JP3117892B2 - 定着装置 - Google Patents
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- JP3117892B2 JP3117892B2 JP07044647A JP4464795A JP3117892B2 JP 3117892 B2 JP3117892 B2 JP 3117892B2 JP 07044647 A JP07044647 A JP 07044647A JP 4464795 A JP4464795 A JP 4464795A JP 3117892 B2 JP3117892 B2 JP 3117892B2
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Description
ァクシミリ、同プリンター等の電子写真プロセスを利用
した機器に使用する定着装置に関するものである。
リ、同プリンター等の電子写真プロセスを利用した機器
に使用される定着装置は、定着ローラと、定着ローラに
圧接する加圧ローラとからなり、そのどちらか一方、あ
るいは両方を加熱し、このローラ対の間に記録材を搬入
して定着を行うローラ方式が一般的に用いられている。
においては、一対のローラを同期して回転させなければ
ならない。また、ローラをそれぞれ回転自在に支持する
必要があるため構造が複雑になり、コストアップになる
と共に、装置が大型化するという問題があった。この問
題を解決するために、加圧ローラの代わりに非回転の押
圧部材を定着ローラに圧接させて、定着ローラと押圧部
材との間に記録材を搬入させて定着を行う加圧パッド方
式が、特公昭55−36996号公報に開示されてい
る。また、加圧ローラの代わりに圧力ウェブ部材を定着
ローラに所定の巻付角で圧接させて、定着ローラと圧力
ウェブ部材との間に記録材を搬入させて定着を行う加圧
シート方式が、特開平1−304481号公報に開示さ
れている。
0を用いて説明する。定着ローラ112は、アルミニウ
ムからなる中空ローラ112aの周辺面にシリコーンゴ
ム等の大きい摩擦係数を持つ被覆層112bを設けて構
成されている。定着ローラ112の下面には、押圧部材
111が設けられる。また、定着ローラ112と対面す
る面、即ち、押圧面は4フッ化エチレン樹脂等の摩擦係
数の小さい物質からなる被覆層114によって構成され
ている。押圧部材111は軸117で支持された加圧板
116の上面に固定されており、加圧スプリング118
により所定の圧力で定着ローラ112に圧接されてい
る。そして、定着ローラ112と押圧部材111との間
に未定着トナー像102を有する用紙101が搬送され
定着が行われる。
を図21を用いて説明する。定着ローラ122は、アル
ミニウムからなる中空ローラ122aの周辺面にシリコ
ーンゴム等の大きい摩擦係数を持つ被覆層122bを設
けて構成されている。圧力ウェブ部材121の一端部は
フレーム123に係止されており、反対端部はコイルス
プリング128により所定の張力で張り渡され、定着ロ
ーラ122に所定の巻付角αで圧接されている。そし
て、定着ローラ122と圧力ウェブ部材121との間に
未定着トナー像102を有する用紙101が搬送され定
着が行われる。
圧パッド方式による定着装置においては、 押圧部材111に対する被覆層114の接着強度が弱
いため、定着ローラ112との摺動により、すぐに磨
耗、剥離してしまう 用紙101を搬入する前の前回転や連続通紙時の紙間
等の非通紙時には、定着ローラ112の回転により、押
圧部材111にせん断力が作用し、図22に示すように
押圧部材111が変形してしまう 押圧部材111と加圧板116との接着強度を増大さ
せるために両者の接着面積を大きくした場合、押圧部材
111が大型化し、コスト高になる 押圧部材111の硬度が高すぎると十分なニップ幅が
得られず、定着ローラ112の長手方向に定着ムラが生
じやすい。逆に、押圧部材111の硬度が低すぎると永
久歪みが生じやすい 押圧部材111及び被覆層114は、加圧板116に
固定されているため、紙搬送は定着ローラ112の搬送
力に頼らざるを得ず、紙搬送が行いにくく、通紙不良が
起こりやすい 定着ローラ112に被覆された被覆層112bのみで
離型性と紙搬送性との両方の相反する性能を満足させる
ためには、大きな搬送力が必要となり、搬送力の最適化
が要求されるという問題を有している。
においては、 十分な定着力(定着強度)を得るためには、定着ロー
ラ122に対する圧力ウェブ部材121の巻付角αを大
きくする必要があり、定着後の用紙101のカールが大
きくなってしまう 定着ローラ122に対する圧力ウェブ部材121のロ
ーラ長手方向の圧力分布が不均一になりやすく、定着ム
ラが発生しやすいという問題を有している。
等に共通したものとして、 両面プリント時等の裏面にトナー画像が記録されてい
る用紙(以後、裏紙と称する)の定着を行った場合、用
紙裏面と押圧部材111、もしくは圧力ウェブ部材12
1との摺動により用紙裏面のトナー画像が流れたり(以
後、像流れと称する)、用紙裏面のトナーと押圧部材1
11、もしくは圧力ウェブ部材121とが溶着して、ジ
ャムが発生しやすいという問題を有している。
たものであって、その目的は、耐久性に優れ、定着性及
び通紙性等が良好で信頼性の高い定着装置を提供するこ
とにある。
めに、本発明の請求項1記載の定着装置は、定着ローラ
と、該定着ローラの外周面に圧接して配置された加圧部
