JP3113182B2 - 歯を漂白する方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯の表面を美しく
見せようとする者の歯の表面を処理するための改良され
た方法に関するものである。更に詳しくは、本発明の方
法は、大きく改良された有効性を有し、有利には、処理
しようとする歯の表面に隣接して配置される歯科用組成
物を保持するためのリザーバーを有する歯科用トレーと
組み合わせて用いることができる。
見せようとする者の歯の表面を処理するための改良され
た方法に関するものである。更に詳しくは、本発明の方
法は、大きく改良された有効性を有し、有利には、処理
しようとする歯の表面に隣接して配置される歯科用組成
物を保持するためのリザーバーを有する歯科用トレーと
組み合わせて用いることができる。
【0002】
【従来の技術】事実上すべての人は白い又はより白い歯
を望む。このゴールに到達するために、人々は、自分の
歯の上に化粧板を配置するか、あるいは自分の歯を化学
的に漂白してきた。従来は、自分の歯を漂白することを
所望する者は、従来の病院内の漂白技術に任せなければ
ならなかった。この方法は、通常、歯の上に過酸化水素
溶液(通常30%のH2O2)を注意深く配置し、敏感な
柔らかい組織を結紮したラバーダムで保護し、溶液に熱
をかける工程を含むものであった。かかる処置には通常
30分〜1時間が費やされ、十分に色を変化させるため
には4〜10回の予約が必要である。6〜8本の前歯の
唇側の面しか処理されない。
を望む。このゴールに到達するために、人々は、自分の
歯の上に化粧板を配置するか、あるいは自分の歯を化学
的に漂白してきた。従来は、自分の歯を漂白することを
所望する者は、従来の病院内の漂白技術に任せなければ
ならなかった。この方法は、通常、歯の上に過酸化水素
溶液(通常30%のH2O2)を注意深く配置し、敏感な
柔らかい組織を結紮したラバーダムで保護し、溶液に熱
をかける工程を含むものであった。かかる処置には通常
30分〜1時間が費やされ、十分に色を変化させるため
には4〜10回の予約が必要である。6〜8本の前歯の
唇側の面しか処理されない。
【0003】1989年初頭の導入から、歯科業者の間
で家庭で使用するための歯漂白用製品及び方法に対する
関心が高まってきている。現在代表的な方法は、(1) 歯
を漂白することを所望する者の歯のアルギネート印象を
取り、(2) 印象の石質模型を製造し、(3) 通常は薄い
(0.020〜0.030インチ)硬質の透明な材料か
ら、石質模型からトレーを真空成形し、(4) その者に、
(a) 漂白すべきそれぞれの歯のそれぞれの領域中に2〜
3滴の漂白剤溶液を配置させ、そして(b) トレーを口の
中に配置させ、(3) 過剰の漂白剤溶液を吐き出させ、
(4) 1〜2.5時間ごとに漂白剤溶液を取り替え、そし
て(5) 食事の間はトレーを取り外す、という工程を含む
ものである。わずかな場合には夜間もトレーを装着する
ことを薦められる。
で家庭で使用するための歯漂白用製品及び方法に対する
関心が高まってきている。現在代表的な方法は、(1) 歯
を漂白することを所望する者の歯のアルギネート印象を
取り、(2) 印象の石質模型を製造し、(3) 通常は薄い
(0.020〜0.030インチ)硬質の透明な材料か
ら、石質模型からトレーを真空成形し、(4) その者に、
(a) 漂白すべきそれぞれの歯のそれぞれの領域中に2〜
3滴の漂白剤溶液を配置させ、そして(b) トレーを口の
中に配置させ、(3) 過剰の漂白剤溶液を吐き出させ、
(4) 1〜2.5時間ごとに漂白剤溶液を取り替え、そし
て(5) 食事の間はトレーを取り外す、という工程を含む
ものである。わずかな場合には夜間もトレーを装着する
ことを薦められる。
【0004】最も通常的に用いられている歯科用漂白剤
は、過酸化尿素水素、過酸化水素カルバミド及びペルヒ
ドロール尿素とも呼ばれている10%のカルバミドペル
オキシド:CO(NH2)2H2O2である。カルバミドペル
オキシドは、1960年代から口腔内防腐剤として推奨
され歯科臨床家に処方されてきた。歯の漂白は長期投与
の副次的な効果であった。10%カルバミドペルオキシ
ドの店頭販売用(OTC)溶液は、Marion Laboratories
から「Gly-Oxide」として、またReed and Carnrickから「P
roxigel」として入手することができる。
は、過酸化尿素水素、過酸化水素カルバミド及びペルヒ
ドロール尿素とも呼ばれている10%のカルバミドペル
オキシド:CO(NH2)2H2O2である。カルバミドペル
オキシドは、1960年代から口腔内防腐剤として推奨
され歯科臨床家に処方されてきた。歯の漂白は長期投与
の副次的な効果であった。10%カルバミドペルオキシ
ドの店頭販売用(OTC)溶液は、Marion Laboratories
から「Gly-Oxide」として、またReed and Carnrickから「P
roxigel」として入手することができる。
【0005】上記の技術を用いた肯定的な効果が報告さ
れている。有効性は、しみのタイプ及び強さ、漂白剤の
歯への接触時間、漂白剤中の利用し得る活性成分の量と
いったファクターに依存する。実際の漂白工程にかかる
時間は歯科医院の外であるので、この工程のコストは、
従来の歯科医院内での漂白方法よりも実質的に少ない。
更に、家庭用の歯の漂白方法に関連する処置中及び処置
後の不快感は、歯科医院内での従来のものに比べて少な
いと報告されている。
れている。有効性は、しみのタイプ及び強さ、漂白剤の
歯への接触時間、漂白剤中の利用し得る活性成分の量と
いったファクターに依存する。実際の漂白工程にかかる
時間は歯科医院の外であるので、この工程のコストは、
従来の歯科医院内での漂白方法よりも実質的に少ない。
更に、家庭用の歯の漂白方法に関連する処置中及び処置
後の不快感は、歯科医院内での従来のものに比べて少な
いと報告されている。
【0006】上記の有利性にもかかわらず、家庭用の漂
白剤製品及び方法には幾つかの重要な欠点が残ってい
る。一つの重要な欠点は、漂白剤を日中に頻繁に取り替
えなければならないか、あるいは処置が数週間又は数カ
月に及ぶという点である。実際の試験によって、漂白剤
の唾液による希釈及び嚥下により、トレー中の薬剤が処
置時間中に急激に減少し、それにより歯の漂白に用いら
れる活性成分の量が減少することが示される。試験の結
果によれば、1時間後には、漂白剤の当初の容量の1/
2未満しか残っていなかったことが示される。しかし
て、現在の漂白剤は、有効性を保つためには約1時間ご
とに補充しなければならない。
白剤製品及び方法には幾つかの重要な欠点が残ってい
る。一つの重要な欠点は、漂白剤を日中に頻繁に取り替
えなければならないか、あるいは処置が数週間又は数カ
月に及ぶという点である。実際の試験によって、漂白剤
の唾液による希釈及び嚥下により、トレー中の薬剤が処
置時間中に急激に減少し、それにより歯の漂白に用いら
れる活性成分の量が減少することが示される。試験の結
果によれば、1時間後には、漂白剤の当初の容量の1/
2未満しか残っていなかったことが示される。しかし
て、現在の漂白剤は、有効性を保つためには約1時間ご
とに補充しなければならない。
【0007】現在の家庭用の漂白剤はしばしば補充しな
ければならないので、使用者は必然的に大量の漂白剤を
摂取することになる。多くの場合、漂白剤の摂取は喉の
痛みを引き起こす。一部の研究者は、長期間繰り返して
大量のカルバミドペルオキシドを摂取すると発癌性を示
す可能性があるとさえ示唆している。したがって、使用
者による漂白剤組成物の摂取を最小にしなければならな
い。
ければならないので、使用者は必然的に大量の漂白剤を
摂取することになる。多くの場合、漂白剤の摂取は喉の
痛みを引き起こす。一部の研究者は、長期間繰り返して
大量のカルバミドペルオキシドを摂取すると発癌性を示
す可能性があるとさえ示唆している。したがって、使用
者による漂白剤組成物の摂取を最小にしなければならな
い。
【0008】多くの使用者の日中のスケジュールは漂白
剤を絶えず補充することを可能とさせない。加うるに、
夜間、漂白剤を定期的に補充することの示唆はほとんど
の使用者によって好意的には受け入れられないであろ
う。歯科剤を絶えず補充することの不便さの故に使用者
の使用遵守は、維持するのが困難であり、そして使用者
の使用遵守は処理の最終的な成功を決するから、歯科漂
白剤を絶えず補充する必要性は、治療の成功を制限する
主要な不都合である。
剤を絶えず補充することを可能とさせない。加うるに、
夜間、漂白剤を定期的に補充することの示唆はほとんど
の使用者によって好意的には受け入れられないであろ
う。歯科剤を絶えず補充することの不便さの故に使用者
の使用遵守は、維持するのが困難であり、そして使用者
の使用遵守は処理の最終的な成功を決するから、歯科漂
白剤を絶えず補充する必要性は、治療の成功を制限する
主要な不都合である。
【0009】最近の家庭用の漂白組成物及び技術につい
てのもう一つの欠点は、観察しうる結果を見るのにしば
しば何週間もかかることである。若干の人はより短時間
での歯の色調の明化を報告しているが、ほとんどの場合
に、家庭用漂白処理は4ないし6週間継続する。そのよ
うな状況下で、使用者は彼等の処理に対する熱情をしば
しば失い、そして処置摂生に従うことをしばしば止め
る。
