JP3118674B2 - 自動車のウインドガラス取付開口部の建付検具 - Google Patents

自動車のウインドガラス取付開口部の建付検具

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JP3118674B2
JP3118674B2 JP04180879A JP18087992A JP3118674B2 JP 3118674 B2 JP3118674 B2 JP 3118674B2 JP 04180879 A JP04180879 A JP 04180879A JP 18087992 A JP18087992 A JP 18087992A JP 3118674 B2 JP3118674 B2 JP 3118674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の組立工程に
おいて、ウインドガラス取付開口部の建付状態を検査す
る際に使用される建付検具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドガラス取付開口
部の建付状態を検査するには、ウインドガラス取付開口
部に位置させる枠状の建付検具を、一人の作業者が固定
保持し、他の作業者が隙間ゲージ等を使用してウインド
ガラス取付開口側部と建付検具との隙間を測定して、基
準値に対するズレ等の誤差を調べているのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
によると、検査作業を行うのに少なくとも二人の作業者
が従事する必要があるとともに、人手によって建付検具
を固定保持するため作業性が悪く効率的に作業を行うこ
とができなかった。
【0004】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、建付検具の位置決めおよび固定保持ならびに
検査作業を一人の作業者で能率的に行うことができる自
動車のウインドガラス取付開口部の建付検具を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、自動車のウインドガラス取付開口部に位置
させる枠体に、ウインドガラス取付開口部の上端に当接
して枠体の上限高さの位置決めを行う基準ブロックおよ
びウインドガラス取付開口部両側の建付け測定基準とな
る測定ブロックを備えた検査用枠体と、この検査用枠体
の両側に設けられウインドガラス取付開口部両側の車体
外側の上向き斜面に当接する相互に接近方向に付勢され
る押圧ローラを備える挟持機構からなり、前記ウインド
ガラス取付開口部に対して検査用枠体の位置決めならび
に固定保持を可能にする自動車のウインドガラス取付開
口部の建付検具を構成したものである。
【0006】
【作用】この発明の建付検具によると、建付検具をウイ
ンドガラス取付開口部に位置させて挟持機構の押圧ロー
ラを車体外側の上向き斜面に当接させると、両側の押圧
ローラが相互の接近方向に付勢されるので、上向き傾斜
方向に働く分力によって、検査用枠体は車体外側の上向
き斜面に沿ってウインドガラス取付開口部に対するセン
タリングが行われながら押し上げられ、検査用枠体の基
準ブロックがウインドガラス取付開口部の上端に当接し
た上限位置で、位置決めされて固定保持される。
【0007】以上のように、一人の作業者がウインドガ
ラス取付開口部に建付検具を位置させ挟持機構を操作す
るだけで、検査用枠体の位置決めならびに固定保持がな
されて、建付状態の検査作業も同一の作業者が一人で行
える。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの発明に係る建付検具を自動車のフロント
ガラス取付開口部に装着した外観を示す斜視図、図2は
図1のII-II 線断面図、図3は挟持機構の一部破断の正
面図、図4は同挟持機構の側面図、図5は同挟持機構の
一部破断の平面図、図6は挟持機構の作動原理を示す説
明図である。
【0009】図1に示すように、自動車Aのフロントガ
ラス取付開口部(以下実施例において単に取付開口部と
記載する)Bに装着する建付検具Cを例に説明する。検
査用枠体1は取付開口部Bの形状に似せてパイプ部材1
