JP3115242B2 - 車両のスライド型ルーフキャリア - Google Patents

車両のスライド型ルーフキャリア

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JP3115242B2
JP3115242B2 JP08298274A JP29827496A JP3115242B2 JP 3115242 B2 JP3115242 B2 JP 3115242B2 JP 08298274 A JP08298274 A JP 08298274A JP 29827496 A JP29827496 A JP 29827496A JP 3115242 B2 JP3115242 B2 JP 3115242B2
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昭三郎 及川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフパネ
ル上に荷積みをする場合に用いられるスライド型ルーフ
キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の車両のスライド型ルーフ
キャリアとしては、例えば図33に記載されているもの
が知られている。
【0003】概略を説明すれば、ルーフパネル1上に車
体前後方向に沿って配設された左右一対のルーフレール
2,2と、該両ルーフレール2,2の間に車体巾方向に
沿って配設された5本の横バー3a〜3eとを有してい
る。前記ルーフレール2は、図34にも示すようにほぼ
平坦状の底壁4の両側縁から立ち上がった両側壁5,5
とによってほぼコ字形状に折曲形成されて内部にチャン
ネル部6が形成され、該両側壁5,5の上端部5a,5
aが互いに内方へ折曲形成されていると共に、該折曲部
から外側下方へ折曲された外側壁7,7を一体に有して
いる。また、前記底壁4及び外側壁7,7とルーフパネ
ル1との間に長板状の樹脂製スペーサ8が介装されてい
る。そして、この各ルーフレール2は、前後方向の4個
所位置が取付ねじ9a〜9dによってルーフパネル1に
固着されており、この取付ねじ9a〜9dは底壁4とス
ペーサ8及びルーフパネル1に貫通形成されたボルト孔
を挿通して、ルーフパネル1下方から螺着したリベット
ナット10a〜10dに締結するようになっている。
【0004】また、前後端に位置する横バー3a〜3e
は、各両端部がルーフレール2,2にねじAを介して固
定されている一方、内側の3つの横バー3b〜3dは、
アジャストねじBによって前後の所定スライド位置に固
定されるようになっており、ルーフパネル1上に載置固
定される荷物の大きさに応じて3つの横バー3b〜3d
の前後位置を予め設定して荷物の安定した支持を得るよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスライド型ルーフキャリアにあってはルーフレール
2の底壁4とスペーサ8との間に隙間Sが形成され、つ
まり底壁4とルーフパネル1との間に隙間Sが形成され
て、取付ねじ9a〜9dの頭部9eがルーフパネル1上
面から浮いた形になっている。このため、リベットナッ
ト10a〜10dとの締め付け強度が低下し、ひいては
ルーフレール2とルーフパネル1との結合強度が低下し
てしまう。
【0006】また、前述の取付ねじ9a〜9dに螺着し
たリベットナット10a〜10dは、一般に取付ねじ9
a〜9dとの締結強度が弱く、特に上下方向の強度が弱
い。このため、車両走行中等にルーフレール2,2に上
方向の力が作用すると、取付ねじ9a〜9dとリベット
ナット10a〜10dとの締結が緩んでしまったり、あ
るいは取付ねじ10a〜10dが抜け出してしまうおそ
れがある。
【0007】また、ルーフレール2の底壁4とルーフパ
ネル1との間に、前述のように樹脂製の前記スペーサ8
が介装されているため、このスペーサ8が外気熱等によ
って撓み変形すると、取付ねじ9a〜9dが緩んでしま
うおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて案出されたもので、請求項1記載の発明は、
ルーフパネル上の車体前後方向に配設されて、取付ボル
トとナットを介して前記ルーフパネルに固定される左右
一対のルーフレールと、該両ルーフレール間に車体巾方
向に沿って配設されて、両端部がスライダーを介してル
ーフレールに車体前後方向にスライド自在に設けられた
少なくとも一対の横バーとを備えた車両のスライド型ル
ーフキャリアであって、前記ルーフレールの内部に長手
方向に沿って形成されたチャンネル部の底壁に、下方へ
突出して内部に凹溝を有する突起部を設けると共に、該
突起部の下部壁に取付ボルトが挿通するボルト挿通孔を
形成し、かつ前記凹溝の上縁に有する前記底壁あるいは
前記下部壁に取付ボルトの頭部を着座させると共に、前
