JP3116601B2 - フォークリフトの制御装置 - Google Patents

フォークリフトの制御装置

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JP3116601B2
JP3116601B2 JP04286301A JP28630192A JP3116601B2 JP 3116601 B2 JP3116601 B2 JP 3116601B2 JP 04286301 A JP04286301 A JP 04286301A JP 28630192 A JP28630192 A JP 28630192A JP 3116601 B2 JP3116601 B2 JP 3116601B2
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義人 林
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はフォークリフト車の概略側面図で
あり、10は車本体、11は車輪、12はリフト用レバ
ー、20はマスト、21はフォーク、22はリフトシリ
ンダである。
【0003】この構成において、リフト用レバー12を
ニュートラル位置から手前に倒すと、図示しない油圧モ
ータが駆動されてリフトシリンダ22のシリンダ内に圧
油が供給され、リフトシリンダ22のロッドが伸び、フ
ォーク21を上昇させる。
【0004】上昇したフォーク21を降ろす場合には、
リフト用レバー12をニュートラル位置より前方へ倒
す。こりにより、上記シリンダ内と油タンクを連絡する
油路に介在する開閉弁が開弁し、フォーク21はその自
重で上記ロッドを押し下げながら下降する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにしてフォー
ク21は上昇/下降するが、リフトシリンダ22のロッ
ド端をシリンダ上底に係合させてフォーク21を最上位
位置に停止せしめ、リフトシリンダ22のロッド端がシ
リンダ下底に係合した時にフォーク21は最下位位置に
停止するので、即ち、フォーク21の最上位位置よび最
下位位置での位置決めはリフトシリンダ22のシリンダ
上底および下底をストッパーとして行なわれ、レバー1
2の単なる傾倒操作だけでは、最上位位置、最下位位置
へフォーク21を軟停止させることは難しく、上記両者
は衝撃的に係合し、大きな衝撃音が発生する。
【0006】さらに、フォーク21が最下位位置まで下
降したときに床に触れるような場合には、フォーク21
は床に衝撃的に衝突するかたちになるので床を傷めると
いう問題が発生する。
【0007】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、レバー操作だけで、フォークを最上位位置お
よび最下位位置に確実に軟停止させることができるフォ
ークリフトの制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、リフトシリンダへ圧液を給排する管路中に流
量制御弁を有し、前記リフトシリンダのシリンダ上底お
よび下底をストッパーとしてフォークを最上位位置およ
び最下位位置へ位置決めするとともに、チルトレバー、
チルトシリンダ、チルト角センサを備え、フォーク姿勢
を制御可能なフォークリフトにおいて、上記リフトシリ
ンダのロッド端の高さを測定する高さ計と、前記ロッド
端がシリンダ上底に達する時のフォークの上記最上位位
置および上記ロッド端がシリンダ下底に達する時のフォ
ークの上記最下位位置が設定されたメモリを備える制御
ユニットとを有し、この制御ユニットは、上記高さ計の
出力値と上記メモリに設定された上記最上位位置もしく
は最下位位置との差が所定値以下に縮まると上記流量制
御弁の軟停止用絞り制御を開始し、且つフォーク下降時
には、上記チルト角センサの出力よりフォーク先端部高
さを求め、この高さと上記設定の最下位位置との差を算
出し、この差の値で上記高さ計の出力値を補正する構成
とした。
【0009】
【0010】
【作用】本発明では、レバーの操作だけで、フォークを
最上位位置および最下位位置に自動的に軟停止させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1において、13は油タンク、14はポ
ンプ、15はモータである。30はレバー12の角度を
検知するレバー角センサ、31はマイクロコンピュータ
μCPUを備える制御ユニット、32流量制御弁、3
3、34および35は配管である。40は高さ計であっ
