JP2801514B2 - 板状体の位置決め方法及びその装置 - Google Patents

板状体の位置決め方法及びその装置

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JP2801514B2 JP32841093A JP32841093A JP2801514B2 JP 2801514 B2 JP2801514 B2 JP 2801514B2 JP 32841093 A JP32841093 A JP 32841093A JP 32841093 A JP32841093 A JP 32841093A JP 2801514 B2 JP2801514 B2 JP 2801514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長辺と短辺でなる略四
辺形の板状体で、しかもフラットあるいは曲げ板ガラス
などの各種形状および大きさを有する板状体を、コント
ロールよくセンターリングし得て高精度の位置決めをす
ることができ、工程全体の効率を向上することはもちろ
ん省力化ならびに歩留りのアップを可能とする板状体の
位置決め方法およびその装置に関する。ことに車輌用窓
材等に用いる合せガラス工程、各種検査工程、ならびに
種々の加工工程で有用であり、特に曲げ板ガラスにおい
てその性能を格段に発揮する板状体の位置決め方法およ
びその装置を提供するものである。
【0002】
【従来技術】一般に板状体、ことに曲げ板ガラス等にお
ける位置決め方法やその装置が種々提案され知られてい
る。
【0003】例えば、本出願人が既に出願している実開
平3ー30228 号公報では、長辺と短辺からなり略四辺形
の大きさの異なる2枚の板ガラスを重ね合わせ、移動自
在に支持した状態で、押圧具を板ガラスエッジに当接さ
せて、2枚の板ガラスを所定の位置に位置決めする装置
において、少なくとも短辺側に当接する押圧具を、所定
の位置における2枚の板ガラスのエッジの少なくとも一
部に合致する形状にしたので、重ね合わされた2枚の板
ガラスを正確に位置決めできるものを提案している。
【0004】また例えば、特公昭54ー21846 号公報に
は、円筒形状の押圧具を板ガラスエッジに当接させる位
置決め装置で、各種形状の合せ硝子の重合位置を簡単に
揃えることができるという合せ硝子の板揃え装置が開示
されている。
【0005】さらに例えば、特開平2ー202446号公報に
は、合せガラス用の二枚の曲板ガラスを重合した状態で
板揃えする装置であって、板揃えステージにて二枚の曲
板ガラスを下側から水平支承し且つ水平二軸X、Y方向
にて移動させうる可動支持手段と、上記一方の座標軸X
方向において二枚の曲板ガラスの一端側に対向配置され
るストッパを有し、このストッパに向けて少なくとも下
側曲板ガラスを当接させるべく可動支持手段を駆動する
X方向位置決め手段と、上記二枚の曲板ガラスを挟んで
ストッパに対向する部位に配設されて下側曲板ガラスか
らX方向に偏位した上側曲板ガラスがストッパ側へ押付
けられる押付け部材を有するX方向板揃え手段と、上記
他方の座標軸Y方向において二枚の曲板ガラスの両側端
縁の位置が計測される計測部材を有し、この計測部材に
よる計測値に基づいて二枚の曲板ガラスをセンタリング
させるべく可動支持手段を駆動するY方向位置決め手段
と、上記他方の座標軸Y方向において二枚の曲板ガラス
の両側に夫々進退自在に配設されてセンタリングされた
曲板ガラスの両側端縁が所定量押込まれる押込み部材を
有するY方向板揃え手段と、上記ストッパ位置を基準と
して二枚の曲板ガラスをX方向で板揃えすべく、X方向
位置決め手段及びX方向板揃え手段を駆動制御すると共
に、上記センタリング位置を基準として二枚の曲板ガラ
スをY方向で板揃えすべく、Y方向位置決め手段及びY
方向板揃え手段を駆動制御する板揃え駆動制御手段とを
備え、上記Y方向板揃え手段の押込み部材が曲板ガラス
の両側端縁に二点で当接する二叉の首振りアームにて構
成されていることにより、曲板ガラスの両側端縁での割
れ現象を有効に回避できるようにするというものが開示
されている。