記下部壁をルーフパネルの上面に当接させたことを特徴
としている。
【0009】請求項2記載の発明は、前記取付ボルトの
頭部を、前記凹溝の開口面積よりも大きな表面積に形成
して前記底壁あるいは下部壁に着座させたことを特徴と
している。
【0010】請求項3記載の発明は、前記取付ボルトの
頭部に、前記凹溝の開口面積よりも大きな表面積を有し
て前記底壁あるいは下部壁に着座するステフナー部材を
結合したことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、前記スライダーの
下部に、前記チャンネル部内に摺動自在に係合配置され
て前記スライダーを車体前後方向へスライド自在に保持
するスライド用ナットを設ける一方、該スライド用ナッ
トを前記チャンネル部内で弾持するナットスプリングの
前後両側に、前記チャンネル部の底面に上方向から弾接
する弾性脚部を設けると共に、該ナットスプリングの両
側部にチャンネル部の両側面に弾接する弾性腕部を設け
たことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、前記スライド用ナ
ットとナットスプリングとを係合手段を介して結合した
ことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、前記スライド用ナ
ットをナットスプリングの内部に埋設したことを特徴と
している。
【0014】請求項7記載の発明は、前記チャンネル部
の底壁に、前記突起部を除く底壁下面とルーフパネルと
の間にシール部材を設けると共に、該シール部材の上面
左右両側にルーフレールの下部係合溝内に係合する係合
爪を立設し、かつ、シール部材の巾方向の中央部と両係
合爪の付根部の外側部にそれぞれ切込部を長手方向に沿
って形成したことを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明は、前記ルーフレール
の前後端部を前記取付ボルトによってルーフパネルに固
定すると共に、該前後端部にエンドキャップを設ける一
方、前記エンドキャップの内端面に、前記取付ボルトの
頭部あるいはステフナー部材のルーフパネル中央側に位
置する端縁に弾性的に係止する係止部材を設けたことを
特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、前記取付ボルトあ
るいはステフナー部材のルーフパネル中央側に位置する
端縁に立上り係止片を設け、前記係止部材の先端に前記
立上り係止片に弾性係止する係止爪を設けたことを特徴
としている。
【0017】請求項10記載の発明は、前記係止部材
を、固定用ねじによって前記取付ボルトの頭部に固定し
たことを特徴としている。
【0018】請求項11記載の発明は、前記係止部材が
先端部に前記係止片の両側から弾性係止する一対の係止
爪と、前記取付ボルトの上方をスライドして所定位置に
形成された嵌合孔が取付ボルトの頭部に嵌合保持される
嵌合部とを備えたことを特徴としている。
【0019】請求項12記載の発明は、前記立上り係止
片に、所定位置にナット部を有する延長片をほぼ水平方
向に延設する一方、前記エンドキャップの内端部に有す
る係止部材の先端に前記延長片の先端縁に係止する係止
爪を設けると共に、前記係止部材を延長片に固定用ねじ
で固定したことを特徴としている。
【0020】前記構成によれば、基本的には少なくとも
取付ボルトが挿通される底壁の突起部の下面がルーフパ
ネル上面に当接し、かつ取付ボルトの頭部が前記底壁に
着座して、取付ボルトの軸トルクをナットを介してルー
フレールとルーフパネルに直接的に伝達できるため、該
ルーフレールとルーフパネルとの結合強度が高くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図2は本発明に係るスライ
ド型ルーフキャリアの第1実施例を示しており、車体の
ルーフパネル11の上面左右側に一対のルーフレール1
2,12が車体前後方向に沿って配設固定されていると
共に、該両ルーフレール12,12の間に一対の横バー
13,13が架設されている。さらに、両ルーフレール
12,12の上部前後に、各横バー13,13の両端部
13a,13a、13b,13bを支持する4つのスラ
イダー14〜14が嵌着されている。
【0022】前記ルーフレール12,12は、図1〜図
6に示すようにその高さが十分に低く設定されていると
共に、車体前後方向の横バー13,13よりも長く延設
されており、その前後両端部には、エンドキャップ1
5,15が嵌着されていると共に、4つの取付ボルト1
6及びナット17によってルーフパネル11に固定され
ている。すなわち、このルーフレール12は、図5,図
6に示すように底壁18と、該底壁18両側縁から上方
へ垂直に折曲された両側壁19,19と、該両側壁1
9,19の上端縁から下方に折曲された外側片20,2
