JP3118189U - セパレータ用ジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータ取り付け作業が容易で、しかも製造コストの低減化を図ることができるセパレータ用ジョイントを提供する。
【解決手段】セパレータ受け部2とボルト3とナット4とで構成する。セパレータ受け部2は、セパレータ201,202を受けるための断面視逆台形状の金属板であり、中央部に挿通孔23を有した底壁部20とその両側に設けられた側壁部21,22とで成る。ボルト3は、底壁部20の下側から挿通孔23に挿通され、頭部32が底壁部20の下面に固着された状態で、セパレータ受け部2に装着されている。そして、ナット4が、底壁部20上側に突出したボルト3のネジ部31aに螺合されている。
【選択図】図1

Description

この考案は、例えばコンクリートを成型する型枠間を規制するセパレータを連結するためのセパレータ用ジョイントに関するものである。
コンクリートを成型する型枠間の間隔を規制するセパレーターは、その両端に締結具とコーン等の連結部等を備えており、型枠間の間隔に応じた長さのものが使用される。しかし、型枠間が広く既製のセパレーターでは長さが不足するような場合には、2本の短いセパレーターを繋いで使用することがある。かかる場合に、2本のセパレーターの端部同士を並列状態で連結するためのセパレータ用ジョイントが使用される。
従来、この種のセパレータ用ジョイントとしては、例えば特許文献1に開示の技術がある。
図17は、従来のセパレータ用ジョイントを示す分解斜視図である。
図17に示すように、セパレータ用ジョイント100は、円筒金具110とボルト120とナット130とで構成されており、円筒金具110は、2本のセパレータ201,202を遊挿できる挿入口111と挿入口111に対して直交方向に貫通する挿通孔112,113とを有している。一方、ボルト120は、そのネジ部121を有し、下端部に2本のセパレータを固定するためのテーパー部122を有している。
かかる構成により、ボルト120を円筒金具110の挿通孔112,113に挿通した状態で、セパレータ201,202を挿入口111に遊挿してテーパー部122の両側に位置させ、ナット130をネジ部121に螺着して締付固定することができる。これにより、ボルト120に引張力が与えられ、2本のセパレータ201,202がテーパー部122により円筒金具110の内面に押し付けられて接合固定される。
特開平11−223017号公報
しかし、上記した従来の技術では、次のような問題がある。
従来のセパレータ用ジョイント100では、2本のセパレータ201,202を互いに逆方向から円筒金具110の小さな挿入口111内に挿入しなければならないので、セパレータ201,202の円筒金具110に対する挿入作業に手間取るという問題がある。
また、セパレータ用ジョイント100が、挿通孔112,113を有した円筒金具110と、テーパー部122を有したボルト120と、ナット130とで構成されており、複雑な構造をした多数の部品を製造して、組み立てる必要があるので、製造コストが高く付くという問題がある。
この考案は、上述した課題を解決するためになされたもので、セパレータ取り付け作業が容易で、しかも製造コストの低減化を図ることができるセパレータ用ジョイントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の考案に係るセパレータ用ジョイントは、底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って底壁部に設けられた1以上の挿通孔にこの底壁部の下側から挿通された1以上のボルトと、底壁部の上側に突出した各ボルトのネジ部に螺合されたナットとを具備する構成とした。
かかる構成により、セパレータ受け部の底壁部上に突出したボルトを挟むように、互いに向かい合う1対のセパレータの先端部を、セパレータ受け部の長さ方向に平行に位置させた状態で、上方からセパレータ受け部に載置することができる。しかる後、ナットを1対のセパレータの先端部の上側から締め付けることで、各セパレータの先端部を、当該ナットとボルトとセパレータ受け部の側壁部とで三点支持することができる。これにより、互いに向き合う1対のセパレータの先端部同士をセパレータ用ジョイントを介して連結することができる。
請求項2の考案は、請求項1に記載のセパレータ用ジョイントにおいて、ボルトの頭部を、セパレータ受け部の底壁部の下面に固着させた構成とする。
かかる構成により、連結された1対のセパレータを引っ張った場合に、ボルトが回転してセパレータが抜けるという事態を防止することができる。
請求項3の考案は、底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って底壁部に設けられた1以上のネジ孔にこの底壁部の上側から螺入された1以上のボルトと、底壁部の下側に突出した各ボルトのネジ部に螺合されたナットとを具備する構成とした。
