JP3114951U - 足湯セット - Google Patents

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俊介 中村
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株式会社中村
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Abstract

【課題】 不使用時に容易に折り畳んで場所とることなく保管でき、また、電熱ヒーターを使用することなく湯温をある程度一定に保つことができるうえに快適な足湯が行える足湯セットを提供する。
【解決手段】 保温シートよりなる折畳み自在な足湯バッグ本体10に提手2を設けた足湯バッグ1と、上部を足湯バッグ本体10の開口上縁から外向き折り返して係止させて足湯バッグ1内面に添装する防水性内袋3と、該防水性内袋3を添装した足湯バッグ1内に注入した湯中に投入する小袋入り足湯剤4よりなるものとする。
【選択図】 図4

Description

本考案は、家庭において居間等でテレビを観賞しながら気楽に足湯を行うことができる足湯セットに関するものである。
足湯は、足の血液の循環を良くすることにより全身の血行がよくして健康改善に効果があることから広く普及している。そこで、家庭において居間等で気楽に足湯を行うことができる種々の足湯器が提案されている。ところが、これらの足湯器のうち湯温を一定温度に保つため電熱ヒーターを設けたもの(特許文献1、2参照)は、電熱ヒーターを設けたため足湯容器本体をコンパクトに折り畳むことができないため不使用時に保管に場所とる問題がある。また、足湯容器本体をコンパクトに折り畳むことができるもの(特許文献3参照)は保温のための配慮がされていないため、足湯中に湯温が下がりすぎるとうい問題がある。
実用新案登録第307246号登録実用新案公報 実用新案登録第3020960号登録実用新案公報 特開2003−180789公開特許公報
本考案は前記のような従来の問題点を解決して、不使用時に容易に折畳んで場所とることなく保管でき、また、電熱ヒーターを使用することなく湯温をある程度一定に保つことができるうえに快適な足湯が行える足湯セットを提供することである。
本考案の足湯セットは、保温シートよりなる折畳み自在な足湯バッグ本体に提手を設けた足湯バッグと、上部を足湯バッグ本体の開口上縁から外向き折り返して係止させて足湯バッグ内面に添装する防水性内袋と、該防水性内袋を添装した足湯バッグ内に注入した湯中に投入する小袋入り足湯剤よりなることを特徴とするものを基本構成とするものである。
そして、このような考案において、足湯バッグの足湯バッグ本体を、四角板状の底面部の周縁から四角筒状の胴部を連設し、胴部の一方の対向する一対の両側面部を内側に折込可能に形成し、他方の対向する一対の側面部の一方を前記底面部の半幅分の高さ位置において谷折りして扁平状に折畳み自在としたのものが、展開時に自立性がよいうえに、コンパクトに包装・保管でき好ましいものである。
また、足湯バッグ本体を、防水性の外側シートと、熱反射シートをラミネートした発泡軟質プラスチックシートと、両面に熱反射シートをラミネートしたプラスチック気泡シートを順次内側に積層して形成した保温シートよりなるものとすると、温熱ヒーターが無いにも係わらず足湯を行う15〜20分間に湯温が3度前後の低下で済むものである。
また、小袋入り足湯剤を、ハーブを通水性ろ過シート製小袋に封入したものとしてもよく、さらに、提手の取付箇所を、足湯バッグ本体の開口上縁と間隔を置いた位置とすることが好ましいものである。
前記した本考案に係る足湯セットは、保温シートよりなる折畳み自在な足湯バッグ本体に提手を設けたものであるから、不使用時には折り畳んで場所とることなく保管できるものである。そして、足湯を行う時には足湯バッグ本体を展開させて、防水性内袋をその上部を該足湯バッグの開口上縁から外向き折り返して係止して足湯バッグ内面に添装して、足湯バッグ内に湯を注入し、この湯中に小袋入り足湯剤を投入して、入浴者が椅子に腰掛けるなどして足を足湯バッグ内に入れて足湯を行うものである。
この場合に、足湯バッグ本体が保温シートよりなるから、温熱ヒーターが無いにも係わらず足湯を行う15〜20分間に湯温が3度前後の低下で済むものである。また、小袋入り足湯剤の足湯成分が湯中に浸出して直接皮膚から吸収されるとともに、湯から立ちこめる香りにより癒されるものである。また、種々の効能の小袋入り足湯剤を用意することにより、入浴者の好み・健康状態に適応した足湯ができるものである。さらに、小袋入り足湯剤は足指、足裏で揉むことに足に適度な刺激を与える効果もある。また、防水性内袋を足湯バッグ内面に添装しているので、湯が足湯バッグから洩れ出る虞のないものであり、また、防水性内袋はその上部を該足湯バッグの開口上縁から外向き折り返して係止させているので足を動かしても内側に入り込んで外れる虞のないものである。
また、足湯が終了したら、足湯バッグに設けた提手を吊り下げて該足湯バッグを持ち運べば湯をこぼすことなく洗面所、風呂場等の排水口迄運んで容易に排水することができるものである。また、排水後は足湯バッグから防水性内袋を外して廃棄すれば、足湯バッグ内を特に洗浄することなく保管できる。また、足湯毎に新しい防水性内袋を用意することにより清潔な使用及び足湯バッグの他人との使い回しもできるものである。
また、提手の取付箇所を、足湯バッグ本体の開口上縁と間隔を置いた位置とすることにより防水性内袋の上部を足湯バッグの開口上縁から外向き折り返して行う係止が提手により阻害されることなく容易であり、さらに、提手を吊り下げて足湯バッグを運ぶ際に防水性内袋の外向き折り返し部が足湯バッグの側面部の上部と提手の間に挟持されて、外向き折り返し部が足湯バッグ内に入り込み湯が直接足湯バッグ内に流れて足湯バッグ内を汚染することもない。
次に、本考案の好ましい実施の形態を図に基づき説明する。