0とを備えている。
【0023】前記底壁18は、図7にも示すように全体
的に平坦状を呈し、車体巾方向に位置する両側部18
a,18a全体が長手方向に沿ってクランク状に折曲さ
れていると共に、前後端部及びその間の等間隔位置にエ
ンボス加工によって下方へ突出した4つの突起部21が
形成されており、該突起部21によって図5,図6に示
すように横断面階段状の折曲段部に形成されている。そ
して、突起部21は、図7にも示すように長手方向に沿
った楕円形状に形成され、内部に凹溝22が形成されて
いると共に、下部壁21aに取付ボルト16の軸部が挿
通するボルト挿通孔23が穿設されている。そして、突
起部21の下部壁21aの下面が、ルーフパネル11の
上面に当接配置されていると共に、凹溝22の上縁に位
置する底壁18の上面に、後述するステフナー部材27
が着座して溶接固定されるようになっている。さらに、
前記ボルト挿通孔23は、図7に示すように車巾方向に
沿った長孔に形成されている。
【0024】尚、前記突起部21の下部壁21a下面と
ルーフパネル11の上面との間には、ボルト挿通孔23
をシールするスポンジ薄膜状のエプトシールが介装され
ている。
【0025】前記両側壁19,19は、上端部19a,
19aが互いに内方へほぼ水平に折曲形成されていると
共に、底壁18と共働して内部にチャンネル部24を形
成している。
【0026】前記外側片20,20は、下方向へハ字形
状に拡開変形され、上端部が両側壁19,19の上端部
19a,19aと一体的に内方へ折曲されていると共
に、下端部20a,20aが内方へ水平に折曲形成され
ている。
【0027】また、前記底壁18の突起部21を除く下
面及び外側片20,20の下端部20a,20aとルー
フパネル11の上面との間に樹脂製のスペーサ25が介
装されている。このスペーサ25は、図8にも示すよう
にほぼ平板状を呈し、上面両側位置に前記外側片20,
20の折曲下端部20a,20aの内端縁に係止する係
止爪25a,25aが立設されていると共に、巾方向の
中央部と両係合爪25a,25aの付根部外端位置にス
リット状の切欠部26a,26b,26cが長手方向に
沿って形成されている。そして、この中央の切欠部26
aによって図中破線で示すようにスペーサ25の中央部
を矢印方向へ折り曲げ可能にすると共に、両側の切欠部
26b,26cによって図中破線で示すように両係合爪
25a,25aを互いに内側へ折り曲げ可能に形成して
ある。これによって、図9に示すようにスペーサ25を
ルーフレール12の下部に取り付ける際に、該スペーサ
25を折り曲げながら下方から嵌め込むことが可能にな
る。
【0028】前記取付ボルト16は、図10に示すよう
に円板状の頭部16aと、該頭部16aの下面に一体に
固定されて外周面に雄ねじが切られた軸部16bとから
なり、軸部16bの付根部には、矩形状のステフナー部
材27が溶接固定されている。このステフナー部材27
は、図12に示すように長方形の板状を呈し、その大き
さがチャンネル部24の開口面積よりも大きく設定され
て、外周部27aが前記底壁18上面に着座していると
共に、中央位置にボルト挿通孔27bが穿設されてい
る。また、上面の前後位置には前記底壁18にスポット
溶接するための長溝部27c,27dが形成されてい
る。また、取付ボルト16の軸部16bには、ルーフパ
ネル11の下方から前記ナット17が螺着されており、
このナット17は、リベットナットではなく通常の六角
ナットが使用されている。尚、取付ボルト16は、図1
1に示すように頭部16aを矩形板状に形成して、ステ
フナー部材27を廃止することも可能である。
【0029】また、前記横バー13,13は、図1にも
示すようにルーフパネル11の車体巾方向の長さよりも
短く形成されていると共に、横断面ほぼ楕円状に形成さ
れて、上部中央に長溝28が長手方向に沿って形成され
ている。また、各横バー13,13の両端部13a,1
3bには、スライダー14に着脱自在に保持される保持
部29が嵌着固定されている。
【0030】さらに、前記各スライダー14は、図1
3,図14に示すように本体14aが合成樹脂材で一体
に形成され、平面がほぼ矩形状に形成されていると共
に、各上面の前側あるいは後側が下り傾斜面14c,1
4dに形成されている。
【0031】前記本体14aは、図13に示すように、
両側下部にルーフレール12の両側に配置される袴状の
突起部14b,14bが一体に設けられていると共に、
底面中央には前記チャンネル部24に係入してスライダ
ー14の前後方向のスライド移動をガイドする長板状の
ガイド部30,31が一体に設けられている。また、前
後に対向する上部前後対向壁には、前記横バー13,1
3の各保持部29の挿通および回転を許容する保持溝3
2が夫々切欠形成されている。さらに、各本体14aの
保持溝32が位置するほぼ中央部及び前後端部には、長
