JP3116853U - 経緯二重組織で表組織と裏組織を変えた遮光カーテン - Google Patents

Abstract

【課題】
遮光カーテンは染色加工後の商品の遮光率を測定して、カーテンの
等級を決定している。染色後の濃色商品と淡色商品により遮光率の
違う商品となり、同一商品の中で等級の違う商品が出来て商品価値を下げている。そこで染色の前の晒し加工後の段階で1級である遮光率99.99％以上の性能を可能とする遮光カーテンを開発する。
【解決手段】
本考案は経緯二重組織を考案し、遮光カーテンを製織した。
実施例として経緯二重組織、図1で示す。
図の経糸1a、緯糸の他色3c、緯糸の黒色糸2b,で製織し、経糸、
緯糸共に単糸の太さを、2.0デニール以下の糸にて製織し、この遮光
カーテンの経糸、緯糸の仕上げ密度は、経糸密度336−380本/イン
に、緯糸密度114−130本/インチ以上の規格にて製織する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、遮光カーテンの分野にて遮光率を生地晒し加工段階で
遮光率９９．９９％以上を可能とするカーテンである。

本考案は、遮光カーテンの分野にて経緯二重組織を使用するために従来の遮光カーテンよりドレープ性が良いカーテンである。

従来の遮光カーテンは、両面サテン組織、緯糸二重組織片面サテン
で製織された物が一般的で、染色加工の各色種で遮光率が変動して９９．９９％以上の遮光１級の製品を安定的に供給出来ない状態である。

従来の遮光カーテンは、染色加工後に染めた生地の遮光率を測定して、遮光の等級を決定するために、染色加工後の色の濃色商品、淡色商品により、遮光率が変動している。その結果として同じ商品の中で色の種類により等級の違いが発生して、商品価値を下げている。
本考案は、染色する前の晒し加工工程後の生地段階にて、遮光率が
一級である９９・９９％以上を可能とする商品を開発して、染色後の濃色、淡色での遮光率での等級の違いの問題点を解決する。

本考案は、カーテンの組織に経緯二重組織を使用した遮光カーテン
を製織した。
実施例として２点の経緯二重組織図１，図３、と立体拡大図2、図4、
で表示する。
図の経糸1aと緯糸の黒糸2bとで裏組織を,経糸1aと他の色緯糸3cで表組織を作り、経糸と緯糸共に単糸デニールが２デニール以下の糸を使用する。この遮光カーテンの経糸と緯糸の仕上げ密度は、経糸密336−380本／インチであり、緯糸密度114−130本／インチ以上の規格にて製織する

本考案実施の織物１の組織図（ 平面図 ） 本考案実施の織物１の（ 立体拡大図 ） 本考案実施の織物２の組織図（ 平面図 ） 本考案実施の織物２の（ 立体拡大図 ）

符号の説明

図１，図２の符号は1,4,7,10,13,16,19,は本考案実施織物１の二重織物の表面を構成する他色の緯糸3cである。2,3,5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21,は本考案実施織物１の二重織物の裏面を構成する黒色糸2bである。22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,は本考案実施織物１の二重織物１完全分の経糸1aである。

図３，図４の符号は2,5,8,11,14,17,20,22,26,29,32,35,38,41,44,47,は本考案実施織物１の二重織物の表面を構成する他色の緯糸3cである。1,3,4,6,7,9,10,12,13,15,16,18,19,21,22,24,25,27,28,30,31,33,34,36,37,39,40,42,43,45,46,48,は本考案実施織物１の二重織物の裏面を構成する黒色糸2bである。49,50,51,52,53,54,55,56,57,58,59,60,61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71,72,73,74,75,76,77,78,79,80,81,82,83,84,は本考案実施織物2の二重織物１完全分の経糸1aである。

Claims (2)

1. 遮光カーテンの組織に、経緯二重組織で表組織と裏組織を変えた
   組織を開発する事で遮光率が、製品の晒し加工工程後の段階で遮光
   度1級の99.99％以上を可能とする遮光カーテンである。
2. 遮光カーテンの組織に、経緯二重組織を使用して、単糸デニールを共に2デニール以下の経糸と緯糸を使用し、経糸の仕上げ密度を
   336−380本/インチ、緯糸の仕上げ密度114―130本/インチ以上で
   製織することでドレープ性の良い遮光カーテンである。
   

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