かかる構成により、セパレータ受け部の底壁部上のボルトを挟むように、互いに向かい合う1対のセパレータの先端部をセパレータ受け部の長さ方向に平行に位置させた状態で、上方からセパレータ受け部に載置することができる。しかる後、ナットを底壁部の下側から締め付けることで、各セパレータの先端部を、当該ボルトとボルト頭部とセパレータ受け部の側壁部とで三点支持することができる。これにより、1対のセパレータの互いに向き合う先端部同士をセパレータ用ジョイントを介して連結することができる。
請求項4の考案は、底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って底壁部に固着された状態で立設された1以上のネジ軸と、各ネジ軸のネジ部に螺合されたナットとを具備する構成とした。
かかる構成により、セパレータ受け部の底壁部上に固着された状態で立設されたネジ軸を挟むように、互いに向かい合う1対のセパレータの先端部をセパレータ受け部の長さ方向に平行に位置させた状態で、上方からセパレータ受け部に載置することができる。しかる後、ナットを1対のセパレータの先端部の上側から締め付けることで、各セパレータの先端部を、当該ナットとネジ軸とセパレータ受け部の側壁部とで三点支持することができる。これにより、1対のセパレータの互いに向き合う先端部同士をセパレータ用ジョイントを介して連結することができる。
ところで、上記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおけるセパレータ受け部の断面形状は、任意である。
そこで、請求項5の考案は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、底壁部の両側に設けられた側壁部を平面状に形成すると共に互いに離れる方向に傾斜させることで、セパレータ受け部を断面視逆台形状に設定した構成とする。
かかる構成により、各セパレータの先端部を、ナット又はボルト頭部とボルト又はネジ軸とセパレータ受け部の側壁部とで三点支持することができる。
また、請求項6の考案は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、セパレータ受け部を、断面視V字形状に設定した構成とする。
かかる構成により、各セパレータの先端部を、ナット又はボルト頭部とボルトとセパレータ受け部の側壁部とで三点支持することができる。
また、請求項7の考案は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、底壁部の両側に設けられた側壁部を幅方向に湾曲した曲面状に形成すると共に互いに離れる方向に傾斜させることで、セパレータ受け部を断面視椀形状に設定した構成とする。
かかる構成により、各セパレータの先端部を、ナット又はボルト頭部とボルトとに点接触させることができると共に、セパレータ受け部の側壁部に面接触させることができる。
また、請求項8の考案は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、セパレータ受け部を、断面視円弧形状に設定した構成とする。
かかる構成により、各セパレータの先端部を、ナット又はボルト頭部とボルトとに点接触させることができると共に、セパレータ受け部に面接触させることができる。
特に、請求項9の考案は、請求項1,請求項2又は請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、底壁部の両側に設けられた側壁部を平面状に形成すると共に底壁部に対して略垂直に起立させることで、セパレータ受け部を断面視コ形状に設定し、ナットの下部周面を、下方に狭まるテーパ状に設定した構成とする。
かかる構成により、各セパレータの先端部を、セパレータ受け部の底壁部と側壁部とに点接触させることができると共に、ナットの下部周面に接触させることができる。
また、請求項10の考案は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、ボルト又はネジ軸のネジ部を、当該ボルト又はネジ軸の先端部位からセパレータと接触部位の手前近傍までの間にのみ形成する構成とした。
以上詳しく説明したように、この考案によれば、セパレータ用ジョイントを、底壁部と側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部とボルトとナットとで構成したので、単純な構造でしかも僅かな数の部品を組み付けるだけで、セパレータ用ジョイントを製造することができるので、部品点数の削減と製造コストの低減化とを図ることができるという優れた効果がある。
さらに、1対のセパレータをボルトを挟むように、セパレータ受け部の上方から底壁部上に載置して、ナットを締め付けるだけで、1対のセパレータ同士を連結することができるので、セパレータのセパレータ用ジョイントへの取り付け作業の容易化と迅速化とを図ることができるという効果もある。
また、各セパレータを三点で支持するので、1対のセパレータを強固に連結することができる。
以下、この考案の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この考案の第1実施例に係るセパレータ用ジョイントの分解斜視図であり、図2は、セパレータ用ジョイントの断面図であり、図3は、セパレータ受け部の平面図である。
