JP2002054050A - 調光性布帛 - Google Patents

調光性布帛

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JP2002054050A
JP2002054050A JP2000238001A JP2000238001A JP2002054050A JP 2002054050 A JP2002054050 A JP 2002054050A JP 2000238001 A JP2000238001 A JP 2000238001A JP 2000238001 A JP2000238001 A JP 2000238001A JP 2002054050 A JP2002054050 A JP 2002054050A
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yarn
light
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Akira Aoyama
晃 青山
Takanori Tanaka
隆准 田中
Kunihiro Agehara
邦弘 揚原
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Agehara Orimono Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】織物又は編物からなる布帛において、遮光性部
材などの別部材を用いることなく、調光性を有する布帛
を提供する。 【解決手段】一対の地組織1及び地組織2を所定間隔で
保持可能な長さを有する複数の糸列部3を設ける。糸列
部3は、地組織1及び2に織り込まれた糸が多数配列し
て面状に形成されたもので、地組織1及び2が密着した
状態では地組織とほぼ平行になり、地組織を透過する光
を遮るが、地組織1及び2が離隔した状態では地組織と
ほぼ直交した状態となり、地組織を透過する光を遮らな
くなる。このように地組織1及び2を移動させること
で、糸列部3が回動して地組織を透過する光を調光す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、調光性布帛及びそ
れを用いたブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】織物または編物からなるブラインド、カ
ーテンなどのインテリア製品は、単に遮光するだけでは
なく、その外観が多様な色彩で装飾できるため、広く用
いられている。
【0003】例えば、特開平6−88489号公報で
は、織地からなる2つのシート材料の間に翼板を複数枚
平行に設け、それぞれの翼板の縁部が2つの織地に接着
された織地製の光制御窓遮蔽体が記載されており、窓遮
蔽体が開いた状態で翼板がシート材料と交差して翼板間
を光が透過することで光制御を行う点が記載されてい
る。
【0004】また、特開平6−173549号公報で
は、採光性と遮光性の2つの機能を有する二重ロールス
クリーンが記載されており、ロールスクリーンのカーテ
ン地から所定の間隔で突き出た多数の横襞が、回転シリ
ンダーの回転により引き上げられたり、垂れ下がったり
することで、横襞の間から採光されたり、横襞により遮
光されたりする点が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなベネチアンブラインドを兼ねたインテリアの場合
遮光性の帯状部材を別に設けたり、特開平6−1735
49号公報のように遮光性を持たすために新たに別部材
を追加する必要があり、柔軟性に欠け重量感のあるもの
になっていた。また、別部材を取り付けるために製造工
程が複雑になる傾向があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる調光性布
帛は、織物または編物からなる第1及び第2の地組織を
有し、前記第1の地組織及び前記第2の地組織に織り込
まれた接合糸により形成される糸列部を複数設けた布帛
であって、前記糸列部は、前記第1の地組織及び前記第
2の地組織を所定の間隔で保持可能となるよう所定の長
さを有し、前記第1の地組織及び前記第2の地組織の相
対的な離隔移動により前記糸列部が前記第1及び第2の
地組織と交差する方向に回動することで調光されること
を特徴とする。