【0006】さらにまた例えば、特開平2ー202447号公
報には、合せガラス用の曲板ガラスの板揃え方法及びそ
の装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】上記した従来各公報
に開示されている方法あるいは装置では、例えば基本的
に筒状ロール等の押圧具であって、該押圧具自体には曲
げ板ガラスの微妙な曲率の変動あるいは曲げ板ガラス自
体の撓み等を吸収することとはなっていなく、より正確
な高精度の位置決めができる機能を有するものとは必ず
しも言い難く、また例えば特開平2ー202446号公報およ
び特開平2ー202447号公報に開示されている合せガラス
用の曲板ガラスの板揃え方法及びその装置はどちらかと
言えば簡単な手段とは言い難いものである等があり、こ
れらの問題点を比較的簡単な方法と手段で解決しようと
するものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】従来のかかる問題点に
鑑みてなされたものであって、本発明は、側断面形状が
直線と曲線が組み合わさったテーパ状を含むラッパ状形
状の特異な形状を有する位置決め部材を適宜用い、平板
状体あるいは曲げ板状体のいずれにも採用でき、かつ曲
げ板状体の曲率に対応する前記曲線でもって曲げ板状体
のセンタリングを行うようにすることで位置決めでき、
厄介な工程がなく高安全でスピーディーに作業効率よ
く、高精度かつ安価に提供することができるものであ
る。
【0009】すなわち、本発明は、板状体を移動自在に
支持し、該板状体のエッジ部に位置決め部材を当接させ
て、所定の位置に位置決めする方法において、側断面に
おける左右辺が直線部と曲線部の組み合わせでなって略
ラッパ状形状を成す位置決め部材を、前記板状体のエッ
ジ部の一部に少なくとも2個対向するよう当接すること
を特徴とする板状体の位置決め方法。
【0010】ならびに、前記板状体が長辺と短辺でなる
略四辺形であって、該板状体の四辺エッジ部に位置決め
部材を当接させて、所定の位置に位置決めする際に、前
記した略ラッパ状形状を成す位置決め部材を、少なくと
も短辺側の両エッジ部の一部に当接するようにすること
を特徴とする上述した板状体の位置決め方法。
【0011】さらに、前記板状体がフラット形状でなる
板状体の際には、該板状体エッジ部の一部を前記した略
ラッパ状形状を成す位置決め部材の直線部に、あるいは
前記板状体が曲げ形状でなる板状体の際には、該板状体
のエッジ部の一部を前記した略ラッパ状形状を成す位置
決め部材の曲線部に、それぞれ当接するようにすること
を特徴とする上述した板状体の位置決め方法。
【0012】また、長辺と短辺でなる略四辺形の板状体
を移動ならびに支持する機構と、該板状体の四辺エッジ
部に位置決め部材を当接させる機構でなり、所定の位置
に位置決めする装置において、側断面における左右辺が
直線部と曲線部の組み合わせでなり略ラッパ状位置決め
部材を少なくとも前記左右両短辺側にそれぞれ備え、該
略ラッパ状位置決め部材が該両短辺のエッジ部の一部に
対向するよう当接することを特徴とする板状体の位置決
め装置。
【0013】ならびに、前記板状体がフラット形状でな
る板状体の際には、該板状体の短辺側両エッジ部の一部
を前記した略ラッパ状位置決め部材の直線部に、ならび
に前記板状体が曲げ形状でなる板状体の際には、該板状
体の短辺側両エッジ部の一部を前記略ラッパ状位置決め
部材の曲線部に、それぞれ当接するようにすることを特
徴とする上述した板状体の位置決め装置をそれぞれ提供
するものである。
【0014】ここで、板状体としては、例えば車両用、
船舶用、航空機用あるいは建築用等に用いられる市販の
ソーダライムガラスである無機質またはポリカーボネー
トやアクリルなどである有機質からなる所謂ガラス板状
体等であって、平板状あるいは曲げ板ガラスであり、さ
らに強化ガラス、合わせガラス、複層ガラスならびに表
面処理ガラス等各種加工処理ガラスまたは各種用途ガラ
スであってもよい。
【0015】また、前記板状体の形状としては、とくに
限定するものではないが、長辺と短辺でなる略四辺形で
なるものが最も好ましく採用できるものであり、できれ
