JPH0215022Y2 - - Google Patents

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JPH0215022Y2
JPH0215022Y2 JP1984022192U JP2219284U JPH0215022Y2 JP H0215022 Y2 JPH0215022 Y2 JP H0215022Y2 JP 1984022192 U JP1984022192 U JP 1984022192U JP 2219284 U JP2219284 U JP 2219284U JP H0215022 Y2 JPH0215022 Y2 JP H0215022Y2
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door
positioning
plate
sub
gauge
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JP1984022192U
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JPS60134085U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動車用ドアの組付装置に関する。
従来技術とその問題点 自動車の組立工程においてドアの自動組み付け
を司る組付装置としては、例えば特開昭54−
11578号公報に係るものが知られている。これは
第1図に示すように、ベース1上をスライドする
スライドベース2にコラム3を立設するととも
に、このコラム3にドア位置決め機構4を保持さ
せてある。詳しくは、ドア位置決め機構4全体を
フローテイング支持構造とするため、該ドア位置
決め機構4をバランススプリング5およびチエー
ン6を介してバランスシリンダ7に弾性支持させ
てある。
ところが、上記構造の組付装置によれば、ドア
位置決め機構4全体をフローテイングさせるよう
にしているため、ドア位置決め機構部全体が大が
かりなものとなり、コスト的にも不利になるほ
か、ドア位置決め機構4を上下方向にフローテイ
ングさせるも、1台の位置決め機構を2ドア車と
4ドア車に共通して使用した場合に、負荷のばら
つきに対して確実な位置決めが難しいという問題
がある。
これに対して特開昭50−50775号公報に係るも
のも知られている。このドア自動建て付け装置と
て、1つのフレームにバキユームカツプ、上下方
向の位置決めを掌る第1の位置決めゲージ、およ
び前後方向の位置決めを掌る第2の位置決めゲー
ジを設けているため、バキユームカツプでドアを
吸着支持したままでドアのみをフレームに対して
上下、前後方向に動かすことになり、ドアの移動
量はバキユームカツプの撓み量の範囲内に制限さ
れることから、予めフレームに対するドアの位置
精度出しを行う必要があるなど柔軟性の面で十分
でない。また、上記のようにドアを動かすとフレ
ーム側の受け部とドアとの間に両者が接したまま
で相対変位が生じるためにドア側に傷がつくおそ
れがあり、車体の外板面保護の上で好ましくな
い。
考案の目的 この考案は以上のような点に鑑み、特に2ドア
車、4ドア車に関係なく確実にドアの位置決めが
でき、かつ小型でコスト的にも有利なドア組付装
置を提供することを目的とする。
考案の構成 本考案においては、ドア位置決め機構を構成す
る取付プレートの前面にスライド可能なサブプレ
ートを配設して2枚構成とし、ドア開口部にドア
をセツトしたのちに前記サブプレートを二次元方
向にスライドさせることでドアの最終的な位置決
めを行なうようにしている。
すなわち本考案のドア組付装置は、アームの先
端にドアを位置決め支持するドア位置決め機構を
取り付けたドア組付ロボツトと、ドア組付ロボツ
トの近傍に配置され、ドア組付ロボツトによつて
ドア開口部に組み付けられたドアを車体に対して
ねじ締め固定するねじ締め機構とを備えてなり、
前記ドア位置決め機構は、アームの先端に固定さ
れたほぼ鉛直な取付プレートと、取付プレートの
前面に取付プレートと平行に設けられ、上下方向
および車体前後方向の二次元方向にスライド可能
なサブプレートと、サブプレートにそれぞれ取り
付けられて、ドアを吸着支持するバキユームカツ
プおよびサブプレートに対するドアの車幅方向の
位置決めを司るドア受け治具と、取付プレートの
下端に水平な軸を回転中心として回転変位可能に
取り付けられ、サブプレートに対するドアの上下
方向の位置決めを司るとともにドアとドア開口部
との間の隙間を規制する第1の位置決めゲージ
と、サブプレートの一側端に鉛直な軸を回転中心
として回転変位可能に取り付けられ、サブプレー
トに対するドアの車体前後方向の位置決めを司る
とともにドアとドア開口部との間の隙間を規制す
る第2の位置決めゲージと、取付プレートに取り
付けられ、ドアを第2の位置決めゲージに対して