【0007】さらに、複数設けられた前記糸列部は、前
記第1の地組織及び前記第2の地組織が離隔移動した状
態で、経方向または緯方向にほぼ平行となるように設け
られていることを特徴とする。
【0008】さらに、前記糸列部は、前記第1の地組織
及び前記第2の地組織を密着させるように形態安定性加
工がなされていることを特徴とする。
【0009】さらに、前記糸列部は、セルロース系繊維
からなり、樹脂加工により形態安定性加工がなされてい
ることを特徴とする。
【0010】さらに、前記糸列部は、ナイロン繊維、ポ
リエステル繊維、アクリル系繊維等の合成繊維からな
り、熱セットにより形態安定性加工がなされていること
を特徴とする。
【0011】さらに、前記糸列部は、11〜1110デ
シテックス(10〜1000デニール)の糸からなり、
5〜80本/cmの糸密度を有することを特徴とする。
【0012】さらに、第1の地組織および第2の地組織
は、低融点の熱溶融性の糸を混繊した繊維からなり、低
融点の糸を熱融着させることで経方向の繊維および緯方
向の繊維が互いに融着していることを特徴とする。
【0013】さらに、前記糸列部は、光可逆変色物質、
紫外線吸収剤または赤外線吸収剤のうち少なくとも1つ
を含んでいることを特徴とする。
【0014】さらに、正逆に回転可能な回転体の周面に
前記第1及び第2の地組織の一端部を固定し、回転体の
回転により光の透過率が調整されることを特徴とする。
【0015】上記のような構成を有することにより、遮
光のために別部材を設けることなく、織物または編物の
みにより調光性を持たせることが可能になり、さらに、
糸列部と地組織の交差する角度を調整することにより地
組織を透過する光の透過率を可変にすることも可能とな
る。また、別部材を用いることがないので、製造工程を
複雑にすることもなく、また、織物または編物特有の柔
軟性を失うこともない。
【0016】さらに、糸列部を地組織の経方向または緯
方向にほぼ平行に設けることで、地組織全面に一様に糸
列部が設けられ、ほぼ均一に光の透過率を可変にするこ
とができる。
【0017】さらに、第1及び第2の地組織を密着させ
るように糸列部に形態安定性加工を施すことにより、必
要なときにのみ地組織を離隔移動させることで光の透過
率の調整ができる。
【0018】糸列部の繊維に、セルロース系繊維を用い
た場合には、形態安定性加工として、樹脂加工を施すこ
とが好ましい。
【0019】また、糸列部の繊維に、ナイロン繊維、ポ
リエステル繊維、アクリル系繊維等の合成繊維を用いた
場合には、形態安定性加工として、熱セット行うことが
好ましい。
【0020】さらに、地組織の繊維として低融点の熱溶
融性の糸を混繊したものを用い、低融点の糸を熱融着す
ることで、地組織の経方向の繊維と緯方向の繊維と融着
固定すれば地組織及び接合糸の間のスリップを防止する
ことができる。
【0021】さらに、糸列部に光可逆変色物質を添加す
れば、日差しの強い日中は光の透過率をよりいっそう効
果的に抑えることができ、紫外線吸収剤または赤外線吸
収剤を添加すれば、紫外線または赤外線を選択的に抑え
ることができる。
【0022】また、本発明の布帛をロールブラインドに
用いることにより、回転体に取り付けた地組織の巻き取
り角度にしたがって、糸列部が地組織と交差する角度を
変化させることが可能となり、光の透過率を簡単に調整
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0024】本発明の第1及び第2の地組織としては、
レーヨンに代表される再生繊維、綿に代表される天然繊
維、アセテート等の半合成繊維、ポリエチレンテレフタ
レートに代表されるポリエステル系合成繊維、ナイロン
に代表される脂肪族ポリアミド系合成繊維あるいはこれ
らの混合繊維を用いた薄地または厚地の織物や編物が採
用できる。また、低融点の熱溶融性の糸を混繊した繊維
も用いることができる。組織としては、接合糸により連
結できるものであればよく、特に限定されない。
【0025】図1は、第1の地組織1及び第2の地組織
2が密着した状態を示す斜視図である。3、3、3
、・・・3は複数設けられた糸列部を示している。
図3は、図1のA−A及びB−Bでの断面図を模式的に
示したものである。図2は、第1の地組織1と第2の地
組織2が離隔移動した状態を示しており、図4は、図2
のX−X及びY−Yでの断面図を示している。
