JP3114855B2 - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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JP3114855B2
JP3114855B2 JP08316429A JP31642996A JP3114855B2 JP 3114855 B2 JP3114855 B2 JP 3114855B2 JP 08316429 A JP08316429 A JP 08316429A JP 31642996 A JP31642996 A JP 31642996A JP 3114855 B2 JP3114855 B2 JP 3114855B2
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heat
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高質燃料系と排熱
利用系とを備え、排熱利用系の配管に介装した熱交換器
を介して外部からの排熱(例えばコジェネレーションシ
ステム等から発生する30℃〜120℃の流体、例えば
温水や蒸気)が投入される吸収冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる吸収冷温水機に関し、本出願人が
特願平6−73428号において提案したものを、図1
5を参照して説明する。
【0003】図15において、吸収冷温水機1は、蒸発
器9、吸収器10、高温再生器11、低温再生器12、
凝縮器13、高温溶液熱交換器14、低温溶液熱交換器
15、冷媒ポンプP9、溶液ポンプP10及びこれらの
部材を接続する各種ラインが設けられている。また、図
示しない冷房負荷に対して冷水を供給する冷水ライン6
と、高温再生器11への加熱源(例えばガスバーナ)に
高質燃料を供給する燃料ライン7が設けられている。そ
して、高温溶液熱交換器14と低温溶液熱交換器15と
の間の稀溶液ラインL1には温熱源用熱交換器5が介装
されており、該温熱源用熱交換器5において、図示しな
いコジェネレーションシステムの排熱ラインL2を流れ
る温排水と、吸収器10からポンプP10を介して稀溶
液ラインL1を流れる稀溶液とが、熱交換を行う。すな
わち、温熱源用熱交換器5により、85℃〜120℃の
排温水が有している熱量の一部が、稀溶液ラインL1を
流れる稀溶液に伝達され、これによりコストの高い高質
燃料の消費量の削減が図られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の技術自体は
非常に有効なものである。しかし、省エネルギの要請が
厳しい昨今においては、高質燃料の消費量の削減率とし
て、30%〜40%程度まで要望されている。これに対
して、上記従来技術では、定格時における高質燃料の削
減率は18%程度であり、上述した厳しい要請に対処す
ることが困難である。
【0005】他方、コジェネレーションシステムへの戻
り温度は、80℃以下が望ましい。そのためには、顕熱
・潜熱変換を行う交換器内の溶液の再生温度は70℃が
必要となる。しかし、従来の再生温度は80℃付近であ
り、したがって、戻り温度は、80℃以上になる。その
ため、一旦冷却塔で冷却するか、又は温熱源用熱交換器
を大きくする必要がある。
【0006】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
て提案されたもので、排熱利用率を更に高めて、高質燃
料の消費量を削減すると共に、冷却塔などを通す水量を
減らしてコジェネレーションシステム全体としての熱の
有効利用を図ることができる吸収冷温水機の提供を目的
としている。
【0007】
【知見】本発明者は種々研究の結果、上記従来技術にお
いて、稀溶液ラインL1に介装した温熱源用熱交換器5
において液相・液相間で行われる顕熱・顕熱交換に代え
て、高温再生器と低温再生器とを連通する中間濃度溶液
ラインを流れる中間濃度溶液と温排水との間で顕熱・潜
熱交換を行えば、より多くの熱量が排熱側から吸収冷温
水機内に投入出来ることを見出だした。具体的に述べる
と、前記中間濃度溶液ラインを流れる中間濃度溶液を減
圧して熱交換器(温熱源用熱交換器)に送ると、中間濃
度溶液の一部が熱交換器(温熱源用熱交換器)において
相変化すなわち気化して、温排水より気化熱すなわち潜
熱を奪い、顕熱・潜熱交換が行われることに着目した。
そして、この様な顕熱・潜熱交換が行われた場合には、
従来の顕熱・顕熱交換に比較して、吸収冷温水機内を循
環する溶液(この場合、高温再生器と低温再生器とを連
通する中間濃度溶液ライン内を流れる中間濃度溶液)が
より多くの熱量を温排水から奪い、熱交換量及び熱交換
効率が向上することを見出した。また、図16は吸収器
10が1段の場合のデューリング線図Dを示している。
この吸収器10を多段すなわち図1に示すように例えば
2段にして低圧側吸収器10L、高圧側吸収器10Hを
配置する。すると、稀溶液ラインL1の吸収器10の圧
力p10は図17に示すように、圧力p10に対応する
低圧側吸収器10Lの圧力p10Lと、高圧側吸収器1
