JP3118186U - 熱転写リボン - Google Patents

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善之 富田
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Abstract

【課題】本考案は、エンド検知の際の誤検知を防止できる熱転写リボンを提供する。
【解決手段】本考案の熱転写リボンは、終端部にアルミ蒸着層を有するエンドフィルムが連接されてなる熱転写リボンであって、前記エンドフィルムのアルミ蒸着層が設けられた反対面に印刷層が設けられていることを特徴とする。本考案の熱転写リボンにおいて、前記印刷層が少なくともカーボンブラック又はアルミニウム顔料を含有することが好ましく、また、前記インク層が0.5以上の反射濃度を有する層であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は熱転写リボンに関し、より詳しくは、エンド検知の際の誤検知を防止できる熱転写リボンに関する。
従来、サーマルプリンタやファクシミリは、基材フィルムの片面に熱溶融性インク層が設けられた熱転写フィルムの裏側から所望箇所を加熱、加圧することにより、熱溶融インクを溶融させて受像紙に転写を行っている。
ところで、上記熱転写リボンは図1に示すようにコアに巻取られた形で用いられているが、通常コアに巻き取る際にはエンドフィルムを介してコアに巻き取られている。従来のエンドフィルムは、樹脂フィルムの表面にアルミニウムが蒸着されたものを用いており、その蒸着面が光を透過しない点を利用して、図2に示すように、例えばサーマルプリンタに設けられた透過型の検知センサと組み合わせて、終端検知を行うためのエンド検知フィルムとしての機能を有している。また、同様な原理で終端検知を行う例の一つとして、特許文献1は、熱転写シート部とエンドフィルム部を反射テープで接着して、その反射テープによりエンド検出を行うことを提案している。
しかしながら、一般的に用いられているアルミニウム蒸着フィルムをエンド検知フィルムとして用いた場合であっても、エンド検知を行わず、従って終端部を検知できずに、コアとエンドフィルムとの接続点まで繰り出されることにより、機械に過張力がかかり、ファクシミリ、サーマルプリンタ等の故障の原因となっていた。
特開2003−127544公報
本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、確実に終端部を検知することができるエンドフィルムを有する熱転写リボンを提供することを目的とする。
本考案の熱転写リボンは、終端部にアルミ蒸着層を有するエンドフィルムが連接されてなる熱転写リボンであって、前記エンドフィルムのアルミ蒸着層が設けられた反対面に印刷層が設けられていることを特徴とする。
本考案において、前記印刷層が少なくともカーボンブラック又はアルミニウム顔料を含有することが好ましい。また、前記インク層が0.5以上の反射濃度を有する層であることが好ましい。
従来技術におけるエンド検知を行わない現象は一般的には検知センサ自体の誤検知と考えられていたが、本考案者らが、種々検討した結果、アルミニウム蒸着フィルムの蒸着厚みのムラに起因していることがわかった。つまり、蒸着フィルムは通常アルミニウムが450Å程度蒸着されているが、蒸着の厚みムラにより検知センサの入射光が透過し、それにより誤検知していることが確認できた。
また、上記問題点の解決のためには、アルミニウムの蒸着厚を増やせば解決すると考えられるが、600Å程度まで厚みを増やしたとしても、蒸着厚みムラにより誤検知は解消しないことが確認された。またそれ以上厚みを増やすためには蒸着を2回実施しなければならない等、経済性に劣ったものとなり、現実には使用することが出来ない。
そこで本考案者らは種々検討した結果、アルミニウムが蒸着されている面とは反対側の面に、黒色又は銀色の印刷層を設けることにより解決できることを見出した。
(熱転写リボン自体の構成)
熱転写リボンの基材としては、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアリレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、アラミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンフィルム、セロファン等の合成樹脂フィルム、或いはコンデンサー紙、グラシン紙、トレーシング紙のような薄葉紙等が挙げられる。基材としては耐熱性フィルムが好ましく、特にポリエステルフィルムが価格、機械的強度、寸法安定性、耐熱性等の総合的見地から好ましい。
基材の厚さは1〜30μm好ましくは2〜15μmである。
基材の着色層が積層されている面とは反対側の面には転写時の加熱から基材等を保護するために、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂とイソシアネート樹脂との反応生成物、または耐熱粒子を含むアクリル樹脂等を含む、所謂耐熱保護層を形成することが好ましい。
(熱溶融転写層)
熱溶融転写層のワックスとしては、カルナウバワックス、パラフィンワックス、サゾールワックス、キャンデリラワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、木ロウ、蜜ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、部分変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等であるが、特に制限がない
熱溶融転写層の樹脂としては、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、テルペン樹脂やロジン樹脂等の石油系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体等特に制限はない。
熱溶融転写層の添加剤としては、着色層には本考案の目的を損ねない範囲で、必要に応じてクロマン系化合物、フェノール系化合物等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、4−チアゾリドン系化合物、紫外線吸収性ポリマー等の紫外線吸収剤等を含有させてもよい。またこの他に有機及び/または無機の充填材等の微粒子、離型剤、可塑剤、分散剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、消泡剤、レベリング剤等を含んでもよい。