図1に示すように、この実施例のセパレータ用ジョイント1は、セパレータ受け部2とボルト3とナット4とを具備する。
セパレータ受け部2は、セパレータ201,202の先端部を受けるための部材であり、金属板を断面視逆台形状に折り曲げることで形成した。
具体的は、図2及び図3に示すように、矩形平面状の底壁部20の両側に、同じく矩形平面上の側壁部21,22を形成した。そして、挿通孔23を、セパレータ受け部2の長さ方向の中心軸m上であって且つ底壁部20の中央部に形成した。この実施例では、この底壁部20の幅w1及び長さLを20.5mm及び35mmにそれぞれ設定し、挿通孔23の直径を8mmに設定した。このような底壁部20の両側に形成した側壁部21,22は、上方に向かって互いに離れる方向に傾斜している。この実施例では、側壁部21,22の傾斜角θを60°に設定し、その高さHを15mmに設定した。
セパレータ受け部2は、かかる構造を取ることにより、セパレータ受け部2の長さ方向(図2の表裏方向、図3の左右方向)の両端部2a,2bと上方2c(図2の上方向、図3の表方向)が開放された状態になっている。
ボルト3は、図1に示すように、ネジ部31aを有したボルト本体31と頭部32とを有した部材であり、図2に示すように、ボルト本体31を底壁部20の下側から挿通孔23に挿通させている。また、このボルト本体31のネジ部31aは、ボルト本体31の上部にのみ形成されている。後述するように、破線で示すセパレータ201,202がセパレータ受け部2とボルト3との間に挟まれると、セパレータ201,202がボルト本体31に接触する部位(後述する接点P3)が生じる。ネジ部31aは、ボルト本体31の先端部位(図2の上端部位)からこの接触部位の手前近傍までの間に形成されている。そして、ボルト3の頭部32は、底壁部20の下面に当接された状態で、溶接等により底壁部20下面に固着されている。この実施例では、ボルト3として長さ37mmのM8ボルトを使用した。
図1において、ナット4は、ボルト3に螺合させるための周知の部材であり、セパレータ受け部2の底壁部20上側に突出したボルト本体31のネジ部31aに螺合することができる。この実施例では、図2に示すように、直径Dが21mm以上のナットを使用する。
上記のように、セパレータ用ジョイント1は、セパレータ受け部2とボルト3とナット4という単純な構造の部品を製造して、組み付けるだけで、構成することができるので、部品点数の削減と製造コストの低減化とを図ることができる。
次に、この実施例のセパレータ用ジョイントの使用例について説明する。
図4は、セパレータ201,202の先端部をセパレータ受け部2に載置した状態を示す平面図であり、図5は、セパレータ用ジョイント1によるセパレータ201,202に対する三点支持状態を示す断面図であり、図6は、セパレータ用ジョイント1によるセパレータ201,202の連結状態を示す平面図であり、図7は、セパレータ201,202に対するナット4の締め付け状態を示す平面図である。
図4に示すように、セパレータ201をセパレータ受け部2の上方2c(図2参照)から側壁部22とボルト3のボルト本体31との間に挿入して載置する。一方、セパレータ202は、セパレータ受け部2の上方2cから側壁部21とボルト本体31との間挿入して載置する。
このように、この実施例のセパレータ用ジョイント1によれば、セパレータ201,202を、広く開放されたセパレータ受け部2の両端部2a,2bや上方2cから容易にセパレータ受け部2に挿入することができるので、セパレータ用ジョイント1へのセパレータ201,202の挿入作業が容易である。
かかる状態で、図5の破線で示すように、ナット4をボルト3のネジ部31に螺合し、回転させながら、セパレータ201,202に接触するまで下降させる。そして、図5の実線で示すように、ナット4がセパレータ201,202の上面と接触した時点で、強く締め付ける。
このとき、ボルト3のネジ部31aが上記したようにボルト本体31の先端部側に設けられているので、セパレータ201,202がネジ部31aに引っ掛からずに滑らかに下降し、側壁部22とボルト本体31との間に圧入する。
これにより、セパレータ201(202)は、ナット4との接点P1、側壁部22(21)との接点P2、及びネジ部31との接点P3の三点で強固に支持されることとなる。
この結果、図6に示すように、セパレータ201とセパレータ202とがセパレータ用ジョイント1によって連結され、所望合計長のセパレータを作成することができる。
このように、この実施例のセパレータ用ジョイント1によれば、セパレータ201,202をセパレータ受け部2とボルト3との間に挿入し、ナット4を締め付けるだけで、セパレータ201,202を連結することができるので、セパレータ用ジョイント1へのセパレータ201,202の取り付け作業を迅速に行うことができる。
上記のようにして連結されたセパレータ201,202は、壁や梁等の型枠間を規制するために使用されるが、この際、セパレータ201,202の端部201a,202aが図示しない締結具によって型枠に固定される。