てのもう一つの欠点は、観察しうる結果を見るのにしば
しば何週間もかかることである。若干の人はより短時間
での歯の色調の明化を報告しているが、ほとんどの場合
に、家庭用漂白処理は4ないし6週間継続する。そのよ
うな状況下で、使用者は彼等の処理に対する熱情をしば
しば失い、そして処置摂生に従うことをしばしば止め
る。
【0010】上記から、当該分野において必要とされる
ものは、使用者の使用遵守を促進し、かくして処置の最
終目的を実現する歯表面処置用の組成物及び方法であ
る。
ものは、使用者の使用遵守を促進し、かくして処置の最
終目的を実現する歯表面処置用の組成物及び方法であ
る。
【0011】使用者の歯と接触する定期的な高及び低レ
ベルの歯科剤よりも歯表面と接触する一層一定のレベル
の歯科剤を与える歯表面処理用歯科組成物を提供するこ
とは当分野におけるもう一つの著しい進歩であろう。
ベルの歯科剤よりも歯表面と接触する一層一定のレベル
の歯科剤を与える歯表面処理用歯科組成物を提供するこ
とは当分野におけるもう一つの著しい進歩であろう。
【0012】数週間ではなく数日間で顕著な色調明化を
与える使用者の歯漂白用の歯科組成物及び方法を提供す
ることは当分野における追加の進歩であろう。
与える使用者の歯漂白用の歯科組成物及び方法を提供す
ることは当分野における追加の進歩であろう。
【0013】歯表面治療用のそのような歯科組成物及び
方法は、ここに開示されそして請求される。
方法は、ここに開示されそして請求される。
【0014】
【発明の要約及び課題】本発明は、歯表面処置用の、歯
漂白または弗化物組成物のような、高粘度の持続放出歯
科組成物に関している。所望の歯表面に隣接して歯科組
成物を保持するための溜を有する改善された歯科トレイ
が、その徐放性歯科組成物と組み合わせて好ましく使用
される。
漂白または弗化物組成物のような、高粘度の持続放出歯
科組成物に関している。所望の歯表面に隣接して歯科組
成物を保持するための溜を有する改善された歯科トレイ
が、その徐放性歯科組成物と組み合わせて好ましく使用
される。
【0015】一つの最近好まれる徐放性歯科組成物は、
カルバミドペルオキシドのような歯科漂白剤を含む。歯
科漂白剤の濃度は、その反応性に応じて変わりうる。例
えば、カルバミドペルオキシドについて、最近の好まれ
る濃度範囲は、約3%から約20%であり、約4%から
約15%の範囲が最も好ましい。
カルバミドペルオキシドのような歯科漂白剤を含む。歯
科漂白剤の濃度は、その反応性に応じて変わりうる。例
えば、カルバミドペルオキシドについて、最近の好まれ
る濃度範囲は、約3%から約20%であり、約4%から
約15%の範囲が最も好ましい。
【0016】歯科漂白剤は、好ましくは高粘度マトリッ
クス材料中に含まれて、徐放性歯科組成物を形成する。
適当なマトリックス材料は、好ましくは、口内使用に安
全であり、唾液中に容易には溶解せず、そして歯科漂白
剤と反応しない。一つの最近好まれる高粘度マトリック
ス材料は、飽和カルボキシポリメチレン組成物である。
pHを約5.0ないし約7.0内に調節するために、カル
ボキシポリメチレン組成物に対して、ある量の塩基を添
加するのが好ましい。
クス材料中に含まれて、徐放性歯科組成物を形成する。
適当なマトリックス材料は、好ましくは、口内使用に安
全であり、唾液中に容易には溶解せず、そして歯科漂白
剤と反応しない。一つの最近好まれる高粘度マトリック
ス材料は、飽和カルボキシポリメチレン組成物である。
pHを約5.0ないし約7.0内に調節するために、カル
ボキシポリメチレン組成物に対して、ある量の塩基を添
加するのが好ましい。
【0017】本発明の範囲内の徐放性漂白剤は、それら
を分配するのに、正の圧力が必要とされ、重力では充分
でないような高粘度を有する。現存の低粘度漂白剤と異
なり、持続放出漂白剤は、ビンから滴状に分配され得な
い。注射、可圧搾チューブまたはその他の正圧分配装置
が、本発明の範囲内の漂白組成物を分配するのに使用さ
れなければならない。
を分配するのに、正の圧力が必要とされ、重力では充分
でないような高粘度を有する。現存の低粘度漂白剤と異
なり、持続放出漂白剤は、ビンから滴状に分配され得な
い。注射、可圧搾チューブまたはその他の正圧分配装置
が、本発明の範囲内の漂白組成物を分配するのに使用さ
れなければならない。
【0018】所望とされる歯の表面に隣接する、歯科用
組成物を保持するためのリザバーを有する改良された歯
科用トレーは徐放性の歯科用組成物と併用するのが好ま
しい。歯科用トレーを作るこの一般的方法はこの技術分
野において公知である。例えば、全ての歯の表面プラス
歯肉縁と位置がぴったり合うアルギン酸塩の印象を作
り、それより石質模型を速やかに作る。リザバーは処理
されるべき特定の歯の表面にある石質模型の上に硬質材
料の層を作ることによって調製される。次に、この改変
された石質模型から常用の方法を用いて歯科用トレーを
真空下で形成する。トレーを形成したら、それを頬側の
表面と舌側の表面の歯肉縁にかろうじて達するようにト
リミングするのが好ましい。得られるトレーは使用者の
歯とその硬質材料が石質模型の上に配置された場所にあ
るリザバー又は空間とを完全に適合させる。
組成物を保持するためのリザバーを有する改良された歯
科用トレーは徐放性の歯科用組成物と併用するのが好ま
しい。歯科用トレーを作るこの一般的方法はこの技術分
野において公知である。例えば、全ての歯の表面プラス
歯肉縁と位置がぴったり合うアルギン酸塩の印象を作
り、それより石質模型を速やかに作る。リザバーは処理
されるべき特定の歯の表面にある石質模型の上に硬質材
料の層を作ることによって調製される。次に、この改変
された石質模型から常用の方法を用いて歯科用トレーを
真空下で形成する。トレーを形成したら、それを頬側の
表面と舌側の表面の歯肉縁にかろうじて達するようにト
リミングするのが好ましい。得られるトレーは使用者の
歯とその硬質材料が石質模型の上に配置された場所にあ
るリザバー又は空間とを完全に適合させる。
【0019】リザバーはまた他の歯よりも白くする必要
のある特定の歯又は歯の表面に追加の漂白剤を与えるべ
くトレーに創造的に組み込むこともできる。組み込みリ
ザバーを持つトレーを用いるときは使用者が受けるトレ
ー圧力から来る歯の不快感は少なくなることも見い出さ
れている。
のある特定の歯又は歯の表面に追加の漂白剤を与えるべ
くトレーに創造的に組み込むこともできる。組み込みリ
ザバーを持つトレーを用いるときは使用者が受けるトレ
ー圧力から来る歯の不快感は少なくなることも見い出さ
れている。
【0020】家庭で歯の漂白処理を開始する前に、使用
者の歯をきれいにしておくこと、及び漏出性の縁又は露
出した象牙質を有する充填物はないことが推奨される。
露出した象牙質の大きな領域があったり、或いは充填物
が不十分であったりすると、使用者に軽い乃至はそれほ
どには激しくない痛みが出る可能性がある。
者の歯をきれいにしておくこと、及び漏出性の縁又は露
出した象牙質を有する充填物はないことが推奨される。
露出した象牙質の大きな領域があったり、或いは充填物
が不十分であったりすると、使用者に軽い乃至はそれほ
どには激しくない痛みが出る可能性がある。
【0021】歯の漂白中に得られる白化量は、(1)各
日当たりのトレーの装着時間、(2)トレーの装着日数
及び(3)歯の漂白剤に対する感受性に依存する。最大
の白化に対しては、約18〜20時間/日と言う促進処
理時間が推奨される。処理スケジュールは各使用者のラ
イフスタイル又は処理の応答性に合わせて立てることが
できるが、そのスケジュールには通常少なくとも使用者
が眠っている間に行う処理が含まれる。睡眠中の処理
は、口の活動が少なく、それがトレーから材料を“くみ
出す”ので、当該日の内の最も成果の上がる単一処理時
間であることが見い出された。
日当たりのトレーの装着時間、(2)トレーの装着日数
及び(3)歯の漂白剤に対する感受性に依存する。最大
の白化に対しては、約18〜20時間/日と言う促進処
理時間が推奨される。処理スケジュールは各使用者のラ
イフスタイル又は処理の応答性に合わせて立てることが
できるが、そのスケジュールには通常少なくとも使用者
が眠っている間に行う処理が含まれる。睡眠中の処理
は、口の活動が少なく、それがトレーから材料を“くみ
出す”ので、当該日の内の最も成果の上がる単一処理時
間であることが見い出された。
【0022】最近の実験的テストで本発明の範囲に入る
1つの歯科用漂白組成物と若干の市販歯科用漂白組成物
との比較を行った。テストを行った漂白組成物は全て同
一の活性成分濃度(過酸化カルバミド10%)を有して
いた。これらのテストでは漂白効果を調べただけで、徐
放性から来る増加した効果については考慮しなかった。
実験結果は、本発明の漂白組成物は、その徐放性に関係
なく、テストした他の漂白組成物より有意に大きな効果
を与えることを示している。本発明の1つの目的は、従
って、高度に有効な歯科用漂白組成物を提供することで
ある。
1つの歯科用漂白組成物と若干の市販歯科用漂白組成物
との比較を行った。テストを行った漂白組成物は全て同
一の活性成分濃度(過酸化カルバミド10%)を有して
いた。これらのテストでは漂白効果を調べただけで、徐
放性から来る増加した効果については考慮しなかった。
実験結果は、本発明の漂白組成物は、その徐放性に関係
なく、テストした他の漂白組成物より有意に大きな効果