0Hの圧力p10Hとになる。その結果、図18に示す
ようなデューリング線図D1となる。このデューリング
線図Dの稀溶液ラインL1に対応する部分S1は、線図
Dの同様部分Sに比べ左斜め方向に移動している。これ
は稀溶液の濃度が下ったことを意味し、したがって、沸
点が下がり、顕熱・潜熱交換が付勢されることを見出し
た。
【0008】本発明は、この様な知見に基づいて創作さ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収冷温水機
は、吸収器と高温再生器とを連通する稀溶液ラインと、
高温再生器と低温再生器とを連通する中間濃度溶液ライ
ンとを有しており、前記中間濃度溶液ラインの高温溶液
熱交換器と低温再生器との間に、圧力調整手段と温熱源
用熱交換器を介装し、該温熱源用熱交換器は、外部の温
熱源から供給される流体と中間濃度溶液ライン中の流体
との間で顕熱・潜熱交換を行い、蒸発器及び吸収器を複
数段に分割した状態で配置している。
【0010】ここで圧力調整手段としては、例えば減圧
弁が用いられる。
【0011】本発明の実施に際し、本発明によれば、複
数段に分割された前記蒸発器と吸収器は、圧力が概略等
しいもの同士が連通しているのが好ましい。
【0012】また本発明によれば、外部の温熱源から供
給される流体と溶液ライン中を流れる流体との間で顕熱
・顕熱交換を行う温熱源用補助熱交換器が、前記稀溶液
ラインに介装されている。
【0013】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが高温溶液熱交換器と低温再生器との間で分岐して
おり、分岐したラインは前記圧力調整手段及び前記温熱
源用熱交換器をバイパスして低温再生器に連通してお
り、該分岐したラインには、外部の温熱源から供給され
る流体と溶液ライン中を流れる流体との間で顕熱・顕熱
交換を行う温熱源用補助熱交換器が介装されている。
【0014】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが高温溶液熱交換器と低温再生器との間で分岐して
おり、分岐したラインは前記圧力調整手段及び前記温熱
源用熱交換器をバイパスして低温再生器に連通してお
り、該分岐したラインには、外部の温熱源から供給され
る流体と溶液ライン中を流れる流体との間で顕熱・顕熱
交換を行う温熱源用補助熱交換器が介装されており、該
温熱源用補助熱交換器が前記稀溶液ラインにも介装され
ている。
【0015】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが圧力調整手段の上流側近傍で並列に2系統のライ
ンに分岐しており、該分岐した2系統のラインに、外部
の温熱源から供給される流体と中間濃度溶液ライン中の
流体との間で顕熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と
顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化
した温熱源用複合熱交換器が介装されている。
【0016】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが圧力調整手段の上流側近傍で並列に2系統のライ
ンに分岐しており、該分岐した2系統のラインに、外部
の温熱源から供給される流体と中間濃度溶液ライン中の
流体との間で顕熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と
顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化
した温熱源用複合熱交換器を介装すると共に、温熱源用
補助熱交換器が稀溶液ラインに介装されている。
【0017】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが高温溶液熱交換器と低温再生器との間で分岐して
おり、分岐したラインは前記圧力調整手段及び前記温熱
源用熱交換器をバイパスして低温再生器に連通してお
り、前記中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装
されており、高温溶液熱交換器と前記分岐点の間及び前
記分岐したラインの分岐点の下流側の箇所には圧力調整
補助手段が介装されている。
【0018】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが高温溶液熱交換器と低温再生器との間で分岐して
おり、分岐したラインは前記圧力調整手段及び前記温熱
源用熱交換器をバイパスして低温再生器に連通してお
り、該分岐したラインには、外部の温熱源から供給され
る流体と溶液ライン中を流れる流体との間で顕熱・顕熱
交換を行う温熱源用補助熱交換器が介装されており、前
記中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装されて
おり、高温溶液熱交換器と前記分岐点の間、前記分岐し
たラインの分岐点の下流側近傍、及び分岐したラインに
介装された前記温熱源用補助熱交換器の下流側近傍の箇
