JP3118637B2 - 取付部材への基板取付構造 - Google Patents
取付部材への基板取付構造Info
- Publication number
- JP3118637B2 JP3118637B2 JP33099297A JP33099297A JP3118637B2 JP 3118637 B2 JP3118637 B2 JP 3118637B2 JP 33099297 A JP33099297 A JP 33099297A JP 33099297 A JP33099297 A JP 33099297A JP 3118637 B2 JP3118637 B2 JP 3118637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- flexible substrate
- substrate
- pattern
- frame member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
Description
付構造に関するものである。
図4に示すように、金属板製の取付板80に設けた支持
突起83を、フレキシブル基板90に設けた孔95内に
挿入することによってフレキシブル基板90を取付板8
0上に載置し、また取付板80の外周に設けた2つの係
止突起85,85をフレキシブル基板90の端子部96
の上面側に折り曲げることで該端子部96を固定し、さ
らに支持突起83をつまみ100の孔101に挿入して
その先端をかしめることで構成されている。なお端子部
96は各金属端子93をフレキシブル基板90と補強用
フイルム94間に挟持して固定することによって構成さ
れている。
100の下面に取り付けた図示しない摺動子がフレキシ
ブル基板90上の各パターン91上を摺接し、各金属端
子93間の抵抗値を変化する。
6を係止突起85,85によって固定するのは、この回
転式可変抵抗器を図示しない別の基板上に載置して該別
の基板のパターンに各金属端子93を半田付けしようと
した場合、該端子部96が取付板80から浮き上がって
しまって半田付けが確実に行なえなくなってしまう恐れ
を防止するためである。
の回転式可変抵抗器には以下のような問題点があった。 フレキシブル基板90の端子部96はその両端が係止
突起85,85によって固定されているだけなので、こ
の回転式可変抵抗器を別の基板上に載置して半田リフロ
ーによって半田付けする際、240℃程度の高温によっ
て加熱されて延びてしまい端子部96の中央部分が上方
向に突出するように湾曲変形し、これによってつまみ1
00を回転した際に該上方向に突出した部分がつまみ1
00の下面に当接してその回転感覚が悪くなる等の恐れ
がある。
0と金属端子93と補強用フイルム94とからなる端子
部96を乗せ、さらにその上に係止突起85を重ねるの
で、その厚みが厚くなる。そしてつまみ100はその上
に位置するので、結局回転式可変抵抗器全体の厚みの薄
型化が阻害される。
田付けする際、各金属端子93を半田付けするだけでは
その取り付け強度が弱いので、さらに取付板80に設け
た2本の半田接続片97を別の基板上に半田付けするこ
とが行なわれるが、該半田付けの際に、半田のフラック
スがその表面張力によって半田接続片97を伝わって上
昇し、取付板80から容易にフレキシブル基板90の表
面に伝わってその表面を汚染してしまう恐れがあった。
ないリング状突起を、取付板80の外周に設けた4つの
突起片88(これら突起片88はフレキシブル基板90
の外周の外側に位置する)の上に当接させることで、ス
ムーズにその回動ができるように構成されているが、金
属板製の取付板80に板金加工によって突起片88を設
ける場合、各突起片88の高さを正確に均一化すること
は困難で、つまみ100のスムーズな回転を阻害する恐
れがあった。
ありその目的は、基板を取付部材上に確実に固定するこ
とができ、薄型化が図れ、半田のフラックスが基板上に
回り込む恐れのない、構造の簡単な取付部材への基板取
付構造を提供することにある。
め本発明は、薄板状の取付部材の上に、上面に所望のパ
ターンとパターンの端部に接続される端子パターンとを
形成したフレキシブル基板を載置し、端子パターン上に
金属端子を載置し、前記パターンが露出するように取付
部材及びフレキシブル基板の周囲を囲む部分に樹脂製の
枠部材をモールド成形することによって取付部材とフレ
キシブル基板と金属端子とを固定し、さらに前記フレキ
シブル基板の金属端子を取り付けた部分は、取付部材を
配置しない状態でその上下面を前記枠部材によって挟持
する構造に構成されていることを特徴とする。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用した回転
式可変抵抗器の分解斜視図である。また図2は組み立て
た回転式可変抵抗器の側断面図である。図1に示すよう
にこの回転式可変抵抗器は、基板取付体10の上につま
み(摺動型物)30を回動自在に取り付けて構成されて
いる。以下各構成部品について説明する。
部材の分解斜視図である。同図に示すように基板取付体
10は、取付板20の上にフレキシブル基板40を載置
し、フレキシブル基板40の5つの端子パターン47上
にそれぞれ金属端子50の一端を接続した上で、取付板
20及びフレキシブル基板40の外周に図1に示すよう
に樹脂製の枠部材60をモールド成形することによって
構成されている。
(例えば厚み0.3mm)によって構成されており、その
中央に筒状に絞って突出させた支持突起21を設け、ま
たその外周の1か所に舌片を上方向に折り曲げたストッ
パー23を設け、またその上部外周から横方向に2本の
半田接続片25,25を突出して設け、さらにその下部
外周から横方向に2つの突出片27,27を突出して構
成されている。
リエチレンテレフタレート)等の合成樹脂フイルム製の