を与えることを示している。本発明の1つの目的は、従
って、高度に有効な歯科用漂白組成物を提供することで
ある。
【0023】本発明の追加の目的は、使用者の使用遵守
を促進し、しかして処理の最終目的を実現する、歯の表
面を処理するための改良された組成物と方法を提供する
ことである。
を促進し、しかして処理の最終目的を実現する、歯の表
面を処理するための改良された組成物と方法を提供する
ことである。
【0024】本発明のもう1つの重要な目的は、使用者
の使用遵守が高められるように連続的に置き換えられる
必要のない、歯の表面を処理するための徐放性の歯科用
組成物を提供することである。
の使用遵守が高められるように連続的に置き換えられる
必要のない、歯の表面を処理するための徐放性の歯科用
組成物を提供することである。
【0025】本発明の更に他の重要な目的は、歯科用剤
を高いレベルと低いレベルで周期的に使用者の歯と接触
させて与えるのではなく、より一定のレベルの歯科用剤
を歯の表面と接触させて与え、それによって数週間と言
った期間ではなく数日の内に使用者の歯にかなりの軽減
感を与える、歯の表面を処理するための徐放性の歯科用
組成物を提供することである。
を高いレベルと低いレベルで周期的に使用者の歯と接触
させて与えるのではなく、より一定のレベルの歯科用剤
を歯の表面と接触させて与え、それによって数週間と言
った期間ではなく数日の内に使用者の歯にかなりの軽減
感を与える、歯の表面を処理するための徐放性の歯科用
組成物を提供することである。
【0026】本発明の更に他の目的は、歯の処理効果と
使用者の満足感を高める、歯の表面を処理するための歯
科用組成物を保持する組み込みリザバーを有する改良さ
れた歯科用トレーを提供することである。
使用者の満足感を高める、歯の表面を処理するための歯
科用組成物を保持する組み込みリザバーを有する改良さ
れた歯科用トレーを提供することである。
【0027】本発明のこれらの目的及び他の目的、並び
に特徴は次の説明から更に十分に明らかとなるか、又は
本発明の実施によって知ることができるだろう。
に特徴は次の説明から更に十分に明らかとなるか、又は
本発明の実施によって知ることができるだろう。
【0028】
【好ましい実施態様の詳細な説明】上に要約した通り、
本発明は概して、歯の表面を処理するための歯科用漂白
組成物またはフッ化組成物のような、粘度の高い徐放性
歯科組成物に関する。所望の歯の表面に隣接する歯科組
成物を支持するためのリザバー(reservoirs)を有する
改良された歯科用トレーが、徐放性歯科組成物と組み合
わせて用いられるのが好ましい。
本発明は概して、歯の表面を処理するための歯科用漂白
組成物またはフッ化組成物のような、粘度の高い徐放性
歯科組成物に関する。所望の歯の表面に隣接する歯科組
成物を支持するためのリザバー(reservoirs)を有する
改良された歯科用トレーが、徐放性歯科組成物と組み合
わせて用いられるのが好ましい。
【0029】目下の好ましい徐放性歯科組成物の一つに
は、カルバミドペルオキシドのような歯科漂白剤が含ま
れる。歯科漂白剤の濃度は、その反応性によって変化す
る。例えばカルバミドペルオキシドの場合、目下の好ま
しい濃度範囲は約3%〜約20%であり、最も好ましく
は約4%〜約15%である。過酸化水素の場合、それは
カルバミドペルオキシドよりも反応性が高いが、目下の
好ましい濃度範囲は約2%〜約10%である。
は、カルバミドペルオキシドのような歯科漂白剤が含ま
れる。歯科漂白剤の濃度は、その反応性によって変化す
る。例えばカルバミドペルオキシドの場合、目下の好ま
しい濃度範囲は約3%〜約20%であり、最も好ましく
は約4%〜約15%である。過酸化水素の場合、それは
カルバミドペルオキシドよりも反応性が高いが、目下の
好ましい濃度範囲は約2%〜約10%である。
【0030】歯科漂白剤は、徐放性歯科組成物を形成す
るために、高粘度基材中に含まれるのが好ましい。適当
な基材は、口腔使用のために安全で、唾液に容易に分解
せず、歯科漂白剤と反応しない又は不活性なものである
のが好ましい。目下の好ましい高粘度基材の一つは、濃
縮したカルボキシポリメチレン組成物である。カルボキ
シポリメチレンは、活性なカルボキシル基を有するわず
かに酸性のビニルポリマーである。適当なカルボキシポ
リメチレン組成物は、B.F.Goodrich Company社から
「カルボポール(carbopol)」の商標で得られる。
るために、高粘度基材中に含まれるのが好ましい。適当
な基材は、口腔使用のために安全で、唾液に容易に分解
せず、歯科漂白剤と反応しない又は不活性なものである
のが好ましい。目下の好ましい高粘度基材の一つは、濃
縮したカルボキシポリメチレン組成物である。カルボキ
シポリメチレンは、活性なカルボキシル基を有するわず
かに酸性のビニルポリマーである。適当なカルボキシポ
リメチレン組成物は、B.F.Goodrich Company社から
「カルボポール(carbopol)」の商標で得られる。
【0031】種々のカルボキシポリメチレン樹脂の水中
での通常の濃度は、製造業者によれば、約2%以下であ
る。幾つかの市販されている歯科漂白組成物は、低濃度
のカルボポールを含む。重要なことには、約3.5%〜
約12%の範囲、好ましくは4.5%〜約10%の範囲
の絶対濃度を有する飽和したカルボキシポリメチレン組
成物を調製することによって、適当な高粘度の徐放性歯
科組成物を調製し得ることが見いだされた。
での通常の濃度は、製造業者によれば、約2%以下であ
る。幾つかの市販されている歯科漂白組成物は、低濃度
のカルボポールを含む。重要なことには、約3.5%〜
約12%の範囲、好ましくは4.5%〜約10%の範囲
の絶対濃度を有する飽和したカルボキシポリメチレン組
成物を調製することによって、適当な高粘度の徐放性歯
科組成物を調製し得ることが見いだされた。
【0032】本発明の範囲内での歯科組成物中には大量
の非水性成分が存在するので、歯科組成物中での水の全
量中でのカルボキシポリメチレンの実際の濃度は、約1
5%〜約35%の範囲が好ましく、最も好ましくは約2
0%〜約30%の範囲である。非常に高濃度のカルボキ
シポリメチレンを所望するような幾つかの特別な適用に
おいては、歯科組成物中での水の全量中でのカルボキシ
ポリメチレンの濃度は、約40%程度になってもよい。
の非水性成分が存在するので、歯科組成物中での水の全
量中でのカルボキシポリメチレンの実際の濃度は、約1
5%〜約35%の範囲が好ましく、最も好ましくは約2
0%〜約30%の範囲である。非常に高濃度のカルボキ
シポリメチレンを所望するような幾つかの特別な適用に
おいては、歯科組成物中での水の全量中でのカルボキシ
ポリメチレンの濃度は、約40%程度になってもよい。
【0033】一つの一般に好まれているカルボキシポリ
メチレン組成物はカーボポール934Pとして公知であ
る。カーボポール934Pはカーボポール934の高純
度医薬用等級品で、約3,000,000の近似分子量を
有する。粘着、けん濁、及び乳化に加え、カーボポール
934Pは乾燥錠剤中で持続した放出特性を与えるため
に使用されてきた。カーボポール934Pについて広範
囲の毒性試験が行われてきており、食品医薬品局によっ
てマスターファイルが確立された。国民医薬品集にカー
ボポール934Pとして収載されている。
メチレン組成物はカーボポール934Pとして公知であ
る。カーボポール934Pはカーボポール934の高純
度医薬用等級品で、約3,000,000の近似分子量を
有する。粘着、けん濁、及び乳化に加え、カーボポール
934Pは乾燥錠剤中で持続した放出特性を与えるため
に使用されてきた。カーボポール934Pについて広範
囲の毒性試験が行われてきており、食品医薬品局によっ
てマスターファイルが確立された。国民医薬品集にカー
ボポール934Pとして収載されている。
【0034】カーボポール940のような他のカルボキ
シポリメチレン樹脂でカーボポール943Pを代替する
ことができると信じられている。しかし、臨床的及び実
験的評価によると、カーボポール940はカーボポール
934Pよりも速く希薄となるようである。さらに、カ
ーボポール934Pは医薬用等級で入手できるので、一
般に好まれている。したがって、カーボポール934P
は一般に好ましいカルボキシポリメチレン組成物であ
る。
シポリメチレン樹脂でカーボポール943Pを代替する
ことができると信じられている。しかし、臨床的及び実
験的評価によると、カーボポール940はカーボポール
934Pよりも速く希薄となるようである。さらに、カ
ーボポール934Pは医薬用等級で入手できるので、一
般に好まれている。したがって、カーボポール934P
は一般に好ましいカルボキシポリメチレン組成物であ
る。
【0035】本発明の目的内の濃縮されたカルボキシポ
リメチレン組成物は、高い粘度に加えて多くの重要な特
性を有する。だ液によって希釈されそして洗い流され得
る点まで粘度を下げるために有意の量のだ液又は水が要
求されるような高い粘度を与えるために要求される量を
越える十分な量のカルボキシポリメチレンが歯科用剤に
加えられる。高いレベルのカルボキシポリメチレンはだ
液からの希釈を困難にし、より多くの時間を消費するの
で、生じた歯科用組成物は歯科用剤の持続した放出を与
える本発明の目的内の濃縮されたカルボキシポリメチレ
ン組成物の他の重要な利点は、だ液と接触したときに本
