任意の位置に移動させられる。プリント配
線板18は、図示しない搬入コンベヤおよび搬出コンベ
ヤによりX軸方向に平行な方向に搬送され、基板支持台
30上に搬入され、搬出される。電気部品の装着時に
は、プリント配線板18はXYテーブルにより移動させ
られ、部品装着箇所が、部品装着位置に位置する部品吸
着ヘッド22の真下に位置させられ、電気部品が装着さ
れる。
【0008】電気部品供給システム10を説明する。電
気部品供給システム10の基台40上には、一対の案内
部材たるガイドレール42がX軸方向に平行に設けられ
て案内装置を構成するとともに、テーブルの一種である
X軸テーブル44が移動可能に嵌合されている。X軸テ
ーブル44上には、前記複数個のフィーダ12が、部品
搬送方向がY軸方向に平行となり、かつ、各部品供給部
が一線、本実施形態においてはX軸方向に平行な一直線
に沿って並ぶ状態で配列されている。部品供給部は、電
気部品装着システム14に電気部品を供給する部分であ
り、電気部品がフィーダ12から取り出される部品取出
部でもある。
【0009】X軸テーブル44にはナット46が固定さ
れるとともに、基台40上に軸方向に移動不能かつ回転
可能に設けられたねじ軸48に螺合されており、ねじ軸
48がX軸サーボモータ50によってX軸方向に平行な
回転軸線まわりに回転させられることにより、X軸テー
ブル44がX軸方向に移動させられ、複数個のフィーダ
12の各部品供給部が予め定められた部品供給位置、す
なわち部品吸着位置に位置決めされた部品吸着ヘッド2
2の真下に位置する位置に選択的に位置決めされる。ナ
ット46,ねじ軸48,X軸サーボモータ50がテーブ
ル駆動装置52を構成している。X軸サーボモータ50
および前記インデックス用サーボモータ26は、駆動源
の一種である回転角度および回転速度の精度の良い制御
が可能な電動モータであり、サーボモータに代えてステ
ップモータを用いてもよい。
【0010】フィーダ12を説明する。フィーダ12の
フィーダ本体70は、図2に示すように、製作の都合
上、第1,第2部材72,74等、複数の部材が互いに
組み付けられて成る。これら第1,第2部材72,74
等は、組付け後は一体のフィーダ本体70として機能す
る。第1部材72は、概して細長い板状を為し、その長
手方向がY軸方向に平行となり、部品搬送方向と高さ方
向との両方に直角な幅方向がX軸方向と平行となるとと
もに、前述のように、各フィーダ12の部品供給部がX
軸方向に平行な一直線に沿って並ぶ状態でX軸テーブル
44上に垂直に立てて設置されている。第1部材72
は、図示しない位置決め装置により、X軸テーブル44
に対して幅方向および長手方向に位置決めされるととも
に、図示しない係合装置により、浮上がり不能にX軸テ
ーブル44に取り付けられている。フィーダ12は、係
合装置による第1部材72のX軸テーブル44への係合
を解いて、X軸テーブル44から取り外すことができ
る。
【0011】フィーダ本体70には、シュート80が設
けられている。シュート80は、フィーダ本体70の後
部、すなわちフィーダ12がX軸テーブル44に取り付
けられた状態において電気部品装着システム14から遠
い側の部分に着脱可能に固定されたホッパ82側から、
前部、すなわち電気部品装着システム14側の部分に至
って設けられており、両端が開口し、全周が閉じられた
筒状を成す。
【0012】ホッパ82内には、供給対象物たる電気部
品の一種であり、リード線を有さず、概して直方体状を
なすリードレス電気部品84(以下、電気部品84と略
称する)が多数、バルク状に収容されている。電気部品
84は、横断面形状が長方形である短角柱状物であるの
であり、シュート80は、電気部品84の横断面形状に
対応した長方形の横断面形状を有する。シュート80の
横断面形状である長方形は、電気部品84の移動は許容
するが、姿勢の変更は許容しない大きさを有する。
【0013】ホッパ82内の電気部品84は、シュート
80を通ってフィーダ本体70の前部へ移動させられ
る。シュート80のホッパ82側の部分が始端部、フィ
ーダ本体70の前部側の部分が末端部であり、シュート
80の末端部は、フィーダ本体70の長手方向と平行に
延び、水平に延びる水平部86とされており、水平部8
6の末端に上向きに開口した部品取出口88(図3参
照)が形成されている。部品取出口88は、フィーダ本
体70の、フィーダ12が部品供給位置に位置決めされ
たとき、部品吸着位置に位置する部品吸着ヘッド22の
真下に位置する位置に設けられている。
【0014】シュート80内を移動させられる電気部品
84は、シュート80の長手方向に直角で、シュート8
0の末端を規定する端面90に当接して停止する。端面
90は、部品取出口88の部品移動方向に隔たった2側
面のうち、シュート80の末端部における電気部品84
の移動方向において下流側の側面と同一平面内に位置
し、端面90に当接した電気部品84は部品取出口88
内に位置することとなる。部品取出口88を含む部分が
部品取出部であって、電気部品84を供給する部品供給
部であり、端面90が、ストッパであって、シュート8
0により一列に整列させて移動させられた電気部品84
を、部品供給部に1個ずつ順次位置決めする位置決め装
置を構成している。
【0015】上記シュート80内の空気は、ポンプの一
種である往復動ポンプたるプランジャポンプ100によ
り吸引され、シュート80内に空気の流れが生じさせら
れる。プランジャポンプ100の吸入口は、図2および
図3に示すように、接続部材たるホース102,フィー
ダ本体70内に設けられた通路104により、シュート
80に接続されている。通路104は、図3および図4
に示すように、端面90に、電気部品84の幅より小さ
い幅であって、電気部品84の厚さより大きい長さで開
口させられている。プランジャポンプ100の吸入口
は、シュート80の末端に接続されているのである。プ
ランジャポンプ100の吐出口は、大気に開放させられ
ている。これら吸入口および吐出口にはそれぞれ、吸入
弁および吐出弁(図示省略)が設けられている。
【0016】プランジャポンプ100のロッド110
は、図2に示すように、フィーダ本体70に、フィーダ
12の幅方向に平行な軸線まわりに回動可能に取り付け
られた駆動部材たる駆動レバー112の一端部に回動可
能に連結されている。駆動レバー112の他端部には、
被駆動部材たる昇降リンク114の下端部が回動可能に
連結されている。昇降リンク114の上側の部分は、フ
ィーダ本体70に回動可能に取り付けられたリンク11
6に回動可能に連結されている。昇降リンク114は、
駆動レバー112およびリンク116により、フィーダ
本体70に移動可能に、図示の例では昇降可能に取り付
けられているのであり、昇降リンク114は往復移動す
る往復移動部材である。また、駆動レバー112は、付
勢装置の一種である弾性部材としてのばね部材である引
張コイルスプリング118(以下、スプリング118と
略称する)により、昇降リンク116が上昇する向きに
付勢されている。スプリング118の付勢による駆動レ
バー112の回動は、フィーダ本体70に設けられたス
トッパ120により規定される。駆動レバー112がス
トッパ120に当接した状態における昇降リンク116
の位置が、昇降リンク116の第1位置である上昇端位
置であり、スプリング118は常には、昇降リンク11
4を上昇端位置に保つ。
【0017】フィーダ本体70には、前記部品取出口8
8を覆うシャッタ124が設けられている。シャッタ1
24はフィーダ本体70に、フィーダ本体70の長手方
向に平行であってシュート80の水平部86に平行に移
動可能に嵌合されており、部品取出口88を覆う作用位
置と開放する退避位置とに移動可能である。フィーダ本
体70には、駆動部材たる駆動板126が軸128によ
り、フィーダ12の幅方向に平行な軸線まわりに回動可
能に取り付けられており、駆動板126に設けられた突
部130は、シャッタ124に設けられた切欠132に
嵌合されている。駆動板126には、リンク134の一
端部が回動可能に連結され、リンク134の他端部は前
記駆動レバー112に回動可能に連結されている。
【0018】昇降リンク114は、部品供給位置に設け
られた駆動部材たる昇降部材140により駆動される。
昇降部材140は、部品供給部が部品供給位置に位置決
めされたフィーダ12の昇降リンク114の上方の位置
に設けられている。昇降部材140はフィーダ12の外
部に設けられているのである。昇降部材140には、フ
ィーダ12の外部に設けられた駆動源たる前記インデッ
クス用サーボモータ26の回転が図示しないカム,カム
フォロワ等により構成される運動変換装置により昇降運
動に変換されて伝達され、部品吸着ヘッド22による電
気部品84の取出しと連動して昇降させられる。
【0019】部品吸着ヘッド22が下降させられ、フィ
ーダ12から電気部品84を取り出すとき、部品吸着ヘ
ッド22の下降と並行して昇降部材140が下降させら
れ、昇降リンク114に係合し、昇降リンク114を下
降させる。昇降リンク114の下降は、駆動レバー11
2がスプリング118の付勢力に抗して回動させられ、
スプリング118が伸長させられることにより許容さ
れ、昇降リンク114は上昇端位置から、第2位置であ
る下降端位置へ移動する。昇降リンク114の下降端位
置は、昇降部材140の下降端により規定される。駆動
レバー112がスプリング118の付勢力に抗して回動
させられることにより、ロッド110が前進させられ、
プランジャポンプ110の吐出弁が開いて空気が吐出さ
れる。また、リンク134が移動させられて駆動板12
6が逆方向(図2においては時計方向)へ回動させら
れ、シャッタ124が退避位置へ移動させられて部品取
出口88を開放し、電気部品84の取出しを許容する。
【0020】部品吸着ヘッド22が電気部品84を吸着
し、上昇させられてフィーダ12から取り出した後、昇
降部材140が上昇させられ、スプリング118の付勢
による駆動レバー112の回動により、昇降リンク11
4が昇降部材140に追従して上昇させられる。それに
よりロッド110が後退させられ、吸入弁が開いてシュ
ート80内の空気が吸引されるとともに、駆動板126
が正方向(図2においては反時計方向)へ回動させられ
てシャッタ124が前進させられ、作用位置へ移動させ
られて部品取出口88を覆う。プランジャポンプ100
の吸入弁は、ロッド110が後退し始めてから開いて空
気を吸引するように構成されており、シャッタ124が
部品取出口88を覆えば、シュート80内の空気が吸引
され、ホッパ82から部品取出口88へ向かう方向の空
気の流れが生じさせられる。それによりシュート80内
の電気部品84がシュート80の末端部へ、すなわち部
品供給部に向かって移動させられ、端面90に当接して
停止し、部品取出口88内に位置させられる。プランジ
ャポンプ100の吸入弁はロッド110が停止する前後
において閉じる。本実施形態においては、駆動レバー1
12が、昇降リンク114とプランジャポンプ100と
の間に設けられ、昇降リンク114の上昇端位置と下降
端位置との間の運動に基づいて負圧発生装置たるプラン
ジャポンプ100を駆動する負圧発生装置駆動装置たる
プランジャポンプ駆動装置142を構成し、駆動レバー
112,駆動板126およびリンク134が、昇降リン
ク114とシャッタ124との間に設けられ、昇降リン
ク114の上昇端位置と下降端位置との間の移動を、シ
ャッタ124の作用位置と退避位置との間の運動に変換
するシャッタ駆動装置144を構成している。
【0021】前記ホッパ82は、図5および図6に示す
ように、第1部材150,第2部材152および第3部
材154が互いに組み付けられて成り、組付け後は一体
のホッパ82として機能する。ホッパ82内には多数の
電気部品84が収容されている。これら電気部品84は
それぞれ任意の姿勢で堆積し、電気部品層148を形成
している。第1部材150は、水平な切断面による断面
形状が長方形の枠体状を為し、長手方向がフィーダ12
の長手方向に平行に設けられている。第1部材150の
内面を構成する4つの側面156,158,160,1
62のうち、ホッパ82の長手方向であって、フィーダ
12の長手方向に隔たった2つの側面158,162の
下部は、下方ほど互いに接近する向きに傾斜させられて
いる。側面158,162の傾斜した部分が成す角度は
鈍角とされている。
【0022】第2,第3部材152,154は、第1部
材150の下端に組み付けられている。第2材152
は、図8に示すように板状を成し、上面に突部163が
突設されるとともに、突部163の上面と、第2部材1
52の第3部材154に組み付けられる側の面とに開口
し、水平な切断面による断面形状が長方形である切欠1
64が設けられている。切欠164を画定する3つの面
は平面とされており、下方ほど互いに接近する向きに傾
斜させられている。
【0023】第2部材152にはまた、切欠164が開
口する側の面に開口し、上下方向に延び、切欠164に
至る切欠166が形成されるとともに、第2部材152
の切欠166が開口する側面と底面とに開口するシュー
ト形成溝168が形成されている。シュート形成溝16
8は、第2部材152の長手方向に平行に形成されると
ともに、切欠166側の端部は湾曲させられて上下方向
に延びる状態とされ、切欠166の幅方向(第2部材1
52の長手方向に平行な方向)の中間部に開口させられ
ている。
【0024】第2部材152には更に、切欠166の幅
方向の中間部に突条170が形成されている。突条17
0は、図11に示すように、切欠166の深さより小さ
い厚さ(図示の実施形態においては半分)を有し、シュ
ート形成溝168を画定する上側の壁172から上方へ
延び出させられ、切欠166の上下方向の中間部に至っ
ている。突条170の側面は、シュート形成溝168の
上側の側面173に続くガイド面174を構成してお
り、ガイド面174の上端部には、図8および図10に
示すように、上方ほどガイド面174から離れる向きに
傾斜した傾斜面175が形成されている。第2部材15
2には更に、切欠166が形成された部分であって、突
条170の両側にそれぞれ、2個の長穴176,178
が上下方向に延びる姿勢で形成されている。
【0025】第2部材152にはさらに、図10に示す
ように、シュート形成溝168の湾曲部を画定する下側
の壁186にスクレーパ188が設けられている。壁1
86の面であり、シュート形成溝168の下側の面であ
る側面190は湾曲させられるとともに垂直面に接して
いる。また、壁186は、上下方向(垂直)に延びる端
面192を有し、この端面192に、シュート形成溝1
68とは反対側へ突出し、厚さが壁186の半分、すな
わち切欠166の深さの半分である突部194が突設さ
れている。この突部194の上端部に、側面190の上
端から、上方ほど側面190から離れる向きに傾斜した
傾斜面であるガイド面196が形成されている。側面1
90のガイド面196に続く上端部は、下方ほど垂直面
から離れる向きに湾曲し、傾斜したすくい面198を構
成し、壁186および突部194の、すくい面198お
よびガイド面196が形成された部分がスクレーパ18
8を構成している。
【0026】第3部材154は、図9に示すようにブロ
ック状を成し、上面の長手方向の中間部に突部204が
突設されるとともに、突部204の上面と第2部材15
2に組み付けられる側の面とに開口し、水平な切断面に
よる断面形状が長方形の切欠206が形成されている。
切欠206を画定する3つの面は、平面状を成し、下方
ほど互いに接近する向きに傾斜させられている。第3部
材154にはまた、第2部材152に設けられた前記切
欠166と同じ深さの切欠208と、深さが切欠166
と同じであり、上下方向に延び、切欠206に開口する
切欠210とが形成されるとともに、2個の長穴21
