JP3118329B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP3118329B2
JP3118329B2 JP04234636A JP23463692A JP3118329B2 JP 3118329 B2 JP3118329 B2 JP 3118329B2 JP 04234636 A JP04234636 A JP 04234636A JP 23463692 A JP23463692 A JP 23463692A JP 3118329 B2 JP3118329 B2 JP 3118329B2
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suction
pipe
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suction pipe
press
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敏幸 平田
仁 日比野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は吸込室に連通するよう
に吸込管を取付けた密閉型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の密閉型圧縮機は吸込室を内部
に形成する吸込マフラ本体に形成された孔に吸込管を圧
入して取付けており、この吸込管の公差と孔の公差との
バラツキが大きいと、吸込管の圧入作業が困難になると
ともに、圧入時に吸込管の先端が削られて極部的に保持
され面圧が集中する傾向が増大していた。そのため、従
来では吸込管の管径を選択したり、孔に仕上げ加工を追
加したりする工程が必要となっていた。このことから、
従来の吸込管は弾性力を有する板金を円筒状に形成し、
この板金の合わせ部にスリットを設けて前記孔内に挿入
しやすくする構成が採用されている(例えば、実公昭6
1−43985号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸込管
は板金を円筒状に形成してスリットを設けているため、
孔内に圧入した後の曲げ加工(圧縮機の摺動部に供給さ
れるオイルが飛散して吸込管の開口から吸い込まれない
ようにする加工)によって管潰れが生じやすくなった
り、大径管部と小径管部との段付き吸込管にスリットを
設けるのが難しかったりする問題があった。
【0004】この発明は上記の問題を解決するもので、
吸込マフラ本体の孔内に圧入する吸込管の取付強度を向
上するとともに、前記吸込管の曲げ加工を容易にする密
閉型圧縮機を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はピストンが摺
動するシリンダと、このシリンダに一体に形成され内部
に吸込室を有する吸込マフラ本体と、この吸込マフラ本
体に設けられた吸込孔に圧入固定される吸込管とを備
え、この吸込管に吸込マフラ本体の吸込孔との重なり部
に環状の凹部を設けたものである。
【0006】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
吸込マフラ本体の吸込孔に重なり合う吸込管に環状の凹
部を形成し、この吸込管を吸込孔に圧入しやすくすると
ともに、吸込管の接触面の保持力を向上させるようにし
ている。
【0007】
【実施例】以下この発明を図に基づいて説明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示す密閉型圧
縮機の平面断面図である。図2はこの発明の圧縮要素の
分解斜視図である。図3はこの発明の吸込マフラ本体の
吸込孔に吸込管を取付けた状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【0009】1は密閉容器で、この容器内には圧縮要素
2が収納されている。この圧縮要素はシリンダ3と、こ
のシリンダ内に配置されたピストン4と、このピストン
に連結されてシリンダ3内を往復摺動させるクランクピ
ン5と、シリンダ3に一体に設けられて内部に吸込室6
を形成する吸込マフラ本体7と、この吸込室とシリンダ
3内を連通するシリンダヘッド8とで構成されている。
【0010】吸込マフラ本体7には吸込室6内と密閉容
器1内とを連通する吸込孔9が設けられている。この吸
込孔には銅管、鋼管及びアルミ管等からなる吸込管10
が接続されている。この吸込管は吸込孔9内に圧入され
る大径管部11と、冷凍能力に応じて絞られた小径管部
12とから形成されている。吸込管10の大径管部11
の外周には環状の凹部13が設けられている。また、吸
込管10の小径管部12は大径管部11を吸込孔9に圧
入した後、オイルの飛散の少ない反ピストン側に曲げ加
工されている。
【0011】このように構成された密閉型圧縮機におい
て、吸込管10は共通の孔径を有する吸込孔9に圧入さ
れる大径管部11と、冷凍能力に応じて絞られた小径管
部12とから形成されることにより、吸込マフラ本体に
設ける吸込孔9を共通の大きさにさせられるとともに、
小径管部12で冷媒吸入量を調整して冷凍能力の効率を
向上できるようにしている。
【0012】吸込管10は吸込マフラ本体7の吸込孔9
に圧入して取付ける大径管部11の外周に圧入代寸法よ
り大きい深さを有する環状の凹部13を設けることによ
り、吸込孔9内に圧入される部分の保持部を2ケ所に分
散できるようにされている。
【0013】すなわち、吸込管10は環状の凹部13を
設けることにより、吸込孔9に圧入する際に、この凹部
によるスプリングバックによって挿入時に削り取られる
部分が減少し、保持部が凹部13の両側に形成され、保
持力が向上するようにされている。
【0014】また、吸込管10は吸込孔9内に2ケ所で
保持されることにより、曲げ加工に伴う引き抜き力に対
しても安定して取付けられる。
【0015】図4は吸込管10を吸込孔9に圧入したと
きの圧入代寸法と保持力との関係を示す図であり、この
発明の吸込管は従来の吸込管に比べ環状の凹部13を設
けた分圧入代寸法の範囲を拡大できることが分かる。す
なわち、この発明の環状の凹部は吸込管にスプリングバ
ック機能を持たせることができるからである。しかも、
保持力は吸込管の保持部を2ケ所に分散させることによ
り、面圧分布を均一にできるからである。
【0016】尚、上記の説明においては、環状の凹部1
3で2ケ所の保持部を形成するように説明したが、環状
の凹部を複数形成すれば、保持ケ所が増えより保持力を
向上させられることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ピスト
ンが摺動するシリンダと、このシリンダに一体に形成さ
れ内部に吸込室を有する吸込マフラ本体と、この吸込マ
フラ本体に設けられた吸込孔に挿入される吸込管とを備
え、この吸込管に吸込マフラ本体の吸込孔との重なり部
に環状の凹部を設けたので、以下の効果を有する。
【0018】環状の凹部の両側に吸込管の保持部が形
成され、この吸込管の保持力を向上できる。
【0019】吸込管の保持力が均一に分布され、圧入
固定後の曲げ加工の際に生じる引き抜き力に対抗でき
る。
【0020】保持力が向上することにより、圧入代寸
法を広げられ、加工性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の平面
断面図である。
【図2】この発明の圧縮要素の分解斜視図である。
【図3】この発明の吸込マフラ本体の吸込孔に吸込管を
取付けた要部拡大断面図である。
【図4】この発明と従来との圧入代寸法と保持力との関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
3 シリンダ 4 ピストン 6 吸込室 7 吸込マフラ本体 9 吸込孔 10 吸込管 13 環状の凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンが摺動するシリンダと、このシ
    リンダに一体に形成され内部に吸込室を有する吸込マフ
    ラ本体と、この吸込マフラ本体に設けられた吸込孔に圧
    入固定される吸込管とを備えた密閉型圧縮機において、
    前記吸込管には吸込マフラ本体の吸込孔との重なり部に
    環状の凹部が設けられていることを特徴とする密閉型圧
    縮機。
JP04234636A 1992-09-02 1992-09-02 密閉型圧縮機 Expired - Fee Related JP3118329B2 (ja)

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JP4701789B2 (ja) * 2005-03-30 2011-06-15 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機

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