JP4340993B2 - 透かし織物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の横開き式スライドカーテン、スタイルカーテン、ローマンシエードカーテン、ロールスクリーンカーテンその他の屋内空間を仕切るカーテンやランプシェードに使用される織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
織物に図柄をプリントしたカーテンには、その濃色部分と淡色部分で透過光量が異なり、その透過光量の差異によって図柄が浮き上がって爽快感を与えるものがある。その濃色部分と淡色部分との透過光量の差異を顕著にして採光カーテン用透かし織物を得るため、淡色部分を生地のまま残すか染料で染色し、濃色となる部分には顔料とバインダーで調製した塗料をプリントし、叉、淡色となる部分には抜蝕剤をプリントして一部の繊維を溶解除去してポーラスにし、濃色となる部分には抜蝕剤無配合の捺染糊をプリントし、或いは叉、濃淡色分け図柄をプリントした透明プラスチックフイルムを織物に貼り合わせる等の方法を試みた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、濃色となる部分を塗料で隠蔽する方法やプラスチックフイルムを貼り合わせる方法では、織物が粗硬に仕上がってドレープ性を欠き、塗膜やフイルムの剥離の問題もあって手軽に洗濯することは出来ず、抜蝕剤によって淡色となる部分をポーラスにする方法では、破断した繊維の端末が解れ出して濃色部分と淡色部分の形際が見苦しく、それが洗濯によって一層ひどくなる。加えて、捺染糊と塗料或いは抜蝕剤配合捺染糊と抜蝕剤無配合捺染糊と言うように、異質の塗工剤を取り扱うことは、プリント工程を複雑にし、塗工剤の取扱ミスや装置の操作ミス等のトラブルが生じ易い。プラスチックフイルムを貼り合わせる方法では、プリント装置とは全く異なる格別な貼合装置を必要とし、容易には実施し得ず、部分的剥離や浮き剥がれ、部分皺立ち等の疵欠点を発見しても修正することが出来ず、製品ロスが多発する。
【0004】
【発明の目的】
そこで本発明は、軽くて扱い易くドレープ性に富み、見る者に爽快感を与え自由に楽に洗濯し得る透かし織物を効率的且つ経済的に得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る織物は、経糸密度と緯糸密度の一方が他方よりも緻密であり、少なくともその密度が緻密な経糸又は緯糸に単繊維繊度が1.0デシテックス以下の極細繊維が使用されており、目付けが100〜300g/m2 であり、通気度が30cc/cm2 ・sec以下であり、経糸密度と緯糸密度の何れか一方の密度の緻密な経糸又は緯糸が多く現れる表裏の片面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄がプリントされており、プリント図柄の濃色部分の光反射率が50%以下、遮光率が99%以上、色彩のL値が10〜40、透過光量が1000ルクス以下であり、プリント図柄の淡色部分の光反射率が65〜95%、色彩のL値が濃色部分よりも40以上高い60〜90、透過光量が濃色部分よりも100ルクス以上高い100〜5000ルクスであり、遮光率が濃色部分の遮光率よりも0.1%以上低いことを第1の特徴とする。織物の厚さは0.3〜0.6mmにする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、経糸密度と緯糸密度の一方が他方よりも緻密であり、少なくともその密度が緻密な経糸又は緯糸に単繊維繊度が0.5デシテックス以下の極細繊維を使用し、朱子織組織によって織成し、経糸密度と緯糸密度の何れか密度の緻密な経糸又は緯糸が多く現れる経朱子面又は緯朱子面に起毛処理を施し、起毛面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄をプリントし、経糸密度と緯糸密度の何れか密度の緻密な経糸又は緯糸の太さを30〜300デシテックスとし、経糸密度と緯糸密度の何れか密度の緻密な経糸密度又は緯糸密度を50本/cm以上にしたことにある。