ば該略四辺形に類似した形状の方がより前記ラッパ状形
状の位置決め部材の機能を発現せしめることとなり好ま
しい。
【0016】またさらに、前記位置決め部材として側断
面における左右辺が直線部と曲線部の組み合わせでなっ
て略ラッパ状形状を成すようにしたのは、一つの略ラッ
パ状形状を成す位置決め部材の前記直線部においてフラ
ットな板状体を位置決めできるとともに、同一の該位置
決め部材の前記曲線部において曲面の曲げ板状体を位置
決めできるようにしたものであり、しかも曲げ板状体に
おける長辺方向の左右曲率半径ならびに板状体自体の左
右撓みのバラツキが発現しセンターリングに影響し結果
として位置決め位置がバラツキ、その精度が悪く所期の
精度を達成できなくなるのを、吸収して解消でき、高精
度、例えばバラツキが±0.3mm 程度等の格段の精度で所
期の位置決め位置内に充分コントロールできることとす
るためである。特に該略ラッパ状位置決め部材は曲げ板
状体でよりその機能を発揮し、その曲率が曲げ板状体と
前記曲面部で整合するようにすればするほど格段にその
機能を発揮するものである。
【0017】またさらに、前記略ラッパ状形状を成す位
置決め部材を前記エッジ部の一部に少なくとも2個対向
するよう当接することとしたのは、仮に対向せしめない
場合には、板状体に回転モーメントを付与するようにな
り、他の箇所に設けた位置決めロールが存在したとして
も、前記略ラッパ状形状を成す位置決め部材が存在する
位置ではともかく、板状体全体としては位置ずれを発現
することとなるからで、対向するようにすることが肝心
である。
【0018】ことに該略ラッパ状形状を成す位置決め部
材を前記略四辺形の板状体の長辺側ではなくて短辺側と
したのは、板状体、ことに曲げ板状体の搬送との兼ね合
いと、長辺と短辺の曲率半径および辺長さからして通常
短辺側に略ラッパ状形状を成す位置決め部材を設けた方
がよりその機能を発揮すること、さらには該ラッパ状形
状を成す位置決め部材の作動をスムーズにすることがで
きるからである。
【0019】またさらに、前記フラット形状でなる板状
体の際に該板状体エッジ部の一部と前記した略ラッパ状
形状を成す位置決め部材の直線部とを当接するようにす
ることとしたのは、通常長辺方向での撓みが生じたとし
ても両短辺側の変化量に差が生じ難いからであり、また
前記曲げ形状でなる板状体の際に該板状体のエッジ部の
一部を前記した略ラッパ状形状を成す位置決め部材の曲
線部に当接するようにすることとしたのは、上述したよ
うに、長辺方向の左右曲率半径ならびに板状体自体の左
右撓みのバラツキが発現し易くセンターリングに影響
し、結果として位置決め位置がバラツキ、その精度が悪
化し所期の精度を達成できなくなるのを吸収し解消する
ことで、精度を所期の値内に充分コントロールできるよ
うにするためである。
【0020】また、前記板状体を移動ならびに支持する
機構としては、先ず移動する機構については、特に限定
されるものではないが、例えばベルトコンベア、ローラ
ーコンベアあるいはロボット等によるものである。
【0021】次に支持する機構については、前記板状体
を持ち上げ支持する際には、例えば上部走行ヘッド支持
台をボールネジあるいはシリンダーの駆動手段で動作さ
せるものである。
【0022】さらに、前記板状体の四辺エッジ部に位置
決め部材を当接させる機構としては、例えばシリンダー
で押圧またはモーター駆動(サーボモーター)で押圧す
るものである。また前記した略ラッパ状位置決め部材と
ロール状位置決め部材の材質としてはウレタンあるいは
ナイロン樹脂製等からなるものである。さらに、前記略
ラッパ状位置決め部材は上から吊るすようにしてもある
いは下から持ち上げるように支持してもよいものであ
り、進行方向の前後に設けるロール状位置決め部材は固
定式でも可動式でもよいものである。
【0023】さらに、前記した略ラッパ状形状を成す位
置決め部材の上下方向の移動については、例えば図示し
ないシリンダーあるいは別の略ラッパ状位置決め部材、
さらには変形例である例えば2段の略ラッパ状形状を成
す位置決め部材と交換することで対応するものである。
【0024】なお、前記センタリングについては、板状