aを格子状に組み付けた枠体であり、その上部と両側部
には後記する基準ブロック2と測定ブロック3をそれぞ
れ設けてある。
【0010】基準ブロック2は検査用枠体1の上限高さ
の位置決めを行うため、取付開口部Bの上端(車体天井
側)に当接可能な形状に形成して、枠体の上端部に適当
ピッチごとに複数設けてある。また、測定ブロック3は
取付開口部Bの両側部、すなわち両側のフロントピラー
Aaとの間に隙間を形成して建付状態を測定するときの
基準にするため、対向面はフロントピラーAaの外形に
嵌合可能な形状に形成して、枠体の両側端部に適当ピッ
チごとに複数設けてある。
【0011】上記検査用枠体1には、これを取付開口部
Bに対してセンタリングしながら上方へ押し上げ、さら
に固定保持する挟持機構4を設けてある。この挟持機構
4は、図3ないし図5に示すように検査用枠体1に固定
されるブラケット4aと、このブラケット4aに取り付
けられ引張りコイルスプリング4fによって常時付勢さ
れるスライドビーム4bと、このスライドビーム4bの
先端部に設けられフロントピラーAaに当接して転動す
る押圧ローラ4gで構成してある。
【0012】上記ブラケット4aは断面L字形状の長手
の鋼材からなり、図1,図4および図5に示すように検
査用枠体1に略似た弓形に折曲形成して、締結具を介し
て検査用枠体1に一体的に固定してある。そして、この
ブラケット4aの前面には、上記スライドビーム4bの
スライド移動を案内支持する軸受4cを左右両側に適当
ピッチごとに設けてある。
【0013】さらに、ブラケット4aの正面中央には、
操作アーム4dをピン4d′によって回動自在に枢着し
てあり、左右の連結ビーム4eを介して両側のスライド
ビーム4bを連動可能に設けてある。この操作アーム4
dの上下部にはボール部4d″をそれぞれ突設してあ
り、連結ビーム4eの一端部に設けたボール受け部4
e′に嵌合させて球面対偶形式で連結してある。また連
結ビーム4eの他端部にはボール部4e″を設けて、ス
ライドビーム4bの一端部に設けたボール受け部4b′
とも同様に球面対偶で連結してある。さらに、操作アー
ム4dの上下部には一対の引張りコイルスプリング4f
の一端部をそれぞれ取り付けてあり、他端部をブラケッ
ト4aに取り付けてピン4d′を中心に操作アーム4d
を常時規制し、両側のスライドビーム4bを相互に接近
する方向に付勢させている。
【0014】また、スライドビーム4bの他端部には、
車体のフロントピラーAaの外側に当接する筒状の押圧
ローラ4gを支柱4hを介して設けてある。この押圧ロ
ーラ4gはその支柱4hをスライドビーム4bに対して
直角に、しかも、フロントピラーAaの長手方向に対し
て直交する方向にその軸心を向けて固定してある。左右
両側の押圧ローラ4gは相互に接近する方向に付勢され
ることになるので、後方上向き傾斜(正面視して台形の
斜辺に相当する二辺)したフロントピラーAaの外側に
当接させると、付勢力に伴う上向き傾斜方向に働く分力
によって、フロントピラーAaに沿って押圧ローラ4g
が転動して、検査用枠体1をセンタリングしながら上昇
する。そして、検査用枠体1の基準ブロック2が取付開
口部Bの上端に当接した上限高さで位置決めされて固定
保持される。
【0015】なお、符号4iはスライドビーム4bの回
動を規制するためのストッパであり、スライドビーム4
bの所定範囲内に形成した平坦面をこのストッパ4iの
弾性部材からなる上面が押圧する態様にブラケット4a
正面に突設してある。
【0016】以上のように構成した建付検具Cを使用し
て、取付開口部Bの建付状態を検査する作業手順を説明
する。最初に、一人の作業者が挟持機構4の操作アーム
4dを図3に矢印で示す方向に操作して、押圧ローラ4
gを相互に離隔する方向に維持した状態にし、検査用枠
体1を自動車Aの取付開口部Bに位置させる。押圧ロー
ラ4gをフロントピラーAaの外側に当接させた状態で
操作アーム4dから手を離すと、図6に矢印で示すよう
に押圧ローラ4g同士が接近する方向へ付勢力が作用す
る。これにより、フロントピラーAaの斜面に沿って働
く分力によって、検査用枠体1が取付開口部Bに対して
センタリングされながら上方へ押し上げられる。そし
て、検査用枠体1の基準ブロック2が取付開口部Bの上
