JP3119679B2 - 連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組成物 - Google Patents
連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組成物Info
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- JP3119679B2 JP3119679B2 JP14414891A JP14414891A JP3119679B2 JP 3119679 B2 JP3119679 B2 JP 3119679B2 JP 14414891 A JP14414891 A JP 14414891A JP 14414891 A JP14414891 A JP 14414891A JP 3119679 B2 JP3119679 B2 JP 3119679B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続気泡型プロピレン
系樹脂発泡体用組成物に関する。さらに詳しくは、本発
明は、耐熱性、機械的特性、耐化学薬品性等に優れた連
続気泡型プロピレン系樹脂発泡体が作られる樹脂組成物
に関し、該発泡体は、防振材、緩衝材、保温材、自動車
内装材、各種マット材、等に利用され、特に各種フィル
ター材として好適である。
系樹脂発泡体用組成物に関する。さらに詳しくは、本発
明は、耐熱性、機械的特性、耐化学薬品性等に優れた連
続気泡型プロピレン系樹脂発泡体が作られる樹脂組成物
に関し、該発泡体は、防振材、緩衝材、保温材、自動車
内装材、各種マット材、等に利用され、特に各種フィル
ター材として好適である。
【0002】
【従来の技術】プロピレン系樹脂は立体規則性に配位し
た高結晶性樹脂であるので、エチレン系樹脂と比較して
融点が約30〜50℃高く耐熱性に優れ、機械的強度も
優れているので、従来よりこれを素材とした発泡体が提
案されてきた。プロピレン系樹脂は、エチレン系樹脂に
比較して融点が高く、また溶融粘度が低く、かつ、融点
付近で急激な粘度変化を生じ、押出発泡に適した温度範
囲が極めて狭い。従って、プロピレン系樹脂に発泡剤を
均一に混練することは困難であり、仮に混練できたとし
ても、高い分解温度をもつ発泡剤しか使用できず、発泡
剤の選択の幅が狭い。また、発泡に適正な溶融粘度を得
るために、有機過酸化物で架橋することも、ポリエチレ
ン発泡技術の転用として考えられるが、ポリプロピレン
の分子構造上、第3級炭素を含有するため、架橋反応よ
り分解反応が優先し架橋助剤を用いないと有効な効果は
得られない。
た高結晶性樹脂であるので、エチレン系樹脂と比較して
融点が約30〜50℃高く耐熱性に優れ、機械的強度も
優れているので、従来よりこれを素材とした発泡体が提
案されてきた。プロピレン系樹脂は、エチレン系樹脂に
比較して融点が高く、また溶融粘度が低く、かつ、融点
付近で急激な粘度変化を生じ、押出発泡に適した温度範
囲が極めて狭い。従って、プロピレン系樹脂に発泡剤を
均一に混練することは困難であり、仮に混練できたとし
ても、高い分解温度をもつ発泡剤しか使用できず、発泡
剤の選択の幅が狭い。また、発泡に適正な溶融粘度を得
るために、有機過酸化物で架橋することも、ポリエチレ
ン発泡技術の転用として考えられるが、ポリプロピレン
の分子構造上、第3級炭素を含有するため、架橋反応よ
り分解反応が優先し架橋助剤を用いないと有効な効果は
得られない。
【0003】これらの問題点を解決するため、プロピレ
ンと他のモノマーを共重合させることにより、ポリマー
の融点を降下させ、広い温度範囲にわたり溶融粘度が比
較的高くかつ溶融粘度の変化が少ない様にすることが提
案されている(特公昭60−26418、特公昭61−
1460等)。また、溶融粘度を降下させないためにス
チレン−イソプレンブロック共重合体を配合した提案も
ある(特公昭60−39697)。さらに、プロピレン
系樹脂をアルコキシ基含有ビニルシランで変成し、水架
橋することにより、溶融粘度を比較的高くする方法も提
案されている(特公昭61−18933)。これらの方
法によりプロピレン系樹脂を素材とする発泡体は工業的
に製造される様になったが、その気泡構造はすべて独立
気泡であり、連続気泡のものは提案されたことはない。
ンと他のモノマーを共重合させることにより、ポリマー
の融点を降下させ、広い温度範囲にわたり溶融粘度が比
較的高くかつ溶融粘度の変化が少ない様にすることが提
案されている(特公昭60−26418、特公昭61−
1460等)。また、溶融粘度を降下させないためにス
チレン−イソプレンブロック共重合体を配合した提案も
ある(特公昭60−39697)。さらに、プロピレン
系樹脂をアルコキシ基含有ビニルシランで変成し、水架
