JP3114706U - ウエットティシュ包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】液状成分により衣服やカバン等を汚損することなく、使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能なウエットティシュ包装体を提供する。
【解決手段】液状成分及びその液状成分が含浸されるシート状の基材からなるウエットティシュ14と、液不透過性のフィルム材からなり、少なくとも1つの取出口12が形成され、且つ内部にウエットティシュ14を収納するための扁平な袋状のウエットティシュ包装用袋体10と、液不透過性のフィルム材からなり、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口23が形成された扁平な袋状に構成された使用済みウエットティシュ用袋体22と、を備えたウエットティシュ包装体30。
【選択図】図1

Description

本考案は、ウエットティシュ包装体に関するものである。更に詳しくは、ウエットティシュを使用した後に、使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能なウエットティシュ包装体に関するものである。
近年、何らかの液状成分が含浸されたティシュペーパー、いわゆるウエットティシュの利用が拡大されつつある。ウエットティシュの代表的な構成としては、例えば、化粧品、薬剤、消毒剤等を溶媒に溶解・分散させた液状成分と、その液状成分が含浸されるシート状の基材(例えば、紙、織布、不織布等のシート)とからなるものが挙げられる。
このようなウエットティシュは、液状成分の揮発を防止するために、液不透過性材料からなる包装容器ないしは包装用袋体に収納された形で提供されることが多い。例えば、合成樹脂成形容器からなる中空ボックス型のウエットティシュ包装用容器や袋状のウエットティシュ包装材が提案されている(特許文献1〜3参照)。
特開2003−137369号公報 実開平7−6182号公報 実開平7−6183号公報
ところで、前記のような袋状のウエットティシュ包装材に収納されたウエットティシュは、ボックス型の包装容器に収納されたウエットティシュと比較して、小型で携帯に便利であることから、携帯用のウエットティシュとして好適に用いられている。しかしながら、携帯用のウエットティシュを使用するに際しては、使用済みのウエットティシュの取り扱いが問題となる場合があった。
例えば、外出先において周囲にごみ箱が設置されていない場合には、使用済みのウエットティシュを持ち帰る必要がある。ところが、ウエットティシュには液状成分が含浸されているため、衣服のポケットやカバン等にそのまま入れておくと、その液状成分が染み出して、衣服やカバン等を汚損してしまう。
本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、液状成分により衣服やカバン等を汚損することなく、使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能なウエットティシュ包装体を提供するものである。
本考案者らは、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、ウエットティシュ包装体において、ウエットティシュと、このウエットティシュを収納するウエットティシュ包装用袋体と、使用済みのウエットティシュをごみ箱等に廃棄するまでに一次的に保管しておくための使用済みウエットティシュ用袋体とを備えたものとすることにより、上記課題が解決されることに想到し、本考案を完成させた。具体的には、本考案により、以下のウエットティシュ包装体が提供される。
[1] 液状成分及びその液状成分が含浸されるシート状の基材からなるウエットティシュと、液不透過性のフィルム材からなり、少なくとも1つの取出口が形成され、且つ内部に前記ウエットティシュを収納するための扁平な袋状のウエットティシュ包装用袋体と、液不透過性のフィルム材からなり、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口が形成された扁平な袋状に構成された使用済みウエットティシュ用袋体と、を備えたウエットティシュ包装体。
[2] 前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と、前記使用済みウエットティシュ用袋体とが連結したものである前記[1]に記載のウエットティシュ包装体。
[3] 前記使用済みウエットティシュ用袋体が着脱自在粘着剤を有し、前記使用済みウエットティシュ用袋体と前記ウエットティシュ包装用袋体とが着脱自在に構成されてなる前記[1]に記載のウエットティシュ包装体。
[4] 前記使用済みウエットティシュ用袋体が着脱自在粘着剤を有し、前記使用済みウエットティシュ用袋体と前記ウエットティシュ包装用袋体とが着脱自在に構成されてなる前記[2]に記載のウエットティシュ包装体。
[5] フィルム材からなり、前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とを被包し得る扁平な袋状に構成された外包装用袋体を更に備え、前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とが前記外包装用袋体に被包された前記[1]に記載のウエットティシュ包装体。
[6] フィルム材からなり、前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とを被包し得る扁平な袋状に構成された外包装用袋体を更に備え、前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とが前記外包装用袋体に被包された前記[2]に記載のウエットティシュ包装体。
[7] 前記ウエットティシュ包装用袋体が、液不透過性のフィルム材からなり、前記取出口を封止し得る形状に構成されるとともに、前記取出口の外周側に対応する位置に開閉可能に配設されたラベル蓋を有する前記[1]に記載のウエットティシュ包装体。
[8] 前記ウエットティシュが、折り畳まれたウエットティシュをその折り返し部分において他の折り畳まれたウエットティシュの一部を挟み込むようにして、複数枚のウエットティシュを連続的に積層することにより形成されたウエットティシュ束として収納されている前記[1]に記載のウエットティシュ包装体。
本考案のウエットティシュ包装体は、ウエットティシュと、このウエットティシュを収納するウエットティシュ包装用袋体と、使用済みウエットティシュ用袋体とを備えたものである。このようなウエットティシュ包装体によれば、使用済みのウエットティシュをごみ箱等に廃棄するまでに、使用済みウエットティシュ用袋体に一時的に保管しておくことができる。使用済みウエットティシュ用袋体は液不透過性のフィルム材によって構成されているので、ウエットティシュの液状成分が外部に染み出す事態を有効に防止することができる。従って、液状成分により衣服やカバン等を汚損されることなく、使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能となる。
以下、本考案のウエットティシュ包装体を実施するための最良の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本考案はその考案特定事項を備えるウエットティシュ包装体を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本考案のウエットティシュ包装体の一の実施形態を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施形態のウエットティシュ包装体30は、液状成分及びその液状成分が含浸されるシート状の基材からなるウエットティシュ14と、液不透過性のフィルム材からなり、少なくとも1つの取出口12が形成され、且つ内部にウエットティシュ14を収納するための扁平な袋状のウエットティシュ包装用袋体10と、液不透過性のフィルム材からなり、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口23が形成された扁平な袋状に構成された使用済みウエットティシュ用袋体22と、を備えたウエットティシュ包装体30である。
このため、本実施形態のウエットティシュ包装体30は、使用済みのウエットティシュをごみ箱等に廃棄するまでに、使用済みウエットティシュ用袋体22に一時的に保管しておくことができる。従って、使用済みウエットティシュの液状成分により衣服やカバン等を汚損されることなく、この使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能となり、例えば、外出時等においてゴミ箱が設置されてない場所においても、衣服やカバン等の汚損を気にすることなくウエットティシュ14を使用することができる。
本考案のウエットティシュ包装用袋体10は、液状成分の揮発を防止するために、液不透過性のフィルム材から構成される。「液不透過性のフィルム材」としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、アイオノマー、エチレン・ビニルアルコール共重合体等の樹脂製フィルム;これらの樹脂製フィルム、紙、アルミニウム等をラミネート加工した多層フィルム;或いは、樹脂製フィルムや多層フィルムに対してアルミシートを蒸着させたアルミ蒸着フィルム等を好適に用いることができる。
ウエットティシュ包装用袋体の「液不透過性のフィルム材」の厚みは20〜200μm程度であることが好ましい。20μmよりも薄くなると、ウエットティシュを保持する強度が不十分となったり、また熱融着により包装用袋体を形成するような場合に融着部が裂ける等、強度が弱くなり適当でない。一方、200μmよりも厚くなると、熱融着等の加工性が悪くなり、生産性が大幅に低下するようになる。
また、本考案のウエットティシュ包装用袋体10は、ウエットティシュ14を収納し得る扁平な袋状に構成される。その大きさは、収納されるウエットティシュ14の形状やサイズにより適宜選択すればよい。例えば、図1に示すような、携帯用のウエットティシュ包装体30に用いる場合であれば、概ね縦70〜80mm、横110〜120mmのサイズの扁平な袋状に構成することが好ましい。このようなウエットティシュ包装用袋体10は、例えば、液不透過性のフィルム材により筒状体を形成し、その両開口端部を封着する2辺シール包装(ピロー包装とも称される)を行うことにより製造することができる。
更に、本考案のウエットティシュ包装用袋体10は、少なくとも1つの取出口12が形成される。この取出口12は、ウエットティシュ包装用袋体10の内部に収納されるウエットティシュ14を取り出すためのものである。
「取出口」の形状は、収納されるウエットティシュ14の形状やサイズ、枚数により適宜選択することができる。例えば、収納されるウエットティシュ14の枚数が少ない場合であれば、ミシン目仕様の取出口であってもよい。
但し、携帯用のウエットティシュ包装体30は、10〜15枚程度のウエットティシュ14が収納されることが多いため、「取出口」は繰り返し開閉可能なラベル蓋20を備えたものであることが好ましい。
より具体的には、ウエットティシュ包装用袋体10に、円形、楕円形、矩形、菱形、三角形等の任意の形状の取出口(開口部16)を形成し、その取出口を封止し得る形状に構成されるとともに、取出口12の外周側に対応する位置にラベル蓋20を更に備えた構造のものが好ましい(いわゆる開閉フラップ方式の取出口)。ラベル蓋20は、再剥離性粘着剤18が塗布され、これにより取出口を封止できるようにしたものが好ましいが、機械式シール法により取出口を封止できるようにしてもよい。
このような構造は、ウエットティシュ包装用袋体10に収納されたウエットティシュ14を取り出す際にはラベル蓋20を引き剥がして取出口12を開口することができ、ウエットティシュ14を取り出した後はラベル蓋20をウエットティシュ包装用袋体10に元通り貼り付けて取出口12を閉塞することができる。従って、一旦開封された後においても含浸された液状物質の揮発を防止することができ、ウエットティシュ14を長期間使用することが可能となるという利点がある。
ラベル蓋20に塗布される再剥離性粘着剤18は、一旦貼着した後に再度剥離させることが可能な粘着剤であり、貼着と剥離を繰り返し行う用途で好適に用いられる。このような性質を有するものである限り、接着剤の種類は特に限定されないが、本考案においては再剥離性粘着剤としてアクリル系粘着剤を好適に用いることができる。
また、本実施形態のウエットティシュ包装体30を構成する使用済みウエットティシュ用袋体22は、液不透過性のフィルム材からなり、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口23が形成された扁平な袋状に構成されたものである。
この使用済みウエットティシュ用袋体22は、使用済みのウエットティシュを投入して持ち運ぶための簡易的なゴミ箱の役割を果たすものであり、特に、液不透過性のフィルム材からなるものであることから、使用済みのウエットティシュの液状成分により衣服やカバン等が汚損されることなく、使用済みのウエットティシュを容易に持ち帰ることが可能となる。
この使用済みウエットティシュ用袋体22は、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口23が形成された扁平な袋状に構成されたものであり、その大きさは、ウエットティシュ包装用袋体10に収納されたウエットティシュ14の形状、サイズ、枚数等によって適宜選択すればよい。例えば、図1に示すウエットティシュ包装体30においては、ウエットティシュ包装用袋体10と略同程度の大きさの扁平な袋状に構成され、その一方の表面に投入口23が形成された使用済みウエットティシュ用袋体22を示している。このような使用済みウエットティシュ用袋体22は、例えば、液不透過性のフィルム材により筒状体を形成し、その両開口端部を封着する2辺シール包装(ピロー包装とも称される)を行うことにより製造することができる。
なお、この使用済みウエットティシュ用袋体22は、一時的に使用済みのウエットティシュを持ち帰るための袋体であることから、必ずしも、ウエットティシュ包装用袋体10に収納された全てのウエットティシュ14を一度に入れておくことができる大きさでなくともよい。例えば、ゴミ箱等が設置してある場所において、定期的に使用済みウエットティシュ用袋体22に投入した使用済みのウエットティシュを廃棄するならば、数枚程度の使用済みウエットティシュを入れておくことができる程度の大きさであってもよい。
勿論、使用済みウエットティシュ用袋体22を、ウエットティシュ包装用袋体10に収納された全てのウエットティシュ14を一度に入れておくことができる大きさの袋体としてもよく、この場合には、ウエットティシュ包装用袋体10に収納した全てのウエットティシュ14を使用した後に使用済みのウエットティシュを一度に廃棄することができる。
使用済みウエットティシュ用袋体22を構成する「液不透過性のフィルム材」の厚みは20〜200μm程度であることが好ましい。20μmよりも薄くなると、使用済みのウエットティシュを投入して持ち運ぶ際に強度が不十分となったり、また熱融着により使用済みウエットティシュ用袋体22を形成するような場合に融着部が裂ける等、強度が弱くなり適当でない。一方、200μmよりも厚くなると、熱融着等の加工性が悪くなり、生産性が大幅に低下するようになる。