材とを備え、上記定着ローラと加圧部材との間に未定着
トナー像を有する記録材(例えば、用紙)を搬送するこ
とにより、上記記録材に未定着トナー像を定着させる定
着装置において、上記定着ローラと加圧部材との間にガ
ラス繊維を基材とする耐熱シートを設け、上記定着ロー
ラと耐熱シートとの間に上記記録材を搬送させ、上記耐
熱シートは、記録材搬送方向の長さが上記加圧部材の長
さより長く形成され、上記搬送方向に対して上流側に固
定されており、上記定着ローラより上流側が、下流側に
比べてほぼ上記加圧部材の厚み分だけ高い階段状となっ
ており、この階段状の下段側にて上記加圧部材を固定
し、この階段状の上段側にはさらに、上記耐熱シートの
厚み分の段差が形成された加圧部材固定台を備えたこと
を特徴としている。
トと加圧部材との間に金属箔を設けることを特徴として
いる。
トは、上記加圧部材とは接着されていないことを特徴と
している。
と、該定着ローラの外周面に圧接して配置された加圧部
材とを備え、上記定着ローラと加圧部材との間に未定着
トナー像を有する記録材を搬送することにより、上記記
録材に未定着トナー像を定着させる定着装置において、
上記定着ローラと加圧部材との間にガラス繊維を基材と
する耐熱シートを設け、上記定着ローラと耐熱シートと
の間に上記記録材を搬送させ、上記耐熱シートと加圧部
材との間に金属箔を設けることを特徴としている。請求
項5記載の定着装置は、上記耐熱シートを定着前ガイド
と兼用させることを特徴としている。
はガラス繊維を基材としているので、耐熱シート自体の
引っ張り強度が強化され、熱や定着ローラの引張力によ
り伸びることはない。また、定着ローラに対する耐磨耗
性も優れているので、耐熱シートの耐久性をよくするこ
とができる。
が上記加圧部材の長さより長く形成されるので、耐熱シ
ートの接着面積を広くとることができる。従って、耐熱
シートは容易に十分な接着強度を確保することができ、
耐熱シートの磨耗、剥離を防ぐことができる。また、耐
熱シートは記録材搬送方向に対して上流側に固定されて
いるので、耐熱シートに紙ガイドの機能を持たせること
が可能となる。従って、安定した通紙を行うことができ
る。また、耐熱シートが固定されていることにより、加
圧部材には定着ローラの回転によるせん断力は作用しな
い。それゆえ、加圧部材は変形することがなく、耐久性
が向上する。さらに、加圧部材にはせん断力が働かない
ので、加圧部材を固定するための接着面積を考慮する必
要がない。従って、加圧部材は必要最低限の大きさにす
ることができるので、小型化が可能となり、コストの低
減につながる。
ートが加圧部材とは接着されていないことにより、加圧
部材による押付効果を損なうことなく、トナーの定着性
を向上させることができる。これとは逆に、耐熱シート
と加圧部材とを接着した場合には、加圧部材の弾性効果
が薄れるので、耐熱シートと加圧部材とを接着しない場
合に比べニップ幅が減少し、トナーの定着性が悪くな
る。
ば、耐熱シートと加圧部材との間に金属箔を挿入するこ
とにより、定着ローラによる熱や定着ローラとの摩擦に
よる熱が耐熱シートに蓄積されずに金属箔に流入する。
従って、耐熱シートの温度が低くなるので、像流れを起
こしにくい。また、耐熱シートに熱が蓄積することによ
る耐熱シートの劣化が少なくなり、耐久性に優れる。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実
施例に係る定着装置は、レーザプリンタに適用した場合
について説明する。
に、給紙部10、画像形成装置20、レーザ走査部3
0、及び本発明の定着装置50を有している。給紙部1
0はプリンタ内部にある画像形成装置20に用紙1を搬
送し、画像形成装置20は搬送された用紙1上にトナー
像を転写する。用紙1はさらに送り込まれ、定着装置5
0によりトナーは用紙1上に固定される。その後、用紙
搬送ローラ41・42によりプリンタ外部に排出され
る。即ち、用紙1は図中の太線で示される矢印Aの経路
を辿る。
ローラ12、用紙分離摩擦板13、加圧バネ14、用紙
検知アクチュエータ15、用紙検知センサ16、及び制
御回路17を有している。
リント命令を受け、給紙ローラ12、用紙分離摩擦板1
3、加圧バネ14の作用により、一枚ずつ給紙され、プ
リンタ内部に給送される。送り込まれた用紙1は、用紙
検知アクチュエータ15を倒し、用紙検知光学センサ1
6に電気信号として出力させ、画像印刷の開始を指示す
る。用紙検知アクチュエータ15の動作により起動され
た制御回路17は、画像信号をレーザ走査部30のレー
ザダイオード発光ユニット31に送り、発光ダイオード
の点灯/非点灯を制御する。
オード発光ユニット31、走査ミラー32、走査ミラー
モータ33、及び反射ミラー35・36・37を備えて
いる。
により高速かつ定速に回転する。即ち、図2において、
レーザ光34は紙面に対して垂直方向に走査することに
なる。レーザダイオード発光ユニット31から照射され
たレーザ光34は、反射ミラー36・35・37を介し
て後述の感光体21へ照射される。このとき、レーザ光
34は、上記制御回路17からの点灯/非点灯の情報を
基に、感光体21上に選択的に露光する。
写ローラ22、帯電部材23、現像ローラ24、現像ユ
ニット25、及びクリーニングユニット26を備えてい
る。
3により帯電された感光体表面電荷を選択的に放電させ
静電潜像が形成される。現像に供されるトナーは現像ユ
ニット25に蓄積されている。現像ユニット25内で適
