JP3119252B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

Info

Publication number
JP3119252B2
JP3119252B2 JP10327818A JP32781898A JP3119252B2 JP 3119252 B2 JP3119252 B2 JP 3119252B2 JP 10327818 A JP10327818 A JP 10327818A JP 32781898 A JP32781898 A JP 32781898A JP 3119252 B2 JP3119252 B2 JP 3119252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
temperature
input
mode
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10327818A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11216064A (ja
Inventor
雅道 駒田
一幸 島田
邦夫 浜田
高弓 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP10327818A priority Critical patent/JP3119252B2/ja
Publication of JPH11216064A publication Critical patent/JPH11216064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119252B2 publication Critical patent/JP3119252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
使用される電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の省エネルギー化の流れの中で、電
気湯沸かし器においても省電力化を望む声が増大してき
ている。また昨今、電気湯沸かし器の使用用途は、乳児
のミルク造り等にも広がっており、電気湯沸かし器のお
湯に対して安全、清潔を求める声も他方で広がってきて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気湯沸かし器の構成では、使用者が通電を停止しない
限りは、使用頻度の比較的少ない就寝時等でも、頻繁に
使用している時と変わらない、ある一定の電力を消費し
ていた。使用者が意図して通電を停止した場合には、電
力の倹約の効果は得られるが、再び機器を通電させない
かぎりは、使用者が所望するお湯を得る事ができないば
がりか、非常に手間であり、且つお湯の温度が下がり続
け、殺菌効果のない温度まで低下してしまう可能性があ
った。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、その目的は、お湯の保温温度を低くすれば、その
消費電力が低減できることを利用し、使用者が意図して
入力スイッチを押すと、自動的に所定時間通常の保温温
度よりも低く、且つ殺菌効果のある温度より高い温度で
保温動作を行い、所定時間経過後は、自動的にお湯を沸
騰もしくは通常の高温保温させることのできる倹約保温
タイマモードを有した、省エネ動作可能で且つ省エネ動
作中も常に安全なお湯を供給することができる電気湯沸
かし器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の一つの手段は、容器内の液体を加熱する沸騰
モードと、容器内の液体を第1所定温度に保温する高温
保温モードと、沸騰モード時に入力手段から信号を受け
た時は、信号入力された時点から所定時間、沸騰又は沸
騰近傍まで容器内の液体を加熱してから第1所定温度以
下の第2所定温度に容器内の液体を保温する動作を行
い、沸騰モード以外の時に入力手段から信号を受けた時
は、所定時間の間、第1所定温度以下の第2所定温度に
容器内の液体を保温する倹約保温タイマモードを有する
電気湯沸かし器とする
【0006】以上の構成を有することで、使用者が意図
して入力手段から信号入力させると、自動的に所定時間
通常の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保
温するタイマ保温モ−ドに設定することができ、所定時
間経過後は、急峻加熱し所定温度に達すると即その温度
で保温できる、省エネで安全且つ使い勝手のよい電気湯
沸かし器を提供することができる。
【0007】雑菌の一例として、大腸菌の場合には一般
に約60℃以上で死滅するため、前記第3所定温度を6
0℃以上とすれば、タイマ保温モ−ド中も大腸菌のない
安全なお湯を供給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項記載の発明は、容器内の
液体を加熱する沸騰モードと、容器内の液体を第1所定
温度に保温する高温保温モードと、沸騰モード時に入力
手段から信号を受けた時は、信号入力された時点から所
定時間、沸騰又は沸騰近傍まで容器内の液体を加熱して
から第1所定温度以下の第2所定温度に容器内の液体を
保温する動作を行い、沸騰モード以外の時に入力手段か
ら信号を受けた時は、所定時間の間、第1所定温度以下
の第2所定温度に容器内の液体を保温する倹約保温タイ
マモードを有することで、使用者が意図して所定入力手
段から信号入力すると機器を省エネ動作させることがで
き、第2所定温度を殺菌効果のある温度とすることで省
エネ動作中もカルキ、トリハロメタン等が少ない安全で
おいしいお湯を常に供給することができる。
【0009】請求項記載の発明は、容器内の液体を加
熱する沸騰モードと、容器内の液体を第1所定温度に保
温する高温保温モードと、入力手段からの信号を受け
て、沸騰モードからの移行の時は、沸騰又は沸騰近傍ま
で容器内の液体を加熱した後、所定時間、第1所定温度
以下の第2所定温度に容器内の液体を保温し、沸騰モー
ド以外からの移行の時は、所定時間、第1所定温度以下
の第2所定温度に容器内の液体を保温する倹約保温タイ
マモードを有することで、請求項2記載の発明と同等の
作用がある。
【0010】請求項記載の発明は、所定時間経過し倹
約保温タイマモードが終了した後、お湯を所定温度に達
するまでは加熱ヒーターで加熱し、その後は保温ヒータ
ーで前記所定温度を維持するよう加熱することで、使用
者は倹約保温タイマモード後自動的にすばやく所定温度
のお湯を得ることができる。
【0011】請求項記載の発明は、使用者が意図して
所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常の保温温
度よりも低く、且つ殺菌効果のある温度より高い温度で
保温動作を行い、所定時間経過後はお湯を再び沸騰もし
くは通常高温保温させることで、省エネ効果を得られる
ことに加えて、電力低減動作中も常に安全なお湯を供給
することができ且つ一定時間経過後は自動的に容器内の
お湯を通常使用時の高温状態に戻すことができる。
【0012】請求項記載の発明は、使用者が意図して
所定スイッチを押すと、自動的に所定時間容器内のお湯
への加熱を停止させ、所定時間経過後は、お湯を沸騰も
しくは通常の高温保温させることで、省エネ効果を得る
ことができ且つ一定時間経過後は自動的に容器内のお湯
を通常使用時の高温状態とすることができる。
【0013】以下、所定スイッチが押され、自動的に所
定時間通常の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温
度より高い温度で保温動作している間を倹約保温タイマ
モードと呼ぶ。また、所定スイッチが押され、自動的に
所定時間お湯への加熱を停止している間を倹約タイマモ
ードと呼ぶ。
【0014】請求項記載の発明は、使用者が所定スイ
ッチを押す毎に倹約保温タイマモードを行う所定時間も
しくは倹約タイマモードを行う所定時間を数種類可変で
きるので、使用者が電力倹約モードを動作させる時間を
使用実態にあわせて数段階設定することができる。
【0015】請求項記載の発明は、所定スイッチを押
す毎に倹約保温タイマモードにおける保温温度を数種類
可変できるので、使用者が電力倹約モードにおける保温
温度を使用実態にあわせて数段階設定することができ
る。
【0016】請求項記載の発明は、計時手段による計
時時間があらかじめ設定された所定時間に到達した時の
制御手段の動作を、加熱手段を第1加熱駆動手段によっ
て駆動させることにより、請求項4〜7記載の発明の形
態と同等の効果を得ることができる。
【0017】請求項記載の発明は、計時手段による計
時時間があらかじめ設定された所定時間に到達した時の
制御手段の動作を、加熱手段を第1所定温度を維持する
ように第2加熱駆動手段によって駆動させることによ
り、請求項4〜7記載の発明の形態と同等の効果を得る
ことができる。
【0018】請求項10記載の発明は、計時手段による
計時時間があらかじめ設定された所定時間に到達した時
の制御手段の動作を、入力手段から信号入力され前記計
時手段が動作する直前の加熱駆動が第1加熱制御手段に
よるものであれば、加熱手段を第1加熱制御手段によっ
て駆動させ、直前の加熱駆動が第1所定温度に基づいた
第2加熱制御手段によるものであれば、加熱手段を第1
所定温度に基づて第2加熱制御手段によって駆動させる
ことにより、請求項4〜7記載の発明の形態と同等の効
果を得ることができる。
【0019】請求項11記載の発明は、入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、再度前記入力
手段よりあらかじめ設定された所定回数信号入力される
と、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を温
度検知手段で測定された液体の温度によって第1加熱駆
動手段もしくは第1所定温度に基づて第2加熱駆動手段
によって駆動させる動作を制御手段に付加しているの
で、使用者が誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマ
モードもしくは倹約タイマモードに移行しても、再度所
定回数入力スイッチを押せば、倹約保温タイマモードも
しくは倹約タイマモードの動作を停止させることができ
る。
【0020】請求項12記載の発明は、入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、再度前記入力
手段よりあらかじめ設定された所定回数信号入力される
と、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を第
1加熱駆動手段によって駆動させる動作を制御手段に付
加しているので、使用者が誤って入力スイッチを押し倹
約保温タイマモードもしくは倹約タイマモードに移行し
ても、再度所定回数入力スイッチを押せば、倹約保温タ
イマモードもしくは倹約タイマモードの動作を停止させ
ることができる。
【0021】請求項13記載の発明は、入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、再度前記入力
手段よりあらかじめ設定された所定回数信号入力される
と、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を第
1所定温度に基づて第2加熱駆動手段によって駆動させ
る動作を制御手段に付加しているので、使用者が誤って
入力スイッチを押し倹約保温タイマモードもしくは倹約
タイマモードに移行しても、再度所定回数入力スイッチ
を押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹約タイマモ
ードの動作を停止させることができる。
【0022】請求項14記載の発明は、入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、再度前記入力
手段よりあらかじめ設定された所定回数信入力される
と、計時手段の動作を停止するとともに、前記入力手段
に信号入力され計時手段が動作する直前の加熱駆動が第
1加熱制御手段によるものであれば、加熱手段を第1加
熱制御手段によって駆動させ、直前の加熱駆動が第1所
定温度に基づいた第2加熱制御手段によるものであれ
ば、加熱手段を第1所定温度を維持するように第2加熱
制御手段によって駆動させる動作を制御手段に付加して
いるので、使用者が誤って入力スイッチを押し倹約保温
タイマモードもしくは倹約タイマモードに移行しても、
再度所定回数入力スイッチを押せば、倹約保温タイマモ
ードもしくは倹約タイマモードの動作を停止させること
ができる。
【0023】請求項15記載の発明は、計時手段の動作
の停止を行う計時手段の動作を開始させる前記入力手段
とは異なる第2入力手段を具備し、且つ入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、前記第2入力
手段から信号入力されると、計時手段の動作を停止する
とともに、加熱手段を温度検知手段で測定された液体の
温度によって第1加熱駆動手段もしくは第1所定温度を
維持するように第2加熱駆動手段で駆動させる動作を制
御手段に付加しているので、使用者が誤って入力スイッ
チを押し倹約保温タイマモードもしくは倹約タイマモー
ドに移行しても、前記入力スイッチとは異なる第2入力
スイッチを押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹約
保温タイマモードの動作を停止させることができる。
【0024】請求項16記載の発明は、計時手段の動作
の停止を行う計時手段の動作を開始させる前記入力手段
とは異なる第2入力手段を具備し、且つ入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、前記第2入力
手段から信号入力されると、計時手段の動作を停止する
とともに、加熱手段を第1加熱駆動手段によって駆動さ
せる動作を制御手段に付加しているので、使用者が誤っ
て入力スイッチを押し倹約保温タイマモードもしくは倹
約タイマモードに移行しても、前記入力スイッチとは異
なる第2入力スイッチを押せば、倹約保温タイマモード
もしくは倹約保温タイマモードの動作を停止させること
ができる。
【0025】請求項17記載の発明は、計時手段の動作
の停止を行う計時手段の動作を開始させる前記入力手段
とは異なる第2入力手段を具備し、且つ入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、前記第2入力
手段から信号入力されると、計時手段の動作を停止する
とともに、加熱手段を第1所定温度を維持するように第
2加熱駆動手段によって駆動させる動作を制御手段に付
加しているので、使用者が誤って入力スイッチを押し倹
約保温タイマモードもしくは倹約タイマモードに移行し
ても、前記入力スイッチとは異なる第2入力スイッチを
押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹約保温タイマ
モードの動作を停止させることができる。
【0026】請求項18記載の発明は、計時手段の動作
の停止を行う計時手段の動作を開始させる前記入力手段
とは異なる第2入力手段を具備し、且つ入力手段からの
信号入力で計時手段が動作し、制御手段により加熱手段
を第2所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によ
って駆動もしくは駆動停止させている時、前記第2入力
手段から信号入力されると、計時手段の動作を停止する
とともに、前記入力手段が入力され計時手段が動作する
直前の加熱駆動が第1加熱制御手段によるものであれ
ば、加熱手段を第1加熱制御手段によって駆動させ、直
前の加熱駆動が第1所定温度に基づいた第2加熱制御手
段によるものであれば、加熱手段を第1所定温度を維持
するように第2加熱制御手段によって駆動させる動作を
制御手段に付加しているので、使用者が誤って入力スイ
ッチを押し倹約保温タイマモードもしくは倹約タイマモ
ードに移行しても、前記入力スイッチとは異なる第2入
