JP3114707B2 - ディスク状記録媒体 - Google Patents

ディスク状記録媒体

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JP3114707B2
JP3114707B2 JP10252646A JP25264698A JP3114707B2 JP 3114707 B2 JP3114707 B2 JP 3114707B2 JP 10252646 A JP10252646 A JP 10252646A JP 25264698 A JP25264698 A JP 25264698A JP 3114707 B2 JP3114707 B2 JP 3114707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク状記録媒体に関
し、特に、印刷等によりデザインを施したレーベルを表
面に設けた光ディスクなどのディスク状記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】貼り合わせ型の光ディスク媒体は、一般
的に射出成形によって製造された2枚の光ディスク単板
を貼り合わせて構成されている。その製造工程におい
て、成形した光ディスク単板を、当該単板の中心部に設
けたセンターホールに円柱を通して積み重ねて保管して
おき、上から順に一枚づつ取り出して2枚のディスク単
板を貼り合わせたり、レーベルを印刷するなどの加工が
施される。このとき、スタックされている各ディスク単
板が互いに密着していると、誤って複数枚のディスク単
板を同時に取り出してしまう場合がある。これを避ける
ためには、各ディスク単板の間にスペーサ(図示せず)
を配置するか、ディスク単板の片面にスタックリングと
呼ばれる環状の凸部を設けるなどしてディスク単板間に
隙間を作り、各ディスク単板が互いに密着しないように
している。
【0003】ここで、ディスク単板間にスペーサを配置
する場合、ディスク単板にスタックリングを設ける必要
はなくなるが、ディスク単板を積み重ねる際にディスク
単板1枚毎にスペーサを挿入し、ディスク単板を取り出
す際にはディスク単板を1枚取り出す毎にスペーサを取
り除く必要がある。従って、製造工数が増えて、処理が
煩雑になるため、現在ではディスク単板を製造する際に
スタックリングを設ける方法が主流となっている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】スタックリングは通常光ディ
スク中心部のクランプエリアとデータエリアとの間に、
ピット形成面と反対側の面に0.2mm程度の高さのリ
ング状の凸部として形成する。これは、ディスクの成形
金型に予めその形状をもたせておくことによって、容易
に形成することができる。ディスク単板を2枚貼り合わ
せた構造の貼り合わせ型光ディスク媒体では、ピット形
成面を内側にして貼り合わせるため、光ディスク媒体の
両面にスタックリングが突出することになる。
【0005】一方、光ディスク媒体の表面に設けるレー
ベルは一般的に、文字や絵などのデザインをスクリーン
印刷やオフセット印刷により光ディスク媒体の表面に直
接形成する。ここで光ディスク媒体のレーベル形成面に
スタックリングのような凸部が存在すると、スタックリ
ング付近には印刷機の版が密着しないため、レーベルが
スタックリングを避けたデザインに制限されてしまうと
いう問題がある。
【0006】この問題を回避するために、レーベル形成
面にスタックリングの無いディスク単板を使用する方法
があるが、この方法では前述したとおりディスク基板の
保管の際にスペーサを挿入しなければならないという問
題がある。また、ディスク基板を製造する際にスタック
リングのある金型とスタックリングのない金型を用意し
て、必要に応じて交換して使用する必要があるため、製
造工数の増加が避けられない。
【0007】更に、レーベル形成面の凸部(スタックリ
ング)を考慮して設計した印刷機を用意することも考え
られるが、設備投資が膨大なものになり、現実的でな
い。
【0008】本発明は、光ディスク等のディスク状記録
媒体のレーベル形成面にスタックリング等の凸部が存在
する場合でも、デザイン上の制約を受けることなくレー
ベル形成面全面にレーベルを形成したディスク状記録媒
体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、互いに貼り合わせた2枚のディスク単板
と、一方の面にレーベルを形成したフィルムシートとを
具えるディスク状記録媒体において、前記レーベルを形
成したフィルムシートを、前記ディスク単板表面に圧着
または熱圧着によって貼り付けたことを特徴とする。こ
のフィルムシートは応力または熱に対する可塑性を有す
る素材からなるのが好ましい。
【0010】このように、予め印刷等によりレーベルを
形成したフィルムシートを光ディスク媒体の一方の面に
圧着または熱圧着することにより、光ディスク本体にス
タックリング等の凸部が存在しても、当該凸部の形状に
沿うようフィルムシートを変形させて光ディスク本体と
密着させることができる。従って、光ディスクのレーベ
ル形成面にスタックリングがある場合にもデザインの制
約を受けずに、レーベル形成面全体に好適にレーベルを
形成することができる。
【0011】前記フィルムシートは、前記ディスク単板
との貼り合わせ面に粘着層を有することが好ましい。フ
ィルムシートと光ディスク媒体との間に粘着層を設ける
ことにより、両者をより確実に固着させることができ
る。
【0012】また、前記レーベルは、光ディスク媒体の
製造条件等により前記フィルムシートの外側表面に、あ
るいは前記フィルムシートとディスク単板との貼り合わ
せ面側に形成することができる。レーベルをフィルムシ
ートの外側表面に形成すれば、前記粘着層の形成を容易
に行うことができる。また、レーベルをフィルムシート
とディスク単板との貼り合わせ面側に形成すれば、レー
ベルの耐久性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発明の光
ディスク媒体の実施の形態の構成を示す斜視図であり、
図2はこの光ディスク媒体の断面図、図3はディスク単
板の断面図である。光ディスク媒体1は、データディス
ク2とダミーディスク3とを、お互いのピット形成面2
a及び3aを内側にして貼り合わせて構成されている。
図3に示すように、データディスク2とダミーディスク
3は独立した単板として製造され、ディスクの片面には
スタックリング4と呼ばれる凸部が設けられている。こ
のようなディスク単板は、図4に示すようにディスク単
板の中心に設けたセンターホール5に円柱7を通して積
み重ねて保管される。上述した通り、各ディスク単板に
はスタックリング4がセンターホール5の近傍に約0.