度な攪拌により電荷付与されたトナーは現像ローラ24
表面に付着し、現像ローラ24に与えられた現像バイア
ス電圧及び感光体表面電位の作り出す電界の作用によ
り、静電潜像に応じたトナー像を感光体21上に形成す
ることができる。
感光体21と転写ローラ22とに挟まれ送られる。そし
て、転写ローラ22に印加された転写電圧の与える電界
の作用により、感光体21上のトナーは電気的に吸引さ
れ用紙1に転写される。このとき、感光体21上のトナ
ーは転写ローラ22により用紙1に転写されると共に、
未転写トナーはクリーニングユニット26により回収さ
れる。
る。そこで、加圧部材51及び140℃に保たれた定着
ローラ52により適度な温度と加圧力とが与えられる。
そして、トナーは溶解し、用紙1に固定され堅牢な画像
となる。用紙1は用紙搬送ローラ41・42により搬送
され、機外に排出される。上記定着装置50について
は、次に詳しく述べる。
加圧部材51、定着ローラ52、及び下フレーム53を
備えている。定着ローラ52は薄肉アルミニウム製の円
筒体の外周面全周に離型性、紙搬送性、及び耐熱性が良
好である合成樹脂材料、例えばシリコンゴムなどの紙搬
送性の良好な耐熱ゴムが被覆されたものである。定着ロ
ーラ52の軸芯部にはヒーターランプ55が挿入されて
いる。
状の軸受60(エスベアSS745:スターライト工業
(株)社製)が定着ローラ軸に対して垂直に配置されて
いる。軸受60は、耐熱性樹脂で構成されている定着カ
バー59(レマペット:三菱油化(株)社製)にはめこ
まれている。定着カバー59は、加圧力が1200gf
の加圧スプリング58を介して、上フレーム61から加
圧された構成となっている。
ポンジゴム(シリコンスポンジゴムTL4400:イノ
アック(株)社製)であり、アスカーC硬度で約30°
である。この加圧部材51は、L曲げ板金56(SEC
C:厚さt1)と定着ローラ52の外周面との間に位置
しており、加圧スプリング58の作用により圧接されて
いる。また、加圧部材51は、L曲げ板金56上に耐熱
性両面テープ(両面テープ5302A:日東電工(株)
社製)により固定されている。さらに、加圧部材51
は、L曲げ板金56の両端部付近で下フレーム53から
突出したボスに嵌め込まれ、下フレーム53に固定され
ている。
には、下フレーム53に耐熱性両面テープで固定された
耐熱シート54が挿入されている。耐熱シート74はガ
ラス繊維(厚さ100μm)の基材に離型性及び耐熱性
の良好な合成樹脂材料、例えばPFA(四フッ化エチレ
ン=パーフロロアルキルビニールエーテル共重樹脂)、
PTFE(四フッ化エチレン樹脂)等のフッ素樹脂等の
被覆あるいは含浸したもの(厚さ100μm)である。
本実施例では耐熱シート54としてPTFEシート(一
般的な対アルミニウムの摩擦係数は0.04〜0.1)
を採用している。
り上流側(用紙1が搬入される側)が下流側に比べて、
ほぼ加圧部材51と耐熱シート54との厚み分だけ高く
なっている。その高さの境界部分にL曲げ板金56が嵌
め込まれている。また、上記上流側は用紙1の搬入をガ
イドする定着前ガイド57となっており、下流側は定着
が終了した用紙1の排出のガイドをする定着ガイド62
となっている。
定着トナー像2がのった用紙1は通紙方向(矢印B方
向)に移動し、定着前ガイド57により定着ローラ52
と耐熱シート54との間のニップ部を通過する。このと
き、定着ローラ52の熱及び圧力により、用紙1上に静
電付着している未定着トナー像2が用紙1に固定され、
所望の文字及び図形が形成される。その後、定着ガイド
62上を通過し排紙される。このような構成により電子
写真プロセスの最終定着を行う。
は紙を通紙方向に搬送するための紙搬送力が必要であ
る。簡単な過程により(a)白紙通紙、(b)100%
黒ベタ印字紙通紙の2種類の場合に必要な紙搬送力を図
3に基づいて説明する。但し、100%黒ベタ印字紙と
は、定着ローラ52側は未定着トナー像2による黒ベタ
であり、耐熱シート54側は定着が終了した定着トナー
像3による黒ベタとする。
には、 μ1 (t1 ,m)・p>μ2 (t2 ,m)・p+Mp …(1) μ1 :定着ローラ52のコート材と用紙1との間の摩擦
係数 μ2 :耐熱シート54材と用紙1との間の摩擦係数 p :用紙1に加えられる加圧力 Mp :用紙1の抵抗力と搬送力 の関係が満足されていなければならない。即ち、μ1 >
μ2 の関係を満たしていなければならない。但し、摩擦
係数μ1 はコート材の温度及び材料に依存する係数であ
る。同様に、摩擦係数μ2 はシート材の温度及び材料に
依存する係数である。
係数μ2 より、定着ローラ52と用紙1との摩擦係数μ
1 を大きくすることによって、安定した紙搬送を行うこ
とができ、通紙不良が少なくなる。
力pが1400gf、搬送力Mp が100gfであり、
このとき摩擦係数μ1 は0.17以上必要となる。ま
た、摩擦係数μ2 が0.1、搬送力Mp が100gfで
加圧力pを1000gfとした場合は、摩擦係数μ1 は
0.2以上必要となる。さらに、摩擦係数μ2 が0.1
5の場合は、摩擦係数μ1 は0.25以上必要となる。
従って、耐熱シート材54は摩擦係数μ2 が小さい材料
がよく、加圧力pは大きいほうがよいことになる。しか
し、加圧力pが大きすぎると、摩擦トルクが大きくな
り、装置全体としてコストアップにつながる。
場合は、 μC (t1 ,m)・p>μS (t2 ,m)・p+Mp …(2) F2 ,F2 ’>F3 >F1 …(3) μC :定着ローラ52のコート材と用紙1との間の摩擦