力スイッチを押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹
約保温タイマモードの動作を停止させることができる。
【0027】請求項19記載の発明は、入力手段からの
信号入力で計時手段および制御手段が動作している時そ
のことを報知する報知手段を具備しているので、機器が
倹約保温タイマモードもしくは倹約保温タイマモードに
ある時、そのことを使用者に容易に知らしめることがで
きる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0029】(実施例1) 以下本発明の第1の実施例について、図1、図2及び図
3を参照しながら説明する。
【0030】図1において、本体1内に上面開口の水を
収容する容器2があり、容器2の上部を覆う蓋3がそれ
ぞれ配置されている。4は容器2内の水を加熱する加熱
源で、加熱ヒーター4aと保温ヒーター4bから構成さ
れている。また、容器2内の水温を検知する温度センサ
ー5と、容器2内のお湯を、外部導出口7から外部に導
くための電動ポンプが下方に配置されている。
【0031】また更に、11は加熱ヒーター4a、4a
を駆動する加熱ヒーター駆動手段、12は保温ヒーター
4bを駆動する保温ヒーター駆動手段、10は時間を計
時する計時手段、9は入力手段、8は温度センサー5、
入力手段9、計時手段10からの信号を入力とし、計時
手段10、加熱ヒーター駆動手段11、保温ヒーター駆
動手段12に信号を出力する制御手段である。
【0032】また機器の動作モードとして、加熱ヒータ
ー駆動手段11で容器2内の水を加熱する沸騰モード、
保温ヒーター駆動手段12で容器2内のお湯を第1所定
温度に保温する高温保温モード、所定時間の間保温ヒー
ター駆動手段12で第1所定温度以下の第2所定温度に
保温する倹約保温タイマモードを有している。
【0033】以上の構成を有する本実施例の作用を要部
電気回路構成を示す図2で説明する。図2において、商
用電源20には加熱ヒーター4aが加熱ヒーター駆動手
段である加熱ヒーター駆動用リレー11aのリレー接点
を介して、保温ヒーター4bが保温ヒーター駆動手段で
ある保温ヒーター駆動用リレー12aのリレー接点を介
して接続されており、また商用電源20はAC−DCコ
ンバータ100、電解コンデンサ101、レギュレータ
102を介してマイコン103に電源を供給している。
マイコン103には、温度センサーであるサーミスタ5
と抵抗5aによる分圧電圧が入力されており、この分圧
電圧のレベルに応じて制御手段であるAD変換器8aで
温度検知している。商用電源20より電源供給される
と、AD変換器8aで得られた温度が制御手段である中
央制御装置8bで第4所定温度(以降θ4(本実施例で
は90℃)とする)と比較され、得られた温度がθ4よ
り低ければ、中央制御装置8bによって抵抗器11c、
トランジスタ11b、加熱ヒーター駆動用リレー11a
を介して加熱ヒーター4aを動作させ(沸騰モード)、
得られた温度がθ4より高ければ、中央制御装置8bに
よって抵抗器12c、トランジスタ12b、保温ヒータ
ー駆動用リレー12aを介して保温ヒーター4bを水温
が第1所定温度(以降θ1(本実施例では98℃)とす
る)となるように動作させる(高温保温モード)。
【0034】使用者が入力手段である入力スイッチ9を
操作し、入力スイッチ9から信号入力されると、中央制
御装置8bの制御で計時手段であるタイマカウンタ10
の動作を開始させるとともに、容器2内のお湯がθ1よ
り低い第2所定温度(以降θ2(本実施例では60℃)
とする)で維持されるよう抵抗器12c、トランジスタ
12b、保温ヒーター駆動用リレー12aを介して保温
ヒーター4bを動作させる(倹約保温タイマモード)。
【0035】機器が倹約保温タイマモードとなっている
間は、タイマカウンタ10による計時時間と所定時間
(以降t1(本実施例では6時間)とする)を常に中央
制御装置8bで比較しており、時間経過し計時時間がt
1に到達した時そのことを中央制御装置8bが認識し、
加熱ヒーター4aを動作させる。そしてその後、容器2
内の温度が上昇し、AD変換器8aからの信号で水温が
第3所定温度(以降θ3(本実施例では85℃)とす
る)に到達したことを中央制御装置8bが認識したと
き、加熱ヒーター4aを停止させ、保温ヒーター4bを
水温がθ3を維持するよう動作させる。
【0036】次に図3の動作フローチャートを用いて更
に詳細に説明する。容器2内に水を入れ機器に電源が供
給されるとAD変換器8aにより水温θを測定(100)
し、水温θが所定温度θ4より低いと沸騰モード、水温
θが所定温度θ4より高いと高温保温モードへと移行(1
01)する。通常、通電当初の水の温度は低いため機器は
沸騰モードへと移行する。沸騰モードにおいては、まず
加熱ヒーター4aをオン、保温ヒーター4bをオフ(10
2)し、その後水温θを再度測定し(103)θの単位時間当
たりの温度上昇が所定値(以降Δθとする)以下となれ
ば容器内のお湯は沸騰したと判断(104)され、加熱ヒー
ター4aをオフ(105)した後高温保温モードに移行す
る。(104)の判断でθの単位時間当たりの温度上昇がΔ
θ以上であれば単位時間当たりの温度上昇がΔθ以下と
なるまで(103)(104)を繰り返す。
【0037】高温保温モードにおいては、加熱ヒーター
4aをオフ(106)した後水温θを測定し(107)、前記θを
所定温度θ4とθ4より高い所定温度θ1の2値と比較
(108)し、θがθ4より低ければ沸騰モードへと移行す
る。θがθ4より高く且つθ1より低ければ保温ヒータ
ー4bをオンし(109)、θがθ1より高ければ保温ヒー
ター4bをオフ(110)し以後θが水の追加等でθ4より
低くならない限りは(107)(108)そして(109)もしくは(11
0)の動作を繰り返し、容器内2のお湯をθ1に温度維持
するよう動作する。機器が(102)から(110)までのいずれ
の動作をしている場合でも、使用者が入力スイッチ9を
操作し信号が入力される(130)と、機器は倹約保温タイ
マモードへと移行する。
【0038】倹約保温タイマモードにおいては、まず加
熱ヒーター4a、保温ヒーター4bの動作を双方ともオ
フ(111)し、その直後にタイマカウンタ10を動作させ
計時スタート(112)させる。そして(113)で再度水温θを
測定した後、前記θとθ1よりも低い所定温度θ2を比
較(114)し、θがθ2より低ければ保温ヒーター4bを
オン(115)、θがθ2より高ければ保温ヒーター4bを
オフ(116)させ、(117)で(112)からの計時時間tと所定
時間t1を比較し、計時時間tが所定時間t1より小さ
い時(113)(114)そして(115)もしくは(116)の動作を繰り
返す。
【0039】また、(111)から(117)の動作中に入力スイ
ッチ13から信号入力される(127)と、その計時時間t
をゼロクリア、計時動作を停止(131)した後、(100)で水
温検知し(101)で沸騰モードもしくは高温保温モードへ
と移行する。
【0040】時間経過し計時時間tが所定時間t1に到
達した時、その計時時間tをゼロクリア、計時動作を停
止(118)した後、加熱ヒーター4aをオン、保温ヒータ
ー4bをオフ(119)し、水温θがθ3に到達するまで、
水温θ測定(120)、θとθ3との比較(121)を繰り返す。
水温θがθ3に到達すると、加熱ヒーター4aをオフ(1
22)した後、水温θを測定し(123)、次に前記θを所定温
度θ3と比較(124)し、θがθ3より低ければ保温ヒー
ター4bをオンし(125)、θがθ3より高ければ保温ヒ
ーター4bをオフ(126)し以後は(123)(124)そして(125)
もしくは(126)の動作を繰り返し、容器内2のお湯をθ
3に温度維持するよう動作する。また、(119)から(126)
の間で、入力スイッチ9から信号入力(128)されると機
器は倹約保温タイマモードへ移行し、水追加による水温
の低下をAD変換器8aで検知した(129)時機器は沸騰
モードへと移行する。
【0041】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せることで、省エネ効果を得られることに加えて、省エ
ネ動作中も常に安全なお湯を供給することができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。ま
た、所定時間経過し倹約保温タイマモードが終了した
後、お湯を所定温度に達するまで加熱ヒーター動作によ
って加熱した後保温ヒーターの断続動作によって前記所
定温度を維持するようにすることで、使用者は倹約保温
タイマモード後自動的にすばやく所定温度のお湯を得る
ことができる使い勝手の良い電気湯沸かし器を提供する
ことができる。
【0042】尚、本実施例では温度センサーによって得
られる検知温度θとその時の実際の容器内の水温(以降
θwとする)は一致しているとしているが、実際には容
器内の水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれて
いる周囲温度等の条件で検知温度θと実水温θwに温度
差生じる。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の
温度、機器がおかれている周囲温度の条件によってθ
1、θ2、θ3、θ4の値を補正し、水温θwを周囲条
件が変化しても同一とするように水温制御の精度を上げ
たとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0043】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイ
マモードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、
倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰を行う専用スイッチであっても、倹約保温タ
イマモードへ移行のみ行う専用スイッチであっても、倹
約保温タイマモードへの移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰と他の機能を併せ持つ兼用スイッチであって
も、倹約保温タイマモードへの移行と他の機能を併せ持
つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0044】また、本実施例では入力スイッチから1回
信号入力があれば、倹約保温タイマモードへの移行及び
倹約保温タイマモードからの復帰がおこなえるが、入力
スイッチに複数の信号入力がないと、移行もしくは復帰
の動作を行わないとしても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0045】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0046】また、図3を用いた本実施例の説明の中
で、倹約保温タイマモード中に入力スイッチから信号入
力あった(127)とき、時間のゼロクリア、計時動作停止
させた(131)後その時の水温で沸騰モードもしくは高温
保温モードへ移行(100)(101)を行っているが、前記(13
1)の後必ず沸騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モー
ドへ移行させたとしても本実施例と同等の効果が得られ
る。
【0047】また、図3を用いた本実施例の説明の中で
は、倹約保温タイマモード中(111)〜(117)の水追加では
特筆すべき動作はしないとしているが、倹約保温タイマ
モード中に水追加されると、倹約保温タイマモード終了
後、一旦水を沸騰させてから水温をθ3に保温するよう
にし、水追加されても倹約保温タイマモード終了後のお
湯をカルキ、トリハロメタン等の少ないものとすること
ができる。
【0048】また、図3を用いた本実施例の説明の中
で、(102)(119)の動作は加熱ヒーター4aをオン、保温
ヒーター4bはオフとしているが、これを加熱ヒーター
4a保温ヒーター4bともにオンとしたとしても、本実
施例と同等の効果が得られる。
【0049】(実施例2) 本実施例の構成は、実施例1で示した構成図である図
1、要部回路構成図である図2と同一であるが、各構成
ブロックの動作内容が異なっている。以下、本実施例を
実施例1に対してその動作の相違する部分に着目して図
4の動作フローチャートを用いて説明する。
【0050】図4は、実施例1の動作フローチャート図
3から(119)〜(126)を削除し、(200)〜(203)を付加した
構成となっている。
【0051】機器が倹約保温タイマモードの動作を繰り
返している(113)〜(117)中で、時間経過し計時時間tが
所定時間t1に到達した時、その計時時間tをゼロクリ
ア、計時動作を停止(118)した後、その時の水温θを測
定(200)し、前記θを所定温度θ3と比較(201)し、θが
θ3より低ければ保温ヒーター4bをオンし(202)、θ
がθ3より高ければ保温ヒーター4bをオフ(203)し以
後θが水の追加及び入力スイッチからの信号入力がない
限りは(200)(201)そして(202)もしくは(203)の動作を繰
り返し、容器内2のお湯をθ3に温度維持するよう動作
する。
【0052】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せることで、省エネ効果を得られることに加えて、省エ
ネ動作中も常に安全なお湯を供給することができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。ま
た、所定時間経過し倹約保温タイマモードが終了した
後、お湯を所定温度に達するまで保温ヒーターを連続動
作させた後保温ヒーターを断続動作し前記所定温度を維
持するようにすることで、使用者は倹約保温タイマモー
ド後自動的に所定温度のお湯を得ることができる使い勝
手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0053】尚、本実施例では温度センサーによって得
られる検知温度θとその時の実際の容器内の水温(以降
θwとする)は一致しているとしているが、実際には容
器内の水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれて
いる周囲温度等の条件で検知温度θと実水温θwに温度
差生じる。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の
温度、機器がおかれている周囲温度の条件によってθ
1、θ2、θ3、θ4の値を補正し、水温θwを周囲条
件が変化しても同一とするように水温制御の精度を上げ
たとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0054】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイ
マモードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、
倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰を行う専用スイッチであっても、倹約保温タ
イマモードへ移行のみ行う専用スイッチであっても、倹
約保温タイマモードへの移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰と他の機能を併せ持つ兼用スイッチであって
も、倹約保温タイマモードへの移行と他の機能を併せ持
つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0055】また、本実施例では入力スイッチから1回
信号入力があれば、倹約保温タイマモードへの移行及び
倹約保温タイマモードからの復帰がおこなえるが、入力
スイッチに複数の信号入力がないと、移行もしくは復帰
の動作を行わないとしても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0056】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0057】また、図4を用いた本実施例の説明の中