2,214が上下方向に延びるとともに、第3部材15
4の長手方向に並んで形成されている。
【0027】第2部材152と第3部材154とは、切
欠166の両側にあって上向きの面の上に、切欠208
の切欠面であって下向きの面が載せられて上下方向に位
置決めされるとともに、切欠166,210が開口する
側面が互いに合わされ、互いに合わされた突部163,
204に第1部材150の下端が嵌合され、固定されて
いる。それにより、図5および図6に示すように、それ
ぞれ第1部材150の内面を構成する前記4つの側面1
56〜162に続き、下方ほど互いに接近する向きに傾
斜した4つの傾斜面220,222,224,226が
得られる。本実施形態においては、傾斜面220〜22
6の第1部材150側の部分がホッパ82の底面を構成
し、第2,第3部材152,154の第1部材150側
の部分が漏斗状を成すホッパ82の底部228を構成し
ている。
【0028】4つの傾斜面220〜226のうち、ホッ
パ82の幅方向であって、フィーダ12の幅方向に平行
な方向に隔たった2つの傾斜面220,224の各傾斜
角度は、図6に示すように、それら傾斜面220,22
4が成す角度が鋭角となる大きさとされており、ホッパ
82の長手方向に隔たった2つの傾斜面222,226
の各傾斜角度は、第1部材150の長手方向に隔たった
2つの側面158,162の下部の傾斜角度よりやや大
きく、かつそれら傾斜面222,226が成す角度が鈍
角とされている。
【0029】また、第2部材152と第3部材154と
の間には、図13に示すように、上記傾斜面220〜2
26により画定される空間に開口し、上下方向に延びる
移動ガイド部材嵌合穴たる移動ガイド板嵌合穴230が
形成されている。上記移動ガイド板嵌合穴230には、
第1移動ガイド部材たる第1移動ガイド板232および
第2移動ガイド部材たる第2移動ガイド板234がそれ
ぞれ上下方向に移動可能に嵌合されており、これら第
2,第3部材152,154および第1,第2移動ガイ
ド板232,234により、横断面形状(水平な切断面
による断面形状)が長方形を成し、上下方向に延びるガ
イド孔236が形成されている。ガイド通路が形成され
ていると言うこともできる。ガイド孔236は、横断面
形状である長方形が、フィーダ12の長手方向に平行に
形成されており、第2,第3部材152,154がそれ
ぞれ、シュート80の横断面形状である長方形に対応す
る長方形の2つの長辺を形成し、第1,第2移動ガイド
板232,234がそれぞれ、上記長方形の2つの短辺
を形成し、長方形の4辺の各々を形成する4つの部材で
ある第2,第3部材152,154および第1,第2移
動ガイド板232,234がガイド238を形成してい
る。第2,第3部材152,154はホッパ82の底部
228を構成するとともに、ガイド238を構成してい
るのである。また、ガイド238を形成する4つの部材
のうち、互いに対向する2部材である第1,第2移動ガ
イド板232,234が軸方向に移動させられ、他の2
部材である第2,第3部材152,154が静止ガイド
部材を構成するとともに、静止したガイド保持部材を構
成している。
【0030】第1移動ガイド板232の上面は、図5に
示すように、傾斜角度が傾斜面222よりやや大きく、
傾斜面222と同じ向きに傾斜させられた傾斜面240
とされている。第2移動ガイド板234の上面は、傾斜
角度が傾斜面226よりやや大きく、傾斜面226と同
じ向きに傾斜させられた傾斜面242とされている。傾
斜面220〜226の第1,第2移動ガイド板232,
234側の部分および傾斜面240,242がガイド2
38の上面を構成し、ガイド238の上面はホッパ82
の底面228と同じ向きに傾斜させられており、ガイド
孔236のホッパ側の端部である上端部は、上方ほど断
面積が増大する漏斗状を成す。
【0031】さらに、第2,第3部材152,154が
互いに組み付けられることにより、シュート形成溝16
8の開口が第3部材154により塞がれ、シュート80
の一端部である始端部が形成されている。第2,第3部
材152,154は、シュート80も構成しているので
ある。第1,第2移動ガイド板232,234が移動ガ
イド板嵌合穴230に嵌合された状態では、第1移動ガ
イド板232のガイド孔236を形成し、上下方向に延
びるガイド面244が、図13に示すように、前記突条
170のガイド面174と同一平面内に位置する状態と
なる。また、図10に示すように、第2移動ガイド板2
34のガイド孔236を形成し、上下方向に延びるガイ
ド面246が前記壁186の側面190に接する状態と
なる。ガイド孔236の他の2面は第2,第3部材15
2,154が構成し、第2,第3部材152,154お
よび第1,第2移動ガイド板232,234の各一部が
シュート80の始端部を構成し、シュート80の始端部
は、上下方向に延びるとともにガイド孔236につなが
っている。ホッパ82はシュート80の一端部である始
端部側に設けられ、ガイド238は、ホッパ82の最下
端部と、シュート80の最上端部との間に設けられ、ホ
ッパ82内の電気部品84をシュート80へ導くのであ
る。ガイド238が構成するガイド孔236の最小寸
法、すなわち傾斜面240,242,220,224に
続き、垂直な4つの側面(ガイド面244,246,第
2,第3部材152,154の垂直な側面)により画定
される部分の寸法は、シュート80が構成する通路の横
断面である長方形の寸法とほぼ等しくされている。この
部分を最狭部と称する。
【0032】なお、シュート形成溝168の第2部材1
52の長手方向に平行に設けられた部分の開口は、第3
部材154により塞がれてシュート80の水平に延びる
部分を構成し、図2に示すように、前記水平部86につ
ながっている。電気部品84はガイド孔236およびシ
ュート80に、長手方向が上下方向となる姿勢で1個ず
つ進入し、シュート80は電気部品84を一列に整列さ
せた状態で部品供給部へ移動させる。シュート80は、
その始端部を構成する部分であって、水平にされた部分
と、末端部との間において90度ねじられている。した
がって、シュート80は、ガイド孔236につながれて
上下方向に延びる部分は、位相がガイド孔236の横断
面形状と一致し、横断面形状である長方形の長辺がフィ
ーダ12の長手方向に平行、短辺が幅方向に平行とされ
るが、末端部においては、上記長方形の長辺に平行な方
向がフィーダ12の幅方向に平行となり、短辺が上下方
向となり、電気部品84を部品吸着ヘッド22が吸着可
能な姿勢で移動させる。そのため、シュート80の始端
部側においても、長辺に平行でフィーダ12の長手方向
に平行な方向を幅方向、短辺に平行でフィーダ12の幅
方向に平行な方向を厚さ方向とする。
【0033】第1移動ガイド板232には、図10およ
び図11に示すように、切欠248が形成され、第2部
材152に設けられた前記突条170に上下方向に相対
移動可能に嵌合されている。前述のように、突条170
の厚さは切欠166の深さの半分とされていて、第1移
動ガイド板232の厚さの半分であり、切欠248の深
さは、図11に示すように、第1移動ガイド板232の
厚さの半分とされている。第1移動ガイド板232が移
動ガイド板嵌合穴230に嵌合された状態では、ガイド
面244が突条170のガイド面174と同一平面内に
位置するが、誤差により、ガイド面174がガイド面2
44より多少内側(ガイド孔236から離れる側)に位
置する状態になることは差し支えない。また、ガイド面
174の上端部に、上方ほどガイド面174から離れる
向きに傾斜した傾斜面175が形成されていて、この傾
斜面175が電気部品84の移動を案内する案内面とし
て機能するため、ガイド面174が、ガイド面244よ
り多少外側(ガイド孔236側)に位置していても、支
障なく電気部品84が移動させられる。
【0034】突条170および切欠248の長さは、図
11に二点鎖線で示すように、第1移動ガイド板232
が上方へ移動しても、第1移動ガイド板232が突条1
70から外れない長さとされている。そのため、第1移
動ガイド板232が上方へ移動しても、ガイド面244
とガイド面174とが必ず上下方向において重複した部
分を有する状態に保たれ、両者の間に切れ目が生ずるこ
とがない。第1移動ガイド板232とシュート80とが
共同して、シュート80の始端部の一側面を構成すると
ともに、第1移動ガイド板232の位置のいかんを問わ
ず、上記一側面が少なくとも一部においてシュート80
の長手方向に連続するように、第1移動ガイド板232
のシュート80側の端部とシュート80とが、互いに嵌
合されているのである。
【0035】第1移動ガイド板232の上昇により、第
1移動ガイド板232の突条170との嵌合から外れた
部分と、突条170の切欠248との嵌合から外れた部
分とにおいてはそれぞれ、上記一側面は、一部において
のみシュート80の長手方向に連続し、第1移動ガイド
板232と突条170とが嵌合している部分において
は、全部においてシュート80の長手方向に連続するの
である。また、切欠248の深さ(第1移動ガイド板2
32の厚さ方向の寸法)および突条170の厚さはそれ
ぞれ、第1移動ガイド板234の厚さより小さく(図示
の実施形態では第1移動ガイド板234の厚さの半
分)、電気部品84の横断面形状の短辺のほぼ半分であ
り、第1移動ガイド板232が突条170から外れる向
きに移動することにより生ずる隙間の厚さは、上記シュ
ート80の始端部の厚さ方向に平行な一側面の寸法より
小さい。図示の実施形態では、上記一側面の約半分であ
り、シュート80の長手方向に関しても厚さ方向に関し
ても、電気部品84が上記一側面の窪みに入り込む恐れ
はなく、電気部品84はガイド面244,174に案内
されてスムーズにシュート80へ進入することができ
る。ガイド孔236のシュート80側の端部とシュート
80の始端部との間に、シュート80の長手方向である
上下方向において切れ目なく連続した側面を有する接続
部252が設けられているのである。ガイド孔236に
よる電気部品84の案内を、シュート80による案内に
交替させる交替部が設けられていると言うこともでき
る。
【0036】接続部252ないし交替部は、第1移動ガ
イド板232に、その移動方向に平行に形成された嵌合
凹部たる切欠248と、第2部材152に、第1移動ガ
イド板232の移動方向に平行に形成された嵌合突部た
る突条170とを含んで構成される。第1移動ガイド板
232の切欠248を画定する部分を嵌合突部と考え、
第2部材152の突条170の厚さを小さくしている切
欠を嵌合凹部と考えれば、第1移動ガイド板232に嵌
合突部が設けられ、第2部材152に嵌合凹部が設けら
れているということもできる。後述する接続部260に
ついても同じである。
【0037】第2移動ガイド板234には切欠256が
形成され、前記スクレーパ188が設けられた突部19
4に上下方向に相対移動可能に嵌合されている。突部1
94の厚さは切欠166の深さの半分であり、切欠25
6の深さは、図12に示すように、第2移動ガイド板2
34の厚さの半分とされている。第2移動ガイド板23
4が突部194に嵌合された状態では、第2移動ガイド
板234のガイド孔236を画定し、上下方向に延びる
前記ガイド面246は、壁186の湾曲した側面190
に接する状態となるが、誤差により、側面190の上端
に設けられたすくい面198がガイド面246より多少
内側(ガイド孔236から離れる側)に位置する状態に
なることは差し支えない。また、すくい面198の上端
に隣接して、上方ほどすくい面198から離れる向きに
傾斜した傾斜面であるガイド面196が形成されてい
て、このガイド面196が電気部品84の移動を案内す
るため、すくい面198が、ガイド面246より多少外
側(ガイド孔236側)に位置していても、支障なく電
気部品84が移動させられる。
【0038】突部194および切欠256の長さは、図
12に二点鎖線で示すように、第2移動ガイド板234
が上方へ移動しても、第2移動ガイド板234が突部1
94(スクレーパ188)から外れない大きさとされて
いる。そのため、第2移動ガイド板234が上方へ移動
しても、第2移動ガイド板234が壁186から外れて
両者の間に切れ目が生ずることはなく、常時、ガイド面
246と側面190とが上下方向において重複した部分
を有する状態に保たれる。第2移動ガイド板234とシ
ュート80の始端部とについても、それらが共同して、
シュート80の始端部の一側面を構成するとともに、第
2移動ガイド板234の位置のいかんを問わず、上記一
側面が少なくとも一部においてシュート80の長手方向
に連続するように第2移動ガイド板234のシュート8
0側の端部とシュート80とが互いに嵌合されているの
である。また、切欠256の深さおよび突部194の厚
さはそれぞれ、第2移動ガイド板234の厚さより小さ
く(図示の実施形態では第2移動ガイド板234の厚さ
の半分)、電気部品84の横断面形状の短辺のほぼ半分
であり、第2移動ガイド板234が突部194から外れ
る向きに移動することにより生ずる隙間の厚さは、シュ
ート80の始端部の厚さ方向に平行な一側面の寸法より
小さい。図示の実施形態では、上記一側面の約半分であ
り、シュート80の長手方向に関しても厚さ方向に関し
ても、電気部品84が上記一側面の窪みに入り込む恐れ
はなく、電気部品84はガイド面246,側面190に
案内されてスムーズにシュート80へ進入する。第2移
動ガイド板234のシュート80側の端部とシュート8
0の始端部との間に、前記接続部252と同様に、上下
方向において切れ目なく連続した側面を有する接続部2
60ないし交替部が設けられているのである。これら接
続部252,260は、ガイド孔236の末端部であ
り、シュート80の始端部であると考えてもよい。
【0039】第1移動ガイド板232には、図7に示す
ように、係合ピン270が嵌合され、固定されている。
係合ピン270は、第1移動ガイド板232の移動方向
と直交し、フィーダ12の幅に平行な姿勢で嵌合され、
固定されており、その両端部はそれぞれ第1移動ガイド
板232の両側面から突出させられ、係合部272,2
74を構成している。これら係合部272,274は、
第2,第3部材152,154にそれぞれ形成された前
記長穴176,212に、長穴176,212の長手方
向である上下方向に移動可能に嵌合されており、これら
係合部272,274および長穴176,212によ
り、第1移動ガイド板232の上下方向(長手方向)の
移動が案内される。また、第1移動ガイド板232の幅
方向の移動は係合部272,274と長穴176,21
2の側面との係合により阻止され、第1移動ガイド板2
32の幅方向に平行な軸線まわりの回転は、移動ガイド
板嵌合穴230の側面と第1移動ガイド板232との係
合により阻止される。係合部272,274,長穴17
6,212が移動規制装置であって第1移動ガイド板2
32の移動を案内する案内装置を構成し、移動ガイド板
嵌合穴230が回転阻止装置を構成している。
【0040】第2移動ガイド板234にも同様に、係合
ピン280が第2移動ガイド板234の移動方向と直交
し、フィーダ12の幅方向に平行な姿勢で嵌合され、固
定されており、第2移動ガイド板234の両側面から突
出した一対の係合部282,284が設けられるととも
に、それぞれ前記長穴178,214に、長穴178,
214の長手方向である上下方向に移動可能に嵌合され
ている。これら係合部282,284,長穴178,2
14が、第2移動ガイド板234の幅方向の自由な移動
を規制する移動規制装置ないし第2移動ガイド板234
の上下方向の移動を案内する案内装置を構成し、移動ガ
イド板嵌合穴230が第2移動ガイド板234の回転を
阻止する回転阻止装置を構成している。
【0041】係合ピン270,280の第3部材154
に嵌合された係合部274,284は、第3部材154