橋することにより、溶融粘度を比較的高くする方法も提
案されている(特公昭61−18933)。これらの方
法によりプロピレン系樹脂を素材とする発泡体は工業的
に製造される様になったが、その気泡構造はすべて独立
気泡であり、連続気泡のものは提案されたことはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のプロ
ピレン系樹脂発泡体が独立気泡構造のものであり、通気
性、柔軟性、可撓性等に劣り、特に通気性は全くないの
で、濾過材としての用途には用いられないので、これら
を解決するため、連続気泡型のプロピレン系樹脂発泡体
を提案することを課題とする。
ピレン系樹脂発泡体が独立気泡構造のものであり、通気
性、柔軟性、可撓性等に劣り、特に通気性は全くないの
で、濾過材としての用途には用いられないので、これら
を解決するため、連続気泡型のプロピレン系樹脂発泡体
を提案することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】プロピレン系樹脂は、前
述した様に融点が高く、結晶の融解温度以上では急激に
粘度が低下するので、発泡剤の混練と、発泡が均一にか
つ微細なセルを与える適正な溶融粘度の付与が発泡体を
作る上で重要な技術上のポイントであり、また連続気泡
型発泡体にすることは特別の手段が必要となる。
述した様に融点が高く、結晶の融解温度以上では急激に
粘度が低下するので、発泡剤の混練と、発泡が均一にか
つ微細なセルを与える適正な溶融粘度の付与が発泡体を
作る上で重要な技術上のポイントであり、また連続気泡
型発泡体にすることは特別の手段が必要となる。
【0006】本発明者等は、エチレン系樹脂を素材と
し、連続気泡型発泡体を得る技術については、多数の特
許を出願している(特公昭60−49657号、特開昭
60−124632号、同62−89738号、同62
−89739号、同62−89741号、同62−89
742号、同63−113034号、同63−1130
35号、同63−126733号、特願昭63−260
620号、同63−260621号、特願平1−154
636号、同1−154637号、同1−264419
号、同1−276149号等)。本発明は、これらの技
術を発展させ、プロピレン系樹脂に適用し、完成させた
ものである。
し、連続気泡型発泡体を得る技術については、多数の特
許を出願している(特公昭60−49657号、特開昭
60−124632号、同62−89738号、同62
−89739号、同62−89741号、同62−89
742号、同63−113034号、同63−1130
35号、同63−126733号、特願昭63−260
620号、同63−260621号、特願平1−154
636号、同1−154637号、同1−264419
号、同1−276149号等)。本発明は、これらの技
術を発展させ、プロピレン系樹脂に適用し、完成させた
ものである。
【0007】即ち、本発明は、 (1)a)プロピレン系樹脂 100重量部、 b)低級アルケニル基含有オルガノポリシロキサン0.
01〜10重量部、 c)発泡温度(Tf)が100〜200℃の範囲である
発泡剤1〜30重量部、及び d)10分間半減温度(Tp)が110〜220℃であ
る有機過酸化物0.2〜10重量部(但し−10℃≦T
p−Tf≦50℃) を含有してなる連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組
成物; (2)上記(1)の連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体
用組成物を発泡剤の分解温度以下で、かつ有機過酸化物
の分解温度以下で所定の形状に加工し、それを130〜
300℃に加熱する事を特徴とする連続気泡型プロピレ
ン系樹脂発泡体の製造方法; (3)上記(2)の製造方法で作られた連続気泡型プロ
ピレン系樹脂発泡体である。
01〜10重量部、 c)発泡温度(Tf)が100〜200℃の範囲である
発泡剤1〜30重量部、及び d)10分間半減温度(Tp)が110〜220℃であ
る有機過酸化物0.2〜10重量部(但し−10℃≦T
p−Tf≦50℃) を含有してなる連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組
成物; (2)上記(1)の連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体
用組成物を発泡剤の分解温度以下で、かつ有機過酸化物
の分解温度以下で所定の形状に加工し、それを130〜
300℃に加熱する事を特徴とする連続気泡型プロピレ
ン系樹脂発泡体の製造方法; (3)上記(2)の製造方法で作られた連続気泡型プロ
ピレン系樹脂発泡体である。
【0008】本発明において、プロピレン系樹脂とはプ