短のボルト33,34,35が挿通する通孔36,3
7,38が上下方向から貫通形成されていると共に、中
央部と傾斜面14c,14d側の通孔36,38の上部
には、ボルト33,35の頭部33a,35aを嵌挿さ
せる嵌挿溝39,40が上下方向に沿って形成されてい
る。
【0032】そして、前後の短尺なボルト33,34
は、軸部にスライド用ナット41が雌ねじ孔42を介し
て取り付けられている。一方、前側右のスライダー14
と後側左のスライダー14,14に有する中央の長尺な
ボルト35は、図13にも示すようにスライダー本体1
4aの内部に埋設された六角ナット43に締結あるいは
弛緩して保持溝32内の保持部29を固定、あるいは回
転可能としている。また、長尺ボルト35のスライダー
本体14a下部の円柱溝44に臨む下部には、該長尺ボ
ルト35の抜け出しを規制するストッパリング45が固
定されている。他方、前側左のスライダー14と後側右
のスライダー14に有する中央の長尺なボルト(図示せ
ず)は、ストッパリングを有さずに六角ナットから自由
に着脱可能になっている。
【0033】前記スライド用ナット41は、図15に示
すように矩形板状に形成され、横巾がチャンネル部24
の両側壁19,19間の巾より若干小さく設定されてい
ると共に、前後端部41a,41bが両側壁19,19
の折曲上端部19a,19aの下面に当接摺動するよう
に上方へ傾斜状に折曲形成されていると共に、その中央
部に雌ねじ孔42が貫通形成されている。また、前後端
部41a,41bの中央に半円状の切欠孔41c,41
cが形成されている。さらに、このスライド用ナット4
1は、ナットスプリング46によって上方に付勢されて
いる。
【0034】このナットスプリング46は、図16に示
すように、合成樹脂材で一体に形成されており、本体が
スライド用ナット41の形状とほぼ同じ形状の板状に形
成され、前後端部の各両側面に底壁18上面に弾接する
4つの弾性脚部47が夫々設けられていると共に、中央
部の両側面には外端縁48a,48aが両側壁19,1
9の内面に弾接する半円形状の弾性腕部48,48が設
けられている。また、中央には大径な孔49が形成され
ていると共に、孔49を挟んだ上面両側にスライド用ナ
ット41の係止孔41d,41dに係止する係止突起5
0,50が設けられている。
【0035】前記脚部47は、ほぼハ字形状に形成され
た基部と、該基部の先端部に一体に設けられて、底壁1
8の折曲両側部18a,18aの隅部に弾接摺動するほ
ぼ円柱状の弾接部47aとを有している。
【0036】さらに、前記エンドキャップ15及びエン
ドキャップ15が取り付けられる取付ボルト16側の構
造としては、図17及び図18に示すようになってお
り、取付ボルト16の頭部16a中央に雌ねじ51が形
成されていると共に、ステフナー部材27の車体前方側
(前側のステフナー部材27であれば車体後方側)の端
縁に垂直に立ち上がった係止片52が折曲形成されてい
る。一方、エンドキャップ15は、合成樹脂材で一体に
形成され、図18にも示すように上面が後方へ下り傾斜
に円弧状に形成された本体15aと、該本体15aの取
付ボルト16側端面の下端両側に水平に突設されて、ス
テフナー部材27の両側に配置される長方形状のプレー
ト部15b,15bと、該端面のほぼ中央位置に取付ボ
ルト16の上方へ水平に突設された係止部材53とを備
えている。この係止部材53は、平板状を呈し、先端部
に前記係止片52に上方から弾性的に係止する係止爪5
3aが一体に設けられていると共に、ほぼ中央位置には
前方雌ねじ51に螺着する固定用ねじ54が挿通する挿
通孔53bが貫通形成されている。
【0037】以下、本実施例の作用について説明する。
すなわち、まず、図2に示すように横バー13,13が
ルーフレール12,12の上面上に並行に配置されて格
納されている状態から、荷物をルーフパネル11上に載
せるために使用状態とするには、まず、前側左スライダ
ー14と、後側右のスライダー14の各長尺ボルト35
をナット43から外して保持部29を保持溝32から離
脱可能にする。
【0038】さらに、前側右のスライダー14と後側左
のスライダー14の各長尺ボルト35を弛緩させて保持
部29を回転可能にする。
【0039】その後、両横バー13,13を、図2及び
図14の矢印で示すように各長尺ボルト35を支点とし
て車巾方向に回転させ、取り外された各保持部29,2
9を、車体巾方向に対応位置する前側左のスライダー1
4と後側右のスライダー14の各保持溝32,32内に
嵌入させて、再び各長尺ボルト35を保持部29のボル
ト孔を通過させて六角ナット43に締め付けると共に、
弛緩状態にある他の長尺ボルト35もナット43に締め
付ける。これによって、各横バー13,13は、図1に
示すように両ルーフレール12,12間に安定かつ確実
に架設されて、使用に供することが可能になる。