から突出させられるとともに、図7に示すように、カム
レバー290の一端部に形成された長穴292に嵌合さ
れている。カムレバー290は、図2および図5に示す
ように、フィーダ本体70に支持軸294により、フィ
ーダ本体70の幅方向に平行な回動軸線まわりに回動可
能に取り付けられており、長穴292はカムレバー29
0の支持軸294から延び出させられた一端部に設けら
れている。長穴292は、第1,第2移動ガイド板23
2,234の移動方向と直交する回動軸線のまわりに回
動可能に設けられているのである。カムレバー290の
他端部には、前記昇降リンク114に係合する係合部2
96が設けられており、カムレバー290は、フィーダ
本体70とカムレバー290との間に設けられた付勢手
段の一種である弾性部材たるばね部材298により、係
合部296が昇降リンク114に係合する向きに付勢さ
れている。
【0042】したがって、カムレバー290は昇降リン
ク114の昇降に伴って回動させられ、第1,第2移動
ガイド板232,234が昇降させられる。昇降リンク
114が上昇端位置に位置する状態では、カムレバー2
90は、図5に実線で示す第1回動位置に位置させら
れ、第1,第2移動ガイド板232,234は後退位置
である下降端位置に位置させられる。昇降リンク114
が下降させられれば、カムレバー290はばね部材29
8の付勢力に抗して回動させられ、二点鎖線で示す第2
回動位置へ移動させられ、第1,第2移動ガイド板23
2,234は前進位置である上昇端位置へ上昇させられ
る。係合ピン270,280は上下方向に延びる長穴2
12,214に嵌合されているため、長穴292が回動
させられるとき、長穴292に対して移動しつつ長穴2
12,214内を上下方向に直線運動させられる。昇降
リンク114が上昇させられれば、カムレバー290は
ばね部材298の付勢により昇降リンク114に追従し
て回動させられ、第1,第2移動ガイド板232,23
4は下降端位置へ下降させられる。昇降リンク114の
1回の昇降によりカムレバー290が1往復回動させら
れ、電気部品84が部品吸着ヘッド22によって1個、
取り出される毎に第1,第2移動ガイド板232,23
4が1回往復移動させられるのである。
【0043】カムレバー290の第1,第2回動位置
は、昇降リンク114の上昇端位置および下降端位置に
よって決まり、それによって第1,第2移動ガイド板2
32,234の下降端位置および上昇端位置が決まる。
長穴292は部分円弧状を成し、カムレバー290が第
1回動位置に位置する状態では、第1,第2移動ガイド
板232,234の各係合ピン270,280が同じ高
さに位置するとともに、係合ピン270,280が嵌合
された部分の間の部分が上方に凸に湾曲するように形成
されている。そのため、係合ピン270,280のカム
レバー290の回動軸線からの距離の差および長穴29
2の係合ピン270,280が係合している部分の傾斜
の違いによって第1,第2移動ガイド板232,234
の移動量が異なり、第2移動ガイド板234の方が移動
量が大きい。係合ピン280のカムレバー290の回動
軸線からの距離が係合ピン270のそれより大きく、ま
た、係合ピン280は、カムレバー290が第1回動位
置から第2回動位置へ回動させられるとき、長穴292
内を、長穴292の傾斜部を昇る側へ相対移動し、係合
ピン270は傾斜部を下る側へ相対移動するため、長穴
292の回動による上昇量が係合ピン270の方が小さ
いのである。
【0044】なお、長穴292の形状は、任意に設定が
可能である。例えば、長穴292の曲率半径を小さくす
るほど、第1移動ガイド板232と第2移動ガイド板2
34との移動量の差を大きくすることができる。但し、
曲率半径を小さくすれば、係合ピン270,280とカ
ムレバー290の長穴292の側面との間および第2,
第3部材152,154の長穴176,178,21
2,214の側面との間の摩擦力が大きくなるため、係
合ピン270,280の長穴176,178,212,
214の側面との接触部と、係合ピン270,280の
長穴292の側面との接触部とに、それぞれローラを回
転可能に嵌合し、ローラの回転により摩擦力を減少させ
ることが望ましい。
【0045】第1,第2移動ガイド板232,234
は、下降端位置に位置する状態では、傾斜面240,2
42が同じ高さに位置するように形成されており、移動
量の違いにより、第2移動ガイド板234の方が第1移
動ガイド板232より上方へ突出することとなる。本実
施形態において第1,第2移動ガイド板232,234
の下降端位置は、第1,第2移動ガイド板232,23
4がホッパ82に突出せず、その上端部が、ガイド孔2
36の上端開口近傍に位置する位置である。また、係合
ピン270,280がカムフォロワを構成し、長穴29
2がカム部を構成し、カムレバー290がカムを構成
し、これらが昇降リンク114と共に駆動装置たる移動
ガイド部材駆動装置を構成している。インデックス用サ
ーボモータ26がフィーダ12の外部であって、整列供
給装置の外部に設けられた駆動源である。本実施形態に
おいては、移動ガイド部材駆動装置が、プランジャポン
プ駆動装置142およびシャッタ駆動装置144と昇降
リンク114を共用しているのであり、フィーダ12を
簡易に構成することができる。また、これら駆動装置は
機械的に作動し、フィーダ12においては電気配線が不
要である。
【0046】本実施形態の電気部品装着機は、制御装置
310(図1参照)により制御される。制御装置310
はコンピュータを主体として構成されており、前記イン
デックス用サーボモータ26,X軸サーボモータ50等
を制御する。
【0047】以上のように構成された電気部品装着機に
おいて電気部品84のプリント配線板18への装着時に
は、X軸テーブル44が移動させられ、複数のフィーダ
12の各部品供給部が順次部品供給位置に位置決めさ
れ、電気部品装着システム14に電気部品84を供給す
る。前述のように、昇降部材140が下降させられれ
ば、シャッタ124が作用位置から退避位置へ移動させ
られ、部品吸着ヘッド22による電気部品84の取出し
が許容され、部品吸着ヘッド22が電気部品84を吸着
し、取り出すとともに、第1,第2移動ガイド板23
2,234が下降端位置から上昇端位置へ上昇させられ
る。
【0048】第1,第2移動ガイド板232,234
は、図5に二点鎖線で示すように、第2,第3部材15
2,154に対して移動し、傾斜面220〜226のガ
イド238を構成する部分を超えてホッパ82の底部2
28内へ突出させられるが、第2移動ガイド板234の
移動量の方が第1移動ガイド板232より大きく、第2
移動ガイド板234は第1移動ガイド板232に対して
も相対移動する。第2移動ガイド板234の移動速度の
方が第1移動ガイド板232より大きいのである。これ
ら第1,第2移動ガイド板232,234の移動によ
り、ホッパ82の底部228の最下端部に存在する電気
部品84が動かされ、電気部品84の詰まりやブリッジ
が解消される。また、電気部品84が長手方向が水平あ
るいは水平に近い姿勢で横たわっていても、第2移動ガ
イド板234が第1移動ガイド板232に対して上方へ
移動することにより起こされ、ガイド孔236の最狭部
内へ進入可能な姿勢、すなわち長手方向が上下方向に延
びる姿勢とされる。これら詰まりやブリッジの解消ある
いは姿勢の修正により、長手方向が上下方向となり、位
相がガイド孔236の位相と合致した電気部品84がガ
イド孔236の最狭部に進入し、重力によってシュート
80の始端部へ移動する。
【0049】電気部品84は、傾斜面220〜226や
第1,第2移動ガイド板232,234の傾斜面24
0,242により案内されてガイド孔236の最狭部に
向かって移動させられる。特に傾斜面220,224の
傾斜角度は、それらが成す角度が鋭角となる大きさとさ
れており、傾斜面220,224をガイド孔236の最
狭部に向かって移動して来た電気部品84は、傾斜面2
20,224とガイド孔236の最狭部の垂直な側面と
の境界の縁において姿勢を変えられ、ガイド孔236の
最狭部への進入を案内される。ホッパ82内にばら積み
された多数の電気部品84のうちの一部がガイド孔23
6の最狭部に向かって移動させられるのであり、それら
電気部品84が移動ガイド板232,234の移動によ
る詰まりやブリッジの解消,姿勢の修正等の助けを借り
てガイド孔236の最狭部へ導かれる。
【0050】昇降リンク114が上昇させられれば、第
1,第2移動ガイド板232,234は下降端位置へ下
降させられる。移動ガイド板232,234の下降に伴
ってガイド孔近傍の電気部品84は移動ガイド板23
2,234に追従して下降するとともに、それらガイド
板232,234の傾斜面240,242によりガイド
孔236の最狭部へ導かれる。また、第1移動ガイド板
232が第2移動ガイド板234に対して相対的に上昇
することにより、横たわり、あるいは斜めの姿勢にある
電気部品84が起こされ、ガイド孔236の最狭部への
進入が促される。
【0051】第1移動ガイド板232が上方へ移動させ
られれば、第1移動ガイド板232は突条170から離
れる方向へ移動させられるが、第1移動ガイド板232
が突条170から外れず、電気部品84は、第1移動ガ
イド板232の移動により生ずる窪みに入り込むことな
く、連続したガイド面244,174によってスムーズ
にシュート80へ導かれる。また、ガイド孔236内を
移動して来た電気部品84は、スクレーパ188のすく
い面196によりガイド面246からすくい取られ、上
下方向に移動する状態から向きを変えられ、側面190
に沿って移動させられる。第2移動ガイド板234も、
上方への移動時にスクレーパ188から外れず、電気部
品84は、第2移動ガイド板234の移動により生ずる
窪みに入り込むことなく、連続したガイド面246およ
びすくい面190に沿ってスムーズに移動させられる。
ガイド238に案内されてシュート80へ進入した電気
部品84は、シュート80内の空気が吸引されて空気の
流れが生じさせられることにより、部品供給部へ送られ
る。多数の電気部品84は、シュート80において一列
に整列させられた状態で移動させられ、部品供給部へ送
られるのである。ガイド孔236は、その横断面形状で
ある長方形の長辺がフィーダ12の長手方向に平行とな
り、短辺がフィーダ12の幅方向に平行となる状態で設
けられているため、電気部品84は、シュート80の始
端部の水平な部分を通る際には、厚さ方向が水平とな
り、幅方向が垂直となる姿勢になっているが、シュート
80が始端部と水平部86との間において90度ねじら
れているため、電気部品84は搬送の途中で姿勢を変え
られ、部品供給部へ到達するときには、図3および図4
に示すように、厚さ方向が垂直、幅方向が水平であっ
て、部品吸着ヘッド22により供給される姿勢になって
いる。
【0052】また、第1,第2移動ガイド板232,2
34が下降する際に、万一、傾斜面220〜224のガ
イド238の上面を構成する部分と第1,第2移動ガイ
ド板232,234の側面との間に電気部品84が楔効
果により噛み込まれてデッドロック状態になることがあ
っても、第1,第2移動ガイド板232,234の下降
時には、カムレバー290がばね部材298の付勢によ
り昇降リンク114に追従して回動させられるため、第
1,第2移動ガイド板232,234はデッドロック状
態になった位置に停止し、第1,第2移動ガイド板23
2,234,電気部品84の損傷が回避される。電気部
品84の噛込みは、次に第1,第2移動ガイド板23
2,234が上昇させられるときに解消される。
【0053】なお、上記実施形態においては、4つのガ
イド部材のうち、断面形状が長方形を成すガイド孔23
6の短辺を構成するガイド板232,234が移動させ
られるようになっていたが、長辺を構成する2つのガイ
ド部材を移動させるようにしてもよい。また、長辺を構
成する2つのガイド部材の一方と、短辺を構成する2つ
のガイド部材の一方とを移動させてもよい。さらに、3
つのガイド部材または4つのガイド部材を移動させても
よい。
【0054】上記実施形態においてガイドは4つの部材
から形成されていたが、2つの部材により形成してもよ
い。また、部品吸着ヘッド22によって電気部品84が
1個取り出される毎に第1,第2移動ガイド板232,
234が1回昇降させられるようになっていたが、複数
回昇降させるようにしてもよい。その例を図14ないし
図16に基づいて説明する。
【0055】本実施形態の整列供給装置を構成するガイ
ド330は、1つずつの静止ガイド部材332および移
動ガイド部材334を含む。これらガイド部材332,
334は、直方体を、2本の対角線の一方において切断
した2つの部材がそれぞれ、切り欠かれて成る。静止ガ
イド部材332は、図15に示すように、横断面形状が
直角三角形を成し、直角三角形の対辺を含む側面336
に開口するとともに長手方向(上下方向)に貫通する切
欠338が形成されている。切欠338を画定する2つ
の側面340,342の上端部はそれぞれ、上方ほど外
向きに、すなわち静止ガイド部材332の端縁に向かう
向きに部分円筒面状に湾曲させられて傾斜面344,3
46が形成されている。
【0056】移動ガイド部材334は、静止ガイド部材
332と同様に、横断面形状が直角三角形を成し、側面
350に開口し、上下方向に貫通する切欠352が形成
され、切欠352を画定する側面354,356の上端
部に傾斜面358,360が形成されている。移動ガイ
ド部材334にはまた、下端部に切欠362,364が
形成されている。切欠362は、移動ガイド部材334
の下面に開口するとともに、厚さ方向に貫通して形成さ
れ、切欠364は、移動ガイド部材334の直角な角部
を含んで形成され、移動ガイド部材334の下面に開口
するとともに、厚さ方向に貫通して形成されている。切
欠364は、横断面形状がL字形を成し、移動ガイド部
材334の横断面形状である直角三角形の直角を含む2
辺を含んで設けられているのである。移動ガイド部材3
34には更に、外面、すなわち切欠352が形成された
側とは反対側の面に係合ピン366が移動ガイド部材3
34の移動方向と直角に突設されている。
【0057】静止ガイド部材332と移動ガイド部材3
34とは、側面336,350において互いに合わされ
てガイド330を構成し、ガイド330内には、水平な
切断面による断面形状である横断面形状が長方形を成
し、上下方向に延びるガイド通路であるガイド孔370
が形成されている。上記側面340,342,354,
356がガイド孔370の4つのガイド面を構成し、傾
斜面344,346,358,360がガイド330の
上面を構成し、それら傾斜面344,346,358,
360は中心側ほど下方へ向かう向きに傾斜させられて
いる。静止ガイド部材332および移動ガイド部材33
4はそれぞれ、シュートの横断面形状である長方形に対
応する長方形の4辺の互いに隣接する2辺ずつを形成し
ている。
【0058】静止ガイド部材332および移動ガイド部
材334は、図14に示すように、シュート形成部材3
80に組み付けられる。シュート形成部材380は横断
面形状が長方形を成し、図15に示すように、中央に横
断面形状が長方形を成すシュート形成孔382が上下方
向に貫通して形成されている。シュート形成孔382の
上側の開口は、ガイド孔370の下側開口と同じ寸法に
形成され、静止ガイド部材332および移動ガイド部材
334が組み付けられたとき、側面354,356,3
40,342がシュート形成孔382の孔面と面一にな
るように(同一平面内に位置するように)形成されてい
る。シュート形成部材380の上面には、突部384,
386が上方に延び出す向きに突設されている。突部3
84,386はそれぞれ、移動ガイド部材334に形成