係数 μS :耐熱シート54材と用紙1との間の摩擦係数 p :用紙1に加えられる加圧力 Mp :用紙1の抵抗力と搬送力 F1 :コート材とトナーとの表面張力(耐離型性) F2 :定着ローラ52側の用紙1とトナーとの表面張力
(耐離型性) F2 ’:耐熱シート54側の用紙1とトナーとの表面張
力(耐離型性) F3 :シート材とトナーとの表面張力(耐離型性) 上記(2)・(3)の関係を同時に満足していなければ
ならない。但し、上記白紙通紙の場合と同様に、摩擦係
数μC ・μS 、表面張力F1 ・F2 ・F2 ’・F3 は、
それぞれ温度及び材料によって決まる。
変化し、温度が高いと他物質との表面張力及び摩擦係数
は大きくなる。従って、100%黒ベタ印字紙通紙の場
合は、白紙の場合より条件が厳しくなる。つまり、μS
>μ2 となり、白紙の場合より摩擦係数μS 、即ち、紙
搬送力Mp の大きいコート材が必要となる。
きの通紙状態の評価を行った。このとき、黒トナー濃度
1.4の両面黒ベタ紙(定着面:未定着黒ベタ、シート
面:定着黒ベタ)を用いた。定着ローラ52は離型性、
耐熱性及び搬送性を兼ねたものであり、その搬送力が1
70gf、250gf、300gf、500gf、15
00gfの5種類のものを使用した。また、通紙は通紙
間隔が3secであるマルチプリント(非通紙状態の3
sec間は140℃で温度調節)と通紙間隔が60se
cであるシングルマルチプリント(非通紙状態の60s
ec間は温調OFF)とで行い、それぞれ通紙速度25
mm/secで行った。この結果を表1に示す。
gf、1500gfのとき、マルチプリント及びシング
ルマルチプリントの通紙性は良好であった。さらに、本
定着装置のライフである60K相当時間を定着ローラ温
度140℃で空回転(耐熱シートとは摩擦)を行った。
即ち、本実施例に用いたレーザプリンタは4枚/min
プリントであるので、1500min(250hou
r)を、通紙なしでローラ表面温度140℃で回転させ
続けたところ、紙搬送力が約10%低下した。この理由
は、定着ローラ52と耐熱シート54(本実験ではPT
FEシート)との摩擦、及びPTFEシート54から定
着ローラ52のコート層側にPTFEが移行するという
2つの大きな理由が考えられる。
搬送力としては300gf以上が望ましい。この結果、
最低紙搬送力を決定することでどのような種類の用紙に
対しても通紙不良を起こすことなく、安定した通紙を行
うことができる。また、上記最低紙搬送力に近い値を紙
搬送力とすることで、トナーとの離型性が良好な定着ロ
ーラ52を得ることができる。従って、紙搬送力は約3
50gfが最適値である。
て説明する。定着ローラ52と耐熱シート54との間に
白紙(128g)を挿入する。定着ローラ52を回転さ
せ、定着ローラ温度を140℃に温度調節し、用紙1を
搬送する。このとき、用紙1に取り付けられたバネばか
り63を引っ張ると、定着ローラ52が回転中に用紙1
の搬送が停止する。その後、徐々にバネばかり63の引
張力を弱めると、再び用紙1が搬送され始める。用紙1
が再搬送され始めた時点でのバネばかり63の値を紙搬
送力とした。
図5ないし図14に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。なお説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した
部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を
省略する。
づいて説明する。定着装置70は、下フレーム73と、
実施例1と同様の加圧部材51及び定着ローラ52とを
備えている。即ち、定着ローラ52は薄肉アルミニウム
製の金属円筒体52aの外表面に、離型性及び耐熱性の
良い合成樹脂材料52b、例えばシリコンゴム等が被覆
されたものであり、その軸芯部にヒーターランプ55が
挿通されている。
軸受60・60により回転自在に支持されている。軸受
60・60は、それぞれ加圧スプリング58・58を介
して上フレームに取り付けられている。即ち、定着ロー
ラ52は、加圧スプリング58・58により耐熱シート
74及び加圧部材51に対し、1200gfの所定加圧
力で圧接している。このとき、定着ローラ52と耐熱シ
ート74とにより形成されるニップ幅は約1mmであ
る。
を介して加圧部材51が配置されている。加圧部材51
は、厚さ2mmのシリコンスポンジゴムからなり、硬度
はアスカーCで約30°である。加圧部材51は下フレ
ーム73上に両面テープを介して接着されている。
の幅は、加圧部材54の幅より長く形成されている。そ
して、所定の幅で下フレーム73に接着されている。こ
の接着方法については後で詳しく述べる。耐熱シート7
4は厚さ50μmのガラス繊維の基材に、離型性及び耐
熱性の良い合成樹脂材料、例えばPFA、PTFE等の
フッ素樹脂等を被覆、含浸したもの(厚さ50μm)で
ある。
り上流側(用紙1が搬入される側)が下流側に比べて、
ほぼ加圧部材51の厚み分だけ高い階段状となってい
る。この階段状の上段側にはさらに、耐熱シート74の
厚み分の段差が形成されており、耐熱シート74を下フ
レーム73に接着したとき、用紙1が耐熱シート74に
ひっかからないようになっている。
リント動作時には定着ローラ52は矢印C方向に回転す
ると共に、ヒーターランプ55により加熱され、図示し