1は保温シートよりなる折畳み自在な足湯バッグ本体10に提手2を設けた足湯バッグである。この足湯バッグ1の足湯バッグ本体10は四角板状の底面部11の周縁から四角筒状の胴部12を連設して上面開口を湯の入・排出口及び足挿入部としている。また、足湯バッグ本体10の胴部12の一方の対向する一対の両側面部12a、12aは内側に折込可能に形成し、他方の対向する一対の側面部12b、12bの少なくとも一方を前記底面部11の1/2幅分の高さ位置において谷折りして図3に示すように扁平状に折畳み自在に形成している。
また、前記提手2は、他方の対向する一対の側面部12b、12bの外面に強靭な帯材よりなるものとして逢着して設けて、該提手2の取付箇所を、足湯バッグ本体10の開口上縁と間隔を置いた位置としている。
3は前記足湯バッグ1を組立て時に上縁開口部を足湯バッグ1の開口から外向き折り返して係合させて足湯バッグ1内面に添装するポリエチレンよりなる防水性内袋である。4は前記防水性内袋3に注入した湯中に投入する小袋入り足湯剤であり、該小袋入り足湯剤4としては、ハーブを通水性ろ過シート製小袋に封入したもの、温泉の花とを通水性ろ過シート製小袋に封入したものや、これらに塩を添加したものがある。なお通水性ろ過シートとしては通水性布、ろ過紙等を使用すればよい。
また、前記足湯バッグ1の足湯バッグ本体10は図7、図8に示すように防水加工を施した布、レーザークロス等の防水性シートよりなる外側シート100と、アルミ箔等の熱反射シート101aをラミネートした発泡ポリエチレンシート等の軟質プラスチックシート101と、両面にアルミ箔等の熱反射シート102a、102aをラミネートしたプラスチック気泡シート102を順次内側に積層して端縁で逢着して一体とした保温シートよりなるものとしている。これにより発泡軟質プラスチックシート101とプラスチック気泡シート102による熱伝導の遮断及びこれらにラミネートした熱反射シート101a、102a、102aによる輻射熱の遮断もあり保温性に優れており、温熱ヒーターが無いにも係わらず足湯を行う15〜20分間に湯温が3度前後の低下で済むものである。また、プラスチック気泡シート102の両面に熱反射シート102a、102aをラミネートしてあるので、組立て時の自立性にも優れている。さらに、足湯バッグ本体10の外面は防水性シートよりなる外側シート100であり、また、内面はプラスチック気泡シート102にラミネートした熱反射シート102aであるから発水性がよくて足湯バッグ1が濡れることがなく使用後の管理に便宜である。
このような足湯セットは、足湯バッグ1を1個と、使い捨ての防水性内袋3と小袋入り足湯剤4とを同数づつ包装したパッケージの組み合わせでセットとして消費者に提供し、また、使い捨ての防水性内袋3と小袋入り足湯剤4とを図8に示すように同数づつ包装したパッケージを別途追加して消費者に提供できるものとする。そして、小袋入り足湯剤4は足湯剤として種々のハーブ、温泉の花やこれらに塩を添加した効能の異なるものを多数用意して入浴者の入浴目的に対応できるものとしている。
そして、前記足湯セットにより足湯を行う時には、足湯バッグ1を折り畳んだ状態から図2に示すように組み立たうえ、図1に示すように防水性内袋3をその上部を該足湯バッグ1の開口上縁から外向き折り返して係止して足湯バッグ1内面に添装する。その後、足湯バッグ1内に湯を注入し、この湯中に小袋入り足湯剤4を投入する。このような準備が整えば、図4に示すように入浴者が椅子に腰掛けるなどして足(イ)を足湯バッグ1内に入れて、居間等でテレビ観賞、読書を行いながら気楽に足湯を行うことができる。
このような足湯は、足湯バッグ内に注入した湯中に小袋入り足湯剤4を投入しているので、足湯剤のハーブのエキス成分等が湯中に浸出するのでエキス成分が直接皮膚から吸収されるとともに、湯から立ちこめる足湯剤のハーブの香りにより癒され快適な足湯が簡単に行えるものである。そして、前記したとおり小袋入り足湯剤4を種々の効能のものを用意しておけば入浴者の好み、健康状態に合わせることができる。さらに、小袋入り足湯剤4を足指、足裏で揉むことにより小袋3が足に適度な刺激を与える効果を発揮するものである。
本考案においては、防水性内袋3を足湯バッグ1内面に添装しているので、足湯バッグ1の防水性が劣ることがあっても湯が足湯バッグ1から洩れ出る虞のないものであり、また、足を動かしても防水性内袋3がその上部を該足湯バッグ1の開口上縁から外向き折り返して係止しているので内側に入り込んで外れる虞のないものである。
足湯が終了したら、足湯バッグ1に設けた提手2を吊り下げて該足湯バッグ1を運べば湯をこぼすことなく洗面所、風呂場等の排水口に運ぶことができる。そして、排水後は足湯バッグ1から垢、足湯剤が付着した防水性内袋3を外して廃棄すれば、足湯バッグ1を特に洗浄することなく保管でき、また、新しい防水性内袋に交換することにより他の人と足湯バッグ1を使い回しても清潔に使用できる利点もある。
また、足湯バッグ1は扁平状に折畳み自在としているので、コンパクトに包装、保管でき販売および購入に便宜なものである。また、提手2の取付箇所を、足湯バッグ本体10の開口上縁と間隔を置いた位置としたものとすると、防水性内袋3の上部を足湯バッグ本体10の開口上縁から外向き折り返して係止する際に該提手2が邪魔することがなく容易に係止できる。さらに、提手2を吊り下げて足湯バッグ1を運ぶ際に防水性内袋3の外向き折り返し部が足湯バッグ1の側面部の上部と提手の間に挟持されて、外向き折り返し部が足湯バッグ1内に入り込み湯が直接足湯バッグ内に流れて足湯バッグ内を汚染することもない。
本考案の実施形態を示す斜視図。 本考案の実施形態に使用する足湯バッグの斜視図。 足湯バッグを折り畳んで示した斜視図。 本考案による足湯の状態を示した斜視図。 折り畳んだ防水性内袋と小袋入り足湯剤を示す斜視図。 防水性内袋と小袋入り足湯剤をパッケージした状態を示す一部切欠斜視図である。 保温シートを示す拡大断面図。 保温シートを示す拡大分解斜視図。
符号の説明
1 足湯バッグ
10 足湯バッグ本体
11 底面部
12 胴部
12a 側面部
12b 側面部
2 提手
3 防水性内袋
4 小袋入り足湯剤
100 外側シート
101 発泡軟質プラスチックシート
101a 熱反射シート
102 プラスチック気泡シート
102a 熱反射シート