で、倹約保温タイマモード中に入力スイッチから信号入
力あった(127)とき、時間のゼロクリア、計時動作停止
させた(131)後その時の水温で沸騰モードもしくは高温
保温モードへ移行(100)(101)を行っているが、前記(13
1)の後必ず沸騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モー
ドへ移行させたとしても本実施例と同等の効果が得られ
る。
【0058】また、図4を用いた本実施例の説明の中で
は、倹約保温タイマモード中(111)〜(117)の水追加では
特筆すべき動作はしないとしているが、倹約保温タイマ
モード中に水追加されると、倹約保温タイマモード終了
後、一旦水を沸騰させてから水温をθ3に保温するよう
にし、水追加されても倹約保温タイマモード終了後のお
湯をカルキ、トリハロメタン等の少ないものとすること
ができる。
【0059】また、図4を用いた本実施例の説明の中
で、(102)の動作は加熱ヒーター4aをオン、保温ヒー
ター4bはオフとしているが、これを加熱ヒーター4a
保温ヒーター4bともにオンとしたとしても、本実施例
と同等の効果が得られる。
【0060】(実施例3) 本実施例の構成は、実施例1で示した構成図である図
1、要部回路構成図である図2と同一であるが、各構成
ブロックの動作内容が異なっている。以下、本実施例を
実施例1に対してその動作の相違する部分に着目して図
5の動作フローチャートを用いて説明する。
【0061】図5は、実施例1の動作フローチャート図
3から(119)〜(126)を削除し、(300)〜(307)を付加した
構成となっている。
【0062】機器が倹約保温タイマモードの動作を繰り
返している(113)〜(117)中で、時間経過し計時時間tが
所定時間t1に到達した時、その計時時間tをゼロクリ
ア、計時動作を停止(118)した後、加熱ヒーター4aを
オン、保温ヒーター4bをオフ(300)し、その後水温θ
を再度測定し(301)θの単位時間当たりの温度上昇が所
定値Δθ以下となれば容器内の水は沸騰したと判断(30
2)され、加熱ヒーター4aをオフ(303)する。(302)の判
断でθの単位時間当たりの温度上昇が所定値Δθ以上で
あれば単位時間当たりの温度上昇が所定値Δθ以下とな
るまで(301)(302)を繰り返す。また、加熱ヒーター4a
をオフ(303)した後、水温θを測定し(304)、次に前記θ
を所定温度θ3と比較(305)し、θがθ3より低ければ
保温ヒーター4bをオンし(306)、θがθ3より高けれ
ば保温ヒーター4bをオフ(307)し以後は(304)(305)そ
して(306)もしくは(307)の動作を繰り返し、容器内2の
お湯をθ3に温度維持するよう動作する。
【0063】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せることで、省エネ効果を得られることに加えて、省エ
ネ動作中も常に安全なお湯を供給することができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。ま
た、所定時間経過し倹約保温タイマモードが終了した
後、お湯が沸騰するまで加熱ヒーター動作によって加熱
した後保温ヒーターを断続動作し所定温度を維持するよ
うにすることで、使用者は倹約保温タイマモード後自動
的にカルキ、トリハロメタン等のすくない所定温度のお
湯を得ることができる使い勝手の良い電気湯沸かし器を
提供することができる。
【0064】尚、本実施例では温度センサーによって得
られる検知温度θとその時の実際の容器内の水温(以降
θwとする)は一致しているとしているが、実際には容
器内の水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれて
いる周囲温度等の条件で検知温度θと実水温θwに温度
差生じる。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の
温度、機器がおかれている周囲温度の条件によってθ
1、θ2、θ3、θ4の値を補正し、水温θwを周囲条
件が変化しても同一とするように水温制御の精度を上げ
たとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0065】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイ
マモードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、
倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰を行う専用スイッチであっても、倹約保温タ
イマモードへ移行のみ行う専用スイッチであっても、倹
約保温タイマモードへの移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰と他の機能を併せ持つ兼用スイッチであって
も、倹約保温タイマモードへの移行と他の機能を併せ持
つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0066】また、本実施例では入力スイッチから1回
信号入力があれば、倹約保温タイマモードへの移行及び
倹約保温タイマモードからの復帰がおこなえるが、入力
スイッチに複数の信号入力がないと、移行もしくは復帰
の動作を行わないとしても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0067】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0068】また、図5を用いた本実施例の説明の中
で、倹約保温タイマモード中に入力スイッチから信号入
力あった(127)とき、時間のゼロクリア、計時動作停止
させた(131)後その時の水温で沸騰モードもしくは高温
保温モードへ移行(100)(101)を行っているが、前記(13
1)の後必ず沸騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モー
ドへ移行させたとしても本実施例と同等の効果が得られ
る。
【0069】また、図5を用いた本実施例の説明の中
で、(102)(300)の動作は加熱ヒーター4aをオン、保温
ヒーター4bはオフとしているが、これを加熱ヒーター
4a保温ヒーター4bともにオンとしたとしても、本実
施例と同等の効果が得られる。
【0070】(実施例4) 本実施例の構成は、実施例1で示した構成図である図
1、要部回路構成図である図2と同一であるが、図1に
おける制御手段8、図2における中央制御装置8b内に
機器が沸騰モードにあるときセットされる沸騰モードフ
ラグに有していることと、各構成ブロックの動作内容が
異なっている。以下、本実施例を実施例1に対してその
動作の相違する部分に着目して図6の動作フローチャー
トを用いて説明する。
【0071】図6は、実施例1の動作フローチャート図
3から(111)〜(112)を削除し、(400)〜(406)を付加した
構成となっている。
【0072】機器が沸騰モードにある間すなわち(102)
〜(104)の動作をしている間のみKFを1にセットする
よう(102)動作の直前(400)でKFを1とし、(104)動作
直後(401)でKFを0としている。入力スイッチからの
信号入力(130)(128)で機器が倹約保温タイマモードとな
った時、(402)でKFが1であるかを判断し、KFが1
なら加熱ヒーター4aをオン、保温ヒーター4bをオフ
(403)した後、計時をスタート(404)させ、沸騰検知する
まで水温検知(405)沸騰検知の判断(406)をくり返す。(4
06)で沸騰検知した後は(113)以降実施例1と同様の動作
を行う。(402)でKFが0であれば加熱ヒーター4aを
オフ(407)した後計時をスタート(408)させ、(113)以降
実施例1と同様の動作を行う。
【0073】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、スイッチを押す直前が
沸騰モードであれば、容器内のお湯を沸騰させた後通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せる動作を所定時間行い、スイッチを押す直前が高温保
温モードであれば、所定時間通常の保温温度よりも低く
且つ殺菌効果のある温度で保温することで、省エネ効果
を得られることに加えて、省エネ動作中のお湯を、カル
キ、トリハロメタン等が少なく、且つ雑菌の繁殖しない
安全なものとすることができる使い勝手の良い電気湯沸
かし器を提供することができる。また、所定時間経過し
倹約保温タイマモードが終了した後、お湯を所定温度に
達するまで加熱ヒーター動作によって加熱した後保温ヒ
ーターの断続動作によって前記所定温度を維持するよう
にすることで、使用者は倹約保温タイマモード後自動的
にすばやく所定温度のお湯を得ることができる使い勝手
の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0074】尚、本実施例では温度センサーによって得
られる検知温度θとその時の実際の容器内の水温(以降
θwとする)は一致しているとしているが、実際には容
器内の水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれて
いる周囲温度等の条件で検知温度θと実水温θwに温度
差生じる。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の
温度、機器がおかれている周囲温度の条件によってθ
1、θ2、θ3、θ4の値を補正し、水温θwを周囲条
件が変化しても同一とするように水温制御の精度を上げ
たとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0075】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイ
マモードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、
倹約保温タイマモードへ移行及び倹約保温タイマモード
からの復帰のみ行う専用スイッチであっても、倹約保温
タイマモードへ移行のみ行う専用スイッチであっても、
倹約保温タイマモードへの移行及び倹約保温タイマモー
ドからの復帰と他の機能を併せ持つ兼用スイッチであっ
ても、倹約保温タイマモードへの移行と他の機能を併せ
持つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得
られることは言うまでもない。
【0076】また、本実施例では入力スイッチから1回
信号入力があれば、倹約保温タイマモードへの移行及び
倹約保温タイマモードからの復帰がおこなえるが、入力
スイッチに複数の信号入力がないと、移行もしくは復帰
の動作を行わないとしても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0077】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0078】また、図6を用いた本実施例の説明の中
で、倹約保温タイマモード中に入力スイッチから信号入
力あった(127)とき、時間のゼロクリア、計時動作停止
させた(131)後その時の水温で沸騰モードもしくは高温
保温モードへ移行(100)(101)を行っているが、前記(13
1)の後必ず沸騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モー
ドへ移行させたとしても本実施例と同等の効果が得られ
る。
【0079】また、図6を用いた本実施例の説明の中で
は、倹約保温タイマモードの(113)〜(117)(407)(408)動
作中の水追加では特筆すべき動作はしないとしている
が、(113)〜(117)(407)(408)動作中に水追加されると、
加熱ヒーター4aをオンさせ一旦沸騰検知させた後、(1
13)以降の動作を行うようにすることで、水追加の有無
にかかわらず倹約保温タイマモード終了後のお湯をカル
キ、トリハロメタン等の少ないものとすることができ
る。
【0080】また、図6を用いた本実施例の説明の中
で、(102)(119)(403)の動作は加熱ヒーター4aをオ
ン、保温ヒーター4bはオフとしているが、これを加熱
ヒーター4a保温ヒーター4bともにオンとしたとして
も、本実施例と同等の効果が得られる。
【0081】(実施例5) 本実施例を図7の動作フローチャートを用いて動作の流
れを説明する。図7の動作フローチャートにある通り、
本実施例は、実施例4と倹約保温タイマモード中にKF
が1である時の計時スタートのタイミングのみ異なって
おり、(403)で加熱ヒーター4aをオン、保温ヒーター
4bをオフし、水温測定(405)し沸騰検知したと判断(40
6)した後、計時スタート(404)させている。その他動作
は、実施例4と同一であり、得られる効果も同一であ
る。
【0082】(実施例6) 本実施例の構成は、図8に示す通り実施例1で示した構
成図である図1に第2入力手段13を付加して構成とな
っている。以下、本実施例を実施例1に対してその動作
の相違する部分に着目して図9の動作フローチャートを
用いて説明する。
【0083】図9は、実施例1の動作フローチャート図
3に(600)のみを付加した構成となっており、沸騰モー
ドもしくは高温保温モードで第2入力手段である第2入
力スイッチから信号入力されると、高温保温モード時の
所定温度θ1をθHとθHより低いθLの2種類切り替
えることができる。その他動作は、実施例1と同一であ
り、得られる効果も同一である。
【0084】本実施例では、第2入力手段からの信号入
力で所定温度θ1を2種類変更可能であるとして説明し
たが、これが3種類以上の複数となっても同一の効果が
得られることは言うまでもない。
【0085】また、本実施例では倹約保温タイマモード
中の保温温度θ2は、高温保温モード中の保温温度θ1
つまりはθH、θLのいずれよりも低く設定しているも
のとしているが、θ2はθHよりも低いがθLよりも高
い温度として設定しても、倹約保温タイマモードは高温
(θH)での高温保温モードよりは、省エネ効果を得るこ
とができる。
【0086】(実施例7) 本実施例の構成は、実施例1で示した構成図である図
1、要部回路構成図である図2と同一であるが、図1に
おける制御手段8、図2における中央制御装置8b内に
入力スイッチ8より信号入力された時セットされる入力
信号セットフラグ(以降SFとする)を有することと、
各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、本実
施例を実施例1に対してその動作の相違する部分に着目
して図10の動作フローチャートを用いて説明する。
【0087】図10は、実施例1の動作フローチャート
図3に(700)〜(707)を付加した構成となっている。
【0088】機器が倹約保温タイマモード以外の時、入
力スイッチから信号入力されるとSFを1にセット(70
0)(702)し所定時間t1をt1L(701)(703)として倹約
保温タイマモードに移行する。倹約保温タイマモードに
おいて再度入力スイッチから信号入力される(129)とS
Fの値をインクリメントした(704)後SFが3であるか
判断(705)し、倹約保温タイマモードからの信号入力が
1回でSFが2の時は所定時間t1をt1Lより大きい
t1Hに変更する。そしてさらに信号入力されSFが3
になった時、計時ストップ計時時間t1をゼロクリア(7
07)して、その時の水温θに応じて沸騰モードもしくは
高温保温モードへと移行する。
【0089】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せることで、省エネ効果を得られることに加えて、省エ
ネ動作中も常に安全なお湯を供給することができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。ま
た更に使用者が所定スイッチを押す毎に倹約保温タイマ
モードにおける所定時間を複数種類可変でき、使用実態