ない温度制御装置により140℃に維持される。その
後、ニップ部に未定着トナー像2を有する用紙1が通紙
される。このとき、定着ローラ52と用紙1との摩擦力
が用紙1と耐熱シート74との摩擦力より大きいため、
用紙1は定着ローラ52の回転により搬送され定着が行
われる。
の取付け方法を図13・14に基づいて説明する。ま
ず、図13(a)に示すように、加圧部材51は両面テ
ープ51aにより下フレーム73に固定される。次に耐
熱シート74は、図14に示すように、耐熱シート74
の裏面上流側に幅L2 にわたって粘着剤74aを塗布す
る。なお、裏面上流側とは、耐熱シート74の下フレー
ム73に接着する面であり、用紙1が搬送されてくる方
向である。そして図13(a)に示すように、通紙方向
に対し上流側の下フレーム73に設けられた段差面Dに
接着する。但し、加圧部材51とは接着しない。図13
(b)に加圧部材51と耐熱シート74とを下フレーム
73に取り付けた最終状態を示す。
いて図7ないし図12に基づいて説明する。従来の定着
装置に用いられる粘着剤付きシートの作製方法としては
打ち抜きによりものがある。この従来の方法を本実施例
の耐熱シート74の作製に適用した場合に一般的に考え
られる方法は次のようになる。即ち、図7に示すよう
に、裏面に幅L2 ’の粘着剤74a’がストライプ状に
塗布された一体物のシートから図中の破線で示した位置
を打ち抜くことにより、幅L1 ’の耐熱シート74’が
作製される。この場合、打ち抜く位置が若干ずれると、
図8(a)に示すように、シート先端部に粘着剤74
a’が塗布されていない耐熱シート74’や、図8
(b)に示すように、シート後端部に粘着剤74a’が
塗布された耐熱シート74’等が作製される可能性があ
る。シート先端部に接着剤74a’が塗布されていない
耐熱シート74’を使用した場合、図9(a)に示すよ
うに、シート先端がめくれ、紙ジャムの原因になる。ま
た、シート後端部に粘着剤74a’が塗布された耐熱シ
ート74’を使用した場合、図9(b)に示すように、
加圧部材51の一部に耐熱シート74’が接着するた
め、定着不良の原因となる。
は以下の方法により作製した。即ち、図10に示すよう
に、一体物のシートの裏面に幅L4 (=2×L2 ’)の
粘着剤74aを幅L3 (=2×L1 ’)のピッチで、定
着ローラ52の軸方向に対応する方向にストライプ状に
塗布する。そのシートを図中の破線で示すように、粘着
剤塗布部の中央と、非粘着剤塗布部の中央とをそれぞれ
定着ローラ52の軸方向に打ち抜くことにより耐熱シー
ト74を作製する。
が若干ずれても、図11に示すように、粘着剤塗布部の
幅が最小幅L2minから最大幅L2maxまでの間でばらつく
だけである。この結果、従来の方法によるシート先端部
に接着剤74a’が塗布されていない耐熱シート74’
やシート後端部に接着剤74a’が塗布された耐熱シー
ト74’等が作製される可能性がほとんどない。これに
より、耐熱シート74をより安価に作製することがで
き、さらに定着装置の品質を安定することができる。
に、粘着部の幅が最大幅L2maxとなる場合でも加圧部材
51に粘着剤74aが接着しないように、加圧部材51
の位置を設定する。また、図11(b)に示すように、
粘着部の幅が最小幅L2minの場合でも粘着剤74aの接
着強度が十分となるように接着剤74aのピッチ幅L3
及び耐熱シート74の幅を設定する。
連続通紙時の紙間時では、耐熱シート74は定着ローラ
52の摩擦力により通紙方向に約120gfの力で引っ
張られる。しかしながら、耐熱シート74と下フレーム
73との間の接着強度は粘着剤74aの幅が最小幅L
2minの場合でも1000gf以上あるので、耐熱シート
74が剥離することはない。また、耐熱シート74自体
の引っ張り強度もガラス繊維により強化されているの
で、熱や定着ローラ52の引張力により伸びることはな
い。さらに、耐熱シート表面のフッ素樹脂は、基材であ
るガラス繊維に含浸しているため、通常のフッ化樹脂の
コーティングに比べて接着強度が高く、耐磨耗性に優れ
る。つまり、耐熱シート74の耐久性を向上することが
できる。
圧部材51の幅より長くし、下フレーム73に固定して
紙ガイドの機能を持たせることにより、安定した通紙を
行うことができる。さらに、耐熱シート74を下フレー
ム73に固定することにより、耐熱シート74の接着面
積を広くとることができるので、容易に十分な接着強度
を得ることができる。また、耐熱シート74を下フレー
ム73に固定しているので、加圧部材51には、定着ロ
ーラ52の回転による摩擦力は作用しない。従って、加
圧部材51には垂直方向の加圧力のみ作用するので、従
来の加圧パッド方式の問題点であったせん断力による加
圧部材51の変形といった問題は生じない。
ップ幅を得るための最低限の大きさまで小さくすること
ができる(本実施例では幅4mm)ので、装置の小型
化、低コスト化に有利である。さらに、この加圧部材5
1により、耐熱シート74を定着ローラ52に対し、定
着ローラ52の長手方向に均一な圧力で押し付けること
ができるので、均一な定着性を得ることができる。従来
の加圧シート方式に比べ、単位面積当たりの加圧力を大
きくできる分、ニップ幅を小さく設定(本実施例では1
mm)できるので、用紙1のカールも問題とならない。
プリング58・58による加圧力と、トナーの定着性や
裏紙通紙性等との関係を調べた。但し、加圧力は2つの
加圧スプリング58・58の合計とする。定着性はこす