された切欠362,364の横断面形状に対応する横断
面形状を有し、そのシュート形成孔382側の面が、シ
ュート形成孔382の孔面と同一平面内に位置するよう
に形成されている。
【0059】静止ガイド部材332は、図14に示すよ
うに、シュート形成部材380上に載置され、図示しな
い固定手段によって固定され、移動ガイド部材334は
シュート形成部材380上に載置されるとともに、切欠
362,364が突部384,386に上下方向に移動
可能に嵌合されている。静止ガイド部材332もシュー
ト形成部材380上に載せるのみでもよい。切欠36
2,364と突部384,386とが嵌合された状態で
は、移動ガイド部材334の側面354,356と突部
384,386のガイド孔370に面する側面とが同一
平面内に位置する状態となり、また、側面340,34
2,354,356は、シュート形成孔382の孔面と
同一平面内に位置する状態となる。
【0060】本実施形態においては、切欠362,36
4および突部384,386は移動ガイド部材334が
上方へ移動させられても、嵌合が外れることのない寸法
を有し、移動ガイド部材334と突部384,386と
は、常時、上下方向において重複する部分を有し、移動
ガイド部材334からシュート形成部材380にかけて
上下方向において切れ目なく続くガイド面が形成されて
いる。前記実施形態の第1,第2移動ガイド部材23
2,234およびシュート80と同様に、移動ガイド部
材334とシュート形成部材380とは、互いに共同し
て、横断面形状が長方形のシュートの4つの側壁面のう
ちの2つの側壁面を構成し、かつ、それらシュート形成
部材380と移動ガイド部材334とが、移動ガイド部
材334の位置のいかんを問わず、2つの側壁面の各々
が少なくとも一部においてシュートの長手方向に連続す
るように互いに嵌合されているのであり、移動ガイド部
材334の切欠362,364が形成された部分および
突部384,386が、ガイド330とシュートとを接
続する接続部388であって、交替部を構成している。
移動ガイド部材334は、ガイド孔370の横断面形状
である長方形の短辺および長辺を構成しているが、いず
れの辺についても切欠と突部とが噛み合わされ、ガイド
面がシュートの長手方向である上下方向において連続す
るようにされており、また、切欠362および切欠36
4の、ガイド330の横断面形状である長方形の長辺を
構成する部分の各寸法はいずれも、電気部品の横断面形
状である長方形の長辺より小さく、切欠364の上記長
方形の短辺を構成する部分の寸法は、電気部品の短辺よ
り小さく、シュートの長手方向においても厚さ方向にお
いても電気部品が入り込む隙間や窪みが生ずることはな
く、電気部品がスムーズに移動する。
【0061】これら静止ガイド部材332,移動ガイド
部材334およびシュート形成部材380は、互いに組
み付けられた状態で、フィーダ本体に上下方向に設けら
れた嵌合凹部に嵌合される。フィーダ本体の嵌合凹部が
設けられた部分が静止したガイド保持部材を構成してい
る。これら部材332,334,380が嵌合凹部に嵌
合された状態では、シュート形成部材380に設けられ
たシュート形成孔382が、嵌合凹部の底面に開口させ
られたシュート形成通路に接続されて、シュート形成通
路と共にシュートを構成する。シュート形成通路の横断
面形状は、シュート形成孔382の横断面形状と同じ形
状,寸法に形成され、各通路面および孔面が同一平面内
に位置するように形成されており、シュート形成孔38
2とシュート形成通路とは段差なく続き、電気部品が上
記嵌合凹部の底面に衝突することなく、スムーズにシュ
ート形成孔382からシュートへ移動させられる。シュ
ート形成孔382およびフィーダ本体に設けられたシュ
ート形成通路のシュート形成孔382側の端部が、上下
方向に延びるシュートの始端部を構成している。
【0062】また、ホッパ(図示省略)はフィーダ本体
の上記嵌合凹部が設けられた部分に着脱可能に取り付け
られる。ホッパは水平な切断面による断面形状が長方形
を成し、内面を形成する4つの側面は、下方ほど互いに
接近する向きに傾斜させられており、ガイド330,シ
ュート形成部材380およびホッパがフィーダ本体に組
み付けられた状態では、ガイド330の4つの傾斜面3
44,346,358,360が、ホッパの4つの側面
の各傾斜面に隙間なく続く状態となる。ホッパの4つの
側面の各傾斜面のうち、ホッパの長手方向に隔たった2
つの傾斜面は鈍角を成し、傾斜が傾斜面344,358
より小さく、また、ホッパの幅方向に隔たった2つの傾
斜面は鋭角を成すが、傾斜は傾斜面346,360より
小さい。傾斜面342,344,358,360は部分
円筒面状に湾曲させられており、その傾斜角度はホッパ
の底面の傾斜角度、すなわちホッパの内面を形成する4
つの側面の各傾斜面の傾斜角度より大きく、また、ガイ
ド孔370側、すなわちシュート側においてはホッパ側
より大きい。さらに、ホッパの4つの側面の各傾斜面に
より形成され、ガイド孔370に臨む開口がホッパの出
口を構成している。
【0063】移動ガイド部材334の外面に突設された
係合ピン366は、図16に概略的に示すように、カム
の一種である回転カムたる板カム390に係合させられ
ている。板カム390は図示しないフィーダ本体に、回
動軸391により移動ガイド部材334の移動方向と直
角で、フィーダの幅方向に延びる軸線まわりに回動可能
に取り付けられるとともに、ギヤ392が同心かつ相対
回転不能に設けられており、ギヤ392はセクタギヤ3
94に噛み合わされている。セクタギヤ394は、フィ
ーダ本体に、支持軸396によりフィーダの幅方向に延
びる軸線まわりに回動可能に取り付けられたレバー39
8と一体に設けられ、レバー398の回動軸線を中心と
して設けられている。レバー398は、上記実施形態の
カムレバー290と同様に、昇降リンクの昇降により正
逆両方向に回動させられる。
【0064】板カム390の外周面はカム面404を構
成し、カム面404は、カム面404を画定する基礎円
に対して、板カム390が正逆いずれの方向に回動させ
られる場合にも、回動軸線からの距離が漸増した後、漸
減する突部406を1つ有している。係合ピン366は
図示しない付勢手段の一種である弾性部材たるばね部材
により、カム面404に係合する向きに付勢されてい
る。
【0065】昇降リンクが下降させられれば、レバー3
98は正方向(図16においては反時計方向)に回動さ
せられ、セクタギヤ394,ギヤ392の噛合いにより
板カム390が正方向(図16においては時計方向)へ
回動させられ、突部406が係合ピン366をばね部材
の付勢力に抗して上昇させた後、下降を許容する。それ
により移動ガイド部材334が1回、上下方向に往復動
させられる。また、突部406は、図16に二点鎖線で
示すように、係合ピン366に対して板カム390の回
動前とは反対側に位置する状態となる。移動ガイド部材
334は、上昇により、ホッパのガイド孔370に臨む
開口(出口)を通ってホッパ内に突出する前進位置(上
昇端位置)へ移動させられ、電気部品を移動させ、詰ま
りやブリッジを解消するとともに、電気部品の姿勢をガ
イド孔に進入可能な立ち上がった姿勢に変更する。ま
た、移動ガイド部材334は、下降により、ホッパの出
口を通って後退位置(下降端位置)へ移動させられる。
本実施形態において移動ガイド部材334の後退位置
は、ホッパ内から退出してホッパの下側に位置し、傾斜
面358,360がホッパの底部の傾斜面に隙間なく続
く状態となる位置であり、この位置において静止ガイド
部材332と同じ高さに位置する状態となる。
【0066】昇降リンクの上昇時には、レバー398が
逆方向(図16においては時計方向)に回動させられ、
板カム390が逆方向(図16においては反時計方向)
へ回動させられ、係合ピン366が突部406を乗り越
え、移動ガイド部材334が1回、上下方向に往復動さ
せられる。本実施形態においては、電気部品が1個供給
される毎に移動ガイド部材334が2回往復動させられ
るのであり、移動ガイド部材334が排出促進部材を構
成し、係合ピン366がカムフォロワを構成し、板カム
390,ギヤ392,セクタギヤ394およびレバー3
98が運動変換装置を構成し、被駆動部材たる往復移動
部材である昇降リンクと共に移動ガイド部材334を複
数回往復させる駆動装置を構成している。本実施形態の
整列供給装置は、〔発明が解決しようとする課題,課題
解決手段および効果〕の項に記載の(35)項の実施形態で
あり、請求項15の実施形態である。なお、ギヤ392
とセクタギヤ394とのギヤ比は、昇降リンクの下降時
あるいは上昇時にレバー398が正方向あるいは逆方向
に回動させられる間に、板カム390が、係合ピン36
6が突部406を乗り越えるのに十分な角度、回動する
大きさに設定されている。
【0067】なお、板カム390には突部406が1個
設けられていたが、複数個設け、板カム390が一方
向、すなわち正方向あるいは逆方向に回動させられる間
に移動ガイド部材を複数回往復動させるようにしてもよ
い。
【0068】また、ガイドが3つ以上の部材、例えば4
つの部材により形成され、少なくとも2つの部材が移動
ガイド部材とされる場合にも同様に、電気部品が1個供
給される間に移動ガイド部材を複数回往復動させてもよ
い。
【0069】上記各実施形態において駆動源は整列供給
装置の外部に設けられていたが、フィーダに設けてもよ
い。その例を図17に基づいて説明する。本実施形態の
整列供給装置のガイドは、図示は省略するが、図1ない
し図13に示す実施形態の前記フィーダ12の整列供給
装置のガイド238と同様に、2つずつの静止ガイド部
材および移動ガイド部材を含み、移動ガイド部材にはそ
れぞれ係合ピン420,422が移動ガイド部材の移動
方向と直交する方向に設けられている。
【0070】図示しないフィーダ本体には、回転カムの
一種である偏心カム426,428が回転軸430,4
32により、移動ガイド部材の移動方向と直交し、水平
な軸線まわりに回転可能に取り付けられており、係合ピ
ン420,422は図示しない付勢手段の一種である弾
性部材たるばね部材により、偏心カム426,428の
カム面434,436に係合する向きに付勢されてい
る。偏心カム426,428には、ウォームホイール4
40,442が同心かつ相対回転不能に設けられるとと
もに、ウォーム444に噛み合わされている。ウォーム
444は、フィーダ本体に設けられた駆動源の一種であ
る電動モータであって、電動回転モータたるサーボモー
タ446により回転させられ、それによりウォームホイ
ール440,442、すなわち偏心カム426,428
が同方向に同速度で回転させられる。サーボモータ44
6は、前記インデックス用サーボモータ26等を制御す
る制御装置310により制御される。
【0071】偏心カム426,428は同じものであ
り、2つの移動ガイド部材は、偏心カム426,428
の回転により上下方向において同じ量、移動させられる
が、係合ピン420,422はカム面434,436の
180度位相を異にする部分に係合させられ、移動方向
が逆になるようにされている。本実施形態において2つ
の移動ガイド部材は同じ形状,寸法を有し、2つの移動
ガイド部材の一方が前進位置である上昇端位置に位置し
てホッパ内に突出する状態では、他方が後退位置である
下降端位置に位置し、ホッパから退出した状態となる。
この状態が偏心カム426,428の原位置であり、偏
心カム426,428が360度回転させられる毎に、
2つの移動ガイド部材が同時に逆向きに1回ずつ昇降さ
せられる。
【0072】2つの移動ガイド部材の非作動時には、偏
心カム426,428は原位置にあり、この状態からサ
ーボモータ446によってウォーム444が回転させら
れれば、ウォームホイール440,442が回転させら
れ、偏心カム426,428が回転させられるとともに
係合ピン420,422が上下方向において同時にかつ
互いに逆向きに移動させられる。それにより2つの移動
ガイド部材が昇降させられ、交互にホッパ内に突出させ
られて電気部品を動かす。
【0073】サーボモータ446は、電気部品が1個供
給される間に、偏心カム426,428を複数回回転さ
せ、2つの移動ガイド部材をそれぞれ複数回往復移動さ
せる量、作動させられる。そのため、電気部品がガイド
内に進入する機会が多く、より確実に供給される。本実
施形態においては、制御装置のサーボモータ446を制
御し、電気部品を1個、部品供給部に位置決めし、供給
する間に、移動ガイド部材を複数回往復移動させる部分
が駆動制御装置を構成している。
【0074】図14ないし図16に示す実施形態におけ
るように、ガイドを1つずつの固定ガイド部材および移
動ガイド部材を含むものとする場合にも、図17に示す
整列供給装置と同様に駆動源を整列供給装置に設け、供
給対象物を1個供給する間に移動ガイド部材が複数回往
復移動させられるようにしてもよい。
【0075】本発明の更に別の実施形態を図18ないし
図25に基づいて説明する。本実施形態は、ホッパ内の
電気部品をシュートへ導くガイドを3つの部材により構
成し、それら3つの部材のうちの2つの部材を移動ガイ
ド部材とするとともに、移動方向を逆にしたものであ
る。
【0076】本実施形態の整列供給装置においてシュー
ト470は、図22に示すように、シュート形成部材の
一種である筒状部材たる角パイプにより構成されてい
る。シュート470は、電気部品84の横断面形状であ
る長方形に対応した長方形の横断面形状を有し、フィー
ダ本体472を構成する第1部材474の上面上に載置
されるとともに、複数の押さえ部材476(図22には
1個のみ図示されている)により浮き上がりを防止され
ている。
【0077】シュート470のホッパ側の端部である始
端部は、湾曲させられて第1部材474の上面から垂直
に延び出させられるとともに、後述するガイド孔に接続
され、末端部は第1部材474の上面上に水平に設けら
れ、第1部材474に設けられた部品供給部に至る通路
に接続されている。シュート470の始端部と末端部と
の間の部分は90度ねじられ、シュート470は、始端
部側では、横断面形状である長方形の長辺がフィーダの
長手方向に平行、短辺がフィーダの幅方向に平行とな
り、末端部では、長辺がフィーダの幅方向に平行、短辺
が垂直となるようにされている。それにより、電気部品
84の搬送姿勢(回転位相)が、始端部側と部品供給部
側とで90度変えられ、部品供給部においては、電気部
品84の厚さ方向が垂直、幅方向が水平とされる。シュ
ート470の始端部と末端部との間において90度ねじ
られた部分が、方向変換装置たる方向変換部ないし方向
転換部478を構成している。
【0078】本実施形態の整列供給装置を構成するホッ
パ480は、図19ないし図21に示すように、前記ホ
ッパ82と同様に、第1部材482,第2部材484お
よび第3部材486が互いに組み付けられて成り、組付
け後は一体のホッパ480として機能する。ホッパ48
0は、水平な切断面による断面形状が長方形をなし、長
手方向が、本実施形態の整列供給装置を備えたフィーダ
の長手方向に平行に設けられている。第1部材482の
内面は、4つの垂直な側面488,490,492,4
94により構成され、フィーダの長手方向に隔たった2
つの側面490,494の下部は、下方ほど互いに接近
する向きに傾斜させられている。
【0079】第2部材484は、図20に示すように板
状を成し、上面に突部498が突設されるとともに、図
19および図20に示すように、突部498の上面と、
第2部材484の第3部材486に組み付けられる側の
垂直面である組付面500とに開口し、水平な切断面に
よる断面形状が長方形である切欠502が設けられてい
る。切欠502の横断面形状である長方形は、フィーダ
の長手方向において長く、切欠502を確定する3つの
面は、下方ほど互いに接近する向きに傾斜する平面状の