このとき、セパレータ201,202に引っ張り力Fが加わることがある。しかし、図7に示すように、セパレータ201を側壁部22とボルト3のボルト本体31との間に挿入し、セパレータ202を側壁部21とボルト本体31との間に挿入しているので、引っ張り力Fがセパレータ201,202に加わった場合には、矢印で示すように、ナット4が締まる方向に回転する。この結果、セパレータ201,202が引っ張り力Fによってセパレータ用ジョイント1から抜けることはない。
ところで、この実施例では、ボルト3の頭部32を、セパレータ受け部2の底壁部20下面に溶接等で固着した例を示したが、ボルト3の頭部32が、セパレータ受け部2の底壁部20下面に溶接されておらず、ボルト3が挿通孔23内で回転可能な構造のセパレータ用ジョイントをこの考案の範囲から除外する意でない。
また、この実施例にセパレータ受け部2に対する各種の変形例も考えられる。
図8は、第1実施例の変形例を示す断面図である。
図8の(a)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視V字形状に設定した。
これにより、側壁部21,22が略90°になるように、金属板を折り曲げるだけで、セパレータ受け部2を形成することができるので、セパレータ受け部2の製造が容易となる。
また、図8の(b)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を断面視椀形状に設定した。すなわち、底壁部20両側の側壁部21,22を幅方向に湾曲した曲面状に形成すると共に側壁部21,22同士を互いに離れる方向に傾斜させた。
これにより、セパレータ201(202)は、ナット4との接点P1、側壁部22(21)との接触面S2、ボルト本体31との接点P3によって、さらに強固に支持されることとなる。
さらに、図8の(c)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視円弧形状に設定した。
これにより、側壁部21,22を幅方向に湾曲させるように、金属板を丸めるだけで、セパレータ受け部2を形成することができるので、セパレータ受け部2の製造が容易となる。しかも、セパレータ201(202)は、ナット4との接点P1、側壁部22(21)との接触面S2、ボルト本体31との接点P3によって、さらに強固に支持される。
次に、この考案の第2実施例について説明する。
図9は、この考案の第2実施例に係るセパレータ用ジョイントの分解斜視図であり、図10は、この実施例のセパレータ用ジョイントによるセパレータ201,202の連結状態を示す平面図である。
この実施例のセパレータ用ジョイントは、ボルト3を複数設けた点が上記第1実施例と異なる。
具体的には、図9に示すように、セパレータ受け部2′の底壁部20′の長さを第1実施例におけるセパレータ受け部2の底壁部20の長さLの約2倍に設定して、側壁部21,22とほぼ同様の側壁部21′,22′を設けた。そして、セパレータ受け部2′の長さ方向の中心軸に沿って、2つの挿通孔23−1,23−2を形成し、2本のボルト3−1,3−2を底壁部20′の下側から挿通孔23−1,23−2内に挿通させて、底壁部20′に固着した。
これにより、図10に示すように、セパレータ受け部2′とボルト3−1,3−2との間に挿入されたセパレータ201,202を、ボルト3−1,3−2に螺入したナット4−1,4−2で締め付けることで、セパレータ201,202をより強固に連結することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この実施例においても、図8に示した各種変形例に対応した変形例を考えることができることは勿論である。
次に、この考案の第3実施例について説明する。
図11は、この考案の第3実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。
この実施例は、ボルト3の取り付け方向が上記第1実施例と異なる。
すなわち、図11に示すように、ボルト3のボルト本体31をセパレータ受け部2の底壁部20の上側からネジ孔23′内に螺入し、ナット4を底壁部20の下側に突出したネジ部31aに螺合する構成とした。したがって、この実施例では、ボルト3を溶接等で底壁部20固着せず、ボルト3を自由に回転させることができる。
かかる構成により、セパレータ201,202をセパレータ受け部2の側壁部21,22とボルト3のボルト本体31との間に挿入した後、ナット4を底壁部20の下面に締め付けることで、セパレータ201,202をこのセパレータ用ジョイントによって三点支持することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
勿論、この実施例においても、第1実施例の変形例に対応した各種変形例を考えることができる。
図12は、第1実施例の変形例に対応した第3実施例の変形例を示す断面図である。
図12の(a)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視V字形状に設定したものであり、図12の(b)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を断面視椀形状に設定したものであり、図12の(c)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視円弧形状に設定したものである。