組成物が最初に堅くなることである。結果として、歯科
用トレーの周囲にシールが形成され、そこでは組成物が
だ液と接触しており、シールは、組成物の残余が歯の表
面と接触した状態でその場に陥れられそして「シールさ
れた」ままにしておく。
リメチレン組成物は、高い粘度に加えて多くの重要な特
性を有する。だ液によって希釈されそして洗い流され得
る点まで粘度を下げるために有意の量のだ液又は水が要
求されるような高い粘度を与えるために要求される量を
越える十分な量のカルボキシポリメチレンが歯科用剤に
加えられる。高いレベルのカルボキシポリメチレンはだ
液からの希釈を困難にし、より多くの時間を消費するの
で、生じた歯科用組成物は歯科用剤の持続した放出を与
える本発明の目的内の濃縮されたカルボキシポリメチレ
ン組成物の他の重要な利点は、だ液と接触したときに本
組成物が最初に堅くなることである。結果として、歯科
用トレーの周囲にシールが形成され、そこでは組成物が
だ液と接触しており、シールは、組成物の残余が歯の表
面と接触した状態でその場に陥れられそして「シールさ
れた」ままにしておく。
【0036】トレーの周囲のより堅くなった物質はトレ
ーと歯の適合の少々の不一致をもうめる。
ーと歯の適合の少々の不一致をもうめる。
【0037】ほとんどの場合、高いレベルのカルボキシ
ポリメチレンは、過度にだ液を分泌する使用者において
より長期間にわたって歯科用の組成物の持続された放出
活動が維持されるために好ましいだろう。しかし、いく
つかのケースではより低い濃度のカルボキシポリメチレ
ンが望ましいかもしれないが、相対的に言えば、持続さ
れた放出活動がより短期間続くように、それでもまだ典
型的な濃度よりよりも高い。したがって、カルボキシポ
リメチレンの濃度を変えることによって、歯科用剤の活
性の期間をいくらか調整することができる。
ポリメチレンは、過度にだ液を分泌する使用者において
より長期間にわたって歯科用の組成物の持続された放出
活動が維持されるために好ましいだろう。しかし、いく
つかのケースではより低い濃度のカルボキシポリメチレ
ンが望ましいかもしれないが、相対的に言えば、持続さ
れた放出活動がより短期間続くように、それでもまだ典
型的な濃度よりよりも高い。したがって、カルボキシポ
リメチレンの濃度を変えることによって、歯科用剤の活
性の期間をいくらか調整することができる。
【0038】濃縮されたカルボキシポリメチレン組成物
は、歯に対して薄くて柔らかいトレーの材料を保持しシ
ールする粘着性及び他着性をも有しており、それによっ
て組成物がトレーの外へ移動することを防止する。組成
物の粘着性は貯蔵所内に組成物を維持するのみならず、
使用者の歯に対してトレーを保持し、それによってさら
に柔らかく、さらに薄く、そしてさらに柔軟性のあるト
レー材料が使用されるのを許容する。あまりにも多くの
カルボキシポリメチレンが使用されると、他着性が減少
し、組成物が完全なトレーの挿入を妨げることが分かっ
てきた。
は、歯に対して薄くて柔らかいトレーの材料を保持しシ
ールする粘着性及び他着性をも有しており、それによっ
て組成物がトレーの外へ移動することを防止する。組成
物の粘着性は貯蔵所内に組成物を維持するのみならず、
使用者の歯に対してトレーを保持し、それによってさら
に柔らかく、さらに薄く、そしてさらに柔軟性のあるト
レー材料が使用されるのを許容する。あまりにも多くの
カルボキシポリメチレンが使用されると、他着性が減少
し、組成物が完全なトレーの挿入を妨げることが分かっ
てきた。
【0039】濃縮されたカルボキシポリメチレン組成物
を得るために、カルボキシポリメチレンを水中に分散し
ようとする前に多量のグリセリンと混合することが推奨
される。グリセリンは大量のカルボキシポリメチレンを
水中においてよりも容易に分散させることができる。い
ったんカルボキシポリメチレンとグリセリンが混合され
ると、素早く水中で混合物を分散さえることが重要で、
さもなければ混合物は取り扱いにくい固体になるという
ことも観察されてきた。最終の除放性歯科用組成物中の
グリセリンの濃度は重量基準で約20%〜約70%の範
囲内、好ましくは重量基準で40%〜60%の範囲内に
あることが推奨される。
を得るために、カルボキシポリメチレンを水中に分散し
ようとする前に多量のグリセリンと混合することが推奨
される。グリセリンは大量のカルボキシポリメチレンを
水中においてよりも容易に分散させることができる。い
ったんカルボキシポリメチレンとグリセリンが混合され
ると、素早く水中で混合物を分散さえることが重要で、
さもなければ混合物は取り扱いにくい固体になるという
ことも観察されてきた。最終の除放性歯科用組成物中の
グリセリンの濃度は重量基準で約20%〜約70%の範
囲内、好ましくは重量基準で40%〜60%の範囲内に
あることが推奨される。
【0040】湿潤剤として機能することに加えて、グリ
セリンは甘い味が知覚されるようにいくらか味の甘さを
強めもする。グリセリンの2、3の可能な代用品はポリ
プロピレン、ソルビトール、いくつかのポリエチレング
リコール類又は他のポリオール類を含む。
セリンは甘い味が知覚されるようにいくらか味の甘さを
強めもする。グリセリンの2、3の可能な代用品はポリ
プロピレン、ソルビトール、いくつかのポリエチレング
リコール類又は他のポリオール類を含む。
【0041】着脱性歯科用組成物中の水の量は、一般に
約10重量%〜約60重量%であることが好ましく、よ
り好ましくは約15重量%〜約40重量%である。歯科
用組成物の全体の水の量は、種々の起源のものであるこ
とが理解されるであろう。例えば、歯科用漂白剤および
塩基(後述する)は水性溶液として利用される。
約10重量%〜約60重量%であることが好ましく、よ
り好ましくは約15重量%〜約40重量%である。歯科
用組成物の全体の水の量は、種々の起源のものであるこ
とが理解されるであろう。例えば、歯科用漂白剤および
塩基(後述する)は水性溶液として利用される。
【0042】カルボキシポリメチレンはポリカルボン酸
であるため、得られる漂白用組成物のpHを下げる傾向
にある。臨床及び生体外の試験によれば、約5以下のp
Hを有する歯科用組成物はエナメルを食刻しうると思わ
れる。エナメルの食刻を防止するために、一般に、着脱
性歯科用組成物は約5から約7のpHを有することが好
ましい。pHを調整するためには、組成物に塩基を加え
ることが最も簡単である。無機及び有機の塩基を用いる
ことができるが、濃縮水酸化ナトリウム(50%NaO
H)を用いることが、ひとつの好ましい態様である。よ
り低い濃度の水酸化ナトリウム又はトリエタノールアミ
ン等のその他の塩基を用いることも可能であるが、濃度
の薄いものは歯科用組成物を希釈して、粘度及び着脱性
の特性に影響を及ぼすおそれがある。
であるため、得られる漂白用組成物のpHを下げる傾向
にある。臨床及び生体外の試験によれば、約5以下のp
Hを有する歯科用組成物はエナメルを食刻しうると思わ
れる。エナメルの食刻を防止するために、一般に、着脱
性歯科用組成物は約5から約7のpHを有することが好
ましい。pHを調整するためには、組成物に塩基を加え
ることが最も簡単である。無機及び有機の塩基を用いる
ことができるが、濃縮水酸化ナトリウム(50%NaO
H)を用いることが、ひとつの好ましい態様である。よ
り低い濃度の水酸化ナトリウム又はトリエタノールアミ
ン等のその他の塩基を用いることも可能であるが、濃度
の薄いものは歯科用組成物を希釈して、粘度及び着脱性
の特性に影響を及ぼすおそれがある。
【0043】本発明の範囲に含まれる高粘度着脱性歯科
用組成物の重要な特性は、実際の使用の見地から、約3
〜7時間の通常の日常活動の後、及び約7〜10時間の
睡眠の後に、依然としてその組成物が認められることで
ある。これは、接着性の高粘度歯科用組成物が長時間経
過後、例えば夜の終わりに、依然として歯科用トレーの
中に認められるということである。
用組成物の重要な特性は、実際の使用の見地から、約3
〜7時間の通常の日常活動の後、及び約7〜10時間の
睡眠の後に、依然としてその組成物が認められることで
ある。これは、接着性の高粘度歯科用組成物が長時間経
過後、例えば夜の終わりに、依然として歯科用トレーの
中に認められるということである。
【0044】現存の、一滴ずつトレーにおかれる低粘度
漂白剤とは異なり、本発明の範囲に含まれる着脱性漂白
剤は非常に高い粘度を有しているため、瓶からトレーに
滴下することができない。本発明の着脱性漂白剤を押し
出すためには、正の圧力が必要であり、重力では不十分
である。
漂白剤とは異なり、本発明の範囲に含まれる着脱性漂白
剤は非常に高い粘度を有しているため、瓶からトレーに
滴下することができない。本発明の着脱性漂白剤を押し
出すためには、正の圧力が必要であり、重力では不十分
である。
【0045】この漂白剤を小出しする、一般に好ましい
ひとつの方法は、注射筒を用いることである。スクイズ
チューブ及びその他の同様の小出し用具もまた、漂白剤
を小出しするために用いることができる。小出しに際し
ては、着脱性漂白剤は十分に高粘度であるため、小出し
する時に固まったりこぼれたりせず、漂白剤の1本の押
出ストランドのままである。
ひとつの方法は、注射筒を用いることである。スクイズ
チューブ及びその他の同様の小出し用具もまた、漂白剤
を小出しするために用いることができる。小出しに際し
ては、着脱性漂白剤は十分に高粘度であるため、小出し