にあった省エネ動作を設定することができる使い勝手の
良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0090】尚、本実施例では温度センサーによって得
られる検知温度θとその時の実際の容器内の水温(以降
θwとする)は一致しているとしているが、実際には容
器内の水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれて
いる周囲温度等の条件で検知温度θと実水温θwに温度
差生じる。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の
温度、機器がおかれている周囲温度の条件によってθ1
θ2θ3θ4の値を補正し、水温θwを周囲条件が変化
しても同一とするように水温制御の精度を上げたとして
も、本実施例と同等の効果が得られる。
【0091】尚、本実施例では温度センサーと温度検知
手段によって得られる検知温度θとその時の実際の容器
内の水温(以降θwとする)との温度差はいかなる条件
においても一定とし同一動作モードではθ1、θ2、θ
3、θ4の所定温度を固定としたが、実際には容器内の
水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれている周
囲温度等の条件で検知温度と実水温の温度差は変化す
る。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の温度、
機器がおかれている周囲温度の条件によってθ1θ2θ
3θ4の値を補正し、その時それぞれの水温θwを周囲
条件が変化しても同一とするように温度検知の精度を上
げたとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0092】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行、倹約保温タイマ
モード中の所定時間t1の値の設定及び倹約保温タイマ
モードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、倹
約保温タイマモードへ移行、倹約保温タイマモードの動
作条件設定及び倹約保温タイマモードからの復帰を行う
専用スイッチであっても、前記機能と他の機能を併せ持
つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得ら
れることは言うまでもない。また、倹約保温タイマモー
ドへ移行、倹約保温タイマモード中の所定時間t1の値
の設定及び倹約保温タイマモードからの復帰の3つの機
能を2個もしくは3個の入力スイッチを設けることで実
現しても本実施例と同等の効果が得られ、前述の2ない
し3個の入力スイッチは前述の3つの機能以外の機能を
併せ持っていても同等の効果が得られる。
【0093】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力の回数で2種類の所定時間を使用者が設定するこ
とが可能であるが、図10の(705)の判断の分岐を増や
しSFの値に対応した所定温度を例えばn種類設定すれ
ば、使用者はn種類の所定時間の中から使用実態にあっ
た時間を選択することができる。
【0094】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0095】また、図10を用いた本実施例の説明の中
で、計時時間のゼロクリア、計時動作停止させた(707)
後その時の水温で沸騰モードもしくは高温保温モードへ
移行(100)(101)を行っているが、前記(707)の後必ず沸
騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モードへ移行させ
たとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0096】また、図10を用いた本実施例の説明の中
では、倹約保温タイマモード中(111)〜(117)の水追加で
は特筆すべき動作はしないとしているが、倹約保温タイ
マモード中に水追加されると、倹約保温タイマモード終
了後、一旦水を沸騰させてから水温をθ3に保温するよ
うにし、水追加の有無にかかわらず倹約保温タイマモー
ド終了後のお湯をカルキ、トリハロメタン等の少ないも
のとすることができる。
【0097】また、図10を用いた本実施例の説明の中
で、(102)(119)の動作は加熱ヒーター4aをオン、保温
ヒーター4bはオフとしているが、これを加熱ヒーター
4a、保温ヒーター4bともにオンとしたとしても、本
実施例と同等の効果が得られる。
【0098】(実施例8) 本実施例の構成は、実施例1で示した構成図の図1、要
部回路構成図の図2と同一であるが、図1における制御
手段8、図2における中央制御装置8b内に入力スイッ
チ8より信号入力された時セットされる入力信号セット
フラグ(以降SFとする)を有することと、各構成ブロ
ックの動作内容が異なっている。以下、本実施例を実施
例1に対してその動作の相違する部分に着目して図11
の動作フローチャートを用いて説明する。
【0099】図11は、実施例1の動作フローチャート
図3に(800)〜(807)を付加した構成となっている。
【0100】機器が倹約保温タイマモード以外の時、入
力スイッチから信号入力されるとSFを1にセット(80
0)(802)し所定温度θ2をθ2H(801)(803)として倹約
保温タイマモードに移行する。倹約保温タイマモードに
おいて再度入力スイッチから信号入力される(129)とS
Fの値をインクリメントした(804)後SFが3であるか
判断(805)し、倹約保温タイマモードからの信号入力が
1回でSFが2の時は所定温度θ2をθ2Hより小さい
θ2Lに変更する。そしてさらに信号入力されSFが3
になった時、計時ストップ計時時間t1をゼロクリア(8
07)して、その時の水温θに応じて沸騰モードもしくは
高温保温モードへと移行する。
【0101】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せることで、省エネ効果を得られることに加えて、省エ
ネ動作中も常に安全なお湯を供給することができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。ま
た更に使用者が所定スイッチを押す毎に倹約保温タイマ
モードにおける保温温度を複数種類可変でき、使用実態
にあった省エネ動作を設定することができる使い勝手の
良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0102】尚、本実施例では温度センサーと温度検知
手段によって得られる検知温度θとその時の実際の容器
内の水温(以降θwとする)との温度差はいかなる条件
においても一定とし同一動作モードではθ1、θ2、θ
3、θ4の所定温度を固定としたが、実際には容器内の
水量、温度センサー近傍の温度、機器がおかれている周
囲温度等の条件で検知温度と実水温の温度差は変化す
る。例えば、容器内の水量、温度センサー近傍の温度、
機器がおかれている周囲温度の条件によってθ1θ2θ
3θ4の値を補正し、その時それぞれの水温θwを周囲
条件が変化しても同一とするように温度検知の精度を上
げたとしても、本実施例と同等の効果が得られる。
【0103】また、本実施例では入力スイッチからの信
号入力で倹約保温タイマモードへ移行、倹約保温タイマ
モード中の保温温度θ2の値の設定及び倹約保温タイマ
モードからの復帰を行えるが、この入力スイッチが、倹
約保温タイマモードへ移行、倹約保温タイマモードの動
作条件設定及び倹約保温タイマモードからの復帰のみ行
う専用スイッチであっても、前記機能と他の機能を併せ
持つ兼用スイッチであっても本実施例と同等の効果が得
られることは言うまでもない。また、倹約保温タイマモ
ードへ移行、倹約保温タイマモード中の保温温度θ2の
値の設定及び倹約保温タイマモードからの復帰の3つの
機能を2個もしくは3個の入力スイッチを設けることで
実現しても本実施例と同等の効果が得られ、前述の2な
いし3個の入力スイッチは前述の3つの機能以外の機能
を併せ持っていても同等の効果が得られる。
【0104】また、本実施例における所定温度θ3を所
定温度θ1もしくはθ2と同一としたり、入力スイッチ
への入力回数でθ3を複数種類使用者が設定できたり、
計時手段からの時間によってθ3を複数種類逐次変化さ
せるものとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0105】また、図11を用いた本実施例の説明の中
で、計時時間のゼロクリア、計時動作停止させた(807)
後その時の水温で沸騰モードもしくは高温保温モードへ
移行(100)(101)を行っているが、前記(807)の後必ず沸
騰モードへ移行もしくは必ず高温保温モードへ移行させ
たとしても本実施例と同等の効果が得られる。
【0106】また、図11を用いた本実施例の説明の中
では、倹約保温タイマモード中(111)〜(117)の水追加で
は特筆すべき動作はしないとしているが、倹約保温タイ
マモード中に水追加されると、倹約保温タイマモード終
了後、一旦水を沸騰させてから水温をθ4に保温するよ
うにし、水追加の有無にかかわらず倹約保温タイマモー
ド終了後のお湯をカルキ、トリハロメタン等の少ないも
のとすることができる。
【0107】また、図11を用いた本実施例の説明の中
で、(102)(119)の動作は加熱ヒーター4aをオン、保温
ヒーター4bはオフとしているが、これを加熱ヒーター
4a保温ヒーター4bともにオンとしたとしても、本実
施例と同等の効果が得られる。
【0108】(実施例9) 本実施例を図12を用いて説明する。図12は、実施例
1の構成図、図1に報知手段14を付加した構成となっ
ており、機器が倹約保温タイマモードになっている時、
制御手段12の制御で報知手段を動作させている。前述
の動作外は、実施例1で記載した動作内容と同一であ
る。ここで、報知手段14は例えば発光タイオード、例
えば液晶パネル例えば蛍光表示管など使用者が一見して
認識できるような素子で構成されている。
【0109】以上のように本実施例によれば、機器が倹
約保温タイマモードにある時そのことを使用者に容易に
知らしめることができる。
【0110】(実施例10) 図13において、本体容器51内に上面開口の内容器5
2があり、内容器52の上部を覆う蓋53がそれぞれ配
置されている。また内容器52の内部の水を沸騰加熱す
る沸騰加熱ヒーターと保温加熱する保温加熱ヒーターか
らなる加熱源54と内容器52の内部の水温を検知する
温度センサー55とが下方に配置されている。また、6
1は内容器2内の水の温度を検知する温度検知手段であ
り、62aは制御手段62内であらかじめ設定されてい
る温度しきい値(以降θ1とする)であり、62bは制
御手段62内であらかじめ設定されている前記θ1より
低い温度しきい値(以降θ2とする)であり、62cは
制御手段62内であらかじめ設定されている時間しきい
値(以降t1とする)であり、63は使用者が容易に操
作することができる入力スイッチであり、64は時間を
計測する計時手段であり、65は計時手段64による時
間と時間しきい値t1とを比較する比較器であり、66
は加熱源54内の沸騰加熱ヒーターを動作させるための
沸騰加熱ヒーター駆動手段であり、67は加熱源54内
の保温加熱ヒーターを動作させるための保温加熱ヒータ
ー駆動手段である。
【0111】また、59は内容器52内のお湯を、外部
導出口60から外部に導くための電動モーターであり、
電源供給手段56によって商用電源が供給されると、操
作つまみ57を操作することでスイッチ58の接点が切
り替わり、その信号により電動モーター59は動作し、
お湯を吐出することができる。
【0112】機器に水が供給され、電源供給手段56に
よって商用電源が供給されると、温度センサー55の信
号により温度検知手段61にて水温を検知し、その温度
が制御手段62内であらかじめ設定された温度しきい値
(以降θ3とする)より低ければ制御手段62の制御で
沸騰加熱ヒーター駆動手段66によって加熱源54内の
沸騰加熱ヒーターを動作させ、θ3より高ければ制御手
段62の制御で保温加熱ヒーター駆動手段67によって
加熱源54内の保温加熱ヒーターを動作させる。以降、
制御手段62の制御で沸騰加熱ヒーター駆動手段66に
よって加熱源54内の沸騰加熱ヒーターが動作している
間を沸騰モード、制御手段62の制御で保温加熱ヒータ
ー駆動手段67によって加熱源54内の保温加熱ヒータ
ーを動作している間を高温保温モードとする。
【0113】使用者が入力スイッチ63を操作し、入力
スイッチ63から信号入力されると、制御手段62の制
御で計時手段64の動作を開始させるとともに、内容器
52内のお湯がθ2で維持されるよう保温加熱ヒーター
駆動手段67によって加熱源54内の保温加熱ヒーター
を動作させる。以降、制御手段62の制御で計時手段6
4の動作を開始させるとともに、内容器52内のお湯が
θ2で維持されるよう保温加熱ヒーター駆動手段67に
よって加熱源54内の保温加熱ヒーターを動作させてい
る間を倹約保温タイマモードとする。
【0114】機器が倹約保温タイマモードとなっている
間は、計時手段64による計時時間とt1を常に比較器
65で比較しており、時間経過し計時手段64による計
時時間がt1に到達した時そのことを制御手段62が認
識し、制御手段62の制御によって、温度検知手段61
から得られるその時の温度がθ3より低ければ沸騰モー
ドへ、温度検知手段61から得られるその時の温度がθ
3より高ければ高温保温モードへと移行させる。
【0115】倹約保温タイマモード中の保温しきい値θ
2は高温保温モード中の保温しきい値θ1よりも低いた
め、倹約保温タイマモード中の消費電力は、沸騰モード
はもちろん高温保温モード中の消費電力よりも低く抑え
ることができるのは明かである。また、倹約保温タイマ
モード中もθ2で保温動作を行っており、θ2を殺菌効
果のある温度とすることで、倹約保温タイマモード中で
あってもお湯の安全性が損なわれることはない。
【0116】以上述べた一実施例について、その要部電
気回路構成を図14を用いてさらに説明する。図14に
おいて、商用電源70には沸騰加熱ヒーター54aが沸
騰加熱ヒーター駆動用リレー66aのリレー接点を介し
て、保温加熱ヒーター54bが保温加熱ヒーター駆動用
リレー67aのリレー接点を介してされており、また商
用電源70はAC−DCコンバータ100、電解コンデ
ンサ101、レギュレータ102を介してマイコン10
3に電源を供給している。マイコン103には、サーミ
スタ55と抵抗61aによる分圧電圧が入力されてお
り、この分圧電圧のレベルに応じてAD変換器61bで
温度検知している。AD変換器61bで得られた温度は
中央制御装置62で温度しきい値θ3と比較され、AD
変換器61bで得られた温度がθ3より低ければ、中央
制御装置62によって抵抗器66c、トランジスタ66
b、沸騰加熱ヒーター駆動用リレー66aを介して沸騰
加熱ヒーター54aを動作させ(沸騰モード)、AD変
換器61bで得られた温度がθ3より高ければ、中央制
御装置62によって抵抗器67c、トランジスタ67
b、保温加熱ヒーター駆動用リレー67aを介して保温
加熱ヒーター54aを湯温が温度しきい値θ1となるよ
うに動作させる(高温保温モード)。
【0117】使用者が入力スイッチ63を操作し、入力
スイッチ63から信号入力されると、中央制御装置62
の制御でタイマカウンタ64の動作を開始させるととも
に、内容器2内のお湯がθ1より低いθ2で維持される
よう抵抗器67c、トランジスタ67b、保温加熱ヒー
ター駆動用リレー67aを介して保温加熱ヒーター54
aを動作させる(倹約保温タイマモード)。
【0118】機器が倹約保温タイマモードとなっている
間は、タイマカウンタ64による計時時間と時間しきい
値t1を常に中央制御装置62で比較しており、時間経
過しタイマカウンタ64による計時時間がt1に到達し
た時そのことを中央制御装置62が認識し、中央制御装
置62の制御によって、AD変換器61から得られるそ
の時の温度がθ3より低ければ沸騰モードへ、AD変換
器61から得られるその時の温度がθ3より高ければ高