【0026】糸列部3は、図4からわかるように、接合
糸により線状に地組織1及び地組織2に織り込まれて形
成されており、多数の糸が緻密に一方向に配列すること
で面状を呈している。図1,2に示したものは、接合糸
がV字形になるV織で織り込まれているが、図5に示し
たように、接合糸がW字形になるW織で織り込むことも
可能であり、これら以外にも多数の糸が一方向に配列す
る織り方であればよい。糸列部の接合糸としては、パイ
ル糸として用いられるものであれば採用することが可能
であるが、11デシテックス〜1100デシテックス
(10デニール〜1000デニール)程度が好ましく、
さらに、110デシテックス〜550デシテックス(1
00デニール〜500デニール)程度のものがより好ま
しい。また、糸列部3の糸密度は、できるだけ密度の高
いほうが望ましいが、5〜80本/cm程度が好まし
い。また、接合糸として断面が扁平な扁平糸を用いれ
ば、光の反射率が向上し、光の透過率をより減少させる
ことができる。
【0027】図1のように、地組織1及び地組織2が密
着した状態では、糸列部3を形成する接合糸はそれぞれ
の地組織との連結部分の近傍で折れ曲がった状態(図3
参照)となっており、この状態で糸列部3には形態安定
性加工が施されている。形態安定加工としては、パーマ
ネントプレス加工などの機械的加工やシリコーン、ポリ
エステル樹脂、グリオキザール系繊維反応型樹脂の他、
熱接着性樹脂加工剤、熱硬化性(反応型、縮合型等)樹
脂加工剤などを用いた樹脂加工などが挙げられるが、こ
れら以外の形態安定性加工も当然用いることができる。
【0028】糸列部の繊維として、レーヨン、キュプラ
または綿などのセルロース系繊維を用いた場合は、形態
安定性加工として樹脂加工を行うことが好ましく、ナイ
ロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル系繊維などの合
成繊維を用いた場合には、形態安定性加工として熱セッ
トを行うことが好ましい。
【0029】こうした形態安定性加工を行うと、通常は
図1の状態となり、図2のように地組織1及び地組織2
を引っ張ることでいったん離隔移動させても、引っ張る
力が解除されれば自然に図1の密着した状態に戻るよう
になっている。
【0030】図1の状態において、例えば地組織1及び
地組織2と直交する方向から肉眼で観察すると、複数設
けた糸列部3、3、・・・3が地組織とほぼ平行
の状態に配列されているため、光の透過率が落ちた状態
になる。図1の状態から図2の状態に移行すると、糸列
部3、3、・・・3が地組織とほぼ直交する状態
に回転するため、糸列部が直交方向には光を遮らなくな
り、光の透過率が大きくなる。また、糸列部の回転を調
整すれば、好みの明るさに調整することもできる。
【0031】また、図1では、複数の糸列部を直線状に
配置しているが、地組織に曲線状に織り込むこともで
き、波状、円状といったさまざまなデザインにも対応可
能である。
【0032】地組織の繊維として、一部に低融点の熱融
着性の糸を混繊した繊維を用いると、低融点の糸を熱融
着させて、地組織の経方向と緯方向との繊維を互いに固
着させることで糸列部が回転によりスリップしてしまう
ことを防止できる。混繊した繊維としては、例えば、ポ
リエステル繊維の中に低融点の変性ポリエステルからな
る糸を混繊したものが挙げられるが、これ以外の低融点
の熱融着性の糸を採用することもできる。
【0033】さらに、糸列部を構成する接合糸に光可逆
変色性物質を塗布することにより、よりいっそう光の透
過率を下げることができる。光可逆変色性物質として
は、公知の有機フォトクロミック化合物が挙げられる。
例えば、アゾベンゼン系、チオインジゴ系、ジチゾン金
属錯体系、スピロピラン系、スピロオキサジン系、フル
ギド系、ジヒドロピレン系、スピロチオピラン系、ベン
ゾピラン系、ナフトピラン系、トリフェニルメタン系、
ビオロゲン系等の各種有機フォトクロミック化合物を単
独でまたは複数組み合わせて用いることができる。
【0034】こうした変色性物質を用いると、光が照射
されることにより変色性物質が無色状態から有色状態に
変化するため、昼間の明るい状態では糸列部の色が濃く
なって光の透過率を大きく下げ、夕方のような太陽の翳
った状態では糸列部が通常の状態となって光の透過率が
昼間ほど下がらす、入射する光の強さに応じて室内の明
るさを調整することができる。
