JP3115458U - 材料新配合による、ふっくら・しっとり感の長もちするマドレーヌ。 - Google Patents

材料新配合による、ふっくら・しっとり感の長もちするマドレーヌ。 Download PDF

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Abstract

【課題】調理作業中に生地が分離することなく、手間の少ない方法により、ふっくら・しっとり感の長もちするマドレーヌを提供する。
【解決手段】植物性ソフトマーガリンをそのまま用いて生地に馴染ませ、卵黄と卵白に分けることなく、全卵をそのまま用い、また溶けやすい上白糖、コーンスターチを用いる。
【選択図】図1

Description

この考案は、焼き物等の菓子に関する。
従来は、薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、湯煎した溶かしバター、卵黄と卵白、バニラオイル等の材料を配合し焼きあげたマドレーヌが一般的である。
従来の材料配合による製法では、次のような解決すべき課題がある。
1 従来の湯煎した溶かしバターを使う方法では、湯煎に手間がかかるし、調理中に生地が分離し製品ムラが発生する。
2 鶏卵を、卵黄と卵白に分けるのに手間がかかる。
3 グラニュー糖が生地に溶けにくい。
4 ふっくら・しっとり感が長もちしない。
1 植物性ソフトマーガリンをそのまま使用することで湯煎の手間を省くほか、生地をよく馴染ませ分離を抑える。
2 鶏卵をそのまま使用し、卵黄と卵白に分ける手間を省く。
3 生地に溶け込みやすい上白糖を使用し、しっとり感を増す。
4 コーンスターチを使用し表面をカリッと焼きあげ、ふっくら・しっとり感を封じ込める。
前述の4項目の手段を講じた結果、ふっくら・しっとり感が長もちするマドレーヌ造ることができるようになったほか、生地が安定化し、一度に大量のマドレーヌを短時間で作れるようになった。
配合する材料
薄力粉、コーンスターチ、上白糖、植物性ソフトマーガリン、鶏卵(全卵)バニラオイル。
材料 マドレーヌ 約25個分 焼き型(丸型、直径9.5cm、深さ1.5cm使用の場合)
薄力粉 450g
コーンスターチ 50g
砂糖(上白糖) 500g
植物性ソフトマーガリン 500g
鶏卵(全卵) 550g
バニラオイル 少々(7−8滴)
ブランデー(好みで) 大さじ1.5杯
* 薄力粉とコーンスターチは、あらかじめあわせて篩いにかけておく。
(2)(1)に上白糖を加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる。
(3)(2)に全卵を加え、ボウルの中の材料が2倍くらいに膨らむまで泡立て、バニラオイルを加え混ぜ合わせる。
(4)(3)にあらかじめ篩っておいた薄力粉・コーンスターチを加え、滑らかになるまで大きく混ぜ合わせ生地を作る。(この時混ぜすぎるとグルテンが出て、マドレーヌが膨らまなくなるので注意する.)
(5)焼き型(丸型、直径9.5cm、深さ1.5cm)に型紙を敷き生地(風袋込みで約110g)を入れ、170℃のオーブンで30〜35分間焼きあげる。
(1)植物性マーガリンをそのまま使用し、生地の分離を抑えることができる。
(2)植物性マーガリンおよび全卵を使用し、湯煎をする手間と卵黄と卵白に分ける手間を省くことができる。
以上により、本案は短時間で大量のマドレーヌを作るのに適しており、菓子製造業など業務用としての利用価値は高い。

Claims (1)

  1. マドレーヌ材料の配合
    本案は、薄力粉、コーンスターチ、上白糖、植物性のソフトマーガリン、鶏卵(全卵)、バニラオイル等の材料を配合し用いる。
    従来から用いられている材料は、薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、溶かしバター、卵黄と卵白、バニラオイル等の配合が一般的である。
    本案により、一般的な配合による製法での問題点となっている卵黄と卵白に分ける手間、調理作業中の生地の分離、ふっくら・しっとり感が長もちしないなどを解決し、一度に大量のマドレーヌを作ることができる。
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