JP3117348B2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
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- JP3117348B2 JP3117348B2 JP05339703A JP33970393A JP3117348B2 JP 3117348 B2 JP3117348 B2 JP 3117348B2 JP 05339703 A JP05339703 A JP 05339703A JP 33970393 A JP33970393 A JP 33970393A JP 3117348 B2 JP3117348 B2 JP 3117348B2
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- JP
- Japan
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- package
- transformer
- winding member
- wire
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信モデムなどに使用
する表面実装用のトランスに関する。
する表面実装用のトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、パーソナルコンピュータ(以下、
「パソコン」という)をデジタル回線に接続してISD
N(Integrated Services Digital Network System)に
よるサービスの提供を利用するISDN通信が展開され
るようになっている。このISDN通信を利用するため
には、デジタル回線とパソコンとの間に、DSU(デジ
タル・サービス・ユニット)を介してISDN用のター
ミナルアダプタを設ける必要がある。通常、このターミ
ナルアダプタは、パソコンに内蔵されており、デジタル
回線とパソコンとの間を絶縁すると共に通信データを伝
達するためのパルストランス(以下、「トランス」とい
う)を備えている。一方、パソコンの小型化に伴い、タ
ーミナルアダプタも小型化して表面実装用のトランスが
用いられるようになっている。
「パソコン」という)をデジタル回線に接続してISD
N(Integrated Services Digital Network System)に
よるサービスの提供を利用するISDN通信が展開され
るようになっている。このISDN通信を利用するため
には、デジタル回線とパソコンとの間に、DSU(デジ
タル・サービス・ユニット)を介してISDN用のター
ミナルアダプタを設ける必要がある。通常、このターミ
ナルアダプタは、パソコンに内蔵されており、デジタル
回線とパソコンとの間を絶縁すると共に通信データを伝
達するためのパルストランス(以下、「トランス」とい
う)を備えている。一方、パソコンの小型化に伴い、タ
ーミナルアダプタも小型化して表面実装用のトランスが
用いられるようになっている。
【0003】この種の表面実装用のトランスとしては、
図5に示すような箱形のトランス11が知られている。
このトランス11は、上面側に開口した凹部12を有す
ると共に両側面にリード端子13,13・・を備えるパ
ッケージ本体14と、その凹部12内に配設された、ト
ロイダルコア15にワイヤ16を巻き回した巻線部材1
7と、凹部12を覆うための上ケース18とからなり、
パッケージ本体14の凹部12に巻線部材17を接着剤
で接着した後、上ケース18をパッケージ本体14に接
着することにより組み立てられている。
図5に示すような箱形のトランス11が知られている。
このトランス11は、上面側に開口した凹部12を有す
ると共に両側面にリード端子13,13・・を備えるパ
ッケージ本体14と、その凹部12内に配設された、ト
ロイダルコア15にワイヤ16を巻き回した巻線部材1
7と、凹部12を覆うための上ケース18とからなり、
パッケージ本体14の凹部12に巻線部材17を接着剤
で接着した後、上ケース18をパッケージ本体14に接
着することにより組み立てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ISDN用
のターミナルアダプタをさらに小型・薄型化してICカ
ードなどに内蔵する場合、従来のトランスではICカー
ドに納まりきれなくなってしまう。つまり、ICカード
の厚みやトランス11を実装するプリント基板の板厚を
考えると、トランス11を薄型化しなければならない。
このためには、トロイダルコア15を薄型化することも
考えられるが、この場合、必要とするインダクタンスを
確保する必要があり、そのためには、ワイヤ16の巻数
を多くしなければならず、実際には作業性が悪化してし
まう。一方、パッケージ本体14を薄型化することも考
えられるが、プリント基板への実装の際にマウンタの吸
着チップが上ケース18を押圧するため、強度の面から
上ケース18を薄くすることは困難である。また、同じ
ように、この押圧に耐え得るためには、パッケージ本体
14の側部のみならず底部もある程度の厚みが必要であ
る。
のターミナルアダプタをさらに小型・薄型化してICカ
ードなどに内蔵する場合、従来のトランスではICカー
ドに納まりきれなくなってしまう。つまり、ICカード