温保温モードへと移行させる。
【0119】次に、図15の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。内容器52内に水を入れ機器
に電源が供給されると温度センサー55aにより水温θ
を測定(200)し、水温θが温度しきい値θ3より低いと
沸騰モード、水温θが温度しきい値θ3より高いと高温
保温モードへと移行(201)する。ここで、電源供給直後
は沸騰加熱ヒーター、保温加熱ヒーター共にオフしてお
り、且つ計時時間t、入力スイッチセットフラグ(S
F)、沸騰モードフラグ(FF)は0が設定されてい
る。通常、通電当初の水の温度は低いため機器は沸騰モ
ードへと移行する。沸騰モードにおいては、まず沸騰加
熱ヒーターをオン、保温加熱ヒーターをオフ(202)し、
その後水温θを再度測定し(203)θの単位時間当たりの
温度上昇が所定値Δθ以下となれば容器内の水は沸騰し
たと判断(204)され、沸騰加熱ヒーターをオフ(205)した
後高温保温モードに移行する。(204)の判断でθの単位
時間当たりの温度上昇が所定値Δθ以上であれば単位時
間当たりの温度上昇が所定値Δθ以下となるまで(202)
(203)を繰り返す。
【0120】高温保温モードにおいては、まず水温θを
測定し(206)、次に前記θを温度しきい値θ3と前記θ
3より高い温度しきい値θ1の2値と比較(207)し、θ
がθ3より低ければ沸騰モードへと移行する。θがθ3
より高く且つθ1より低ければ保温加熱ヒーターをオン
し(208)、θがθ1より高ければ保温加熱ヒーターをオ
フ(209)し、以後(207)でθが水の追加等でθ3より低く
ならない限りは、(206)(207)そして(208)もしくは(209)
の動作を繰り返し、容器内52のお湯をθ1に温度維持
するよう動作する。
【0121】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ63より使用者が信
号入力(210)すると機器は倹約保温タイマモードへと移
行する。
【0122】倹約保温タイマモードにおいては、まず沸
騰加熱ヒーター、保温加熱ヒーターの動作を双方ともオ
フ(211)し、その直後にタイマカウンタ64を動作させ
計時スタート(212)させる。そして(213)で再度水温θを
測定した後、前記θと前記θ1よりも低い温度しきい値
θ2を比較(214)し、θがθ2より低ければ保温加熱ヒ
ーターをオン(215)、θがθ2より高ければ保温加熱ヒ
ーターをオフ(216)させる。そして(217)で(212)からの
計時時間tと時間しきい値t1を比較し、計時時間tよ
り時間しきい値t1が小さい時(213)(214)そして(215)
もしくは(216)の動作を繰り返す。時間経過し計時時間
tが時間しきい値t1に到達した時、その計時時間tを
ゼロクリア、計時動作を停止(218)した後、(200)で水温
検知し(201)で沸騰モードもしくは高温保温モードへと
移行する。
【0123】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して入力スイッチを押した時、機器を電力軽減モー
ドとすることができ、所定時間経過後は自動的に機器を
沸騰モードもしくは高温保温モードにもどすことができ
る。また、電力軽減モードでは、高温保温モードでの保
温温度より低い温度で保温することで電力を軽減させて
いるが、この時の保温温度は殺菌効果のある温度に設定
されているため、電力軽減モード中であってもお湯の殺
菌効果が失われることがない。
【0124】(実施例11) 本実施例を図16を用いて説明する。図16は、実施例
10の構成図である図13から制御手段62内に設定さ
れていた温度しきい値62b(θ2)を削除した構成と
なっている。以下、実施例10に対してその動作の相違
する部分に着目して説明する。
【0125】相違する点は入力スイッチ63から信号入
力された時の制御手段62の動作であり、使用者が入力
スイッチ63を操作し、入力スイッチ63から信号入力
されると、制御手段62の制御で計時手段64の動作を
開始させるとともに、沸騰加熱ヒーター駆動手段66及
び保温加熱ヒーター駆動手段67の双方とも停止させ加
熱源への通電を停止させている。以降制御手段62の制
御で計時手段64の動作を開始させるとともに、沸騰加
熱ヒーター駆動手段66及び保温加熱ヒーター駆動手段
67の双方とも停止させ加熱源への通電を停止させてい
る間を倹約タイマモードとする。
【0126】機器が倹約タイマモードとなっている間
は、計時手段64による計時時間とt1を常に比較器6
5で比較しており、時間経過し計時手段64による計時
時間がt1に到達した時そのことを制御手段62が認識
し、制御手段62の制御によって、温度検知手段61か
ら得られるその時の温度がθ3より低ければ沸騰モード
へ、温度検知手段61から得られるその時の温度がθ3
より高ければ高温保温モードへと移行させる。実施例1
0との相違点は、前述した倹約タイマモードを実施例1
0での倹約保温タイマモードに置き換えていることのみ
であり、その他の動作に関しては実施例10で記載した
ものと同一である。
【0127】倹約タイマモード中は沸騰加熱ヒーター駆
動手段66及び保温加熱ヒーター駆動手段67の双方と
も停止させていることより、倹約タイマモード中の消費
電力は、沸騰モードはもちろん高温保温モード中の消費
電力よりも低く抑えることができるのは明かである。
【0128】次に、図17の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図17は、実施例10の動作
フローチャート図15から(213)(214)(215)(216)を削除
した構成となっている。以下、実施例10に対してその
動作の相違する部分に着目して説明する。
【0129】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ13より使用者が信
号入力(210)すると機器は倹約タイマモードへと移行す
る。
【0130】倹約タイマモードにおいては、まず沸騰加
熱ヒーター、保温加熱ヒーターの動作を双方ともオフ(2
11)し、その直後にタイマカウンタ64を動作させ計時
スタート(212)させる。そして(217)で(212)からの計時
時間tと時間しきい値t1を比較し、計時時間tが時間
しきい値t1に到達するまで(217)の比較動作を繰り返
す。時間経過し計時時間tが時間しきい値t1に到達し
た時、その計時時間tをゼロクリア、計時動作を停止(2
18)した後、(200)で水温検知し(201)で沸騰モードもし
くは高温保温モードへと移行する。
【0131】以上のように本実施例によれば、使用者が
意図して入力スイッチを押した時、機器を電力軽減モー
ドとすることができ、所定時間経過後は自動的に機器を
沸騰モードもしくは高温保温モードにもどすことができ
る。
【0132】(実施例12) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0133】使用者が入力スイッチ63を操作し、入力
スイッチ63から信号入力されると、制御手段62の制
御で計時手段64の動作を開始させるとともに、内容器
52内のお湯がθ2で維持されるよう保温加熱ヒーター
駆動手段67によって加熱源54内の保温加熱ヒーター
を動作させる(倹約保温タイマモード)。機器が倹約保
温タイマモードにある時に再度入力スイッチ63より信
号入力される毎に、制御手段62内であらかじめ設定さ
れている時間しきい値t1の値を複数種類変更すること
ができる。機器が倹約保温タイマモードとなっている間
はまた、計時手段64による計時時間と倹約保温タイマ
モード中の入力スイッチからの入力回数によって設定さ
れたt1を常に比較器65で比較しており、時間経過し
計時手段64による計時時間がt1に到達した時そのこ
とを制御手段62が認識し、制御手段62の制御によっ
て、温度検知手段61から得られるその時の温度がθ3
より低ければ沸騰モードへ、温度検知手段61から得ら
れるその時の温度がθ3より高ければ高温保温モードへ
と移行させる。前述した倹約保温タイマモード中の動作
及び倹約保温タイマモードから他モードへの移行動作以
外は実施例10で記載した内容と同一である。
【0134】次に、図18の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図18は、実施例10の動作
フローチャート図15に(300)(301)(302)(303)(304)を
付加した構成となっている。以下、実施例10に対して
その動作の相違する部分に着目して説明する。
【0135】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ13より使用者が信
号入力(210)すると(300)でセットフラグ(SF)を1と
した後、機器は倹約保温タイマモードへと移行する。
【0136】倹約保温タイマモードにおいて、再度入力
スイッチ63から信号入力されるとSFの値をインクリ
メント(301)する。倹約保温タイマモードにおいてはま
た、沸騰加熱ヒーター、保温加熱ヒーターの動作を双方
ともオフ(211)し、その直後にタイマカウンタ64を動
作させ計時スタート(212)させる。そして(213)で再度水
温θを測定した後、前記θと前記θ1よりも低い温度し
きい値θ2を比較(214)し、θがθ2より低ければ保温
加熱ヒーターをオン(215)、θがθ2より高ければ保温
加熱ヒーターをオフ(216)させる。そして(302)でSFの
値が1であるか1より大きいかを判断し、1であればt
1を固定時間T1(303)に、1より大きければt1を前
記T1とは異なる固定時間T2(304)に設定する。そし
て(217)で(212)からの計時時間tと時間しきい値t1を
比較し、計時時間tより時間しきい値t1が小さい時(2
13)、(214)、(215)もしくは(216)、(302)、(303)もしく
は(304)の動作を繰り返す。時間経過し計時時間tが時
間しきい値t1に到達した時、その計時時間tをゼロク
リア、計時動作を停止(218)した後、(200)で水温検知し
(201)で沸騰モードもしくは高温保温モードへと移行す
る。ここで、図18の動作おいては、倹約保温タイマモ
ード中の入力スイッチ63による信号入力でt1の値を
2種類可変できるものとして説明しているが、(302)を
SFの値によって複数分岐できるものとし、その各分岐
毎にt1を異なる値に設定することで、倹約保温タイマ
モード中の入力スイッチ13による信号入力毎にt1の
値を複数種類可変することができる。
【0137】以上のように本実施例によれば、入力スイ
ッチを押す毎に倹約保温タイマモードを行う所定時間を
数種類可変でき、使用者が倹約保温タイマモードを動作
させる時間を使用実態にあわせて数段階設定することが
できる。
【0138】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0139】(実施例13) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0140】使用者が入力スイッチ63を操作し、入力
スイッチ63から信号入力されると、制御手段62の制
御で計時手段64の動作を開始させるとともに、内容器
52内のお湯がθ2で維持されるよう保温加熱ヒーター
駆動手段67によって加熱源54内の保温加熱ヒーター
を動作させる(倹約保温タイマモード)。
【0141】機器が倹約保温タイマモードにある時に再
度入力スイッチ63より信号入力される毎に、制御手段
62内であらかじめ設定されている温度しきい値θ2の
値を複数種類変更することができる。機器が倹約保温タ
イマモードとなっている間はまた、計時手段64による
計時時間とt1を常に比較器65で比較しており、時間
経過し計時手段64による計時時間がt1に到達した時
そのことを制御手段62が認識し、制御手段62の制御
によって、温度検知手段61から得られるその時の温度
がθ3より低ければ沸騰モードへ、温度検知手段61か
ら得られるその時の温度がθ3より高ければ高温保温モ
ードへと移行させる。前述した倹約保温タイマモード中
の動作及び倹約保温タイマモードから他モードへの移行
動作以外は実施例10で記載した内容と同一である。
【0142】次に、図19の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図19は、実施例10の動作
フローチャート図15に(400)(401)(402)(403)(404)を
付加した構成となっている。以下、実施例10に対して
その動作の相違する部分に着目して説明する。
【0143】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ13より使用者が信
号入力(210)すると(400)でセットフラグ(SF)を1と
した後、機器は倹約保温タイマモードへと移行する。
【0144】倹約保温タイマモードにおいて、再度入力
スイッチ63から信号入力されるとSFの値をインクリ
メント(401)する。倹約保温タイマモードにおいてはま
た、沸騰加熱ヒーター、保温加熱ヒーターの動作を双方
ともオフ(211)し、その直後にタイマカウンタ14を動
作させ計時スタート(212)させる。そして(213)で再度水
温θを測定した後、(402)でSFの値が1であるか1よ
り大きいかを判断し、1であればθ2を固定温度Φ1(4
03)に、1より大きければθ2を前記Φ1とは異なる固
定温度Φ2(404)に設定する。そしてその後前記θと前
記θ2を比較(114)し、θがθ2より低ければ保温加熱
ヒーターをオン(215)、θがθ2より高ければ保温加熱
ヒーターをオフ(216)させる。そして(217)で(212)から
の計時時間tと時間しきい値t1を比較し、計時時間t
より時間しきい値t1が小さい時(213)、(214)、(215)
もしくは(216)、(402)、(403)もしくは(404)の動作を繰
り返す。時間経過し計時時間tが時間しきい値t1に到
達した時、その計時時間tをゼロクリア、計時動作を停
止(218)した後、(200)で水温検知し(201)で沸騰モード
もしくは高温保温モードへと移行する。
【0145】ここで、図19の動作おいては、倹約保温
タイマモード中の入力スイッチ63による信号入力でθ
2の値を2種類可変できるものとして説明しているが、
(402)をSFの値によって複数分岐できるものとし、そ
の各分岐毎にθ2を異なる値に設定することで、倹約保
温タイマモード中の入力スイッチ63による信号入力毎
にθ2の値を複数種類可変することができる。
【0146】以上のように本実施例によれば、入力スイ
ッチを押す毎に倹約保温タイマモードにおける保温温度
を数種類可変でき、使用者が倹約保温タイマモードにお
ける保温温度を使用実態にあわせて数段階設定すること
ができる。
【0147】(実施例14) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0148】時間経過し計時手段14による計時時間が
t1に到達した時そのことを制御手段62が認識し、制
御手段62の制御によって沸騰モードへと移行させてい
る。所定時間経過t1以前の制御手段の動作及びその他
の構成ブロックの動作は実施例10で記載した内容と同
一である。
【0149】次に、図20の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図20は、実施例10の動作
フローチャート図15における(217)における分岐先の
み相違しており、時間経過し計時時間tが時間しきい値
t1に到達した時、その計時時間tをゼロクリア、計時
動作を停止(218)した後、沸騰モードへと移行してい
る。
【0150】以上のように本実施例によれば、実施例1
0に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0151】また、実施例11、12、13における時
間経過し計時手段14による計時時間がt1に到達した
時の制御手段の動作を、前述した本実施例の動作に置き
換えても、それぞれ実施例11、12、13に記載した
発明の効果と同等の効果を得ることができる。
