JP2002173183A - シート包装体 - Google Patents
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- sheets
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K10/00—Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
- A47K10/24—Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
- A47K10/32—Dispensers for paper towels or toilet-paper
- A47K10/42—Dispensers for paper towels or toilet-paper dispensing from a store of single sheets, e.g. stacked
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H45/00—Folding thin material
- B65H45/12—Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
- B65H45/24—Interfolding sheets, e.g. cigarette or toilet papers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/08—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
- B65D83/0894—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession the articles being positioned relative to one another or to the container in a special way, e.g. for facilitating dispensing, without additional support
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K10/00—Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
- A47K10/24—Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
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- A47K10/42—Dispensers for paper towels or toilet-paper dispensing from a store of single sheets, e.g. stacked
- A47K2010/428—Details of the folds or interfolds of the sheets
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/2419—Fold at edge
- Y10T428/24215—Acute or reverse fold of exterior component
- Y10T428/24231—At opposed marginal edges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 連続してシートが取出されるシート包装体で
は、シートが取出口から出るときに取出口の縁部の抵抗
力でシートどうしが分離される。前記シートが１枚構造
であると、前記抵抗力を受けたときにそのダメージでシ
ートが損傷しやすい。 【解決手段】 個々のシートは第１の折り線１１により
２枚折りされるとともに、さらに２枚構造の部分が第２
の折り線１２により折られる。そして上下のシートがそ
の一部を挟み込み合う状態で組み合わされる。上のシー
トが取出されるときに下のシートの上折り片１０Ｂ１が
引き出されるが、この上折り片Ｂ１の全体が２枚構造で
あるため、取出口４１の縁部で抵抗を受けたときにシー
トが損傷しにくい。
は、シートが取出口から出るときに取出口の縁部の抵抗
力でシートどうしが分離される。前記シートが１枚構造
であると、前記抵抗力を受けたときにそのダメージでシ
ートが損傷しやすい。 【解決手段】 個々のシートは第１の折り線１１により
２枚折りされるとともに、さらに２枚構造の部分が第２
の折り線１２により折られる。そして上下のシートがそ
の一部を挟み込み合う状態で組み合わされる。上のシー
トが取出されるときに下のシートの上折り片１０Ｂ１が
引き出されるが、この上折り片Ｂ１の全体が２枚構造で
あるため、取出口４１の縁部で抵抗を受けたときにシー
トが損傷しにくい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のシートが
重ねられたシート積層体が、取出口を有する包装体内に
取出し自在に収納されたシート包装体に関する。
重ねられたシート積層体が、取出口を有する包装体内に
取出し自在に収納されたシート包装体に関する。
【０００２】
【従来の技術】手ふき用、乳児のお尻拭き用、あるいは
トイレットや台所の清掃用等の用いるシートでは、ウェ
ットタイプのものがある。このようなウェットタイプの
シートは、湿潤状態を維持するため、硬質の容器または
包装シートで形成された袋体などの包装体の中に密封し
て収納される。そして、前記包装体には、シートを順番
に取出せるように取出口が形成されている。またこの種
のシートは、上下に位置するシートが互いに連結された
状態で組み合わされ、上のシートが取出口から引き出さ
れると、その下のシートが引きずられてその上部が取出
口から突出した状態となる。
トイレットや台所の清掃用等の用いるシートでは、ウェ
ットタイプのものがある。このようなウェットタイプの
シートは、湿潤状態を維持するため、硬質の容器または
包装シートで形成された袋体などの包装体の中に密封し
て収納される。そして、前記包装体には、シートを順番
に取出せるように取出口が形成されている。またこの種
のシートは、上下に位置するシートが互いに連結された
状態で組み合わされ、上のシートが取出口から引き出さ