【0007】
本発明の第3の特徴は、上記第1の特徴に加えて、経糸密度を緯糸密度よりも緻密にし、経糸に単繊維繊度が0.5デシテックス以下の極細繊維を使用し、朱子織組織によって織成し、経朱子面に起毛処理を施し、起毛された経朱子面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄をプリントし、経糸の太さを30〜300デシテックスとし、経糸密度を50本/cm以上にしたことにある。
【0008】
ここに本発明において、通気度はJIS−L−1096、光反射率はJIS−Z−9792、遮光率はJIS−L−1055−A法(照度100000ルクス±5%照射し照度計を用いる方法)、色彩のL値はJIS−Z−8729(L*** 表色系及びL*** 表色系による物体色の表示方法にて測定した数値)、透過光量はJIS−L−1055、織物の厚さはJIS−L−1096による。
【0009】
【発明の実施の形態】
従来隠蔽性に優れた織物として二重織組織によって織成された二重織物があり、遮光カーテンに使用されている。二重織物では、経糸と緯糸に囲まれる表裏の布目が二重になっており、光は必ずしも表側の布目から裏側の布目へと直進するとは限らず、表側の布目から裏側の布目に至る間に介在する繊維間で反射を繰り返しつつ吸収されて遮光効果が生じる。この点、非多重織組織の平織物では、経糸と緯糸に囲まれる布目が表裏二重になっておらず、布目に入った光は、そのまま布目から出て行く。特に目付けが300g/m2 以下の薄手の平織物では、光が透過する布目内部に介在する繊維の数も少ないので、真っ黒に染色された平織物でも、布目からの漏光は避けられない。しかし経糸や緯糸を構成する繊維の繊度、即ち、単繊維繊度を1デシテックス以下にして緻密に織成された平織物では、その繊維が極細であるが故に布目へと食み出し、布目内部に介在する繊維の数も多くなり、極細繊維を濃色に着色するときは、布目に入る光が極細繊維に吸収されて遮光効果が生じる。しかし、その極細繊維を濃色にせず淡色にするときは遮光効果は生じない。従って光が透過し易い目付けが300g/m2 以下の薄手の極細繊維に成る平織物では、それにプリントを施して濃淡色分けするとき、濃色部分と淡色部分に透過光量の顕著な差異が生じると共に、濃色部分と淡色部分の間の遮光率に格別大きな差がない場合でも光反射率の差による眩惑作用によってプリント図柄が透かし調になる。本発明は、かかる知見を得て完成された。
【0010】
従って本発明では、濃色部分に対比される淡色部分が透明感を帯びる程度に、織物自体を薄く低目付けのものにする一方、淡色部分との間に透過光量の顕著な差異が生じるようにするため、極細繊維を用いて織物を緻密に織成し、プリントによって部分的に極細繊維を濃色にすることが要件となる。
【0011】
経糸や緯糸の繊維が極細になり、経糸密度や緯糸密度が緻密になるにつれて布目が経糸や緯糸に塞がれ、織物の通気度が低下する。従って、経糸や緯糸には単繊維繊度が1.0デシテックス以下、好ましくは0.5デシテックス以下、更に好ましくは0.01以下の極細繊維を用い、通気度が30cc/cm2 ・sec以下になるように経糸密度や緯糸密度を設定する。しかし、織物を緻密にするために経糸や緯糸を30デシテックス未満にすると糸切れが頻発して製織が困難になり、又、目付けが100g/m2 未満になると濃色部分での透過光量も増えてプリント図柄が透かし調になり難くなる。それとは逆に、経糸や緯糸が300デシテックスを超え、目付けが300g/m2 を超えると淡色部分での透過光量も減って濃色部分との透過光量の差異が少なくなり、プリント図柄が透かし調になり難くなる。これらの点を考慮して、経糸と緯糸の太さを30〜300デシテックスとし、織物の目付けを100〜300g/m2 とする。そうすると、厚さが0.3〜0.6mmでドレープ性に富み、カーテンに適した織物が得られる。