傾斜面504,506,508とされている。また、第
2部材484には、ホッパ480の長手方向において中
央に位置する傾斜面506と組付面500とに開口し、
横断面形状が長方形をなし、上下方向に貫通する切欠5
10が形成されている。さらに、第2部材484の組付
面500には、図19および図20に示すように、切欠
502より下側の部分に、組付面500に直角で上向き
の位置決め面512が形成されている。
【0080】第3部材486は、図20に示すようにブ
ロック状を成し、第2部材484より厚く、上面の長手
方向の中間部に突部518が突設されるとともに、突部
518の上面と、第2部材484に組み付けられる側の
垂直面である組付面520とに開口し、水平な切断面に
よる断面形状が長方形の切欠522が形成されている。
切欠522の横断面形状である長方形は、フィーダの長
手方向に長く、切欠522を画定する3つの面は、図1
9および図20に示すように、下方ほど互いに接近する
向きに傾斜する平面状の傾斜面524,526,528
とされており、第2部材484の切欠510より深く、
かつ幅広く形成されている。切欠522は、その下端縁
が、切欠502の下端縁より下側に位置するように設け
られているのである。
【0081】切欠522を画定する傾斜面524,52
6,528のうち、ホッパ480の長手方向であって、
フィーダの長手方向に隔たった2つの傾斜面524,5
28は、図19に示すように、第2部材484の傾斜面
504,508と同一平面内に位置するように形成さ
れ、傾斜面526の傾斜角度は、第2部材484の傾斜
面506より小さくされている。また、横断面形状が長
方形をなし、組付面520に開口し、上下方向に貫通す
る切欠530が形成されており、さらに、切欠522の
下側には、組付面520に直角で下向きの位置決め面5
32が形成されている。
【0082】第2部材484と第3部材486とは、位
置決め面512上に位置決め面532が載せられて上下
方向に位置決めされるとともに、突部498,518が
合わされ、第1部材482に組み付けられている。第
2,第3部材484,486が互いに組み付けられるこ
とにより、切欠502,522が合わされてホッパ48
0の底部540が構成されている。傾斜面504,50
6,508,524,526,528の第1部材482
側の部分がホッパ480の底面を構成し、第2,第3部
材484,486の第1部材482側の部分がホッパ4
80の底部540を構成している。底部540は、上方
ほど断面積が増大する漏斗状を成す。
【0083】また、第2部材484と第3部材486と
の間には、図21に示すように、切欠510,530が
合わされて、上下方向に延びる移動ガイド部材嵌合穴5
44が形成されている。移動ガイド部材嵌合穴544
は、横断面形状、すなわち水平な切断面による断面形状
が長方形をなし、上記傾斜面504,506,508,
524,526,528により画定される空間に開口
し、第1移動ガイド部材546および第2移動ガイド部
材548がそれぞれ上下方向に移動可能に嵌合されてい
る。なお、図19においては、第1,第2移動ガイド部
材546,548を図示するために、第3部材486の
図示が省略されている。
【0084】前記シュート470は、前述のように、長
方形の横断面形状を有し、第1移動ガイド部材546
は、その長方形の互いに隣接する長辺と短辺との1つず
つをそれぞれ形成する長辺形成部554および短辺形成
部556を有する。長辺形成部554は、図19および
図21に示すように、第2部材484に形成された切欠
510の幅および深さ(厚さ)と同じ幅および厚さを有
し、移動ガイド部材嵌合穴544の切欠510により構
成される部分に嵌合され、短辺形成部556は、長辺形
成部554より幅が短く、厚さは第3部材486に設け
られた切欠530の深さと同じにされ、移動ガイド部材
嵌合穴544の切欠530により構成される部分に嵌合
されている。
【0085】長辺形成部554の上面は、図20に示す
ように、第3部材486から離れるほど、上方へ傾斜す
る傾斜面558が設けられている。短辺形成部556
は、長辺形成部548の傾斜面558の下側に一体に設
けられ、図19に示すように、上面は、ホッパ480の
底面を構成する傾斜面494,504と同じ向きに2段
階に傾斜させられ、傾斜面560,562が形成されて
いる。ホッパ480に近い側の傾斜面560の傾斜角度
は、傾斜面494,504よりやや大きくされ、ホッパ
480から遠い側の傾斜面562の傾斜角度は傾斜面5
60より大きくされている。
【0086】第2移動ガイド板548は板状をなし、シ
ュート470の横断面形状に対応する長方形の他の短辺
を形成し、短辺形成部556と同じ厚さを有する。第2
移動ガイド板548の幅は、第1移動ガイド板546の
長辺形成部554より短く、第3部材486の切欠53
0に、短辺形成部556との間に、上記長方形の長辺と
同じ大きさの隙間を残して移動可能に嵌合されている。
第2移動ガイド板548の上面は、ホッパ480の底面
を構成する傾斜面494,508と同じ向きに2段階に
傾斜させられ、傾斜面566,568が形成されてい
る。ホッパ480に近い側の傾斜面566の傾斜角度
は、傾斜面494,508よりやや大きくされ、ホッパ
480から遠い側の傾斜面568の傾斜角度は傾斜面5
66より大きくされている。本実施形態においては、傾
斜面566,568の傾斜角度はそれぞれ、短辺形成部
556に設けられた傾斜面560,562の傾斜角度と
等しくされている。
【0087】第3部材486は静止ガイド部材を構成
し、シュートの横断面形状である長方形の残りの長辺を
形成し、第1,第2移動ガイド板546,548,第2
部材484および第3部材486により、横断面形状が
長方形を成し、その長方形の長辺がフィーダの長手方向
に平行となるとともに、上下方向に延びるガイド孔57
0が形成され、これら第1,第2移動ガイド板546,
548,第2部材484および第3部材486がガイド
572を形成している。ガイド572の上面は、第3部
材486に形成された傾斜面524,526,528の
第1部材482とは反対側の部分,第1移動ガイド板5
46の長辺形成部554の傾斜面558,短辺形成部5
56の傾斜面560,562,第2移動ガイド板548
の傾斜面566,568により構成され、ホッパ480
の底面と同じ向きに傾斜させられている。
【0088】ガイド572はシュート470の横断面形
状に対応する長方形の4辺をそれぞれ形成する4部分を
備え、長辺形成部554および第3部材486が第1組
を構成し、短辺形成部550および第2移動ガイド部材
548が第2組を構成し、長辺形成部554の傾斜面5
58に続き、フィーダの長手方向に平行で垂直な面およ
び第3部材486の切欠530の底面であって、フィー
ダの長手方向に平行で垂直な面がそれぞれ、上記長方形
の互いに対向する2つの長辺である第1辺をそれぞれ含
み、ガイド572の軸方向に平行な第1平面である第1
垂直ガイド面574,576を構成し、長辺形成部55
4,第3部材486にそれぞれ形成された傾斜面であっ
て、第1垂直ガイド面574,576の上端に設けられ
た傾斜面558,526が第1傾斜面を構成している。
長辺形成部554は第1平面たる第1垂直ガイド面57
4および第1傾斜面たる傾斜面558を備え、第3部材
486は第1平面たる第1垂直ガイド面576および第
1傾斜面たる傾斜面526を備えているのである。
【0089】また、短辺形成部556の傾斜面560,
562に続き、フィーダの幅方向に平行で垂直な面およ
び第2移動ガイド板548の傾斜面566,568に続
き、フィーダの幅方向に平行で垂直な面が、上記長方形
の互いに対向する2つの短辺である第2辺をそれぞれ含
み、ガイド572の軸方向に平行な第2平面である第2
垂直ガイド面578,580を構成し、短辺形成部55
6,第2ガイド部材548にそれぞれ形成された傾斜面
560,562,566,568が、第2垂直ガイド面
578,580の上端に形成された第2傾斜面を構成し
ている。短辺形成部556は、第2平面たる第2垂直ガ
イド面578および第2傾斜面たる傾斜面560,56
2を備え、第2移動ガイド板548は、第2平面たる第
2垂直ガイド面580および第2傾斜面たる傾斜面56
6,568を備えているのである。上記2つずつの第1
垂直ガイド面574,576および第2垂直ガイド面5
78,580により、ガイド孔570の寸法が最小であ
って、シュート470の横断面形状である長方形と等し
く、シュート470に連なる最狭部590が構成されて
いる。
【0090】第1移動ガイド部材546には、図18な
いし図20に示すように、係合ピン600が嵌合され、
固定されている。係合ピン600は、第1移動ガイド部
材546の移動方向と直交する姿勢で嵌合され、固定さ
れており、その両端部は、それぞれ、長辺形成部55
4,短辺形成部556から突出させられ、係合部60
2,604を構成している。短辺形成部554から第3
部材486側へ突出させられた係合部604は、スリー
ブ606を備えるとともに、カムレバー608に形成さ
れた長穴610に相対移動可能に嵌合されている。カム
レバー608は、前記実施形態のカムレバー290と同
様に、昇降リンクの昇降に伴って回動させられ、それに
より第1移動ガイド部材546が上下方向に移動させら
れる。なお、第3部材486には長穴612が形成さ
れ、係合部604は長穴612に上下方向に相対移動可
能に嵌合されている。
【0091】長辺形成部554から突出させられた係合
部602は、第2部材484に形成された長穴614に
上下方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、揺動部
材たる揺動板620に形成された長穴622に相対移動
可能に嵌合されている。揺動板620は円形をなし、第
2部材484に設けられた円形断面の嵌合穴624に嵌
合されるとともに、第2部材484に突設された軸部6
26に回転可能に嵌合され、ガイド572の軸方向と直
交する回動軸線まわりに回動可能に支持されている。長
穴622は、揺動板620に半径方向に形成されてい
る。また、長辺形成部554には、軸部626との干渉
を避けるための長穴628が形成されている。なお、揺
動板620は、前記実施形態の第3部材74に相当する
フィーダ構成部材(図示省略)により覆われ、嵌合穴6
24からの抜出しを防止されている。
【0092】第2移動ガイド部材548にも、図19な
いし図21に示すように、係合ピン630が、第2移動
ガイド部材548の移動方向と直交する向きに嵌合さ
れ、固定されている。係合ピン630の両端部はそれぞ
れ、第2移動ガイド部材548から突出させられて係合
部632,634を構成しており、第3部材486側へ
突出させられた係合部634は、スリーブ635を備え
るとともに、第3部材486に形成された上下方向に延
びる長穴636に相対移動可能に嵌合されている。ま
た、第2部材484側へ突出させられた係合部632
は、第1移動ガイド部材546の長辺形成部554に形
成された長穴638を通り、第2部材484に形成され
た長穴640に相対移動可能に嵌合されるとともに、前
記揺動板620に形成された別の長穴642に嵌合され
ている。この長穴642と、揺動板620に形成された
前記長穴622とは、直径方向に隔たった位置に形成さ
れている。また、第1移動ガイド部材546の揺動板6
20に対する係合位置と、揺動板620の回動軸線との
間の距離と、第2移動ガイド部材548の揺動板620
に対する係合位置と、揺動板620の回動軸線との間の
距離とは等しくされている。
【0093】したがって、カムレバー608が回動させ
られれば、第1移動ガイド部材546が昇降させられる
とともに、揺動板620が正逆両方向に回動させられ、
それにより第2移動ガイド部材548が、第1移動ガイ
ド部材546とは逆方向に同速度で同距離昇降させられ
る。本実施形態においては、揺動板620が、カムフォ
ロワを構成する係合ピン600,630,カムを構成す
るカムレバー608等と共に駆動装置を構成している。
【0094】このように第1,第2移動ガイド部材54
6,548が互いに逆向きに移動させられるとき、傾斜
面560,566は、その上部が、図19に示すよう
に、第3部材486の傾斜面526と第1垂直ガイド面
576との境界646より上側に位置する状態になった
り、下側に位置する状態になったりするが、傾斜面56
0,566の、第1,第2移動ガイド部材546,54
8の移動中に、第1,第2移動ガイド部材546,54
8の位置の如何を問わず、2つの第1平面である第1垂
直ガイド面574,576の間に位置する部分と、その
部分に、シュート470の横断面形状に対応する長方形
の長辺に平行な方向において対向する部分との間隔の最
大値が、本実施形態では、長辺の長さのほぼ8倍とされ
ている。
【0095】なお、シュート470は、シュート接続部
650(図22参照)によってガイド572に接続され
ており、詳細な図示および説明は省略するが、本実施形
態においても、上記各実施形態におけると同様に、ガイ
ド孔570のシュート470側の端部とシュート470
の始端部との間に接続部が設けられ、第1,第2移動ガ
イド部材546,548が昇降させられても、シュート
470の長手方向において切れ目なく連続した側面が得
られ、電気部品84がガイド孔570からシュート47
0へスムーズに移動するようにされている。
【0096】本実施形態においては、前記実施形態にお
けると同様に、部品吸着ヘッドによるフィーダからの電
気部品84の取出しと連動して第1,第2移動ガイド部
材546,548が移動させられ、電気部品84がシュ
ート470へ導かれる。電気部品84の供給が行われな
い状態では、カムレバー608は、図19に示すように
第1回動位置に位置し、第1移動ガイド部材546は下
降端位置に位置し、第2移動ガイド部材548は上昇端
位置に位置する。そして、カムレバー608が、図23
に示すように第2回動位置へ回動させられれば、第1移
動ガイド部材546が上方へ移動させられる。第1移動
ガイド部材546の上昇と共に揺動板620が、図18
に実線の矢印で示す方向へ回動させられ、第2移動ガイ
ド部材548が下方へ移動させられる。そして、カムレ
バー608が、第2回動位置から第1回動位置へ回動さ
せられるとき、第1移動ガイド部材546が下降させら
れるとともに、揺動板620が逆方向(図18に破線の
矢印で示す方向)へ回動させられ、第2移動ガイド部材
548が上昇させられる。
【0097】このように第1,第2移動ガイド部材54
6,548は互いに逆方向に移動させられるため、図2
4(a)に示すように、第1移動ガイド板546が上昇
してホッパ480の底部540,ガイド孔570の上部
内の電気部品84を持ち上げるとき、第2移動ガイド部
材548が下降する。第2移動ガイド部材548は、下
降により自身の上方に積極的にスペースを生じさせるた
め、周辺の電気部品84が容易にそのスペース側へ動く
ことができ、ブリッジが解消され易くなるとともに、上
昇する第1移動ガイド板546により電気部品84に加
えられる力が小さくて済み、電気部品84の損傷が良好
に回避される。また、長手方向が水平あるいは水平に近
い姿勢で横たわっている電気部品84があっても、ガイ
ド孔570の最狭部590に進入可能な姿勢に起こされ
る。図24(b)に示すように、第1移動ガイド板54
8が下降し、第2移動ガイド板548が上昇させられる
ときも同様である。
【0098】そして、ホッパ480の底部540の最下
端部の電気部品84は、下方へ移動するにつれて、傾斜
面526,558,560,562,566,568に
案内されて、ガイド孔570の最狭部590へ導かれ、
最狭部590へ進入した電気部品84は重力によりシュ
ート470へ移動させられる。傾斜面560,562,