【0152】(実施例15) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0153】時間経過し計時手段64による計時時間が
t1に到達した時そのことを制御手段62が認識し、制
御手段62の制御によって高温保温モードへと移行させ
ている。所定時間t1経過以前の制御手段の動作及びそ
の他の構成ブロックの動作は実施例1で記載した内容と
同一である。
【0154】次に、図21の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図21は、実施例10の動作
フローチャート図15における(217)における分岐先の
み相違しており、時間経過し計時時間tが時間しきい値
t1に到達した時、その計時時間tをゼロクリア、計時
動作を停止(218)した後、高温保温モードへと移行して
いる。
【0155】以上のように本実施例によれば、実施例1
0に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0156】また、実施例11、12、13における時
間経過し計時手段64による計時時間がt1に到達した
時の制御手段の動作を、前述した本実施例の動作に置き
換えても、それぞれ実施例11、12、13に記載した
発明の効果と同等の効果を得ることができる。
【0157】(実施例16) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0158】時間経過し計時手段64による計時時間が
t1に到達した時そのことを制御手段62が認識し、制
御手段62の制御によって入力スイッチ63によって計
時手段64を動作させる直前の加熱源54の動作が沸騰
加熱ヒーター動作であれば、沸騰モードに保温加熱ヒー
ター動作であれば高温保温モードへと移行させている。
所定時間経過以前の制御手段の動作及びその他の構成ブ
ロックの動作は実施例10で記載した内容と同一であ
る。
【0159】次に、図22の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図22は、実施例10の動作
フローチャート図15に(700)(701)(702)(703)を付加し
た構成となっている。以下、実施例10に対してその動
作の相違する部分に着目して説明する。
【0160】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ13より使用者が信
号入力(110)すると(700)で信号入力された直前の動作モ
ードが沸騰モードであったかを判断し、沸騰モードであ
ったなら沸騰モードフラグ(FF)を1に設定(701)
し、沸騰モードでなかった(すなわち高温保温モード)
なら沸騰モードフラグ(FF)を0に設定(702)した後
動作モードを移行させる。また、(218)で計時時間tを
ゼロクリア、計時動作を停止させた後、前記FFが1で
あるかを判断(703)しFFが1であれば沸騰モードへ、
FFが0であれば高温保温モードへ移行させている。
【0161】以上のように本実施例によれば、実施例1
0に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0162】また、実施例11、12、13における時
間経過し計時手段64による計時時間がt1に到達した
時の制御手段の動作を、前述した本実施例の動作に置き
換えても、それぞれ実施例11、12、13に記載した
発明の効果と同等の効果を得ることができる。
【0163】(実施例17) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0164】使用者が入力スイッチ63を操作し機器が
倹約保温タイマモードとなっている時、再度入力スイッ
チ63より所定回数信号入力されると制御手段によって
即座に倹約保温タイマモードの動作を停止させ、温度検
知手段61から得られるその時の温度がθ3より低けれ
ば沸騰モードへ、温度検知手段61から得られるその時
の温度がθ3より高ければ高温保温モードへと移行させ
る。倹約保温タイマモード中に入力スイッチ63により
所定回数信号入力された場合以外の動作は実施例10で
記載した内容と同一である。
【0165】次に、図23の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図23は、実施例10の動作
フローチャート図15に(800)(801)(802)(803)を付加し
た構成となっている。以下、実施例10に対してその動
作の相違する部分に着目して説明する。
【0166】機器が(202)から(209)までのいずれの動作
をしている場合でも、入力スイッチ63より使用者が信
号入力(210)すると(800)でセットフラグ(SF)を1と
した後、機器は倹約保温タイマモードへと移行する。倹
約保温タイマモードにおいて入力スイッチ63より信号
入力されると、SFの値をインクリメント(801)した後
SFの値が3であるか判断(802)する。倹約保温タイマ
モード中の入力スイッチによる入力が1回のみであれば
SFは2となり再度倹約保温タイマモードへと戻る。倹
約保温タイマモード中の入力スイッチによる入力が2回
されればSFは3となりそれまでの計時時間tをゼロク
リア、計時動作を停止(803)した後、(200)で水温検知し
(201)で沸騰モードもしくは高温保温モードへと移行す
る。
【0167】ここで、図11の動作おいては、倹約保温
タイマモード中に入力スイッチ63による信号入力を2
回行えば沸騰モードもしくは高温保温モードに復帰でき
るものとして説明しているが、(802)におけるSFとの
比較値を変更すれば、沸騰モードもしくは高温保温モー
ドに復帰するための入力スイッチ63からの入力回数を
自在に設定することができる。
【0168】以上のように本実施例によれば、使用者が
誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマモードに移行
しても、再度所定回数入力スイッチを押せば、倹約保温
タイマモード動作を停止させることができる。
【0169】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0170】また、実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0171】(実施例18) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0172】使用者が入力スイッチ63を操作し機器が
倹約保温タイマモードとなっている時、再度入力スイッ
チ63より所定回数信号入力されると制御手段によって
即座に倹約保温タイマモードの動作を停止させ、機器を
沸騰モードへと移行させている。倹約保温タイマモード
中に入力スイッチ63により所定回数信号入力された場
合以外の動作は実施例10で記載した内容と同一であ
る。
【0173】次に、図24の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図24は、実施例17の動作
フローチャート図23における(802)における分岐先の
み相違しており、SFの値が3となった時、それまでの
計時時間tをゼロクリア、計時動作を停止(803)した
後、沸騰モードへと移行させている。また実施例17と
同様、(802)におけるSFとの比較値を変更すれば、沸
騰モードに復帰するための入力スイッチ13からの入力
回数を自在に設定することができる。
【0174】以上のように本実施例によれば、実施例1
7に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0175】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0176】また、実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0177】(実施例19) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0178】使用者が入力スイッチ63を操作し機器が
倹約保温タイマモードとなっている時、再度入力スイッ
チ63より所定回数信号入力されると制御手段によって
即座に倹約保温タイマモードの動作を停止させ、機器を
高温保温モードへと移行させている。倹約保温タイマモ
ード中に入力スイッチ63により所定回数信号入力され
た場合以外の動作は実施例10で記載した内容と同一で
ある。
【0179】次に、図25の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図25は、実施例17の動作
フローチャート図23における(802)における分岐先の
み相違しており、SFの値が3となった時、それまでの
計時時間tをゼロクリア、計時動作を停止(803)した
後、高温保温モードへと移行させている。また実施例1
7と同様、(802)におけるSFとの比較値を変更すれ
ば、高温保温モードに復帰するための入力スイッチ63
からの入力回数を自在に設定することができる。
【0180】以上のように本実施例によれば、実施例1
7に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0181】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0182】また、実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0183】(実施例20) 本実施例を図13を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例10で示した構成図、図13と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例10に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0184】使用者が入力スイッチ63を操作し機器が
倹約保温タイマモードとなっている時、再度入力スイッ
チ63より所定回数信号入力されると制御手段によって
即座に倹約保温タイマモードの動作を停止させ、機器を
入力スイッチ63によって計時手段64を動作させる直
前の加熱源54の動作が沸騰加熱ヒーター動作であれば
沸騰モードに保温加熱ヒーター動作であれば高温保温モ
ードへと移行させている。倹約保温タイマモード中に入
力スイッチ63により所定回数信号入力された場合以外
の動作は実施例10で記載した内容と同一である。
【0185】次に、図26の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図26は、実施例17の動作
フローチャート図23に(1100)(1101)(1102)(1103)を付
加した構成となっている。以下、実施例17に対してそ
の動作の相違する部分に着目して説明する。機器が(20
2)から(209)までのいずれの動作をしている場合でも、
入力スイッチ63より使用者が信号入力(210)すると(80
0)でセットフラグ(SF)を1とした後、(1100)で信号
入力された直前の動作モードが沸騰モードであったかを
判断し、沸騰モードであったなら沸騰モードフラグ(F
F)を1に設定(1101)し、沸騰モードでなかった(すな
わち高温保温モード)なら沸騰モードフラグ(FF)を
0に設定(1102)した後動作モードを移行させる。また、
(802)でSFが3となったと判断されると、それまでの
計時時間tをゼロクリア、計時動作を停止(803)した
後、(1103)で前記FFが1であるかを判断(1103)しFF
が1であれば沸騰モードへ、FFが0であれば高温保温
モードへ移行させている。また実施例17と同様、(80
2)におけるSFとの比較値を変更すれば、高温保温モー
ドに復帰するための入力スイッチ63からの入力回数を
自在に設定することができる。
【0186】以上のように本実施例によれば、実施例1
7に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0187】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0188】また、実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0189】(実施例21) 本実施例を図27を用いて説明する。図27は、実施例
10の構成図、図13に入力スイッチ63とは異なる第
2入力スイッチ68を付加した構成となっている。以
下、実施例10に対してその動作の相違する部分に着目
して説明する。
【0190】相違する点は第2入力スイッチ68から信
号入力された時の制御動作を制御手段62に付加してい
ることであり、機器が倹約保温タイマモードにある時
に、使用者が第2入力スイッチ68を操作し、第2入力
スイッチ68から信号入力されると、制御手段62の制
御で温度検知手段61から得られるその時の温度がθ3
より低ければ沸騰モードへ、温度検知手段61から得ら
れるその時の温度がθ3より高ければ高温保温モードへ
と移行させる動作を付加している。第2入力スイッチ6
8から信号入力された時の制御動作を制御手段62に付
加していること以外は実施例10で記載した制御内容と
同一である。
【0191】次に、図28の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図28は、実施例10の動作
フローチャート図15に倹約保温タイマモードからの第
2入力スイッチによる分岐(1201)のみ追加しており、倹
約保温タイマモードで第2入力スイッチから信号入力さ
れると、それまでの計時時間tをゼロクリア、計時動作
を停止(1202)した後、(200)で水温検知し(201)で沸騰モ
ードもしくは高温保温モードへと移行させている。
【0192】以上のように本実施例によれば、使用者が
誤って入力スイッチを押し倹約タイマモードに移行して
も、前記入力スイッチとは異なる第2入力スイッチを押
せば倹約保温タイマモード動作を停止させることができ
る。
【0193】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0194】また、実施例11〜16に第2入力スイッ
チ68を付加し、且つ実施例11〜16における制御手
段62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、そ
れぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の
効果を得ることができる。
【0195】(実施例22) 本実施例を図27を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例21で示した構成図、図27と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例21に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0196】機器が倹約保温タイマモードにある時に、
使用者が第2入力スイッチ68を操作し、第2入力スイ
ッチ68から信号入力されると、制御手段62の制御で
機器を沸騰モードへと移行させている。倹約保温タイマ
モード中に第2入力スイッチ68により信号入力された
場合以外の動作は実施例21で記載した内容と同一であ
る。
【0197】次に図29の動作フローチャートを用いて
動作の流れを説明する。図29は、実施例21の動作フ
ローチャート図28における(1201)における分岐先のみ
相違しており、倹約保温タイマモードで第2入力スイッ
チから信号入力される(1201)と、それまでの計時時間t
をゼロクリア、計時動作を停止(1202)した後、沸騰モー
ドへと移行させている。
【0198】以上のように本実施例によれば、実施例2
1に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0199】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0200】また、実施例11〜16に第2入力スイッ