【0012】
布目が塞がる程度に緻密に織成するには、1デシテックス以下の極細繊維を経糸と緯糸の何れか一方に用い、その用いた一方の経糸密度又は緯糸密度を緻密にすればよく、その双方に極細繊維を用い、その双方の密度を緻密にする必要は必ずしもない。何故なら、隣合う経糸と経糸の間か緯糸と緯糸の間の何れか一方が密着する程度に緻密であれば、経糸と緯糸に囲まれる布目が塞がれることになり、又、経糸密度と緯糸密度の一方が緻密でも他方が粗ければ、織前で緯糸か経糸が筬からの圧迫を受けて変形し、無理なく筬打ちが出来て製織し易くなるからである。
【0013】
そのように通気度が30cc/cm2 ・sec以下になる程度に織物を緻密にするには、経糸密度と緯糸密度の一方が他方よりも緻密にすればよい。しかし好ましくは、経糸密度を50本/cm以上として緯糸密度よりも緻密にし、織組織を一完全内に占める接結点(布目)の比率の少ない10枚朱子以下の朱子織組織、好ましくは5枚朱子乃至8枚朱子、更に好ましくは5枚朱子にする。そうすると、経糸の間で緯糸が、緯糸の間で経糸が、それぞれズレ移動し易い余裕、即ち、隣合う経糸と経糸の間の遊び、又は、隣合う緯糸と緯糸の間の遊びが出来、織前で緯糸や経糸がズレ移動し変形して製織し易くなる。一方、そのように緯糸や経糸がズレ移動しても一完全内に占める接結点(布目)の比率が少ない朱子織組織では、布目の隙間が広がって光が透過し易くなることはなく、却って、緯糸や経糸のズレ移動によって布目が塞がれて漏光し難くなる。このように一定の範囲内での緯糸や経糸のズレ移動は、濃色部分での透過光量を少なくする上で有利に作用する。経糸密度を50本/cm以上にするとき、緯糸密度は経糸密度の25〜75%、好ましくは35〜60%、概して25本/cm以上にするとよい。
【0014】
カーテンは、経糸の長さ方向を垂直に向けて吊り下げられる、その使用状態では、自重によって経糸の長さ方向(縦方向)に伸びることはあっても、緯糸の長さ方向(横方向)に伸びることはない。その経糸の長さ方向に伸びるとき、緯糸密度が粗くなるとしても経糸密度が変わることはないので、隣合う経糸と経糸の間が密着する程度に緻密に織成されたカーテンでは、その使用状態において遮光効果が変わることなく常に一定に保たれる。それ故に、経糸密度を緯糸密度よりも緻密にし、1デシテックス以下の極細繊維を緯糸よりも寧ろ経糸に用いることが推奨される。勿論、経糸と緯糸との双方に極細繊維を用いればよい、と言うことは当然である。
【0015】
プリント図柄の濃色部分での光反射率を50%以下、遮光率を99%以上、色彩のL値を10〜40、透過光量を1000ルクス以下とし、叉、淡色部分での光反射率を65〜95%、色彩のL値を濃色部分よりも40以上高い60〜90とし、透過光量を濃色部分よりも100ルクス以上高い100〜5000ルクスとし、その淡色部分での遮光率を濃色部分の遮光率よりも0.1%以上低くするには、それら濃色部分と淡色部分を染め分ける染料の種類と使用量を加減すればよい。極細繊維の着色は、その紡糸される繊維ポリマーへの濃色顔料の練り込みによる原着でもよく、又、その紡糸後や製織後の染色(後染め)によるものであってもよい。
【0016】