の厚みやトランス11を実装するプリント基板の板厚を
考えると、トランス11を薄型化しなければならない。
このためには、トロイダルコア15を薄型化することも
考えられるが、この場合、必要とするインダクタンスを
確保する必要があり、そのためには、ワイヤ16の巻数
を多くしなければならず、実際には作業性が悪化してし
まう。一方、パッケージ本体14を薄型化することも考
えられるが、プリント基板への実装の際にマウンタの吸
着チップが上ケース18を押圧するため、強度の面から
上ケース18を薄くすることは困難である。また、同じ
ように、この押圧に耐え得るためには、パッケージ本体
14の側部のみならず底部もある程度の厚みが必要であ
る。
【0005】このため、プリント基板上に貫通孔をあ
け、その貫通孔の中にトランス11をはめ込むことによ
り、実装時のプリント基板を薄型化している。しかし、
貫通孔をあけた場合には、その部分ではパターンを設け
ることができず、プリント基板の表裏を有効に利用する
ことができないという問題がある。
け、その貫通孔の中にトランス11をはめ込むことによ
り、実装時のプリント基板を薄型化している。しかし、
貫通孔をあけた場合には、その部分ではパターンを設け
ることができず、プリント基板の表裏を有効に利用する
ことができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、小型化・薄型化を可能として、これを
実装するICカードなどの装置の高集積化を図り得るト
ランスを提供することを目的とする。
れたものであり、小型化・薄型化を可能として、これを
実装するICカードなどの装置の高集積化を図り得るト
ランスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1に係る発明は、トロイダルコアにワイヤを巻き回
した巻線部材を、パッケージの実装面側に開口して形成
された凹部に配設すると共に、パッケージに設けられた
リード端子にワイヤを接続して構成される表面実装用の
トランスにおいて、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポ
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成されてパッケージの実
装面側を覆う絶縁シートを備えていることを特徴とす
る。
求項1に係る発明は、トロイダルコアにワイヤを巻き回
した巻線部材を、パッケージの実装面側に開口して形成
された凹部に配設すると共に、パッケージに設けられた
リード端子にワイヤを接続して構成される表面実装用の
トランスにおいて、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポ
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成されてパッケージの実
装面側を覆う絶縁シートを備えていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パッケージの実
装面側に開口した凹部に、トロイダルコアにワイヤを巻
き回した巻線部材を配設したため、パッケージ自体をマ
ウンタの吸着チップで吸着することができる。このた
め、パッケージの底部には強度が必要とされないので、
底部を不要とすることができ、この結果、その分トラン
スの小型化・薄型化を図ることができる。
装面側に開口した凹部に、トロイダルコアにワイヤを巻
き回した巻線部材を配設したため、パッケージ自体をマ
ウンタの吸着チップで吸着することができる。このた
め、パッケージの底部には強度が必要とされないので、
底部を不要とすることができ、この結果、その分トラン
スの小型化・薄型化を図ることができる。
【0009】また、トロイダルコアを使用するため、E
Iコアなどに比べて巻線部材の偏平化を図ることがで
き、よりトランスの小型化・薄型化を図ることができ
る。
Iコアなどに比べて巻線部材の偏平化を図ることがで
き、よりトランスの小型化・薄型化を図ることができ
る。
【0010】また、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポ
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成された絶縁シートを備
えるため、実装するプリント基板と巻線部材との間の絶
縁性がより向上する。
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成された絶縁シートを備
えるため、実装するプリント基板と巻線部材との間の絶
縁性がより向上する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係るトランスについて説明する。このトランスはI
SDN・ICカードに内蔵するターミナルアダプタ用の
トランスとして用いられ、プリント基板にマウンタによ
り自動実装が可能なものである。
例に係るトランスについて説明する。このトランスはI
SDN・ICカードに内蔵するターミナルアダプタ用の
トランスとして用いられ、プリント基板にマウンタによ
り自動実装が可能なものである。
【0012】まず、図1のトランスの構成図および図2
のトランスの側断面図を参照してトランスの構成につい
て説明する。両図に示すように、このトランス1は、樹