チ68を付加し、且つ実施例11〜16における制御手
段62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、そ
れぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の
効果を得ることができる。
【0201】(実施例23) 本実施例を図27を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例21で示した構成図、図27と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例21に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0202】機器が倹約保温タイマモードにある時に、
使用者が第2入力スイッチ68を操作し、第2入力スイ
ッチ68から信号入力されると、制御手段62の制御で
機器を高温保温モードへと移行させている。倹約保温タ
イマモード中に第2入力スイッチ68により信号入力さ
れた場合以外の動作は実施例21で記載した内容と同一
である。
【0203】次に図30の動作フローチャートを用いて
動作の流れを説明する。図30は、実施例21の動作フ
ローチャート図28における(1201)における分岐先のみ
相違しており、倹約保温タイマモードで第2入力スイッ
チから信号入力される(1201)と、それまでの計時時間t
をゼロクリア、計時動作を停止(1202)した後、高温保温
モードへと移行させている。
【0204】以上のように本実施例によれば、実施例2
1に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0205】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0206】また、実施例11〜16に第2入力スイッ
チ68を付加し且つ実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0207】(実施例24) 本実施例を図27を用いて説明する。本実施例の構成
は、実施例21で示した構成図、図27と同一である
が、各構成ブロックの動作内容が異なっている。以下、
実施例21に対してその動作の相違する部分に着目して
説明する。
【0208】機器が倹約保温タイマモードにある時に、
使用者が第2入力スイッチ68を操作し、第2入力スイ
ッチ68から信号入力されると、制御手段62の制御
で、入力スイッチ63によって計時手段64を動作させ
る直前の加熱源54の動作が沸騰加熱ヒーター動作であ
れば沸騰モードに保温加熱ヒーター動作であれば高温保
温モードへと移行させている。倹約保温タイマモード中
に第2入力スイッチ68により信号入力された場合以外
の動作は実施例21で記載した内容と同一である。
【0209】次に、図31の動作フローチャートを用い
て動作の流れを説明する。図31は、実施例21の動作
フローチャート図28に(1400)(1401)(1402)(1403)を付
加した構成となっている。以下、実施例21に対してそ
の動作の相違する部分に着目して説明する。機器が(20
2)から(209)までのいずれの動作をしている場合でも、
入力スイッチ63より使用者が信号入力(210)すると(14
00)で信号入力された直前の動作モードが沸騰モードで
あったかを判断し、沸騰モードであったなら沸騰モード
フラグ(FF)を1に設定(1401)し、沸騰モードでなか
った(すなわち高温保温モード)なら沸騰モードフラグ
(FF)を0に設定(1402)した後倹約保温タイマモード
へ移行させている。また、倹約保温タイマモードで第2
入力スイッチから信号入力されると、それまでの計時時
間tをゼロクリア、計時動作を停止(1202)した後、前記
FFが1であるかを判断(1403)しFFが1であれば沸騰
モードへ、FFが0であれば高温保温モードへ移行させ
ている。
【0210】以上のように本実施例によれば、実施例2
1に記載した発明の効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0211】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0212】また、実施例11〜16に第2入力スイッ
チ68を付加し且つ実施例11〜16における制御手段
62に本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それ
ぞれ実施例11〜16に記載した発明の効果と同等の効
果を得ることができる。
【0213】(実施例25) 本実施例を図32を用いて説明する。図32は、実施例
10の構成図、図1に報知手段69を付加した構成とな
っており、機器が倹約保温タイマモードになっている
時、制御手段62の制御で報知手段を動作させている。
前述の動作外は、実施例10で記載した動作内容と同一
である。ここで、報知手段69は例えば発光タイオー
ド、例えば液晶パネル例えば蛍光表示管など使用者が一
見して認識できるような素子で構成されている。
【0214】以上のように本実施例によれば、機器が倹
約保温タイマモードにある時そのことを使用者に容易に
知らしめることができる。
【0215】また、本実施例での倹約保温タイマモード
を、実施例11に示している倹約タイマモードに置き換
えても同等の効果が得られることを言うまでもない。
【0216】また、実施例11〜24に報知手段69を
付加し、且つ実施例11〜24における制御手段62に
本実施例で特筆した前記動作を付加しても、それぞれ実
施例11〜24に記載した発明の効果と同等の効果を得
ることができる。
【0217】
【発明の効果】以上のように請求項記載の発明によれ
ば、使用者が所定スイッチを押すと、スイッチを押す直
前が沸騰モードであれば、信号入力された時点から所定
時間、沸騰又は沸騰近傍まで容器内の液体を加熱してか
ら通常の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で
保温する動作を行い、沸騰モード以外であれば、所定時
間の間、通常の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある
温度で保温することで、省エネ効果を得られることに加
えて、省エネ動作中のお湯を、カルキ、トリハロメタン
等が少なく、且つ雑菌の繁殖しない安全なものとするこ
とができる使い勝手の良い電気湯沸かし器を提供するこ
とができる。
【0218】請求項記載の発明によれば、使用者が所
定スイッチを押すと、スイッチを押す直前が沸騰モード
であれば、容器内のお湯を沸騰させた後、所定時間通常
の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度で保温さ
せ、スイッチを押す直前が高温保温モードであれば、所
定時間通常の保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温
度で保温することで、請求項2記載の発明と同等の効果
を得ることができる。
【0219】請求項記載の発明によれば、所定時間経
過し倹約保温タイマモードが終了した後、お湯を所定温
度に達するまでは加熱ヒーターで加熱し、その後は保温
ヒーターで前記所定温度を維持するよう加熱すること
で、使用者は倹約保温タイマモード後自動的にすばやく
所定温度のお湯を得ることができる使い勝手の良い電気
湯沸かし器を提供することができる。
【0220】請求項4記載の発明によれば、使用者が意
図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間通常の
保温温度よりも低く且つ殺菌効果のある温度より高い温
度で保温動作を行い、所定時間経過後はお湯を再び沸騰
もしくは通常高温保温させることで、省エネ効果を得ら
れることに加えて、電力低減動作中も常に安全なお湯を
供給することができ且つ一定時間経過後は自動的に容器
内のお湯を通常使用時の高温状態に戻すことができる使
い勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0221】請求項記載の発明によれば、使用者が意
図して所定スイッチを押すと、自動的に所定時間容器内
のお湯への加熱を停止させ、所定時間経過後は、お湯を
沸騰もしくは通常の高温保温させることで、省エネ効果
を得ることができ且つ一定時間経過後は自動的に容器内
のお湯を通常使用時の高温状態とすることができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0222】請求項記載の発明によれば、使用者が所
定スイッチを押す毎に倹約保温タイマモードを行う所定
時間もしくは倹約タイマモードを行う所定時間を数種類
可変でき、使用者が電力倹約モードを動作させる時間を
使用実態にあわせて数段階設定することができる使い勝
手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0223】請求項記載の発明によれば、所定スイッ
チを押す毎に倹約保温タイマモードにおける保温温度を
数種類可変でき、使用者が電力倹約モードにおける保温
温度を使用実態にあわせて数段階設定することができる
使い勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
【0224】請求項8〜10記載の発明によれば、前述
した請求項4〜7記載の発明の効果と同等の効果を得る
ことができる。
【0225】請求項11記載の発明によれば、使用者が
誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマモードもしく
は倹約タイマモードに移行しても、再度所定回数入力ス
イッチを押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹約タ
イマモードの動作を停止させることができる使い勝手の
良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0226】請求項12記載の発明によれば、使用者が
誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマモードもしく
は倹約タイマモードに移行しても、再度所定回数入力ス
イッチを押せば、倹約保温タイマモードもしくは倹約タ
イマモードの動作を停止させることができる使い勝手の
良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0227】請求項13〜14記載の発明によれば、使
用者が誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマモード
もしくは倹約タイマモードに移行しても、再度所定回数
入力スイッチを押せば、倹約保温タイマモードもしくは
倹約タイマモードの動作を停止させることができる使い
勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができる。
【0228】請求項15〜18記載の発明によれば、使
用者が誤って入力スイッチを押し倹約保温タイマモード
もしくは倹約タイマモードに移行しても、前記入力スイ
ッチとは異なる第2入力スイッチを押せば、倹約保温タ
イマモードもしくは倹約保温タイマモードの動作を停止
させることができる使い勝手の良い電気湯沸かし器を提
供することができる。
【0229】請求項19記載の発明によれば、機器が倹
約保温タイマモードもしくは倹約保温タイマモードにあ
る時そのことを使用者に容易に知らしめることができる
使い勝手の良い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電気湯沸かし器を示す構成
【図2】本発明の実施例1の電気湯沸かし器の要部電気
回路図
【図3】本発明の実施例1の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図4】本発明の実施例2の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図5】本発明の実施例3の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図6】本発明の実施例4の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図7】本発明の実施例5の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図8】本発明の実施例6の電気湯沸かし器を示す構成
【図9】本発明の実施例6の電気湯沸かし器の動作を説
明するフローチャート
【図10】本発明の実施例7の電気湯沸かし器の動作を
説明するフローチャート
【図11】本発明の実施例8の電気湯沸かし器の動作を
説明するフローチャート
【図12】本発明の実施例9の電気湯沸かし器を示す構
成図
【図13】本発明の実施例10の電気湯沸かし器の構成
【図14】本発明の実施例10の電気湯沸かし器の要部
電気回路図
【図15】本発明の実施例10の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図16】本発明の実施例11の電気湯沸かし器を示す
構成図
【図17】本発明の実施例11の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図18】本発明の実施例12の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図19】本発明の実施例13の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図20】本発明の実施例14の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図21】本発明の実施例15の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図22】本発明の実施例16の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図23】本発明の実施例17の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図24】本発明の実施例18の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図25】本発明の実施例19の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図26】本発明の実施例20の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図27】本発明の実施例21の電気湯沸かし器を示す
構成図
【図28】本発明の実施例21の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図29】本発明の実施例22の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図30】本発明の実施例23の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図31】本発明の実施例24の電気湯沸かし器の動作
を説明するフローチャート
【図32】本発明の実施例25の電気湯沸かし器を示す
構成図
【符号の説明】
1、51 本体容器 2、52 内容器 3、53 蓋 4、54 加熱源 5、55 温度センサー 6、56 電源供給手段 8、62 制御手段 9 入力手段 10、64 計時手段 15、65 比較器 61 温度検出手段 63 入力スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 高弓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−213427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101 A47J 27/00 109