なお、この実施例においても、上記第2実施例のように、複数のボルト3−1,3−2を設けた構成とすることができる。
次に、この考案の第4実施例について説明する。
図13は、この考案の第4実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。
この実施例は、ボルト3の代わりにネジ軸5を用いた点が、上記第1ないし第3実施例と異なる。
すなわち、図13に示すように、セパレータ受け部2の底壁部20に挿通孔23を設けずに、上記第1実施例において当該挿通孔23を設けた位置に、ネジ軸5を立設し、その下端部を底壁部20の上面に固着した。また、ネジ軸5のネジ部5aは、上記第1実施例と同様に、ネジ軸5の上部にのみ形成されている。
かかる構成により、セパレータ201,202をセパレータ受け部2の側壁部21,22とネジ軸5との間に挿入した後、ナット4をネジ軸5のネジ部5aに螺入し、このナット4をセパレータ201,202上面に締め付けることで、セパレータ201,202をこのセパレータ用ジョイントによって三点支持することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1ないし第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。
勿論、この実施例においても、第1実施例の変形例に対応した各種変形例を考えることができる。
図14は、第1実施例の変形例に対応した第4実施例の変形例を示す断面図である。
図14の(a)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視V字形状に設定したものであり、図14の(b)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を断面視椀形状に設定したものであり、図14の(c)に示すセパレータ用ジョイントは、セパレータ受け部2の形状を、断面視円弧形状に設定したものである。
なお、この実施例においても、上記第2実施例のように、複数のネジ軸5を設けた構成とすることができる。
次に、この考案の第5実施例について説明する。
図15は、この考案の第5実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。
この実施例は、ナットの構造が、上記第1ないし第4実施例で用いたナット4と異なる。
具体的には、図15に示すように、底壁部20の両側の側壁部21,22を、底壁部20に対して略垂直に起立させることで、セパレータ受け部2を断面視コ形状に形成した。
そして、ボルト3をネジ孔23に底壁部20の下側から螺入して、ナット4をボルト3のネジ部31に螺合するようにした。
このナット4は、周面を下方に狭めたテーパ部40をその下部に有している。
かかる構成により、セパレータ201,202をセパレータ受け部2の側壁部21,22とボルト3との間に挿入した後、ナット4をボルト3に螺入し、このナット4をセパレータ201,202上面に締め付けることができる。この結果、ナット4のテーパ部40がセパレータ201,202に圧接し、セパレータ201(202)が、テーパ部40との接点P1、側壁部22(21)との接点P2、及び底壁部20との接点P3の三点で強固に支持されることとなる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1ないし第4実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、図16は、この第5実施例の変形例を示す断面図である。
このセパレータ用ジョイントは、図16に示すように、断面視コ形状のセパレータ受け部2の底壁部20中央部にネジ軸5を立設固着したものである。これにより、第5実施例のセパレータ用ジョイントと同様に、ナット4のテーパ部40がセパレータ201,202に圧接し、セパレータ201(202)が、テーパ部40と側壁部22(21)と底壁部20とによって、強固に三点支持される。
勿論、この実施例においても、上記第2実施例のように、複数のボルト3−1,3−2や複数のネジ軸5を設けた構成とすることができる。
この考案の第1実施例に係るセパレータ用ジョイントの分解斜視図である。 セパレータ用ジョイントの断面図である。 セパレータ受け部の平面図である。 セパレータの先端部をセパレータ受け部に載置した状態を示す平面図である。 セパレータ用ジョイントによるセパレータに対する三点支持状態を示す断面図である。 セパレータ用ジョイントによるセパレータの連結状態を示す平面図である。 セパレータに対するナットの締め付け状態を示す平面図である。 第1実施例の変形例を示す断面図である。 この考案の第2実施例に係るセパレータ用ジョイントの分解斜視図である。 この実施例のセパレータ用ジョイントによるセパレータの連結状態を示す平面図である。 この考案の第3実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。 第1実施例の変形例に対応した第3実施例の変形例を示す断面図である。 この考案の第4実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。 第1実施例の変形例に対応した第4実施例の変形例を示す断面図である。 この考案の第5実施例に係るセパレータ用ジョイントを示す断面図である。 この第5実施例の変形例を示す断面図である。 従来のセパレータ用ジョイントを示す分解斜視図である。