所には、圧力調整補助手段が介装されている。
【0019】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが高温溶液熱交換器と低温再生器との間で分岐して
おり、分岐したラインは前記圧力調整手段及び前記温熱
源用熱交換器をバイパスして低温再生器に連通してお
り、該分岐したラインには外部の温熱源から供給される
流体と溶液ライン中を流れる流体との間で顕熱・顕熱交
換を行う温熱源用補助熱交換器が介装され、該温熱源用
補助熱交換器が前記稀溶液ラインにも介装されており、
前記中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装さ
れ、高温溶液熱交換器と前記分岐点の間、前記分岐した
ラインの分岐点の下流側近傍、及び分岐したラインに介
装された前記温熱源用補助熱交換器の下流側近傍の箇所
には、圧力調整補助手段が介装されている。
【0020】また本発明によれば、前記中間濃度溶液ラ
インが圧力調整手段の上流側近傍で並列に2系統のライ
ンに分岐しており、該分岐した2系統のラインに、外部
の温熱源から供給される流体と中間濃度溶液ライン中の
流体との間で顕熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と
顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化
した温熱源用複合熱交換器が介装されており、前記2系
統のラインの一方は前記圧力調整手段をバイパスしてお
り、前記中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装
され、高温溶液熱交換器と前記分岐点の間と、圧力調整
手段をバイパスした側の前記ライン中の分岐点と前記温
熱源用複合熱交換器との間と、該温熱源用複合熱交換器
の下流側近傍の箇所には、圧力調整補助手段が介装され
ている。また本発明によれば、前記中間濃度溶液ライン
が圧力調整手段の上流側近傍で並列に2系統のラインに
分岐しており、該分岐した2系統のラインに、外部の温
熱源から供給される流体と中間濃度溶液ライン中の流体
との間で顕熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と顕熱
・顕熱交換を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化した
温熱源用複合熱交換器が介装すると共に、前記稀溶液ラ
インには温熱源用補助熱交換器を介装しており、前記2
系統のラインの一方は前記圧力調整手段をバイパスして
おり、前記中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介
装され、高温溶液熱交換器と前記分岐点の間と、圧力調
整手段をバイパスした側の前記ライン中の分岐点と前記
温熱源用複合熱交換器との間と、該温熱源用複合熱交換
器の下流側近傍の箇所には、圧力調整補助手段が介装さ
れている。
【0021】また本発明によれば、稀溶液ラインの低温
溶液熱交換器と高温溶液熱交換器との間、中間濃度溶液
ラインの高温溶液熱交換器と圧力調整手段との間、該圧
力調整手段と温熱源用熱交換器との間、該温熱源用熱交
換器と低温再生器との間のいずれかにドレン熱交換器が
介装されている。
【0022】また本発明によれば、低温溶液熱交換器及
び高温溶液熱交換器をバイパスするバイパスラインを稀
溶液ラインに設け、該バイパスラインにはドレン熱交換
器が介装されている。
【0023】また本発明によれば、低温溶液熱交換器を
バイパスするバイパスラインを稀溶液ラインに設け、該
バイパスラインにはドレン熱交換器が介装されている。
【0024】ここで、吸収冷温水機の循環系において、
圧力を設定すれば一義的に流量が定まり、流量を設定す
れば一義的に圧力が定まる。すなわち、圧力と流量とは
一対一の関係で定まる。従って、前記圧力調整手段或い
は補助圧力調整手段を、例えば可変オリフィスの様な流
量調整手段として設けることも好ましい。
【0025】本発明の実施に際して、高温再生器はバー
ナ等で加熱するタイプを用い、高質燃料として燃料ガス
や灯油等を供給しても良い。或いは、高温再生器に高温
蒸気を供給することにより加熱しても良い。換言すれ
ば、高質燃料として高温蒸気を供給しても良い。
【0026】上述した様な構成を具備する本発明の吸収
冷温水機によれば、高温再生器から低温再生器へ向う中
間濃度溶液ラインに、例えば減圧弁の様な圧力調整手段
を介装して圧力を減少せしめたので、該圧力調整手段よ
りも低温再生器側の中間濃度ライン内を流れる流体(中
間濃度溶液)の気化温度が低下する。
【0027】従って、外部の温熱源から供給される流体
(温排水)が保有する熱量により、温熱源用熱交換器に
おいて、中間濃度溶液はその一部が気化する。すなわ
ち、温熱源用熱交換器において、温排水と中間濃度溶液
との間で顕熱・潜熱交換が行われるのである。
【0028】ここで顕熱・潜熱交換は、顕熱・顕熱交換
に比較して交換或いは移動する熱量が大きい。従って、
本発明によれば、熱量の移動量が大きい顕熱・潜熱交換
を行うことにより、従来の顕熱・顕熱交換のみの技術に
