JP3118799U - ブロックの吊り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貫通孔を持つ大型立体コンクリ−トブロックを、安全にまた容易に吊り上げることができる吊り具を得る。
【解決手段】 一対の、圧接把持ア−ムと吊りア−ムからなる略くの字形部材を、その屈折部で背中合わせに回動自在に軸着した吊り具であって、圧接把持ア−ムをブロックの貫通孔に挿入し、支点を軸にア−ムを拡張し、貫通孔内壁に圧接把持させて吊り上げる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ブロックの吊り具に関するものであり、詳しくは、貫通孔を有する大型立体コンクリ−トブロックの吊り具に関するものである。
海中に構造物を構築する際、上下面中央に貫通孔を有し、側面に溝を有する、略六角形をなす大型立体コンクリ−トブロックが広く用いられているが、その種の大型立体コンクリ−トブロックの中には、重量10トンを超すものもあり、その吊り上げ作業には、多くの危険と困難が伴うのが常であった。
考案が解決しようとしている課題
たとえば、大型クレ−ンでその種の大型立体コンクリ−トブロックを吊り上げるには、ブロック側面の溝にそってワイヤ−を巻き付け、そのワイヤ−をクレ−ンのフックに掛けて吊り上げる一連の作業が必要であり、従来その作業には、熟練した数人の作業員と共に、かなりの作業時間を要し、一歩間違えば重大事故につながる危険が伴っていた。
本考案は、こうした欠点を解消するためになされたもので、すなわち、大型立体コンクリ−トブロックの吊り上げ作業を、少ない作業員で、容易に、短時間で、安全に行える、画期的なブロックの吊り具を提供するものである。
課題を解決するための手段
すなわち、本考案によるブロックの吊り具は、一対の、圧接把持ア−ムと吊りア−ムからなる略くの字形部材を、その屈折部で背中合わせに回動自在に軸着したものであり、請求項2記載のものにあっては、複数の位置決め孔を有するアタッチメントア−ムを、左右の吊りア−ム端部に、それぞれ回動自在に軸着してなるものである。
考案の効果
本考案のブロックの吊り具を用いれば、ブロックの貫通孔を利用して、容易にブロックを吊り上げることができるので、従来のようにブロックの周囲にワイヤ−を巻き付ける、熟練と手間のいる危険の伴う作業は不要となり、少ない作業員でも、短時間で、容易に、安全に、ブロックの吊り上げ作業を行うことができる。また、当然ワイヤ−痕がブロックの周囲に残ることもない。
本考案のブロックの吊り具は、一対の圧接把持ア−ムの先端を、まず閉じた状態でブロックの貫通孔に挿入し、次いで圧接把持ア−ムを開いて、ブロックの貫通孔内壁に当接させる。次いで、吊りア−ム両端に掛けたワイヤ−をクレ−ンで吊り上げると、圧接把持ア−ムは支点を軸にさらに拡張しようとするので、圧接把持ア−ムはブロックの貫通孔内壁に強力に押圧され、摩擦力は増大し、そのまま容易に吊り上げることができる。
複数の位置決め孔を有するアタッチメントア−ムを、左右の吊りア−ム端部に、それぞれ回動自在に軸着してなる請求項2記載のものにあっては、両アタッチメントア−ムの位置決め孔の組み合わせにより、ブロックの吊り上げ角度を自在に調節できるので、勾配を有する船底等にブロックを積み込むときなどに便利である。
以下、本考案によるブロックの吊り具の一実施例を図面に従って説明する。本考案によるブロックの吊り具は、図のように、一対の、圧接把持ア−ム(1)と吊りア−ム(2)からなる略くの字形部材が、その屈折部で背中合わせに回動自在に軸着(3)された構造をなしている。
請求項2記載のものにあっては、複数の位置決め孔(5)を有するアタッチメントア−ム(4)が、左右の吊りア−ム(2)端部に、それぞれ回動自在に軸着されている。