ロピレンを主成分とする重合体であり、プロピレン単独
重合体、プロピレンと他のα−オレフィン(エチレン、
ブテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1等)とのブロック又はランダム共重合
体であり、MFR(メトルフローレート)は、0.1〜
20(g/min 230℃)で好適には0.2〜10である。
0.1未満であると発泡剤との混練が困難であり、また
押出加工性も悪く、20よりも大であると溶融粘度が低
下し発泡が困難となる。具体例としては、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレンブロック又はランダム共重合
体、プロピレン−ブテン−1ブロック又はランダム共重
合体プロピレン−エチレン−ブテン−1、ランダム又は
ブロック共重合体等があげられる。
ロピレンを主成分とする重合体であり、プロピレン単独
重合体、プロピレンと他のα−オレフィン(エチレン、
ブテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1等)とのブロック又はランダム共重合
体であり、MFR(メトルフローレート)は、0.1〜
20(g/min 230℃)で好適には0.2〜10である。
0.1未満であると発泡剤との混練が困難であり、また
押出加工性も悪く、20よりも大であると溶融粘度が低
下し発泡が困難となる。具体例としては、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレンブロック又はランダム共重合
体、プロピレン−ブテン−1ブロック又はランダム共重
合体プロピレン−エチレン−ブテン−1、ランダム又は
ブロック共重合体等があげられる。
【0009】本発明において低級アルケニル基含有オル
ガノポリシロキサンとは、一般式
ガノポリシロキサンとは、一般式
【化1】 (式中、R1 はアルケニル基、R2 はアルケニル基を含
まない非置換又は置換1価炭化水素基、0<a<1、
0.5<b<3、1<a+b<3)で表わされるもので
ある。R1 の具体例としては、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、アクリル、メタクリル等でR2 はメチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、等の脂
肪族炭化水素基、フェニル、トリル、キシリル、クメニ
ル、メシチル、ベンジル、フェネチル、スチリル等の芳
香族炭化水素基、シクロヘキシル基、シクロブチル基等
の脂環式炭化水素基など、アルケニル基を含まない非置
換又は置換1価炭化水素基を表わし、これらはその同種
又は異種の組合せであってもよい。また、aは0より大
きく、1未満であることが必要であり、好ましくは0.
0004〜0.06である。aが0であるとエチレン系
樹脂との反応が起こらず望ましくないし、また1以上で
あると本発明の組成物より製造された発泡体が硬くなり
すぎて望ましくない。bは0.5より大きく、3未満で
あることが必要であり、好ましくは1〜2である。bが
0.5以下であると本発明の組成物の混練が困難で加工
性が低下するし、3以上であると本発明の組成物より製
造された発泡体が硬くなりすぎて望ましくない。本発明
において、低級アルケニル基含有オルガノポリシロキサ
ンの使用量は0.01〜10重量部であり、0.01重
量部以下であると、連続発泡体にならず、10重量部以
上であっても、連続発泡体にする効果が飽和点に達し、
にじみ出し現象がおこり、望ましくない。本発明のオル
ガノポリシロキサンの分子構造は(A)式の範囲内であ
れば、直鎖状、分枝鎖状、環状、網状、立体網状等のい
ずれのものであってもよい。具体例としてはビニルメチ
ル−ジメチルポリシロキサン、ビニルメチル−フェニル
メチル−ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
まない非置換又は置換1価炭化水素基、0<a<1、
0.5<b<3、1<a+b<3)で表わされるもので
ある。R1 の具体例としては、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、アクリル、メタクリル等でR2 はメチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、等の脂
肪族炭化水素基、フェニル、トリル、キシリル、クメニ
ル、メシチル、ベンジル、フェネチル、スチリル等の芳
香族炭化水素基、シクロヘキシル基、シクロブチル基等
の脂環式炭化水素基など、アルケニル基を含まない非置
換又は置換1価炭化水素基を表わし、これらはその同種
又は異種の組合せであってもよい。また、aは0より大
きく、1未満であることが必要であり、好ましくは0.
