JP3112797B2 - 車両用凍結扉の開扉装置 - Google Patents

車両用凍結扉の開扉装置

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JP3112797B2 JP17019694A JP17019694A JP3112797B2 JP 3112797 B2 JP3112797 B2 JP 3112797B2 JP 17019694 A JP17019694 A JP 17019694A JP 17019694 A JP17019694 A JP 17019694A JP 3112797 B2 JP3112797 B2 JP 3112797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用凍結扉の開扉装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、スライド扉の後端に該スライド扉の
前記後端を閉扉のために押込むと車両のボディに固定の
後側ストライカと係合して正転するラッチと該ラッチの
外周面の係合段部に係合して該ラッチの逆転を防止する
ラチェットとを有する後側ロック装置を設け、前記スラ
イド扉の外面には開扉操作すると前記ラチェットを前記
ラッチより離脱させ得るアウター開扉ハンドルを設け、
前記ボディには閉扉された前記スライド扉の内壁が弾力
的に当接するウェザーストリップを設けたものは周知で
ある。前記周知のスライド扉は、寒冷地において、閉扉
したまま時間が経過すると、スライド扉の内壁がウェザ
ーストリップに凍結する時があり、このようなときは、
アウター開扉ハンドルを開扉操作してもスライド扉を開
扉できないときがあった。これに対して、先願に当たる
実願平5−66735号明細書には、スライド扉の後端
に該スライド扉の前記後端を閉扉のために押込むと車両
のボディに固定の後側ストライカと係合して正転するラ
ッチと該ラッチの外周面の係合段部に係合して該ラッチ
の逆転を防止するラチェットとを有する後側ロック装置
を設け、前記スライド扉の外面には開扉操作すると前記
ラチェットを前記ラッチより離脱させ得るアウター開扉
ハンドルを設け、前記ボディには閉扉された前記スライ
ド扉の内壁が弾力的に当接するウェザーストリップを設
けたものにおいて、前記ボディには、回動すると回動先
端が前記スライド扉の壁面に突当って前記スライド扉の
前記後端を開扉方向に移動させ得るテコ杆を軸により取
付け、前記テコ杆を前記ボディに設けた操作レバーにロ
ッド(ワイヤー)で連結して凍結時にもスライド扉の開
扉が行えるようにした車両用凍結扉の開扉装置について
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先願明細書に記載
の装置では、テコの原理を用いてスライド扉の後端に開
扉方向の力を加える点は評価できるが、テコ杆及びこれ
を操作する部材がいずれも車両ボディ(車内)に取付け
られているから、車内が狭くなって搭乗者の邪魔になる
ばかりでなく、車外からテコ杆を操作できないという重
大な問題が生じる。
【0004】
【発明の目的】ウェザーストリップに凍り付いたスライ
ド扉の引き離し。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、スラ
イド扉4の後端8に該スライド扉4の前記後端8を閉扉
のために押込むと車両のボディ3に固定の後側ストライ
カ9と係合して正転するラッチ11と該ラッチ11の外
周面の係合段部に係合して該ラッチ11の逆転を防止す
るラチェット12とを有する後側ロック装置10を設
け、前記スライド扉4の外面には開扉操作すると前記ラ
チェット12を前記ラッチ11より離脱させ得るアウタ
ー開扉ハンドル15を設け、前記車両ボディ3には閉扉
された前記スライド扉4の内壁13が弾力的に当接する
ウェザーストリップ14を設けたものにおいて、前記ス
ライド扉4の前記後端8には、回動すると回動先端25
が前記車両ボディ3の壁面26に突当って前記スライド
扉4の前記後端8を開扉方向に移動させ得るテコ杆20
テコ軸21により取付け、前記テコ杆20と前記アウ
ター開扉ハンドル15とを前記スライド扉4の内部に設