【0040】また、この状態から横バー13,13を、
前後方向にスライド移動させるには、長尺ボルト35,
35はそのままにして、各短尺ボルト33,34を夫々
弛緩させれば、スライド用ナット41,41がチャンネ
ル部24,24の折曲上端部19a,19a下面から下
方へ離間して、各スライダー14の前後方向のスライド
移動が許容される。その後、所定位置で短尺ボルト3
3,34を締め付ければ任意の位置に固定することが可
能になる。
【0041】さらに、かかる使用状態位置から横バー1
3,13を図2に示すルーフレール12,12の上面に
格納するには、前記使用状態を得る作業と逆の作業を行
えば容易に重合状態に格納することができる。
【0042】このように本実施例では、両横バー13,
13を車体前後方向に自由にスライド移動させることが
可能になることは勿論のことの、ルーフレール12,1
2は、突起部21の下部壁21a下面がルーフパネル1
1上に当接し、かつ予め底壁18にステフナー部材27
を介して固定された取付ボルト16にルーフパネル11
の下方から螺着したナット17を締め付けると、取付ボ
ルト16に対する締付トルクがルーフレール12とルー
フパネル11に直接的に伝達されると共に、取付ボルト
16とナット17との十分な締結力つまり軸トルクが得
られる。したがって、ルーフレール12とルーフパネル
11との結合強度が高くなる。この結果、結合強度を高
くするためにルーフレール12,12を大型化する必要
がなくなり、小型化と軽量化が図れる。
【0043】また、横バー13,13を、ルーフレール
12,12の上面に沿って重合状態に格納するようにし
たため、ルーフレール12,12の車体前後方向の自由
な長さに設定することができ、したがって横バー13,
13の車体前後方向のスライド範囲を大きくすることが
可能になると共に、見映えの向上が図れる。
【0044】しかも、取付ボルト16の頭部16aとス
テフナー部材27とは、ルーフレール底壁18の折曲両
側部18a,18a間に収納された形に配置されるた
め、チャンネル部24内への突出が防止される。
【0045】また、ステフナー部材27を底壁18の上
面に着座させて固定すると共に、突起部21の下面がル
ーフパネル11上面に直接的に当接するため、取付ボル
ト16とルーフパネル11との間にワッシャを用いるこ
となくメタルタッチさせることが可能になる。
【0046】さらに、突起部21のボルト挿通孔23を
長孔状に形成したため、取付ボルト16をボルト挿通孔
23に挿通する際に、予めステフナー部材27が固定さ
れた取付ボルト16を斜めに傾けて両側壁19,19の
折曲上端部19a,19a間の小さな開口部を通過させ
ることが可能になる。したがって、取付ボルト16の取
り付け作業が容易になる。
【0047】また、逆に取付ボルト16は、ステフナー
部材27によって頭部16a側の外形が大きくなるた
め、ルーフレール12,12に対して大きな外力が作用
したとしても、応力を分散させることができ、底壁18
の変形を防止し、ルーフレール12,12がルーフパネ
ル11,11からはずれるのを防ぐことができる。
【0048】さらに、ナットスプリング46は、各脚部
47が底壁18の両側部18a,18aに弾性的に係止
しつつ摺動し、しかも両腕部48,48も両側壁19,
19の対向する内面に弾接しつつ摺動するようになって
いるため、スライド用ナット41の上下方向は勿論のこ
と左右方向のガタつきが確実に防止されると共に、緩衝
作用によって車両走行時の振動や急ブレーキによるナッ
トスプリング46のずれが防止できる。また、各脚部4
7がハ字形状に斜め方向に配置されているため、取付ボ
ルト16の頭部16aやステフナー部材27との干渉が
防止され、常時スムーズなスライド移動が確保できる。
【0049】また、エンドキャップ15は、取付ボルト
16とは共締め固定されるのではなく、独立に設けら
れ、係止部材53と固定用ねじ54によってステフナー
部材27や取付ボルト16に固定するようにしたため、
ルーフレール12をルーフパネル11に固定した後に、
ルーフレール12に取り付けることができ、取付作業性
が良好になる。また、スライド用ナット41等の部品の
交換時にもエンドキャップ15のみを取り外すだけで容
易に交換することが可能になり、この点でも有利にな
る。
【0050】図19は突起部21とステフナー部材27
との異なる構造を示し、突起部21の下部壁21aを比
較的大きく形成する一方、ステフナー部材27は、外周
部を横断面ほぼコ字形状に折曲形成して、外周端27e
を底壁18上面に着座させると共に、折曲部27fの下
面を、下部壁21a上面に載置して、ここをスポット溶
接等で固定したものである。したがって、下部壁21a
とのより強固な結合が得られ、その結果、取付ボルト1
6とナット17によるルーフレール12とルーフパネル
11との結合強度もさらに向上する。