0004〜0.06である。aが0であるとエチレン系
樹脂との反応が起こらず望ましくないし、また1以上で
あると本発明の組成物より製造された発泡体が硬くなり
すぎて望ましくない。bは0.5より大きく、3未満で
あることが必要であり、好ましくは1〜2である。bが
0.5以下であると本発明の組成物の混練が困難で加工
性が低下するし、3以上であると本発明の組成物より製
造された発泡体が硬くなりすぎて望ましくない。本発明
において、低級アルケニル基含有オルガノポリシロキサ
ンの使用量は0.01〜10重量部であり、0.01重
量部以下であると、連続発泡体にならず、10重量部以
上であっても、連続発泡体にする効果が飽和点に達し、
にじみ出し現象がおこり、望ましくない。本発明のオル
ガノポリシロキサンの分子構造は(A)式の範囲内であ
れば、直鎖状、分枝鎖状、環状、網状、立体網状等のい
ずれのものであってもよい。具体例としてはビニルメチ
ル−ジメチルポリシロキサン、ビニルメチル−フェニル
メチル−ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
【0010】本発明において使用される発泡剤は、発泡
温度が100℃から220℃であり、望ましくは分解温
度が使用するプロピレン系樹脂の結晶融点以上のものが
望ましく、促進剤あるいは助剤を併用して、分解温度を
この範囲に調節したものもこれに含まれる。例として、
次のものが挙げられる。アゾビスイソブチロニトリル、
ジアゾカーボンアミド、p−トルエンスルホニルヒドラ
ジド、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、
n−デカン。発泡剤の量は1〜30重量部必要である。
1重量部未満では、発泡の効果がほとんど無く、30部
より多いと、発泡時に無駄に大気中に逃散する発泡剤分
解物の量が増えるだけで、効率が悪い。
温度が100℃から220℃であり、望ましくは分解温
度が使用するプロピレン系樹脂の結晶融点以上のものが
望ましく、促進剤あるいは助剤を併用して、分解温度を
この範囲に調節したものもこれに含まれる。例として、
次のものが挙げられる。アゾビスイソブチロニトリル、
ジアゾカーボンアミド、p−トルエンスルホニルヒドラ
ジド、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、
n−デカン。発泡剤の量は1〜30重量部必要である。
1重量部未満では、発泡の効果がほとんど無く、30部
より多いと、発泡時に無駄に大気中に逃散する発泡剤分
解物の量が増えるだけで、効率が悪い。
【0011】本発明に用いる有機過酸化物は、分解温度
が半減期10分間で110〜220℃のもの、すなわち
10分間半減温度が110〜220℃のものが好まし
く、このようなものとしては、例えば次のものを挙げる
ことができる。ただし、括弧内は分解温度(℃)であ
る。コハク酸ペルオキシド(110)、ベンゾイルペル
オキシド(110)、t−ブチルペルオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート(113)、p−クロロベンゾイルペ
ルオキシド(115)、t−ブチルペルオキシイソブチ
レート(115)、t−ブチルペルオキシイソプロピル
カーボネート(135)、t−ブチルペルオキシラウレ
ート(140)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベン
ゾイルペルオキシ)ヘキサン(140)、t−ブチルペ
ルオキシアセテート(140)、ジ−t−ブチルジペル
オキシフタレート(140)、t−ブチルペルオキシマ
レイン酸(140)、シクロヘキサノンペルオキシド
(145)、t−ブチルペルオキシベンゾエート(14
5)、ジクミルペルオキシド(150)、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン
(155)、t−ブチルクミルペルオキシド(15
5)、t−ブチルヒドロペルオキシド(158)、ジ−
t−ブチルペルオキシド(160)、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3
(170)、ジ−イソプロピルベンゼンヒドロペルオキ
シド(170)、p−メンタンヒドロペルオキシド(1
80)、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
ペルオキシド(213)。
が半減期10分間で110〜220℃のもの、すなわち
10分間半減温度が110〜220℃のものが好まし
く、このようなものとしては、例えば次のものを挙げる
ことができる。ただし、括弧内は分解温度(℃)であ
る。コハク酸ペルオキシド(110)、ベンゾイルペル
オキシド(110)、t−ブチルペルオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート(113)、p−クロロベンゾイルペ
ルオキシド(115)、t−ブチルペルオキシイソブチ
レート(115)、t−ブチルペルオキシイソプロピル
カーボネート(135)、t−ブチルペルオキシラウレ
ート(140)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベン
ゾイルペルオキシ)ヘキサン(140)、t−ブチルペ
ルオキシアセテート(140)、ジ−t−ブチルジペル
オキシフタレート(140)、t−ブチルペルオキシマ
レイン酸(140)、シクロヘキサノンペルオキシド