り試験による残存率で評価した。裏紙通紙性は、裏面1
00%印字サンプルを通紙したときにジャムするかどう
かを評価した。裏面像流れは、裏面に定着ローラ52長
手方向に線幅0.2mmの螺旋を印字したサンプルを通
紙し、像が流れるかどうかを評価した。これを表2に示
す。
に裏紙通紙性や裏面像流れが悪化する。これは加圧力を
高くするとニップ幅が大きくなるので、用紙裏面のトナ
ーの加熱時間が伸びる、また用紙1と耐熱シート74と
の密着性が向上するためと考えられる。表2より定着性
と裏紙通紙性、裏面像流れをすべて満足する加圧力とし
ては1000〜1400gfとなることがわかる。従っ
て、上記範囲に加圧力を設定することにより、十分な定
着性を維持し、両面プリント時の問題点である像流れや
ジャム等を解消できる。本実施例では片側600gfの
加圧スプリング58を用いて、トータル1200gfの
加圧力としている。
実施例ではシリコンスポンジゴム)とを耐熱性両面テー
プを用いて貼り合わせた場合と貼り合わせなかった場合
との定着性(こすり試験による残存率)を比較した。そ
の結果を表3に示す。
1とは貼り合わせないほうが定着性がよい。これは耐熱
性両面テープで貼り合わせた場合、テープの厚み、硬
度、及び貼り合わせによる拘束によりシリコンスポンジ
ゴムの弾性効果が薄れ、貼り合わせがない場合に比べニ
ップ幅が減少するためと考えられる。従って、耐熱シー
ト74と加圧部材51を貼り合わせないことにより、押
付効果を損なうことなく、定着性を向上させることがで
きる。
化させて、加圧部材51の永久歪み、及び定着性を評価
した。永久歪みは高温・高湿(35℃・90%)の環境
下で放置したときの歪みを測定した。この結果を表4に
示す。
用いた場合、永久歪みの点では問題なかった。しかし、
ソリッドゴムはスポンジゴムに比べ硬度が高いので、均
一なニップ幅が確保できず、定着ローラ52の長手方向
に定着ムラが発生した。加圧部材51にシリコンスポン
ジゴムを用いた場合、アスカーC硬度が30°以上の場
合、永久歪みは発生せず、定着性も十分であった。アス
カーC硬度が20°以下では定着性は十分であったが、
硬度が低くすぎて永久歪みが発生した。
で、アスカーC硬度が20°を越えるもので形成すれ
ば、加圧部材51に永久歪みの発生を抑え、十分な定着
性を確保することができる。本実施例では、アスカーC
硬度30°のシリコンスポンジゴムを採用している。
図15ないし図17に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお説明の便宜上、前記の実施例の図面に示し
た部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明
を省略する。
ように、下フレーム83と、実施例1と同様の加圧部材
51及び定着ローラ52とを備えている。また、実施例
2と同様の耐熱シート74を用いている。
製の円筒体(φ14、厚さt0.5)の外周面全周に離
型性、紙搬送性、及び耐熱性が良好である合成樹脂材
料、例えばPTFE、PFA等の離型性の良好なフッ素
樹脂を主成分として、フッ素ゴムあるいはシリコンゴム
などの紙搬送性の良好な耐熱ゴムが被覆されたものであ
り、その軸芯部にはヒーターランプ55が挿入されてい
る。
ンジゴムからなり、下フレーム83上にL曲げ板金を通
じて接着されている。加圧部材51の硬度はアスカーC
で約30°である。加圧部材51の上方には耐熱シート
74が加圧部材51より通紙方向に長く配置されてい
る。耐熱シート74はガラス繊維(厚さ100μm)の
基材に離型性及び耐熱性の良好な合成樹脂材料、例えば
PFA、PTFE等のフッ素樹脂等の被覆あるいは含浸
したもの(厚さ100μm)であり、これは通紙方向に
対し、上流側に貼り付けられている。耐熱シート74と
下フレーム83とは耐熱性樹脂で接着されている。下フ
レーム83は、実施例2の下フレーム73よりも耐熱シ
ート74を取り付ける部分の段差(本実施例では2.5
mm)が大きくなっている。定着ローラ52より上部の
構成は実施例1と同様である。
その部分に通紙方向の長さを加圧部材51より長くした
耐熱シート74を通紙方向に対し上流側に配置させるこ
とにより、耐熱シート74を定着前ガイドと兼用させる
ことができる。これにより、通紙性能が向上できる。ま
た、実施例2に比べて、下フレーム83の段差を大きく
したので、より安定した紙搬送を行うことができる。
た。紙カール量は、図16に示すように、定着ローラ5
2の中心を通る垂直軸と、耐熱シート74あるいは加圧
部材51の通紙方向下流側端点との距離をLとし、距離
Lが変化したときの紙カール量を調べた。なお、紙カー
ル量は、図17に示すように、通紙後に用紙1を平らな
面に置いたときの平坦面から用紙1の4つの頂点1a・
1b・1c・1dまでの高さをそれぞれ測定し、平均す
る。さらに、用紙1を10枚測定したときの平均を紙カ
ール量とする。この紙カール量が8mm以下を望ましい
紙カール量である。この結果を表5に示す。
カール量が少なくなることがわかる。しかし、距離Lが
0であると、定着ローラ52と耐熱シート74との間に
形成されるニップ幅がとれなくなる。耐熱シート74に
対する片側の加圧力が600gf、全体で1200gf
である場合、ニップ幅は約1mmとなる。従って、距離
Lの最小値としては(ニップ幅/2)で0.5mmが導
かれる。また、距離L>2mmの場合、紙カール量は基
準値8mm以下を満足しない。この結果、距離Lが0.