したがって、実際の吊り上げ作業に際しては、まず圧接把持ア−ム(1)の先端を閉じた状態にロック機構(9)を用いてロックし、その状態で吊り具をクレ−ンで吊り上げ圧接把持ア−ム(1)をブロックの貫通孔(8)に挿入する。
次いでロックを解除し、作業ロ−プ(10a)等の操作により圧接把持ア−ム(1)を開いて、圧接把持ア−ム(1)の圧接面を、ブロックの貫通孔内壁にしっかり当接させる。次いで、吊りア−ム(2)両端に掛けたワイヤ−(7)をクレ−ンで吊り上げると、圧接把持ア−ム(1)は軸着部(3)を支点としてさらに拡張しようとするので、圧接把持ア−ム(1)の圧接面は、ブロックの貫通孔内壁に強力に押圧され、摩擦力が増し、そのまま容易にブロックを吊り上げることができる。なおそのばあいも、ロック機構を働かせて圧接把持ア−ムが開いた状態にロックしておけば、万が一ワイヤ−が緩んだとしても安全である。
また、図2のように、複数の位置決め孔(5)を有するアタッチメントア−ム(4)を、左右の吊りア−ム(2)端部に、それぞれ回動自在に軸着してなる請求項2記載のものにあっては、両アタッチメントア−ム(4)の位置決め孔(5)の組み合わせにより、ブロックの吊り上げ角度を自在に調節できるので、勾配を有する船底等にブロックを積み込むときなどに便利である。
なお、ロック機構(9)は、吊りア−ム(2)の開き具合を確実にロックできる構造であれば、周知の構造を自由に用いることができる。また、圧接把持ア−ム(1)の圧接面の形状は、貫通孔(8)の内壁の形状と勘合する形状とすることは言うまでもない。また摩擦力を増すため、圧接把持ア−ムの圧接面に凹凸やギザギザを設けてもよい。
また、圧接把持ア−ム(1)の根本にストッパ−(11)を設ければ、圧接把持ア−ムの挿入時に、ストッパ−(11)がブロック(6)上面に当接するまで挿入すればよいので、毎回一定の挿入長を容易に得ることができ、作業はいっそう容易になる。
さらに、圧接把持ア−ム(1)の先端に、脱落防止爪(12)を設け、ブロック吊り上げ時に、爪をブロック底面に係止させて保持してもよい。しかし、圧接把持ア−ム(1)を貫通孔(8)に挿入及び引き抜く際に、爪が邪魔になるばあいがある。実際の試作実験では、脱落防止爪(12)を設けなくても、圧接把持ア−ム(1)の圧接面とブロック貫通孔(8)内壁面との摩擦力だけで、十分にブロックを吊り上げ保持できることが判明しており、よって、脱落防止爪(12)は必ずしも必要というわけではない。
図1及び図2共に、ブロックの部分は解りやすいように、断面図である。また、図3は吊り上げ対象物、すなわち貫通孔を有する大型立体コンクリ−トブロックの斜視図である。
請求項1記載のブロックの吊り具をブロックの貫通孔に挿入した状態を示す一部断面図 請求項2記載のブロックの吊り具をブロックの貫通孔に挿入した状態を示す一部断面図 貫通孔を有する大型立体コンクリ−トブロックの斜視図
符号の説明
1 圧接把持ア−ム
2 吊り上げア−ム
3 軸着部
4 アタッチメントア−ム
5 位置決め孔
6 ブロック
7 ワイヤ−
8 貫通孔
9 ロック機構
10a 作業ロ−プ
10b 作業ロ−プ
10c 作業ロ−プ
11 ストッパ−
12 脱落防止爪

Claims (2)

  1. 一対の、圧接把持ア−ムと吊りア−ムからなる略くの字形部材を、その屈折部で背中合わせに回動自在に軸着してなる、ブロックの吊り具。
  2. 複数の位置決め孔を有するアタッチメントア−ムを、左右の吊りア−ム端部に、それぞれ回動自在に軸着してなる、請求項1記載のブロックの吊り具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105384053A (zh) * 2015-11-30 2016-03-09 重庆戴卡捷力轮毂制造有限公司 中间管吊起装置

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