端に当接した上限位置で停止して位置決めされ、その状
態が固定保持される。
【0017】この検査用枠体1の押し上げ力は、フロン
トピラーAaの傾斜角度ならびに引張りコイルスプリン
グ4fのばね定数によって決定されるが、作業者が検査
用枠体1に軽い助勢力を付与することで押し上げられる
程度が良好である。
【0018】次に、図2に示すように同一の作業者が隙
間ゲージ5を使用して測定ブロック3とフロントピラー
Aaとの隙間を測定し、基準値に対するズレ等の誤差を
チェックして建付状態を検査する。検査終了後は、操作
アーム4dを操作して押圧ローラ4gを相互に離隔する
方向に移動した状態で検査用枠体1を取付開口部Bから
取り外す。
【0019】以上のように、一人の作業者が取付開口部
Bに建付検具Cを位置させて挟持機構4を操作するだけ
で、検査用枠体1の位置決めならびに固定保持がなされ
て、建付状態の検査作業も同一の作業者が一人で行え
る。
【0020】なお、上記実施例はフロントガラスを例に
説明したが、自動車のリヤガラス取付開口部の建付検具
としても適用可能である。
【0021】
【発明の効果】この発明の建付検具によると、ウインド
ガラス取付開口部に建付検具を位置させて挟持機構を操
作するだけで、検査用枠体がウインドガラス取付開口部
に対してセンタリングされながら押し上げられ、さらに
検査用枠体の基準ブロックがウインドガラス取付開口部
の上縁に当接する上限高さで位置決めされて固定保持さ
れる。
【0022】したがって、一人の作業者の動作で検査用
枠体が位置決め,固定保持されるので、その後、他の作
業者が検査用枠体を固定保持することなく、建付状態の
検査作業も同一の作業者が効率良く一人で行えて作業能
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る建付検具を自動車のフロントガ
ラス取付開口部に装着した外観を示す斜視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】挟持機構の一部破断の正面図である。
【図4】同挟持機構の側面図である。
【図5】同挟持機構の一部破断の平面図である。
【図6】挟持機構の作動原理を示す説明図である。
【符号の説明】
A:自動車 Aa:フロントピラー(車体外側の上向き斜面) B:取付開口部(ウインドガラス取付開口部) C:建付検具 1:検査用枠体 2:基準ブロック 3:測定ブロック 4:挟持機構 4a:ブラケット 4b:スライドビーム 4d:操作アーム 4e:連結ビーム 4f:引張りコイルスプリング 4g:押圧ローラ 5:隙間ゲージ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のウインドガラス取付開口部に位
    置させる枠体に、ウインドガラス取付開口部の上端に当
    接して枠体の上限高さの位置決めを行う基準ブロックお
    よびウインドガラス取付開口部両側の建付け測定基準と
    なる測定ブロックを備えた検査用枠体と、この検査用枠
    体の両側に設けられウインドガラス取付開口部両側の車
    体外側の上向き斜面に当接する相互に接近方向に付勢さ
    れる押圧ローラを備える挟持機構からなり、前記ウイン
    ドガラス取付開口部に対して検査用枠体の位置決めなら
    びに固定保持を可能にすることを特徴とする自動車のウ
    インドガラス取付開口部の建付検具。
JP04180879A 1992-07-08 1992-07-08 自動車のウインドガラス取付開口部の建付検具 Expired - Fee Related JP3118674B2 (ja)

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CN111811358B (zh) * 2020-06-30 2022-04-15 郑州日产汽车有限公司 一种车门玻璃滑道开口精度快速检测装置
CN113483617B (zh) * 2021-07-07 2023-01-13 柳州莫森泰克汽车科技有限公司 后门玻璃升降器总成检具

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