(145)、t−ブチルペルオキシベンゾエート(14
5)、ジクミルペルオキシド(150)、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン
(155)、t−ブチルクミルペルオキシド(15
5)、t−ブチルヒドロペルオキシド(158)、ジ−
t−ブチルペルオキシド(160)、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3
(170)、ジ−イソプロピルベンゼンヒドロペルオキ
シド(170)、p−メンタンヒドロペルオキシド(1
80)、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
ペルオキシド(213)。
【0012】本発明において有機過酸化物の量は0.2
〜10重量部必要である。0.2重量部未満では組成物
の加熱時に樹脂の粘度がほとんど上昇せず、樹脂層がへ
たってしまう。10重量部より多くても架橋効率の上昇
は少ない。次に、本発明においては、有機過酸化物の1
0分間半減温度をTpとし、発泡剤の発泡温度をTfと
したとき、下記の式 −10℃≦Tp−Tf≦50℃ を満たすように有機過酸化物と発泡剤を選択して組合せ
ることが必要である。すなわち、このような組合せを用
いることにより、組成物を加熱し、しかる後冷却すれ
ば、連続気泡あるいは一部に独立気泡を含む連続気泡の
発泡体が得られる。
〜10重量部必要である。0.2重量部未満では組成物
の加熱時に樹脂の粘度がほとんど上昇せず、樹脂層がへ
たってしまう。10重量部より多くても架橋効率の上昇
は少ない。次に、本発明においては、有機過酸化物の1
0分間半減温度をTpとし、発泡剤の発泡温度をTfと
したとき、下記の式 −10℃≦Tp−Tf≦50℃ を満たすように有機過酸化物と発泡剤を選択して組合せ
ることが必要である。すなわち、このような組合せを用
いることにより、組成物を加熱し、しかる後冷却すれ
ば、連続気泡あるいは一部に独立気泡を含む連続気泡の
発泡体が得られる。
【0013】本発明において組成物には必要によりポリ
エチレン等のエチレン系樹脂、酸化安定剤、紫外線安定
剤、無機充填剤、顔料、難燃剤、ゴム類などを配合する
ことができる。本発明の組成物を加熱する際の温度は、
発泡および架橋が行なわれるために必要な温度以上であ
り、具体的には130〜300℃の間にある。本発明に
おいて有機過酸化物の分解温度は純粋な製品の半減期1
0分間における温度で示しているため、この温度以下で
も架橋が進行する。目的により、加熱は常圧下でも加圧
下でも行なうことができる。
エチレン等のエチレン系樹脂、酸化安定剤、紫外線安定
剤、無機充填剤、顔料、難燃剤、ゴム類などを配合する
ことができる。本発明の組成物を加熱する際の温度は、
発泡および架橋が行なわれるために必要な温度以上であ
り、具体的には130〜300℃の間にある。本発明に
おいて有機過酸化物の分解温度は純粋な製品の半減期1
0分間における温度で示しているため、この温度以下で
も架橋が進行する。目的により、加熱は常圧下でも加圧
下でも行なうことができる。
【0014】本発明の連続気泡型プロピレン系樹脂発泡
体を作るには、各成分を混合して、発泡剤又は化学発泡
剤の分解温度以下で混練して、混練物から所定の形状
物、例えば、シート、棒、球等をつくり、これらを金型
を用いて、又は金型を用いないで、発泡剤又は化学発泡
剤の分解温度以上でかつ−10℃≦Tp−Tf≦50℃
を満足する温度で加熱する(加圧してもよい)ことによ
って得られる。以下に本発明の実施例を示す。
体を作るには、各成分を混合して、発泡剤又は化学発泡
剤の分解温度以下で混練して、混練物から所定の形状
物、例えば、シート、棒、球等をつくり、これらを金型
を用いて、又は金型を用いないで、発泡剤又は化学発泡
剤の分解温度以上でかつ−10℃≦Tp−Tf≦50℃
を満足する温度で加熱する(加圧してもよい)ことによ
って得られる。以下に本発明の実施例を示す。
【0015】
【実施例】実施例1 耐衝撃性ポリプロピレンJ−409(東燃化学製)20
kg、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマイクC−
2」(発泡温度204℃:三協化成製)2kg、有機過
酸化物「パーカドックス14」(分解温度158℃:化
薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガノックス1
010」(チバガイギー製)10g、23℃における粘
度が300000CPでメチルビニルシリコーン含有量
1.0%のシリコーンガムストック(日本ユニカー製)
600gを森山製作所製DS20−40MWA−H型ニ
ーダーで160℃で10分間混練した。ブレードの回転
数は45rpmであった。この混練物をペレット化し
た。このペレットを150℃で圧縮成形法により厚さ1
mmのシートとした。圧力、時間はそれぞれ100kg
/cm2 、5分間であった。このシートをポリエステル
シートの上に置き、200℃のオーブンに入れたとこ
ろ、9分間で均一に発泡した。この発泡体を取りだし、
室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均気泡径
0.5mmの発泡体が得られた。発泡体の密度は0.0
73g/cm3 であった。この発泡体を90℃の温水に
10分間浸漬した後、厚さを測定したところ10mmで
あった。また、発泡体を23℃の水中で圧縮と緩和を繰
り返し、強制的に吸水させたところ、1cm3 当り8.