566,568は、第1垂直ガイド面574,576の
間に位置する状態において電気部品84を確実に案内す
るが、傾斜面560,562,566,568の、第
1,第2移動ガイド部材546,548の移動中に、第
1,第2移動ガイド部材546,548の位置の如何を
問わず、第1垂直ガイド面574,576の間に位置す
る部分と、その部分に、シュート470の横断面形状に
対応する長方形の長辺に平行な方向において対向する部
分との間隔は、その長辺のほぼ8倍とされていて広く、
電気部品84が第1垂直ガイド面574,576の間へ
入り易く、最狭部590へ進入し易い。
【0099】さらに、図25に示すように、ガイド孔5
70の上部は、第2部材484の垂直な組付面500
と、第3部材486の組付面500に対して傾斜した傾
斜面562とを含んで構成されており、電気部品84は
垂直方向と傾斜方向とから最小部590に向かって移動
させられるため、互いの下方への移動を妨げ難い。
【0100】さらに、第1,第2移動ガイド部材54
6,548は、移動方向が逆にされているため、移動距
離を小さくすることができ、第1,第2移動ガイド部材
546,548の移動による電気部品84の移動速度が
小さくて済み、部品吸着ヘッドによる電気部品84の取
出しタイミングに対して、電気部品84を遅れなく、部
品供給部に位置させるようにすることが容易であり、ま
た、電気部品84の損傷がより良好に回避される。
【0101】本発明の更に別の実施形態を図26ないし
図32に基づいて説明する。本実施形態は、ホッパ内の
電気部品をシュートへ導くガイドを4つの部材により構
成し、それら4つの部材のうちの3つの部材を移動ガイ
ド部材とするとともに、シュートの横断面形状に対応す
る長方形の長辺を形成する移動ガイド部材と短辺を形成
する2つの移動ガイド部材との移動方向を逆にしたもの
である。その他の構成は、図18ないし図25に示す実
施形態と同じであり、同じ作用をなす構成要素には同一
の符号を付して対応関係を示し、説明を省略する。
【0102】第2,第3部材484,486が組み付け
られて成る移動ガイド部材嵌合穴544には、図29に
示すように、それぞれ移動ガイド部材たる第1,第2,
第3の移動ガイド板700,702,704が上下方向
に移動可能に嵌合されている。第1移動ガイド板700
は、移動ガイド部材嵌合穴544を形成する切欠510
の幅および深さと同じ幅および厚さを有し、切欠510
に嵌合されている。第1移動ガイド板700は、シュー
トの横断面形状に対応する長方形の長辺の1つを形成
し、第1移動ガイド板700の上面は、第3部材486
から離れるほど、上方へ傾斜させられた傾斜面706と
されている。
【0103】第2移動ガイド板702は、上記長方形の
短辺の1つを形成し、図27および図29に示すよう
に、その幅は、移動ガイド部材嵌合穴544の幅より小
さく、切欠510と共に移動ガイド部材嵌合穴544を
形成する切欠530の深さと同じ厚さを有し、その切欠
530に嵌合されている。第2移動ガイド板702の上
面は、2段階に傾斜させられて2つの傾斜面708,7
10が形成されている。第3移動ガイド板704も同様
に、上記長方形の短辺の1つを形成し、その幅は、移動
ガイド部材嵌合穴544の幅より小さく、切欠530の
深さと同じ厚さを有し、第2移動ガイド板702との間
に、上記長方形の長辺と同じ大きさの隙間を残して切欠
530に嵌合されている。第3移動ガイド板704の上
面は、2段階に傾斜させられて2つの傾斜面712,7
14が形成されている。
【0104】第3部材486が、静止ガイド部材を構成
し、上記長方形の別の長辺を形成し、第1,第2,第3
の移動ガイド板700,702,704が移動ガイド部
材嵌合穴544に嵌合されることにより、横断面形状が
長方形をなし、その長方形の長辺がフィーダの長手方向
に平行となり、上下方向に延びるガイド孔720が形成
され、第2,第3部材484,486,第1,第2,第
3の移動ガイド板700,702,704がガイド72
2を構成している。ガイド722の上面は、傾斜面52
4,526,528の第1部材482とは反対側の部
分,第1ないし第3の各移動ガイド板700,702,
704の傾斜面706〜714により構成され、ホッパ
480の底面と同じ向きに傾斜させられている。
【0105】本実施形態では、ガイド722がシュート
の横断面形状である長方形に対応する長方形の4辺をそ
れぞれ形成する4部分を備え、第1移動ガイド板700
および第3部材486が第1組を構成し、第2,第3移
動ガイド板材702,704が第2組を構成し、第1移
動ガイド板700の傾斜面706に続き、フィーダの長
手方向に平行で垂直な面および第3部材486の切欠5
30の底面であって、フィーダの長手方向に平行で垂直
な面が、上記長方形の互いに対向する2つの長辺である
第1辺をそれぞれ含み、ガイド722の軸方向に平行な
第1平面である第1垂直ガイド面724,726を構成
し、第1移動ガイド板700,第3部材486にそれぞ
れ形成された傾斜面706,524,526,528が
第1傾斜面を構成している。第1移動ガイド板700
は、第1平面たる第1垂直ガイド面724,第1傾斜面
たる傾斜面706を備え、第3部材486は、第1平面
たる第1垂直ガイド面726および第1傾斜面たる傾斜
面524,526,528を備えているのである。
【0106】また、第2移動ガイド板702の傾斜面7
08,710に続き、フィーダの幅方向に平行で垂直な
面および第3移動ガイド板704の傾斜面712,71
4に続き、フィーダの幅方向に平行で垂直な面が、上記
長方形の互いに対向する2つの短辺である第2辺をそれ
ぞれ含み、ガイド722の軸方向に平行な第2平面であ
る第2垂直ガイド面728,730を構成し、第2,第
3移動ガイド板702,704にそれぞれ形成された傾
斜面708〜714が第2傾斜面を構成している。第2
移動ガイド板702は、第2平面たる第2垂直ガイド面
728および第2傾斜面たる傾斜面708,710を備
え、第3移動ガイド板704は、第2平面たる第2垂直
ガイド面730および第2傾斜面たる傾斜面712,7
14を備えているのである。そして、上記2つずつの第
1垂直ガイド面724,726および第2垂直ガイド面
728,730により、ガイド孔720の寸法が最小で
あって、シュートの横断面形状である長方形と等しく、
シュートに連なる最狭部738が構成されている。
【0107】第2移動ガイド板702には、図26ない
し図28に示すように、係合ピン740が第1移動ガイ
ド板700とは逆向きであって、第2移動ガイド板70
2の移動方向と直交する向きに突設され、係合部が設け
られている。係合ピン740は、図27に示すように、
カムレバー742に設けられた長穴744に相対移動可
能に嵌合されており、カムレバー742の回動により第
2移動ガイド板702が昇降させられる。第3部材48
6には長穴746が設けられ、係合ピン740が上下方
向に相対移動可能に嵌合されている。
【0108】第1移動ガイド板700には、図28およ
び図29に示すように、係合ピン750が第2移動ガイ
ド板702側とは逆向きであって、第1移動ガイド板7
00の移動方向と直交する方向に嵌合されるとともに固
定され、係合部が設けられている。係合ピン750は、
第2部材484に設けられた長穴751に上下方向に相
対移動可能に嵌合されるとともに、揺動部材たる円板状
の揺動板752に形成された長穴754に相対移動可能
に嵌合されている。揺動板752は、第2部材484に
突設された軸部756に回転可能に嵌合され、ガイド7
22の軸方向と直交する回動軸線のまわりに回動可能に
支持されている。
【0109】第3移動ガイド板704には、図26およ
び図29に示すように、係合ピン760が、第3移動ガ
イド板704の移動方向と直交する向きに嵌合され、固
定されている。係合ピン760の両端部はそれぞれ、第
3移動ガイド板704から突出させられ、係合部76
2,764が設けられており、第1移動ガイド板700
側とは反対側へ突出させられた係合部764は、第3部
材486に形成された長穴766に上下方向に相対移動
可能に嵌合されるとともに、前記カムレバー742に形
成された別の長穴768に相対移動可能に嵌合されてい
る。係合部762は、第1移動ガイド板700に形成さ
れた長穴770を通り、第2部材484に形成された長
穴772に相対移動可能に嵌合されるとともに、揺動板
752に形成された別の長穴774に相対移動可能に嵌
合されている。長穴754,774は揺動板752の直
径方向に隔たった位置に半径方向に形成されており、ま
た、第3移動ガイド部材704の揺動板752への係合
位置と、揺動板752の回動軸線との間の距離と、第1
移動ガイド部材700の揺動板752への係合位置と、
揺動板752の回動軸線との間の距離とは等しくされて
いる。
【0110】それにより、カムレバー742が回動させ
られれば、第2,第3移動ガイド板702,704が同
時に同方向へ移動させられるとともに、第1移動ガイド
板700が逆方向に移動させられる。第2,第3移動ガ
イド板702,704の傾斜面708,712は、図2
7および図30に示すように、第2,第3移動ガイド板
702,704が移動させられるとき、上部が、第3部
材486の傾斜面524,526,528と第1垂直ガ
イド面726との境界780側の上側に位置したり、下
側に位置したりする。本実施形態において境界780
は、図27に示すように、第1垂直ガイド面726を含
む平面内において傾斜面524,528の傾斜と同じ角
度で傾斜する2つの傾斜部と、それら傾斜部の間の水平
部とを含み、第1垂直ガイド面726の上端部は、シュ
ートの横断面形状である長方形の長辺に平行な両端にそ
れぞれ、上方ほど面積が減少する三角形状の部分を有す
る。そして、傾斜面708,712の、第1,第2,第
3移動ガイド板700,702,704の移動中に、そ
れら移動ガイド板700,702,704の位置の如何
を問わず、第1垂直ガイド面724,726の間に位置
する部分と、その部分に、上記長方形の長辺に平行な方
向において対向する部分との間隔の最大値が、本実施形
態では、長辺の長さのほぼ11倍とされている。
【0111】本実施形態においては、カムレバー742
の回動により、第2,第3移動ガイド板702,704
が直接昇降させられ、第3移動ガイド板704の昇降運
動が揺動板752を介して第1移動ガイド板700に伝
達されて、第1移動ガイド板700が第2,第3移動ガ
イド板702,704とは逆方向に移動させられる。第
1移動ガイド板700は、移動速度は、第3移動ガイド
板704と同じである。第1移動ガイド板700が下降
した状態では、第2部材484が代わって電気部品84
を案内する。これら第1,第2,第3移動ガイド板70
0,702,704の移動によりブリッジを崩され、姿
勢を修正された電気部品84は、図31および図32に
示すように、傾斜面526等により案内され、ガイド孔
720の最狭部738へ進入する。
【0112】また、カムレバー742の回動軸線と、第
2,第3移動ガイド板702,704のカムレバー74
2に対する各係合位置との距離が異なり、第2,第3移
動ガイド板702,704は、移動方向は同じである
が、移動距離,移動速度が、第3移動ガイド板704の
方が第2移動ガイド板702より大きくされている。そ
のため、第2,第3移動ガイド板702,704の上昇
時に、図31(b)に示すように、移動速度が大きい方
の第3移動ガイド板704が、小さい方の第2移動ガイ
ド板702より大きく上昇し、第2,第3移動ガイド板
702,704の上方にある電気部品84中へ、電気部
品84を、第2移動ガイド板702側へ押しやりつつ進
入することとなり、ブリッジを崩し易い。また、第2,
第3移動ガイド板702,704の下降時には、図31
(a)に示すように、移動速度が大きい第3移動ガイド
板704の上方にスペースが生じ易く、第2,第3移動
ガイド板702,704の上方にある電気部品84が動
き易く、ブリッジが崩され易い。
【0113】図18ないし図25に示す実施形態の第1
移動ガイド部材546の長辺形成部554の上部には、
シュートの横断面形状に対応する長方形の長辺に平行に
傾斜面558が形成されているのみであったが、図33
に示す第1移動ガイド部材800のように、長辺形成部
802の上部に、短辺形成部804ないし図示しない第
3部材から遠ざかるほど、上方へ傾斜させられた傾斜面
806を設けるとともに、上記長辺に平行な両端部にそ
れぞれ、互いに離れるほど下方へ傾斜する傾斜面808
を設けてもよい。このようにすれば、第1移動ガイド部
材546が上昇させられて電気部品層に進入するとき、
傾斜面808において電気部品を、第1移動ガイド部材
546の両側へ押しやりながら進入することとなり、ブ
リッジを崩し易い。
【0114】また、図34に示すように、第1移動ガイ
ド部材820の長辺形成部822の上部に、短辺形成部
824ないし図示しない第3部材から離れるほど上方へ
傾斜させられた傾斜面826を設けるとともに、傾斜面
826の、シュートの横断面形状に対応する長方形の長
辺に平行な方向の中央に、厚さ方向に貫通するV字形断
面の切欠828を設けてもよい。このようにすれば、第
1移動ガイド部材820が上昇させられ電気部品層内に
進入するとき、切欠828の切欠面を構成する2つの傾
斜面830,832が徐々に電気部品層に進入し、ブリ
ッジを崩し易い。図33に示す傾斜面808,図34に
示す切欠828は、図26ないし図32に示す実施形態
の第1移動ガイド板700に設けてもよい。
【0115】本発明の更に別の実施形態を図35ないし
図40に基づいて説明する。本実施形態においてガイド
870は、図35に示す第1移動ガイド部材872およ
び第2移動ガイド部材874と、ホッパを構成する第
1,第2,第3部材のうち、図37に示す第2部材87
6および第3部材878により構成されている。
【0116】第2部材876には、図36および図37
に示すように、その上面に開口し、3つの傾斜面88
0,882,884により画定される切欠886および
上下方向に貫通する切欠885が設けられている。切欠
885の幅方向の中央には、上下方向に延びる突条89
2が設けられ、突条892の両側にそれぞれ、上下方向
に延びる切欠888,890が形成されている。突条8
92の厚さは、切欠888,890の深さより小さく、
その垂直でフィーダの長手方向に平行な突出端面894
と、第2部材876の第3部材878に組み付けられる
組付面895との間に、シュートの横断面形状である長
方形に対応する長方形の短辺に等しい隙間が生ずる厚さ
とされている。突条892の上面は、傾斜面882の一
部をなす。
【0117】突条892の下部には、図36および図3
7に示すように、その幅方向に隔たった両側にそれぞ
れ、上下方向に延び、突条892より短い突条898,
900が設けられている。突条898,900は突条8
92より厚く、突出端面894と組付面895との間へ
延び出させられている。それにより、突条892の幅方
向の両側には、垂直方向に延び、互いに対向する2つの
ガイド面904,906が設けられている。これらガイ
ド面904,906は、上記長方形の短辺の半分の幅を
有する。ガイド面904,906の上端部にはそれぞ
れ、上方ほど互いに離れる向きに傾斜した傾斜面90
8,910が形成されている。さらに、突条892,8
98,900の下側には、図36および図39に示すよ
うに突条892,898,900との間に隙間を隔て
て、横断面形状が長方形をなし、上下方向に延びる切欠
912が設けられている。
【0118】第3部材878には、図37に示すよう
に、その上面に開口し、3つの傾斜面914,916,
918により画定される切欠920が設けられるととも
に、図39に示すように、下面に開口し、上下方向に延