する時に固まったりこぼれたりせず、漂白剤の1本の押
出ストランドのままである。
【0046】一般に、注射筒又は同様の小出し用具に入
った単位容量の歯科用剤を提供することが好ましい。こ
のようにして、それぞれの処置ごとに、使用者は精密な
量の歯科用剤を歯科用トレーの上に装填することができ
る。このような小出し用具を使用することによって、歯
科医は、どのくらいの容量が使用者に与えられ、用いら
れたかをモニターし、制御することもできる。
った単位容量の歯科用剤を提供することが好ましい。こ
のようにして、それぞれの処置ごとに、使用者は精密な
量の歯科用剤を歯科用トレーの上に装填することができ
る。このような小出し用具を使用することによって、歯
科医は、どのくらいの容量が使用者に与えられ、用いら
れたかをモニターし、制御することもできる。
【0047】歯科用組成物を所望の歯の表面に近接して
保持するリザーバーを有する、改良された歯科用トレー
を、着脱性歯科用組成物と組み合わせて用いることが好
ましい。歯科用トレーを製造する一般的な方法は周知で
ある。例えば、すべての歯の表面及び歯肉辺縁を示すア
ルギネート印象を製作し、印象から速やかに石質模型を
作る。取り扱いを容易にするため及びプラスチックトレ
ーを形成するために、余分の石質を取り除く。
保持するリザーバーを有する、改良された歯科用トレー
を、着脱性歯科用組成物と組み合わせて用いることが好
ましい。歯科用トレーを製造する一般的な方法は周知で
ある。例えば、すべての歯の表面及び歯肉辺縁を示すア
ルギネート印象を製作し、印象から速やかに石質模型を
作る。取り扱いを容易にするため及びプラスチックトレ
ーを形成するために、余分の石質を取り除く。
【0048】図1ないし図4について説明する。本発明
は処置される歯の表面上の石質模型12に剛性材料の薄
い被覆10を与えることにより公知方法を改善するもの
でる。図1に示されるように、被覆10は注射アプリケ
ーター14を用いて好都合に塗布することができる。ま
た、この被覆は好都合には光硬化することができる。被
覆10は歯肉線16から約1mm以上、好ましくは約1 1
/4〜2 1/2 mm以上の間隔を保つように注意が払われ
る。仕上げされた被覆は約1/2mm厚であることが好ま
しい。剛性被覆材料を塗布する場合、切端18及び咬合
端20を被覆しないことが特に重要である。これらの端
は仕上げられたトレーと接触して、使用中にトレー垂直
の動きを阻止しなければならない。このような動きはポ
ンプとして作用し、漂白剤を押出し、唾液を吸収するこ
とになるであろう。
は処置される歯の表面上の石質模型12に剛性材料の薄
い被覆10を与えることにより公知方法を改善するもの
でる。図1に示されるように、被覆10は注射アプリケ
ーター14を用いて好都合に塗布することができる。ま
た、この被覆は好都合には光硬化することができる。被
覆10は歯肉線16から約1mm以上、好ましくは約1 1
/4〜2 1/2 mm以上の間隔を保つように注意が払われ
る。仕上げされた被覆は約1/2mm厚であることが好ま
しい。剛性被覆材料を塗布する場合、切端18及び咬合
端20を被覆しないことが特に重要である。これらの端
は仕上げられたトレーと接触して、使用中にトレー垂直
の動きを阻止しなければならない。このような動きはポ
ンプとして作用し、漂白剤を押出し、唾液を吸収するこ
とになるであろう。
【0049】歯科用トレー22は次いで慣用技術を用い
る改良された型から真空成形される。トレー22は約
0.035〜0.06インチの予め形成された厚さを持つ
軟質透明ビニル材料から作られることが好ましい。軟質
材料は使用者が装着するのにより快適である。ほとんど
の使用者用では0.035インチ厚が好適であることが
判るであろう。最終のトレー厚はトレーを調製する技術
によって変えることができる。歯ぎしりをする者又は強
力に咬合する者と推測される使用者のものでは0.06
インチ厚のトレー用材料が要求されるであろう。勿論、
使用者はトレーを装着して食べたり、トレーを固く咬ん
だりしないよう指導される。極端な場合、より厚くかつ
より硬いプラスチックが必要とされるであろう。
る改良された型から真空成形される。トレー22は約
0.035〜0.06インチの予め形成された厚さを持つ
軟質透明ビニル材料から作られることが好ましい。軟質
材料は使用者が装着するのにより快適である。ほとんど
の使用者用では0.035インチ厚が好適であることが
判るであろう。最終のトレー厚はトレーを調製する技術
によって変えることができる。歯ぎしりをする者又は強
力に咬合する者と推測される使用者のものでは0.06
インチ厚のトレー用材料が要求されるであろう。勿論、
使用者はトレーを装着して食べたり、トレーを固く咬ん
だりしないよう指導される。極端な場合、より厚くかつ
より硬いプラスチックが必要とされるであろう。
【0050】トレー22は一度成形されれば、頬側及び
舌側の両方の表面上の歯肉の線16のわずかの間隙をト
リミングすることが好ましい。全ての歯を、トレーの縁
の仕上げ及び斜角をつける際に、歯肉の境界の約1/4
mm〜約1/3mm以内が被覆される。歯間乳頭上でかつそ
の周囲を波形に仕上げ、それによって仕上りトレーが歯
間乳頭を覆わないことが重要である。トレーの全ての縁
は平滑であり、唇及び舌が縁の突出物を感じることがな
いようにすることが好ましい。トレーの微細な調節は、
トレー材料を注意深く加熱し、かつ延伸することによっ
て行うことができる。
舌側の両方の表面上の歯肉の線16のわずかの間隙をト
リミングすることが好ましい。全ての歯を、トレーの縁
の仕上げ及び斜角をつける際に、歯肉の境界の約1/4
mm〜約1/3mm以内が被覆される。歯間乳頭上でかつそ
の周囲を波形に仕上げ、それによって仕上りトレーが歯
間乳頭を覆わないことが重要である。トレーの全ての縁
は平滑であり、唇及び舌が縁の突出物を感じることがな
いようにすることが好ましい。トレーの微細な調節は、
トレー材料を注意深く加熱し、かつ延伸することによっ
て行うことができる。
【0051】前述のように、トレー中に設けられたリザ
バーを持つトレーを用いる場合、使用者がトレー圧から
の歯の不快感がより少くできることが、実際の使用にお
いて見出された。これは、歯がトレーにより強固に保持
されないという事実によるものである、と現在の所考え
られており、それによって、トレーの適合により歯が感
じる「歯科矯正」圧力が最少になる。更に、薄い軟質のト
レー材料により、この分野で現在使用されている、より
硬いプラスチックに比較して、「歯科矯正」力を最も少く
できる。
バーを持つトレーを用いる場合、使用者がトレー圧から
の歯の不快感がより少くできることが、実際の使用にお
いて見出された。これは、歯がトレーにより強固に保持
されないという事実によるものである、と現在の所考え
られており、それによって、トレーの適合により歯が感
じる「歯科矯正」圧力が最少になる。更に、薄い軟質のト
レー材料により、この分野で現在使用されている、より
硬いプラスチックに比較して、「歯科矯正」力を最も少く
できる。
【0052】リザバーはトレー中に任意に設けて、歯列
弓の他の歯よりも白色化する必要のある1本又は2本以
上の歯に、又は他の部位よりもより白色化が必要な1本
の歯の選択された部分に余分の漂白剤を供給することも
できる。
弓の他の歯よりも白色化する必要のある1本又は2本以
上の歯に、又は他の部位よりもより白色化が必要な1本
の歯の選択された部分に余分の漂白剤を供給することも
できる。
【0053】最も速く結果を得るためには、本発明の範
囲に含まれる徐放性漂白剤をリザバーを有するトレーと
組合せて使用することを奨める。そうであっても、本発
明の徐放性漂白剤組成物を使う方が現在使用されている
漂白剤を使用するよりも慣用のトレーを用いてもより速
い漂白が得られることが、観察されている。更に、リザ
バーを持たない慣用のトレーよりもリザバーを持つトレ
ーで現在使用されている漂白剤を使用する場合、若干の
効果の向上が観察されている。
囲に含まれる徐放性漂白剤をリザバーを有するトレーと
組合せて使用することを奨める。そうであっても、本発
明の徐放性漂白剤組成物を使う方が現在使用されている
漂白剤を使用するよりも慣用のトレーを用いてもより速
い漂白が得られることが、観察されている。更に、リザ
バーを持たない慣用のトレーよりもリザバーを持つトレ
ーで現在使用されている漂白剤を使用する場合、若干の
効果の向上が観察されている。
【0054】家庭で歯の漂白処置を始める前には、使用
者の歯を歯石及び外部の汚れから清浄にしておくことが
奨められる。修復は水密性でなければならず、全てのぞ
うげ質、特に潜在的又は顕在的な感受性を持つ歯肉のぞ
うげ質は被覆されなければならない。多くの場合、ぞう
げ質は、ぞうげ質結合剤又はシール剤の層で被覆され、
これが防止される。
者の歯を歯石及び外部の汚れから清浄にしておくことが
奨められる。修復は水密性でなければならず、全てのぞ
うげ質、特に潜在的又は顕在的な感受性を持つ歯肉のぞ
うげ質は被覆されなければならない。多くの場合、ぞう
げ質は、ぞうげ質結合剤又はシール剤の層で被覆され、
これが防止される。
【0055】大部分の使用者はその処置をできるだけ早
く完了させることを望んでいるから、1日当たり約18
〜20時間で始める処置時間が奨められる。最も速い結
果を得るためには、使用者は各食後及び就寝する前に新