脂製のパッケージ2と、パッケージ2に配設される巻線
部材3と、パッケージ2の底面(実装面)2c側に接着
される絶縁シート4とから構成されている。
のトランスの側断面図を参照してトランスの構成につい
て説明する。両図に示すように、このトランス1は、樹
脂製のパッケージ2と、パッケージ2に配設される巻線
部材3と、パッケージ2の底面(実装面)2c側に接着
される絶縁シート4とから構成されている。
【0013】パッケージ2は、いわゆるフラットパッケ
ージタイプのものであって、その上面2aを平坦に形成
することにより、マウンタによるプリント基板への実装
作業の際に必要な吸着面を確保している。また、パッケ
ージ2は、底面2c側に開口した凹部5を有しており、
この凹部5の中央には底面2c側に突出したリブ6が形
成されている。このリブ6は、マウンタによりプリント
基板へトランス1を実装する際、吸着チップがパッケー
ジ2の上面2aを押圧したときでも、パッケージ2の上
面2aがその押圧に耐え得ると共に、その際に、プリン
ト基板へこのリブ6が当接し、パッケージ2の上面2a
の底面2c側へのそりを防止する。さらに、このリブ6
は、巻線部材3を接着固定するための固定軸として機能
する。また、パッケージ2の両側面には、ガルウイング
タイプのリード端子7,7・・が4つずつ配設されると
共に、リード端子7の配設されている側面側の縁部に
は、巻線部3のワイヤ10を沿わせるための溝部8,
8,・・が形成されている(図3参照)。
ージタイプのものであって、その上面2aを平坦に形成
することにより、マウンタによるプリント基板への実装
作業の際に必要な吸着面を確保している。また、パッケ
ージ2は、底面2c側に開口した凹部5を有しており、
この凹部5の中央には底面2c側に突出したリブ6が形
成されている。このリブ6は、マウンタによりプリント
基板へトランス1を実装する際、吸着チップがパッケー
ジ2の上面2aを押圧したときでも、パッケージ2の上
面2aがその押圧に耐え得ると共に、その際に、プリン
ト基板へこのリブ6が当接し、パッケージ2の上面2a
の底面2c側へのそりを防止する。さらに、このリブ6
は、巻線部材3を接着固定するための固定軸として機能
する。また、パッケージ2の両側面には、ガルウイング
タイプのリード端子7,7・・が4つずつ配設されると
共に、リード端子7の配設されている側面側の縁部に
は、巻線部3のワイヤ10を沿わせるための溝部8,
8,・・が形成されている(図3参照)。
【0014】巻線部材3は、トロイダルコア(磁性体)
9に、一次巻線および二次巻線からなるワイヤ10を巻
き回して形成されている。トロイダルコア9は、高透磁
率のフェライト系コアを使用しており、その外径、厚み
および内径が、それぞれ8mm、1.5mmおよび4m
mに形成され、約20mHのインダクタンスを有してい
る。また、ワイヤ10は、一次巻線と二次巻線のそれぞ
れのワイヤ端リード線部10aが2本ずつ、および中間
リード線部10bが1本ずつの合計6本のリード線部が
リード端子7に接続されている。このため、パッケージ
2の両側面において、使用されていないリード端子7が
1つずつ存在することになる。
9に、一次巻線および二次巻線からなるワイヤ10を巻
き回して形成されている。トロイダルコア9は、高透磁
率のフェライト系コアを使用しており、その外径、厚み
および内径が、それぞれ8mm、1.5mmおよび4m
mに形成され、約20mHのインダクタンスを有してい
る。また、ワイヤ10は、一次巻線と二次巻線のそれぞ
れのワイヤ端リード線部10aが2本ずつ、および中間
リード線部10bが1本ずつの合計6本のリード線部が
リード端子7に接続されている。このため、パッケージ
2の両側面において、使用されていないリード端子7が
1つずつ存在することになる。
【0015】絶縁シート4は、耐熱性ポリアミド・ポリ
マー紙からできた短繊維と、小さな結合子とからなる絶
縁素材をその材料とし、厚みが0.05mmのシート状
に形成されている。そして、この絶縁シート4は、トラ
ンス1を実装するプリント基板と、トランス1に接続さ
れるデジタル回線などの外部回線との間での絶縁性を高
めるために用いられる。
マー紙からできた短繊維と、小さな結合子とからなる絶
縁素材をその材料とし、厚みが0.05mmのシート状
に形成されている。そして、この絶縁シート4は、トラ
ンス1を実装するプリント基板と、トランス1に接続さ
れるデジタル回線などの外部回線との間での絶縁性を高
めるために用いられる。
【0016】次いで、図1および図4を参照して、トラ
ンス1の組立方法について説明する。図1に示すよう
に、パッケージ2のリブ6が巻線部材3の穴9aを貫通
するように、巻線部材3を配設する。そして、巻線部材
3の内側およびリブ6の外周の間と、パッケージ2の内
壁2bおよび巻線部材3の外周の間とをシリコン系また
はウレタン系の接着剤で接着する。接着剤が固まった
後、巻線部材3のワイヤ10のワイヤ端リード線部10
aおよび中間リード線部10bを、溝部8,8・・に沿
ってパッケージ2外に引き出し、リード端子7.7・・
に巻き付け、これに半田付けを行う。次いで、パッケー
ジ2の底面2cに絶縁シート4を貼り付けて、図4に示
すようにトランス1の組立が完了する。
ンス1の組立方法について説明する。図1に示すよう
に、パッケージ2のリブ6が巻線部材3の穴9aを貫通
するように、巻線部材3を配設する。そして、巻線部材