びる長方形断面の切欠922が設けられている。
【0119】第2,第3部材876,878が垂直な組
付面895,924において互いに組み付けられること
により、図37に示すように、横断面形状が長方形をな
し、上下方向に延びる移動ガイド部材嵌合穴930が形
成されている。移動ガイド部材嵌合穴930の切欠88
8,890により構成されている部分にはそれぞれ、前
記第1,第2移動ガイド部材872,874が上下方向
に移動可能に嵌合されており、これら第2,第3部材8
76,878および第1,第2移動ガイド部材872,
874により、図38に示すように、横断面形状が長方
形をなし、上下方向に延びるガイド孔932が形成され
ている。
【0120】第1移動ガイド部材872の突条892か
ら第3部材878側へ突出した部分は、シュートの横断
面形状に対応する長方形の短辺を形成し、図38に示す
ように、突条892の突出端面894に直角で垂直に延
び、フィーダの幅方向に平行なガイド面936が設けら
れるとともに、図35に示すように、ガイド面936の
上端から上方に向かうに従って第2移動ガイド部材87
4から遠ざかる向きに傾斜させられた傾斜面938,9
40が形成されている。これら傾斜面938,940
は、第2,第3部材876,878の傾斜面880,9
14と同じ方向に傾斜させられるとともに、ガイド面9
36に近い側の傾斜面940の方が、遠い側の傾斜面9
38より傾斜角度が大きくされている。第1移動ガイド
部材872には、上記のように傾斜面938,940が
形成されることにより、突条892の突出端面894と
同一平面内に位置し、フィーダの長手方向に平行で垂直
なガイド面942が形成されている。また、ガイド面9
42の上端部には、上方に向かうに従って第3部材87
8から遠ざかる向きに傾斜した傾斜面944が設けられ
ている。
【0121】第1移動ガイド部材872の下端部には、
図35に示すように、上下方向に延びる切欠946が形
成され、突条892の下端部に設けられた前記突条89
8に上下方向に相対移動可能に嵌合されている。切欠9
46が設けられた部分においてガイド面936の幅は半
分になり、前記ガイド面904と同一平面内に位置して
いる。突条898および切欠946の長さは、第1移動
ガイド部材872が上方へ移動しても、第1移動ガイド
部材872が突条898から外れない長さとされてい
る。そのため、第1移動ガイド部材872が上方へ移動
しても、ガイド面936とガイド面904とは、少なく
とも一部においてガイド870の長手方向において連続
し、必ず上下方向において重複した部分を有する状態に
保たれ、両者の間に切れ目が生ずることがない。ガイド
面936に設けられた切欠946の深さおよび突条89
8の突出端面と組付面895との間の距離はそれぞれ、
シュートの横断面形状である短辺の半分とされており、
ガイド870の上下方向に関しても厚さ方向に関して
も、電気部品が入り込む窪みは生ぜず、電気部品はガイ
ド面936,904に案内されてスムーズに移動するこ
とができる。ガイド孔932のシュート側の端部とシュ
ートの始端部との間に、切れ目なく連続した側面を有す
る接続部948が設けられているのである。また、ガイ
ド面904の上端部に設けられた傾斜面908が案内面
として機能するため、ガイド面904が、ガイド面93
6より多少外側(ガイド孔932側)に位置していて
も、支障なく電気部品が移動させられる。
【0122】第2移動ガイド部材874は、第1移動ガ
イド部材872と同様に構成されており、突条892の
突出端面894に直角で垂直なガイド面950,傾斜角
度が異なる2つの傾斜面952,954,突出端面89
4と同一平面内に位置し、フィーダの幅方向に平行で垂
直なガイド面956,ガイド面956の上端に設けられ
た傾斜面958,前記突条900に嵌合される切欠96
0が設けられている。切欠960は、前記突状900と
共に接続部962を構成している。
【0123】本実施形態において、シュートの横断面形
状に対応する長方形の2つの長辺の1つは、第1,第2
移動ガイド部材872,874のガイド面942,95
6が設けられた部分および突条892により形成され、
別の1つは、第3部材878により形成されている。突
条892は、上記長辺の中央部に設けられた静止ガイド
部材を構成し、第1,第2移動ガイド部材872,87
4のガイド面942,956が設けられた部分が、長辺
の中央部の両側の2つの側部を構成している。また、第
3部材878が静止ガイド部材を構成している。そし
て、第1,第2ガイド部材872,874のガイド面9
42,956が設けられた部分および突条892と、第
3部材878とが第1組を構成し、ガイド面942,9
56および突出端面894と、第3部材878の傾斜面
916に続く垂直なガイド面964とが、ガイド870
の軸方向に平行に延び、第1辺であって、シュートの横
断面形状に対応する長方形の長辺を含む第1平面を構成
し、傾斜面944,958,882,916が第1傾斜
面を構成している。また、第1,第2移動ガイド部材8
72,874の突条892から突出した部分が第2組を
構成し、ガイド面936,950が、第2辺であって、
ガイド870の軸方向に延び、上記長方形の短辺を含む
第2平面を構成し、傾斜面938,940,952,9
54が第2傾斜面を構成している。さらに、突条892
の突出端面894,第1,第2移動ガイド部材872,
874のガイド面936,950および第3部材878
のガイド面964の突出端面894に対向する部分によ
り、ガイド孔932の最狭部966が構成されている。
また、第2部材876の傾斜面880,882,88
4,第3部材878の傾斜面914,916,918の
第1部材とは反対側の部分,第1移動ガイド部材872
の傾斜面938,940,944,第2移動ガイド部材
874の傾斜面952,954,958によりガイド8
70の上面が構成されている。
【0124】また、第1,第2移動ガイド部材872,
874が移動させられるとき、傾斜面938,952
は、図40に示すように、上部が、第3部材878の傾
斜面916とガイド面964との境界968から上方へ
突出する位置と、下方へ引っ込んだ位置とに移動させら
れるが、傾斜面938,952の、第1,第2移動ガイ
ド部材872,874の移動中に、第1,第2移動ガイ
ド部材872,874の位置の如何を問わず、ガイド面
942,956,突出端面894とガイド面964との
間に位置する部分と、その部分に、シュートの横断面形
状に対応する長方形の長辺に平行な方向において対向す
る部分との間隔の最大値は、本実施形態においては、上
記長方形の長辺のほぼ8倍とされている。
【0125】第1移動ガイド部材872には、図35に
示すように、係合ピン880が、第1移動ガイド部材8
72の移動方向と直交する向きに嵌合され、固定されて
いる。係合ピン970の両端部は、第1移動ガイド部材
872の両側にそれぞれ突出させられ、係合部972,
974が設けられている。係合部974は、第3部材8
78に設けられた図示しない長穴に上下方向に移動可能
に嵌合されるとともに、カムレバー(図示省略)に設け
られた長穴に相対移動可能に嵌合されている。また、係
合部972は、第2部材876に設けられた長穴976
(図36参照)に上下方向に相対移動可能に嵌合される
とともに、揺動板978(図35参照)に設けられた長
穴980に相対移動可能に嵌合されている。揺動板97
8は、第2部材876に設けられた嵌合穴982に嵌合
されるとともに、その中心部に設けられた軸部984に
おいて、第2部材876に設けられた軸穴986に、ガ
イド870の軸線と直交する回動軸線のまわりに回動可
能に嵌合されている。また、第1移動ガイド部材872
には、図38に示すように、軸部984との干渉を避け
るための切欠988が形成されている。
【0126】第2移動ガイド部材874にも同様に、図
35に示すように、係合ピン990が、第2移動ガイド
部材874の移動方向と直交する向きに嵌合され、固定
されている。係合ピン990の両端部は、第2移動ガイ
ド部材874の両側にそれぞれ突出させられ、係合部9
92,994が設けられている。係合部994は、第3
部材878に設けられた図示しない長穴に上下方向に移
動可能に嵌合されている。また、係合部992は、第2
部材876に設けられた長穴996(図36参照)に上
下方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、揺動板9
78に設けられた別の長穴998に相対移動可能に嵌合
されている。揺動板978に設けられた2つの長穴98
0,998は、直径方向に隔たった位置に設けられ、第
1,第2移動ガイド部材872,874は、揺動板97
8に、その回動軸線からの距離が等しい位置に係合させ
られている。また、第2移動ガイド部材874には、図
38に示すように、軸部986との干渉を避けるための
切欠1000が設けられている。
【0127】第2,第3部材876,878が互いに組
み付けられることにより更に、図39に示すように、矩
形断面のシュート接続部1010が設けられている。本
実施形態においてシュート1012は角パイプにより構
成され、その始端部は、シュート接続部1010に嵌合
され、ガイド孔932と連続する通路が形成されてい
る。シュート1012は、始端部においては、その横断
面形状である長方形が、ガイド孔932と同じ位相にな
るように設けられ、部品供給部に至るまでの間に90度
ねじられて、電気部品が厚さが垂直、幅が水平な姿勢で
部品吸着ヘッドに供給されるようにされている。
【0128】本実施形態においては、図示しないカムレ
バーが回動させられれば、図40に示すように、第1移
動ガイド部材872が昇降させられるとともに、揺動板
978が回動させられ、第2移動ガイド部材874が同
じ速度で逆方向に昇降させられる。それによりホッパ底
部,ガイド孔932上部の電気部品が動かされて詰まり
やブリッジが解消させられ、下方へ移動するにつれて傾
斜面880,882,884,914,916,91
8,938,940,952,954に案内されてガイ
ド孔932の最狭部966内へ導かれる。
【0129】なお、上記各実施形態において、ガイド孔
236,370,570,732は、水平面による切断
面の面積が一定の部分と、ホッパ側ほど断面積が増大す
る部分とを含むものとされていたが、断面積が一定の部
分を含むことは不可欠ではなく、ガイド孔は、断面積が
変化する部分のみから成るものとしてもよい。ガイド孔
を傾斜面のみにより構成し、ホッパとシュートとを傾斜
面によりつなぐのである。また、ガイド孔が断面積が変
化する部分を含むことも不可欠ではなく、断面積が一定
の部分のみを含むものとしてもよい。
【0130】また、図14ないし図16に示す実施形態
において、ガイド330は、静止ガイド部材332およ
び移動ガイド部材334がそれぞれ、シュートの横断面
形状に対応する長方形の隣接する2辺を形成するように
2つに分割されていたが、長方形の対角線以外の部分に
おいて分割してもよい。例えば、長方形の長辺に平行な
線に沿って分割してもよく、あるいは短辺に平行な線に
沿って分割してもよい。シュートの横断面形状が長方形
以外の四角形である場合も同じである。
【0131】さらに、図14ないし図16に示す実施形
態におけるように、ガイドを、シュートが設けられた部
材とは別体とし、シュートが設けられた部材に組み付け
る場合、ガイドの横断面形状をシュートおよびガイド孔
の横断面形状と同じにすることは不可欠ではなく、異な
らせてもよい。例えば、シュートおよびガイド孔の横断
面形状が四角形であれば、ガイドを横断面形状が円形の
ものとするのである。
【0132】また、図18ないし図25に示す実施形態
において、第1,第2移動ガイド部材546,548
は、移動速度が同じにされていたが、異ならせてもよ
い。例えば、それらガイド部材546,548の揺動板
620への係合位置の、揺動板620の回動軸線からの
距離を異ならせるのである。また、第1移動ガイド部材
546の短辺形成部556の幅と、第2移動ガイド部材
548の幅とを異ならせてもよい。さらに、短辺形成部
548の傾斜面560,562の傾斜角度と、第2移動
ガイド部材548の傾斜面566,568の傾斜角度と
を互いに異ならせてもよい。図26ないし図40に示す
各実施形態においても同様である。例えば、図26ない
し図32に示す実施形態において、3つの移動ガイド板
700,702,704の各移動速度を互いに異ならせ
てもよい。
【0133】さらに、上記各実施形態においてシュート
内における電気部品の送りは、シュート内に空気の流れ
を生じさせることにより行われていたが、その他に、例
えば、特開平11−20933号公報に記載されている
ように、搬送部材たる無端の環状のベルトを有するベル
ト式搬送装置により電気部品を送るようにしてもよい。
この場合、例えば、シュートの湾曲部のホッパ側とは反
対側の端部を、ベルトの上面に近接して開口させ、ベル
トをベルト駆動装置によって循環させ、シュートを通っ
てベルト上に載った電気部品をベルトの移動により送
る。電気部品をベルト上に載せる際、電気部品を部品吸
着ヘッドにより吸着される位相で載せるのであれば、例
えば、ガイドおよびシュートの横断面形状を、電気部品
を、ベルトに載せられる際の位相と同じ位相で送る形状
としてもよく、あるいは、ガイドのホッパ側の部分の横
断面形状は、電気部品がベルトに載せられる際の位相と
は異なる位相とし、ベルトに至るまでの間に方向変換部
ないし位相変換部を設け、部品吸着ヘッドにより吸着さ
れる位相に変えられてベルト上に載せられるようにして
もよい。
【0134】さらに、上記各実施形態においてシュート
80内の空気は、シュート80の端面90から吸引され
るようにされていたが、シュートの他の面、例えば底面
あるいは側面から吸引するようにしてもよい。
【0135】また、シュートの部品取出口近傍部(部品
取出口を含む)のみを水平とし、この部分とシュートの
上下方向に延びる始端部とをつなぐ部分を水平面に対し
て傾斜させ、傾斜により電気部品が部品取出口へ移動さ
せられるようにしてもよい。シュートの部品取出口(部
品供給部)近傍部も傾斜させてもよい。
【0136】さらに、ガイドの上面を湾曲した傾斜面と
する場合、曲率を変えつつ湾曲させて、傾斜角度がホッ
パの底面の傾斜角度より大きくなるようにしてもよく、
傾斜角度がシュート側においてはホッパ側より大きくな
るようにしてもよい。
【0137】また、前記実施形態においてカムレバー2
90に設けられた長穴292は部分円弧状とされていた
が、直線状の長穴としてもよい。その場合、長穴は係合
凹部の一種である係合穴を構成し、係合レバーに設けら
れることとなる。
【0138】さらに、本発明は、電気部品フィーダの整
列供給装置に限らず、シュート,ホッパおよびガイドを
有し、短柱状をなす多数の供給対象物を一列に整列させ
た状態で供給する整列供給装置に適用することができ
る。
【0139】また、上記各実施形態において電気部品フ
ィーダは、部品吸着ヘッドを複数個備え、一軸線まわり
に回動させられて電気部品を吸着し、プリント配線板に
装着する電気部品装着装置に電気部品を供給するものと
されていたが、移動装置により一方向に直線移動させら
れて電気部品を吸着,装着する電気部品装着装置や、一
平面内において直交する2方向に直線移動させられて電
気部品を吸着,装着する電気部品装着装置等に電気部品
を供給する電気部品フィーダの整列供給装置にも本発明
を適用することができる。電気部品フィーダと部品吸着
ヘッドとを、相対移動装置により相対移動させ、フィー
ダにより、部品吸着ヘッドに電気部品を供給させるので
あり、電気部品フィーダは、電気部品装着装置の構成に
応じて、上記実施形態におけるように、移動テーブルに
より一方向に直線移動させられ、あるいは一平面内にお
いて直交する2方向に移動するものとされ、あるいは移