【0051】図20〜図24は、スライド用ナット41
及びナットスプリング46の別の態様を示し、図20に
示すスライド用ナット41は図21に示すナットスプリ
ング46に組み付けるようになっており、前後端部41
a,41bが平坦に形成されて全体が平板状になってい
ると共に、両側面に係合用の矩形突起41e,41eが
一体に設けられている。一方、ナットスプリング46
は、前後端縁にスライド用ナット41の4角部が嵌合保
持されるL字形の保持片47bが一体に設けられている
と共に、両側縁中央には矩形突起41e,41eの内側
に形成された係止孔41d,41dに係合して保持する
保持爪55,55が立設されている。したがって、この
態様ではスライド用ナット41とナットスプリング46
とを強固に結合させることができる。
【0052】図22に示す実施態様は、スライド用ナッ
ト41がナットスプリング46の内部に埋設されてい
る。すなわち、スライド用ナット41は、図23に示す
ように全体が平坦な平板状に形成され、両側部に窪み部
41f,41fが形成されていると共に、前後端両側に
樹脂材が流入して結合強度を高める通孔41gが穿設さ
れている。尚、中央部には、雌ねじ孔42が貫通形成さ
れている。また、スライド用ナット41は、図24に示
すように全体が長方形状を呈し、中央の筒状部42a内
に雌ねじ孔42が形成されている構造としてもよい。
【0053】したがって、この実施態様では、スライド
用ナット41をナットスプリング46内にインサート成
形により一体化したため、両者の結合性がさらに強固に
なることは勿論のこと、部品の管理が容易になる。
【0054】図25〜図32はエンドキャップ15と取
付ボルト16側のさらに異なる構造を示している。すな
わち、図25に示すように、ステフナー部材27は、前
述のような平坦状を呈し、先端部に係止片52が立設さ
れている。一方、エンドキャップ15は、端面の下部両
側に、先端の係止爪53a,53aがステフナー部材2
7の係止片52に横方向から弾性的に係止する左右一対
の係止部材53,53が水平に沿って突設されていると
共に、端面のほぼ中央位置に取付ボルト16の上方に配
置される嵌合部56とを備えている。該嵌合部56は、
平板状に形成され、先端部の下面がテーパ状に形成さ
れ、ほぼ中央位置に固定用ねじ54が挿通する挿通孔5
6aが貫通形成されている。
【0055】したがって、この実施態様も前記図17,
図18に示すものと同様の作用効果が得られる。
【0056】図27及び図28に示す構造は、ステフナ
ー部材27の係止片52に、延長片57が水平方向に沿
って延設されていると共に、この延長片57の下部に筒
状のナット部58がかしめによって一体的に設けられて
いる。一方、エンドキャップ15は、端面のほぼ中央位
置から突設された平板状の係止部材53の先端に延長片
57の先端縁に上方から弾性的に係止する係止爪53a
が設けられている共に、係止部材53のねじ孔53bに
挿通した固定用ねじ54をナット部58に螺着させるこ
とによりステフナー部材27に固定されるようになって
いる。
【0057】図29,図30に示す構造は、ステフナー
部材27の延長片57の下部にナット部58を溶接等で
固定したもので、このナット部58のみに雄ねじ部58
aが切られている。他は前記実施例と同様である。
【0058】図31,図32に示す構造は、延長片57
に比較的大径な係合孔59が貫通形成される一方、係止
部材53の係止爪53a付近の下面に前記係合孔59に
挿通して先端の環状爪60aが係合孔59孔縁に係止す
るナット部60が一体に形成されている。そして、ナッ
ト部60の上方から固定用ねじ54を捩じ込むことによ
り該ナット部60の環状爪60aを係合孔59の孔縁に
強固に係止させて、エンドキャップ15をステフナー部
材27に固定するようになっている。
【0059】したがって、この実施例によれば、ナット
部60を係止部材53と一体に成形できるので、製造作
業が容易になる。
【0060】尚、本発明は前記各実施態様の構成に限定
されるものではなく、他の異なる態様に形成することも
可能である。また、凹溝は部分的ではなく、長手方向に
沿ってルーフレール全体に形成することも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ルーフレールの凹溝の底面をルーフパネルの上
面に当接し、かつ凹溝の上縁段差面に取付ボルトの頭部
あるいはステフナー部材を介して頭部を着座させるよう
にしたため、取付ボルトの締付トルクをルーフレールと
ルーフパネルに直接的に伝達することができる。したが
って、取付ボルトによるルーフレールとルーフパネルと
の結合強度が高くなり、ルーフレールを長期に亘りルー
フパネル上に安定かつ確実に固定することが可能にな
る。この結果、ルーフレールを大型化する必要がなくな