5≦L≦2の条件を満たすとき、定着装置80は十分な
定着性を維持し、紙カール量を少なくすることができ
る。
ート74及び加圧部材51後端と定着ローラ52の中心
とを結ぶ線と、耐熱シート74あるいは加圧部材51の
垂線とのなす角度をθとすると、上記L≦2はθ<20
°と言い換えることができる。
0に変更して上記と同様の実験を行ったところ、表6の
結果を得た。
基準値8mm以下を満足していることがわかる。L≦4
は上記角度θで表すとθ<20°と言い換えることがで
きる。以上の結果より、θ<20°の条件を満足してい
れば、紙カール量は少なく画像特性も満足できる。な
お、ここでは、耐熱シート74と加圧部材51の通過方
向に対し後端部を等しくしたが耐熱シート74を加圧部
材51より長くしても同様の結果が得られた。
図18及び図19に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。なお説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した
部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を
省略する。
ように、実施例3と同様の下フレーム83、加圧部材5
1及び定着ローラ52とを備えている。また、加圧部材
51の上方には耐熱シート74及び金属箔94が配置さ
れている。
ンスポンジゴムからなり、硬度はアスカーCで約30°
である。加圧部材51は、下フレーム83上にL曲げ板
金56を通じて接着されている。耐熱シート74はガラ
ス繊維(厚さ100μm)の基材に離型性及び耐熱性の
良好な合成樹脂材料、例えばPFA、PTFE等のフッ
素樹脂等の被覆あるいは含浸したもの(厚さ100μ
m)である。耐熱シート74の下側の金属箔94は硬質
アルミ箔(厚さ40μm)を使用し、これらは通紙方向
に対し上流側に貼り付けられている。耐熱シート74と
金属箔94とは厚さ30μmの耐熱性樹脂で接着されて
おり、金属箔94が下フレーム83と耐熱性樹脂で接着
されている。定着ローラ52より上部の構成は実施例1
と同様である。
性試験及び裏紙像流れの試験を行った。金属箔94の材
料を硬質アルミ、銅、ステンレスの3種類を用意し、金
属箔94の厚みはすべて40μmとした。また、通紙速
度は25mm/sec、定着ローラ温度は140℃の条
件とした。ここで、裏紙像流れは、紙の裏面に定着ロー
ラ52の長手方向に紙先端から5mmの位置に螺旋(線
幅0.5mm)を印字したサンプルを通紙し、像が流れ
るかどうかを調べた。図19に像流れがある場合と、な
い場合の用紙1の状態を示す。また、表7に結果を示
す。
あるステンレス箔に比べ、熱伝導性の良好な材料である
アルミニウム箔及び銅箔は、裏紙像流れがほとんどない
ことがわかった。また、通紙直後の耐熱シート74(P
TFEシート)温度はアルミニウム箔、銅箔、ステンレ
ス箔でそれぞれ115℃、113℃、120℃であっ
た。これはPTFEシートに溜まった熱がその下の金属
箔94に蓄えられたと考えられる。従って、耐熱シート
74と加圧部材51との間にアルミニウムや銅等の良熱
伝導性の金属箔94を挿入することにより、十分な定着
性を維持し、両面プリント時の像流れやジャム等の問題
点を解消できる。本実施例では、性能及びコストの点か
ら硬質アルミニウム箔を選択した。
用い、金属箔94の厚みによる定着性等の影響を調べ
た。その結果を表8に示す。
そのときのPTFEシート温度も123℃と高かった。
アルミ箔150μmでは、裏紙像流れは優良であった
が、定着性が69.5%と悪かった。以上の結果から耐
熱シート74の金属箔94の厚みは100μm以下が適
当であることがわかる。
及び耐熱性の良好な構成樹脂材料、ここではPTFEを
主成分としてガラス繊維(厚さ100μm)の基材を用
いたが、PTFEの熱伝導性は0.2kcal/m・h
・℃と悪い。そこで、本実施例では耐熱シート74に金
属箔94を挿入し、耐熱シート温度を低下させ、像流れ
をなくす方法を試みた。なお、ここでは耐熱シート74
下に金属箔94は挿入せずに耐熱シート74のPTFE
にカーボン、モリブデン、グラファイト、ボロンナイト
ライド等の良熱伝導性物質(熱伝導率はPTFEの70
0倍程度)を数%混入させ、上記と同様の実験を行っ
た。その結果を表9に示す。
物質を混入させたものは耐熱シート温度が低下し、像流
れもなく良好な印字品質が得られることがわかる。従っ
て、耐熱シート74に良熱伝導性物質を混入させること
により、十分な定着性を維持し、両面プリント時の像流
れやジャム等の問題点を解消することができる。
定着装置は、定着ローラと加圧部材との間にガラス繊維
を基材とする耐熱シートを設け、上記定着ローラと耐熱