5gの吸水があった。
kg、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマイクC−
2」(発泡温度204℃:三協化成製)2kg、有機過
酸化物「パーカドックス14」(分解温度158℃:化
薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガノックス1
010」(チバガイギー製)10g、23℃における粘
度が300000CPでメチルビニルシリコーン含有量
1.0%のシリコーンガムストック(日本ユニカー製)
600gを森山製作所製DS20−40MWA−H型ニ
ーダーで160℃で10分間混練した。ブレードの回転
数は45rpmであった。この混練物をペレット化し
た。このペレットを150℃で圧縮成形法により厚さ1
mmのシートとした。圧力、時間はそれぞれ100kg
/cm2 、5分間であった。このシートをポリエステル
シートの上に置き、200℃のオーブンに入れたとこ
ろ、9分間で均一に発泡した。この発泡体を取りだし、
室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均気泡径
0.5mmの発泡体が得られた。発泡体の密度は0.0
73g/cm3 であった。この発泡体を90℃の温水に
10分間浸漬した後、厚さを測定したところ10mmで
あった。また、発泡体を23℃の水中で圧縮と緩和を繰
り返し、強制的に吸水させたところ、1cm3 当り8.
5gの吸水があった。
【0016】比較例1 実施例1と同様にしてシリコーンガムストックの代わり
に23℃における粘度が300000CPのジチルポリ
シロキサン(日本ユニカー製)を使用してシートを得
た。このシートをポリエステルシートの上に置き、20
0℃のオーブンに入れたところ、9分間で発泡した。こ
の発泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ
10mmの発泡体となったが、平均長径5mm、平均短
径1mmの気泡径の荒れた気泡の発泡体であった。
に23℃における粘度が300000CPのジチルポリ
シロキサン(日本ユニカー製)を使用してシートを得
た。このシートをポリエステルシートの上に置き、20
0℃のオーブンに入れたところ、9分間で発泡した。こ
の発泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ
10mmの発泡体となったが、平均長径5mm、平均短
径1mmの気泡径の荒れた気泡の発泡体であった。
【0017】比較例2 実施例1と同様にして架橋剤を使用せずにシートを得
た。このシートをポリエステルシートの上に置き、20
0℃のオーブンに入れたところ、9分間で発泡した。こ
の発泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ
10mmの発泡体となったが、平均長径5mm、平均短
径1mmの気泡径の荒れた気泡の発泡体であった。
た。このシートをポリエステルシートの上に置き、20
0℃のオーブンに入れたところ、9分間で発泡した。こ
の発泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ
10mmの発泡体となったが、平均長径5mm、平均短
径1mmの気泡径の荒れた気泡の発泡体であった。
【0018】実施例2 耐衝撃性ポリプロピレンJ−409(東燃化学製)18
kg、低密度ポリエチレンNUCG−5381(日本ユ
ニカー製)700g、アゾジカーボンアミド系発泡剤
「セルマイクC−2」(発泡温度204℃:三協化成
製)2kg、有機過酸化物「パーカドックス14」(分
解温度158℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤
「イルガノックス1010」(チバガイギー製)10
g、23℃における粘度が300000CPでメチルビ
ニルシリコーン含有量1.0%のシリコーンガムストッ
ク(日本ユニカー製)600gを森山製作所製DS20
−40MWA−H型ニーダーで160℃で10分間混練
した。ブレードの回転数は45rpmであった。この混
練物をペレット化した。このペレットを150℃で圧縮
成形法により1mm厚さのシートとした。圧力、時間は
それぞれ100kg/cm2 、5分間であった。このシ
ートをポリエステルシートの上に置き、200℃のオー
ブンに入れたところ、9分間で均一に発泡した。この発
泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ10
mm、平均気泡径0.4mmの発泡体が得られた。この
発泡体を90℃の温水に10分間浸漬した後、厚さを測
定したところ10mmであった。また、発泡体を23℃
の水中で圧縮と緩和を繰り返し、強制的に吸水させたと
ころ、1cm3 当り8.8gの吸水があった。
kg、低密度ポリエチレンNUCG−5381(日本ユ
ニカー製)700g、アゾジカーボンアミド系発泡剤
「セルマイクC−2」(発泡温度204℃:三協化成
製)2kg、有機過酸化物「パーカドックス14」(分
解温度158℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤
「イルガノックス1010」(チバガイギー製)10
g、23℃における粘度が300000CPでメチルビ
ニルシリコーン含有量1.0%のシリコーンガムストッ
ク(日本ユニカー製)600gを森山製作所製DS20
−40MWA−H型ニーダーで160℃で10分間混練
した。ブレードの回転数は45rpmであった。この混
練物をペレット化した。このペレットを150℃で圧縮
成形法により1mm厚さのシートとした。圧力、時間は