フイルム41の中央に貫通孔43を設け、その周囲にリ
ング状に4本のパターン(集電パターンと抵抗体パター
ン)45を設け、さらにフイルム41にはその外周から
突出する金属端子取付部42を設け、金属端子取付部4
2上に各パターン45の端部に接続される5つの端子パ
ターン47を一列に設けて構成されている。各端子パタ
ーン47上には、弾性導電塗料層aが印刷形成されてい
る。この弾性導電塗料層aの材質としては、熱硬化性の
架橋型ウレタン樹脂に銀粉を混練したものなどを用い
る。この弾性導電塗料層aは印刷乾燥後であっても所定
のゴム弾性を有する性質を具備する。
ン47の間にはそれぞれ、モールド樹脂挿通用の小孔4
9が4つ設けられている。
け防止用の突起51を設けて構成されている。
ず取付板20の上にフレキシブル基板40を載置する。
そのとき支持突起21が貫通孔43を貫通し、また金属
端子取付部42の部分は取付板20の上には位置しな
い。
た側の端部をそれぞれフレキシブル基板40の端子パタ
ーン47上に載置する。なお実際にはこの時点において
は、5本の金属端子50の突起51を設けていない側の
端部は帯状の図示しないフレームに1列に接続されてお
り、下記する枠部材60成形後に切断され各々独立にさ
れる。
板40と金属端子50とを図示しない上下金型によって
挟持して固定し、取付板20とフレキシブル基板40の
周囲の部分に対向する上下金型に設けられた凹部内に2
60℃程度の高温高圧の溶融モールド樹脂、例えばPB
TやPETやPPS樹脂等を圧入して満たし、冷却後に
上下金型を取り外せば、図1に示すように取付板20と
フレキシブル基板40の周囲に枠部材60が成形され、
基板取付体10が完成する。
には何ら接着剤を介在していないが、前記溶融モールド
樹脂の射出圧力(100〜600kgf/cm2)によって、
弾性導電塗料層aと金属端子50間はその上下から押圧
され、押圧された状態のまま固化するので、両者の接続
固定は確実に行なえる。なお端子パターン47と金属端
子50間は必要に応じて、接着剤で接続したり、他の方
法で接続したりしても良い。
の下面は取付板20の下面と同一面となっており、また
フレキシブル基板40の金属端子取付部42の部分の下
面には取付板20がなく、その上下面を枠部材60が挟
持している。
ル基板40のパターン45が露出する面の回りを囲むよ
うに形成されており、その高さはフレキシブル基板40
の表面よりも少し高くなっている。
は、主として取付板20に設けた半田接続片25,25
及び突出片27,27(図5(a),(b)参照)を枠
部材60に埋め込むことによって行なわれている。つま
り取付板20の周囲4か所(半田接続片25,25と突
出片27,27の部分)を固定することで枠部材60と
取付板20間の固定を確実にしている。また枠部材60
とフレキシブル基板40との固定は、フレキシブル基板
40の周囲を取付板20と枠部材60によって挟持する
と共に、フレキシブル基板40の金属端子取付部42を
枠部材60が挟持することによって行なわれている。
ブル基板40の金属端子取付部42の上に金属端子50
を接合した部分を枠部材60が挟持するに必要な分の厚
みが最大の厚みとなっており、全体としてかなり薄く構
成できる。
10の上につまみ30を載せてつまみ30の貫通孔31
に取付板20の支持突起21を挿入してその先端をかし
めれば、この回転式可変抵抗器が完成する。
状突起33(図2参照)は、枠部材60の上面61(図
1参照)に当接している。またつまみ30の下面には金
属板製の摺動子35が取り付けられており、その各先端
は前記フレキシブル基板40の各パターン45上に当接
している。
5が各パターン45上を摺接して各金属端子50間の抵
抗値を変化する。つまみ30回転時にはリング状突起3
3は枠部材60の上面61を摺動するので、滑らかな回
転が確保される。
い別の基板上に取り付けられるが、その際各金属端子5
0の先端は別の基板の端子パターンに半田付けされる。
同時に半田接続片25,25も図示しない別の基板のラ
ンドパターン部に半田付けされてその固定が確実にされ
る。
スがその表面張力によって半田接続片25,25を伝わ
って上昇しようとするが、該上昇は半田接続片25,2
5とフレキシブル基板40の表面の間に介在する枠部材
60によって遮られる。従ってフレキシブル基板40表
面のパターン45がフラックスによって汚染される恐れ
はなく、摺動子35との接続不良などの問題が未然に防
止できる。
取付部42が枠部材60の挟持によって確実に固定され
ているので、この回転式可変抵抗器を別の基板上に載置
して半田リフローによって半田付けする際、該金属端子
取付部42が240℃程度の高温によって加熱されて延
びようとしても延びることはできず上記従来例のように
金属端子取付部42の中央部分が上方向に突出して湾曲
することはなく、従ってつまみ30を回転した際に金属
端子取付部42がつまみ30のリング状突起33に当接
することは全くなくなる。
摺動するが、枠部材60の上面61は容易に平坦面に成
形できるので、つまみ30のスムーズな回転が確保でき
る。
発明はこれに限られず種々の変形が可能であり、例えば
取付板20は金属板以外の部材で構成しても良い。また
本願発明は回転式スイッチ等の他の回転式電子部品や、
スライド式電子部品などの基板を利用した電子部品に利
用しても良い。また基板上に形成するパターンは他の用
途に用いる種々の形状構造のパターンであっても良い。
さらにまた本発明は他の各種基板を取付部材に取り付け
るための固定構造として用いることもできる。
ば以下のような優れた効果を有する。 基板を載置した取付部材の周囲を囲む部分に樹脂製の
枠部材をモールドによって取り付けたので、基板を取付
板上に確実に固定することができ、同時に薄型化が容易
に行なえ、また少なくとも半田のフラックスが基板上に