シートとの間に上記記録材を搬送させる構成である。
材としているので、耐熱シートの耐久性をよくすること
ができるという効果を奏する。
の長さが上記加圧部材の長さより長く形成され、上記搬
送方向に対して上流側に固定されており、上記定着ロー
ラより上流側が、下流側に比べてほぼ上記加圧部材の厚
み分だけ高い階段状となっており、この階段状の下段側
にて上記加圧部材を固定し、この階段状の上段側にはさ
らに、上記耐熱シートの厚み分の段差が形成された加圧
部材固定台を備えた構成である。
の長さが上記加圧部材の長さより長く形成されるので、
耐熱シートは容易に十分な接着強度を確保することがで
き、耐熱シートの磨耗、剥離を防ぐことができる。ま
た、耐熱シートは記録材搬送方向に対して上流側に固定
されているので、加圧部材は変形することがなく、耐久
性が向上すると共に、安定した通紙が可能となる。さら
に、加圧部材は必要最低限の大きさにすることができる
ので、小型化が可能となり、コストの削減を図ることが
できるという効果を奏する。
トは、上記加圧部材とは接着されていない構成である。
着されていないので、加圧部材による押付効果を損なう
ことなく、トナーの定着性を良好にすることができると
いう効果を奏する。
載の定着装置は、上記耐熱シートと加圧部材との間に金
属箔を設ける構成である。
に金属箔を挿入するので、耐熱シートの温度が低くな
り、像流れを起こしにくい。また、耐熱シートに熱が蓄
積することによる耐熱シートの劣化が少なくなり、耐久
性に優れるという効果を奏する。請求項5記載の定着装
置は、上記耐熱シートを定着前ガイドと兼用させる構成
である。これにより、通紙性能が向上できるという効果
を奏する。
ある。
略構成図である。
測定状態で、(a)は用紙が白紙の場合を示す説明図で
あり、(b)は100%黒ベタ印字の場合を示す説明図
である。
ある。
の作製に適用した場合で、(a)は正面図であり、
(b)は断面図である。
状を示す説明図である。
ない場合の耐熱シートを下フレームに取り付けた状態を
示す説明図であり、(b)はシート後端部に粘着剤が塗
布された場合の耐熱シートを取り付けた状態を示す説明
図である。
し、(a)は正面図であり、(b)は断面図である。
形状を示す説明図である。
トを下フレームに取り付けた状態を示す説明図であり、
(b)は粘着剤の幅が最小の場合の耐熱シートを取り付
けた状態を示す説明図である。
レームへの取り付ける方法を示す説明図であり、(b)
は最終的に上記耐熱シートと加圧部材とが取り付けられ
た状態を示す説明図である。
図であり、(b)は断面図である。
である。
示す説明図である。
である。
場合を示す説明図であり、(b)は像流れがある場合を
示す説明図である。
ある。
ある。
の状態を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】定着ローラと、該定着ローラの外周面に圧
接して配置された加圧部材とを備え、上記定着ローラと
加圧部材との間に未定着トナー像を有する記録材を搬送
することにより、上記記録材に未定着トナー像を定着さ
せる定着装置において、 上記定着ローラと加圧部材との間にガラス繊維を基材と
する耐熱シートを設け、上記定着ローラと耐熱シートと
の間に上記記録材を搬送させ、 上記耐熱シートは、記録材搬送方向の長さが上記加圧部
材の長さより長く形成され、上記搬送方向に対して上流
側に固定されており、 上記定着ローラより上流側が、下流側に比べてほぼ上記
加圧部材の厚み分だけ高い階段状となっており、この階
段状の下段側にて上記加圧部材を固定し、この階段状の
上段側にはさらに、上記耐熱シートの厚み分の段差が形
成された加圧部材固定台を備えた ことを特徴とする定着
装置。 - 【請求項2】上記耐熱シートと加圧部材との間に金属箔
を設けることを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】上記耐熱シートは、上記加圧部材とは接着
されていないことを特徴とする請求項1記載の定着装
置。 - 【請求項4】定着ローラと、該定着ローラの外周面に圧
接して配置された加圧部材とを備え、上記定着ローラと
加圧部材との間に未定着トナー像を有する記録材を搬送
することにより、上記記録材に未定着トナー像を定着さ
せる定着装置において、 上記定着ローラと加圧部材との間にガラス繊維を基材と
する耐熱シートを設け、上記定着ローラと耐熱シートと
の間に上記記録材を搬送させ、 上記耐熱シートと加圧部材との間に金属箔を設けること
を特徴とする定着装置。 - 【請求項5】上記耐熱シートを定着前ガイドと兼用させ
ることを特徴とする請求項1または 4記載の定着装置。
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