符号の説明
1…セパレータ用ジョイント、 2,2′…セパレータ受け部、 2a,2b…両端部、 2c…上方、 3,3−1,3−2…ボルト、 4,4−1,4−2…ナット、 5…ネジ軸、 5a,31a…ネジ部、20,20′…底壁部、 21,22,21′,22′…側壁部、 23,23−1,23−2…挿通孔、 23′…ネジ孔、 31…ボルト本体、 32…頭部、 40…テーパ部、 201,202…セパレータ、 201a,202a…端部。

Claims (10)

  1. 底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、
    このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って当該底壁部に設けられた1以上の挿通孔にこの底壁部の下側から挿通された1以上のボルトと、
    上記底壁部の上側に突出した上記各ボルトのネジ部に螺合されたナットと
    を具備することを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  2. 請求項1に記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記ボルトの頭部を、上記セパレータ受け部の底壁部の下面に固着させた、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  3. 底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、
    このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って当該底壁部に設けられた1以上のネジ孔にこの底壁部の上側から螺入された1以上のボルトと、
    上記底壁部の下側に突出した上記各ボルトのネジ部に螺合されたナットと
    を具備することを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  4. 底壁部とこの底壁部の両側に設けられた側壁部とで形成され且つ長さ方向両端及び上方が開放されたセパレータ受け部と、
    このセパレータ受け部の長さ方向の中心軸に沿って当該底壁部に固着された状態で立設された1以上のネジ軸と、
    各ネジ軸のネジ部に螺合されたナットと
    を具備することを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、当該底壁部の両側に設けられた側壁部を平面状に形成すると共に互いに離れる方向に傾斜させることで、当該セパレータ受け部を断面視逆台形状に設定した、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記セパレータ受け部を、断面視V字形状に設定した、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、当該底壁部の両側に設けられた側壁部を幅方向に湾曲した曲面状に形成すると共に互いに離れる方向に傾斜させることで、当該セパレータ受け部を断面視椀形状に設定した、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  8. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記セパレータ受け部を、断面視円弧形状に設定した、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  9. 請求項1,請求項2又は請求項4のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記セパレータ受け部の底壁部を平面状に設定し、当該底壁部の両側に設けられた側壁部を平面状に形成すると共に当該底壁部に対して略垂直に起立させることで、当該セパレータ受け部を断面視コ形状に設定し、
    上記ナットの下部周面を、下方に狭まるテーパ状に設定した、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のセパレータ用ジョイントにおいて、
    上記ボルト又はネジ軸のネジ部を、当該ボルト又はネジ軸の先端部位から上記セパレータと接触部位の手前近傍までの間にのみ形成する、
    ことを特徴とするセパレータ用ジョイント。
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