回り込む恐れのある部分に枠部材を設けておけばフラッ
クスが基板上に回り込むことを確実に防止できる。
囲に枠部材をモールドするだけで各部材間の固定が完了
するので、製造が容易である。
図である。
る。
である。
図である。
の要部拡大側断面図であり、図5(b)は基板取付体1
0の半田接続片25周辺の要部拡大側断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 薄板状の取付部材の上に、上面に所望の
パターンとパターンの端部に接続される端子パターンと
を形成したフレキシブル基板を載置し、端子パターン上
に金属端子を載置し、前記パターンが露出するように取
付部材及びフレキシブル基板の周囲を囲む部分に樹脂製
の枠部材をモールド成形することによって取付部材とフ
レキシブル基板と金属端子とを固定し、 さらに前記フレキシブル基板の金属端子を取り付けた部
分は、取付部材を配置しない状態でその上下面を前記枠
部材によって挟持する構造に構成されている ことを特徴
とする取付部材への基板取付構造。 - 【請求項2】 前記枠部材の下面は、前記取付部材の下
面と同一面に形成されていることを特徴とする請求項1
記載の取付部材への基板取付構造。 - 【請求項3】 前記枠部材の取付部材への取り付けは、
取付部材の外周から突出する突出片を枠部材に埋め込む
ことによって行なわれていることを特徴とする請求項1
又は2記載の取付部材への基板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33099297A JP3118637B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 取付部材への基板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33099297A JP3118637B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 取付部材への基板取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144901A JPH11144901A (ja) | 1999-05-28 |
JP3118637B2 true JP3118637B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=18238633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33099297A Expired - Fee Related JP3118637B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 取付部材への基板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118637B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP33099297A patent/JP3118637B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11144901A (ja) | 1999-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8053684B2 (en) | Mounting structure and method for mounting electronic component onto circuit board | |
EP0917167A1 (en) | Electrical switch and circuit structure | |
US4429297A (en) | Variable resistor | |
JPH0748330B2 (ja) | フレキシブル基板内蔵の電子部品樹脂モールドケース及びその製造方法 | |
JP3118637B2 (ja) | 取付部材への基板取付構造 | |
JPH0330961B2 (ja) | ||
JP4718428B2 (ja) | 回転式電子部品 | |
JP2000183568A (ja) | 取付部材への基板取付構造 | |
JP2002086487A (ja) | 基板の電極パターンへのモールド樹脂による端子板接続固定方法及び端子板付き電子部品 | |
JP3030634B1 (ja) | 金属板取付体への金属板取付方法 | |
JPH07245203A (ja) | 回転形可変抵抗器 | |
JP3030635B1 (ja) | 基板取付部材 | |
JP3701236B2 (ja) | フレキシブル基板と端子のモールド樹脂による固定構造及び固定方法 | |
JPH1145U (ja) | プッシュスイッチ | |
JP3688635B2 (ja) | 基板内蔵の電子部品用ケース | |
JPH0432724Y2 (ja) | ||
JPH11195510A (ja) | 回転式可変抵抗器及び金属部材間の接続構造 | |
JP4519007B2 (ja) | 電子部品用基体の製造方法 | |
JPH0248124B2 (ja) | Kaitensosashikikogatadenshibuhin | |
JPH0760926B2 (ja) | 電子部品実装体 | |
JPH02170403A (ja) | 電子部品 | |
JP2782729B2 (ja) | 電子部品 | |
JPH0786001A (ja) | 可変抵抗器 | |
JPH0685364B2 (ja) | 可変抵抗器 | |
JPS6122842B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |