JP3390778B2 - メタノール分解触媒及びその製造方法 - Google Patents

メタノール分解触媒及びその製造方法

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JP3390778B2 JP10831796A JP10831796A JP3390778B2 JP 3390778 B2 JP3390778 B2 JP 3390778B2 JP 10831796 A JP10831796 A JP 10831796A JP 10831796 A JP10831796 A JP 10831796A JP 3390778 B2 JP3390778 B2 JP 3390778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタノールを分解
して水素と一酸化炭素とよりなる合成ガスを得るメタノ
ール接触分解用の触媒及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタノールの接触分解の主反応は次式で
表わされる吸熱反応であるため、低温で行うことができ
ると、低温排熱の有効利用が可能となり、省エネルギー
に有利である。この反応は、メタノールのスチームリフ
ォーミング反応とは異なり、水蒸気は反応に関与しな
い。
【0003】 CH3OH → CO+2H2 ΔH=21.7kcal/mol
【0004】上記メタノール分解用の触媒としては、ア
ルミナやシリカ等の担持体に白金属元素、ニッケル等の
VIII族元素やその酸化物、あるいは銅やその酸化物等を
担持したもの、その他種々の提案がある。
【0005】例えば、特開昭57−144031号公報
にはアルミナにニッケル及びカリウムを担持させた触
媒、特開昭60−257837号公報にはリンとニッケ
ルを含有する触媒、特開昭63−55101号公報には
活性アルミナにパラジウムを担持させた触媒、特開昭6
3−4849号公報には白金、パラジウム及びロジウム
から選ばれた少なくとも1種の元素とモリブデン及びラ
ンタンから選ばれた少なくとも1種の元素とをシリカに
担持させた触媒、並びに特開昭63−264141号公
報にはパラジウムとアルミニウム等とをシリカに担持さ
せた触媒がそれぞれ記載されている。
【0006】また、従来、触媒の調製には、担体を触媒
金属の溶液に浸せきし、担体を引き上げるか、または溶
媒を蒸発させるかした後、乾燥、焼成する、という含浸
法が多く採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のメタノ
ール分解用触媒は、300℃以下での活性が低い、ある
いはジメチルエーテル、メタン等の副生成物が多い等の
問題がある。本発明は、このような問題を解決し、低温
活性及び選択性に優れたメタノール分解触媒を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題に対して、種々の実験、研究を進めた結果、特定の
種類の希土類酸化物を担体とし、これにニッケルまたは
パラジウムを触媒金属として担持させた場合、高い低温
活性及び選択性が得られ、また該触媒の調製に特定の方
法を採用することによって、所期の効果が得られること
が容易になることを見出し、本発明を完成するに至った
ものである。以下、その内容を具体的に説明する。
【0009】<請求項1に係る発明> この発明のメタノール分解触媒は、担体として、プラセ
オジウムの酸化物、又はランタン、セリウム及びプラセ
オジウムのうちから選ばれた2種以上の希土類元素の酸
化物の混合物若しくは複合酸化物を用い、この担体に担
持させる触媒金属をニッケルとしている。この触媒の場
合、後述する実施例で明らかになるが、低温活性が高く
且つ水素と一酸化炭素とよりなる合成ガスへの選択性が
良い。
【0010】ニッケル系触媒では、シリカにニッケルを
担持した触媒が主流であるが、本発明触媒では、ニッケ
ル/シリカ触媒よりも大幅に低温活性が向上した。ま
た、ニッケル系触媒では副生成物としてメタンが生成す
るが、本発明触媒では、メタン生成量が大幅に低減し、
水素と一酸化炭素とよりなる合成ガスへの選択性が向上
した。その理由は明らかではないが、上記希土類系酸化
物が担体として直接的あるいは間接的にメタノール分解
に寄与し、ニッケルとの相互作用により低温活性が高ま
ったものと考えられる。また、上記希土類系酸化物担体
は、塩基性であり、酸点強度が低いために副生成物が少
なくなっているものと考えられる。
【0011】また、上記希土類系酸化物担体としては、
プラセオジウム酸化物単独であっても、ランタン酸化
物、セリウム酸化物(セリア)及びプラセオジウム酸化
のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混合物であっ
ても複合酸化物(金属酸化物2種以上が一つの化合物相
をつくった形の酸化物)であってもよいが、混合物で好
結果が得られている。このような触媒の調製には、含浸
法,共沈法,析出沈殿法など種々の方法を採用すること
ができる。
【0012】<請求項2に係る発明>この 発明は、上記請求項1に係るメタノール分解触媒に
おいて、上記ニッケル担持量を触媒全量の2〜50wt
%としていることを特徴とする。ここに、上記ニッケル
の担持量を2wt%以上としているのは、高い活性を得
るためである。しかし、この活性の向上には担体におけ
るニッケルの分散性を高めることが効果的であるもの
の、ニッケルが一定量を越えると分散性自体はもはや高
くならず、活性の向上は望めなくなる。かかる観点から
ニッケルの担持量の上限は50wt%とすることが好適
である
【0013】<請求項3に係る発明> この発明は、ランタン、セリウム及びプラセオジウムの
うちから選ばれた1種の希土類元素の酸化物、又はラン
タン、セリウム及びプラセオジウムのうちから選ばれた
2種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合酸
化物を担体とし、この担体にニッケルが触媒金属として
担持されているメタノール分解触媒の製造方法であっ
て、上記担体を形成するための希土類元素の化合物と上
記触媒金属としてのニッケルの化合物とを溶媒に溶かし
てなる原料溶液を調製し、上記原料溶液とアルカリ溶液
とを混合することによって、上記担体を形成するための
希土類元素の化合物を上記担体の前駆体である水酸化物
等として沈殿させると同時に、該担体の前駆体に上記触
媒金属を水酸化物等として共沈させることを特徴とす
る。
【0014】当該発明は、上記メタノール分解触媒の調
製に共沈法を採用したものであるが、この方法の場合、
上記希土類系酸化物担体におけるニッケルの分散性が高
くなり、活性の向上に有利になる。
【0015】すなわち、従来一般に採用されている含浸
法の場合は、ニッケルの担持量を多くしても担体表面の
付着しやすい部位に多量の触媒金属が塊になって担持さ
れていくだけで、分散性は高くならない。そして、この
含浸法の場合は、希土類系酸化物担体単独では比較的大
きな比表面積を有するにもかかわらず、ニッケルの担持
量が多くなるに従って触媒の比表面積が大きく低下して
いき、その担持量が10wt%程度になると活性の向上
は望めなくなるのが通常である。
【0016】これに対して、当該発明の場合は、上記希
土類系酸化物担体の前駆体が水酸化物等として沈殿生成
する過程で同時にニッケルも水酸化物等として共沈担持
されるから、希土類系酸化物担体とニッケルとが緊密に
結合されることになり、ニッケルが該希土類系酸化物担
体に高分散担持される。特に限定するわけではないが、
ニッケルの担持量を2〜50wt%にした場合でも触媒
の比表面積およびニッケルの金属表面積の低下は少な
く、ニッケルの担持量を多くすることによって触媒の活
性を高めることができる。
【0017】ここに、上記希土類系酸化物担体として
は、ランタン酸化物単独、セリウム酸化物(セリア)単
独、あるいはプラセオジウム酸化物単独であっても、こ
れらの酸化物のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混
合物であっても複合酸化物(金属酸化物2種以上が一つ
の化合物相をつくった形の酸化物)であってもよいが、
混合物で好結果が得られている。
【0018】また、上記希土類系酸化物担体を構成する
希土類元素の化合物としては、酢酸塩、硝酸塩,硫酸塩
などの電解質、特に水溶性のものがよく、ニッケル化合
物も同様である。上記沈殿試薬としては、水酸化ナトリ
ウム,水酸化アンモニウム,炭酸ナトリウム等を用い、
これによって上記原料溶液のpHを調整することにな
る。
【0019】また、得られた共沈物については、これを
洗浄した後に乾燥し、300〜600℃程度の温度で焼
成すればよく、使用に際しては、例えば当該触媒粉を固
めてこれを粉砕することにより、適宜の大きさの粒子と
し、これを触媒反応管に詰めればよい。
【0020】<請求項4に係る発明> この発明は、ランタン、セリウム及びプラセオジウムの
うちから選ばれた1種の希土類元素の酸化物、又はラン
タン、セリウム及びプラセオジウムのうちから 選ばれた
2種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合酸
化物を担体とし、この担体にニッケルが触媒金属として
担持されているメタノール分解触媒の製造方法であっ
て、上記担体を混入したアルカリ溶液に、上記ニッケル
の化合物を溶かした溶液を一気に流し込むことによっ
て、該担体に上記ニッケルを水酸化物等として析出沈殿
させることを特徴とする。当該発明においても、含浸法
とは違って、ニッケルが水酸化物等として希土類系酸化
物担体上に析出することによって担持されるから、請求
項3に係る発明と同様にニッケルの高分散担持が可能に
なり、得られる触媒の比表面積およびニッケルの金属表
面積も大きいものになる。
【0021】<請求項5に係る発明> この発明は、ランタン酸化物、プラセオジウム酸化物、
又は該両酸化物の混合物若しくは複合酸化物、又はラン
タン酸化物、セリウム酸化物及びプラセオジウム酸化物
のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混合物若しくは
複合酸化物を担体とし、この担体にパラジウムが触媒金
属として担持されているメタノール分解触媒の製造方法
であって、上記担体を形成するための希土類元素の化合
物と上記触媒金属の化合物とを溶媒に溶かしてなる原料
溶液を調製し、該原料溶液とアルカリ溶液とを混合する
ことによって、上記担体を形成するための希土類元素を
上記担体の前駆体である水酸化物等として沈殿させると
同時に、該担体の前駆体に上記触媒金属を水酸化物等と
して共沈させることを特徴とする。
【0022】当該発明は、上記メタノール分解触媒の調
製に共沈法を採用したものであるが、この方法の場合、
請求項3に係る発明と同様に、上記希土類系酸化物担体
におけるパラジウムの分散性が高くなり、活性の向上に
有利になる。
【0023】すなわち、従来一般に採用されている含浸
法の場合は、パラジウムの担持量を多くしても担体表面
の付着しやすい部位に多量の触媒金属が塊になって担持
されていくだけで、分散性は高くならない。そして、こ
の含浸法の場合は、希土類系 酸化物担体単独では比較的
大きな比表面積を有するにもかかわらず、パラジウムの
担持量が多くなるに従って触媒の比表面積が大きく低下
していき、その担持量が10wt%程度になると活性の
向上は望めなくなるのが通常である。
【0024】これに対して、当該発明の場合は、上記希
土類系酸化物担体の前駆体が水酸化物等として沈殿生成
する過程で同時にパラジウムも水酸化物等として共沈担
持されるから、希土類系酸化物担体とパラジウムとが緊
密に結合されることになり、パラジウムが該希土類系酸
化物担体に高分散担持される。特に限定するわけではな
いが、パラジウムの担持量を2〜50wt%にした場合
でも触媒の比表面積およびパラジウムの金属表面積の低
下は少なく、パラジウムの担持量を多くすることによっ
て触媒の活性を高めることができる。
【0025】ここに、上記希土類系酸化物担体を構成す
る希土類元素の化合物としては、酢酸塩、硝酸塩,硫酸
塩などの電解質、特に水溶性のものがよく、パラジウム
化合物も同様である。上記沈殿試薬としては、水酸化ナ
トリウム,水酸化アンモニウム,炭酸ナトリウム等を用
い、これによって上記原料溶液のpHを調整することに
なる。
【0026】また、得られた共沈物については、これを
洗浄した後に乾燥し、300〜600℃程度の温度で焼
成すればよく、使用に際しては、例えば当該触媒粉を固
めてこれを粉砕することにより、適宜の大きさの粒子と
し、これを触媒反応管に詰めればよい。
【0027】上記希土類系酸化物担体としては、単独の
希土類酸化物であっても、酸化物の混合物であっても複
合酸化物であってもよいが、混合物で好結果が得られて
いる。
【0028】<請求項6に係る発明> この発明は、ランタン酸化物、プラセオジウム酸化物、
又は該両酸化物の混合 物若しくは複合酸化物、又はラン
タン酸化物、セリウム酸化物及びプラセオジウム酸化物
のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混合物若しくは
複合酸化物を担体とし、この担体にパラジウムが触媒金
属として担持されているメタノール分解触媒の製造方法
であって、上記担体を混入したアルカリ溶液に、上記触
媒金属の化合物を溶かした溶液を一気に流し込むことに
よって、該担体に上記触媒金属を水酸化物等として析出
沈殿させることを特徴とする。
【0029】当該発明においても、含浸法とは違って、
パラジウムが水酸化物等として希土類系酸化物担体上に
析出することによって担持されるから、請求項5に係る
発明と同様にパラジウムの高分散担持が可能になり、得
られる触媒の比表面積およびパラジウムの金属表面積も
大きいものになる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ニッケル
系触媒の担体として、プラセオジウムの酸化物、又はラ
ンタン、セリウム及びプラセオジウムのうちから選ばれ
た2種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合
酸化物を採用したから、高い低温活性及び高い選択性が
得られる
【0031】請求項2に係る発明によれば、上記請求項
1に係るメタノール分解触媒において、そのニッケル担
持量を2〜50wt%としたから、高い活性を得ること
ができる
【0032】請求項3に係る発明によれば、上記請求項
に係るメタノール分解触媒を製造するにあたって、上
記担体を形成するための希土類元素の化合物と上記触媒
金属としてのニッケル化合物とを溶媒に溶かしてなる原
料溶液を調製し、上記原料溶液とアルカリ溶液とを混合
することによって、上記担体を形成するための希土類元
素の化合物を上記担体の前駆体である水酸化物等として
沈殿させると同時に、該担体の前駆体に上記ニッケル
水酸化物等として共沈させるようにしたから、ニッケル
を担体上に高分散担持させることができ、つまり、触媒
の比表面積及びニッケルの金属表面積を大きく低下させ
ることなく多量の触媒金属を当該担体に担持することが
でき、触媒活性の向上に有利になる。
【0033】請求項4に係る発明によれば、請求項1
記載されているメタノール分解触媒を製造するにあたっ
て、上記担体を混入したアルカリ溶液に、ニッケルの化
合物を溶かした溶液を一気に流し込むことによって、該
担体に上記ニッケルを水酸化物等として析出沈殿させる
ようにしたから、請求項3に係る発明と同様にニッケル
の高分散担持が可能となり、触媒活性の向上に有利にな
る。
【0034】請求項5に係る発明によれば、ランタン酸
化物、プラセオジウム酸化物、又は該両酸化物の混合物
若しくは複合酸化物、又はランタン酸化物、セリウム酸
化物及びプラセオジウム酸化物のうちから選ばれた2種
以上の酸化物の混合物若しくは複合酸化物を担体とし、
この担体にパラジウムが触媒金属として担持されている
メタノール分解触媒を製造するにあたって、上記担体を
形成するための希土類元素の化合物と上記触媒金属の化
合物とを溶媒に溶かしてなる原料溶液を調製し、該原料
溶液とアルカリ溶液とを混合することによって、上記担
体を形成するための希土類元素を上記担体の前駆体であ
る水酸化物等として沈殿させると同時に、該担体の前駆
体に上記触媒金属を水酸化物等として共沈させるように
したから、パラジウムを担体上に高分散担持させること
ができ、つまり、触媒の比表面積及びパラジウムの金属
表面積を大きく低下させることなく多量の触媒金属を当
該担体に担持することができ、触媒活性の向上に有利に
なる。
【0035】請求項6に係る発明によれば、ランタン酸
化物、プラセオジウム酸化物、又は該両酸化物の混合物
若しくは複合酸化物、又はランタン酸化物、セリウム酸
化物及びプラセオジウム酸化物のうちから選ばれた2種
以上の酸化物の混合物若しくは複合酸化物を担体とし、
この担体にパラジウムが触媒金属として担持されている
メタノール分解触媒を製造するにあたって、 上記担体を
混入したアルカリ溶液に、上記触媒金属の化合物を溶か
した溶液を一気に流し込むことによって、該担体に上記
触媒金属を水酸化物等として析出沈殿させるようにした
から、請求項5に係る発明と同様にパラジウムの高分散
担持が可能となり、触媒活性の向上に有利になる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を説明す
る。
【0037】(触媒の調製) No.1触媒 ニッケル化合物として、硝酸ニッケル4水和物を3.7
2g、ランタン化合物として、酢酸ランタン1.5水和
物を4.48gそれぞれ秤量し、これを500mlの蒸
留水に溶解させてA液とした。一方、沈殿試薬として水
酸化ナトリウム4.99gを秤量し、これを500ml
の蒸留水に溶解させてB液とした。そして、このA液及
びB液の各々を90℃に加熱した後、B液にA液を一気
に流し込み、共沈物を生成させた。このようにして得ら
れた共沈物を上記の温度で1時間撹拌した後、充分に水
洗して乾燥し、500℃にて5時間の焼成を行った。得
られたNi/La23触媒は、ランタン酸化物上にニッ
ケルが高分散に担持されたものであり、ニッケルの担持
量は触媒全量の15wt%である。
【0038】No.2触媒 上記No.1触媒と同様の共沈法によって、セリアにニ
ッケルを担持させてなるNi/CeO2触媒を調製し
た。ニッケルの担持量は触媒全量の15wt%である。
【0039】No.3触媒 上記No.1触媒と同様の共沈法によって、プラセオジ
ウム酸化物にニッケルを担持させてなるNi/PrO2
触媒を調製した。ニッケルの担持量は触媒全量の15w
t%である。
【0040】No.4触媒 ニッケル化合物として、硝酸ニッケル4水和物を3.7
2g、ランタン化合物として酢酸ランタン1.5水和物
を2.24g、セリウム化合物として酢酸セリウム1水
和物を6.21gそれぞれ秤量し、これを500mlの
蒸留水に溶解させてA液とした。一方、沈殿試薬として
水酸化ナトリウム4.27gを秤量し、これを500m
lの蒸留水に溶解させてB液とした。そして、このA液
及びB液の各々を90℃に加熱した後、B液にA液を一
気に流し込み、共沈物を生成させた。このようにして得
られた共沈物を上記の温度で1時間撹拌した後、充分に
水洗して乾燥し、500℃にて5時間の焼成を行った。
得られたNi/La23−CeO2触媒は、ランタン酸
化物とセリアとの複合体(ランタン酸化物とセリアとが
微細に混合したもの、一部は複合酸化物を生成している
と推測される)にニッケルが高分散に担持されたもので
あり、ニッケルの担持量は触媒全量の15wt%であ
り、ランタン酸化物とセリアの比率は1:3である。
【0041】No.5触媒 上記No.4触媒と同様の共沈法によって、ランタン酸
化物−セリア複合体上にニッケルを担持させてなるNi
/La23−CeO2触媒を調製した。ニッケルの担持
量は触媒全量の15wt%であり、ランタン酸化物とセ
リアの比率は1:1である。
【0042】No.6触媒 上記No.4触媒と同様の共沈法によって、ランタン酸
化物−セリア複合体上にニッケルを担持させてなるNi
/La23−CeO2触媒を調製した。ニッケルの担持
量は触媒全量の15wt%であり、ランタン酸化物とセ
リアの比率は3:1である。
【0043】No.7触媒 パラジウム化合物として、塩化パラジウムを1.25
g、ランタン化合物として、酢酸ランタン1.5水和物
を8.95gそれぞれ秤量し、これを500mlの蒸留
水に溶解させてA液とした。一方、沈殿試薬として水酸
化ナトリウム3.17gを秤量し、これを500mlの
蒸留水に溶解させてB液とした。そして、このA液及び
B液の各々を90℃に加熱した後、B液にA液を一気に
流し込み、共沈物を生成させた。このようにして得られ
た共沈物を上記の温度で1時間撹拌した後、充分に水洗
して乾燥し、500℃にて5時間の焼成を行った。得ら
れたPd/La23触媒は、ランタン酸化物上にパラジ
ウムが高分散に担持されたものであり、パラジウムの担
持量は触媒全量の15wt%である。
【0044】No.8触媒 上記No.7触媒と同様の共沈法によって、プラセオジ
ウム酸化物にパラジウムを担持させてなるPd/PrO
2触媒を調製した。パラジウムの担持量は触媒全量の1
5wt%である。
【0045】No.9触媒 パラジウム化合物として塩化パラジウムを1.25g、
ランタン化合物として酢酸ランタン1.5水和物を2.
24g、セリウム化合物として酢酸セリウム1水和物を
6.21gそれぞれ秤量し、これを500mlの蒸留水
に溶解させてA液とした。一方、沈殿試薬として水酸化
ナトリウム9.12gを秤量し、これを500mlの蒸
留水に溶解させてB液とした。
【0046】そして、このA液及びB液の各々を90℃
に加熱した後、B液にA液を一気に流し込み、共沈物を
生成させた。このようにして得られた共沈物を上記の温
度で1時間撹拌した後、充分に水洗して乾燥し500℃
にて5時間の焼成を行った。得られたPd/La23
CeO2触媒は、ランタン酸化物−セリア複合体上にパ
ラジウムが高分散に担持されたものであり、パラジウム
の担持量は触媒全量の15wt%であり、ランタン酸化
物とセリアの比率は1:3である。
【0047】No.10触媒 上記No.9触媒と同様の共沈法によって、ランタン酸
化物−セリア複合体上にパラジウムを担持させてなるP
d/La23−CeO2触媒を調製した。パラジウムの
担持量は触媒全量の15wt%であり、ランタン酸化物
とセリアの比率は1:1である。
【0048】No.11触媒 上記No.9触媒と同様の共沈法によって、ランタン酸
化物−セリア複合体上にパラジウムを担持させてなるP
d/La23−CeO2触媒を調製した。パラジウムの
担持量は触媒全量の15wt%であり、ランタン酸化物
とセリアの比率は3:1である。
【0049】No.12触媒 ランタン酸化物にニッケルを担持させてなるNi/La
23触媒を析出沈殿法によって得た。この析出沈殿法は
以下のとおりである。
【0050】すなわち、No.1触媒と同様に、硝酸ニ
ッケル4水和物を3.72gを秤量し、これを500m
lの蒸留水に溶解させてA液とした。一方、沈殿試薬と
して水酸化ナトリウム4.99gを秤量し、これを50
0mlの蒸留水に溶解させてB液とした。このB液にラ
ンタン酸化物4.25gを混入し、このA液及びB液の
各々を90℃に加熱した後、B液にA液を一気に流し込
み、沈殿物を生成させた。このようにして得られた沈殿
物を上記の温度で1時間撹拌した後、充分に水洗して乾
燥し、500℃にて5時間の焼成を行った。得られたN
i/La23触媒は、ランタン酸化物上にニッケルが高
分散に担持されたものであり、ニッケルの担持量は触媒
全量の15wt%である。
【0051】No.13触媒 上記No.12触媒と同様の析出沈殿法によって、ラン
タン酸化物にニッケルを担持させてなるNi/La23
触媒を調製した。ニッケルの担持量は触媒全量の2wt
%である。
【0052】No.14触媒 上記No.1触媒と同様の共沈法によって、ランタン酸
化物にニッケルを担持させてなるNi/La23触媒を
調製した。ニッケルの担持量は触媒全量の50wt%で
ある。
【0053】No.15触媒 上記No.12触媒と同様の析出沈殿法によって、ラン
タン酸化物にパラジウムを担持させてなるPd/La2
3触媒を調製した。パラジウムの担持量は触媒全量の
15wt%である。
【0054】No.16触媒 上記No.12触媒と同様の析出沈殿法によって、ラン
タン酸化物にパラジウムを担持させてなるPd/La2
3触媒を調製した。パラジウムの担持量は触媒全量の
0.5wt%である。
【0055】No.17触媒 上記No.12触媒と同様の共沈法によって、ランタン
酸化物にパラジウムを担持させてなるPd/La23
媒を調製した。パラジウムの担持量は触媒全量の30w
t%である。
【0056】No.18触媒 No.1触媒等との比較のため、シリカにニッケルを担
持させてなるNi/SiO2触媒を含浸法にて調製し
た。すなわち、シリカ粉末を硝酸ニッケル4水和物水溶
液に浸漬し、引き上げて乾燥、焼成することによってシ
リカ粉末にニッケルを担持させたものである。ニッケル
の担持量は15wt%である。
【0057】(触媒の評価) 上記No.1〜18の各触媒を固定床流通式反応装置に
組み込み、この触媒に水素還元処理を施した後、メタノ
ール20%を含むアルゴンガスを反応温度200℃,空
間速度5,000ml・h-1・g-1(cat)で通し、
反応生成物の組成を測定することによって、各触媒のメ
タノール分解特性(転化率,選択率)を評価した。結果
を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】まず、No.1〜3の触媒とNo.18の
触媒の触媒特性を比較すると、従来一般に採用されてい
るNo.18のニッケル/シリカ触媒よりもNo.1〜
3の希土類酸化物にニッケルを担持した触媒の方が低温
活性に優れていることがわかる。また、ニッケル系触媒
では転化率の上昇にしたがってメタンが副成し選択率が
下がる傾向にあるが、No.1〜3の触媒はいずれも高
い選択率を示している。
【0060】また、No.4〜6の触媒とこれらの触媒
の特性を比較すると、希土類酸化物を複合化したNo.
4〜6の触媒は、No.1〜3の触媒よりもさらに低温
活性に優れていることがわかる。これは、希土類酸化物
を複合化することにより、ニッケル及び担体の粒子径が
微細化するためではないかと考えられる。また、ランタ
ン酸化物とセリアを複合化した系においては、ランタン
酸化物の割合が大きい触媒の方が低温活性に優れてい
る。
【0061】つまり、共沈法により調製した希土類系酸
化物担体にニッケルを担持した触媒は、従来一般に採用
されている触媒よりも低温活性及び選択性に優れてお
り、希土類酸化物を複合化することにより、さらに低温
活性を向上させることができる。
【0062】また、No.12の触媒はNo.1と同じ
組成の触媒を析出沈殿法を用いて調製したものである
が、これもNo.18の触媒よりも低温活性に優れてい
ることから、希土類系酸化物担体にニッケルを担持した
触媒は共沈法のみならず析出沈殿法により調整した場合
においてもその効果が発現することがわかる。
【0063】一方、No.13,14の触媒とNo.1
の触媒の特性を比較すると、ニッケルの担持量が多くな
るにしたがって転化率が高くなっているものの、該担持
量が15wt%を越えると転化率は略一定となっている
ことがわかる。これは、ニッケルの粒子径が担持量が増
えるにしたがって大きくなり、触媒の単位重量あたりの
ニッケルの表面積が低下したためであると考えられる。
つまり、ニッケルの担持量は高い転化率を得る観点から
下限を2wt%とすることがよいこと、そして、上限を
50wt%としても高い転化率を得ることができること
がわかる。
【0064】なお、ニッケル、希土類元素の出発原料を
変更したもの、沈殿剤を変更したもの、複合化する希土
類元素の種類及び比率を変更したもの、ニッケル担持量
を変更したもの等についても同様の特性評価を行った
が、いずれの場合も低温活性に優れたものが得られたこ
とから、本発明はこの実施例の条件に限られるものでは
ない。
【0065】次に、No.7,8の希土類酸化物にパラ
ジウムを担持した触媒の特性を見てみると、ニッケルを
担持した触媒と同様に低温活性及び選択性に優れている
ことがわかる。
【0066】また、No.9〜11の触媒とNo.7,
8の触媒の特性を比較すると、希土類酸化物を複合化し
たNo.9〜11の触媒は、No.7,8の触媒よりも
さらに低温活性に優れていることがわかる。これは、希
土類酸化物を複合化することにより、パラジウム及び担
体の粒子径が微細化するためではないかと考えられる。
また、ランタン酸化物とセリアを複合化した系において
は、ランタン酸化物の割合が大きい触媒の方が低温活性
に優れている。
【0067】つまり、共沈法により調整した希土類酸化
物にパラジウムを担持した触媒は、低温活性及び選択性
に優れており、希土類酸化物を複合化することにより、
さらに低温活性を向上させることができる。
【0068】また、No.15の触媒はNo.7と同じ
組成の触媒を析出沈殿法を用いて調製したものである
が、これも低温活性に優れていることから、希土類系酸
化物担体にパラジウムを担持した触媒は共沈法のみなら
ず析出沈殿法により調製した場合においてもその効果が
発現することがわかる。
【0069】一方、No.16,17の触媒とNo.7
の触媒の特性を比較すると、パラジウムの担持量が多く
なるにしたがって転化率が高くなっているものの、該担
持量が15wt%を越えると転化率は略一定となってい
ることがわかる。これは、パラジウムの粒子径が担持量
が増えるにしたがって大きくなり、触媒の単位重量あた
りのパラジウムの表面積が低下したためであると考えら
れる。つまり、パラジウムの担持量は高い転化率を得る
観点から下限を0.5wt%とすることがよいこと、そ
して、上限を30wt%としても高い転化率を得ること
ができることがわかる。
【0070】なお、パラジウム,希土類元素の出発原料
を変更したもの、沈殿剤を変更したもの、複合化する希
土類元素の種類及び比率を変更したもの等についても同
様の特性評価を行ったが、いずれの場合も低温活性に優
れたものが得られたことから、本発明はこの実施例の条
件に限られるものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 安行 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業 技術院大阪工業技術研究所内 (72)発明者 香川 謙吉 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (72)発明者 宇佐見 禎一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (72)発明者 川添 政宣 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (56)参考文献 特開 昭61−259758(JP,A) 特開 昭59−26141(JP,A) 特開 昭59−123533(JP,A) Makoto Akiyoshi,C atalytic Activitie s of Supported Tra nsition Metals for Decomposition of Methanol to CO and H2,石油学会誌,1987年,vol. 30 No.3,156−160 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 37/36 C01B 3/22,3/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラセオジウムの酸化物、又はランタ
    ン、セリウム及びプラセオジウムのうちから選ばれた2
    種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合酸化
    物を担体とし、この担体にニッケルが触媒金属として担
    持されていることを特徴とするメタノール分解触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されているメタノール分
    解触媒において、上記ニッケルの担持量が2〜50wt
    %であることを特徴とするメタノール分解触媒。
  3. 【請求項3】 ランタン、セリウム及びプラセオジウム
    のうちから選ばれた1種の希土類元素の酸化物、又はラ
    ンタン、セリウム及びプラセオジウムのうちから選ばれ
    た2種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合
    酸化物を担体とし、この担体にニッケルが触媒金属とし
    て担持されているメタノール分解触媒の製造方法であっ
    て、 上記担体を形成するための希土類元素の化合物と上記触
    媒金属の化合物とを溶媒に溶かしてなる原料溶液を調製
    し、該原料溶液とアルカリ溶液とを混合することによっ
    て、上記担体を形成するための希土類元素を上記担体の
    前駆体である水酸化物等として沈殿させると同時に、該
    担体の前駆体に上記触媒金属を水酸化物等として共沈さ
    せることを特徴とするメタノール分解触媒の製造方法。
  4. 【請求項4】 ランタン、セリウム及びプラセオジウム
    のうちから選ばれた1種の希土類元素の酸化物、又はラ
    ンタン、セリウム及びプラセオジウムのうちから選ばれ
    た2種以上の希土類元素の酸化物の混合物若しくは複合
    酸化物を担体とし、この担体にニッケルが触媒金属とし
    て担持されているメタノール分解触媒の製造方法であっ
    て、 上記担体を混入したアルカリ溶液に、上記触媒金属の化
    合物を溶かした溶液を一気に流し込むことによって、該
    担体に上記触媒金属を水酸化物等として析出沈殿させる
    ことを特徴とするメタノール分解触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 ランタン酸化物、プラセオジウム酸化
    物、又は該両酸化物の 混合物若しくは複合酸化物、又は
    ランタン酸化物、セリウム酸化物及びプラセオジウム酸
    化物のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混合物若し
    くは複合酸化物を担体とし、この担体にパラジウムが触
    媒金属として担持されているメタノール分解触媒の製造
    方法であって、 上記担体を形成するための希土類元素の化合物と上記触
    媒金属の化合物とを溶媒に溶かしてなる原料溶液を調製
    し、該原料溶液とアルカリ溶液とを混合することによっ
    て、上記担体を形成するための希土類元素を上記担体の
    前駆体である水酸化物等として沈殿させると同時に、該
    担体の前駆体に上記触媒金属を水酸化物等として共沈さ
    せることを特徴とするメタノール分解触媒の製造方法。
  6. 【請求項6】 ランタン酸化物、プラセオジウム酸化
    物、又は該両酸化物の混合物若しくは複合酸化物、又は
    ランタン酸化物、セリウム酸化物及びプラセオジウム酸
    化物のうちから選ばれた2種以上の酸化物の混合物若し
    くは複合酸化物を担体とし、この担体にパラジウムが触
    媒金属として担持されているメタノール分解触媒の製造
    方法であって、 上記担体を混入したアルカリ溶液に、上記触媒金属の化
    合物を溶かした溶液を一気に流し込むことによって、該
    担体に上記触媒金属を水酸化物等として析出沈殿させる
    ことを特徴とするメタノール分解触媒の製造方法。
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Makoto Akiyoshi,Catalytic Activities of Supported Transition Metals for Decomposition of Methanol to CO and H2,石油学会誌,1987年,vol.30 No.3,156−160

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