れると、その下のシートが引きずられてその上部が取出
口から突出した状態となる。
【０００３】これは、一般にポップアップ方式と呼ばれ
ている。このポップアップ方式のウェットタイプのシー
トの積層体の従来例を説明する。
ている。このポップアップ方式のウェットタイプのシー
トの積層体の従来例を説明する。
【０００４】図６に示されるシートの積層体は、複数枚
の折り畳まれたシート８０が組み合わされたものであ
る。この各シート８０は、折り線８１に沿って折り返え
されて、上辺８２と下片８３とが形成されている。そし
て、奇数番目のシート８０と偶数番目のシート８０とが
左右対称に組み合わされており、上位のシートの上片８
２と下片８３の間に、下位のシートの上片８２が挟まれ
る。上位のシートの前記下片８３と下位のシートの前記
上片８２との重なり幅は例えば３０ｍｍ程度に設定さ
れ、前記下片８３と前記上片８２は、前記幅の範囲で水
膜により接合されている。
の折り畳まれたシート８０が組み合わされたものであ
る。この各シート８０は、折り線８１に沿って折り返え
されて、上辺８２と下片８３とが形成されている。そし
て、奇数番目のシート８０と偶数番目のシート８０とが
左右対称に組み合わされており、上位のシートの上片８
２と下片８３の間に、下位のシートの上片８２が挟まれ
る。上位のシートの前記下片８３と下位のシートの前記
上片８２との重なり幅は例えば３０ｍｍ程度に設定さ
れ、前記下片８３と前記上片８２は、前記幅の範囲で水
膜により接合されている。
【０００５】このシートの積層体は、上方に取出口１０
０ａが設けられた硬質容器または包装袋などの包装体１
００に収納される。上方のシートの上片８２を指でつま
み、前記取出口１００ａから引き出すと、下方のシート
が一緒に引きずられ、取出口１００ａの縁部の抵抗で、
上下のシートが分離される。その結果、下位のシートの
上片８２が前記取出口１００ａから突出して、次のシー
トの取出しが容易になる。
０ａが設けられた硬質容器または包装袋などの包装体１
００に収納される。上方のシートの上片８２を指でつま
み、前記取出口１００ａから引き出すと、下方のシート
が一緒に引きずられ、取出口１００ａの縁部の抵抗で、
上下のシートが分離される。その結果、下位のシートの
上片８２が前記取出口１００ａから突出して、次のシー
トの取出しが容易になる。
【０００６】図７に示すシートの積層体の各シート９０
は、中間片９３に対して上片９１が上向きに折り畳ま
れ、下片９２が下向きに折り畳まれており、その折り形
状はほぼＺ字型である。
は、中間片９３に対して上片９１が上向きに折り畳ま
れ、下片９２が下向きに折り畳まれており、その折り形
状はほぼＺ字型である。
【０００７】このシートの積層体では、上位のシートの
中間片９３と下片９２の間に、下位のシートの上片９１
が挟まれている。上位のシートの上片９１が包装体１０
０の取出口１００ａから引き出されると、下位のシート
の上片９１は、上位のシートの下片９２と一緒に引きづ
られて前記取出口１００ａから突出する。
中間片９３と下片９２の間に、下位のシートの上片９１
が挟まれている。上位のシートの上片９１が包装体１０
０の取出口１００ａから引き出されると、下位のシート
の上片９１は、上位のシートの下片９２と一緒に引きづ
られて前記取出口１００ａから突出する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図６と図７に
示すシート積層体では、上位のシートが取出口１００ａ
から取出されて下位のシートが取出口１００ａから引き
上げられるときに、取出口１００ａからの抵抗が１枚の
シートに作用する。図６に示すものでは、取出口１００
ａから突出する上片８２の１枚のシートに抵抗力が作用
し、図７に示すものでは、取出口１００ａから突出する
上片９１の１枚のシートに抵抗力が作用する。
示すシート積層体では、上位のシートが取出口１００ａ
から取出されて下位のシートが取出口１００ａから引き
上げられるときに、取出口１００ａからの抵抗が１枚の
シートに作用する。図６に示すものでは、取出口１００
ａから突出する上片８２の１枚のシートに抵抗力が作用
し、図７に示すものでは、取出口１００ａから突出する
上片９１の１枚のシートに抵抗力が作用する。
【０００９】よって、各シートの引き出し方向の強度が
弱い場合には、取出口１００ａから突出した前記上片８
２または９１を指で掴んで引き出すときに、開口部１０
０ａの縁部とシートとの摺動抵抗力により、引き出し途
中のシートが破断し、あるいは繊維間が離れてシートが
局部的に薄くなるなどの損傷を生じやすい。
弱い場合には、取出口１００ａから突出した前記上片８
２または９１を指で掴んで引き出すときに、開口部１０
０ａの縁部とシートとの摺動抵抗力により、引き出し途
中のシートが破断し、あるいは繊維間が離れてシートが
局部的に薄くなるなどの損傷を生じやすい。
【００１０】特に、包装体１００内のシートがウエット
状態であると前記強度は低下する。さらに、前記シート
８０，９０が、使用後に水洗トイレに捨てたときに多量
の水で崩壊する水解性シートである場合、引出し方向の
破断強度が、湿潤時で、２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下で
あるのが通常であるため、取出口１００ａから引き出す
ときの抵抗力により水解性のウエットシートが損傷しや
すい。
状態であると前記強度は低下する。さらに、前記シート
８０，９０が、使用後に水洗トイレに捨てたときに多量
の水で崩壊する水解性シートである場合、引出し方向の
破断強度が、湿潤時で、２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下で
あるのが通常であるため、取出口１００ａから引き出す
ときの抵抗力により水解性のウエットシートが損傷しや
すい。
【００１１】前記のように１枚のシートとして引き出さ
れたときの損傷を防止するためには、取出口１００ａの
内幅寸法Ｗ１００を広くし、引き出し時に取出口１００
ａの縁部からシートに与えられる摺動抵抗力を小さくす
ることが必要である。しかし、取出口１００ａの内幅寸
法Ｗ１００を広くしすぎると、包装体１００の内部の各
シートがウエット状態のときに乾燥しやすくなる。また
取出口１００ａを塞ぐカバー材が必要以上に大きくなっ
てしまい、前記カバー材により取出口１００ａを塞ぐと
きに、取出口１００ａの周囲に前記カバー材を確実に粘
着できないことがあり、取出口１００ａの閉鎖が不十分
となってシートが乾燥しやすくなる。
れたときの損傷を防止するためには、取出口１００ａの
内幅寸法Ｗ１００を広くし、引き出し時に取出口１００
ａの縁部からシートに与えられる摺動抵抗力を小さくす
ることが必要である。しかし、取出口１００ａの内幅寸
法Ｗ１００を広くしすぎると、包装体１００の内部の各
シートがウエット状態のときに乾燥しやすくなる。また
取出口１００ａを塞ぐカバー材が必要以上に大きくなっ
てしまい、前記カバー材により取出口１００ａを塞ぐと
きに、取出口１００ａの周囲に前記カバー材を確実に粘
着できないことがあり、取出口１００ａの閉鎖が不十分
となってシートが乾燥しやすくなる。
【００１２】また、包装体の容積に対して、収納するシ
ートの枚数を少な目にして、最上部のシートと取出口と
の間に若干の隙間を設けておくと、最上部から数枚のシ
ートを取出すときに取出口から与えられる抵抗力を小さ
くできる。しかし、この場合には、シート積層体の大き
さに対して包装体が大きすぎることになる。また包装シ
ートで包装体を形成する場合は、積層されたシートを前
記包装シートで包むようにして包装体を形成するが、こ
のときに内部に隙間（空間）を残して包装する作業を連
続して自動で行なうことは困難である。
ートの枚数を少な目にして、最上部のシートと取出口と
の間に若干の隙間を設けておくと、最上部から数枚のシ
ートを取出すときに取出口から与えられる抵抗力を小さ
くできる。しかし、この場合には、シート積層体の大き
さに対して包装体が大きすぎることになる。また包装シ
ートで包装体を形成する場合は、積層されたシートを前
記包装シートで包むようにして包装体を形成するが、こ
のときに内部に隙間（空間）を残して包装する作業を連
続して自動で行なうことは困難である。
【００１３】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、取出口の開口幅を広げることなく、さらには包
装体内に余分な隙間を設けることなく、前記取出口から
シートを引き出す際に、シートに損傷などが生じるのを
防止したシート包装体を提供することを目的としてい
る。
であり、取出口の開口幅を広げることなく、さらには包
装体内に余分な隙間を設けることなく、前記取出口から
シートを引き出す際に、シートに損傷などが生じるのを
防止したシート包装体を提供することを目的としてい
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、折り畳まれた
シートが複数枚積層されてシート積層体が形成され、こ
のシート積層体が、上方に取出口を有する硬質または軟
質の包装体内に収納されているシート包装体において、
前記シートは第１の折り線により折られて２枚重ねに折
り畳まれ、前記第１の折り線と平行な折り線によって前
記２枚重ねのシートのそれぞれが一緒に折り畳まれてお
り、下位に位置しているシートの前記第１の折り線の部
分が、上位のシートの折り谷内に挟まれていることを特
徴とするものである。
シートが複数枚積層されてシート積層体が形成され、こ
のシート積層体が、上方に取出口を有する硬質または軟
質の包装体内に収納されているシート包装体において、
前記シートは第１の折り線により折られて２枚重ねに折
り畳まれ、前記第１の折り線と平行な折り線によって前
記２枚重ねのシートのそれぞれが一緒に折り畳まれてお
り、下位に位置しているシートの前記第１の折り線の部
分が、上位のシートの折り谷内に挟まれていることを特
徴とするものである。
【００１５】好ましくは、前記シート積層体では、前記
第１の折り線が前記取出口の開口幅内に位置しているも
のである。ただし、前記第１の折り線が前記取出口の開
口幅の外側に位置してもよい。
第１の折り線が前記取出口の開口幅内に位置しているも
のである。ただし、前記第１の折り線が前記取出口の開
口幅の外側に位置してもよい。
【００１６】本発明は、特に、前記シートは前記包装体
内に湿潤状態で収納される水解性シートであり、１枚の
シートの前記折り線と直交する方向での湿潤時の破断強
度が、２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下である場合に有効で
ある。
内に湿潤状態で収納される水解性シートであり、１枚の
シートの前記折り線と直交する方向での湿潤時の破断強
度が、２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下である場合に有効で
ある。
【００１７】例えば、前記第１の折り線により２枚重ね
とされた両シートが、前記第１の折り線と平行な第２の
折り線によって一緒に折られ、前記第２の折り線の折り
谷に、下位のシートの前記第１の折り線の部分が挟まれ
ており、前記シート積層体では、奇数番目のシートと偶
数番目のシートとで、前記第２の折り線が互いに逆向き
となるように対称に組み合わされているものとなる。
とされた両シートが、前記第１の折り線と平行な第２の
折り線によって一緒に折られ、前記第２の折り線の折り
谷に、下位のシートの前記第１の折り線の部分が挟まれ
ており、前記シート積層体では、奇数番目のシートと偶
数番目のシートとで、前記第２の折り線が互いに逆向き
となるように対称に組み合わされているものとなる。
【００１８】また、奇数番目のシートの前記第１の折り
線と、偶数番目のシートの前記第１の折り線とが、シー
ト積層体の積層方向に延びる中央線Ｏ−Ｏ上にて互いに
重ならないように組み合わされていることが好ましく、
さらには、前記第１の折り線で折り畳まれたシートの２
つの端辺が位置ずれしており、前記シート積層体では、
奇数番目のシートの一方の端辺と、偶数番目のシートの
一方の端辺とが、前記中央線Ｏ−Ｏ上で互いに重ならな
いように組み合わされていることが好ましい。
線と、偶数番目のシートの前記第１の折り線とが、シー
ト積層体の積層方向に延びる中央線Ｏ−Ｏ上にて互いに
重ならないように組み合わされていることが好ましく、
さらには、前記第１の折り線で折り畳まれたシートの２
つの端辺が位置ずれしており、前記シート積層体では、
奇数番目のシートの一方の端辺と、偶数番目のシートの
一方の端辺とが、前記中央線Ｏ−Ｏ上で互いに重ならな
いように組み合わされていることが好ましい。
【００１９】本発明では、上位のシートが取出口から取
出されると、下位のシートは、第１の折り線で２枚重ね
とされた状態のまま取出口から突出する。よって、主に
２枚重ねのシートが取出口から取出されるので、取出口