押し付ける押圧手段とから構成される。
実施例 以下、この考案のより具体的な実施例を図面に
基づき説明する。
第2図および第3図は本考案の一実施例を示す
図である。図において、10はドア組付ロボツト
で、このドア組付ロボツトの伸縮可能なアーム1
1先端にはドア位置決め機構12が取り付けられ
ている。
このドア位置決め機構12は、アーム11に一
体に鉛直状態にて固定された取付プレート13の
ほかに、該取付プレート13の前面にこれと平行
に配したスライド式のサブプレート14を備えて
いる。そして、取付プレート13とサブプレート
14との間には二次元のスライドユニツト15が
介装されており、これによつてサブプレート14
は取付プレート13に対してY方向(車体の前後
方向)およびZ方向(上下方向)にそれぞれスラ
イド可能なフローテイング構造をなしている。す
なわち、スライドユニツト15は、Y方向ガイド
レール15a、継手15b、Z方向ガイドレール
15cの三者の組み合せからなり、サブプレート
14のZ方向の下降限位置は取付プレート13に
固定したストツパー15dにより規制される。
取付プレート13の側部には、前記サブプレー
ト14をY方向にスライドさせるための押圧手段
としてのエアシリンダ16が取り付けられている
ほか、その下部にはブラケツト17を介して、Z
方向のドア位置決めを司る第1の位置決めゲージ
18が水平な軸31を介して支持されており、こ
の位置決めゲージ18は取付プレート13に取り
付けたエアシリンダ19のはたらきによつて上下
方向に回動するようになつている。
一方、サブプレート14にはドアDを把持する
ためのバキユームカツプ20とドア受け治具21
がその前面に取り付けられているほか、側部には
ドアDのY方向の位置決めを司る第2の位置決め
ゲージ22が鉛直な軸32を介して取り付けられ
ており、この第2の位置決めゲージ22はサブプ
レート14に取り付けたエアシリンダ23のはた
らきにより水平面内で回動するようになつてい
る。
尚、Oは車体Bに開口形成されたドア開口部、
24はドアヒンジ、25はドア組付ロボツト10
の近傍に配置されて、ドアヒンジ24のボルト締
めを司るねじ締め機構としてのインパクトレンチ
である。
以上のように構成されたドア組付装置にあつて
は、ドア組み付けに先立つて所定のドアDがバキ
ユームカツプ20、ドア受け治具21および第
1,第2の位置決めゲージ18,22によりドア
位置決め機構12に把持されており、ドア組付ロ
ボツト10の作動によりドア位置決め機構12が
前進することでドアDが車体B側のドア開口部O
にセツトされる。このとき、第1,第2の位置決
めゲージ18,22の先端がドア開口部Oのパネ
ル面と干渉もしくは衝突することのないように、
Y方向の第2の位置決めゲージ22は第2図の状
態よりもわずかに上回動位置に、Z方向の第1の
位置決めゲージ18は第3図の状態よりもわずか
に上回動位置にそれぞれ位置している。
こうしてドアDがドア開口部Oにセツトされる
と、エアシリンダ19のはたらきにより第3図に
示すZ方向の第1の位置決めゲージ18が反時計
回り方向に回動・降下すると同時に、第1の位置
決めゲージ18の動きに追従してドアDもサブプ
レート14とともに自重により降下する。そし
て、ドアDとサイドシルSとの間に位置決めゲー
ジ18を狭み込むことでドアDのZ方向の最終的
な位置決めがなされると同時にドアDとサイドシ
ルSとの間に所定の隙間が確保される。
Z方向の位置決めが完了すると、次にエアシリ
ンダ16が伸長動作してサブプレート14をY方
向にスライドさせ、それにより第2図に示すよう
に第2の位置決めゲージ22をドア開口部Oの内
周面O1に押し当てる。このように、内周面O1
ドアDとの間に位置決めゲージ22を狭み込むこ
とでドアDのY方向の最終的な位置決めがなされ
ると同時にドアDと内周面O1との間に所定の隙
間が確保される。
ドアDのY,Z方向の位置決めが完了すると、
それまで後退限位置で待機していたインパクトレ
ンチ25が前進し、ドアヒンジ24のボルトを締
め付けることでドア組み付けを完了する。そし
て、バキユームカツプ20がドアDを解放するの
を待つてドア位置決め機構12がX方向にそのま
まの姿勢で後退する。
考案の効果 以上、詳細に説明したようにこの考案によれ
ば、ドア組付ロボツトのアーム先端にドア位置決
め機構を支持させ、ドア開口部に対するドアの最
終位置決めに際してドアを吸着支持したサブプレ
ートを二次元平面内でフローテイングさせる構造
としたため、ドア組付装置としての汎用性が高く
なり2ドア車、4ドア車に関係なく確実にドアの
位置決めができるほか、位置決め機構全体が簡単
な構成となり、装置全体の小型化と同時にコスト
的にも有利となる。またドアを吸着支持したサブ
プレートをフローテイングさせることにより、ド
アの外板面に傷をつけるおそれがなく、車体保護