2mm程度の高さの凸部として設けられている。スタッ
クリング4は、射出成形に使用する金型に予めスタック
リング部を設けておき、ディスク基板を製造する際に同
時に形成する。
【0014】図2に示すように、光ディスク媒体1のダ
ミーディスク3側の表面には、フィルムシート6を密着
させている。このフィルムシート6は応力や熱に対して
可塑性を有する素材からなり、その表面6aにはレーベ
ルとなる絵柄や文字等のデザインが印刷によって形成さ
れている。また、フィルムシート6とダミーディスク3
との接触面6bには粘着層(図示せず)が設けられてい
る。
【0015】この光ディスク媒体1は、例えば以下のよ
うに製造する。上述した通り、オフセット印刷やスクリ
ーン印刷などの印刷技術を用いてフィルムシート6に予
め光ディスク媒体1のレーベルを形成しておく。データ
ディスク2とダミーディスク3を互いのピット形成面2
a、3aを内側にして貼り合わせて光ディスク媒体とし
て構成し、ダミーディスク3の外側表面3bにフィルム
シート6の貼り合わせ面6bを合わせて、圧着または熱
圧着によりダミーディスク3とフィルムシート6とを密
着させる。このとき、フィルムシート6とダミーディス
ク3との貼り合わせ面(6b、3b)間に気泡が混入し
ないように、圧着応力はフィルムシート6の内周端と外
周端との中間位置から、内側または外側に向かって放射
状に徐々にかけていくようにする。
【0016】フィルムシート6は、応力又は熱に対して
可塑性を有する素材でできているため、ダミーディスク
3のレーベル形成面3bに圧着又は熱圧着していくと、
ディスク3の平坦な部分はもちろんのこと、スタックリ
ング4においてもその形状に沿って変形し、密着する。
【0017】なお、本実施形態ではデータディスク1と
ダミーディスク2を貼り合わせた張り合わせ型光ディス
ク媒体を例にとって説明しているが、例えば片面2層タ
イプのDVD(デジタルビデオディスク)などにも本発
明を適用することができる。この場合は、上述した実施
例におけるダミーディスク3を第2のデータディスクに
置き換えて、一方のディスクの表面にフィルムシート6
を圧着又は熱圧着によって貼り付けるようにする。
【0018】また、フィルムシート6のレーベル形成面
は、目的や製造条件等に応じて表裏どちらに設けても良
い。レーベルの耐久性を優先させたい場合にはフィルム
シート6の貼り合わせ面6bにレーベルを形成し、レー
ベルの印刷の容易さあるいは粘着層の形成の容易さを優
先させたい場合はフィルムシート6の外側面6aにレー
ベルを形成するようにする。
【0019】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
ディスク状記録媒体によれば、レーベル形成面にスタッ
クリング等のような凸部が存在する場合でも、レーベル
のデザインに制約を受けることなく、レーベル形成面の
ほぼ全体に渡って容易にレーベルを形成することができ
る。また、スタックリングを考慮して設計した印刷機を
新規に用意する必要もなくなる。更に、スタックリング
のついたディスク媒体を問題なく使用できるので、製造
工程が増えるという問題も解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のディスク状記録媒体(光ディス
ク媒体)の構成を説明する分解斜視図である。
【図2】図2は本発明のディスク状記録媒体の構成を示
す断面図である。
【図3】図3はディスク状記録媒体のディスク単板の構
成を示す断面図である。
【図4】図4はディスク状記録媒体の製造工程における
ディスク単板の保管状態を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク媒体 2 データディスク媒体 3 ダミーディスク媒体 4 スタックリング 5 センターホール 6 レーベルが形成されたフィルムシート 6a レーベル形成面 6b フィルムシート貼り合わせ面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに貼り合わせた2枚のディスク単板
    と、一方の面にレーベルを形成したフィルムシートとを
    具えるディスク状記録媒体において、前記ディスク単板が前記レーベル形成面にディスク単板
    をスタックする際のスペーサとして機能する凸部を有
    し、当該凸部を覆うように 前記レーベルを形成したフィ
    ルムシートを前記ディスク単板表面に圧着または熱圧着
    によって貼り付けたことを特徴とするディスク状記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記フィルムシートが応力または熱に対
    する可塑性を有する素材からなることを特徴とする請求
    項1に記載のディスク状記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記フィルムシートが、前記ディスク単
    板との貼り合わせ面に粘着層を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のディスク状記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記レーベルが前記フィルムシートの外
    側表面に形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のディスク状記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記レーベルが前記フィルムシートの前
    記ディスク単板との貼り合わせ面側に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ィスク状記録媒体。
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