濃色部分での透過光量を抑えて濃色部分との透過光量の差異を大きくするには、極細繊維が多く表面に現れる経朱子面を起毛処理し、その毛羽で布目を覆って漏光を少なくすると共に、その毛羽によって濃色部分での光の反射を抑え、濃色部分の色彩が暗い深みを帯びたものにするとよい。その場合、淡色部分でも起毛毛羽で布目が覆われることになるが、起毛処理によって淡色部分に介在する繊維の数が変わることがなく、却って、起毛処理によって淡色部分が嵩高に脹らんで光が透過し易くなり、濃色部分と淡色部分の透過光量の差異が大きくなり、プリント図柄が一層透かし調になる。このようにプリント面への起毛処理は、本発明の効果を増長こそすれ損なうことはない。
【0017】
図柄のプリントは、捺染、抜染、防染の何れによってもよい。その場合、極細繊維は、紡糸時に繊維ポリマーへの顔料の練り込みよって原着されていてもよく、又、紡糸後の糸染めや製織後の反染めによって染色されていてもよい。図柄のプリント前に、極細繊維が濃色に着色されている場合には、抜染によって濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄を描出する。しかし、図柄のプリント前に極細繊維が着色されていても、織物全体の遮光率が95%以下で透過光量が100ルクス以上であれば、濃色部分の遮光率と淡色部分の遮光率に格別大きな差がない場合でも図柄が透かし調になるので、必ずしも抜染によらず、捺染や防染によって図柄をプリントしてもよい。
【0018】
極細繊維には、主として溶剤溶解性が異なる異種の繊維ポリマーに成る海島型複合合成繊維、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートを島成分とし、ポリエチレン、ポリスチレン、アルカリ可溶型共重合ポリエステルを海成分とする海島分割型複合ポリエステル繊維を使用し、製織後の海成分を溶解して1デシテックス以下となる島成分の極細繊維に細かく分割すればよい。
【0019】
【実施例】
海島分割型複合ポリエステル繊維に成る83dtex/63f(83デシテックス/63フイラメント)の海島分割型ポリエステル繊維マルチフイラメント糸を経糸に使用し、33dtex/24fの熱収縮性ポリエステル繊維マルチフイラメント糸を緯糸に使用し、経糸密度を85本/cm、緯糸密度を30本/cmにし、5枚朱子織組織によって織成した朱子織物を開繊処理して経糸の各海島分割型複合ポリエステル繊維を17本の0.077デシテックスの極細繊維に分割し、経朱子面を起毛処理し、スクリーン捺染機によって起毛面(経朱子面)に分散染料配合捺染糊による濃淡色分け図柄を印捺し、加熱発色処理と水洗処理をし、濃色部分の光反射率が20%、遮光率が99.998%、色彩のL値が20.14(光源2:JIS−D65−Sousce時)、透過光量が2.2ルクス(照度100000ルクス±5%照射時)であり、淡色部分の光反射率が70%、色彩のL値が71.93(光源2:JIS−D65−Sousce時)、透過光量が640ルクス(照度100000ルクス±5%照射時)、遮光率が99.36%(濃色部分と淡色部分の遮光率差0.638%)の濃淡色分けされたプリント図柄の織物に仕上げた。仕上がった織物の目付けは200g/m2 、厚みは0.4mm、通気度は7.31cc/cm2 ・secであった。この織物を電気スタンドのカバー(ランプシェード)に使用し、80Wの白熱灯を点灯したところ、淡色部分では布目からの漏光がなく色調が透明感を帯び、濃色部分は淡色部分の明るさに隠されて影絵のように浮かび、プリント図柄が影絵や透かし絵の観を呈した。
【0020】
【発明の効果】
本発明(請求項1)によると、濃色部分の遮光率が高く99%以上で淡色部分との間に眩惑効果が生じ易く、その濃色部分と淡色部分の透過光量の差異と光反射率の差異によってプリント図柄が影絵や透かし絵の観を呈し、軽くて扱い易く、ドレープ性に富み、見る者に爽快感を与え、自由に楽に洗濯し得、ランプシェードやカーテンに好適な織物が得られる。
【0021】
本発明(請求項2)によると、上記の効果に加え、表面の起毛毛羽によって濃色部分と淡色部分の透過光量の差異が顕著になり、感触が滑らかで柔らかく温かい印象を与え、ランプシェードやカーテンに好適な織物が得られる。
【0022】
本発明(請求項3)によると、上記の効果に加え、使用中に布目が広がらず、遮光性や隠蔽性が安定してカーテンに好適な透かし織物が得られる。

Claims (3)

  1. (1) 経糸密度と緯糸密度の一方が他方よりも緻密であり、(2)少なくともその密度が緻密な経糸又は緯糸に単繊維繊度が1.0デシテックス以下の極細繊維が使用されており、(3) 目付けが100〜300g/m2 であり、(4) 通気度が30cc/cm2 ・sec以下であり、(5) 経糸密度と緯糸密度の何れか一方の密度の緻密な経糸又は緯糸が多く現れる表裏の片面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄がプリントされており、(6) プリント図柄の濃色部分の光反射率が50%以下、遮光率が99%以上、色彩のL値が10〜40、透過光量が1000ルクス以下であり、(7) プリント図柄の淡色部分の光反射率が65〜95%、色彩のL値が濃色部分よりも40以上高い60〜90、透過光量が濃色部分よりも100ルクス以上高い100〜5000ルクスであり、遮光率が濃色部分の遮光率よりも0.1%以上低いことを特徴とする透かし織物。
  2. (1) 経糸密度と緯糸密度の一方が他方よりも緻密であり、(2)少なくともその密度が緻密な経糸又は緯糸に単繊維繊度が0.5デシテックス以下の極細繊維が使用されており、(3) 目付けが100〜300g/m2 であり、(4) 通気度が30cc/cm2 ・sec以下であり、(5) 朱子織組織によって織成されており、(6) 経糸密度と緯糸密度の何れか一方の密度の緻密な経糸又は緯糸が多く現れる経朱子面又は緯朱子面に起毛処理が施されており、(7) 起毛面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄がプリントされており、(8) プリント図柄の濃色部分の光反射率が50%以下、遮光率が99%以上、色彩のL値が10〜40、透過光量が1000ルクス以下であり、(9) プリント図柄の淡色部分の光反射率が65〜95%、色彩のL値が濃色部分よりも40以上高い60〜90、透過光量が濃色部分よりも100ルクス以上高い100〜5000ルクスであり、遮光率が濃色部分の遮光率よりも0.1%以上低く、(10) 経糸密度と緯糸密度の何れか一方の密度の緻密な経糸又は緯糸の太さが30〜300デシテックスであり、(11) 経糸密度と緯糸密度の何れか一方の密度の緻密な経糸密度又は緯糸密度が50本/cm以上であることを特徴とする透かし織物。
  3. (1) 経糸密度が緯糸密度よりも緻密であり、(2) 経糸に単繊維繊度が0.5デシテックス以下の極細繊維が使用されており、(3) 目付けが100〜300g/m2 であり、(4) 通気度が30cc/cm2 ・sec以下であり、(5) 朱子織組織によって織成されており、(6) 経朱子面に起毛処理が施されており、(7) 起毛された経朱子面に濃色部分と淡色部分とに色分けされた図柄がプリントされており、(8) プリント図柄の濃色部分の光反射率が50%以下、遮光率が99%以上、色彩のL値が10〜40、透過光量が1000ルクス以下であり、(9) プリント図柄の淡色部分の光反射率が65〜95%、色彩のL値が濃色部分よりも40以上高い60〜90、透過光量が濃色部分よりも100ルクス以上高い100〜5000ルクスであり、遮光率が濃色部分の遮光率よりも0.1%以上低く、(10) 経糸の太さが30〜300デシテックスであり、(11) 経糸密度が50本/cm以上であることを特徴とする透かし織物。
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