の縁部での抵抗によってシートが損傷し、またはシート
の繊維間が延びて局部的に嵩が低下するなどの問題を防
止できる。
出されると、下位のシートは、第１の折り線で２枚重ね
とされた状態のまま取出口から突出する。よって、主に
２枚重ねのシートが取出口から取出されるので、取出口
の縁部での抵抗によってシートが損傷し、またはシート
の繊維間が延びて局部的に嵩が低下するなどの問題を防
止できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】図１は本発明のシート包装体を示
す断面図、図２（Ａ）（Ｂ）は図１に示したシート包装
体を構成するシートの折り畳み方を示す斜視図である。
す断面図、図２（Ａ）（Ｂ）は図１に示したシート包装
体を構成するシートの折り畳み方を示す斜視図である。
【００２１】図１に示すシート包装体では、包装体４０
内にシート積層体１が収納されている。前記包装体４０
は、プラスチック材料で形成された硬質容器、または樹
脂フィルムとアルミ箔とのラミネート材などの軟質な包
装シートで形成された包装袋である。またはシート積層
体が収納された前記包装袋が前記硬質容器内に収納され
て使用されることもある。前記包装体４０内の上部（上
面）に取出口４１が開口している。
内にシート積層体１が収納されている。前記包装体４０
は、プラスチック材料で形成された硬質容器、または樹
脂フィルムとアルミ箔とのラミネート材などの軟質な包
装シートで形成された包装袋である。またはシート積層
体が収納された前記包装袋が前記硬質容器内に収納され
て使用されることもある。前記包装体４０内の上部（上
面）に取出口４１が開口している。
【００２２】前記シート積層体１では、各シート１０が
４枚重ねに折り畳まれ、且つ上のシート１０を取出口４
１から取出したときに、その下のシート１０が、上のシ
ートに引き上げられるように、互いに組み合わされてい
る。
４枚重ねに折り畳まれ、且つ上のシート１０を取出口４
１から取出したときに、その下のシート１０が、上のシ
ートに引き上げられるように、互いに組み合わされてい
る。
【００２３】図２（Ａ）に示すように個々のシート１０
は、長辺１０ａ，１０ａおよび短辺１０ｂ，１０ｃを有
する長方形状である。図２（Ａ）に示すように前記シー
ト１０は、前記短辺１０ｂ，１０ｃと平行な第１の折り
線１１によって２枚重ね折りされて、２枚折り体１０Ａ
が形成される。図１と図２に示す実施の形態では、前記
第１の折り線１１と前記短辺１０ｂ，１０ｃとの距離
が、前記長辺１０ａの長さ寸法Ｗ０の１／２またはほぼ
１／２である。よって前記短辺１０ｂと１０ｃが一致
し、図２（Ｂ）に示す２枚折り体１０Ａの面積が、図２
（Ａ）に示すシート１０の１／２またはほぼ１／２とな
る。
は、長辺１０ａ，１０ａおよび短辺１０ｂ，１０ｃを有
する長方形状である。図２（Ａ）に示すように前記シー
ト１０は、前記短辺１０ｂ，１０ｃと平行な第１の折り
線１１によって２枚重ね折りされて、２枚折り体１０Ａ
が形成される。図１と図２に示す実施の形態では、前記
第１の折り線１１と前記短辺１０ｂ，１０ｃとの距離
が、前記長辺１０ａの長さ寸法Ｗ０の１／２またはほぼ
１／２である。よって前記短辺１０ｂと１０ｃが一致
し、図２（Ｂ）に示す２枚折り体１０Ａの面積が、図２
（Ａ）に示すシート１０の１／２またはほぼ１／２とな
る。
【００２４】図２（Ｂ）に示すように、前記２枚折り体
１０Ａは、さらに前記第１の折り線１１と平行な第２の
折り線１２によってさらに折り畳まれ、折り畳み体１０
Ｂとなる。前記第２の折り線１２では、２枚折り体１０
Ａの一方のシートが内側折り線１２ａで折られ、他方の
シートが外側折り線１２ｂで折られるように、２枚のシ
ートが一緒に折られている。
１０Ａは、さらに前記第１の折り線１１と平行な第２の
折り線１２によってさらに折り畳まれ、折り畳み体１０
Ｂとなる。前記第２の折り線１２では、２枚折り体１０
Ａの一方のシートが内側折り線１２ａで折られ、他方の
シートが外側折り線１２ｂで折られるように、２枚のシ
ートが一緒に折られている。
【００２５】図１に示すように、前記折り畳み体１０Ｂ
では、前記第２の折り線１２でＶ字状に折られること
で、上折り片１０Ｂ１と下折り片１０Ｂ２が形成される
が、前記上折り片１０Ｂ１と下折り片１０Ｂ２は、共に
シートが２枚構造である。
では、前記第２の折り線１２でＶ字状に折られること
で、上折り片１０Ｂ１と下折り片１０Ｂ２が形成される
が、前記上折り片１０Ｂ１と下折り片１０Ｂ２は、共に
シートが２枚構造である。
【００２６】図１に示すシート積層体１では、上位に位
置する折り畳み体１０Ｂの第２の折り線１２の谷部（内
側折り線１２ａの谷部）に、その下に位置する折り畳み
体１０Ｂの第１の折り線１１の部分が入り込んでおり、
上位の折り畳み体１０Ｂの上折り片１０Ｂ１と下折り片
１０Ｂ２との間に、その下の折り畳み体１０Ｂの上折り
片１０Ｂ１が挟まれている。そして、上位の折り畳み体
１０Ｂの下折り片１０Ｂ２の上面に、その下の折り畳み
体１０Ｂの上折り片１０Ｂ１が、重なり幅Ｗ３で重ねら
れている。
置する折り畳み体１０Ｂの第２の折り線１２の谷部（内
側折り線１２ａの谷部）に、その下に位置する折り畳み
体１０Ｂの第１の折り線１１の部分が入り込んでおり、
上位の折り畳み体１０Ｂの上折り片１０Ｂ１と下折り片
１０Ｂ２との間に、その下の折り畳み体１０Ｂの上折り
片１０Ｂ１が挟まれている。そして、上位の折り畳み体
１０Ｂの下折り片１０Ｂ２の上面に、その下の折り畳み
体１０Ｂの上折り片１０Ｂ１が、重なり幅Ｗ３で重ねら
れている。
【００２７】前記シート積層体１では、シート上から奇
数番目の折り畳み体１０Ｂでは第２の折り線１２が図示
左側に向けられ、偶数番目の折り畳み体１０では第２の
折り線１２が図示右側に向けられて、前記奇数番目の折
り畳み体１０Ｂと偶数番目の折り畳み体１０Ｂとが、左
右対称に組み合わされている。このように組み合わされ
たシート積層体１の、第２の折り線１２と第２の折り線
１２間の幅寸法がＷ１０である。
数番目の折り畳み体１０Ｂでは第２の折り線１２が図示
左側に向けられ、偶数番目の折り畳み体１０では第２の
折り線１２が図示右側に向けられて、前記奇数番目の折
り畳み体１０Ｂと偶数番目の折り畳み体１０Ｂとが、左
右対称に組み合わされている。このように組み合わされ
たシート積層体１の、第２の折り線１２と第２の折り線
１２間の幅寸法がＷ１０である。
【００２８】前記幅寸法Ｗ１０を２分し且つシートの積
層方向へ延びる中心線をＯ−Ｏとしたときに、奇数番目
と偶数番目のそれぞれの折り畳み体１０Ｂの第１の折り
線１１が前記中心線Ｏ−Ｏに接近した位置にあり、シー
トが取出口４１から順番に取出されるときに、各折り畳
み体１０Ｂの前記第１の折り線１１が、必ず前記取出口
４１の開口幅Ｗａ内に位置するようになっている。
層方向へ延びる中心線をＯ−Ｏとしたときに、奇数番目
と偶数番目のそれぞれの折り畳み体１０Ｂの第１の折り
線１１が前記中心線Ｏ−Ｏに接近した位置にあり、シー
トが取出口４１から順番に取出されるときに、各折り畳
み体１０Ｂの前記第１の折り線１１が、必ず前記取出口
４１の開口幅Ｗａ内に位置するようになっている。
【００２９】図１に示すシート包装体では、各折り畳み
体１０Ｂの前記第１の折り線１１の部分が取出口４１に
現れるため、第１の折り線１１の部分で２枚重ねのシー
トが指で掴まれて上方へ引き出される。各シートが水や
薬液を含む含浸状態（ウエット状態）である場合には、
下折り片１０Ｂ２と上折り片１０Ｂ１の幅Ｗ３の重なり
部分でシートどうしが水膜で密着している。
体１０Ｂの前記第１の折り線１１の部分が取出口４１に
現れるため、第１の折り線１１の部分で２枚重ねのシー
トが指で掴まれて上方へ引き出される。各シートが水や
薬液を含む含浸状態（ウエット状態）である場合には、
下折り片１０Ｂ２と上折り片１０Ｂ１の幅Ｗ３の重なり
部分でシートどうしが水膜で密着している。
【００３０】よって上位のシートが取出口４１から引き
出されると、その下のシートが一緒に持ち上げられ、下
位のシートの前記上折り片１０Ｂ１が取出口４１から突
出させられる。そして、下位のシートが取出口４１の縁
部から抵抗力を受けることで、上位のシートと下位のシ
ートの前記幅Ｗ３の接合が分離され、下位のシートの上
折り片１０Ｂ１が取出口４１から少し突出した状態とな
る。よって次は取出口４１から突出しているシートを摘
んで引き出すことができる。
出されると、その下のシートが一緒に持ち上げられ、下
位のシートの前記上折り片１０Ｂ１が取出口４１から突
出させられる。そして、下位のシートが取出口４１の縁
部から抵抗力を受けることで、上位のシートと下位のシ
ートの前記幅Ｗ３の接合が分離され、下位のシートの上
折り片１０Ｂ１が取出口４１から少し突出した状態とな
る。よって次は取出口４１から突出しているシートを摘
んで引き出すことができる。
【００３１】ここで折り畳み体１０Ｂでは、第１の折り
線１１が上向きで、この第１の折り線１１が取出口４１
に対向している。また、第２の折り線１２（内側折り線
１２ａと外側折り線１２ｂ）で２枚のシートが一緒に折
られることにより、前記上折り片１０Ｂ１はその全体が
２枚重ね状態となっている。上位のシートに下位のシー
トが追従して取出口４１から突出するときに、主に上折
り片１０Ｂ１が取出口４１の縁部から抵抗を受けるが、
この上折り片１０Ｂ１が２枚シート構造であるため、上
折り片１０Ｂ１の強度が高く、前記抵抗により上折り片
１０Ｂ１のシートが破断するのを防止できる。
線１１が上向きで、この第１の折り線１１が取出口４１
に対向している。また、第２の折り線１２（内側折り線
１２ａと外側折り線１２ｂ）で２枚のシートが一緒に折
られることにより、前記上折り片１０Ｂ１はその全体が
２枚重ね状態となっている。上位のシートに下位のシー
トが追従して取出口４１から突出するときに、主に上折
り片１０Ｂ１が取出口４１の縁部から抵抗を受けるが、
この上折り片１０Ｂ１が２枚シート構造であるため、上
折り片１０Ｂ１の強度が高く、前記抵抗により上折り片
１０Ｂ１のシートが破断するのを防止できる。
【００３２】よって、シートそのものが湿潤強度の低い
ものであっても、取出口４１との摺動抵抗により、破断
したり、あるいは繊維間が延びるなどの損傷を受けるこ
とが生じにくい。例えば、前記シート１０が、湿潤強度
の低い水解性シートであってもよい。水解性シートは前
記使用後に水洗トイレへ捨てたときに多量の水で繊維が
ばらばらになるように崩壊するものであり、例えば、レ
ーヨンやパルプなどの繊維から抄紙された紙、不織布
で、水解性または水膨潤性のＣＭＣなどのバインダーが
含まれているもの、または、繊維長が１０ｍｍ以下また
は７ｍｍ以下のレーヨンなどを用いウォータジェットで
繊維を交絡させた不織布で、多量の水が与えられたとき
に１０ｍｍ以下の短い繊維の交絡がほぐれて水解するも
の、またはレーヨンやパルプにフィブリル化レーヨンが
含まれ、前記フィブリル化レーヨンをバインダーとして
機能させた紙または不織布などである。
ものであっても、取出口４１との摺動抵抗により、破断
したり、あるいは繊維間が延びるなどの損傷を受けるこ
とが生じにくい。例えば、前記シート１０が、湿潤強度
の低い水解性シートであってもよい。水解性シートは前
記使用後に水洗トイレへ捨てたときに多量の水で繊維が
ばらばらになるように崩壊するものであり、例えば、レ
ーヨンやパルプなどの繊維から抄紙された紙、不織布
で、水解性または水膨潤性のＣＭＣなどのバインダーが
含まれているもの、または、繊維長が１０ｍｍ以下また
は７ｍｍ以下のレーヨンなどを用いウォータジェットで
繊維を交絡させた不織布で、多量の水が与えられたとき
に１０ｍｍ以下の短い繊維の交絡がほぐれて水解するも
の、またはレーヨンやパルプにフィブリル化レーヨンが
含まれ、前記フィブリル化レーヨンをバインダーとして
機能させた紙または不織布などである。
【００３３】これらの水解性シートは、取出口４１から
シートを引き出す方向での湿潤時の１枚の破断強度が、
２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下である。このような破断強
度の弱いシートであっても、本発明のシート包装体を用
いれば、取出口４１の縁部の抵抗で損傷を受けるなどの
問題を防止できる。なお、前記破断強度は、幅２５ｍｍ
で長さ１５０ｍｍのシート片に、その重量の２．５倍の
水分を含浸させ、テンシロン試験機によりチャック間距
離１００ｍｍで保持し、チャック間に１００ｍｍ／ｍｉ
ｎの速度を与えて引張り試験したときの破断時の引張り
荷重である。
シートを引き出す方向での湿潤時の１枚の破断強度が、
２５ｍｍ幅当り９．８Ｎ以下である。このような破断強
度の弱いシートであっても、本発明のシート包装体を用
いれば、取出口４１の縁部の抵抗で損傷を受けるなどの
問題を防止できる。なお、前記破断強度は、幅２５ｍｍ
で長さ１５０ｍｍのシート片に、その重量の２．５倍の
水分を含浸させ、テンシロン試験機によりチャック間距
離１００ｍｍで保持し、チャック間に１００ｍｍ／ｍｉ
ｎの速度を与えて引張り試験したときの破断時の引張り
荷重である。
【００３４】図１と図２に示す実施の形態では、例えば
シート１０の長辺１０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ、第１
の折り線１１で折られた２枚折り体１０Ａの１辺の長さ
Ｗ０／２が９５ｍｍ、上折り片１０Ｂ１の長さＷ１が４
０ｍｍ、下折り片１０Ｂ２の長さＷ２が５５ｍｍであ
る。奇数番目の折り畳み体１０Ｂと偶数番目の折り畳み
体１０Ｂとで、下折り片１０Ｂ２と上折り片１０Ｂ１と
の重なり幅Ｗ３を３０ｍｍとすると、シート積層体１の
幅寸法Ｗ１０は、６５ｍｍとなる。
シート１０の長辺１０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ、第１
の折り線１１で折られた２枚折り体１０Ａの１辺の長さ
Ｗ０／２が９５ｍｍ、上折り片１０Ｂ１の長さＷ１が４
０ｍｍ、下折り片１０Ｂ２の長さＷ２が５５ｍｍであ
る。奇数番目の折り畳み体１０Ｂと偶数番目の折り畳み
体１０Ｂとで、下折り片１０Ｂ２と上折り片１０Ｂ１と
の重なり幅Ｗ３を３０ｍｍとすると、シート積層体１の
幅寸法Ｗ１０は、６５ｍｍとなる。
【００３５】なお、ウエット状態のシートどうしの前記
重なり幅Ｗ３は、２０〜４０ｍｍ程度が好ましい。前記
範囲であると、上位のシートが取出口４１から取出され
たときに下位のシートが追従でき、また取出口４１の抵
抗力で上下のシートが分離でき、下位のシートの取出口
４１からの突出量が適度なものとなる。
重なり幅Ｗ３は、２０〜４０ｍｍ程度が好ましい。前記
範囲であると、上位のシートが取出口４１から取出され
たときに下位のシートが追従でき、また取出口４１の抵
抗力で上下のシートが分離でき、下位のシートの取出口
４１からの突出量が適度なものとなる。
【００３６】図３は、本発明の第２の実施の形態のシー
ト包装体を示す断面図、図４（Ａ）（Ｂ）はシートの折
り状態を示す斜視図である。
ト包装体を示す断面図、図４（Ａ）（Ｂ）はシートの折
り状態を示す斜視図である。
【００３７】図３に示すシート包装体は、包装体４０内
にシート積層体２が収納されている。この実施例でのシ
ート積層体２を構成する個々のシート２０の展開形状
は、図４（Ａ）に示すように、長辺２０ａ，２０ａおよ
び短辺２０ｂ，２０ｃを有する長方形である。
にシート積層体２が収納されている。この実施例でのシ
ート積層体２を構成する個々のシート２０の展開形状
は、図４（Ａ）に示すように、長辺２０ａ，２０ａおよ
び短辺２０ｂ，２０ｃを有する長方形である。
【００３８】図４（Ａ）に示すように前記シート２０は
短辺２０ｂ，２０ｃと平行な第１の折り線２１で２枚重
ねに折られて２枚折り体２０Ａが得られる。ただし、前
記第１の折り線２１は、長辺２０ａの長さＷ０の中点よ
りも一方の短辺２０ｃ側に片寄った位置に形成される。
よって図４（Ｂ）に示す２枚折り体２０Ａでは、一方の
短辺２０ｂよりも他方の短辺２０ｃが第１の折り線２１
側に位置して、両短辺２０ｂと２０ｃとが位置ずれして
いる。
短辺２０ｂ，２０ｃと平行な第１の折り線２１で２枚重
ねに折られて２枚折り体２０Ａが得られる。ただし、前
記第１の折り線２１は、長辺２０ａの長さＷ０の中点よ
りも一方の短辺２０ｃ側に片寄った位置に形成される。
よって図４（Ｂ）に示す２枚折り体２０Ａでは、一方の
短辺２０ｂよりも他方の短辺２０ｃが第１の折り線２１
側に位置して、両短辺２０ｂと２０ｃとが位置ずれして
いる。
【００３９】図４（Ｂ）に示すように、前記２枚折り体
２０Ａは、前記第１の折り線２１と平行な第２の折り線
２２により折られるが、前記第２の折り線２２は２枚重
ねの部分に設定される。よって、前記第２の折り線２２
では、一方のシートに内側折り線２２ａが、他方のシー
トに外側折り線２２ｂが形成され、２枚重ねのシートが
一緒に折られて、折り畳み体２０Ｂが形成される。
２０Ａは、前記第１の折り線２１と平行な第２の折り線
２２により折られるが、前記第２の折り線２２は２枚重
ねの部分に設定される。よって、前記第２の折り線２２
では、一方のシートに内側折り線２２ａが、他方のシー
トに外側折り線２２ｂが形成され、２枚重ねのシートが
一緒に折られて、折り畳み体２０Ｂが形成される。
【００４０】図３に示すシート積層体２では、上から奇
数番目の折り畳み体２０Ｂと、偶数番目の折り畳み体２
０Ｂとで、第２の折り線２２が左右逆側に向けられ、奇
数番目の折り畳み体２０Ｂと偶数番目の折り畳み体２０
Ｂが左右対称の向きに組み合わされている。
数番目の折り畳み体２０Ｂと、偶数番目の折り畳み体２
０Ｂとで、第２の折り線２２が左右逆側に向けられ、奇
数番目の折り畳み体２０Ｂと偶数番目の折り畳み体２０
Ｂが左右対称の向きに組み合わされている。
【００４１】そして、上位の折り畳み体２０Ｂの下部折
り片２０Ｂ２と上折り片２０Ｂ１との間の折り谷部に、
下位の折り畳み体２０Ｂの上折り片２０Ｂ１が挟まれて
いる。
り片２０Ｂ２と上折り片２０Ｂ１との間の折り谷部に、
下位の折り畳み体２０Ｂの上折り片２０Ｂ１が挟まれて
いる。
【００４２】また、前記シート積層体２では、奇数番目
の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ａ）と、
偶数番目の折り畳み体２０Ｂの前記第１の折り線２１
（２１Ｂ）とが、シート積層方向に延びる中心線Ｏ−Ｏ
において互いに重ならないようになっている。すなわ
ち、奇数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ａ
と、偶数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ｂ
が、前記中心線Ｏ−Ｏ上に位置しているか、あるいは、
奇数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ａは中
心線Ｏ−Ｏよりも図示左側に位置し、偶数番目の折り畳
み体２０Ｂの第１の折り線２１Ｂが前記中心線Ｏ−Ｏよ
りも図示右側に位置するように各シート組立体２０Ｂが
組み合わされる。
の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ａ）と、
偶数番目の折り畳み体２０Ｂの前記第１の折り線２１
（２１Ｂ）とが、シート積層方向に延びる中心線Ｏ−Ｏ
において互いに重ならないようになっている。すなわ
ち、奇数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ａ
と、偶数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ｂ
が、前記中心線Ｏ−Ｏ上に位置しているか、あるいは、
奇数番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１Ａは中
心線Ｏ−Ｏよりも図示左側に位置し、偶数番目の折り畳
み体２０Ｂの第１の折り線２１Ｂが前記中心線Ｏ−Ｏよ
りも図示右側に位置するように各シート組立体２０Ｂが
組み合わされる。
【００４３】よって、２枚重ねの上折り片２０Ｂ１が奇
数番目と偶数番目とで、前記中心線Ｏ−Ｏ上で重なるこ
とがなく、よってシート積層体２の中央部分でのシート
の重なり枚数が増大することがなく、前記中央部でシー
ト積層体２が盛り上がるのを防止できる。また、各シー
トの第１の折り線２１（２１Ａ，２１Ｂ）が、取出口４
１の開口幅Ｗａのほぼ中心に位置するため、仮に上位の
シートが引き出されたときに下位のシートの上折り片２
０Ｂ１が上位のシートに追従して持ち上げられないこと
があったとしても、取出口４１から指を入れて、下位の
シートの第１の折り線２１の部分を掴みやすくなる。
数番目と偶数番目とで、前記中心線Ｏ−Ｏ上で重なるこ
とがなく、よってシート積層体２の中央部分でのシート
の重なり枚数が増大することがなく、前記中央部でシー
ト積層体２が盛り上がるのを防止できる。また、各シー
トの第１の折り線２１（２１Ａ，２１Ｂ）が、取出口４
１の開口幅Ｗａのほぼ中心に位置するため、仮に上位の
シートが引き出されたときに下位のシートの上折り片２
０Ｂ１が上位のシートに追従して持ち上げられないこと
があったとしても、取出口４１から指を入れて、下位の
シートの第１の折り線２１の部分を掴みやすくなる。
【００４４】この実施の形態でも、シートが引き出され
るときに２枚重ねの上折り片２０Ｂ１が取出口４１の縁
部から抵抗を受けたとき、シートの湿潤強度が弱くて
も、シートに損傷が生じにくくなる。
るときに２枚重ねの上折り片２０Ｂ１が取出口４１の縁
部から抵抗を受けたとき、シートの湿潤強度が弱くて
も、シートに損傷が生じにくくなる。
【００４５】図３に示すシート積層体２において、展開
状態のシート２０の長辺２０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ
である場合で、第１の折り線２１と第２の折り線２２の
間での上折り片２０Ｂ１の長さＷ４を３７．５ｍｍ、第
２の折り線２２から一方の短辺２０ｂまでの長さＷ５を
６７．５ｍｍ、第２の折り線２２から他方の短辺２０ｃ
までの長さＷ６を４７．５ｍｍとしたとき、前記下折り
片２０Ｂ２と上折り片２０Ｂ１との重なり幅Ｗ３が３０
ｍｍであれば、シート積層体２の幅寸法Ｗ２０は７５ｍ
ｍとなる。
状態のシート２０の長辺２０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ
である場合で、第１の折り線２１と第２の折り線２２の
間での上折り片２０Ｂ１の長さＷ４を３７．５ｍｍ、第
２の折り線２２から一方の短辺２０ｂまでの長さＷ５を
６７．５ｍｍ、第２の折り線２２から他方の短辺２０ｃ
までの長さＷ６を４７．５ｍｍとしたとき、前記下折り
片２０Ｂ２と上折り片２０Ｂ１との重なり幅Ｗ３が３０
ｍｍであれば、シート積層体２の幅寸法Ｗ２０は７５ｍ
ｍとなる。
【００４６】図５は、図３に示す実施の形態の変形例で
あり、さらに好ましい例を示したシート包装体の断面図
である。
あり、さらに好ましい例を示したシート包装体の断面図
である。
【００４７】図５に示すシート積層体３は、各シートの
折り方および各折り畳み体の組合せ方が、基本的に図３
および図４に示す実施の形態と同じである。
折り方および各折り畳み体の組合せ方が、基本的に図３
および図４に示す実施の形態と同じである。
【００４８】図５では、図３と同様に奇数番目の折り畳
み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ａ）が前記中心線
Ｏ−Ｏの位置またはそれよりも図示左側に位置し、偶数
番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ｂ）
が前記中心線Ｏ−Ｏよりも図示右側に位置して、奇数番
目の第１の折り線２１Ａと偶数番目の第１の折り線２１
Ｂとが中心線Ｏ−Ｏの付近で互いに重ならない。
み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ａ）が前記中心線
Ｏ−Ｏの位置またはそれよりも図示左側に位置し、偶数
番目の折り畳み体２０Ｂの第１の折り線２１（２１Ｂ）
が前記中心線Ｏ−Ｏよりも図示右側に位置して、奇数番
目の第１の折り線２１Ａと偶数番目の第１の折り線２１
Ｂとが中心線Ｏ−Ｏの付近で互いに重ならない。
【００４９】さらに、図５に示す実施の形態では、一方
の短辺２０ｃと第２の折り線２２との間の長さＷ７が、
前記上折り片２０Ｂ１の長さとほぼ一致しており、上か
ら奇数番目の折り畳み体２０Ｂの前記短辺２０ｃと、偶
数番目の折り畳み体２０Ｂの前記短辺２０ｃとが、中心
線Ｏ−Ｏの付近で互いに重ならないように、シートが組
み合わされている。
の短辺２０ｃと第２の折り線２２との間の長さＷ７が、
前記上折り片２０Ｂ１の長さとほぼ一致しており、上か
ら奇数番目の折り畳み体２０Ｂの前記短辺２０ｃと、偶
数番目の折り畳み体２０Ｂの前記短辺２０ｃとが、中心
線Ｏ−Ｏの付近で互いに重ならないように、シートが組
み合わされている。
【００５０】よって、図５において奇数番目の折り畳み
体２０Ｂの枚数と、偶数番目の折り畳み体２０Ｂの枚数
が同じである場合に、中心線Ｏ−Ｏよりも左側に位置す
るシートの合計枚数と、右側に位置するシートの合計枚
数が同じになる。例えば図５に示すように奇数番目と偶
数番目で折り畳み体の枚数が３枚ずつにおいてシート数
を数えると、中心線Ｏ−Ｏの左側と右側においてそれぞ
れ１５枚ずつである。
体２０Ｂの枚数と、偶数番目の折り畳み体２０Ｂの枚数
が同じである場合に、中心線Ｏ−Ｏよりも左側に位置す
るシートの合計枚数と、右側に位置するシートの合計枚
数が同じになる。例えば図５に示すように奇数番目と偶
数番目で折り畳み体の枚数が３枚ずつにおいてシート数
を数えると、中心線Ｏ−Ｏの左側と右側においてそれぞ
れ１５枚ずつである。
【００５１】よってシート積層体３全体をフラットにで
き、部分的な盛り上がりが生じなくなる。
き、部分的な盛り上がりが生じなくなる。
【００５２】図５に示すシート積層体３において、展開
状態のシート２０の長辺２０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ
である場合で、第１の折り線２１と第２の折り線２２の
間での上折り片２０Ｂ１の長さおよび第２の折り線２２
から一方の短辺２０ｃまでの長さＷ７をそれぞれ４０ｍ
ｍ、第２の折り線２２から他方の短辺２０ｂまでの長さ
Ｗ８を７０ｍｍとしたとき、前記下折り片２０Ｂ２と上
折り片２０Ｂ１との重なり幅Ｗ３が３０ｍｍであれば、
シート積層体２の幅寸法Ｗ３０は、８０ｍｍとなる。
状態のシート２０の長辺２０ａの長さＷ０が１９０ｍｍ
である場合で、第１の折り線２１と第２の折り線２２の
間での上折り片２０Ｂ１の長さおよび第２の折り線２２
から一方の短辺２０ｃまでの長さＷ７をそれぞれ４０ｍ
ｍ、第２の折り線２２から他方の短辺２０ｂまでの長さ
Ｗ８を７０ｍｍとしたとき、前記下折り片２０Ｂ２と上
折り片２０Ｂ１との重なり幅Ｗ３が３０ｍｍであれば、
シート積層体２の幅寸法Ｗ３０は、８０ｍｍとなる。
【００５３】ただし、ウエットティッシュなどのシート
を機械で折り畳んでシート積層体を形成する場合には、
個々のシートの折り寸法に誤差が生じるのを避けること
ができない。よって、図３および図５に示す実施例のよ
うなシート積層体を形成する際に、多数枚のシートの中
には、第１の折り線２１または短辺２０ｃが中央線Ｏ−
Ｏを跨いで他方の領域に延びるものも存在する可能性が
ある。よって本発明では、多数枚のシートのうちの一部
の枚数において、中心線Ｏ−Ｏ上で、前記第１の折り線
２１どうしや前記短辺２０ｃどうしが互いに重なり合わ
ないようにすればよい。
を機械で折り畳んでシート積層体を形成する場合には、
個々のシートの折り寸法に誤差が生じるのを避けること
ができない。よって、図３および図５に示す実施例のよ
うなシート積層体を形成する際に、多数枚のシートの中
には、第１の折り線２１または短辺２０ｃが中央線Ｏ−
Ｏを跨いで他方の領域に延びるものも存在する可能性が
ある。よって本発明では、多数枚のシートのうちの一部
の枚数において、中心線Ｏ−Ｏ上で、前記第１の折り線
２１どうしや前記短辺２０ｃどうしが互いに重なり合わ
ないようにすればよい。
【００５４】また本発明は、シートが湿潤状態で包装さ
れるものに限られず、乾燥状態のシートが積層されるも
のであってよい。この場合も、必ず２枚のシートが重ね
られた状態で取出口から取出されることで、シートの損
傷などを防止できる。
れるものに限られず、乾燥状態のシートが積層されるも
のであってよい。この場合も、必ず２枚のシートが重ね
られた状態で取出口から取出されることで、シートの損
傷などを防止できる。
【００５５】
【発明の効果】このように、本発明のシート包装体は、
シートを引き出す際に取出口からシートに与えられるダ
メージが小さく、シートに損傷が生じにくい。よって例
えば水解性シートが湿潤状態で包装される場合のよう
に、個々のシートの強度が弱くても、シートに損傷が生
じにくくなる。
シートを引き出す際に取出口からシートに与えられるダ
メージが小さく、シートに損傷が生じにくい。よって例
えば水解性シートが湿潤状態で包装される場合のよう
に、個々のシートの強度が弱くても、シートに損傷が生
じにくくなる。
【図１】本発明のシート包装体の断面図、
【図２】（Ａ）（Ｂ）はシート積層体を構成するシート
の折り畳み構造を示す斜視図、
の折り畳み構造を示す斜視図、
【図３】本発明の第２の実施の形態のシート包装体の断
面図、
面図、
【図４】（Ａ）（Ｂ）は第２の実施の形態のシート積層
体を構成するシートの折り畳み構造を示す斜視図、
体を構成するシートの折り畳み構造を示す斜視図、
【図５】第２の実施の形態のさらに好ましい変形例を示
す断面図、
す断面図、
【図６】従来のシート包装体について説明する断面図、
【図７】従来のシート包装体について説明する断面図、
１、２、３ シート積層体 １０、２０ シート １０ａ、２０ａ 長辺 １０ｂ、１０ｃ、２０ｂ、２０ｃ 短辺 １０Ａ、２０Ａ ２枚折り体 １０Ｂ、２０Ｂ 折り畳み体 １０Ｂ１、２０Ｂ１ 上折り片 １０Ｂ２、２０Ｂ２ 下折り片 １１、２１ 第１の折り線 １２、２２ 第２の折り線 １２ａ、２２ａ 内側折り線 １２ｂ、２２ｂ 外側折り線 ４０ 包装体 ４１ 取出口
Claims (6)
- 【請求項１】 折り畳まれたシートが複数枚積層されて
シート積層体が形成され、このシート積層体が、上方に
取出口を有する硬質または軟質の包装体内に収納されて
いるシート包装体において、 前記シートは第１の折り線により折られて２枚重ねに折
り畳まれ、前記第１の折り線と平行な折り線によって前
記２枚重ねのシートのそれぞれが一緒に折り畳まれてお
り、下位に位置しているシートの前記第１の折り線の部
分が、上位のシートの折り谷内に挟まれていることを特
徴とするシート包装体。 - 【請求項２】 前記シート積層体では、前記第１の折り
線が前記取出口の開口幅内に位置している請求項１記載
のシート包装体。 - 【請求項３】 前記シートは前記包装体内に湿潤状態で
収納される水解性シートであり、１枚のシートの前記折
り線と直交する方向での湿潤時の破断強度が、２５ｍｍ
幅当り９．８Ｎ以下である請求項１または２記載のシー
ト包装体。 - 【請求項４】 前記第１の折り線により２枚重ねとされ
た両シートが、前記第１の折り線と平行な第２の折り線
によって一緒に折られ、前記第２の折り線の折り谷に、
下位のシートの前記第１の折り線の部分が挟まれてお
り、前記シート積層体では、奇数番目のシートと偶数番
目のシートとで、前記第２の折り線が互いに逆向きとな
るように対称に組み合わされている請求項１ないし３の
いずれかに記載のシート包装体。 - 【請求項５】 奇数番目のシートの前記第１の折り線
と、偶数番目のシートの前記第１の折り線とが、シート
積層体の積層方向に延びる中央線Ｏ−Ｏ上にて互いに重
ならないように組み合わされている請求項４記載のシー
ト包装体。 - 【請求項６】 前記第１の折り線で折り畳まれたシート
の２つの端辺が位置ずれしており、前記シート積層体で
は、奇数番目のシートの一方の端辺と、偶数番目のシー
トの一方の端辺とが、前記中央線Ｏ−Ｏ上で互いに重な
らないように組み合わされている請求項５記載のシート
包装体。
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