動せず、位置が固定されたままで電気部品を供給するも
のとされる。電気部品装着装置は、電気部品取出装置で
あり、電気部品搬送装置であるのである。
【0140】さらに、上記各実施形態において被駆動部
材たる昇降リンク114は、昇降部材140を備え、イ
ンデックス用サーボモータ26を駆動源とする駆動装置
により駆動されるようになっていたが、インデックス用
サーボモータ26とは別の専用の駆動源を有する駆動装
置により駆動するようにしてもよい。この専用の駆動源
を有する駆動装置は、複数の電気部品フィーダに共通に
設けてもよく、電気部品フィーダ毎に設けてもよい。
【0141】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である整列供給装置を有する
電気部品フィーダを備えた電気部品供給システムを含む
電気部品装着機を概略的に示す正面図である。
【図2】上記電気部品フィーダを示す正面図である。
【図3】上記電気部品フィーダのシュートの末端部を示
す正面断面図である。
【図4】上記電気部品フィーダのシュートの末端部を示
す平面図である。
【図5】上記電気部品フィーダのホッパ,ガイドおよび
シュートの始端部を示す正面図である。
【図6】上記電気部品フィーダを第2移動ガイド板が設
けられた部分において断面にして示す側面図である。
【図7】上記電気部品フィーダを示す平面断面図であ
り、図5におけるVII-VII 断面図である。
【図8】上記電気部品フィーダのホッパおよびガイドを
構成する第2部材を示す斜視図である。
【図9】上記電気部品フィーダのホッパおよびガイドを
構成する第3部材を示す斜視図である。
【図10】上記第2部材に第1,第2移動ガイド板が嵌
合された状態を示す正面図である。
【図11】上記第2部材に設けられた突条と第1移動ガ
イド板とが嵌合された状態を示す側面図である。
【図12】上記第2部材に設けられた突部と第2移動ガ
イド板とが嵌合された状態を示す側面図である。
【図13】上記第2,第3部材および第1,第2移動ガ
イド板によりガイド孔が形成された状態を示す平面図
(一部断面)である。
【図14】本発明の別の実施形態である整列供給装置の
構成要素であるガイドがシュート形成部材に組み付けら
れた状態を示す斜視図である。
【図15】図14に示すガイドを形成する静止ガイド部
材,移動ガイド部材およびシュート形成部材を示す斜視
図である。
【図16】図14に示すガイドの移動ガイド部材を移動
させる駆動装置を概略的に示す正面図である。
【図17】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置を構成する駆動装置を概略的に示す正面図である。
【図18】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置を構成する第1,第2移動ガイド部材および揺動板を
示す分解斜視図である。
【図19】図18に一部を示す整列供給装置において第
1,第2移動ガイド部材等によりガイド孔が設けられた
状態を、第3部材を除いて示す正面図である。
【図20】図18に一部を示す整列供給装置を第1移動
ガイド部材の係合ピンが嵌合された部分において断面に
して示す側面図である。
【図21】図18に一部を示す整列供給装置を示す平面
図である。
【図22】図18に一部を示す整列供給装置のシュート
を概略的に示す正面図である。
【図23】図18に一部を示す整列供給装置において第
1,第2移動ガイド部材の作動を説明する図である。
【図24】図18に一部を示す整列供給装置において、
ホッパからガイド孔への電気部品の進入を説明する正面
図である。
【図25】図18に一部を示す整列供給装置において、
ホッパからガイド孔への電気部品の進入を説明する側面
図である。
【図26】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置を構成する第1,第2,第3移動ガイド部材および揺
動板を示す分解斜視図である。
【図27】図26に一部を示す整列供給装置において第
1,第2,第3移動ガイド部材等によりガイド孔が設け
られた状態を、第3部材を除いて示す正面図である。
【図28】図26に一部を示す整列供給装置を、第1,
第2移動ガイド板に嵌合された係合ピンにおいて断面に
して示す側面図である。
【図29】図26に一部を示す整列供給装置を示す平面
図である。
【図30】図26に一部を示す整列供給装置において第
1,第2,第3移動ガイド部材の作動を説明する正面図
である。
【図31】図26に一部を示す整列供給装置において、
ホッパからガイド孔への電気部品の進入を説明する正面
図である。
【図32】図26に一部を示す整列供給装置において、
ホッパからガイド孔への電気部品の進入を説明する側面
図である。
【図33】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置のガイドを構成する第1移動ガイド部材を示す正面図
である。
【図34】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置のガイドを構成する第1移動ガイド部材を示す正面図
である。
【図35】本発明の更に別の実施形態である整列供給装
置を構成する第1,第2移動ガイド部材および揺動板を
示す分解斜視図である。
【図36】図35に一部を示す整列供給装置の第2部材
を示す正面図(一部断面)である。
【図37】図35に一部を示す整列供給装置の第2部材
および第3部材を示す平面図である。
【図38】図37に示す第2部材および第3部材により
構成される移動ガイド部材嵌合穴に第1,第2移動ガイ
ド部材が嵌合された状態を示す平面図である。
【図39】図36に示す第2部材を、シュート接続部を
構成する切欠より下側の部分において断面にして示す底
面断面図である。
【図40】図36に示す第2部材に第1,第2移動部材
が嵌合された状態を示す正面図(一部断面)である。
【符号の説明】
12:電気部品フィーダ 70:フィーダ本体 8
0:シュート 84:リードレス電気部品 11
4:昇降リンク 140:昇降部材 152:第2
部材 154:第3部材 228:底部 23
2:第1移動ガイド板 234:第2移動ガイド板
236:ガイド孔 238:ガイド 270,280:係合ピン 290:カムレバー
292:長穴 310:制御装置 330:ガイド
332:静止ガイド部材 334:移動ガイド部
材 336:係合ピン 370:ガイド孔 39
0:板カム 398:レバー 420,422:係
合ピン 426,428:偏心カム 446:電動回転モータ 470:シュート 48
2:第1部材 484:第2部材 486:第3部
材 546:第1移動ガイド部材 548:第2移
動ガイド部材 608:カムレバー 600:係合
ピン 630:係合ピン 700:第1移動ガイド
板 702:第2移動ガイド板 704:第3移動
ガイド板 742:カムレバー 740,750,
760:係合ピン 800,820:第1移動ガイド
部材 870:ガイド 872:第1移動ガイド部
材 874:第2移動ガイド部材 876:第2部
材 878:第3部材 932:ガイド孔 970,9
90:係合ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 護 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 Fターム(参考) 3F080 AA13 BA02 BF05 CB03 CB09 CB11 CF05 CG15 5E313 AA03 DD08 DD10 DD11 DD42

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部が上下方向の成分を有
    する方向に延びる状態で設けられ、短柱状をなす多数の
    供給対象物を一列に整列させた状態で移動させるシュー
    トと、 そのシュートの前記一端部の側に設けられ、底部が漏斗
    状をなすホッパと、 そのホッパの底部の最下端部と前記シュートの最上端部
    との間に設けられ、ホッパ内の供給対象物をシュートへ
    導くガイドとを含む整列供給装置において、 前記ガイドを、そのガイドの軸方向に相対移動可能な複
    数の部材で形成するとともに、それら複数の部材の少な
    くとも1つを他の部材に対して軸方向に相対移動させる
    駆動装置を設けたことを特徴とする整列供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドを形成する複数の部材の少な
    くとも1つが軸方向に移動させられる移動ガイド部材で
    あり、別の少なくとも1つは移動させられない静止ガイ
    ド部材であることを特徴とする請求項1に記載の整列供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドを形成する複数の部材の少な
    くとも2つが軸方向に移動させられる移動ガイド部材で
    あり、それら少なくとも2つの移動ガイド部材の移動
    量,移動方向および移動時期の少なくとも1つが互いに
    異なることを特徴とする請求項1または2に記載の整列
    供給装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも2つの移動ガイド部材の
    うちの2つの移動ガイド部材の移動方向が互いに逆であ
    る請求項3に記載の整列供給装置。
  5. 【請求項5】 前記供給対象物が横断面形状が四辺形で
    ある短角柱状物であり、前記シュートがその短角柱状物
    の横断面形状に対応した四辺形の横断面形状を有し、前
    記ガイドがそのシュートの横断面形状に対応した四辺形
    の4辺の少なくとも1辺を形成する部材が他の辺を形成
    する部材に対して軸方向に相対移動させられることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の整列
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドが前記4辺の各々を形成する
    4つの部材から成り、それら4つの部材のうち互いに対
    向する2部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部材
    であり、他の2部材は移動させられない静止ガイド部材
    であることを特徴とする請求項5に記載の整列供給装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドが前記4辺の各々を形成する
    4つの部材から成り、それら4つの部材のうちの少なく
    とも3つの部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部
    材であり、それら3つの移動ガイド部材のうちの2つの
    移動方向が互いに逆であることを特徴とする請求項5に
    記載の整列供給装置。
  8. 【請求項8】 前記四辺形がそれぞれ互いに対向する2
    つずつの長辺と短辺とを備えた長方形であり、その長方
    形の長辺の1つを形成する部材と2つの短辺とをそれぞ
    れ形成する部材が軸方向に移動させられる移動ガイド部
    材であり、長辺を形成する移動ガイド部材と、2つの短
    辺を形成する2つの移動ガイド部材との移動方向が互い
    に逆であることを特徴とする請求項5に記載の整列供給
    装置。
  9. 【請求項9】 前記2つの短辺を形成する2つの移動ガ
    イド部材の移動速度が互いに異なることを特徴とする請
    求項8に記載の整列供給装置。
  10. 【請求項10】 前記四辺形がそれぞれ互いに対向する
    2つずつの長辺と短辺とを備えた長方形であり、その長
    方形の互いに隣接する長辺と短辺との1つずつを形成す
    る部材が1つの移動ガイド部材とされ、他の長辺を形成
    する部材と他の短辺を形成する部材との少なくとも一方
    が、前記隣接する長辺と短辺との1つずつを形成する移
    動ガイド部材とは移動方向が逆である別の移動ガイド部
    材であることを特徴とする請求項5に記載の整列供給装
    置。
  11. 【請求項11】 前記他の長辺を形成する部材が、移動
    させられない静止ガイド部材であることを特徴とする請
    求項10に記載の整列供給装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイドが、前記四辺形の1辺を含
    みかつガイドの軸方向に平行な一平面により他の部分か
    ら分離され、さらに、その分離された部分が、前記1辺
    に対応する中央部と、その中央部の両側の2つの側部と
    に分割され、中央部が静止ガイド部材、2つの側部が移
    動ガイド部材とされた (8)項に記載の整列供給装置。
  13. 【請求項13】 前記ガイドが、前記四辺形の4辺をそ
    れぞれ形成する4部分を備え、それら4部分のうちの互
    いに対向する2部分ずつが第1組と第2組とを構成し、
    第1組の2部分が、前記四辺形の互いに対向する2つの
    第1辺をそれぞれ含みかつ当該ガイドの軸方向に平行な
    2つの第1平面と、それら第1平面の少なくとも一方の
    上端から上方に向かうに従って他方の第1平面から遠ざ
    かる向きに傾斜した少なくとも1つの第1傾斜面とを備
    えるとともに、第2組の2部分が、前記2つの第1平面
    の間において当該ガイドの軸方向に平行に延びる2つの
    第2平面と、それら第2平面の少なくとも一方の上端か
    ら上方に向かうに従って他方の第2平面から遠ざかる向
    きに傾斜した少なくとも1つの第2傾斜面とを備え、そ
    の第2傾斜面の、前記ガイドの移動ガイド部材の移動中
    の少なくとも一時期に前記2つの第1平面の間に位置す
    る部分とその部分に第1辺に平行な方向において対向す
    る部分との間隔の最大値が、前記第1辺の長さの2倍よ
    り大きいことを特徴とする請求項5ないし12のいずれ
    か1つに記載の整列供給装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイドが前記4辺の互いに隣接す
    る2辺ずつをそれぞれ形成する2部材から成り、それら
    2部材の一方が他方に対して軸方向に相対移動させられ
    ることを特徴とする請求項5に記載の整列供給装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一端部が上下方向の成分を
    有する方向に延びる状態で設けられ、短柱状をなす多数
    の供給対象物を一列に整列させた状態で移動させるシュ
    ートと、そのシュートの前記一端部の側に設けられ、底
    部が漏斗状をなし、底部の最下端部に出口を有するホッ
    パと、そのホッパの出口近傍に、ホッパ内に突出する前
    進位置とその前進位置から後退した後退位置とに移動可
    能に設けられ、前記ホッパ内の供給対象物の前記シュー
    トへの排出を促進する排出促進部材と、前記シュートに
    より一列に整列させて移動させられた供給対象物を、予
    め定められた供給部に1個ずつ順次位置決めする位置決
    め装置と、その位置決め装置により1個の供給対象物が
    前記供給部に位置決めされる間に、前記排出促進部材を
    前記前進位置と後退位置との間で複数回往復移動させる
    駆動装置とを含むことを特徴とする整列供給装置。
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