り、全体の小型化,軽量化が図れる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、ナットスプ
リングの弾性支持作用によってナットを上下方向及び左
右方向へ安定に支持することができ、ガタ付きの発生を
確実に防止できる。また、ナットスプリングの緩衝作用
によって車両走行中の振動や急ブレーキ等の衝撃を吸収
するため、該ナットスプリングのナットからのずれを防
止できる。
【0063】請求項5及び6記載の発明によれば、ナッ
トとナットスプリングの確実な結合状態が得られる。
【0064】請求項7記載の発明によれば、シール部材
をルーフレールに対して下方から嵌め込むことが可能に
なるため、その取付作業性が良好になる。
【0065】請求項8及び9記載の発明によれば、エン
ドキャップを取付ボルトに対して共締めではなく、別個
に取り付けることが可能になるため、該エンドキャップ
の取付作業が容易になると共に、他部品の交換時にもエ
ンドキャップのみを取り外すことによって交換できるの
で、その作業性も良好になる。
【0066】請求項10及び11,12記載の発明によ
れば、エンドキャップを係止部材の他に固定用ねじによ
って固定したため、該エンドキャップの確実かつ強固な
取付性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライド型ルーフキャリアが適用され
た車両の斜視図。
【図2】本実施態様における横バーを収納した状態を示
す車両の斜視図。
【図3】本実施態様のルーフレールの一部を示す平面
図。
【図4】同ルーフレールの側面図。
【図5】図3のA−A線断面図。
【図6】図3のB−B線断面図。
【図7】ルーフレールの凹部を示す要部斜視図。
【図8】本実施態様のシール部材の横断面図。
【図9】同シール部材をルーフレールに嵌着させる状態
を示す要部断面斜視図。
【図10】本実施態様の取付ボルト及びステフナー部材
を示す斜視図。
【図11】取付ボルトの他例を示す斜視図。
【図12】本実施態様のステフナー部材を示す斜視図。
【図13】本実施態様のスライダーを示す縦断面図。
【図14】スライダーに対する横バーの回動状態を示す
作用説明図。
【図15】本実施態様のスライド用ナットを示す斜視
図。
【図16】本実施態様のナットスプリングを示す斜視
図。
【図17】本実施態様のエンドキャップの取付構造を示
す要部縦断面図。
【図18】本実施態様のエンドキャップを示す斜視図。
【図19】凹溝とステフナー部材の他例を示す断面図。
【図20】スライド用ナットの他例を示す斜視図。
【図21】ナットスプリングの他例を示す斜視図。
【図22】スライド用ナットとナットスプリングの他例
を示す斜視図。
【図23】当該他例に供されるスライド用ナットの斜視
図。
【図24】スライド用ナットの他例を示す斜視図。
【図25】エンドキャップの異なる取付構造を一部断面
して示す要部平面図。
【図26】エンドキャップの他例を示す斜視図。
【図27】エンドキャップのさらに異なる取付構造を示
す要部縦断面図。
【図28】当該取付構造に供されるステフナー部材の斜
視図。
【図29】エンドキャップのさらに異なる取付構造を示
す要部縦断面図。
【図30】当該取付構造に供されるステフナー部材の斜
視図。
【図31】エンドキャップのさらに異なる取付構造を示
す要部縦断面図。
【図32】同取付構造の要部拡大断面図。
【図33】従来のスライド型ルーフキャリアを示す分解
斜視図。
【図34】図33のC−C線断面図。
【符号の説明】 11…ルーフパネル 12…ルーフレール 13…横バー 14…スライダー 15…エンドキャップ 15a…本体 16…取付ボルト 16a…頭部 17…ナット 18…底壁 21…突起部 21a…下部壁 24…チャンネル 25…シール部材 27…ステフナー部材 41…スライド用ナット 46…ナットスプリング 47…弾性脚部 48…弾性腕部 52…係止片 53…係止部材 53a…係止爪 54…固定用ねじ 56…嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏 英司 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼 怒川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 及川 昭三郎 千葉県印旛郡白井町根2005−4 (72)発明者 岩田 秀文 神奈川県厚木市妻田南1−12−13 (56)参考文献 特開 平2−24237(JP,A) 実開 平4−2750(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 9/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネル上の車体前後方向に配設さ
    れて、取付ボルトとナットを介して前記ルーフパネルに
