JP3113227B2 - 溶接構造物の歪防止方法とその歪防止用部材並びにその歪防止装置 - Google Patents

溶接構造物の歪防止方法とその歪防止用部材並びにその歪防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、溶接
構造物を構成する金属板(以下、スキンプレートともい
う)にスティフナ(防撓材)を溶接する際に生じる溶接
歪を簡易に防止することのできる方法とその装置並びに
これに用いる歪防止用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6(a)(b)(c)に示すような
船舶等の溶接構造物においてスキンプレート01に補強
材としてのスティフナ02を隅肉溶接すると、熱収縮作
用によりスキンプレートに角変形、いわゆる「やせ馬」
といわれる歪み現象が生じ、この歪みは構造物の溶接に
よる組み立てと共に各溶接部の熱収縮により成長する。
かかる「やせ馬」現象はスキンプレート01が10mm以下
の薄いときに特に顕著に生じ、外観を損うばかりでな
く、座屈強度の低下等を招く。かかる溶接歪を防止する
ため製作途中又は完成後の金属板の素焼き等による歪み
取り作業を行っていたが多大な手間を要していた。
【0003】これを解消するため、図7(a)(実開昭5
8−100888号公報において従来例として記載され
ているもの)に示すように、歪防止用の平板03をスポ
ット的に溶接でスキンプレート01に取り付けることが
行われていたが、この歪防止用平板03を恒久部材とし
た場合、材料費の増大、重量増に伴い、スキンプレート
自体を厚くした場合と同様に、材料費の増大さらに船舶
等では重量増による貨物積載量減、船速低下等の推進性
能低下を招く。また、この歪防止用平板03を仮付け部
材とした場合、溶接された平板03をガス切断にて取り
外す手間が多くかかり、かつ、この作業によりスキンプ
レート01の表面を傷付け、その補修作業が発生した
り、また、仮部材も損傷しその再利用が困難となる。
【0004】そこで、図7(b)に示すように、実開昭5
8−100888号公報記載に係る考案では、歪防止用
平板03を直接船殻ブロック等に溶着せずにスキンプレ
ート01上に溶着固定したスタッドボルト04に歪防止
用平板03付きの耳板05を固定し、歪防止用平板03
の再利用率を高め、該平板の取付取り外し作業を容易に
したものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の歪防止用平板03はスティフナ02の溶接全域
方向に数多く設置しておく必要から、スキンプレート0
1上に歪防止用平板固定用の多数のスタッドボルト04
を溶接で固着する必要があり、このスタッドボルト04
の溶接を手溶接で行うと手間がかかり、自動溶接を行う
と専用の溶接機が必要となり、コスト面で問題がある。
そのうえ、スティフナ02溶接完了後、残ったスタッド
ボルト04は全てガス切断にて取り外す必要があり、こ
の作業にも相当な手間がかかり、面倒でもあるし、スキ
ンプレート01の表面を傷付けたり、スタッドボルトの
再利用もできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この出願発明は、スティフナの溶接によってス
ィフナ間のスキンプレートに発生する溶接歪みを防止す
る方法であって、後で溶接されるべきスティフナとステ
ィフナの間に設ける歪防止用部材を、前記スキンプレー
トに、該スティフナ溶接時の熱影響に耐えうる耐熱性接
着剤で、該歪防止用部材が溶接歪み防止効果を発揮でき
るように強固に固定され、かつ、構造物のハンドリング
時に歪防止用部材が外れることはなく、スティフナ溶接
後にはハンマー等で歪防止用部材を取り外しできるよう
な接着力にて貼着するようにした溶接構造物の歪防止方
法である。
【0007】歪防止用部材を接着剤によってスキンプレ
ートに貼着するので、歪防止用部材の取り付け作業のみ
ならず、用済み後の取り外し作業も容易で手間もかから
ず、しかも、取り外し時にスキンプレートを傷つけるこ
とがなく、また、スキンプレートや歪防止用部材に残っ
た接着剤もタガネやグラインダで容易に除去できるため
効率的である。取り外し後の歪歪防止用部材は何度でも
再利用できる。
【0008】そして、スキンプレートに間隔をおいて溶
接されるスティフナとスティフナの間に設ける歪防止用
部材を、スティフナ溶接時の熱影響に耐えうる耐熱性接
着剤で、該スキンプレートに該歪防止用部材が溶接歪み
防止効果を発揮できるように強固に固定され、かつ、構
造物のハンドリング時に歪防止用部材が外れることはな
く、スティフナ溶接後にはハンマー等で歪防止用部材を
取り外しできるような接着力にて貼着されるべき接着面