【0035】また、糸列部の接合糸に紫外線吸収剤、赤
外線吸収剤を添加することで、光から選択的に紫外線、
赤外線を抑えることが可能となる。紫外線吸収剤として
は、例えば、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系、シアノアクリレート系の紫外線吸収
剤が挙げられる。
【0036】図6は、本発明の調光性布帛をロールブラ
インドに用いた一例を示している。図6(a)に示すよ
うに、地組織1及び2が離隔した状態で、両者の一方の
端部を回転体10に固定する。そして、地組織1及び2
の他方の端部には、棒状の重り11、12が取り付けら
れている。図6(a)の状態では、重り11、12によ
り地組織1及び2が下方に引張られるため、糸列部3は
地組織と交差する方向に回転している。したがって、光
の透過率が大きくなり、ブラインドは明るい状態になっ
ている。
【0037】回転体10を回転させた状態を示している
のが、図6(b)である。図6(b)に示されているよ
うに、回転体10を回転させると、一方の地組織が上昇
するとともに、地組織同志が密着するように移動するた
め、糸列部3は地組織とほぼ平行となる状態となる。し
たがって、光の透過率は下がった暗い状態になる。ま
た、回転体10の回転角度を調整することで、糸列部3
の角度が調整できるので、光の透過率を調整することが
可能となる。
【0038】
【実施例】実施例1;地組織1及び2として、ポリエス
テル繊維からなる56デシテックス(50デニール)の
糸を使い、経糸密度45本/cm、緯糸密度40本/c
mで平織りに織られたものを用いた。糸列部3の接合糸
として、ポリエステル繊維からなる84デシテックス
(75デニール)の糸を使い、配列する糸密度が70本
/cmとなるように周知の織機により直線状に地組織1
及び2に織り込んだ。この際糸列部3の長さを15mm
とし、15mmの間隔を置いて複数の糸列部をそれぞれ
ほぼ平行に形成した。織り上がった布帛は、ヒートセッ
ト、精錬、染色、乾燥などの従来の工程を経て、作成さ
れる。
【0039】実施例2;地組織1及び2として、ポリエ
ステル繊維からなる133デシテックス(120デニー
ル)の糸を使い、経糸密度24本/cm、緯糸密度37
本/cmで平織りに織られたものを用いた。糸列部3の
接合糸として、ポリエステル繊維からなる133デシテ
ックス(120デニール)の糸を使い、配列する糸密度
が27本/cmとなるように周知の織機により直線状に
地組織1及び2に織り込んだ。この際糸列部3の長さを
30mmとし、30mmの間隔を置いて複数の糸列部を
それぞれほぼ平行に形成した。織り上がった布帛は、実
施例1と同様の工程を経て、作成される。
【0040】実施例1、2において作成された調光性布
帛を用い、光源から調光性布帛を透過した光について測
定器(ミノルタ社製CM3700D)により測定するこ
とで試験を行った。糸列部が地組織に密着した状態(図
1)及び糸列部が地組織と交差した状態(図2)を測定
した結果、交差した状態に比べ密着した状態では光の透
過率が34%減少することが確認された。
【0041】実施例3;実施例1で作成された布帛の糸
列部3に熱セットによる形態安定性加工を行った。具体
的には、熱処理機による高温、乾熱状態(190℃〜2
10℃)の中で、地組織1、2を緯方向に互いに反対に
引張ることで地組織1、2を密着状態においた緊張処理
を60〜90秒継続する。加工した布帛は、地組織1、
2が離隔移動した状態から地組織1、2を解放すると、
瞬時に両者が密着した状態に戻り、形状が記憶されてい
ることが確認された。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、遮光のために別部材を設けることなく、織物または
編物のみにより調光性を持たせることが可能になり、さ
らに、糸列部と地組織の交差する角度を調整することに
より地組織を透過する光の透過率を可変にすることも可
能となる。また、別部材を用いることがないので、製造
工程を複雑にすることもなく、また、織物または編物特
有の柔軟性を失うこともない。
【0043】糸列部に形態安定性加工を施すことによ
り、必要なときにのみ光の透過率の調整ができ、光可逆
変色物質を添加すればさらに効果的に光の透過率を調整
可能となる。糸列部に紫外線吸収剤、赤外線吸収剤を添
加すれば、紫外線、赤外線を選択的に抑えることが可能