比較して、より多くの熱量が温排水から中間濃度溶液、
すなわち吸収冷温水機内に投入されるのである。
【0029】なお、顕熱・潜熱交換をした後の中間濃度
溶液は、一部が気相、一部が液相の二相流となって低温
再生器へ流入する。
【0030】また、知見に示したように、複数段に分割
した蒸発器及び吸収器の配置により、稀溶液ラインの稀
溶液の濃度が下がり、沸点が下がって顕熱・潜熱交換が
更に活発に行われるのである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1−14を参照して、本
発明の実施の形態を説明する。なお、これらの図面にお
いて図15に対応する部分については、同じ符号を付し
て重複説明を省略する。
【0032】図1は本発明の第1の実施形態を示してお
り、該第1実施形態は、上記した請求項1及び請求項2
に対応している。高温再生器11から高温溶液熱交換器
14を介して低温再生器12に向う中間濃度溶液ライン
L3において、高温溶液熱交換器14と低温再生器12
との間に、圧力調整手段である減圧弁17と温熱源用熱
交換器18とが介装されている。この温熱源用交換器1
8には、排熱ラインL2が接続され、中間濃度溶液ライ
ンL3内を流れる中間濃度溶液と、排熱ラインL2を流
れる温排水との間で熱交換を行う。ここで、吸収冷温水
機内を循環する溶液ライン系内の流量・圧力は微妙に調
整する必要があるので、上記圧力調整手段である減圧弁
17は、圧力を調整するのみならず、流量調整手段とし
ての機能をも併せ持っている。
【0033】他方、複数段に分割(図示の例では2段)
された低圧側蒸発器9L及び高圧側蒸発器9Hと、低圧
側吸収器10L及び高圧側吸収器10Hとが設けられて
いる。その低圧側蒸発器は、凝縮器13に接続され、高
圧側蒸発9Hは、冷媒ポンプP9に接続されている。ま
た、低圧側吸収器10Lは、低温溶液熱交換器15に接
続され、高圧側吸収器10Hは、溶液ポンプP10に接
続されている。更に、圧力が概略等しい低圧側蒸発器9
Lと低圧側吸収器10Lとが接続され、高圧側蒸発器9
Hと高圧側吸収器10Hとが接続されている。以上の蒸
発器9L、9H及び吸収器10L、10Hの配置は、逆
流防止の主旨によるものである。また、分割により吸収
器10L、10H側の圧力が大きくなると、沸点が上昇
して蒸発器9L、9H側で蒸発しにくくなる。しかし、
蒸発器9L、9Hの大きさを設計変更することにより、
対処することが可能である。これらの計算は、既知のU
値(熱の変換され方を示す値)、又は、KA値(熱伝達
係数)を適宜変えることにより行う。
【0034】次に作用について説明する。中間濃度溶液
ラインL3を流れる中間濃度溶液は、減圧弁17で減圧
されているので、その気化温度は低下している。そし
て、温熱源用熱交換器18を通過する際に、中間濃度溶
液の一部が気化して気相・液相の二相流となって低温再
生器12内へ流入する。ここで、温熱源用熱交換器18
を通過して気化する際に、排熱ラインL2の温排水から
気化熱(潜熱)を奪う。換言すれば、温熱源用熱交換器
18において顕熱・潜熱交換が行われ、従来技術の顕熱
・顕熱交換に比較して大量の熱量が排熱側(L2側)か
ら吸収冷温水機側へ投入されるのである。
【0035】したがって、図15で示す従来の熱交換器
5を用いた場合よりも、排熱ラインL2から多くの熱量
が吸収冷温水機側へ供給され、その分、高温再生器11
への高質燃料の消費量の削減率が、要望されている数値
である30〜40%程度近くまで向上するのである。
【0036】また、知見に示したように、稀溶液ライン
L1の稀溶液濃度が下がり、その結果、中間濃度溶液ラ
インL3の溶液濃度が下がり、沸点が下がって熱交換器
18の顕熱・潜熱交換が更に活発に行われ、排熱ライン
L2の戻り温度が、例えばコジェネレーションシステム
のガスエンジン冷却水としての好ましい温度80℃に下
げられる。
【0037】図2は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この実施形態では、稀溶液ラインL1の低温溶液
熱交換器15と高温溶液熱交換器14との間に、図15
の温熱源用熱交換器5と同様な温熱源用補助熱交換器1
9を介装して排熱ラインL2Aに接続している。
【0038】この形態では、温熱源用補助熱交換器19
において、排熱ラインL2を流れる温排水と稀溶液ライ
ンL1を流れる稀溶液との間で顕熱・顕熱交換が行われ
る。図2の実施形態では、該顕熱・顕熱交換により稀溶
液に供給される排熱量の分だけ、図1の実施形態に比較
して、より多くの排熱量を得ることができる。その他の
構成及び作用効果については、図1の実施形態と同様で
ある。
【0039】図3は本発明の第3の実施の形態を示して
いる。中間濃度溶液ラインL3の高温溶液熱交換器14
近傍の下流側に分岐点16を設け、その分岐点16から
直接低温再生器12に向う補助ラインL4を設け、この
補助ラインL4に、温熱源用補助熱交換器19Aを設け
且つ排熱ラインL2Bに接続したものである。
【0040】この実施形態では、補助ラインL4を流れ
る中間濃度溶液と排熱ラインL2Bを流れる温排水との
間では顕熱・顕熱変換が行われる。一方、分岐点16よ
