JP3113192B2 - 液晶用基板の液体噴射装置 - Google Patents

液晶用基板の液体噴射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶用基板の製造
工程のうち液晶用基板の洗浄、パターン形成のための現
像、ウェットエッチング等の湿式工程において用いられ
る液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置を構成する液晶用
基板の製造工程においては、洗浄、パターン形成のため
の現像、ウェットエッチング等の湿式工程が多く含まれ
る。通常、基板やウェハ等を湿式工程で連続的に処理す
る場合、(1)基板の搬送経路上にノズルを配置し、こ
のノズルから基板に向かって液体を扇状または円錐状に
スプレーもしくはシャワーする、(2)基板の搬送経路
上に処理液槽を配置し、基板がこの処理液槽内の処理液
に浸漬するように基板を搬送する、等の方法が採られる
が、液晶表示装置を構成する液晶用基板はサイズが大き
いために、ハンドリングの容易な上記(1)の方法が採
られる。
【0003】図4は上記(1)の方法に相当する従来の
液晶用基板の液体噴射装置を示す側面図である。図4に
示すように、搬送方向14に向かって液晶用基板13を
水平を維持しながら搬送させる。それと同時に、搬送経
路上であって、基板13に対して平行となるように配設
されたスプレーノズル11から基板13に向かって処理
液12を扇状または円錐状にスプレーもしくはシャワー
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、基板サイズの大型化に伴い以下のよ
うな問題が発生する。すわなち、基板上に処理液を単純
にスプレー、シャワーする方法では、基板中央付近に処
理液が滞留し、スプレー等の効果が減殺されるという問
題がある。また、処理液が滞留する領域と、処理液の流
れがある領域とでは、基板表面での液交換の速さが異な
り、これによっても処理の進行状態が異なってくるとい
う問題がある。
【0005】そこで、上記問題を回避する手法として、
基板上の処理液の滞留を防止するためにスプレーやシャ
ワーに方向性を持たせ、基板上で処理液全体に流れを生
じさせる方法が採られているが、この方法では、特に大
型の基板において処理液の流れの上流と下流とで流量、
流速に大きな差が生じ、処理状態に差が発生するという
問題がある。いずれにしても基板表面での処理状態のば
らつきが起こることで、液晶表示装置を構成した際の微
妙な表示のむらの原因となり、表示品位の低下を起こす
こととなる。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、洗浄液、現像液、エッチング
液等の処理液による液晶用基板表面での処理状態のばら
つきを極力抑制する液晶用基板の液体噴射装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液晶
表示装置を製造する工程のうち湿式工程において用いら
れる液晶用基板の液体噴射装置において、処理液を基板
に向かって噴射する複数のノズルからなると共に基板の
搬送方向に対して概略直交する方向に並ぶノズル列を複
数備え、各ノズルの噴射方向は、当該ノズルから噴射さ
れた処理液と、当該ノズルと対向するノズルから噴射さ
れた処理液とが基板上で合流して基板の搬送方向に対し
て概略直交する方向に流れるように、平面視で基板の搬
送方向に対して左右一側に傾斜していることを特徴とす
る液晶用基板の液体噴射装置である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、さ
らに、前記ノズル列の各ノズルと対向し、かつ、当該ノ
ズルの噴射方向と逆方向に処理液を噴射するように平面
視で基板の搬送方向に対して他側に傾斜した複数のノズ
ルからなると共に基板の搬送方向に対して概略直交する
方向に並ぶノズル列を複数備え、前記ノズルから噴射さ
れた処理液は、当該ノズルと対向するノズルから噴射さ
れた処理液と衝突することなく交差することを特徴とす
る液晶用基板の液体噴射装置である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記処理液は、洗浄液、現像液又はエッチング液か
らなることを特徴とする液晶用基板の液体噴射装置であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる液晶用基板の液体
噴射装置の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は本発明にかかる液晶用基板の液体噴射装置の
一実施形態を示す概略側面図であり、図2はその平面図
である。なお、上述した如く、本発明の液体噴射装置は
液晶用基板の製造工程のうち液晶用基板の洗浄、パター
ン形成のための現像、ウェットエッチング等の湿式工程
において用いられるものである。
【0011】図1及び2に示すように、本発明にかかる
液晶用基板の液体噴射装置は、処理液を基板3に向かっ
て噴射する複数のノズル5を有し、かつ、基板3の搬送
方向4に対して概略直交する方向に延びるノズルパイプ
1を複数備えている。ノズルパイプ1は搬送される基板
3に対向しており、その内部には処理液が流通してい
る。
【0012】ノズルパイプ1は外径22mmの硬質塩化ビ
ニルパイプからなり、基板3との離間距離は25mmであ
る。また、ノズルパイプ1は多数水平に、かつ、平行に
40mmピッチで配置されている。ノズル5は側方視で水
平方向に対してノズルパイプ1の下方45°に形成され
た直径0.8mmの穴であり、10mm間隔でノズルパイプ1の
軸方向に多数設けられている。さらに、その穴は、ノズ
ル5の噴射方向が平面視でノズルパイプ1の半径方向に
対して45°傾斜するように形成されている。
【0013】図1及び2からも明らかなように、あるノ
ズルパイプ1に設けられた各ノズル5は、隣接する一方
のノズルパイプ1に設けられた各ノズル5と対向してい
るが、隣接する他方のノズルパイプ1に設けられた各ノ
ズル5とは対向していない。すなわち、各ノズルパイプ
1は一方向に向いた複数のノズル5が一列に並んだノズ
ル列を具備している。
【0014】また、ノズル5の噴射方向2は、そのノズ
ル5と対向するノズル5の噴射方向2に対して逆方向で
あり、さらにそのノズル5から噴射された処理液は、対
向するノズル5から噴射された処理液と衝突することな
く交差するように、各ノズル5はノズルパイプ1上に配
列されている。なお、ノズル5から噴射された処理液が
基板3と衝突する位置と、そのノズル5と対向するノズ
ル5から噴射された処理液が基板3と衝突する位置との
間は、図1に示す如く側方視で約10mmである。
【0015】以上説明した構成を具備した液晶基板用の
液体噴射装置を用いて、基板表面のレジストの剥離処理
を行った。すなわち、レジストを剥離するための剥離用
溶液をノズル5から搬送されてくる基板3に向かって噴
射し、処理状態を観察した。各ノズル5から噴射された
剥離用溶液は、側方視で水平方向に対してノズルパイプ
1の下方約45°に、平面視でノズルパイプ1の半径方
向に対して約45°傾斜する方向に進み、対向する他の
ノズル5から噴射された逆方向に進む剥離用溶液と交差
した。
【0016】そして、それぞれのノズル5から噴射され
た剥離用溶液は基板3に衝突した後、図3に示す如く矢
印6に沿って剥離用溶液は流れた。相互に対向し、か
つ、基板3の搬送方向に対して同一側に傾斜したノズル
5から噴射された剥離用溶液は、基板3上で合流し、基
板3の搬送方向に対して概略直交する方向に、すなわち
矢印7に沿って一筋の流れが発生した。基板3全体で見
れば、約70mmの間隔で交互に向きが変化する剥離用溶液
の流れが発生した。その結果、本装置による処理速度を
従来の扇形ノズルを配列して剥離用溶液をスプレーした
場合の処理速度と比較すると、約2割の向上が見られ
た。
【0017】従って、本装置によれば、基板上において
基板の搬送方向に対して概略直交する方向に処理液の流
れが発生すると共に流れの向きが交互に変化するため、
基板の連続搬送により基板各部について表面を処理する
処理液の流れが交互に変わり、従来、一方向のみの処理
液の流れにより上流と下流とで発生していた処理の進行
度の違いが緩和される。特に、基板が大型化しても面内
での処理状態のばらつきを少なくすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる液晶用基板の液体噴射装
置によれば、各ノズルの噴射方向は、当該ノズルから噴
射された処理液と、当該ノズルと対向するノズルから噴
射された処理液とが基板上で合流して基板の搬送方向に
対して概略直交する方向に流れるように、平面視で基板
の搬送方向に対して左右一側に傾斜しているので、基板
上のほぼ全面で基板の搬送方向に対して概略直交する方
向に処理液の流れが発生し、基板上において部分的に処
理液が滞留することはなく、その結果、従来技術で見ら
れたように滞留した処理液がスプレー、シャワーの表面
への当たりを妨害することにより生じるムラを防止する
ことができ、洗浄液、現像液、エッチング液等の処理液
による基板表面での処理状態のばらつきを極力抑制する
ことができる。
【0019】また、本発明にかかる液晶用基板の液体噴
射装置は、さらに、各ノズルと対向し、かつ、当該ノズ
ルの噴射方向と逆方向に処理液を噴射するように平面視
で基板の搬送方向に対して他側に傾斜した複数のノズル
からなると共に基板の搬送方向に対して概略直交する方
向に並ぶノズル列を複数備え、上記ノズルから噴射され
た処理液は、当該ノズルと対向するノズルから噴射され
た処理液と衝突することなく交差するので、基板上にお
いて処理液の流れの向きが交互に変化し、その結果、基
板の連続搬送により基板全面は順次流れの向きが交互に
変化する処理液によって処理され、さらに基板表面での
処理状態のばらつきを極力抑制することができると共
に、基板表面での処理液の流量が増加するので、洗浄、
エッチング等の処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液晶用基板の液体噴射装置の一
実施形態を示す概略側面図である。
【図2】図1に示す液体噴射装置の平面図である。
【図3】基板上における処理液の流れを示す説明図であ
る。
【図4】従来の液晶用基板の液体噴射装置を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
1 ノズルパイプ 2 噴射方向 3 基板 4 搬送方向 5 ノズル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1333 500 G02F 1/13 101 G02F 1/1343 G02F 1/136 - 1/1368 B08B 3/04 G03F 7/26 - 7/42 C23F 1/08 H05K 3/06 H01L 21/304 - 21/306

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置を製造する工程のうち湿式
    工程において用いられる液晶用基板の液体噴射装置にお
    いて、処理液を基板に向かって噴射する複数のノズルか
    らなると共に基板の搬送方向に対して概略直交する方向
    に並ぶノズル列を複数備え、各ノズルの噴射方向は、当
    該ノズルから噴射された処理液と、当該ノズルと対向す
    るノズルから噴射された処理液とが基板上で合流して基
    板の搬送方向に対して概略直交する方向に流れるよう
    に、平面視で基板の搬送方向に対して左右一側に傾斜し
    ていることを特徴とする液晶用基板の液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ノズル列の各ノズルと対向
    し、かつ、当該ノズルの噴射方向と逆方向に処理液を噴
    射するように平面視で基板の搬送方向に対して他側に傾
    斜した複数のノズルからなると共に基板の搬送方向に対
    して概略直交する方向に並ぶノズル列を複数備え、前記
    ノズルから噴射された処理液は、当該ノズルと対向する
    ノズルから噴射された処理液と衝突することなく交差す
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶用基板の液体噴
    射装置。
  3. 【請求項3】 前記処理液は、洗浄液、現像液又はエッ
    チング液からなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の液晶用基板の液体噴射装置。
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