材と、該スキンプレートの溶接歪を防止するための防撓
面材とで構成してなる。歪防止用部材としては特別複雑
な構成ではなく、簡素なものとなる。
【0009】この場合、接着面材に接着剤乾燥促進用の
開孔を設けて、迅速に所望の接着力が発現するようにし
てもよい。また、歪防止用部材を接着面材となるべきフ
ェースプレートと防撓面材となるべきウエブとを有する
L形又はT形の部材として、接着面積を確保し易く、歪
み抑制作用を増大させるようにするとよい。
【0010】また、接着面材を櫛状に形成して、接着剤
の乾燥促進を図って、迅速に所望の接着力が発現するよ
うにしてもよい。また、このとき、接着面材の櫛状にす
ることにより形成された櫛部材の接着面側に切込み溝を
設けて、歪防止用部材の接着面の連続性をなくすことで
歪防止用部材のスキンプレートからの取り外しを容易に
するようにしてもよい。また、歪防止用部材の防撓面材
にロープ挿通孔を設けて固定用に利用するとよい。
【0011】さらに、溶接構造物の歪防止装置として
は、スキンプレートに間隔をおいてスティフナを溶接す
る構造物において、該スティフナが溶接される側のスキ
ンプレート上であって後で溶接されるべきスティフナと
スティフナの間に接着面材と防撓面材とを有する歪防止
用部材を、スティフナ溶接時の熱影響に耐えうる耐熱性
接着剤で、該歪防止用部材が溶接歪み防止効果を発揮で
きるように強固に固定され、かつ、構造物のハンドリン
グ時に歪防止用部材が外れることはなく、スティフナ溶
接後にはハンマー等で歪防止用部材を取り外しできるよ
うな接着力にて貼着し、該防撓面材およびスティフナに
それぞれロープ挿通孔を設け、これら防撓面材のロープ
挿通孔とスティフナのロープ挿通孔にロープを挿通・架
けて渡してなるものである。
【0012】溶接歪を効果的に防止しつつ、歪防止用部
材を介してスティフナ間に掛け渡したロープによって、
歪防止用部材を取り外すまで、構造体のクレーン等によ
るハンドリング時の万が一の落下事故にも歪防止用部材
を固縛保持することができ安全上有効となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この出願発明の実施形態を
図面を参照しながら説明する。
【0014】例えば溶接構造物の多い船舶で特に上部構
造物においては、壁面や天井又は甲板のスキンプレート
の板厚が10mm以下(通常6〜7mm程度)の薄板構造であ
り、このスキンプレートにスティフナを溶接すると上述
した溶接歪みを生じる。かかる薄板構造として図1の壁
面構造を例にとって説明する。
【0015】図1(a)は本願を適用したときの壁面構造
の正面図、(b)は同平面図である。図2は要部(歪防止
用部材)の拡大平面図、図3は同斜視図である。
【0016】これらの図に示すように、壁面構造は、ス
キンプレート1にスティフナ2(L形アングルを例示)
が縦方向に一定間隔で平行に配設されることになってお
り、このスティフナ2は全長にわたってその隅部が溶接
されてスキンプレート1に固着されるものである。
【0017】スティフナ2をスキンプレート1に溶接す
る前に、溶接されるべきスティフナ2と隣接のスティフ
ナ2との間に歪防止用部材3(図示例はL形のアングル
材)を一定間隔(通常約700mmピッチ)で配置し、歪
防止用部材3を耐熱性接着剤を用いて壁面のスキンプレ
ート1に接着する。通常は、歪防止用部材3はスティフ
ナ2が溶接される側と同じ側に貼着される。スティフナ
2はスキンプレート1が定盤上に置かれた状態で溶接さ
れるから、同じ側に歪防止用部材3を貼着しておけばス
キンプレート1をわざわざ反転する必要がないから便利
である。もっともスティフナ2と反対側に貼着してもよ
い。すなわち、図5に示すように、スティフナ2のない
スキンプレート1の側に、スティフナ2の取付位置に跨
って、つまり、スティフナ2の隅肉溶接位置を挟んで両
側に延びるような歪防止用部材3を接着すればよい。こ
の場合も、歪防止用部材3の両端付近を接着剤でスキン
プレート1に貼着すればよく、溶接位置から充分離れて
いるときは必ずしも耐熱性接着剤を用いなくとも良い。
なお、歪防止用部材は、図5のように個々に設けるので
はなく長く連続したものを使用しても差し支えない。
【0018】歪防止用部材3は、歪防止用部3材の両側
の各端面3aと後で溶接されるスティフナ2から一定距
離おいて配設されている。一定距離を設けるのは、いわ
ゆる「やせ馬」のような溶接歪は、図6(c)に示す如
く、隅肉溶接部wの角変形が主原因、つまり、隅肉溶接
部wの熱収縮することにより発生するから、歪防止用部
材3の両端を接着剤によって接着することが効果的であ
る。また、やせ馬はスティフナとスティフナとの中間部
分に結果として生じる凹み(撓み)であり(図6(a)参
照)、これを防止する観点からはスティフナのごく近傍
にまで歪防止用部材(の端面)を位置せしめる必要もな
く、さらに、この離間によって後でスティフナ2を溶接
するのを可能とし、しかも、この時の溶接熱が歪防止用
部材3をスキンプレート1に貼着している接着剤を溶け
出さないようにする意義を有する。また、歪防止用部材
3の両端面はテーパー状3bにカット(スニップ)され
ており、スティフナ2の溶接をさらに容易にしている。
【0019】図3に示すように、歪防止用部材3は、ス
キンプレート1に貼着するための接着面を与える接着面
材3Aと、溶接歪を防止する役割をもつ防撓面材3Bと
から形成されている。接着面材3Aと防撓面材3Bとは
一体に連続したL形のアングル材であってもよいし、T
形の部材でもよい。いずれにしても接着面を有する部分
と、防撓材としての役割をもつ部分が必要である。
【0020】歪防止用部材3の接着面材3Aには接着剤
乾燥促進用の開孔4(通常は円孔)が多数設けてある。
例えば、開孔4を1列に3個設けたものを、長手方向に
多数列設する。これにより接着剤の乾燥が促進されるか
ら接着力の発現が速められる。 耐熱性接着剤として
は、アクリル系又はエポキシ系の2液性接着剤が通常用
いられる。スティフナ溶接時、スティフナ近傍の温度上
昇から考えて耐熱性接着剤としては少なくとも200°
C程度の耐熱性を有していればよいからである。上記接
着剤を使用した場合、上記接着剤乾燥促進用の開孔4を
設けることにより、1〜2時間で充分な接着力を得られ
ることが実験で確認されている。
【0021】図3にも示すように、接着剤は、通常、歪
防止用部材の両端2カ所か、或いは中央部を含めて3カ
所塗布すればよい。5は塗布面を示す。なお、接着剤を
塗布する3カ所のうち、中央の1カ所は耐熱性を有しな
い通常の構造用接着剤を使用したもよい。また、最適な
必要接着力は、接着面積を変えることで容易に得られ
る。最適な必要接着力とは、溶接歪みである「やせ馬」
防止効果を発揮すべく強固にスキンプレート1に固定さ
れると共に、構造体のハンドリング時に歪防止用部材3
が外れることはなく、かつ、後でハンマー等で容易に歪
防止用部材3を取り外すことができるような接着力を意
味する。かかる接着力で歪防止用部材3がスキンプレー
ト1に接着されていれば簡単に、しかもスキンプレート
を傷つけることなく歪防止用部材を取り外すことができ
る。スキンプレート1面に接着剤が残留しても、接着剤
の硬度は溶接材よりもやわらかいため、タガネやグライ
ンダ等で容易に仕上げ除去することができる。しかも、
歪防止用部材3に残った接着剤はタガネ等で容易に除去
することができるため何度でも再利用できる。もっと
も、スキンプレート1強化のために歪防止用部材3を強
固に取り付けて恒久的なものにすることもある。
【0022】上記歪防止用部材3の防撓面材3Bにはロ
ープを挿通するための挿通孔6が設けられている。そし
て、図1、図2にも示すように歪防止用部材3の設置さ
れる位置とほぼ同じ位置のスティフナ(ウエブ)側にも
挿通孔7が設けられている。従って、図1に示すように
ロープ8をスティフナ2の挿通孔7を通して歪防止用部
材3の挿通孔6へ通し、隣のスティフナ2の挿通孔7へ
と次々に挿通して掛け渡せば(図1参照)、構造体工事
が完了して歪防止用部材3を除去するまでの間構造体の
クレーン等のハンドリング時に歪防止用部材3が落下す
ることなくスキンプレート1側に保持され安全が確保さ
れる。
【0023】図4は、歪防止用部材の別の実施形態を示
す。この場合の歪防止用部材33も、接着面材33Aと
防撓面材33Bとからなるが、接着面材33Aが櫛状に
形成されている点で上記実施形態とは異なる。つまり、
接着面材33Aを櫛状に形成することによって、細長い
矩形状の櫛状部材33cを長手方向に一定の隙間をもっ
て列設してある。隙間33eが存在することによって、
上記のような乾燥用の開孔4は特に設ける必要はない。
この場合でも、接着剤の塗布面は2カ所または3カ所で
よい。さらに、各櫛状部材33cの接着面側に幾つかの
切込み溝33dを設けることがある。これは、接着面の
不連続性によって仮付け部材としての歪防止用部材を、
その用済み後に簡単に取り外せるようにすると共に、ス
キンプレート側を傷めないようにするためである。この
場合も、ロープの挿通孔6を防撓面材33B側に設ける
が、この例では2カ所に設けて保持機能を高めている。
【0024】
【発明の効果】この出願発明は、以上説明したような形
態で実施されることから、 1)歪防止用部材の接着面材を接着剤によってスキンプ
レートに貼着するので、歪防止用部材の取り付け作業の
みならず、用済み後の取り外し作業も容易で手間もかか
らず、しかも、取り外し時にスキンプレートを傷つける
ことがなく、また、取り外し後の歪防止用部材は何度で
も再利用でき、昨今の資源の有効活用の要請に資するこ
とができる。 2)溶接歪みを防止しかつ金属板ハンドリング時に脱落
しない接着強度を有し、更に用済み後にはハンマー等で
容易に除去できる最適な必要接着力は接着面積を変える
ことにより容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願を適用したときの壁面構造の正面
図、(b)は同平面図である。
【図2】要部(歪防止用部材)の拡大平面図である。
【図3】同斜視図である。
【図4】歪防止用部材の別の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図5】スティフナを設ける側と反対側のスキンプレー
ト面に歪防止用部材を接着する場合の側面図である。
【図6】(a)(b)(c)は船舶等の溶接構造物におけるいわ
ゆる「やせ馬」といわれる歪み現象を説明するための平
面図と断面図および拡大要部断面図である。
【図7】従来技術を示し、(a)は歪み防止の従来例、(b)
はさらにこの改良例の斜視図である。
【符号の説明】
1 スキンプレート 2 スティフナ 3 歪防止用部材 3A 接着面材 3B 防撓面材 4 開孔 6 挿通孔 7 挿通孔 8 ロープ 33 歪防止用部材 33A 接着面材 33B 防撓面材 33c 櫛状部材 33e 隙間 33d 切込み溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 9/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スティフナの溶接によってスティフナ間
    のスキンプレートに発生する溶接歪みを防止する方法で
    あって、 後で溶接されるべきスティフナとスティフナの間に設け
    歪防止用部材を、前記スキンプレートに、該スティフ
    ナ溶接時の熱影響に耐えうる耐熱性接着剤で、該歪防止
    用部材が溶接歪み防止効果を発揮できるように強固に固
    定され、かつ、構造物のハンドリング時に歪防止用部材
    が外れることはなく、スティフナ溶接後にはハンマー等
    で歪防止用部材を取り外しできるような接着力にて貼着
    するようにしたことを特徴とする溶接構造物の歪防止方
    法。
  2. 【請求項2】 スキンプレートに間隔をおいて溶接され
    るスティフナとスティフナの間に設ける歪防止用部材
    を、 スティフナ溶接時の熱影響に耐えうる耐熱性接着剤で、
    該スキンプレートに該歪防止用部材が溶接歪み防止効果
    を発揮できるように強固に固定され、かつ、構造物のハ
    ンドリング時に歪防止用部材が外れることはなく、ステ
    ィフナ溶接後にはハンマー等で歪防止用部材を取り外し
    できるような接着力にて貼着されるべき接着面材と、 該スキンプレートの溶接歪を防止するための防撓面材と
    で構成してなる 溶接構造物の歪防止用部材。
  3. 【請求項3】 接着面材に接着剤乾燥促進用の開孔を設
    けてなる請求項2記載の溶接構造物の歪防止用部材。
  4. 【請求項4】 歪防止用部材が、接着面材となるべきフ
    ェースプレートと防撓面材となるべきウエブとを有する
    L形又はT形の部材である請求項2又は3記載の溶接構
    造物の歪防止用部材。
  5. 【請求項5】 接着面材を櫛状に形成した請求項4記載
    の溶接構造物の歪防止用部材。
  6. 【請求項6】 接着面材の櫛状にすることにより形成さ
    れた櫛部材の接着面側に切込み溝を設けた請求項4記載
    の溶接構造物の歪防止用部材。
  7. 【請求項7】 防撓面材にロープ挿通孔を有する請求項
    1〜6いずれか1項に記載の溶接構造物の歪防止用部
    材。
  8. 【請求項8】 スキンプレートに間隔をおいてスティフ
    ナを溶接する構造物において、該スティフナが溶接され
    る側のスキンプレート上であって後で溶接されるべきス
    ティフナとスティフナの間に接着面材と防撓面材とを有
    する歪防止用部材を、スティフナ溶接時の熱影響に耐え
    うる耐熱性接着剤で、該歪防止用部材が溶接歪み防止効
    果を発揮できるように強固に固定され、かつ、構造物の
    ハンドリング時に歪防止用部材が外れることはなく、ス
    ティフナ溶接後にはハンマー等で歪防止用部材を取り外
    しできるような接着力にて貼着し、該防撓面材およびス
    ティフナにそれぞれロープ挿通孔を設け、これら防撓面
    材のロープ挿通孔とスティフナのロープ挿通孔にロープ
    を挿通・架けて渡してなる溶接構造物の歪防止装置。
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