て、リフトシリンダ22のロッドの伸縮に伴い本体41
から伸縮するロープ42を有し、その伸縮量Lが電気信
号として制御ユニット31に入力される。
【0013】この構成においては、制御ユニット31内
のデータメモリ31Bに、フォーク21の最上位位置H
H と最下位位置HL を書き込んでおく。31Aはプログ
ラムメモリである。
【0014】リフト用レバー12をニュートラル位置か
ら手前(実線矢印の向き)に倒すと、ポンプ14が駆動
され、油タンク13から、配管34、流量制御弁32、
配管33を経由してリフトシリンダ22のシリンダ内に
圧油が供給され、リフトシリンダ22のロッドが上昇
し、フォーク21を上昇駆動する。
【0015】制御ユニット31は入力される伸縮量Lか
らフォーク21の現在高さHを演算するとともに、最上
位位置HH と現在高さHとの差を監視しており、この差
(HH −H)が予め設定した値EH に等しいか小さくな
ると、レバー角センサ30の出力からフォーク21が上
昇動作中であることを認識して、上昇軟停止用の弁開度
絞り信IH を流量制御弁32に与える。これにより、流
量制御弁32の弁開度が絞られ、フォーク21の上昇速
度は減速される。制御ユニット31はフォーク21が最
上位位置HH まで上昇した時は流量制御弁32がほぼ閉
弁状態となるように弁開度の絞り制御を行なうようにプ
ログラムされている。
【0016】上昇したフォーク21を降ろす場合には、
リフト用レバー12をニュートラル位置より前方(点線
矢印の向き)へ倒す。これにより、流量制御弁32が開
弁(全開)してフォーク21の自重による当該フォーク
21の下降が始まり、リフトシリンダ22のシリンダ内
の圧油が、配管33、流量制御弁32、配管35を経由
して油タンク13へ排出される。
【0017】制御ユニット31は入力される伸縮量Lか
らフォーク21の現在高さHを演算するとともに、最下
位位置HL と現在高さHとの差を監視しており、この差
(HL −H)が予め設定した値EL に等しいか小さくな
ると、レバー角センサ30の出力からフォーク21が下
降動作中であることを認識して、下降軟停止用の弁開度
絞り信号IL を流量制御弁32に与える。これにより、
流量制御弁32の弁開度が絞られ、フォーク21の下昇
速度は減速される。制御ユニット31はフォーク21が
最下位位置HL まで下降した時は流量制御弁32がほぼ
閉弁状態となるように弁開度の絞り制御を行なうように
プログラムされている。
【0018】このように、本実施例では、例えば、フォ
ーク21を最下位位置へ移動させるレバー操作を行なっ
た時、フォーク21が最下位位置HL 近くまで下降する
と、リフトシリンダ22から油タンク13へ戻る油の量
が絞られるので、フォーク21は減速下降となり、緩や
かに最下位位置へ軟停止することになる。
【0019】フォーク21を最上位位置へ移動させるレ
バー操作を行なった時も、フォーク21が最上位位置H
H 近くまで上昇すると、リフトシリンダ22へ供給され
る単位時間当たりの油の量が絞られるので、フォーク2
1は減速上昇となり、緩やかに最上位位置HH へ軟停止
することになる。
【0020】このように、本実施例では、レバー12操
作だけで、最上位位置HH 、最下位位置HL へフォーク
21を自動的に軟停止させることができ、軟停止の為に
他の操作は不要であるから、操作員の熟練を要しない利
点がある。
【0021】図2はチルトレバー12A、チルトシリン
ダ22A、チルトレバー角センサ30A、チルト角セン
サ40A、チルトシリンダ用の開閉弁(もしくは流量制
御弁)32Aを備えたフォークリフトの1例を示したも
のである。33Aは配管である。
【0022】この種のフォークリフトにおいては、チル
トレバー12Aをニュートラル位置からある角度θだけ
手前に引くと、当該角度θに対応した電気信号(後傾指
令信号)がチルトレバー角センサ30Aから制御ユニッ
ト31へ入力され、制御ユニット31は、上記電気信号
の値とチルト角センサ40Aが出力する電気信号(フィ
ードバック信号)の値とが一致するまで、開閉弁32A
とモータ15にマスト20を後傾させるための制御指令
を与える。チルトレバー12Aをニュートラル位置から
ある角度θだけ手前に押し倒した場合も同様で、当該角
度θに対応した電気信号(前傾指令信号)が制御ユニッ
ト31へ入力され、マスト20は上記角度θに対応する
角度だけ前傾した姿勢となる。
【0023】このようなマスト前傾姿勢にある状態で、
フォーク21を下げるレバー操作を行なった場合には、
フォーク21が前記最下位位置HL に達するまでに、フ