りも低温再生器12側を流れる中間濃度溶液は、図1の
実施形態の場合と同様に、排熱ラインL2を流れる温排
水との間で顕熱・潜熱交換を行う。図3の形態でも、図
1の実施形態の場合よりも多くの排熱量を得ることがで
きる。その他の構成及び作用効果については、図1の実
施形態と同様である。
【0041】図4は本発明の第4の実施の形態を示して
おり、図2の実施形態と図3の実施形態とを組合せた例
である。図4の実施形態では中間濃度溶液ラインL3が
分岐点16において補助ラインL4を分岐しており、該
補助ラインL4には、その内部を流れる中間濃度溶液と
排熱ラインL2Bを流れる温排水との間で顕熱・顕熱交
換を行う温熱源用補助熱交換器19Aが設けられてい
る。一方、分岐点16よりも低温再生器12側の中間濃
度溶液ラインL3を流れる中間濃度溶液は、減圧弁17
で減圧されて気化温度を低下させ、温熱源用熱交換器1
8において排熱ラインL2を流れる温排水と顕熱・潜熱
交換をする。この形態でも、図1の形態に比較して、よ
り多くの排熱量を得ることができる。
【0042】図5は本発明の第5の実施の形態を示して
いる。図5において、中間濃度溶液ラインL3は、減圧
弁17の上流側近傍で分岐(16A)しており、その分
岐点16Aから低温再生器12に向う補助ラインL5を
設けている。また、温熱源用熱交換器20aと温熱源用
補助熱交換器20bとを一体化した温熱源用複合熱交換
器20を設け、排熱ラインL2に接続している。
【0043】温熱源用複合熱交換器20の補助ラインL
5側では、補助ラインL5の内部を流れる中間濃度溶液
と排熱ラインL2を流れる温排水との間で顕熱・顕熱交
換が行われる(符号「20b」で示す箇所)。一方、分
岐点16Aよりも低温再生器12側の中間濃度溶液ライ
ンL3を流れる中間濃度溶液は、減圧弁17で減圧され
て気化温度を低下させ、温熱源用複合熱交換器20中の
符号「20a」側で、排熱ラインL2を流れる温排水と
顕熱・潜熱交換をする。
【0044】その他の構成及び作用効果については、図
1の実施形態と同様である。但し、図5で示す実施形態
は、図1の実施形態に比較して、排熱の供給量を多くす
ることが可能である。
【0045】図6は本発明の第6の実施の態様を示し、
稀溶液ラインL1に温熱源用補助熱交換器19を設け、
他を図5と同様に構成した例である。この形態では、温
熱源用補助熱交換器19において顕熱・顕熱交換により
排熱ラインL2Aから投入された排熱の分だけ、図5の
実施形態よりも多量の排熱量を得ることができる。
【0046】以上、第2ないし第6の形態が請求項3な
いし7に対応している。
【0047】次に、請求項8以下に対応する実施の形態
を説明するが、先ず、後述する位置a〜fについて説明
する。
【0048】位置a:分岐点21又は21Aの上流側の
位置 位置b:補助ラインL4の位置 位置c:温熱源用補助熱交換器19Aの上流側の位置 位置d:温熱源用補助熱交換器19Aの下流側の位置 位置e:補助ラインL5の温熱源用複合熱交換器20の
上流側の位置 位置f:補助ラインL5の温熱源用複合熱交換器20の
下流側の位置 図7は本発明の第7の実施の形態を示している。この実
施形態では、中間濃度溶液ラインL3は高温熱交換器1
4の下流側近傍から補助ラインL4が分岐しており、分
岐点16に三方弁21を設け、かつ、位置a又はbに前
記減圧弁17と同様な圧力調整補助手段としての補助減
圧弁17A(図示せず)を介装し、他を図1と同様に構
成した例である。この形態では、運転状態に応じて両減
圧弁17、17A及び三方弁21を作動し、系内の流量
・圧力のバランスを調整し、運転の円滑及び排熱の熱交
換率の向上を図っている。但し、この実施形態におい
て、三方弁21のみを制御することにより、系内の流量
・圧力のバランスを調整することが可能である。或い
は、前記減圧弁17及び(位置a又はbのいずれかに設
けた)補助減圧弁17Aの2部材のみを制御して、流量
・圧力バランスを制御することも出来る。
【0049】図8は本発明の第8の実施の形態を示し、
補助ラインL4の分岐点16に三方弁21を設け、か
つ、位置a、c及びdのいずれかに、補助減圧弁17A
を設け、他を図3の実施形態と同様に構成している。こ
の実施形態では、運転の円滑及び排熱の熱交換率の向上
(及びそれに伴う高質燃料消費量の削減率の向上)が図
られる。なお、三方弁21、補助減圧弁17Aは、いず
れも流量調整手段としても機能するものである。この実
施形態において、三方弁21のみによって系内の流量・
圧力のバランスを調整することが可能であり、或いは、
前記減圧弁17及び図示しない補助減圧弁17Aだけを
用いて制御しても良い。
【0050】図9は本発明の第9の実施の形態を示し、
補助ラインL4の分岐点16に三方弁21を設け、か
つ、位置a、c及びdのいずれかに補助減圧弁17Aを
設け、他を図4と同様に構成した例である。この形態で
も、運転の円滑及び排熱の熱交換率(及びそれに伴う高
質燃料消費量の削減率)の向上が図られる。
【0051】この実施形態においても、三方弁21のみ
により、或いは、前記減圧弁17及び補助減圧弁17A
のみにより、流量・圧力のバランス制御を行うことが可