Claims (5)

  1. 保温シートよりなる折畳み自在な足湯バッグ本体に提手を設けた足湯バッグと、上部を足湯バッグ本体の開口上縁から外向き折り返して係止させて足湯バッグ内面に添装する防水性内袋と、該防水性内袋を添装した足湯バッグ内に注入した湯中に投入する小袋入り足湯剤よりなることを特徴とする足湯セット。
  2. 足湯バッグの足湯バッグ本体を、四角板状の底面部の周縁から四角筒状の胴部を連設し、胴部の一方の対向する一対の両側面部を内側に折込可能に形成し、他方の対向する一対の側面部の一方を前記底面部の半幅分の高さ位置において谷折りして扁平状に折畳み自在とした請求項1に記載の足湯セット。
  3. 足湯バッグ本体を、防水性の外側シートと、熱反射シートをラミネートした発泡軟質プラスチックシートと、両面に熱反射シートをラミネートしたプラスチック気泡シートを順次内側に積層して形成した保温シートよりなるものとした請求項1又は2に記載の足湯セット。
  4. 小袋入り足湯剤を、ハーブを通水性ろ過シート製小袋に封入したものとした請求項1又は2又は3のいずれかに記載の足湯セット。
  5. 提手の取付箇所を、足湯バッグ本体の開口上縁と間隔を置いた位置とした請求項1又は2又は3又は4のいずれかに記載の足湯セット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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