それぞれ100kg/cm2 、5分間であった。このシ
ートをポリエステルシートの上に置き、200℃のオー
ブンに入れたところ、9分間で均一に発泡した。この発
泡体を取りだし、室温にまで放冷したところ、厚さ10
mm、平均気泡径0.4mmの発泡体が得られた。この
発泡体を90℃の温水に10分間浸漬した後、厚さを測
定したところ10mmであった。また、発泡体を23℃
の水中で圧縮と緩和を繰り返し、強制的に吸水させたと
ころ、1cm3 当り8.8gの吸水があった。
【0019】比較例3 低密度ポリエチレンNUCG−5381(日本ユニカー
製)20kg、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマ
イクC−2」(発泡温度204℃:三協化成製)2k
g、有機過酸化物「パーカドックス14」(分解温度1
58℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガ
ノックス1010」(チバガイギー製)10g、23℃
における粘度が300000CPでメチルビニルシリコ
ーン含有量1.0%のシリコーンガムストック(日本ユ
ニカー製)600gを森山製作所製DS20−40MW
A−H型ニーダーで160℃で10分間混練した。ブレ
ードの回転数は45rpmであった。この混練物をペレ
ット化した。このペレットを150℃で圧縮成形法によ
り1mm厚さのシートとした。圧力、時間はそれぞれ1
00kg/cm2 、5分間であった。このシートをポリ
エステルシートの上に置き、200℃のオーブンに入れ
たところ、7分間で均一に発泡した。この発泡体を取り
だし、室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均
気泡径0.2mmの発泡体が得られた。この発泡体を9
0℃の温水に10分間浸漬した後、厚さを測定したとこ
ろ11mmであった。
製)20kg、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマ
イクC−2」(発泡温度204℃:三協化成製)2k
g、有機過酸化物「パーカドックス14」(分解温度1
58℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガ
ノックス1010」(チバガイギー製)10g、23℃
における粘度が300000CPでメチルビニルシリコ
ーン含有量1.0%のシリコーンガムストック(日本ユ
ニカー製)600gを森山製作所製DS20−40MW
A−H型ニーダーで160℃で10分間混練した。ブレ
ードの回転数は45rpmであった。この混練物をペレ
ット化した。このペレットを150℃で圧縮成形法によ
り1mm厚さのシートとした。圧力、時間はそれぞれ1
00kg/cm2 、5分間であった。このシートをポリ
エステルシートの上に置き、200℃のオーブンに入れ
たところ、7分間で均一に発泡した。この発泡体を取り
だし、室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均
気泡径0.2mmの発泡体が得られた。この発泡体を9
0℃の温水に10分間浸漬した後、厚さを測定したとこ
ろ11mmであった。
【0020】実施例3 ポリプロピレンBJ−315(東燃化学製)18kg、
低密度ポリエチレンNUCG−5381(日本ユニカー
製)700g、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマ
イクC−2」(発泡温度204℃:三協化成製)2k
g、有機過酸化物「パーカドックス14」(分解温度1
58℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガ
ノックス1010」(チバガイギー製)10g、23℃
における粘度が300000CPでメチルビニルシリコ
ーン含有量1.0%のシリコーンガムストック(日本ユ
ニカー製)600gを森山製作所製DS20−40MW
A−H型ニーダーで170℃で10分間混練した。ブレ
ードの回転数は45rpmであった。この混練物をペレ
ット化した。このペレットを160℃で圧縮成形法によ
り1mm厚さのシートとした。圧力、時間はそれぞれ1
00kg/cm2 、5分間であった。このシートをポリ
エステルシートの上に置き、200℃のオーブンに入れ
たところ、9分間で均一に発泡した。この発泡体を取り
だし、室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均
気泡径0.5mmの発泡体が得られた。発泡体の密度は
0.08g/cm3 であった。この発泡体を90℃の温
水に10分間浸漬した後、厚さを測定したところ20m
mであった。また、発泡体を23℃の水中で圧縮と緩和
を繰り返し、強制的に吸水させたところ、1cm3 当り
8.0gの吸水があった。
低密度ポリエチレンNUCG−5381(日本ユニカー
製)700g、アゾジカーボンアミド系発泡剤「セルマ
イクC−2」(発泡温度204℃:三協化成製)2k
g、有機過酸化物「パーカドックス14」(分解温度1
58℃:化薬ヌーリー製)40g、酸化防止剤「イルガ
ノックス1010」(チバガイギー製)10g、23℃
における粘度が300000CPでメチルビニルシリコ
ーン含有量1.0%のシリコーンガムストック(日本ユ
ニカー製)600gを森山製作所製DS20−40MW
A−H型ニーダーで170℃で10分間混練した。ブレ
ードの回転数は45rpmであった。この混練物をペレ
ット化した。このペレットを160℃で圧縮成形法によ
り1mm厚さのシートとした。圧力、時間はそれぞれ1
00kg/cm2 、5分間であった。このシートをポリ
エステルシートの上に置き、200℃のオーブンに入れ