けたロッド23で連結し、前記テコ軸21は前記後側ロ
ック装置10側より突出させた車両用凍結扉の開扉装置
としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は車両ボディの側面に形成した乗降口(なお、トラン
クにも応用できる)、2は前側ボディ、3は後側ボディ
であり、乗降口1にはスライド扉4(トランクのときは
開閉扉)が取付けられる。スライド扉4は外側に引出し
た後、後方にスライドさせると乗降口1が開き、その逆
順により乗降口1が閉じる。スライド扉4の前端5には
閉扉したとき前側ボディ2に固定の前側ストライカ6と
係合する前側ロック装置7が取付けられ、スライド扉4
の後端8には閉扉のため押し込んだとき、後側ボディ3
に固定の後側ストライカ9と係合する後側ロック装置1
0が取付けられる。前側ロック装置7も後側ロック装置
10も周知のものであり、後側ロック装置10には、後
側ストライカ9と係合して正転するラッチ11と、ラッ
チ11の外周面の係合段部に係合してラッチ11の逆転
を防止するラチェット12が設けられ、スライド扉4の
後端8を外側より内側に押し込むと後側ストライカ9に
後側ロック装置10のラッチ11が噛合い係合して正転
する。スライド扉4を乗降口1に押込んで閉扉すると、
スライド扉4の内壁13は後側ボディ3側に設けられて
いるウェザーストリップ14に弾力的に密着して閉扉完
了する。
【0007】図中、15はスライド扉4に設けられたア
ウター開扉ハンドル、16は回動レバー、17はオープ
ンレバーであり、アウター開扉ハンドル15と回動レバ
ー16とはロッド18で連結され、アウター開扉ハンド
ル15を閉扉操作すると、周知のとおり、ロッド18を
介して回動レバー16を回転させ、回動レバー16によ
りオープンレバー17を回転させて、ラッチ11に係合
しているラチェット12をラッチ11より離脱させ、ラ
ッチ11を自由にして開扉させる。
【0008】しかして、寒冷地においては、閉扉したま
ま時間が経過すると、スライド扉4の内壁13がウェザ
ーストリップ14に凍結してそこに凍結部19が形成さ
れる時があり、このようなときは、従来の装置では、ア
ウター開扉ハンドルを開扉操作してもスライド扉を開扉
できないときがあった。
【0009】そこで、本発明は、後側ロック装置10
より突き出させたテコ軸21によりテコ杆20を軸着
、テコ杆20の基部22にはアウター開扉ハンドル1
5に至るロッド23を連結し、テコ杆20の回動先端2
5にはゴム24を被せ、アウター開扉ハンドル15を開
扉操作すると、ゴム24の部分が後側ボディ3の壁面2
6に突当って、テコ杆20の作用により凍結部19を破
壊して開扉できるようにしたものである。テコ杆20の
ゴム24は壁面26に当って作用するのであるから、堅
牢にすることと、傷付を防止するため、若干巾広く形成
すると効果的である。ロッド23はスライド扉4の内部
に設けられる。
【0010】また、テコ軸21は後側ロック装置10側
より突き出す構造にすると、後側ロック装置10をスラ
イド扉4に取付ければ、テコ杆20は簡単に装着できる
から、組立作業も面倒はなくなる。なお、ロックレバー
及びオープンレバー17を、アウターハンドル15の近
傍のケース27に設けてもよい。28はスライド扉4の
インナー開扉ハンドルである。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。本発明は、以上の構成であ
るから、スライド扉4を前側にスライドさせて前端5に
設けてある前側ロック装置7を前側ボディ2の前側スト
ライカ6に係合させ、その後、後端8を押し込むと、後
側ボディ3の後側ストライカ9に後側ロック装置10の
ラッチ11が係合してラッチ11は正転し、ラッチ11
の外周の係合段部にラチェット12が係合してラッチ1
1の逆転を防止し、スライド扉4の内壁13は後側ボデ
ィ3側のウェザーストリップ14に弾力的に当接して閉
扉完了する。
【0012】しかして、寒冷地では、閉扉状態で時間が
経過すると、スライド扉4の内壁13とウェザーストリ
ップ14の密着部分が結露してそこに凍結部19が形成
され、スライド扉4の開扉が困難になることがあるが、