しい漂白剤を充填したトレーを装着することが指示され
る。1日または2日間にわたるそのような促進された処
置スケジュールにより、歯肉痛またはその他の使用者の
不快感がより頻繁に報告されている。
く完了させることを望んでいるから、1日当たり約18
〜20時間で始める処置時間が奨められる。最も速い結
果を得るためには、使用者は各食後及び就寝する前に新
しい漂白剤を充填したトレーを装着することが指示され
る。1日または2日間にわたるそのような促進された処
置スケジュールにより、歯肉痛またはその他の使用者の
不快感がより頻繁に報告されている。
【0056】第2の可能な処置スケジュールは夕食と就
寝との間に休憩をとるものである。これによって、使用
者はトレーを装着することなく夜の社会的活動に参加で
きる。更に、この休憩の時間に口腔組織を休めることが
できる。
寝との間に休憩をとるものである。これによって、使用
者はトレーを装着することなく夜の社会的活動に参加で
きる。更に、この休憩の時間に口腔組織を休めることが
できる。
【0057】特に、1日または2日以上の処置が必要で
あろう使用者のための、その他の奨められる処置スケジ
ュールは就寝前と、昼食後だけに漂白剤を充填及びトレ
ーの装着を行うことである。この処置では歯及び軟質組
織に、2回の長い処置期間の間にほぼ2回の4〜5時間
の間隔で休息を与える。この方法で潜在的な痛みが最も
防止され、処置時間も、促進処置スケジュールよりも2
0〜30%延長されるにすぎない。
あろう使用者のための、その他の奨められる処置スケジ
ュールは就寝前と、昼食後だけに漂白剤を充填及びトレ
ーの装着を行うことである。この処置では歯及び軟質組
織に、2回の長い処置期間の間にほぼ2回の4〜5時間
の間隔で休息を与える。この方法で潜在的な痛みが最も
防止され、処置時間も、促進処置スケジュールよりも2
0〜30%延長されるにすぎない。
【0058】最後に、使用者がしばしば人前に出るとき
または使用者が中程度またはそれ以上の苦痛を経験する
ときは、トレーを夜間にのみ使用することが推奨され
る。睡眠中は、口の動きによるトレーからの物質の圧出
がより少なくなるため、最も効果的単一治療時間であ
る。
または使用者が中程度またはそれ以上の苦痛を経験する
ときは、トレーを夜間にのみ使用することが推奨され
る。睡眠中は、口の動きによるトレーからの物質の圧出
がより少なくなるため、最も効果的単一治療時間であ
る。
【0059】いずれの処理スケジュールを用いるかに関
係なく、本発明の範囲内の徐放性歯科漂白用組成物の使
用は、既存の家庭用漂白システムに比べて、より一定レ
ベルの漂白剤が歯に接触することを可能にする。既存の
家庭用漂白システムを用いる使用者が、新鮮な漂白剤を
1時間置きに添加するとしても、依然として歯に接触す
る漂白剤のレベルは周期的に高低を繰り返す。活性な漂
白剤が歯に隣接する量と時間は治療の効果に有意に影響
するから、本発明の徐放性漂白組成物および方法は、既
存の家庭用歯科漂白システムに比べて有意に改良されて
いる。
係なく、本発明の範囲内の徐放性歯科漂白用組成物の使
用は、既存の家庭用漂白システムに比べて、より一定レ
ベルの漂白剤が歯に接触することを可能にする。既存の
家庭用漂白システムを用いる使用者が、新鮮な漂白剤を
1時間置きに添加するとしても、依然として歯に接触す
る漂白剤のレベルは周期的に高低を繰り返す。活性な漂
白剤が歯に隣接する量と時間は治療の効果に有意に影響
するから、本発明の徐放性漂白組成物および方法は、既
存の家庭用歯科漂白システムに比べて有意に改良されて
いる。
【0060】使用者に対するインストラクションを守る
ならば、何週間といわず何日の間により明確な結果が得
られる。また、漂白剤の全使用量も減少する(従来のペ
ルオキシド溶液の1/10ないし1/20)。その結
果、使用者が飲み込む漂白剤が少なくなる。
ならば、何週間といわず何日の間により明確な結果が得
られる。また、漂白剤の全使用量も減少する(従来のペ
ルオキシド溶液の1/10ないし1/20)。その結
果、使用者が飲み込む漂白剤が少なくなる。
【0061】漂白処理の終了後、所望により徐放性フル
オリド組成物を使用者に与えてもよい。便宜のため、歯
を漂白したときに使ったのと同じトレーを、フルオリド
で歯を処理するために用いても良い。そのようなフルオ
リド処理方法には、2ないし4回の3時間処理または1
または2回の夜間処理が含まれる。本発明の範囲内の一
つの典型的徐放性フルオリド組成物は、高粘度ゲル中に
0.5%のナトリウムフルオリドを含有する。
オリド組成物を使用者に与えてもよい。便宜のため、歯
を漂白したときに使ったのと同じトレーを、フルオリド
で歯を処理するために用いても良い。そのようなフルオ
リド処理方法には、2ないし4回の3時間処理または1
または2回の夜間処理が含まれる。本発明の範囲内の一
つの典型的徐放性フルオリド組成物は、高粘度ゲル中に
0.5%のナトリウムフルオリドを含有する。
【0062】
【実施例】以下の実施例に、本発明の範囲内の種々の徐
放性歯科組成物を例示する。これらの実施例は純粋に例
示的なものであり、本発明の範囲を限定するためのもの
と解釈すべきではない。
放性歯科組成物を例示する。これらの実施例は純粋に例
示的なものであり、本発明の範囲を限定するためのもの
と解釈すべきではない。
【0063】実施例1 本発明の範囲内の徐放性歯科漂白組成物を、次の成分を
混合して製造した: 成分 重量 重量% カルバミド・ペルオキシド 13.2g 10% 水 27.5g 21% グリセリン 74.6g 57% カルボポール 934P 9.5g 7% 水酸化ナトリウム(50%) 6.5g 5% カルボポール 934Pは、オハイオ州クリーブランド
のB.F.グッドリッチ社から入手した。このカルボポ
ールをグリセリンと混合し、次に水と手早く混合した。
グリセリンはカルボポールを水の中に分散することを助
ける。カルバミド・ペルオキシドはグリセリン−カルボ
ポール混合物を水に添加する前に該水に溶解した。上記
組成物は水中に約25.7%のカルボポールを含有す
る。この均一組成物中に水酸化ナトリウムを徐々にブレ
ンドし、pHを許容可能レベルに上昇させた。
混合して製造した: 成分 重量 重量% カルバミド・ペルオキシド 13.2g 10% 水 27.5g 21% グリセリン 74.6g 57% カルボポール 934P 9.5g 7% 水酸化ナトリウム(50%) 6.5g 5% カルボポール 934Pは、オハイオ州クリーブランド
のB.F.グッドリッチ社から入手した。このカルボポ
ールをグリセリンと混合し、次に水と手早く混合した。
グリセリンはカルボポールを水の中に分散することを助
ける。カルバミド・ペルオキシドはグリセリン−カルボ
ポール混合物を水に添加する前に該水に溶解した。上記
組成物は水中に約25.7%のカルボポールを含有す
る。この均一組成物中に水酸化ナトリウムを徐々にブレ
ンドし、pHを許容可能レベルに上昇させた。
【0064】上記方法により、徐放性歯科漂白組成物を
製造し、これを図1−4に記載したような歯科トレーに
入れ、使用者に9時間使用させた。使用者の歯を検査す
ると、バイタ・シェード・ガイド(Vita shad
e guide)で1〜1.5単位だけ漂白されてお
り、そして有意量の徐放性漂白組成物が依然として適用
トレー中に観察された。
製造し、これを図1−4に記載したような歯科トレーに
入れ、使用者に9時間使用させた。使用者の歯を検査す
ると、バイタ・シェード・ガイド(Vita shad
e guide)で1〜1.5単位だけ漂白されてお
り、そして有意量の徐放性漂白組成物が依然として適用
トレー中に観察された。
【0065】実施例2 各成分を下記の量で混合することにより、実施例1の方
法と同様にして本発明の範囲内の徐放性歯科漂白組成物
を製造した: 成分 重量 重量% カルバミド・ペルオキシド 1150 10 水 2030 18 グリセリン 6660 59 カルボポール 934P 830 7 水酸化ナトリウム 650 6 上記方法により徐放性歯科漂白剤組成物が得られた。上
記組成物は水中に約25.6%のカルボポールを含有す
る。この組成物は高粘度を有し、そして良好な徐放性の
歯漂白活性を有していた。
法と同様にして本発明の範囲内の徐放性歯科漂白組成物
を製造した: 成分 重量 重量% カルバミド・ペルオキシド 1150 10 水 2030 18 グリセリン 6660 59 カルボポール 934P 830 7 水酸化ナトリウム 650 6 上記方法により徐放性歯科漂白剤組成物が得られた。上
記組成物は水中に約25.6%のカルボポールを含有す
る。この組成物は高粘度を有し、そして良好な徐放性の
歯漂白活性を有していた。
【0066】実施例3 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、成
分を以下に示される量で組み合わせたことを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせたことを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0067】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得る。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約37.
5%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約37.
5%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0068】実施例4 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、成
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0069】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得る。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約33.
3%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約33.
3%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0070】実施例5 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、成
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0071】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得た。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約23.
1%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約23.
1%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0072】実施例6 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、成
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0073】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得る。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約21.
1%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約21.
1%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0074】実施例7 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物は、成
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0075】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得る。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約25.
9%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約25.
9%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0076】実施例8 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、成
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
分を以下に示される量で組み合わせることを除いて、実
施例1の手順に従って作製する。
【0077】 以上の手順により、徐放性歯科用漂白組成物を得る。前
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約14.
3%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
記組成物の水中におけるカルボポールの割合は約14.
3%である。組成物の粘度は高く且つ徐放性歯科漂白作
用は優れている。
【0078】実施例9 本発明の範囲に含まれる徐放性歯科漂白用組成物を、以
下の成分を組み合わせて作製する。
下の成分を組み合わせて作製する。
【0079】 成 分 重 量 重量% フッ化ナトリウム 52gm 1.1% 水 1000gm 21.5% グリセリン 2980gm 64.1% カルボポール 934P 380gm 8.2% 水酸化ナトリウム(50%) 238gm 5.1% 上記の成分は、カルバミドペルオキシドの代わりにフッ
化ナトリウム使用することを除いては、実施例1の手順
に従って混合する。フッ化物の濃度は約1.1%に保持
して、遊離フッ化物イオンの濃度を約0.5%にするの
が好ましい。前記組成物のカルボポールの水中における
割合は約27.5%である。前記の手順により、図1乃
至4を引用して既に詳述した歯科用トレー用に適切な徐
放性歯科用フッ化物組成物ができる。
化ナトリウム使用することを除いては、実施例1の手順
に従って混合する。フッ化物の濃度は約1.1%に保持
して、遊離フッ化物イオンの濃度を約0.5%にするの
が好ましい。前記組成物のカルボポールの水中における
割合は約27.5%である。前記の手順により、図1乃
至4を引用して既に詳述した歯科用トレー用に適切な徐
放性歯科用フッ化物組成物ができる。
【0080】実施例10 本実施例では、商業的に入手可能な二つの漂白剤のイン
ビトロによる白色度の効果を測定した。そして実施例1
の手順に従って調製した歯科用漂白組成物と比較した。
虫歯及び修復の無い36個の抽出した前歯及び小臼子を
無作為に4つの群に分け、装着した。熱可塑性材料のス
プリントをそれぞれの群用に製作した。実施例1の歯科
用漂白剤に加えて、デンタ・ライト(Denta−Li
te、米国ミズーリ州オーセージ・ビーチのチャレンジ
・プロダクツ社製造)及びプロキシゲル(Proxig
el、米国ニュージャージー州ピスカッタウエーのリー
ド&カーンリック社製造)も試験した。漂白剤の全て
は、活性成分としてカルバミドペルオキシドを10%含
有していた。群1〜3は漂白剤で治療し、群4は殺菌し
た蒸留水中に浸し対照として使用した。
ビトロによる白色度の効果を測定した。そして実施例1
の手順に従って調製した歯科用漂白組成物と比較した。
虫歯及び修復の無い36個の抽出した前歯及び小臼子を
無作為に4つの群に分け、装着した。熱可塑性材料のス
プリントをそれぞれの群用に製作した。実施例1の歯科
用漂白剤に加えて、デンタ・ライト(Denta−Li
te、米国ミズーリ州オーセージ・ビーチのチャレンジ
・プロダクツ社製造)及びプロキシゲル(Proxig
el、米国ニュージャージー州ピスカッタウエーのリー
ド&カーンリック社製造)も試験した。漂白剤の全て
は、活性成分としてカルバミドペルオキシドを10%含
有していた。群1〜3は漂白剤で治療し、群4は殺菌し
た蒸留水中に浸し対照として使用した。
【0081】漂白剤は、スプリント中におき、日中は3
時間毎に置き換え、その後夜の時間は8時間であった。
この治療は2週間続き、その間、平均して1日に最短1
8時間漂白した。漂白剤を置き換える場合には、全ての
歯及びスプリントはブラッシングして水で洗浄した。
時間毎に置き換え、その後夜の時間は8時間であった。
この治療は2週間続き、その間、平均して1日に最短1
8時間漂白した。漂白剤を置き換える場合には、全ての
歯及びスプリントはブラッシングして水で洗浄した。
【0082】測定にはペンタックス・フォト・スポット
・メーターを使用して、白色度の変化を24時間、72
時間、7日、及び14日のインターバルで測定した。こ
のフォト・スポット・メーターはアナログ・メーターを
備えおり、0.1の変動を読み取る性能を有する。この
フォト・スポット・メーターを測定装置に取り付けた。
この測定装置は、二つの光源を、測定対象の歯の歯冠に
対して60°の偏向角で反射した。加減抵抗器を用い
て、測定の間一定の光量となるように光源を制御した。
得られたデータは、2路のアノバ(ANOVA)及びダ
ンカンのマルチプル・レンジ試験を用いて分析した。
・メーターを使用して、白色度の変化を24時間、72
時間、7日、及び14日のインターバルで測定した。こ
のフォト・スポット・メーターはアナログ・メーターを
備えおり、0.1の変動を読み取る性能を有する。この
フォト・スポット・メーターを測定装置に取り付けた。
この測定装置は、二つの光源を、測定対象の歯の歯冠に
対して60°の偏向角で反射した。加減抵抗器を用い
て、測定の間一定の光量となるように光源を制御した。
得られたデータは、2路のアノバ(ANOVA)及びダ
ンカンのマルチプル・レンジ試験を用いて分析した。
【0083】測定を行う前に、そして漂白を始めてから
72時間後及び14日後に写真撮影をした。2倍のジオ
プターを有するマイクロレンズを備えた35mm一眼レ
フカメラを用いて写真撮影した。
72時間後及び14日後に写真撮影をした。2倍のジオ
プターを有するマイクロレンズを備えた35mm一眼レ
フカメラを用いて写真撮影した。
【0084】本実施例の結果を表1に示すと共に、図5
にグラフを示す。この結果より、本発明の範囲内の歯科
用漂白剤は、同濃度の活性成分を有する二つの商業的に
入手可能な歯科用漂白剤よりも50%以上有効であるこ
とが分かる。実際、他の漂白剤が治療後2週間で白色化
するのに対して、実施例1の漂白剤は治療後3日で非常
に白色化した。
にグラフを示す。この結果より、本発明の範囲内の歯科
用漂白剤は、同濃度の活性成分を有する二つの商業的に
入手可能な歯科用漂白剤よりも50%以上有効であるこ
とが分かる。実際、他の漂白剤が治療後2週間で白色化
するのに対して、実施例1の漂白剤は治療後3日で非常
に白色化した。
【0085】この結果は、歯科用漂白剤の効果に唾液が
影響するということを目的とするものではない、という
ことを認識するのは重要なことである。徐放性という本
発明の範囲内の歯科用漂白剤が有する特徴は、本発明の
目的とするところではない。それ故、徐放性を考慮する
と、本発明の効果は従来技術の漂白剤よりも大きいとい
うことが期待し得る。
影響するということを目的とするものではない、という
ことを認識するのは重要なことである。徐放性という本
発明の範囲内の歯科用漂白剤が有する特徴は、本発明の
目的とするところではない。それ故、徐放性を考慮する
と、本発明の効果は従来技術の漂白剤よりも大きいとい
うことが期待し得る。
【0086】
【表1】 上述の議論は、徐放性歯科用漂白組成物又はフッ素組成
物に関するものであったが、徐放性の有無に拘わらず、
他の歯科用組成物も調製してよく、且つ本発明の範囲内
として使用してもよい、ということは理解できるであろ
う。例えば、クロロヘキシジングルコネートのようなう
食予防剤や、テトラサイクリンのような歯周ポケット治
療用の抗菌剤を徐放性組成物と組み合わせてもよい。そ
のような歯科用組成物を柔組織の治療用に使用するとき
には、その代わりとして、トレーを用いることが必要で
あろう。該トレーは使用者の歯茎と重なり合うような好
ましいトレーデザインであることが必要であろう。
物に関するものであったが、徐放性の有無に拘わらず、
他の歯科用組成物も調製してよく、且つ本発明の範囲内
として使用してもよい、ということは理解できるであろ
う。例えば、クロロヘキシジングルコネートのようなう
食予防剤や、テトラサイクリンのような歯周ポケット治
療用の抗菌剤を徐放性組成物と組み合わせてもよい。そ
のような歯科用組成物を柔組織の治療用に使用するとき
には、その代わりとして、トレーを用いることが必要で
あろう。該トレーは使用者の歯茎と重なり合うような好
ましいトレーデザインであることが必要であろう。
【0087】幾つかの場合には、歯科用剤は、歯科用ト
レーを使用せずに用いてもよい。例えば、抗菌剤を有す
る徐放性歯科用組成物を歯周ポケットに直接施用しても
よい。そのような組成物においては、カルボキシポリメ
チレンの濃度を最大とし、唾液の希釈の効果は最小にす
ることが好ましかろう。更に、粘膜付着物質を組成物に
添加して該組成物を歯周ポケット中に保持するようにし
てもよい。徐放作用は、使用者の口内及び唾液の活性に
もよるが、数時間から数日続くであろう。
レーを使用せずに用いてもよい。例えば、抗菌剤を有す
る徐放性歯科用組成物を歯周ポケットに直接施用しても
よい。そのような組成物においては、カルボキシポリメ
チレンの濃度を最大とし、唾液の希釈の効果は最小にす
ることが好ましかろう。更に、粘膜付着物質を組成物に
添加して該組成物を歯周ポケット中に保持するようにし
てもよい。徐放作用は、使用者の口内及び唾液の活性に
もよるが、数時間から数日続くであろう。
【0088】上述したことより、本発明によれば、歯の
表面を治療するための優れた組成物及び方法が提供され
ることが理解されるであろう。これによって使用者の要
求に応じることができ、治療の究極的目的が実現され
る。
表面を治療するための優れた組成物及び方法が提供され
ることが理解されるであろう。これによって使用者の要
求に応じることができ、治療の究極的目的が実現され
る。
【0089】これに加えて、本発明によれば更に、歯の
表面を処置するための徐放性歯科用組成物が提供され
る。該組成物は、連続的に施用する必要がないので、使
用者の要求にますます応じられる。また、本発明によれ
ば、歯科用剤が歯の表面と接触するレベルが、使用者の
歯と接触する歯科用材の周期的に高いレベル及び低いレ
ベルに比してより一定である、歯の表面を治療するため
の徐放性歯科用組成物が提供される。
表面を処置するための徐放性歯科用組成物が提供され
る。該組成物は、連続的に施用する必要がないので、使
用者の要求にますます応じられる。また、本発明によれ
ば、歯科用剤が歯の表面と接触するレベルが、使用者の
歯と接触する歯科用材の周期的に高いレベル及び低いレ
ベルに比してより一定である、歯の表面を治療するため
の徐放性歯科用組成物が提供される。
【0090】更に、本発明によれば、歯科用組成物及び
使用者の歯を漂白する方法が提供されることが分かるで
あろう。該方法によれば、数週間ではなく、数日で歯を
白色化し得る。
使用者の歯を漂白する方法が提供されることが分かるで
あろう。該方法によれば、数週間ではなく、数日で歯を
白色化し得る。
【0091】これに加えて、本発明によれば、歯の表面
を処置するための歯科用組成物を保持するためのリザー
バーが設けられた歯科用トレーが提供されることが分か
るであろう。該トレーは、歯科処置及び使用者への利便
の面からみて、効果的なものである。
を処置するための歯科用組成物を保持するためのリザー
バーが設けられた歯科用トレーが提供されることが分か
るであろう。該トレーは、歯科処置及び使用者への利便
の面からみて、効果的なものである。
【0092】本発明は、その精神又は本質的な特徴から
離れない限りにおいて他の具体的な態様にて実施しても
よい。上述した本発明の実施態様は、すべての意味にお
いて例示的なものとして考えるべきであり、限定的なも
のとして考えるべきではない。それ故、本発明の範囲
は、上述の記載ではなく、請求の範囲に示されているの
である。特許請求の範囲における意味及び範囲の均等物
内での全ての変更は、特許請求の範囲内に包含されるも
のである。
離れない限りにおいて他の具体的な態様にて実施しても
よい。上述した本発明の実施態様は、すべての意味にお
いて例示的なものとして考えるべきであり、限定的なも
のとして考えるべきではない。それ故、本発明の範囲
は、上述の記載ではなく、請求の範囲に示されているの
である。特許請求の範囲における意味及び範囲の均等物
内での全ての変更は、特許請求の範囲内に包含されるも
のである。
【図1】図1は、選択された歯の表面に剛性コーティン
グを塗布した使用者の歯の石質模型の斜視図である。
グを塗布した使用者の歯の石質模型の斜視図である。
【図2】図2は、図1の石質模型の斜視図であり、本発
明の教示に従って模型から形成され調整された歯科用ト
レーを伴う。
明の教示に従って模型から形成され調整された歯科用ト
レーを伴う。
【図3】図3は、図2の3−3線に沿う断面図であり、
図3Aは、図3の3A−3A線に沿う拡大断面図であ
る。
図3Aは、図3の3A−3A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】図4は、図2の4−4線に沿う断面図である。
【図5】図5は、実施例10の結果を説明するグラフで
ある。
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−271214(JP,A) 欧州特許出願公開325267(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16 - 7/30 A61K 6/00 - 6/10
Claims (3)
- 【請求項1】 歯を漂白する方法であって: (a)漂白しようとする歯の表面を被覆するため、およ
び所定量の歯科漂白用組成物を保持するための形状を有
する歯科用トレーを与え; (b)歯科用トレー内に所定量の歯科漂白用組成物を置
き、当該歯科漂白用組成物は: 歯科用漂白剤と接触状態にある歯の表面を漂白できる、
所定量の歯科用漂白剤;および 歯科用漂白剤がその中に分散するマトリックス材料を含
み、当該マトリックス材料は、当該マトリックス材料が
所定の程度に歯の表面を漂白するに足る時間にわたって
歯科用漂白剤を歯の表面に接触せしめるのに充分な高い
粘性と低い唾液溶解性を有するように、且つ当該マトリ
ックス材料が歯科用トレーからいかなる有意な機械的圧
力を付与されることなく所定の程度に歯の表面を漂白す
るに足る時間の間歯に配置されている歯科用トレーを維
持し且つ保持するのに充分な粘着性を有するように処方
された量のカルボキシポリメチレンを含有するものであ
り: (c)歯科漂白用組成物の少なくとも一部が漂白しよう
とする歯表面と接触状態にあるように、歯科用トレーを
歯に配置し; (d)所定の程度に歯の表面を漂白するに足る時間の間
歯科用トレーが歯の上に保持されるようにし;そして (e)歯から歯科用トレーを除去する、 ことから成る前記方法。 - 【請求項2】 歯を漂白する方法であって: (a)漂白しようとする歯を被覆するため、および所定
量の歯科漂白用組成物を保持するための形状を有する歯
科用トレーを与え; (b)歯科用トレー内に所定量の歯科漂白用組成物を置
き、当該歯科漂白用組成物は: 歯科用漂白剤と接触状態にある歯の表面を漂白できる、
所定量の歯科用漂白剤;および 歯科用漂白剤がその中に分散するマトリックス材料を含
み、当該マトリックス材料は所定量のカルボキシポリメ
チレン及び水(水分量は歯科用漂白用組成物の総量の1
0重量%〜60重量%の範囲内である)を含有し、当該
マトリックス材料が所定の程度に歯の表面を漂白するに
足る時間にわたって歯科用漂白剤を歯の表面に接触せし
めるのに充分な高い粘性と低い唾液溶解性を有するよう
に、且つ当該マトリックス材料が歯科用トレーからいか
なる有意な機械的圧力を付与されることなく所定の程度
に歯の表面を漂白するに足る時間の間当該歯の上の所定
の場所に歯科用トレーを維持し且つ保持するのに充分な
粘着性を有するように処方されており; (c)歯科漂白用組成物の一部が漂白しようとする歯表
面と接触状態にあるように、歯科用トレーを歯表面の上
に配置し; (d)所定の程度に歯の表面を漂白するに足る時間の間
歯科用トレーが歯に保持されるようにし;そして (e)歯から歯科用トレーを除去する、 ことから成る前記方法。 - 【請求項3】 歯を漂白する方法であって: (a)漂白しようとする歯を被覆するため、および所定
量の歯科漂白用組成物を保持するための形状を有する歯
科用トレーを与え; (b)歯科用トレー内に所定量の歯科漂白用組成物を置
き、当該歯科漂白用組成物は: 歯科用漂白剤と接触状態にある歯の表面を漂白できる、
所定量の歯科用漂白剤;および 歯科用漂白剤がその中に分散するマトリックス材料を含
み、当該マトリックス材料は所定量のカルボキシポリメ
チレン及び水を含有し、当該マトリックス材料が (i)所定の程度に歯の表面を漂白するに足る時間にわ
たって歯科用漂白剤を歯の表面に接触せしめるのに充分
な高い粘性と低い唾液溶解性を維持し;且つ (ii)歯科用トレーからいかなる有意な機械的圧力を付
与されることなく所定の程度に歯の表面を漂白するに足
る時間の間歯の上の所定場所に歯科用トレーを維持し且
つ保持するために充分な粘着性を維持するように処方さ
れており: (c)歯科漂白用組成物の一部が漂白しようとする歯表
面と接触状態にあるように、歯科用トレーを歯表面にわ
たって配置し; (c)所定の程度に歯の表面を漂白するに足る時間の間
歯科用トレーが歯表面にわたって保持されるようにし;
そして (d)歯から歯科用トレーを除去する、 ことから成る前記方法。
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