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の液体を加熱する沸騰モードと、
    容器内の液体を第1所定温度に保温する高温保温モード
    と、沸騰モード時に入力手段から信号を受けた時は、信
    号入力された時点から所定時間、沸騰又は沸騰近傍まで
    容器内の液体を加熱してから第1所定温度以下の第2所
    定温度に容器内の液体を保温する動作を行い、沸騰モー
    ド以外の時に入力手段から信号を受けた時は、所定時間
    の間、第1所定温度以下の第2所定温度に容器内の液体
    を保温する倹約保温タイマモードを有する電気湯沸かし
    器。
  2. 【請求項2】 容器内の液体を加熱する沸騰モードと、
    容器内の液体を第1所定温度に保温する高温保温モード
    と、入力手段からの信号を受けて、沸騰モードからの移
    行の時は、沸騰又は沸騰近傍まで容器内の液体を加熱し
    た後、所定時間、第1所定温度以下の第2所定温度に容
    器内の液体を保温し、沸騰モード以外からの移行の時
    は、所定時間、第1所定温度以下の第2所定温度に容器
    内の液体を保温する倹約保温タイマモードを有する電気
    湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 容器内の液体を加熱する沸騰モードと、
    容器内の液体を第1所定温度に保温する高温保温モード
    と、入力手段からの信号を受けて、所定時間、第1所定
    温度以下の第2所定温度に容器内の液体を保温する倹約
    保温タイマモードを有し、所定時間経過し倹約保温タイ
    マモードが終了した後、第3所定温度で保温するととも
    に、容器内の液体を加熱するエネルギー出力の異なる大
    小2種類の加熱手段を有し、所定時間経過し倹約保温タ
    イマモードが終了した後、エネルギー出力の大きい加熱
    手段で容器内の液体を第3所定温度に達するまで加熱
    し、その後エネルギー出力の小さい加熱手段で第3所定
    温度に保温することを特徴とする電気湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測
    定する温度検知手段と、前記容器内の液体を温度上昇さ
    せるように前記加熱手段を駆動する第1加熱駆動手段
    と、前記容器内の液体を一定温度に維持させるように前
    記加熱手段を駆動する第2加熱駆動手段と、時間を計時
    する計時手段と、前記計時手段の動作開始を制御する入
    力手段と、制御手段とを有し、前記制御手段は、前記入
    力手段からの信号入力がない時は前記第2加熱駆動手段
    による液体維持温度を第1所定温度に設定し、前記入力
    手段から信号が入力され前記計時手段の動作が開始され
    た時には、前記加熱手段を前記第2加熱駆動手段によっ
    て前記第1所定温度より低い第2所定温度で液体温度維
    持するよう駆動させ、且つ前記計時手段による計時時間
    があらかじめ設定された所定時間に到達した後は、前記
    加熱手段を前記温度検知手段で測定された液体の温度に
    よって前記第1加熱駆動手段もしくは第1所定温度を維
    持するように前記第2加熱駆動手段で駆動させることを
    特徴とする電気湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測
    定する温度検知手段と、前記容器内の液体を温度上昇さ
    せるように前記加熱手段を駆動する第1加熱駆動手段
    と、前記容器内の液体を一定温度に維持させるように前
    記加熱手段を駆動する第2加熱駆動手段と、時間を計時
    する計時手段と、前記計時手段の動作開始を制御する入
    力手段と、制御手段とを有し、前記制御手段は、前記入
    力手段から信号が入力され前記計時手段の動作が開始さ
    れた時に、前記第1加熱駆動手段と第2加熱駆動手段の
    双方とも停止させることで前記加熱手段の駆動を停止さ
    せ、且つ前記計時手段による計時時間があらかじめ設定
    された所定時間に到達した後は、前記加熱手段を前記温
    度検知手段で測定された液体の温度によって前記第1加
    熱駆動手段もしくは第1所定温度を維持するように前記
    第2加熱駆動手段で駆動させることを特徴とする電気湯
    沸かし器。
  6. 【請求項6】 入力手段が計時手段の動作開始を制御す
    るとともに、信号が入力される毎に制御手段で計時時間
    と逐次比較している所定時間を複数種類変更することが
    できることを特徴とする請求項4または5記載の電気湯
    沸かし器。
  7. 【請求項7】 入力手段が計時手段の動作開始を制御す
    るとともに、信号が入力される毎に第2所定温度を複数
    種類変更することができることを特徴とする請求項
    載の電気湯沸かし器。
  8. 【請求項8】 計時手段による計時時間があらかじめ設
    定された所定時間に到達した時の制御手段の動作を、加
    熱手段を第1加熱駆動手段によって駆動させることとし
    た請求項4〜7いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  9. 【請求項9】 計時手段による計時時間があらかじめ設
    定された所定時間に到達した時の制御手段の動作を、加
    熱手段を第1所定温度を維持するように第2加熱駆動手
    段によって駆動させることとした請求項4〜7いずれか
    1項に記載の電気湯沸かし器。
  10. 【請求項10】 計時手段による計時時間があらかじめ
    設定された所定時間に到達した時の制御手段の動作を、
    入力手段から信号入力され前記計時手段が動作する直前
    の加熱駆動が第1加熱制御手段によるものであれば、加
    熱手段を第1加熱制御手段によって駆動させ、直前の加
    熱駆動が第1所定温度に基づいた第2加熱制御手段によ
    るものであれば、加熱手段を第1所定温度に維持するよ
    うに第2加熱制御手段によって駆動させることとした請
    求項4〜7いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  11. 【請求項11】 入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、再度前記入力手段よりあらかじめ設
    定された所定回数信号入力されると、計時手段の動作を
    停止するとともに、加熱手段を温度検知手段で測定され
    た液体の温度によって第1加熱駆動手段もしくは第1所
    定温度に維持するように第2加熱駆動手段によって駆動
    させる動作を制御手段に付加した請求項4〜10いずれ
    か1項に記載の電気湯沸かし器。
  12. 【請求項12】 入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、再度前記入力手段よりあらかじめ設
    定された所定回数信号入力されると、計時手段の動作を
    停止するとともに、加熱手段を第1加熱駆動手段によっ
    て駆動させる動作を制御手段に付加した請求項4〜10
    いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  13. 【請求項13】 入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、再度前記入力手段よりあらかじめ設
    定された所定回数信号入力されると、計時手段の動作を
    停止するとともに、加熱手段を第1所定温度に維持する
    ように第2加熱駆動手段によって駆動させる動作を制御
    手段に付加した請求項4〜10いずれか1項に記載の電
    気湯沸かし器。
  14. 【請求項14】 入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、再度前記入力手段よりあらかじめ設
    定された所定回数信入力されると、計時手段の動作を停
    止するとともに、前記入力手段に信号入力され計時手段
    が動作する直前の加熱駆動が第1加熱制御手段によるも
    のであれば、加熱手段を第1加熱制御手段によって駆動
    させ、直前の加熱駆動が第1所定温度に基づいた第2加
    熱制御手段によるものであれば、加熱手段を第1所定温
    度を維持するように第2加熱制御手段によって駆動させ
    る動作を制御手段に付加した請求項4〜10いずれか1
    項に記載の電気湯沸かし器。
  15. 【請求項15】 計時手段の動作の停止を行う計時手段
    の動作を開始させる前記入力手段とは異なる第2入力手
    段を具備し、且つ入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、前記第2入力手段から信号入力され
    ると、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を
    温度検知手段で測定された液体の温度によって第1加熱
    駆動手段もしくは第1所定温度を維持するように第2加
    熱駆動手段で駆動させる動作を制御手段に付加した請求
    4〜10いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  16. 【請求項16】 計時手段の動作の停止を行う計時手段
    の動作を開始させる前記入力手段とは異なる第2入力手
    段を具備し、且つ入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、前記第2入力手段から信号入力され
    ると、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を
    第1加熱駆動手段によって駆動させる動作を制御手段に
    付加した請求項4〜10いずれか1項に記載の電気湯沸
    かし器。
  17. 【請求項17】 計時手段の動作の停止を行う計時手段
    の動作を開始させる前記入力手段とは異なる第2入力手
    段を具備し、且つ入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、前記第2入力手段から信号入力され
    ると、計時手段の動作を停止するとともに、加熱手段を
    第1所定温度を維持するように第2加熱駆動手段によっ
    て駆動させる動作を制御手段に付加した請求項4〜10
    いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  18. 【請求項18】 計時手段の動作の停止を行う計時手段
    の動作を開始させる前記入力手段とは異なる第2入力手
    段を具備し、且つ入力手段からの信号入力で計時手段が
    動作し、制御手段により加熱手段を第2所定温度を維持
    するように第2加熱駆動手段によって駆動もしくは駆動
    停止させている時、前記第2入力手段から信号入力され
    ると、計時手段の動作を停止するとともに、前記入力手
    段が入力され計時手段が動作する直前の加熱駆動が第1
    加熱制御手段によるものであれば、加熱手段を第1加熱
    制御手段によって駆動させ、直前の加熱駆動が第1所定
    温度に基づいた第2加熱制御手段によるものであれば、
    加熱手段を第1所定温度を維持するように第2加熱制御
    手段によって駆動させる動作を制御手段に付加した請求
    4〜10いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  19. 【請求項19】 入力手段からの信号入力で計時手段お
    よび制御手段が動作している時そのことを報知する報知
    手段を具備したことを特徴とする請求項4〜18いずれ
    か1項に記載の電気湯沸かし器。
JP10327818A 1997-11-21 1998-11-18 電気湯沸かし器 Expired - Fee Related JP3119252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327818A JP3119252B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-18 電気湯沸かし器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-320914 1997-11-21
JP32091497 1997-11-21
JP10327818A JP3119252B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-18 電気湯沸かし器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11216064A JPH11216064A (ja) 1999-08-10
JP3119252B2 true JP3119252B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=26570270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10327818A Expired - Fee Related JP3119252B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-18 電気湯沸かし器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119252B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11216064A (ja) 1999-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6427581B1 (en) Waffle maker with cooking temperature control
JPH06209857A (ja) コーヒー沸かし器
JP3119252B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3166688B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3594116B2 (ja) 電気ポットの温度制御装置
JP3173583B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3633575B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH0520262Y2 (ja)
JP2003088468A (ja) 電気湯沸かし器
JPH03928Y2 (ja)
JPH1176063A (ja) 電気ポット
JP4882485B2 (ja) 電気湯沸かし器
KR0146923B1 (ko) 전기 밥솥의 숭늉제조제어방법
JP2003284644A (ja) 電気湯沸かし器
JP2577410Y2 (ja) 保温ポット
JP3578104B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP2008295637A (ja) 電気湯沸かし器
JPH11244145A (ja) 電気湯沸器
JPH078372A (ja) 炊飯器
JPH0538683Y2 (ja)
JP3297587B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH05300831A (ja) 電気ポット
JPH1069976A (ja) 誘導加熱調理器
JPH03191929A (ja) 電気湯沸かし器
JP4063006B2 (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees