JP2004538412A - オイルフィルタ取付板集合体 - Google Patents
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Abstract
中心部分に多角形開口部を有する板と、多角形開口部に圧入されるよう構成された多角形周辺部を有するナットとの、二つの部品から形成されるオイルフィルタ取付板集合体である。ナットは、対となる側面に溝を有しており、板と機械的な結合を構成する。ナットの内部は、ねじ切られており、内燃機関のオイル再循環システムと接続されるパイプと螺合されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関で用いられるオイルフィルタの取付板に関係する。
【背景技術】
【0002】
現在の内燃機関は、オイル再循環システムの動作中は、その内面が潤滑されている。
オイル再循環システム中のオイルから、エンジンの部品を早期に摩耗させるおそれのある微粒子を取り除いた状態を保つために、オイルはフィルターを通して循環させられる。
オイル中に微粒子が可能な限り含まれていない状態を維持するためには、オイルフィルタは定期的に交換される必要がある。
このように、オイルフィルタは、低コストで大量生産されるべき、使い捨て製品である。
【0003】
内燃機関で用いられる典型的なオイルフィルタは、円柱状の側壁と、開放端と閉鎖端とを備え、コップ状もしくはジョッキ状に成形されたエンクロージャ(容器)を備える。
濾過の媒体や素子(エレメント)は、エンクロージャに備え付けられている。そして、エンクロージャの開放端は、一般的にオイルフィルタ取付板に圧着によって取り付けられている。
【0004】
現在利用されているオイルフィルタ取付板は、鋼鉄板から一体形成されており、オイルフィルタハウジングに接続される環状円形平面リム(ふち)部と、凹状環状中心部と、内面にねじが切ってあり、エンジン部分と連通しているオイルパイプが螺着される中心ボスと、を備えている。
ボス周囲の凹状中心部は、エンジン部分からのオイルを受け取る複数の開口部を備えた環状傾斜部を含む。
オイルは、濾過媒体を通って循環し、一体形成されているボスの中心口を通過してエンジン部分に戻る。
【0005】
こうして、鋼鉄板から一体形成される従来のオイルフィルタ取付板は、高価な鍛造、形成、機械工作、ボス内表面へのネジ切りを必要とする。
【0006】
従来のオイルフィルタ取付板において、不可欠なボスの鍛造および成型に必要となる費用と投資に加えて、一般的に、ボスを正確に成型すること及び、ボスを貫通するように、鋼鉄板の表面に垂直にボア(穴)をあけることは不可能である。
ボアは、その軸上にネジが切られるために、ネジが切られたボアは、板の表面に対して垂直とはならない。
その後、従来のオイルフィルタ取付板が、エンジン部分に連通するパイプに螺合されると、板はパイプを囲むブロックの軸受け面に対して傾き、結果として、密封度が落ち、漏れが生じる可能性が生ずることとなる。
この問題は、本発明のオイルフィルタ取付板の二つの部品を用いれば解決可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようにして、生産費用が安く、そして大量生産技術を用いて製造されるが、複数条のネジ山(溝)分の十分な厚みを備え、内側にネジが切られたボアを有する単一のオイルフィルタ取付板の利点を提供する、オイルフィルタ取付板の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のオイルフィルタ取付板集合体(組み立て部品)は、板とナットの少なくとも二つの部品から構成される。
【0009】
板は、円形の外周部と、多角形の開口を有する中心部分を備える。ナットは、多角形開口部に気密状態で圧入されており、板よりも厚みがあり、中心部分に内面をねじが切られた開口部もしくはボア(穴)を備えている。
ナットが板よりも厚いことで、ナットの中心開口内面のねじ切りは、エンジン部分から伸びるオイルパイプに安全に気密に螺合するのに十分なネジ山を有する。
このようなナットを用いることにより、一つの部品を鍛造した後で、鍛造、ねじ切りの作業をする必要性を排除する。
【0010】
好適実施例では、板の中心部分の多角形開口部は、少なくとも5つの面を持っている。ナットの多角形外周部は、その面の数と一致した数(より好ましくは6面以上)の面を備えている。
【0011】
開示されている実施例では、ナットの多角形外周部の対となる面に位置する直線形の溝は、ナットの反対側表面に隣接する、対となるリップによって輪郭がとられている。
対となるリップは、板の表面に隣接して横たわる第一のリップと、板の外表面とかみ合い、固定と密封をしている第二のリップからなる。
【0012】
開示されている実施例では、溝の底表面は、ナットと板との固定を容易にするために、傾いている。
【0013】
さらに、本発明のオイルフィルタ取付板のより好ましい実施例では、板は、既存の取付板と似たように一般的に構成されている。
既存の取付板は、通常の環状平面外リム部を備える。環状平面外リム部は、オイルフィルタのエンクロージャもしくはハウジングの円柱状のリムが取り付けられる円形外周辺部と環状傾斜部と平面状の中央部とを備えている。
【0014】
環状傾斜部と、平面状外リムと、多角形開口部の周囲にある平面中心部とは、一体形成されている。
【0015】
前記環状傾斜部は、上述したようにエンジン部分からオイルを受け取るように互いに離間して配置された複数の開口部を含む。
【0016】
本発明のオイルフィルタ取付板集合体は、取付板の形成後、鍛造やボス内面へのねじ切り等の必要がない従来の加工技術によって作成することができる。
ナットのボアは、ナットを板に圧入する前にネジを切られる。これにより、ナットのネジ穴は、板の平面に対して垂直となり、漏れを抑える。
取付板を、シート状の鋼鉄板から形成し、ナットは、圧力ダイ中心の多角形開口部に固定されてもよい。
【0017】
本発明の利点及び価値のある特徴は、以下に述べる本発明を実施する最良の形態、請求項、図面及び図面の簡単な説明から理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1-3に示されている本発明のオイルフィルタ取付板20は、通常、図7の板22と、図4から6で示されているナットとの、二つの部品から構成され得る。
【0019】
板22は、金属板、好ましくは鋼鉄板から形成することができる。そして板22は平面外リム26を備えている。
平面外リム26は、円形周端28と、環状傾斜部30と、多角形開口部34を備える環状平面内部32とを備えている。
板22は、一定の厚みを有しており鍛造の必要はなく、十分、前述した既存のオイルフィルタ取付板と比較し、コストを削減することができる。
【0020】
多角形開口部34は、好ましくは4つ以上、少なくとも6つの辺を備えている。より好ましくは、図7で示した8辺を有する。
多角形開口部34の側辺は、好ましくは直線形であり、側面によって決まる多角形は、図示したものが一般的である。
環状傾斜部30は、複数の開口部38を有している。開口部38は、好ましくは図1、2及び7に示したように均等に離間され、上述及び下記の通り、オイルフィルタの入口を構成する。
開口部38は、従来の技術分野で知られている穴あけ技術で加工し、図示したように円形に成型することができる。
【0021】
図4から6に示されているナット22は、中心部ネジ溝42と多角形周辺部44とを含む環状体40を備えている。
下記の本発明のオイルフィルタ取付板20の好ましい形成方法から理解されるように、ナット22の多角形周辺部44は、下記に示す溝46を除いた、板22の多角形開口部34と実質的に同一である。
ナットの多角形周辺部44は、板22の多角形開口部44と同じ数の側面を備えている。そして、ナットの多角形周辺部44の側面は、好ましくは直線形をしている。
【0022】
ナット24は、多角形周辺部の対となる側面に、少なくとも2つの直線形の溝46を備えている。多角形周辺部はそれぞれ、図6に示した通り、板26の片面に隣接する直線形リップ48と、小リップ50を有している。
溝46の底辺の壁52は、好ましくは図3と6に示したように、小リップ50に対して傾斜している。
リップ48とリップ50は、図5に示したように、直線的に伸びている。
【0023】
最も好ましい例としては、ナットの多角形周辺部44の数値や主要な面積は、板22の多角形開口部34の直径または主要な外形寸法より微妙に大きい。
結果として、ナット24は、板の多角形開口部34に圧入され、図3に示したように、リップ50は、平面中心部32の表面上に横たわっている。
【0024】
オイルフィルタ取付板20の最適の実施例では、ナットは、図1と4に示したように、環状軸受面54を含んでいる。
【0025】
オイルフィルタ取付板集合体20は、一般的なダイプレスによりに組み立てることも可能である。
【0026】
金属(好ましくは鋼鉄)のシートまたは板から、板22を成形し、好ましくは少なくとも板22と同程度の硬度を有する金属からナットを成形する。その後、ナット24は、ダイプレス装置の一面に装着された装着ヘッドに供給される。一方、板は、ダイプレス装置(図示せず)の対向するプラテンのダイ固定部又はダイボタンにより支持される。
【0027】
最適な実装方法では、ダイプレス装置で適当な金型を使用することにより、板22も同時に形成されることもできる。
【0028】
ナット24は、ナットの多角形周辺部44が多角形開口部34に対応し、溝46のリップ50が板22に対向するような状態で、装着ヘッドに位置づけられている。
ダイプレスが閉じられると、ナット24は図3に示すように板22に永久的に装着・固定される。溝46によって提供される板へのナットのプレスの適合性と噛み合いの組み合わせは、気密シールまでは必要ないとしても、ナットと板の間の本質的な密封接続を形成する。
【0029】
当業者に理解できるように、添付の特許請求の記載の範囲内に置いてこの発明のオイルフィルタ取付板集合体(組立体)20には種々の変形及び応用が可能である。
【0030】
例えば、板22の多角形開口部34とナット24の多角形周辺部44は、6つの面を有することもできる。直線形の溝46は、ナット24の多角形周辺部44の二つ以上の面に設けることも可能である。
しかしながら、溝46は、よりコストを削減するために、多角形ナットの向かい合う面に設けることがよい。
【0031】
上述したとおり、本発明のオイルフィルタ取付板20は、ハウジングやエンクロージャを含む、従来のオイルフィルタとともに使うことが可能である。
エンクロージャは、管状の、円柱状の側壁を有しており、その管状の側壁の開放端は、オイルフィルタ取付板に圧着されているか、固定されている。
【0032】
オイルは、開口部38を通って、オイルフィルタ(図示せず)を通じて循環し、フィルタ媒体によって濾過され、パイプを通じてエンジン部分に戻される。このパイプは、集合体のねじが切られている開口42に螺合(ねじ止め)される。上述したこの発明のオイルフィルタ取付プレート集合体は、添付のように特許請求されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の最良の実施形態における、オイルフィルタ取付板を、遠近法を用いて示した図である。
【図2】図1とは反対方向の上から、オイルフィルタ取付板を見た図である。
【図3】図2で示した取付板を横から見た断面図である。
【図4】図1又は図2で示したオイルフィルタ取付板集合体のナットを、遠近法を用いて示した図である。
【図5】図4で示したナットを上から見た図である。
【図6】図5で示したナットを、図5の6−6方向から見た断面図である。
【図7】図2で示した取付板を上から見た図である。
【0001】
本発明は、内燃機関で用いられるオイルフィルタの取付板に関係する。
【背景技術】
【0002】
現在の内燃機関は、オイル再循環システムの動作中は、その内面が潤滑されている。
オイル再循環システム中のオイルから、エンジンの部品を早期に摩耗させるおそれのある微粒子を取り除いた状態を保つために、オイルはフィルターを通して循環させられる。
オイル中に微粒子が可能な限り含まれていない状態を維持するためには、オイルフィルタは定期的に交換される必要がある。
このように、オイルフィルタは、低コストで大量生産されるべき、使い捨て製品である。
【0003】
内燃機関で用いられる典型的なオイルフィルタは、円柱状の側壁と、開放端と閉鎖端とを備え、コップ状もしくはジョッキ状に成形されたエンクロージャ(容器)を備える。
濾過の媒体や素子(エレメント)は、エンクロージャに備え付けられている。そして、エンクロージャの開放端は、一般的にオイルフィルタ取付板に圧着によって取り付けられている。
【0004】
現在利用されているオイルフィルタ取付板は、鋼鉄板から一体形成されており、オイルフィルタハウジングに接続される環状円形平面リム(ふち)部と、凹状環状中心部と、内面にねじが切ってあり、エンジン部分と連通しているオイルパイプが螺着される中心ボスと、を備えている。
ボス周囲の凹状中心部は、エンジン部分からのオイルを受け取る複数の開口部を備えた環状傾斜部を含む。
オイルは、濾過媒体を通って循環し、一体形成されているボスの中心口を通過してエンジン部分に戻る。
【0005】
こうして、鋼鉄板から一体形成される従来のオイルフィルタ取付板は、高価な鍛造、形成、機械工作、ボス内表面へのネジ切りを必要とする。
【0006】
従来のオイルフィルタ取付板において、不可欠なボスの鍛造および成型に必要となる費用と投資に加えて、一般的に、ボスを正確に成型すること及び、ボスを貫通するように、鋼鉄板の表面に垂直にボア(穴)をあけることは不可能である。
ボアは、その軸上にネジが切られるために、ネジが切られたボアは、板の表面に対して垂直とはならない。
その後、従来のオイルフィルタ取付板が、エンジン部分に連通するパイプに螺合されると、板はパイプを囲むブロックの軸受け面に対して傾き、結果として、密封度が落ち、漏れが生じる可能性が生ずることとなる。
この問題は、本発明のオイルフィルタ取付板の二つの部品を用いれば解決可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようにして、生産費用が安く、そして大量生産技術を用いて製造されるが、複数条のネジ山(溝)分の十分な厚みを備え、内側にネジが切られたボアを有する単一のオイルフィルタ取付板の利点を提供する、オイルフィルタ取付板の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のオイルフィルタ取付板集合体(組み立て部品)は、板とナットの少なくとも二つの部品から構成される。
【0009】
板は、円形の外周部と、多角形の開口を有する中心部分を備える。ナットは、多角形開口部に気密状態で圧入されており、板よりも厚みがあり、中心部分に内面をねじが切られた開口部もしくはボア(穴)を備えている。
ナットが板よりも厚いことで、ナットの中心開口内面のねじ切りは、エンジン部分から伸びるオイルパイプに安全に気密に螺合するのに十分なネジ山を有する。
このようなナットを用いることにより、一つの部品を鍛造した後で、鍛造、ねじ切りの作業をする必要性を排除する。
【0010】
好適実施例では、板の中心部分の多角形開口部は、少なくとも5つの面を持っている。ナットの多角形外周部は、その面の数と一致した数(より好ましくは6面以上)の面を備えている。
【0011】
開示されている実施例では、ナットの多角形外周部の対となる面に位置する直線形の溝は、ナットの反対側表面に隣接する、対となるリップによって輪郭がとられている。
対となるリップは、板の表面に隣接して横たわる第一のリップと、板の外表面とかみ合い、固定と密封をしている第二のリップからなる。
【0012】
開示されている実施例では、溝の底表面は、ナットと板との固定を容易にするために、傾いている。
【0013】
さらに、本発明のオイルフィルタ取付板のより好ましい実施例では、板は、既存の取付板と似たように一般的に構成されている。
既存の取付板は、通常の環状平面外リム部を備える。環状平面外リム部は、オイルフィルタのエンクロージャもしくはハウジングの円柱状のリムが取り付けられる円形外周辺部と環状傾斜部と平面状の中央部とを備えている。
【0014】
環状傾斜部と、平面状外リムと、多角形開口部の周囲にある平面中心部とは、一体形成されている。
【0015】
前記環状傾斜部は、上述したようにエンジン部分からオイルを受け取るように互いに離間して配置された複数の開口部を含む。
【0016】
本発明のオイルフィルタ取付板集合体は、取付板の形成後、鍛造やボス内面へのねじ切り等の必要がない従来の加工技術によって作成することができる。
ナットのボアは、ナットを板に圧入する前にネジを切られる。これにより、ナットのネジ穴は、板の平面に対して垂直となり、漏れを抑える。
取付板を、シート状の鋼鉄板から形成し、ナットは、圧力ダイ中心の多角形開口部に固定されてもよい。
【0017】
本発明の利点及び価値のある特徴は、以下に述べる本発明を実施する最良の形態、請求項、図面及び図面の簡単な説明から理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1-3に示されている本発明のオイルフィルタ取付板20は、通常、図7の板22と、図4から6で示されているナットとの、二つの部品から構成され得る。
【0019】
板22は、金属板、好ましくは鋼鉄板から形成することができる。そして板22は平面外リム26を備えている。
平面外リム26は、円形周端28と、環状傾斜部30と、多角形開口部34を備える環状平面内部32とを備えている。
板22は、一定の厚みを有しており鍛造の必要はなく、十分、前述した既存のオイルフィルタ取付板と比較し、コストを削減することができる。
【0020】
多角形開口部34は、好ましくは4つ以上、少なくとも6つの辺を備えている。より好ましくは、図7で示した8辺を有する。
多角形開口部34の側辺は、好ましくは直線形であり、側面によって決まる多角形は、図示したものが一般的である。
環状傾斜部30は、複数の開口部38を有している。開口部38は、好ましくは図1、2及び7に示したように均等に離間され、上述及び下記の通り、オイルフィルタの入口を構成する。
開口部38は、従来の技術分野で知られている穴あけ技術で加工し、図示したように円形に成型することができる。
【0021】
図4から6に示されているナット22は、中心部ネジ溝42と多角形周辺部44とを含む環状体40を備えている。
下記の本発明のオイルフィルタ取付板20の好ましい形成方法から理解されるように、ナット22の多角形周辺部44は、下記に示す溝46を除いた、板22の多角形開口部34と実質的に同一である。
ナットの多角形周辺部44は、板22の多角形開口部44と同じ数の側面を備えている。そして、ナットの多角形周辺部44の側面は、好ましくは直線形をしている。
【0022】
ナット24は、多角形周辺部の対となる側面に、少なくとも2つの直線形の溝46を備えている。多角形周辺部はそれぞれ、図6に示した通り、板26の片面に隣接する直線形リップ48と、小リップ50を有している。
溝46の底辺の壁52は、好ましくは図3と6に示したように、小リップ50に対して傾斜している。
リップ48とリップ50は、図5に示したように、直線的に伸びている。
【0023】
最も好ましい例としては、ナットの多角形周辺部44の数値や主要な面積は、板22の多角形開口部34の直径または主要な外形寸法より微妙に大きい。
結果として、ナット24は、板の多角形開口部34に圧入され、図3に示したように、リップ50は、平面中心部32の表面上に横たわっている。
【0024】
オイルフィルタ取付板20の最適の実施例では、ナットは、図1と4に示したように、環状軸受面54を含んでいる。
【0025】
オイルフィルタ取付板集合体20は、一般的なダイプレスによりに組み立てることも可能である。
【0026】
金属(好ましくは鋼鉄)のシートまたは板から、板22を成形し、好ましくは少なくとも板22と同程度の硬度を有する金属からナットを成形する。その後、ナット24は、ダイプレス装置の一面に装着された装着ヘッドに供給される。一方、板は、ダイプレス装置(図示せず)の対向するプラテンのダイ固定部又はダイボタンにより支持される。
【0027】
最適な実装方法では、ダイプレス装置で適当な金型を使用することにより、板22も同時に形成されることもできる。
【0028】
ナット24は、ナットの多角形周辺部44が多角形開口部34に対応し、溝46のリップ50が板22に対向するような状態で、装着ヘッドに位置づけられている。
ダイプレスが閉じられると、ナット24は図3に示すように板22に永久的に装着・固定される。溝46によって提供される板へのナットのプレスの適合性と噛み合いの組み合わせは、気密シールまでは必要ないとしても、ナットと板の間の本質的な密封接続を形成する。
【0029】
当業者に理解できるように、添付の特許請求の記載の範囲内に置いてこの発明のオイルフィルタ取付板集合体(組立体)20には種々の変形及び応用が可能である。
【0030】
例えば、板22の多角形開口部34とナット24の多角形周辺部44は、6つの面を有することもできる。直線形の溝46は、ナット24の多角形周辺部44の二つ以上の面に設けることも可能である。
しかしながら、溝46は、よりコストを削減するために、多角形ナットの向かい合う面に設けることがよい。
【0031】
上述したとおり、本発明のオイルフィルタ取付板20は、ハウジングやエンクロージャを含む、従来のオイルフィルタとともに使うことが可能である。
エンクロージャは、管状の、円柱状の側壁を有しており、その管状の側壁の開放端は、オイルフィルタ取付板に圧着されているか、固定されている。
【0032】
オイルは、開口部38を通って、オイルフィルタ(図示せず)を通じて循環し、フィルタ媒体によって濾過され、パイプを通じてエンジン部分に戻される。このパイプは、集合体のねじが切られている開口42に螺合(ねじ止め)される。上述したこの発明のオイルフィルタ取付プレート集合体は、添付のように特許請求されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の最良の実施形態における、オイルフィルタ取付板を、遠近法を用いて示した図である。
【図2】図1とは反対方向の上から、オイルフィルタ取付板を見た図である。
【図3】図2で示した取付板を横から見た断面図である。
【図4】図1又は図2で示したオイルフィルタ取付板集合体のナットを、遠近法を用いて示した図である。
【図5】図4で示したナットを上から見た図である。
【図6】図5で示したナットを、図5の6−6方向から見た断面図である。
【図7】図2で示した取付板を上から見た図である。
Claims (12)
- 円形外周辺部と、多角形開口部を有する中心部と、を備える板と、
内部にねじが切られている中心開口部と、前記多角形開口部と接合される多角形外周部と、前記多角形外周部の対となる面に存在し、前記板と接合され、永久的に前記ナットと前記板とを固定する直線形の溝と、を備え、前記板より厚みを有し、多角形開口部に密に圧入されているナットと、
から構成されるオイルフィルタ取付板集合体。 - 前記直線形のそれぞれの溝は、前記板の隣接する表面に横たわっている第一のリップ部と、前記第一のリップ部に離間して配置されている第二のリップ部と、で輪郭をとられることを特徴とする、請求項1に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記第二のリップ部は、前記多角形開口部の内表面と、前記開口部の対となる面で係螺することを特徴とする請求項2に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記溝は、それぞれ、傾斜した底表面を備えることを特徴とする請求項3に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記ナットは、前記内部がねじ切られている中心部の周囲に、環状軸受け面を有することを特徴とする、請求項1に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記板は、一般的に環状平面リム(ふち)部と、前記多角形開口部を囲むように形成された凹状中心部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記凹状中心部は、複数の離間して配置された貫通開口部と、前記多角形開口部の周囲にある環状中心平面部とを備える前記環状リム部と一体に形成されている環状傾斜壁によって定められることを特徴とする請求項6に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 環状外リム部と多角形貫通開口部を有する外リム部と一体に形成されている凹状中心部とを含む平面外リム部を備える板と、
内部にねじが切られている中心部と、前記多角形開口部と接合する多角形外周辺部と、前記板の隣接する表面に横たわり、前記ナットと前記板を永久的に固定している第一のリップ部を有し、前記多角形外周部の対となる面に位置する前記直線形の溝とを備え、前記板より厚みを有し、前記多角形開口部に密に圧入されているナットと
から構成されているオイルフィルタ取付板集合体。 - 前記それぞれの溝は、第一のリップ部と、多角形開口部の内表面に結合する第一のリップ部から一定の間隔を置いて配置されている第二のリップとから輪郭がとられる、ことを特徴とする請求項8に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記ナットは、内部にネジがきられた中心開口部の周囲に、円形環状軸受け面を備える、ことを特徴とする請求項8に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記多角形開口部は、4つ以上の直線形内壁を備える、ことを特徴とする請求項8に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
- 前記多角形開口部は、少なくとも6つの直線形内壁を備える、ことを特徴とする請求項11に記載のオイルフィルタ取付板集合体。
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