    固定される左右一対のルーフレールと、該両ルーフレー
    ル間に車体巾方向に沿って配設されて、両端部がスライ
    ダーを介してルーフレールに車体前後方向にスライド自
    在に設けられた少なくとも一対の横バーとを備えた車両
    のスライド型ルーフキャリアであって、 前記ルーフレールの内部に長手方向に沿って形成された
    チャンネル部の底壁に、下方へ突出して内部に凹溝を有
    する突起部を設けると共に、該突起部の下部壁に取付ボ
    ルトが挿通するボルト挿通孔を形成し、かつ前記凹溝の
    上縁に有する前記底壁あるいは前記下部壁に取付ボルト
    の頭部を着座させると共に、前記下部壁をルーフパネル
    の上面に当接させたことを特徴とする車両のスライド型
    ルーフキャリア。
  2. 【請求項2】 前記取付ボルトの頭部を、前記凹溝の開
    口面積よりも大きな表面積に形成して前記底壁あるいは
    下部壁に着座させたことを特徴とする請求項1記載の車
    両のスライド型ルーフキャリア。
  3. 【請求項3】 前記取付ボルトの頭部に、前記凹溝の開
    口面積よりも大きな表面積を有して前記底壁あるいは下
    部壁に着座するステフナー部材を結合したことを特徴と
    する請求項1記載の車両のスライド型ルーフキャリア。
  4. 【請求項4】 前記スライダーの下部に、前記チャンネ
    ル部内に摺動自在に係合配置されて前記スライダーを車
    体前後方向へスライド自在に保持するスライド用ナット
    を設ける一方、該スライド用ナットを前記チャンネル部
    内で弾持するナットスプリングの前後両側に、前記チャ
    ンネル部の底面に上方向から弾接する弾性脚部を設ける
    と共に、該ナットスプリングの両側部にチャンネル部の
    両側面に弾接する弾性腕部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の車両のスライド型ルーフキャリア。
  5. 【請求項5】 前記スライド用ナットとナットスプリン
    グとを係合手段を介して結合したことを特徴とする請求
    項4記載の車両のスライド型ルーフキャリア。
  6. 【請求項6】 前記スライド用ナットをナットスプリン
    グの内部に埋設したことを特徴とする請求項4記載の車
    両のスライド型ルーフキャリア。
  7. 【請求項7】 前記チャンネル部の底壁に、前記突起部
    を除く底壁下面とルーフパネルとの間にシール部材を設
    けると共に、該シール部材の上面左右両側にルーフレー
    ルの下部係合溝内に係合する係合爪を立設し、かつ、シ
    ール部材の巾方向の中央部と両係合爪の付根部の外側部
    にそれぞれ切込部を長手方向に沿って形成したことを特
    徴とする請求項1記載の車両のスライド型ルーフキャリ
    ア。
  8. 【請求項8】 前記ルーフレールの前後端部を前記取付
    ボルトによってルーフパネルに固定すると共に、該前後
    端部にエンドキャップを設ける一方、前記エンドキャッ
    プの内端面に、前記取付ボルトの頭部あるいはステフナ
    ー部材のルーフパネル中央側に位置する端縁に弾性的に
    係止する係止部材を設けたことを特徴とする請求項1,
    2または3記載の車両のスライド型ルーフキャリア。
  9. 【請求項9】 前記取付ボルトあるいはステフナー部材
    のルーフパネル中央側に位置する端縁に立上り係止片を
    設け、前記係止部材の先端に前記立上り係止片に弾性係
    止する係止爪を設けたことを特徴とする請求項8記載の
    車両のスライド型ルーフキャリア。
  10. 【請求項10】 前記係止部材を、固定用ねじによって
    前記取付ボルトの頭部に固定したことを特徴とする請求
    項8記載の車両のスライド型ルーフキャリア。
  11. 【請求項11】 前記係止部材は、先端部に前記係止片
    の両側から弾性係止する一対の係止爪と、前記取付ボル
    トの上方をスライドして所定位置に形成された嵌合孔が
    取付ボルトの頭部に嵌合保持される嵌合部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項8記載の車両のスライド型ルーフ
    キャリア。
  12. 【請求項12】 前記立上り係止片に、所定位置にナッ
    ト部を有する延長片をほぼ水平方向に延設する一方、前
    記エンドキャップの内端部に有する係止部材の先端に前
    記延長片の先端縁に係止する係止爪を設けると共に、前
    記係止部材を延長片に固定用ねじで固定したことを特徴
    とする請求項9記載の車両のスライド型ルーフキャリ
    ア。
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