能である。
【0052】図10は本発明の第10の実施の形態を示
し、補助ラインL5の分岐点16Aに三方弁21Aを設
け、かつ、位置a、e及びfのいずれかに補助減圧弁1
7Aを設け、他を図5と同様に構成した例である。この
形態でも、運転の円滑及び排熱の熱交換率の向上(及び
それに伴う高質燃料消費量の削減率の向上)が図られ
る。
【0053】この実施形態における流量・圧力のバラン
ス制御についても、三方弁21のみにより、或いは、前
記減圧弁17及び補助減圧弁17Aの2部材だけを用い
ることにより、行うことが出来る。
【0054】図11は本発明の第11の実施の形態を示
し、補助ラインL5の分岐点16Aに三方弁21Aを設
け、かつ、位置a、e及びfのいずれかに補助減圧弁1
7Aを設け、他を図6と同様に構成した例である。この
形態でも、運転の円滑及び排熱の熱交換率(及びそれに
伴う高質燃料消費量の削減率)の向上が図られる。
【0055】ここで、三方弁21のみを制御することに
より、或いは、前記減圧弁17及び(位置a、e及びf
のいずれかに設けた)補助減圧弁17Aの2部材を制御
することにより、系内の流量・圧力バランスが制御出来
る。
【0056】以上、第7ないし第11の形態が、請求項
8ないし12に対応いている。
【0057】図1−11で示す本発明の実施の形態で
は、高温再生器11はガスバーナで加熱され、高質燃料
として燃料ガスを用いている。これに対して、図12〜
14で示す本発明の第12ないし第14の実施形態で
は、高温再生器11に高温蒸気を供給して加熱してい
る。換言すれば、図12〜14で示す実施形態において
は、高質燃料として高温蒸気を用いている。
【0058】図12は本発明の第12の実施形態を示
し、図1で示す実施形態の高温再生器11を、ガスバー
ナにより加熱するタイプから高温蒸気により加熱するタ
イプに変更したものを示している。ここで、高温蒸気は
高温蒸気ラインL10により供給される。なお図12に
おいて、符号A−Dで示されているのはドレン熱交換器
を設置可能な位置である。ここでドレン熱交換器とは、
ラインL10を介して供給された高温蒸気が吸収冷温水
機側へ熱量を付与してドレンとなった際に、該ドレンが
保有している熱量を吸収冷温水機内に取り込むための熱
交換器である。
【0059】図13は本発明の第13の実施形態を示
し、該実施形態では、稀溶液ラインL1と並行に、低温
溶液熱交換器15と高温溶液熱交換器14とをバイパス
する様な態様で、ドレン熱回収用補助ラインL12が設
けられている。そして、図13で示す実施形態では、高
温蒸気のドレンが保有する熱量を取り込むためのドレン
熱交換器は、ドレン熱回収用補助ラインL12の途中の
符号Eで示す箇所に設けられている。
【0060】図14は本発明の第14の実施形態を示し
ており、この第14の実施形態では、稀溶液が低温溶液
熱交換器15をバイパスする様な態様でドレン熱回収用
補助ラインL14が配置されている。そして、ドレン熱
交換器は該ラインL14途中の符号Hで示す箇所に設け
られる。
【0061】以上、第12ないし第14の形態が請求項
13ないし15に対応している。
【0062】なお、図12〜14で示す実施形態の作動
については、図1−11で示すのと概略同様であるた
め、重複説明は省略する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱量の移動量が大きい顕熱・潜熱交換を行うことによ
り、従来の顕熱・顕熱交換のみの技術に比較して、より
多くの熱量を排熱から吸収冷温水機内へ供給することが
出来る。その結果、排熱利用率を高め、高質燃料の消費
量を削減して、目標値である30−40%に近付けるこ
とが可能となるのである。
【0064】また、更に稀溶液ラインを介して中間濃度
溶液ラインの濃度を下げ、沸点を下げて顕熱・潜熱交換
を活発化し、コジェネレーションシステムへの戻り温度
を好ましい80℃に下げ、システム全体としての有効利
用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示すブロック図。
【図7】本発明の第7の実施の形態を示すブロック図。
【図8】本発明の第8の実施の形態を示すブロック図。
【図9】本発明の第9の実施の形態を示すブロック図。
【図10】本発明の第10の実施の形態を示すブロック
図。
【図11】本発明の第11の実施の形態を示すブロック
図。
【図12】本発明の第12の実施形態を示すブロック
図。
【図13】本発明の第13の実施形態を示すブロック
図。
【図14】本発明の第14の実施形態を示すブロック
図。
【図15】従来の排熱を投入するタイプの吸収冷温水機
を示すブロック図。
【図16】単段吸収器の場合のデューリング線図。
【図17】吸収器を2段にする場合を説明するデューリ
ング線図
【図18】2段吸収器の場合のデューリング線図。
【符号の説明】