の上でも有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は特開昭54−11578号公報に係るドア組
付装置の概略を示す斜視図、第2図は本考案の一
実施例を示す平面説明図、第3図は第2図の正面
説明図である。 10……ドア組付ロボツト、11……アーム、
12……ドア位置決め機構、13……取付プレー
ト、14……サブプレート、16……押圧手段と
してのエアシリンダ、18……第1の位置決めゲ
ージ、20……バキユームカツプ、21……ドア
受け治具、22……第2の位置決めゲージ、25
……ねじ締め機構としてのインパクトレンチ、B
……車体、D……ドア、O……ドア開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側のドア開口部に対してドアを組み付ける
    ための自動車のドア組付装置において、 アームの先端にドアを位置決め支持するドア位
    置決め機構を取り付けたドア組付ロボツトと、ド
    ア組付ロボツトの近傍に配置され、ドア組付ロボ
    ツトによつてドア開口部に組み付けられたドアを
    車体に対してねじ締め固定するねじ締め機構とを
    備えてなり、 前記ドア位置決め機構は、 アームの先端に固定されたほぼ鉛直な取付プレ
    ートと、 取付プレートの前面に取付プレートと平行に設
    けられ、上下方向および車体前後方向の二次元方
    向にスライド可能なサブプレートと、 サブプレートにそれぞれ取り付けられて、ドア
    を吸着支持するバキユームカツプおよびサブプレ
    ートに対するドアの車幅方向の位置決めを司るド
    ア受け治具と、 取付プレートの下端に水平な軸を回転中心とし
    て回転変位可能に取り付けられ、サブプレートに
    対するドアの上下方向の位置決めを司るとともに
    ドアとドア開口部との間の隙間を規制する第1の
    位置決めゲージと、 サブプレートの一側端に鉛直な軸を回転中心と
    して回転変位可能に取り付けられ、サブプレート
    に対するドアの車体前後方向の位置決めを司ると
    ともにドアとドア開口部との間の隙間を規制する
    第2の位置決めゲージと、 取付プレートに取り付けられ、ドアを第2の位
    置決めゲージに対して押し付ける押圧手段、 とから構成されていることを特徴とする自動車の
    ドア組付装置。
JP2219284U 1984-02-17 1984-02-17 自動車のドア組付装置 Granted JPS60134085U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2219284U JPS60134085U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 自動車のドア組付装置

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JP2219284U JPS60134085U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 自動車のドア組付装置

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Publication Number Publication Date
JPS60134085U JPS60134085U (ja) 1985-09-06
JPH0215022Y2 true JPH0215022Y2 (ja) 1990-04-23

Family

ID=30514267

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2219284U Granted JPS60134085U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 自動車のドア組付装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336627A (en) * 1977-09-28 1978-04-05 Hitachi Ltd Sound insulative transformer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336627A (en) * 1977-09-28 1978-04-05 Hitachi Ltd Sound insulative transformer

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JPS60134085U (ja) 1985-09-06

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