また、使用済みウエットティシュ用袋体22の投入口23の形状については特に制限はないが、使用済みのウエットティシュを投入した使用済みウエットティシュ用袋体22を持ち運ぶ際に、この投入口23から使用済みのウエットティシュから再度出てくることがないように構成されていることが好ましい。例えば、図1に示す使用済みウエットティシュ用袋体22においては、この使用済みウエットティシュ用袋体22の一方の表面に、一方向に長く且つ幅の狭い切れ目状の投入口23(開口部26)が形成されている。
また、図1に示すような使用済みウエットティシュ用袋体22においては、図示は省略するが、液不透過性のフィルム材からなり、投入口を封止し得る形状に構成されるとともに、投入口の外周側に対応する位置に開閉可能に配設されたラベル蓋を更に有するものであってもよい。このように構成することによって、使用済みウエットティシュ用袋体の投入口から使用済みのウエットティシュが再度出てくることを有効に防止することができるとともに、使用済みウエットティシュ用袋体に投入した使用済みのウエットティシュに含浸された液状物質の揮発も防止することができる。
また、本実施形態のウエットティシュ包装体30においては、例えば、図2及び図3に示すような、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口23が形成された扁平な袋状に構成された使用済みウエットティシュ用袋体22を備えたものであってもよい。ここで、図2は、本考案のウエットティシュ包装体の他の実施形態を示す概略斜視図であり、図3は、図2に示す使用済みウエットティシュ用袋体の構成を示す概略斜視図である。なお、図2及び図3において、図1に示すウエットティシュ包装体と同様に構成されている各要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図2及び図3に示す使用済みウエットティシュ用袋体22は、筒状の胴部31と、この胴部31の一端開口縁部36を基端にして延設され、胴部31の一端開口側に折り返し可能な蓋片32とを有するものである。この一端開口縁部36が使用済みウエットティシュ用袋体22の投入口23となり、使用済みのウエットティシュを投入した後に蓋片32を折り返すことにより投入口23を閉塞することができる。
このような使用済みウエットティシュ用袋体22においては、蓋片32を折り返した状態で蓋片32を保持することができるように、蓋片32の折り返し部分には再剥離性粘着剤38が塗布されたものであってもよい。このように構成することによって、衣服のポケットやカバン等の中で投入口23が開放してしまうことを有効に防止することができる。
また、本実施形態のウエットティシュ包装体30においては、使用済みウエットティシュ用袋体22が着脱自在粘着剤39を有し、使用済みウエットティシュ用袋体22とウエットティシュ包装用袋体10とが着脱自在に構成されてなるものであることが好ましい。このように構成することによって、例えば、使用済みウエットティシュ用袋体22を、ウエットティシュ包装用袋体10の取出口12とは反対側の表面に粘着させて一体化して用いることができ、持ち運び等が容易になる。なお、着脱自在粘着剤39を配設する部位については特に制限はないが、使用済みウエットティシュ用袋体22をウエットティシュ包装用袋体10に粘着させた際に、使用済みウエットティシュ用袋体22の投入口23を開放することができるような部位であることが好ましい。
また、本実施形態のウエットティシュ包装体においては、例えば、図1に示すように、ウエットティシュ14を収納するためのウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したものであってもよいし、図2に示すように、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが別個独立したものであってもよい。
ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したものである場合には、ウエットティシュ包装用袋体10からウエットティシュ14を取り出して使用した後に、連結した使用済みウエットティシュ用袋体22に直ちに投入することができる。なお、本実施形態のウエットティシュ包装体においては、図1に示すような、略同様の形状のウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが別個独立したものであってもよいし、図2に示すような、異なる形状のウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したものであってもよい。
また、図2に示すような使用済みウエットティシュ用袋体22においては、その表面の少なくとも一部に粘着層(図示せず)を有するものであってもよい。このように構成することによって、必要に応じて、別個独立した使用済みウエットティシュ用袋体22をウエットティシュ包装用袋体10に貼り付けることができ、使用済みウエットティシュの取り扱いが容易になるとともに、使用済みウエットティシュ用袋体22の紛失を防止することができる。
図1に示すような、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したウエットティシュ包装体30は、例えば、液不透過性のフィルム材により筒状体を形成し、筒状体の両開口端部を封着する2辺シール包装を行う際に、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とのそれぞれの大きさに合わせて、前記した2辺シール包装のピッチを交互に変更することによって製造することができる。
また、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したものである場合には、例えば、図示は省略するが、その連結部分にミシン目等を形成し、使用状況に応じてウエットティシュ包装用袋体と使用済みウエットティシュ用袋体とを切り離すことができるように構成してもよい。
本実施形態のウエットティシュ包装体30を構成するウエットティシュ14は、ウエットティシュ包装用袋体10に収納されており、液状成分及びその液状成分が含浸されるシート状の基材から構成される。液状成分が含浸されるシート状の基材としては、例えば、紙、織布、不織布等のシートを好適に用いることができる。液状成分としては、化粧品、薬剤、消毒剤等が挙げられる。より具体的には、水、エタノール等のアルコール類をはじめとする溶剤;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンザトニウム、塩化セチルピリジニウム、グリコン酸クロルヘキシジン、アクリノール、エタノール、過酸化水素、ポピドンヨード、ヨードチンキ等の消毒剤;
グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1.3−ブチレングリコール、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、オリーブ油、大豆油、サフラワー油、椿油、ホホバ油、アーモンド油、ヒマシ油、ゴマ油、ヤシ油、ミンク油、ビタミンE、ジメチルシリコーン、シリコーン油、変成シリコーン、ソルビトール、ショ糖、グルコース、マルトース、マルチトール、ミツロウ、ヒアルロン酸、プラセンターエキス、アロエエキス、カミツレエキス、モモノハエキス、海草エキス、コラーゲン、ヘチマエキス、ヒノキチオール等の保湿剤;を挙げることができる。
ウエットティシュ包装用袋体に収納されるウエットティシュは、1枚のみであってもよいが、携帯用のウエットティシュ包装体においては、10〜15枚程度のウエットティシュが収納されることが多い。このような場合には、ウエットティシュが、折り畳まれたウエットティシュをその折り返し部分において他の折り畳まれたウエットティシュの一部を挟み込むようにして、複数枚のウエットティシュを連続的に積層することにより形成されたウエットティシュ束として収納されているものが好ましい。
前記のような重畳構造を採用すると、最上層のウエットティシュを取り出すことにより、これに挟み込まれていた次層のウエットティシュの一部が取出口から突出し、その取出しが容易なものとなる(いわゆるポップアップ方式)。このような重畳構造としては、例えば、2つ折り重畳構造の他、3つ折り重畳構造(Z折り重畳構造又は変形Z折り重畳構造)等を挙げることができる。
2つ折り重畳構造は、例えば、略中心線を折り目として折り畳まれた断面V字型のウエットティシュを用い、このウエットティシュを1枚づつ交互に対向させ、その折り返し部分において他のウエットティシュの一部を挟み込むようにして、複数枚のウエットティシュを連続的に積層する重畳構造を挙げることができる。
3つ折り重畳構造としては、例えば、略中心線を折り目として折り畳まれるとともに、更にその一端が逆方向に折り畳まれた断面不等辺Z型のウエットティシュを用い、このウエットティシュを1枚づつ交互に対向させ、その折り返し部分において他のウエットティシュの一部を挟み込むようにして、複数枚のウエットティシュを連続的に積層する重畳構造を挙げることができる。
また、例えば、略中心線を折り目として折り畳まれた断面V字型のウエットティシュと、略中心線に端部が位置するように各々の端部が逆方向に折り畳まれた断面Z字型のウエットティシュを用い、ウエットティシュとウエットティシュを交互に配置し、その折り返し部分において他のウエットティシュの一部を挟み込むようにして、複数枚のウエットティシュを連続的に積層する重畳構造を挙げることができる。
なお、本考案におけるウエットティシュの収納形態としては、必ずしも前記のようなホップアップ方式には限定されず、ウエットティシュを取り出しても、次のウエットティシュが包装用袋体内に保持され包装用袋体の取出口から外部に突出しない非ポップアップ方式を採用してもよい。非ポップアップ方式の場合、取出しの容易さはやや減殺されるものの、取出口からウエットティシュが突出しないため、見栄えが良いとともに、衛生的であるという利点がある。
この非ポップアップ式を採用する場合の重畳構造としては、例えば、略中心線に端部が位置するように各々の端部が逆方向に折り畳まれた断面Z字型のウエットティシュを用い、各ウエットティシュが他のウエットティシュの一部を挟み込むことなく、単に積層された重畳構造等が挙げることができる。なお、これまでに説明したウエットティシュの収納形態は、実願2005−3475明細書に記載された収納形態を例示することができる。
また、図4に示すように、本実施形態のウエットティシュ包装体30は、フィルム材からなり、ウエットティシュ14(図1参照)を収納するためのウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とを被包し得る扁平な袋状に構成された外包装用袋体40を更に備え、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが外包装用袋体40に被包された構造のものが好ましい。ここで、図4は、本考案のウエットティシュ包装体の他の実施形態を示す概略斜視図である。なお、図1に示すウエットティシュ包装体と同様に構成されている各要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
このように、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが外包装用袋体40に被包された構造とすることにより、例えば、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが分離している場合であっても、それらを一括して容易に持ち運ぶことができ、例えば、使用済みウエットティシュ用袋体22の紛失等を有効に防止することができる。また、このような外包装用袋体40を更に備えたものであると、この外包装用袋体40に様々なデザインを付すことができ、意匠的効果を高められることに加え、ウエットティシュ包装用袋体10にラベル蓋を採用した場合であっても未開封で他人が使用していないことが一見して明らかとなる点において好ましい。
なお、このような外包装用袋体40を更に備えたウエットティシュ包装体30において、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22とが連結したものである場合には、ウエットティシュ包装用袋体10と使用済みウエットティシュ用袋体22との連結部分で折り曲げた状態で外包装用袋体40に被包された構造のものが好ましい。
本考案のウエットティシュ包装体は、化粧品、薬剤、消毒剤等を溶媒に溶解・分散させた液状成分と、その液状成分が含浸されるシート状の基材からなるウエットティシュを用いるためのウエットティシュ包装体として、特に、携帯用ウエットティシュを収納・包装したウエットティシュ包装体として好適に用いることができる。
本考案のウエットティシュ包装体の一の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案のウエットティシュ包装体の他の実施形態を示す概略斜視図である。 図2に示す使用済みウエットティシュ用袋体の構成を示す概略斜視図である。 本考案のウエットティシュ包装体の他の実施形態を示す概略斜視図である。
符号の説明
10:ウエットティシュ包装用袋体、12:取出口、14:ウエットティシュ、16:開口部、18:再剥離性粘着剤、20:ラベル蓋、22:使用済みウエットティシュ用袋体、23:投入口、26:開口部、30:ウエットティシュ包装体、31:胴部、32:蓋片、36:一端開口縁部、38:再剥離性粘着剤、39:着脱自在粘着剤、40:外包装用袋体。

Claims (6)

  1. 液状成分及びその液状成分が含浸されるシート状の基材からなるウエットティシュと、液不透過性のフィルム材からなり、少なくとも1つの取出口が形成され、且つ内部に前記ウエットティシュを収納するための扁平な袋状のウエットティシュ包装用袋体と、液不透過性のフィルム材からなり、使用済みのウエットティシュを投入し得る少なくとも1つの投入口が形成された扁平な袋状に構成された使用済みウエットティシュ用袋体と、を備えたウエットティシュ包装体。
  2. 前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と、前記使用済みウエットティシュ用袋体とが連結したものである請求項1に記載のウエットティシュ包装体。
  3. 前記使用済みウエットティシュ用袋体が着脱自在粘着剤を有し、前記使用済みウエットティシュ用袋体と前記ウエットティシュ包装用袋体とが着脱自在に構成されてなる請求項1に記載のウエットティシュ包装体。
  4. 前記使用済みウエットティシュ用袋体が着脱自在粘着剤を有し、前記使用済みウエットティシュ用袋体と前記ウエットティシュ包装用袋体とが着脱自在に構成されてなる請求項2に記載のウエットティシュ包装体。
  5. フィルム材からなり、前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とを被包し得る扁平な袋状に構成された外包装用袋体を更に備え、前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とが前記外包装用袋体に被包された請求項1に記載のウエットティシュ包装体。
  6. フィルム材からなり、前記ウエットティシュを収納するための前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とを被包し得る扁平な袋状に構成された外包装用袋体を更に備え、前記ウエットティシュ包装用袋体と前記使用済みウエットティシュ用袋体とが前記外包装用袋体に被包された請求項2に記載のウエットティシュ包装体。
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