ォーク21の先端部Aが床に衝突する恐れがある。
【0024】これを防止するために、本実施例では、制
御ユニット31内のデータメモリ31Bに、前傾最大チ
ルト角θ+MAXを書き込み、上記最下位位置HL における
前傾最大チルト角θ+MAX、時のフォーク21の先端部A
の高さHFLを、μCPUにより演算させる。μCPU
は、更に、HFLと最下位位置HL とから、現在高さ補正
量hを演算する。この現在高さ補正量hはデータメモリ
31Bに格納させる。
【0025】μCPUが、レバー角センサ30の信号か
ら、フォーク21を下げるレバー操作が行われたことを
知ると、現在高さHを補正して、(H+h)×k(kは
定数)を現在高さHとして、最下位位置HL と差を監視
し、この差が予め設定した値EL に等しいか小さくなる
と、下降軟停止用の弁開度絞り信号IL を流量制御弁3
2に与える。これにより、流量制御弁32の弁開度が絞
られ、フォーク21の下昇速度は減速される。制御ユニ
ット31はフォーク21の先端部Aが最下位位置HL
で下降した時は流量制御弁32がほぼ閉弁状態となるよ
うに弁開度の絞り制御を行なうようにプログラムされて
いる。
【0026】本実施例では、上記現在高さ補正量hは前
傾最大チルト角θ+MAXに基づく固定値であるが、μCP
Uが、チルトレバー角センサ30Aの出力またはチルト
角センサ40Aの出力値θに基づき、現在高さ補正量h
を演算するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、フォークが
予め設定された最上位位置もしくは最下位位置に近づく
と、リフトシリンダへ供給される圧液の量もしくはリフ
トシリンダから排出される液量を絞る制御が開始され、
上記最上位位置もしくは最下位位置に衝撃的に停止する
ことは避けることができるので、停止時の衝撃音はな
く、フォークが最下位位置まで下降したときに床に触れ
るような場合でも、床を傷ける恐れは無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図3】フォークリフト車の概略側面図でる。
【符号の説明】
12 リフト用レバー 12A チルトレバー 20 マスト 21 フォーク 22 リフトシリンダ 22A チルトシリンダ 30 レバー角センサ 30A レバーチルト角センサ 31 制御ユニット 32 流量制御弁 32A 開閉弁もしくは流量制御弁 40 高さ計 40A チルト角センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトシリンダへ圧液を給排する管路中
    に流量制御弁を有し、前記リフトシリンダのシリンダ上
    底および下底をストッパーとしてフォークを最上位位置
    および最下位位置へ位置決めするとともに、チルトレバ
    ー、チルトシリンダ、チルト角センサを備え、フォーク
    姿勢を制御可能とするフォークリフトにおいて、 上記リフトシリンダのロッド端の高さを測定する高さ計
    と、前記ロッド端がシリンダ上底に達する時のフォーク
    の上記最上位位置および上記ロッド端がシリンダ下底に
    達する時のフォークの上記最下位位置が設定されたメモ
    リを備える制御ユニットとを有し、 この制御ユニットは、上記高さ計の出力値と上記メモリ
    に設定された上記最上位位置もしくは最下位位置との差
    が所定値以下に縮まると上記流量制御弁の軟停止用絞り
    制御を開始し、且つフォーク下降時には、上記チルト角
    センサの出力よりフォーク先端部高さを求め、この高さ
    と上記設定の最下位位置との差を算出し、この差の値で
    上記高さ計の出力値を補正することを特徴とするフォー
    クリフトの制御装置。
JP04286301A 1992-08-31 1992-10-23 フォークリフトの制御装置 Expired - Lifetime JP3116601B2 (ja)

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JP23196292 1992-08-31
JP4-231962 1992-08-31
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JP6365345B2 (ja) * 2015-02-27 2018-08-01 株式会社豊田自動織機 産業車両
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