となる。
【0044】地組織に、低融点の熱融着性の糸を混繊し
た繊維を用いることで、低融点の熱融着性の糸が融着し
て地組織の経方向及び緯方向の糸が固着され、糸列部が
回動する際のスリップを防止することができる。
【0045】また、本発明の布帛をロールブラインドに
用いることにより、織物または編物のみからなるため柔
軟性があり軽量であるから、収納が容易になるばかりで
なく、光の透過率も簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調光性布帛の地組織が密着した状態を
示した斜視図
【図2】本発明の調光性布帛の地組織が離隔移動した状
態を示した斜視図
【図3】図1のA−A断面及びB−B断面での拡大模式
【図4】図2のX−X断面及びY−Y断面での拡大模式
【図5】W織の場合の断面での拡大模式図
【図6】本発明の調光性布帛を用いたロールブラインド
を示した斜視図
【符号の説明】
1、2 地組織 3 糸列部 10 回転体 11、12 棒状の重り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L002 AA07 AB02 AC05 CB01 EA00 FA00 4L048 AA20 AB07 AB20 BA01 BA09 BB06 CA00 DA19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物または編物からなる第1及び第2の
    地組織を有し、前記第1の地組織及び前記第2の地組織
    に織り込まれた接合糸により形成される糸列部を複数設
    けた布帛であって、前記糸列部は、前記第1の地組織及
    び前記第2の地組織を所定の間隔で保持可能となるよう
    所定の長さを有し、前記第1の地組織及び前記第2の地
    組織の相対的な離隔移動により前記糸列部が前記第1及
    び第2の地組織と交差する方向に回動することで調光さ
    れることを特徴とする調光性布帛。
  2. 【請求項2】 複数設けられた前記糸列部は、前記第1
    の地組織及び前記第2の地組織が離隔移動した状態で、
    経方向または緯方向にほぼ平行となるように設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の調光性布帛。
  3. 【請求項3】 前記糸列部は、前記第1の地組織及び前
    記第2の地組織を密着させるように形態安定性加工がな
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の調
    光性布帛。
  4. 【請求項4】 前記糸列部は、セルロース系繊維からな
    り、樹脂加工により形態安定性加工がなされていること
    を特徴とする請求項3に記載の調光性布帛。
  5. 【請求項5】 前記糸列部は、合成繊維からなり、熱セ
    ットにより形態安定性加工がなされていることを特徴と
    する請求項3に記載の調光性布帛。
  6. 【請求項6】 前記糸列部は、11〜1110デシテッ
    クスの糸からなり、5〜80本/cmの糸密度を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    調光性布帛。
  7. 【請求項7】 第1の地組織および第2の地組織は、低
    融点の熱溶融性の糸を混繊した繊維からなり、低融点の
    糸を熱融着させることで経方向の繊維および緯方向の繊
    維が互いに融着していることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の調光性布帛。
  8. 【請求項8】 前記糸列部は、光可逆変色性物質、紫外
    線吸収剤または赤外線吸収剤のうち少なくとも1つを含
    んでいることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の調光性布帛。
  9. 【請求項9】 正逆に回転可能な回転体の周面に前記第
    1及び第2の地組織の一端部を固定し、回転体の回転に
    より光の透過率が調整されることを特徴とする請求項1
    ないし8のいずれかに記載の調光性布帛を用いたロール
    ブラインド。
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