体を水平展開した場合の板状体の中心線を搬送ラインの
中心線に合せることをいうものである。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0026】図1は、本発明の位置決め装置による位
置決め状態の一実施例を示す斜視図であって、図2は図
1の状態に到る前段における状態を示す斜視図である。
図1および2において、本発明の位置決め装置は、架
台5上の両サイドに対に設けた下部走行レール6と下部
走行ヘッド駆動用モーター10から延びる下部走行ボール
ネジ11でもって移動可能に該走行レール上に支持されて
いる板状体の下部走行ヘッド7を設置し、該下部走行ヘ
ッド上の四箇所に上下ガイド12を立設しかつ上下昇降用
駆動モーター(図示していない)から中央部に延びる上
下駆動用ボールネジ16でもって上下に自在に昇降するよ
うにした上部走行ヘッド支持台8を設け、該上部走行ヘ
ッド支持台上に左右に間隔をおいて上部走行ヘッド走行
ガイド15を配設し、前後位置決めロール用モーター17で
前後方向の位置決めをする前後位置決めロール4をそれ
ぞれに二個ずつ備える上部走行ヘッド9を上部走行ヘッ
ド駆動用モーター13からベルト14を介して前後方向に移
動自在とするよう付設することで成る長辺と短辺でなる
略四辺形のガラス板状体2を移動ならびに支持する機構
と、該機構部を跨ぐよう支持枠18を設け、該支持枠の上
部フレームにスリットガイド19を設けて左右幅方向にセ
ンタリング用モーター20にて移動自在な取付部材21を左
右に一個ずつ配置し、予め所定の位置に設定したリミッ
トスイッチ25に該取付部材の上面に突出する検出端24が
当接するようにし、また前記取付部材の上面側に軸固定
部材23を設けて軸22を介して略ラッパ状位置決め部材
を吊設し、該ガラス板状体2の四辺エッジ部のうち両短
辺のエッジ部の一部に対向するよう前記略ラッパ状位置
決め部材を当接させ位置決めする機構とでなるもので
ある。
【0027】図3は、図1ならびに図2で示した略ラッ
パ状位置決め部材の具体的な形状と該略ラッパ状位置
決め部材の前記ガラス板状体2に対する作用を示す説
明図であり、略ラッパ状位置決め部材は側断面におけ
る左右辺が直線部26と曲線部27の組み合わせでなる略ラ
ッパ状をなすものであって、前記板状体がフラット形状
でなるガラス板状体2の際には、該板状体の短辺側両エ
ッジ部の一部を前記した略ラッパ状位置決め部材の直
線部26に、あるいは前記板状体2が曲げ形状でなる板状
体の際には、該板状体の短辺側両エッジ部の一部を前記
略ラッパ状位置決め部材の曲線部27にそれぞれ当接す
るようにすることができる板状体の位置決め装置であ
る。
【0028】また所定の位置に位置決めする際におい
て、側断面における左右辺が直線部26と曲線部27の組み
合わせでなる略ラッパ状位置決め部材の曲面部と、支
持部28に支えられている部分から短辺であるエッジ部ま
でを実線で示す曲面を持つ前記ガラス板状体2のエッジ
部が当接しているのに対し、例えば2点破線で示すよう
に曲率半径が実線で示した際より変化した場合、前記曲
面部27への当接面は高さ方向でh、幅方向でΔLだけズ
レを生じることとなるものの、該ズレを吸収して支持部
28と略ラッパ状位置決め部材との距離は不変であっ
て、略ラッパ状位置決め部材を動かし調整する必要が
なく、位置決め動作として左右両方からガラス板状体2
の短辺側エッジ部に前記略ラッパ状位置決め部材を当
接した際に、結果として前記ガラス板状体2において支
持部28を境として左右で微小な曲率半径の差異を生じた
としても充分所期のセンタリングができ得ることとなる
ものである。
【0029】図4は従来のロール状位置決め部材4を用
いた際の作用を示す説明図であり、前記したと同様に、
支持部28に支えられている部分から短辺であるエッジ部
までを実線で示す曲面を持つ前記ガラス板状体2のエッ
ジ部が、実線で示す直線部29のみでなるロール状位置決
め部材4の直線部に当接しているのに対し、例えば2点
破線で示すように曲率半径が実線で示した際より変化し
た場合、前記直線部29への当接面は高さ方向でh、幅方