熱溶融転写層の着色剤としては、顔料、染料としては、カーボンブラック、酸化鉄、群青、レーキレッド、酸化チタン、塩基性ベース系、ネオザポン系、ジスアゾ系、アゾ系、アントラキノン系、インジゴイド系、可溶性染料系、硫化系、フタロシアニン系、キノンイミン系、シアニン系、ニトロソ系、ニトロ系、スチルベン系、キノリン系、ピラゾロン系、金属錯塩系、ベンゾキノン系、ナフトキノ系等が挙げられるが、これらに限定されない。
上記着色剤層を含む各層の形成に用いられるワックス等の材料は、例えばホットメルト法により、トルエン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酢酸ブチル、ジオキサン等の溶媒に加えられ、必要に応じて、ボールミル、バスケットミル、アトライター等を用いて均一に分散、溶解された後基材に塗布、乾燥される。尚塗布に際してはグラビアコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、バーコーター、各種ブレードコーター、カーテンコーター等の従来使用されている各種塗布装置を使用することができる。
(エンドフィルム)
エンドフィルムの基材としては、特に限定はないが、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアリレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、アラミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンフィルム、セロファン等の合成樹脂フィルムの表面にアルミニウムが蒸着されたフィルムが好適に用いられる。フィルムの厚みは特に限定はないが、1〜30μmである。またアルミニウムの蒸着厚は400〜800Åである。これより薄いと印刷層を設けても誤検知を防止することが出来ず、またこれより厚いと経済性の観点から好ましくない。
印刷層は、グラビアコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、バーコーター、各種ブレードコーター、カーテンコーター等の従来使用されている各種塗布装置を使用して設けることができる。インク色は何色でもよいが、隠蔽性等の観点から黒色又は銀色が好ましい。
インク層の厚みは特に限定はないが、反射濃度が0.5以上であることが好ましく、1.0以上であることがより好ましい。この値未満であると誤検知を防止することができない恐れがある。また、反射濃度の上限は特に限定はないが、製造性及び経済性考慮すると3.0以下であることが望ましい。
実施例1
ポリエチレンテレフタレートフィルム(25μm)の表面にアルミニウムの蒸着層(450Å)が設けられたアルミ蒸着フィルム(麗光社製)の裏側に下記組成のインクをバーコーターにより塗工乾燥させてエンドフィルムを得た。
インクの組成:カーボンブラック 10部
テルペンフェノール樹脂 30部
トルエン 100部
熱転写シートを以下の手順で作製した。
厚さ5μmのポリエチレンフタレート(PET)フィルムの一方の面に下記組成(I)の塗布液を塗布量が0.3g/mとなるようにダイレクトグラビアコーターを用いて塗布し、乾燥させて耐熱保護層を形成した。
組成(I):シリコーン樹脂 10部
トルエン 45部
MEK 45部
上記PETフィルムの他方の面に下記組成(II)の塗布液を塗布量が0.5g/mとなるようにダイレクトグラビアコーターを用いて塗布し、乾燥させて剥離層を形成した
組成(II):ポリエチレンワックス 9部
エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部
トルエン 10部
この剥離層上に下記組成(III)の塗布液を塗布量が1.0g/mとなるようにダイレクトグラビアコーターを用いて塗布し、乾燥させて色剤層を形成し、熱転写シートを得た。
組成(III):カルナバワックス 10部
テルペンフェノール樹脂 30部
カーボンブラック 10部
トルエン 100部
得られた熱転写リボンの端部に図1に示すように接着層を介して上記エンドフィルムを取り付け、エンドフィルム側を巻始めとして、TEC社製B474のサーマルプリンタに合うようにロール状の熱転写リボン得た。得られた熱転写フィルムを用いて終端まで連続印刷を行い、終端検知の作動を確認した。上記と同様の試料を20000試料用意して動作確認を行ったところ、誤作動は1度も無かった。
尚、アルミ蒸着フィルムと同等厚の無蒸着のポリエチレンテレフタレートフィルムに実施例1と同条件でインク層を形成し、RD914(グレタグマクベス社製)で反射濃度を測定したところ、0.8であった。
実施例2
インク組成のカーボンブラックの配合量を7部とし、無蒸着のポリエチレンテレフタレートフィルムにインク層を形成した際の反射濃度計(RD914、グレタグマクベス社製製品名)により測定される反射濃度を0.5になるようにインク層厚を調整した以外は実施例1と同様にして熱転写リボンを得た。得られた熱転写リボンについて実施例1と同様の試験を行ったところ、1度も誤作動はなかった。
実施例3及び4
実施例1及び2のカーボンブラックに代えてアルミニウム顔料(平均粒径2μm)を用いた以外は実施例1及び2と同様にして、それぞれ実施例3及び4を行って熱転写リボンを得た。得られた熱転写リボンについて実施例1と同様の試験を行ったところ、1度も誤作動はなかった。
比較例1
インク組成のカーボンブラック配合量を7部とし、無蒸着のポリエチレンテレフタレートフィルムにインク層を形成した際の反射濃度計(RD914、グレタグマクベス社製製品名)により測定される反射濃度を0.4になるようにインク層厚を調整した以外は実施例1と同様にして熱転写リボンを得た。得られた熱転写リボンについて実施例1と同様の試験を行ったところ、1度誤作動を生じた。
比較例2
実施例1で用いたポリエチレンテレフタレートフィルム(25μm)の表面にアルミニウムの蒸着層が設けられたアルミニウム蒸着フィルム(麗光社製)のみを用いてエンドフィルムとした以外は実施例1と同様の熱転写リボンを得た。得られた熱転写リボンについて実施例1と同様の試験を行ったところ、3度誤作動を生じた。
熱転写リボンがコアに巻取られた状態における熱転写シート部及びそれに連接するエンドフィルム部を示す模式的概略図である。 熱転写リボンのエンド検知方法を説明するための模式的概略図である。

Claims (3)

  1. 終端部にアルミ蒸着層を有するエンドフィルムが連接されてなる熱転写リボンであって、前記エンドフィルムのアルミ蒸着層が設けられた反対面に印刷層が設けられていることを特徴とする熱転写リボン。
  2. 前記印刷層が少なくともカーボンブラック又はアルミニウム顔料を含有することを特徴とする請求項1に記載の熱転写リボン。
  3. 前記インク層が0.5以上の反射濃度を有する層であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写リボン。
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