3の内側およびリブ6の外周の間と、パッケージ2の内
壁2bおよび巻線部材3の外周の間とをシリコン系また
はウレタン系の接着剤で接着する。接着剤が固まった
後、巻線部材3のワイヤ10のワイヤ端リード線部10
aおよび中間リード線部10bを、溝部8,8・・に沿
ってパッケージ2外に引き出し、リード端子7.7・・
に巻き付け、これに半田付けを行う。次いで、パッケー
ジ2の底面2cに絶縁シート4を貼り付けて、図4に示
すようにトランス1の組立が完了する。
【0017】次いで、トランス1のプリント基板への実
装方法について説明する(以下、図示せず)。パターン
にクリーム半田を塗布したプリント基板をマウンタにセ
ットした後、マウンタの吸着チップによりトランス1の
上面2aを吸着し、トランス1をプリント基板上の所定
の位置にマウントする。次いで、プリント基板を炉で熱
してプリント基板への実装が完了する。
装方法について説明する(以下、図示せず)。パターン
にクリーム半田を塗布したプリント基板をマウンタにセ
ットした後、マウンタの吸着チップによりトランス1の
上面2aを吸着し、トランス1をプリント基板上の所定
の位置にマウントする。次いで、プリント基板を炉で熱
してプリント基板への実装が完了する。
【0018】以上のように、本実施例によれば、パッケ
ージ2の底面2c側に開口した凹部5を設け、これに巻
線部材3を接着剤により接着固定したので、底部を不要
とすることができ、トランスの小型化・薄型化を図るこ
とができると共に、その分の材料コストの低減を図るこ
とができる。加えて、パッケージ2の上面2aには、自
動実装に必要な吸着面積を確実に確保することができ
る。
ージ2の底面2c側に開口した凹部5を設け、これに巻
線部材3を接着剤により接着固定したので、底部を不要
とすることができ、トランスの小型化・薄型化を図るこ
とができると共に、その分の材料コストの低減を図るこ
とができる。加えて、パッケージ2の上面2aには、自
動実装に必要な吸着面積を確実に確保することができ
る。
【0019】また、絶縁シート4をパッケージ2の底面
2cに貼り付けることにより、絶縁性や気密性を高める
ことができる。この場合、プリント基板にパターンを設
けることができるため、プリント基板の高集積化を図る
ことができる。
2cに貼り付けることにより、絶縁性や気密性を高める
ことができる。この場合、プリント基板にパターンを設
けることができるため、プリント基板の高集積化を図る
ことができる。
【0020】また、リブ6を設けることにより、パッケ
ージ2の補強をすると共に、巻線部材3との接着面積を
大きくすることができ、接着剤で確実に接着・固定する
ことができる。なお、リブ6に巻線部材3を接着する際
に、シリコン系またはウレタン系の接着剤を使用するた
め、エポキシ系の接着剤を使用する場合と異なり、巻線
部材3の変形やインダクタンスの低下(エポキシ系接着
剤では、接着剤が固まる前に20mHであったものが、
固まった後に14mH程度に低下する)を防止すること
ができる。さらに、その際、リブ6の外径をトロイダル
コア9の穴9aの径とほぼ等しくすることで、少量の接
着剤で接着することができる。
ージ2の補強をすると共に、巻線部材3との接着面積を
大きくすることができ、接着剤で確実に接着・固定する
ことができる。なお、リブ6に巻線部材3を接着する際
に、シリコン系またはウレタン系の接着剤を使用するた
め、エポキシ系の接着剤を使用する場合と異なり、巻線
部材3の変形やインダクタンスの低下(エポキシ系接着
剤では、接着剤が固まる前に20mHであったものが、
固まった後に14mH程度に低下する)を防止すること
ができる。さらに、その際、リブ6の外径をトロイダル
コア9の穴9aの径とほぼ等しくすることで、少量の接
着剤で接着することができる。
【0021】さらに、溝部8を設け、この溝部8に沿っ
てリード線部10a,10bをパッケージ2の外側に引
き出してリード端子7への巻付け作業や半田付け作業を
行うことができるため作業性がよい。
てリード線部10a,10bをパッケージ2の外側に引
き出してリード端子7への巻付け作業や半田付け作業を
行うことができるため作業性がよい。
【0022】なお、絶縁シート4は、ポリイミドフィル
ムテープやポリテトラプルオロエチレン(商標名:テフ
ロン)テープであってもよい。また、本実施例において
は、ガルウイングタイプのリード端子の場合について説
明したが、これに限定されず、バットリードタイプやJ
ベンドタイプのリード端子であってもよい。また、プリ
ント基板との絶縁性を必要としない場合には、絶縁シー
ト4を必ずしも用いなくてもよい。
ムテープやポリテトラプルオロエチレン(商標名:テフ
ロン)テープであってもよい。また、本実施例において
は、ガルウイングタイプのリード端子の場合について説
明したが、これに限定されず、バットリードタイプやJ
ベンドタイプのリード端子であってもよい。また、プリ
ント基板との絶縁性を必要としない場合には、絶縁シー
ト4を必ずしも用いなくてもよい。
【0023】また、本実施例においては、磁性体として
トロイダルコアを挙げて説明したが、これに限定され
ず、EIコアなどの他の形状のものであっても小型化・
薄型化を図ることができる。
トロイダルコアを挙げて説明したが、これに限定され
ず、EIコアなどの他の形状のものであっても小型化・
