JP3118565B2 - メタノール合成用触媒及びメタノールの合成方法 - Google Patents

メタノール合成用触媒及びメタノールの合成方法

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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一酸化炭素及び/
又は二酸化炭素の水素化方法及び水素化用触媒に関し、
特に、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素からのメタノー
ルの合成に適した水素化方法及び水素化用触媒、即ち、
メタノールの合成方法及び合成用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】合成ガスからのメタノールの合成は、1
923年に、亜鉛−クロム系触媒を用いた気相反応プロ
セスにより、200気圧・400℃の反応条件で、ドイ
ツにおいて工業化されている。1959年に銅−亜鉛
(CuO−ZnO)系触媒が英国において開発され、1
966年に反応圧力50気圧の条件でのメタノール合成
が工業化された。
【0003】その後、銅−亜鉛系触媒及び反応プロセス
の改善が進み、現在では50〜100気圧・300℃以
下の反応条件で操業されており、特にメタノールの反応
出口濃度を高め、設備費及び操業経費を有利とするため
に、反応圧力は80〜100気圧が最も好ましい。しか
し、このように高い反応圧力を保つためには昇圧動力が
必要である。
【0004】操業経費を低下させるためには、より低い
反応圧力で行うべきであるが、例えば反応圧力20気圧
では、一酸化炭素33vol%、水素67vol%の原
料ガス組成で操業する場合、反応温度250℃では、メ
タノールの平衡転化率が21%にすぎないため実用性が
なく、また、反応温度200℃では、平衡転化率は60
%であるが、触媒活性が十分でないため、極めて多量の
触媒が必要となるため実用性がない。よって、従来の技
術では、反応圧力を50気圧より低くすることができな
かった。
【0005】銅−亜鉛系触媒以外のメタノール合成用触
媒として、希土類酸化物を担体とし含浸法により調製さ
れたパラジウム系触媒がメタノール合成に活牲があるこ
とが報告されているが(Journal of the
Chemical Society Chemica
l Communications1982年12号6
45頁)、反応活性が低く、しかもメタンの副生のため
にメタノールの選択率が低い。
【0006】このように従来のメタノール合成用触媒
は、反応温度200℃付近での反応活性が十分でないた
めに反応圧力を低下させることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、活性(特に
低温活性)が高く、特にメタノールの選択性に優れた一
酸化炭素及び/又は二酸化炭素の水素化用触媒、即ち、
メタノール合成用触媒を提供し、反応効率の高いメタノ
ールの合成方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題に対して、種々の実験・研究を進めた結果、セリウ
ム系酸化物を含む金属酸化物系担体にパラジウムが担持
されている触媒について、パラジウムの分散性(粒子
径)が水素化用触媒としての低温活性及び選択性に影響
し、パラジウムの分散性が高い触媒を一酸化炭素及び/
又は二酸化炭素の水素化に用いることによって、高い低
温活性及び優れたメタノールの選択性が得られること;
並びに特定の方法によってパラジウムの分散性が高い触
媒を得ることができることを見出し、本発明を完成する
に至ったものである。
【0009】本発明は、以下の一酸化炭素及び/又は二
酸化炭素水素化用触媒、メタノール合成用触媒、メタノ
ールの合成方法並びに一酸化炭素及び/又は二酸化炭素
の水素化方法を提供する。
【0010】1. セリウム系酸化物を含む金属酸化物
系担体にパラジウムが担持されている触媒であって、パ
ラジウムの粒子径が5nm以下である一酸化炭素及び/
又は二酸化炭素水素化用触媒。
【0011】2. セリウム系酸化物を含む金属酸化物
系担体にパラジウムが担持されている触媒であって、該
金属酸化物系担体の前駆体(例えば、セリウムを含む水
酸化物)とパラジウムとの共沈物から得られる一酸化炭
素及び/又は二酸化炭素水素化用触媒。
【0012】3. セリウム系酸化物を含む金属酸化物
系担体にパラジウムが担持されている触媒であって、該
金属酸化物系担体にパラジウムの水酸化物を析出させて
なる一酸化炭素及び/又は二酸化炭素水素化用触媒、特
に金属酸化物系担体が分散したパラジウム化合物の溶液
とアルカリ溶液とを混合することによってパラジウムを
水酸化物として析出させてなる一酸化炭素及び/又は二
酸化炭素水素化用触媒又は必要に応じてこれらの触媒を
加熱してパラジウムの水酸化物を酸化物に転化させ、更
に必要に応じて還元処理してパラジウムの酸化物を金属
パラジウムに転化させてなる一酸化炭素及び/又は二酸
化炭素水素化用触媒。
【0013】4. 前記各項のいずれかに記載の水素化
用触媒からなる一酸化炭素及び/又は二酸化炭素からの
メタノール合成用触媒。
【0014】5. 前記各項のいずれかに記載の水素化
用触媒の存在下に一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を水
素化することを特徴とするメタノールの合成方法。
【0015】6. 前記各項のいずれかに記載の水素化
用触媒の存在下に一酸化炭素及び/又は二酸化炭素と水
素とを(通常は気相で、好ましくは10〜100気圧
で、好ましくは150〜300℃で)反応させることを
特徴とする一酸化炭素及び/又は二酸化炭素の水素化方
法。
【0016】
【発明の実施の形態】水素化用触媒(メタノール合成用
触媒) 本発明の水素化用触媒は、セリウム系酸化物を含む金属
酸化物系担体にパラジウムが担持されている触媒(Pd
/CeO系触媒)であって、一酸化炭素及び/又は二
酸化炭素の水素化用触媒として、更にはメタノール合成
用触媒として使用することができる。
【0017】金属酸化物系担体には、セリウム系酸化
物、二種以上のセリウム系酸化物の混合物、一種又は二
種以上のセリウム系酸化物とセリウム系酸化物以外の一
種又は二種以上の金属酸化物との混合物が包含される。
【0018】セリウム系酸化物には、酸化セリウム(C
eO)、セリウムとセリウム以外の一種又は二種以上
の金属との複合酸化物が包含される。セリウム系酸化物
以外の金属酸化物には、セリウム以外の金属の酸化物、
セリウム以外の二種以上の金属の複合酸化物が包含され
る。
【0019】セリウム以外の金属としては、例えば、チ
タン、ジルコニウム、鉄等を挙げることができる。セリ
ウム系酸化物以外の金属酸化物としては、例えば、Ti
、ZrO、Fe等を挙げることができる。
【0020】好ましい実施の形態では、70wt%以
上、特には80wt%以上、更には90wt%以上のセ
リウム系酸化物を含み、また、セリウム系酸化物とし
て、70wt%以上、特には80wt%以上、更には9
0wt%以上の酸化セリウム(CeO)を含む金属酸
化物系担体を使用する。
【0021】本発明の水素化用触媒には、パラジウムが
金属パラジウムとして担持されている触媒、パラジウム
化合物、例えば、酸化物、水酸化物等として担持される
触媒が包含される。パラジウムがパラジウム化合物とし
て担持されている触媒は、パラジウム化合物を金属パラ
ジウムに転化させることによって、水素化用触媒として
の活性を高めることができる。例えば、パラジウムの水
酸化物は、高温(例えば300〜600℃)で加熱する
ことによってパラジウムの酸化物に転化させることがで
き、パラジウムの酸化物は還元(例えば、水素還元処
理)することによって金属パラジウムに転化させること
ができる。
【0022】本発明の水素化用触媒のパラジウムの担持
量は、パラジウムと金属酸化物系担体との合計量に対し
てPdとして、下限は、例えば1wt%以上、好ましく
は2wt%以上、更に好ましくは5wt%以上、特に好
ましくは10wt%以上を例示することができ、また、
上限は、例えば30wt%以下、好ましくは25wt%
以下、更に好ましくは20wt%以下を例示することが
できる。パラジウムの担持量が少ないと、水素化用触媒
としての活性が発現しにくくなる傾向があり、多いと、
経済的に不利となり、また、パラジウムの分散性が低下
し、結果として、水素化用触媒としての活性が低下する
場合がある。
【0023】本発明の水素化用触媒には、以下の高分散
Pd/CeO系触媒、共沈法Pd/CeO系触媒及
び析出法Pd/CeO系触媒が包含される。 (1)高分散Pd/CeO系触媒 本発明の水素化用触媒には、パラジウムの分散性が高い
Pd/CeO触媒、具体的にはパラジウムの粒子径が
5nm以下(好ましくは4nm以下、更に好ましくは3
nm以下)であるPd/CeO系触媒(高分散Pd/
CeO系触媒)が包含される。
【0024】高分散Pd/CeO系触媒は、水素化用
触媒としての活性(特に低温活性)が高く、また、メタ
ノールへの選択性が高いので、メタノール合成用触媒と
して好適である。
【0025】これに対し、パラジウムの分散性が低いP
d/CeO系触媒や、シリカにパラジウムが担持され
ている触媒では、水素化用触媒としての活性(特に低温
活性)やメタノールへの選択性が低い。その理由は明確
ではないが、高分散Pd/CeO系触媒では、金属酸
化物系担体と高分散担持されているパラジウムとの相互
作用によって水素化用触媒としての活性(特に低温活
性)が高まるものと考えられる。
【0026】パラジウムの分散性(粒子径)は、例え
ば、水素還元処理したPd/CeO系触媒のX線回折
パターンから見積もることができる。水素還元処理によ
って、パラジウム化合物(例えば、酸化物)として担持
されているパラジウムは、金属パラジウムに還元され
る。具体的には、Pd/CeO系触媒を水素ガス雰囲
気中で例えば300℃で加熱することによって水素還元
処理することができる。
【0027】パラジウムの粒子径が5nm以下のPd/
CeO系触媒では2θが40゜付近に半値巾が1.6
゜以上のピーク、4nm以下のPd/CeO系触媒で
は2.1゜以上のピーク、3nm以下のPd/CeO
系触媒では2.8゜以上のピークが観察される。また、
2nm以下になるとピークが観察されなくなる。これに
対し、パラジウムの粒子径が5nmを超えるPd/Ce
系触媒では半値巾が1.6゜未満のピークが観察さ
れる。
【0028】高分散Pd/CeO系触媒は、例えば、
金属酸化物系担体の前駆体とパラジウムとを共沈させる
方法(共沈法)又は金属酸化物系担体にパラジウムを水
酸化物として析出させる方法(析出法)によって製造す
ることができる。 (2)共沈法Pd/CeO系触媒 本発明の水素化用触媒には、セリウム系酸化物を含む金
属酸化物系担体の前駆体とパラジウムとを共沈させる方
法(共沈法)によって製造されるPd/CeO系触媒
(共沈法Pd/CeO系触媒)、好ましくは高分散P
d/CeO系触媒が包含される。
【0029】例えば、金属酸化物系担体を形成するため
のセリウム化合物を含む金属化合物とパラジウム化合物
との混合溶液(原料溶液)のpHを調整すること、通常
は高くすることによって、金属酸化物系担体の前駆体と
パラジウムとを共沈させることができる。この場合、金
属酸化物系担体の前駆体は、例えば、セリウムを含む水
酸化物として沈殿し、パラジウムは水酸化物として沈殿
する。
【0030】金属酸化物系担体を形成するためのセリウ
ム化合物を含む金属化合物としては、セリウムを含む金
属の酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、塩化物等の電解質、特に
水溶性の金属化合物を使用することができる。セリウム
以外の金属としては、チタン、ジルコニウム、鉄等を挙
げることができる。
【0031】パラジウム化合物としては、パラジウムの
酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、塩化物等の電解質、特に水溶
性のパラジウム化合物を使用することができる。
【0032】溶媒としては、例えば、水を使用すること
ができ、セリウム化合物を含む金属化合物又はパラジウ
ム化合物を溶解させるために、酸性水溶液、例えば、塩
酸、硫酸、硝酸等を使用することもできる。
【0033】原料溶液のpHは、例えば、原料溶液とア
ルカリ溶液とを混合することによって調整することがで
きる。原料溶液とアルカリ溶液とは、例えば、原料溶液
にアルカリ溶液を添加することによって、又は、溶媒で
希釈したアルカリ溶液に原料溶液を添加することによっ
て、混合することができる。
【0034】アルカリ溶液としては、NaOH、KOH
等のアルカリ金属の水酸化物の水溶液;NaCO
CO等のアルカリ金属の炭酸塩の水溶液;アンモ
ニア水溶液(NHOH)等を使用することができる。
【0035】金属酸化物系担体の前駆体を金属酸化物系
担体に転化させることによって、本発明の水素化用触媒
とすることができる。例えば、金属酸化物系担体の前駆
体がセリウムを含む水酸化物である場合には、高温(例
えば、300〜600℃程度)で加熱することによっ
て、セリウムを含む金属酸化物系担体とすることができ
る。高温で加熱することによって、パラジウムの水酸化
物は酸化物に転化する。パラジウムの酸化物は、還元
(例えば、水素還元処理)することによって金属パラジ
ウムに転化させることができる。
【0036】共沈法Pd/CeO系触媒のパラジウム
の担持量を、パラジウムと金属酸化物系担体との合計量
に対してPdとして、例えば1〜30wt%、好ましく
は10〜30wt%、更に好ましくは10〜20wt%
とすることによって、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素
水素化用触媒としての活性を高めることができる。
【0037】共沈法Pd/CeO系触媒においては、
パラジウムの担持量が30wt%以下の範囲では、パラ
ジウムの担持量の増加に伴う比表面積の低下がないの
で、パラジウムの担持量を多くすることによって触媒の
活性を高めることができる。しかし、パラジウムは高価
であるため、通常はパラジウムの担持量を20wt%以
下とすることによって、経済的に有利な触媒とすること
ができる。
【0038】共沈法Pd/CeO系触媒は、水素化触
媒としての活性(特に低温活性)が高く、また、メタノ
ールへの選択性が高いので、メタノール合成用触媒とし
て好適である。共沈法によれば、パラジウムの分散性を
高くすること(具体的には、パラジウムの粒子径を5n
m以下、更には4nm以下、特には3nm以下とするこ
と)ができ、比表面積を大きくすることができるので、
共沈法Pd/CeO系触媒は水素化用触媒としての活
性が高い。
【0039】従来一般に採用されている含浸法の場合
は、パラジウムの担持量を多くすると、担体表面の付着
しやすい部位に多量のパラジウムが塊になって担持され
ていくので、パラジウムの分散性が低下する。共沈法に
よれば、金属酸化物系担体の前駆体(例えば、水酸化物
等)を沈殿させる過程で、パラジウムを水酸化物等とし
て同時に沈殿(共沈)させることによって担持させるの
で、共沈法Pd/CeO系触媒では、金属酸化物系担
体とパラジウムとが緊密に結合され、しかも、パラジウ
ムの分散性が高い。 (3)析出法Pd/CeO系触媒 本発明の水素化用触媒には、セリウム系酸化物を含む金
属酸化物系担体にパラジウムを水酸化物として析出させ
る方法(析出法)によって製造されるPd/CeO
触媒(析出法Pd/CeO系触媒)、好ましくは高分
散Pd/CeO系触媒が包含される。
【0040】例えば、セリウム系酸化物を含む金属酸化
物系担体を分散させたパラジウム化合物の溶液(原料
液)のpHを調整すること、通常は高くすることによっ
てパラジウムを水酸化物として析出させることができ
る。
【0041】パラジウム化合物としては、パラジウムの
酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、塩化物等の電解質、特に水溶
性のパラジウム化合物を使用することができる。原料液
に使用する溶媒としては、例えば、水を使用することが
でき、パラジウム化合物を溶解させるために、酸性水溶
液、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等を使用することもでき
る。
【0042】原料液のpHは、例えば、原料液とアルカ
リ溶液とを混合することによって調整することができ
る。原料液とアルカリ溶液とは、例えば、原料液にアル
カリ溶液を添加することによって、又は、溶媒で希釈し
たアルカリ溶液に原料液を添加することによって、混合
することができる。
【0043】アルカリ溶液としては、NaOH、KOH
等のアルカリ金属の水酸化物の水溶液;NaCO
CO等のアルカリ金属の炭酸塩の水溶液;アンモ
ニア水溶液(NHOH)等を使用することができる。
パラジウムの水酸化物は、高温(例えば300〜600
℃)程度で加熱することによって酸化物に転化させるこ
とができ、パラジウムの酸化物は還元(例えば、水素還
元処理)することによって金属パラジウムに転化させる
ことができる。
【0044】析出法Pd/CeO系触媒のパラジウム
の担持量を、パラジウムと金属酸化物系担体との合計量
に対してPdとして、例えば1〜30wt%、好ましく
は1〜20wt%、更に好ましくは1〜10wt%とす
ることによって、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素水素
化用触媒としての活性を高めることができる。
【0045】析出法Pd/CeO系触媒においては、
パラジウムの担持量を小さくするほどパラジウムの分散
性を高くすることができ、パラジウムの担持量当たりの
触媒活性を高めることができる。しかし、パラジウムの
担持量が少なすぎ、例えば1wt%未満となると、パラ
ジウムの総量が不足し、十分な活性が発現しない場合が
ある。
【0046】析出法Pd/CeO系触媒は、水素化触
媒としての活性(特に低温活性)が高く、また、メタノ
ールへの選択性が高いので、メタノール合成用触媒とし
て好適である。析出法によれば、パラジウムが水酸化物
として金属酸化物系担体上に析出することによって担持
されるので、パラジウムの分散性を高くすること(具体
的には、パラジウムの粒子径を5nm以下、更には4n
m以下、特には3nm以下とすること)ができ、比表面
積を大きくすることができるので、水素化用触媒として
の活性が高いPd/CeO系触媒を得ることができ
る。
【0047】析出法Pd/CeO系触媒においては、
パラジウムが水酸化物として金属酸化物系担体上に析出
することによて担持されるので、パラジウムの分散性を
高くすることができる。その結果、パラジウムの担持量
当たりの触媒活性を高めることができ、パラジウムの担
持量が少なくても、水素化触媒としての活性が高い。水素化用触媒の使用形態 本発明の水素化用触媒を、使用前に水素還元処理するこ
とによって、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素の水素化
を効率よく行わせることができる。水素還元処理によっ
て、パラジウム化合物、例えば、酸化パラジウム、水酸
化パラジウム等として担持されているパラジウムは、金
属パラジウムとすることができる。
【0048】本発明の水素化用触媒の形状は、特に制限
されず、例えば、粉末状、粒状、細片状、ペレット状、
ハニカム状等として使用することができる。
【0049】本発明の水素化用触媒は、反応に悪影響を
与えない公知のバインダー、例えば、シリカゲル等に混
合し、常法に従って成形した成形触媒として使用するこ
とができる。このような成形触媒として使用することに
よって、反応原料の拡散を促進すると共に、触媒として
の活性を適度にコントロールすることができる。メタノールの合成方法(水素化方法) 本発明の水素化用触媒の存在下で、一酸化炭素及び/又
は二酸化炭素と水素とを反応させることによって、一酸
化炭素及び/又は二酸化炭素を水素化することができ、
メタノールを合成することができる。
【0050】一酸化炭素及び/又は二酸化炭素と水素と
は、気相で反応させることができ、通常は、気相流通式
で反応させることができる。具体的には、一酸化炭素及
び/又は二酸化炭素と水素との混合ガス(合成ガス)
を、本発明の水素化用触媒に接触させることによって、
一酸化炭素及び/又は二酸化炭素と水素とを反応させる
ことができる。
【0051】混合ガスとしては、一酸化炭素と水素との
2種の混合ガス、二酸化炭素と水素との2種の混合ガ
ス、一酸化炭素及び二酸化炭素と水素との3種の混合ガ
スのいずれを使用することもできる。混合ガスの組成
は、特に制限されるものではないが、通常、反応の量論
関係を考慮して決定されるべきである。
【0052】例えば、一酸化炭素と水素との2種の混合
ガスについては、メタノールの合成反応の量論関係で
は、一酸化炭素と水素とのモル比が1:2の混合ガスを
使用すべきであり、通常は1:1〜3(好ましくは1.
5〜2.5)とする。
【0053】例えば、二酸化炭素と水素との2種の混合
ガスについては、メタノールの合成反応の量論関係で
は、二酸化炭素と水素とのモル比が1:3の混合ガスを
使用すべきであり、通常は1:2〜4(好ましくは2.
5〜3.5)とする。
【0054】例えば、一酸化炭素及び二酸化炭素と水素
との3種の混合ガスについては、メタノールの合成反応
の量論関係では、一酸化炭素と二酸化炭素とのモル比に
応じて、一酸化炭素及び二酸化炭素の合計量と水素との
モル比が1:2〜3の混合ガスを使用すべきであり、通
常は1:1〜4(好ましくは1.5〜3.5)とする。
【0055】混合ガスに反応不活性な気体、例えば、窒
素等を共存させることもできるが、一酸化炭素、二酸化
炭素及び水素以外の気体を共存させると、混合ガスを反
応圧力に昇圧する際にエネルギー損失が生じるため、通
常好ましくない。
【0056】反応圧力は、通常10〜100気圧程度、
好ましくは20〜50気圧程度とすることができる。反
応圧力が低すぎる場合は、化学平衡及び反応速度の点よ
り、メタノール収量が低下する傾向がある。
【0057】反応温度は、通常150〜300℃程度、
好ましくは180〜250℃程度とすることができる。
反応温度が低すぎる場合には、触媒活性(反応速度)が
低下し、メタノールの収量が低下する傾向がある。反応
温度が高すぎる場合には、化学平衡の制約のため反応圧
力を高くする必要が生じる。
【0058】気相流通式で反応させる場合の混合ガスの
供給量は、反応器の大きさ、形状、反応温度、反応圧力
などに応じて適宜選択することができ、通常は、触媒1
g当たり500〜5000ml・h−1、好ましくは2
000〜4000ml・h−1程度とすることができ
る。
【0059】
【発明の効果】本発明の水素化用触媒は、公知の触媒に
比して触媒活性が高く、低温でも良好な触媒活性を示
し、また、メタノールへの選択性が高いので、メタノー
ル合成用触媒として有用である。本発明のメタノールの
合成方法によれば、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素か
ら低い反応圧力でメタノールを合成することができる。
【0060】
【実施例】以下に触媒の製造例及び実施例を挙げ、本発
明の特徴とするところを更に一層明らかにする。 実施例1水素化用触媒の製造(共沈法) 700mlの蒸留水に10規定の塩酸溶液1mlを加え
た後に、1.25gの塩化パラジウムPdCl及び1
0.72gの硝酸セリウムCe(NO・6H
を溶解させて、これを原料溶液とした。一方、1規定の
炭酸ナトリウムNaCOの水溶液を調製して、これ
をアルカリ溶液(沈殿試薬)とした。
【0061】原料溶液を攪拌しながら、これにアルカリ
溶液を加えることによって共沈物を生成させた。希釈し
たアルカリ溶液に原料溶液を流し込むことによっても同
様の共沈物を得ることができる。このようにして得られ
た共沈物の分散液を1時間攪拌した後、共沈物を回収
し、十分に水洗し、乾燥し、500℃で5時間空気中で
加熱した。
【0062】得られた触媒は、酸化セリウム(Ce
)にパラジウムが高分散に担持されたものでありパ
ラジウム(Pd)の担持量は15wt%であった。30
0℃で水素還元した触媒のX線回折パターンから見積も
られるパラジウムの粒子径は4nm以下であった。
【0063】メタノールの製造 前記の共沈法で得られた触媒を、固定床流通式反応装置
に組み込み、水素を流通しながら加熱(触媒の水素還元
処理)した後、水素2容と一酸化炭素1容とからなる反
応ガスを圧力20気圧、温度200℃、空間速度360
0ml・h−1・g−1で供給した。その結果、一酸化
炭素の水素化によるメタノールの収量は炭素原子(C)
基準で27.4mol%、メタノールの選択率は97.
5mol%であった。主な副生成物はメタンであった。
尚、この反応条件におけるメタノールの平衡収量は60
mol%である。 比較例1 市販の銅−亜鉛(CuO−ZnO)系メタノール合成用
触媒を使用して実施例1と同様の条件でメタノールの製
造試験を行った。その結果、一酸化炭素の水素化による
メタノールの収量は炭素原子(C)基準で11.3mo
l%、メタノールの選択率は100mol%であった。
【0064】比較例1と実施例1との対比より、本発明
の水素化用触媒によれば、同じ条件下では、市販のメタ
ノール合成用触媒よりも、メタノールの収量が高いこと
が判る。 比較例2 含浸法により調製したパラジウムの担持量が3wt%の
Pd/CeO触媒(含浸法Pd/CeO触媒)を使
用し、反応圧力を30気圧とした他は実施例1と同様の
条件でメタノールの製造試験を行った。その結果、一酸
化炭素の水素化によるメタノールの収量は0.9mol
%、メタノールの選択率は98.8%であった。主な副
生成物はメタンであった。尚、この反応条件におけるメ
タノールの平衡収量は70mol%である。
【0065】実施例1と比較例2との対比より、本発明
の水素化用触媒によれば、含浸法Pd/CeO触媒よ
りも、平衡収量が低い条件(低圧)下にもかかわらず、
メタノールの収量が高いことが判る。 実施例2水素化用触媒の製造(析出法) 0.26gの塩化パラジウム(PdCl)を300m
lの蒸留水に溶解させた後、5gの酸化セリウム(Ce
)を混入して原料液とした。原料液に沈殿試薬とし
ての1N炭酸ナトリウム溶液(アルカリ溶液)を混合し
て沈殿物を生成させた。その後、攪拌熟成、水洗、乾燥
の各過程を経て、500℃で5時間の焼成を行った。得
られたPd/CeO触媒のパラジウム担持量は3wt
%であった。300℃で水素還元した触媒のX線回折パ
ターンから見積もられるパラジウムの粒子径は3nm以
下であった。
【0066】メタノールの製造 前記の析出法で得られた触媒を、固定床流通式反応装置
に組み込み、水素を流通しながら加熱(水素還元処理)
した後、水素3容と二酸化炭素1容とからなる反応ガス
を圧力20気圧、温度250℃、空間速度3600ml
・h−1・g−1で供給した。その結果、二酸化炭素の
水素化によるメタノールの収量が10.0mol%、メ
タノールの選択率は60.8mol%であった。主な副
生成物は一酸化炭素であった。尚、この反応条件におけ
るメタノールの平衡収量は12mol%である。 実施例3水素化用触媒の製造(共沈法) 700mlの蒸留水に10規定の塩酸溶液1mlを加え
た後に、パラジウム化合物として1.25gの塩化パラ
ジウムPdCl、セリウム化合物として10.46g
の硝酸セリウムCe(NO・6HO、鉄化合物
として0.72gの硝酸鉄Fe(NO・9H
を溶解させて、これを原料溶液とした。一方、1規定の
炭酸ナトリウムNaCOの水溶液を調製して、これ
をアルカリ溶液(沈殿試薬)とした。
【0067】原料溶液を攪拌しながら、これにアルカリ
溶液を加えることによって共沈物を生成させた。希釈し
たアルカリ容器に原料溶液を流し込むことによっても同
様の共沈物を得ることができる。このようにして得られ
た共沈物の分散液を1時間攪拌した後、共沈物を回収
し、十分に水洗し、乾燥し、500℃で5時間空気中で
加熱した。
【0068】得られた触媒は、酸化セリウムと酸化鉄と
の混合物にパラジウムが高分散に担持されたものであり
パラジウム(Pd)の担持量は15wt%であった。3
00℃で水素還元した触媒のX線解説パターンから見積
もられるパラジウムの粒子径は4nm以下であった。
【0069】メタノールの製造 前記の共沈法で得られた触媒を、固定床流通式反応装置
に組み込み、水素を流通しながら加熱(触媒の水素還元
処理)した後、水素1容と一酸化炭素1容とからなる反
応ガスを圧力20気圧、温度200℃、空間速度360
0ml・h−1・g−1で供給した。その結果、一酸化
炭素の水素化によるメタノールの収量は炭素原子(C)
基準で16.6mol%、メタノールの選択率は97.
8mol%であった。主な副生成物はメタンであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 C07B 61/00 300 JICSTファイル(JOIS)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TiO 2 、ZrO 2 及びFe 2 O 3 からなる群から選択
    される少なくとも1種と酸化セリウムとの混合物からな
    る担体又は酸化セリウム担体にパラジウムが担持されて
    いる触媒であって、パラジウムの粒子径が5nm以下であ
    る一酸化炭素及び/又は二酸化炭素からのメタノール合
    成用触媒。
  2. 【請求項2】TiO 2 、ZrO 2 及びFe 2 O 3 からなる群から選択
    される少なくとも1種と酸化セリウムとの混合物からな
    る担体又は酸化セリウム担体にパラジウムが担持されて
    いる触媒であって、該担体の前駆体とパラジウムとの共
    沈物から得られる一酸化炭素及び/又は二酸化炭素から
    のメタノール合成用触媒。
  3. 【請求項3】体の前駆体がセリウムを含む水酸化物で
    ある請求項2に記載のメタノール合成用触媒。
  4. 【請求項4】TiO 2 、ZrO 2 及びFe 2 O 3 からなる群から選択
    される少なくとも1種と酸化セリウムとの混合物からな
    る担体又は酸化セリウム担体にパラジウムが担持されて
    いる触媒であって、該担体にパラジウムの水酸化物を析
    出させてなる一酸化炭素及び/又は二酸化炭素からのメ
    タノール合成用触媒。
  5. 【請求項5】体が分散したパラジウム化合物の溶液と
    アルカリ溶液とを混合することによってパラジウムを水
    酸化物として析出させてなる請求項4に記載のメタノー
    ル合成用触媒。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載の触媒を加熱してパ
    ラジウムの水酸化物を酸化物に転化させてなるメタノー
    ル合成用触媒。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の触媒を還元処理してパラ
    ジウムの酸化物を金属パラジウムに転化させてなるメタ
    ノール合成用触媒。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のメタノー
    ル合成用触媒の存在下に一酸化炭素及び/又は二酸化炭
    素と水素とを反応させることを特徴とする一酸化炭素及
    び/又は二酸化炭素からのメタノール合成方法。
  9. 【請求項9】 一酸化炭素及び/又は二酸化炭素と水素と
    を気相で反応させる請求項に記載のメタノール合成
    法。
  10. 【請求項10】 反応圧力が10〜100気圧である請求項
    に記載のメタノール合成方法。
  11. 【請求項11】 反応温度が150〜300℃である請求項8〜
    10のいずれかに記載のメタノール合成方法。
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