たところ、9分間で均一に発泡した。この発泡体を取り
だし、室温にまで放冷したところ、厚さ10mm、平均
気泡径0.5mmの発泡体が得られた。発泡体の密度は
0.08g/cm3 であった。この発泡体を90℃の温
水に10分間浸漬した後、厚さを測定したところ20m
mであった。また、発泡体を23℃の水中で圧縮と緩和
を繰り返し、強制的に吸水させたところ、1cm3 当り
8.0gの吸水があった。
【0021】
【発明の効果】本発明によって得られる発泡体は耐熱
性,機械的特性,耐化学薬品性等にすぐれており、均一
な気泡径を有しているため、建材用資材、農業用資材、
フィルター、自動車内壁面クッション、培養床材等に適
用できる。特に気泡は連続気泡体であるので、フィルタ
ー用として好適である。
性,機械的特性,耐化学薬品性等にすぐれており、均一
な気泡径を有しているため、建材用資材、農業用資材、
フィルター、自動車内壁面クッション、培養床材等に適
用できる。特に気泡は連続気泡体であるので、フィルタ
ー用として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−342742(JP,A) 特開 平3−269027(JP,A) 特開 平3−269026(JP,A) 特開 平2−240145(JP,A) 特開 平4−170442(JP,A) 特開 平3−139536(JP,A) 特開 平3−21640(JP,A) 特開 平4−170443(JP,A) 特開 平3−287636(JP,A) 特開 平3−287635(JP,A) 特開 平4−170441(JP,A) 特開 平3−269027(JP,A) 特開 平3−269026(JP,A) 特開 昭58−67734(JP,A) 特開 平3−287635(JP,A) 特開 昭59−51925(JP,A) 特開 昭56−155213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/00 - 9/42 C08L 23/00 - 23/36
Claims (3)
- 【請求項1】a)プロピレン系樹脂 100重量部、 b)低級アルケニル基含有オルガノポリシロキサン0.
01〜10重量部、 c)発泡温度(Tf)が100〜200℃の範囲である
発泡剤1〜30重量部、及び d)10分間半減温度(Tp)が110〜220℃であ
る有機過酸化物0.2〜10重量部(但し−10℃≦T
p−Tf≦50℃) を含有してなる連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組
成物。 - 【請求項2】 請求項(1)の連続気泡型プロピレン系
樹脂発泡体用組成物を発泡剤の分解温度以下で、かつ有
機過酸化物の分解温度以下で所定の形状に加工し、それ
を130〜300℃に加熱する事を特徴とする連続気泡
型プロピレン系樹脂発泡体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項(2)の製造方法で作られた連続
気泡型プロピレン系樹脂発泡体。
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---|---|---|---|
JP14414891A JP3119679B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14414891A JP3119679B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04342743A JPH04342743A (ja) | 1992-11-30 |
JP3119679B2 true JP3119679B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=15355337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14414891A Expired - Fee Related JP3119679B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 連続気泡型プロピレン系樹脂発泡体用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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GB0314824D0 (en) | 2003-06-25 | 2003-07-30 | Design Blue Ltd | Energy absorbing material |
JP2005112884A (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-28 | Mitsui Chemicals Inc | ポリプロピレン系発泡性シートおよびその製造方法 |
US8492447B2 (en) | 2008-04-01 | 2013-07-23 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Closed cell propylene-ethylene foam |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP14414891A patent/JP3119679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04342743A (ja) | 1992-11-30 |
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