薄型化を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のトランスによれ
ば、凹部をパッケージの実装面側に開口させ、これに巻
線部材を配設したので、トランスを小型・薄型にするこ
とができる。また、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポ
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成されてパッケージの実
装面側を覆う絶縁シートを備えたことにより、絶縁性や
気密性を高めることができる。この場合、プリント基板
にパターンを設けることができるため、プリント基板の
高集積化を図ることもできる。
ば、凹部をパッケージの実装面側に開口させ、これに巻
線部材を配設したので、トランスを小型・薄型にするこ
とができる。また、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポ
リイミドフィルムテープおよびポリテトラプルオロエチ
レンテープのいずれか一つで形成されてパッケージの実
装面側を覆う絶縁シートを備えたことにより、絶縁性や
気密性を高めることができる。この場合、プリント基板
にパターンを設けることができるため、プリント基板の
高集積化を図ることもできる。
【図1】実施例のトランスの構成図である。
【図2】実施例のトランスの側断面図である。
【図3】実施例のトランスの側面図である。
【図4】実施例のトランスの底面図である。
【図5】従来のトランスの平面図および側断面図であ
る。
る。
1 トランス 2 パッケージ 3 巻線部材 4 絶縁シート 5 凹部 6 リブ 7 リード端子 8 溝部 9 トロイダルコア 10 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/06,27/02,27/32
Claims (1)
- 【請求項1】 トロイダルコアにワイヤを巻き回した巻
線部材を、パッケージの実装面側に開口して形成された
凹部に配設すると共に、当該パッケージに設けられたリ
ード端子に前記ワイヤを接続して構成される表面実装用
のトランスにおいて、耐熱性ポリアミド・ポリマー紙、ポリイミドフィルムテ
ープおよびポリテトラプルオロエチレンテープのいずれ
か一つで形成されて前記パッケージの前記実装面側を覆
う絶縁シートを備え ていることを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05339703A JP3117348B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05339703A JP3117348B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161535A JPH07161535A (ja) | 1995-06-23 |
JP3117348B2 true JP3117348B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=18330010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05339703A Expired - Fee Related JP3117348B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117348B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3423234B2 (ja) * | 1998-11-29 | 2003-07-07 | 株式会社シチズン電子 | 表面実装型電磁発音体 |
US6285272B1 (en) * | 1999-10-28 | 2001-09-04 | Coilcraft, Incorporated | Low profile inductive component |
TW490691B (en) * | 2000-01-24 | 2002-06-11 | Toko Inc | Surface mounting type coil |
JP4737268B2 (ja) | 2008-10-31 | 2011-07-27 | Tdk株式会社 | 表面実装型パルストランス並びにその製造方法及び製造装置 |
CN105632733A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-06-01 | 广州致远电子股份有限公司 | 环形变压器的外骨架、贴片变压器及贴片变压器制造工艺 |
CN107949226A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-04-20 | 广州致远电子有限公司 | 一种表面贴装式隔离模块及其制作方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP05339703A patent/JP3117348B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07161535A (ja) | 1995-06-23 |
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