向でΔLだけズレを生じることとなり、該ズレを吸収で
きず支持部28とロール状位置決め部材4との距離が変わ
り、ロール状位置決め部材4を動かし調整する必要があ
り、位置決め動作として左右両方からガラス板状体2の
短辺側エッジ部に前記ロール状位置決め部材4を当接し
た際に、結果として前記ガラス板状体2において支持部
28を境として左右で微小な曲率半径の差異を生じると所
期のセンタリングができなく位置決めも差異を生じるこ
ととなるものである。
【0030】図5は本発明の略ラッパ状位置決め部材を
用いる方法およびその装置の効果を、略ラッパ状位置決
め部材と従来のロール状位置決め部材4とを用いた際
について対比したものであって、センタリングズレ量
(mm)を測定回数によるバラツキで示した図であり、従
来のロール状位置決め部材を用いた際を●印と■印で示
したものであって、そのズレ量が約±1.0mm 前後とな
り、本発明の略ラッパ状位置決め部材を用いた際を○印
と□印で示したものであって、そのズレ量が約±0.2mm
程度となり、その結果は明らかであり、本発明の略ラッ
パ状位置決め部材を用いる方法およびその装置が格段に
高精度でかつ確実にしかも安定したものであることが分
る。
【0031】図6は本発明の位置決め方法およびその装
置において用いる、略ラッパ状形状位置決め部材の変形
例を示す側断面図であり、該略ラッパ状形状位置決め部
’は、直線部26および、曲線部27と曲線部30と曲率
が異なる曲面を2段に備えたものである。これによって
より種々のガラス板状体2に対応し得るようになってよ
り機動性を増し効率的となるものである。
【0032】図7は本発明の位置決め方法およびその装
置の他の実施例を示す側面図であり、位置決め装置1’
は例えば合せガラス製造ライン等での場合であって、前
記略ラッパ状形状位置決め部材をライン幅方向に位置
決めするようになっている(該略ラッパ状形状位置決め
部材の昇降移動も自由にできることはいうまでもな
い)移動用ヘッド35(駆動装置は図示せず)から上側に
立設したものであり、走行用ビーム33に備える搬送治具
(図示けず)によって搬送されたガラス板状体2を、吸
着パッド34で持ち上げた状態において、ロール状位置決
め部材4を用いて前後の位置決めをし、架台31に設けた
ガイド37にしたがいアジヤストバーによってフレーム32
とともに(駆動モーターは図示せず)上昇をさせ、前記
略ラッパ状形状位置決め部材を幅方向に移動し前記ガ
ラス板状体2の短辺側エッジ部に左右から当接するよう
にし幅方向の位置決めをし、完了後元の位置に戻すよう
にするものである。
【0033】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
側断面における左右辺が直線部と曲線部の組み合わせで
なって略ラッパ状形状を成す位置決め部材を、前記板状
体のエッジ部の一部に少なくとも2個対向するよう当接
する板状体の位置決め方法およびその装置によって、フ
ラットな板状体および曲げ板状体のいずれの位置決めも
一つの位置決め部材でできしかも種々の曲げ板状体でも
格段の高精度で位置決めができることとなり、合せガラ
ス製造ラインや板状体の規格検査等、高精度が必要な種
々の位置決めに採用し得ることができる効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板状体の位置決め装置による位置決め
状態の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に到る前段における状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の板状体の位置決め方法およびその装置
における、略ラッパ状形状位置決め部材の形状と、ガラ
ス板状体に対する作用を示す説明図である。
【図4】従来のロール状位置決め部材の作用を示す説明
図である。
【図5】本発明の板状体の位置決め方法およびその装置
の効果を、略ラッパ状形状位置決め部材と従来のロール
状位置決め部材とを用いた際について対比したものであ
って、センタリングズレ量を測定回数によるバラツキで
示した図である。