L1・・・稀溶液ライン L2、L2A、L2B・・・排熱ライン L3・・・中間濃度溶液ライン L4、L5・・・補助ライン L10・・・高温蒸気ライン L12、L13・・・ドレン熱回収用補助ライン 1・・・吸収冷温水機 5・・・温熱源用熱交換器 6・・・冷水ライン 7・・・燃料ライン 9・・・蒸発器 9H・・・高圧側蒸発器 9L・・・低圧側温蒸発器 10・・・吸収器 10H・・・高圧側吸収器 10L・・・低圧側吸収器 11・・・高温再生器 12・・・低温再生器 13・・・凝縮器 14・・・高温溶液熱交換器 15・・・低温溶液熱交換器 16、16A・・・分岐点 17、17A・・・減圧弁 18・・・温熱源用熱交換器 19、19A・・・温熱源用補助熱交換器 20・・・温熱源用複合熱交換器 21、21A・・・三方弁

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と高温再生器とを連通する稀溶液
    ラインと、高温再生器と低温再生器とを連通する中間濃
    度溶液ラインとを有しており、前記中間濃度溶液ライン
    の高温溶液熱交換器と低温再生器との間に、圧力調整手
    段と温熱源用熱交換器を介装し、該温熱源用熱交換器
    は、外部の温熱源から供給される流体と中間濃度溶液ラ
    イン中の流体との間で顕熱・潜熱交換を行い、蒸発器及
    び吸収器を複数段に分割した状態で配置していることを
    特徴とする吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 複数段に分割された前記蒸発器と吸収器
    は、圧力が概略等しいもの同士が連通している請求項1
    の吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 外部の温熱源から供給される流体と溶液
    ライン中を流れる流体との間で顕熱・顕熱交換を行う温
    熱源用補助熱交換器が、前記稀溶液ラインに介装されて
    いる請求項1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  4. 【請求項4】 前記中間濃度溶液ラインが高温溶液熱交
    換器と低温再生器との間で分岐しており、分岐したライ
    ンは前記圧力調整手段及び前記温熱源用熱交換器をバイ
    パスして低温再生器に連通しており、該分岐したライン
    には、外部の温熱源から供給される流体と溶液ライン中
    を流れる流体との間で顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補
    助熱交換器が介装されている請求項1、2のいずれかの
    吸収冷温水機。
  5. 【請求項5】 前記中間濃度溶液ラインが高温溶液熱交
    換器と低温再生器との間で分岐しており、分岐したライ
    ンは前記圧力調整手段及び前記温熱源用熱交換器をバイ
    パスして低温再生器に連通しており、該分岐したライン
    には、外部の温熱源から供給される流体と溶液ライン中
    を流れる流体との間で顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補
    助熱交換器が介装されており、該温熱源用補助熱交換器
    が前記稀溶液ラインにも介装されている請求項1、2の
    いずれかの吸収冷温水機。
  6. 【請求項6】 前記中間濃度溶液ラインが圧力調整手段
    の上流側近傍で並列に2系統のラインに分岐しており、
    該分岐した2系統のラインに、外部の温熱源から供給さ
    れる流体と中間濃度溶液ライン中の流体との間で顕熱・
    潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と顕熱・顕熱交換を行
    う温熱源用補助熱交換器とを一体化した温熱源用複合熱
    交換器が介装されている請求項1、2のいずれかの吸収
    冷温水機。
  7. 【請求項7】 前記中間濃度溶液ラインが圧力調整手段
    の上流側近傍で並列に2系統のラインに分岐しており、
    該分岐した2系統のラインに、外部の温熱源から供給さ
    れる流体と中間濃度溶液ライン中の流体との間で顕熱・
    潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と顕熱・顕熱交換を行
    う温熱源用補助熱交換器とを一体化した温熱源用複合熱
    交換器を介装すると共に、温熱源用補助熱交換器が稀溶
    液ラインに介装されている請求項1、2のいずれかの吸
    収冷温水機。
  8. 【請求項8】 前記中間濃度溶液ラインが高温溶液熱交
    換器と低温再生器との間で分岐しており、分岐したライ
    ンは前記圧力調整手段及び前記温熱源用熱交換器をバイ
    パスして低温再生器に連通しており、前記中間濃度溶液
    ラインの分岐点には三方弁が介装されており、高温溶液
    熱交換器と前記分岐点の間及び前記分岐したラインの分
    岐点の下流側の箇所には圧力調整補助手段が介装されて
    いる請求項1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  9. 【請求項9】 前記中間濃度溶液ラインが高温溶液熱交
    換器と低温再生器との間で分岐しており、分岐したライ
    ンは前記圧力調整手段及び前記温熱源用熱交換器をバイ
    パスして低温再生器に連通しており、該分岐したライン
    には、外部の温熱源から供給される流体と溶液ライン中
    を流れる流体との間で顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補
    助熱交換器が介装されており、前記中間濃度溶液ライン
    の分岐点には三方弁が介装されており、高温溶液熱交換
    器と前記分岐点の間、前記分岐したラインの分岐点の下
    流側近傍、及び分岐したラインに介装された前記温熱源
    用補助熱交換器の下流側近傍の箇所には、圧力調整補助
    手段が介装されている請求項1、2のいずれかの吸収冷
    温水機。
  10. 【請求項10】 前記中間濃度溶液ラインが高温溶液熱
    交換器と低温再生器との間で分岐しており、分岐したラ
    インは前記圧力調整手段及び前記温熱源用熱交換器をバ
    イパスして低温再生器に連通しており、該分岐したライ
    ンには外部の温熱源から供給される流体と溶液ライン中
    を流れる流体との間で顕熱・顕熱交換を行う温熱源用補
    助熱交換器が介装され、該温熱源用補助熱交換器が前記
    稀溶液ラインにも介装されており、前記中間濃度溶液ラ
    インの分岐点には三方弁が介装され、高温溶液熱交換器
    と前記分岐点の間、前記分岐したラインの分岐点の下流
    側近傍、及び分岐したラインに介装された前記温熱源用
    補助熱交換器の下流側近傍の箇所には、圧力調整補助手
    段が介装されている請求項1、2のいずれかの吸収冷温
    水機。
  11. 【請求項11】 前記中間濃度溶液ラインが圧力調整手
    段の上流側近傍で並列に2系統のラインに分岐してお
    り、該分岐した2系統のラインに、外部の温熱源から供
    給される流体と中間濃度溶液ライン中の流体との間で顕
    熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と顕熱・顕熱交換
    を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化した温熱源用複
    合熱交換器が介装されており、前記2系統のラインの一
    方は前記圧力調整手段をバイパスしており、前記中間濃
    度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装され、高温溶液
    熱交換器と前記分岐点の間と、圧力調整手段をバイパス
    した側の前記ライン中の分岐点と前記温熱源用複合熱交
    換器との間と、該温熱源用複合熱交換器の下流側近傍の
    箇所には、圧力調整補助手段が介装されている請求項
    1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  12. 【請求項12】 前記中間濃度溶液ラインが圧力調整手
    段の上流側近傍で並列に2系統のラインに分岐してお
    り、該分岐した2系統のラインに、外部の温熱源から供
    給される流体と中間濃度溶液ライン中の流体との間で顕
    熱・潜熱交換を行う温熱源用熱交換器と顕熱・顕熱交換
    を行う温熱源用補助熱交換器とを一体化した温熱源用複
    合熱交換器が介装すると共に、前記稀溶液ラインには温
    熱源用補助熱交換器を介装しており、前記2系統のライ
    ンの一方は前記圧力調整手段をバイパスしており、前記
    中間濃度溶液ラインの分岐点には三方弁が介装され、高
    温溶液熱交換器と前記分岐点の間と、圧力調整手段をバ
    イパスした側の前記ライン中の分岐点と前記温熱源用複
    合熱交換器との間と、該温熱源用複合熱交換器の下流側
    近傍の箇所には、圧力調整補助手段が介装されている請
    求項1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  13. 【請求項13】 稀溶液ラインの低温溶液熱交換器と高
    温溶液熱交換器との間、中間濃度溶液ラインの高温溶液
    熱交換器と圧力調整手段との間、該圧力調整手段と温熱
    源用熱交換器との間、該温熱源用熱交換器と低温再生器
    との間のいずれかにドレン熱交換器が介装されている請
    求項1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  14. 【請求項14】 低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換
    器をバイパスするバイパスラインを稀溶液ラインに設
    け、該バイパスラインにはドレン熱交換器が介装されて
    いる請求項1、2のいずれかの吸収冷温水機。
  15. 【請求項15】 低温溶液熱交換器をバイパスするバイ
    パスラインを稀溶液ラインに設け、該バイパスラインに
    はドレン熱交換器が介装されている請求項1、2のいず
    れかの吸収冷温水機。
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