【図6】本発明の板状体の位置決め方法およびその装置
において用いる、略ラッパ状形状位置決め部材の変形例
を示す側断面図である。
【図7】本発明の板状体の位置決め方法およびその装置
の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】 位置決め装置 ’位置決め装置 2 ガラス板状体 略ラッパ状位置決め部材 ’略ラッパ状位置決め部材 4 前後位置決めロール 6 下部走行レール 7 下部走行ヘッド 8 上部走行ヘッド支持台 9 上部走行ヘッド 10 下部走行ヘッド駆動用モーター 11 下部走行ボールネジ 12 上下ガイド 13 上部走行ヘッド駆動用モーター 14 ベルト 15 上部走行ヘッド走行ガイド 16 上下駆動用ボールネジ 17 前後位置決めロール用モーター 19 スリットガイド 20 センタリング用モーター 24 検出端 25 リミットスイッチ 26 直線部 27 曲線部 28 支持部 29 直線部 30 曲線部 34 吸着パッド 35 移動用ヘッド 36 アジヤストバー 37 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C03C 27/12 C03C 27/12 H

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体を移動自在に支持し、該板状体の
    エッジ部に位置決め部材を当接させて、所定の位置に位
    置決めする方法において、側断面における左右辺が直線
    部と曲線部の組み合わせでなって略ラッパ状形状を成す
    位置決め部材を、前記板状体のエッジ部の一部に少なく
    とも2個対向するよう当接することを特徴とする板状体
    の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記板状体が長辺と短辺でなる略四辺形
    であって、該板状体の四辺エッジ部に位置決め部材を当
    接させて、所定の位置に位置決めする際に、前記した略
    ラッパ状形状を成す位置決め部材を、少なくとも短辺側
    の両エッジ部の一部に対向して当接するようにすること
    を特徴とする請求項1記載の板状体の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記板状体がフラット形状でなる板状体
    の際には、該板状体エッジ部の一部を前記した略ラッパ
    状形状を成す位置決め部材の直線部に、あるいは前記板
    状体が曲げ形状でなる板状体の際には、該板状体のエッ
    ジ部の一部を前記した略ラッパ状形状を成す位置決め部
    材の曲線部に、それぞれ当接するようにすることを特徴
    とする請求項1乃至2記載の板状体の位置決め方法。
  4. 【請求項4】 長辺と短辺でなる略四辺形の板状体を移
    動ならびに支持する機構と、該板状体の四辺エッジ部に
    位置決め部材を当接させる機構でなり、所定の位置に位
    置決めする装置において、側断面における左右辺が直線
    部と曲線部の組み合わせでなり略ラッパ状位置決め部材
    を少なくとも前記左右両短辺側にそれぞれ備え、該略ラ
    ッパ状位置決め部材が該両短辺のエッジ部の一部に対向
    するよう当接することを特徴とする板状体の位置決め装
    置。
  5. 【請求項5】 前記板状体がフラット形状でなる板状体
    の際には、該板状体の短辺側両エッジ部の一部を前記し
    た略ラッパ状位置決め部材の直線部に、ならびに前記板
    状体が曲げ形状でなる板状体の際には、該板状体の短辺
    側両エッジ部の一部を前記略ラッパ状位置決め部材の曲
    線部に、それぞれ当接するようにすることを特徴とする
    請求項4記載の板状体の位置決め装置。
JP32841093A 1993-12-24 1993-12-24 板状体の位置決め方法及びその装置 Expired - Fee Related JP2801514B2 (ja)

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