本発明はアウター開扉ハンドル15を開扉操作すると、
ロッド18を介して回動レバー16、オープンレバー1
7を回転させてラッチ11よりラチェット12を離脱さ
せるとともに、ロッド23を介してテコ杆20の基部2
2を牽引してテコ杆20の先端25のゴム24を回動さ
せ、ゴム24を後側ボディ3の壁面26に当接させてテ
コの作用によりスライド扉4の後端8に開扉方向の強い
力を加えるので、凍結部19を破壊して開扉することが
できる。
【0013】
【発明の効果】前記先願明細書に記載の装置では、テコ
の原理を用いてスライド扉の後端に開扉方向の力を加え
る点は評価できるが、テコ杆及びこれを操作する部材が
いずれも車両ボディ(車内)に取付けられているから、
車内が狭くなって搭乗者の邪魔になるばかりでなく、車
外からテコ杆を操作できないという重大な問題が生じ
る。しかるに、本発明は、スライド扉4の後端8に該ス
ライド扉4の前記後端8を閉扉のために押込むと車両の
ボディ3に固定の後側ストライカ9と係合して正転する
ラッチ11と該ラッチ11の外周面の係合段部に係合し
て該ラッチ11の逆転を防止するラチェット12とを有
する後側ロック装置10を設け、前記スライド扉4の外
面には開扉操作すると前記ラチェット12を前記ラッチ
11より離脱させ得るアウター開扉ハンドル15を設
け、前記車両ボディ3には閉扉された前記スライド扉4
の内壁13が弾力的に当接するウェザーストリップ14
を設けたものにおいて、前記スライド扉4の前記後端8
には、回動すると回動先端25が前記車両ボディ3の壁
面26に突当って前記スライド扉4の前記後端8を開扉
方向に移動させ得るテコ杆20をテコ軸21により取付
け、前記テコ杆20と前記アウター開扉ハンドル15と
を前記スライド扉4の内部に設けたロッド23で連結
、前記テコ軸21は前記後側ロック装置10側より突
出させた車両用凍結扉の開扉装置としたものであるか
ら、手動操作によりテコ杆20を回動させると、その回
動先端25がボディ3に突当って扉4を開扉方向に移動
させて凍結扉でも開扉できる効果があり、テコ杆20は
ロッド23を介してアウター開扉ハンドル15に連結し
てあるから、構造も簡単にでき、テコ杆20、ロッド2
3、及びアウター開扉ハンドル15はスライド扉4に取
付けてあるから、車内の広さに影響はでない効果を奏す
と共に、前記テコ軸21は前記後側ロック装置本体1
0側より突出させた車両用凍結扉の開扉装置としたもの
であるから、取付容易になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の横断俯瞰図。
【図2】後側ロック装置付近の横断俯瞰図。
【図3】テコ杆付近の横断俯瞰図。
【図4】要部斜視図。
【符号の説明】
1…乗降口、2…前側ボディ、3…後側ボディ、4…ス
ライド扉、5…前端、6…前側ストライカ、7…前側ロ
ック装置、8…後端、9…後側ストライカ、10…後側
ロック装置、11…ラッチ、12…ラチェット、13…
内壁、14…ウェザーストリップ、15…アウターハン
ドル、16…回動レバー、17…オープンレバー、18
…ロッド、19…凍結部、20…テコ杆、21…テコ
軸、22…基部、23…ロッド、24…ゴム、25…先
端、26…壁面、27…ケース、28…インナーハンド
ル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/19 B60J 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド扉4の後端8に該スライド扉4
    の前記後端8を閉扉のために押込むと車両のボディ3に
    固定の後側ストライカ9と係合して正転するラッチ11
    と該ラッチ11の外周面の係合段部に係合して該ラッチ
    11の逆転を防止するラチェット12とを有する後側ロ
    ック装置10を設け、前記スライド扉4の外面には開扉
    操作すると前記ラチェット12を前記ラッチ11より離
    脱させ得るアウター開扉ハンドル15を設け、前記車両
    ボディ3には閉扉された前記スライド扉4の内壁13が
    弾力的に当接するウェザーストリップ14を設けたもの
    において、前記スライド扉4の前記後端8には、回動す
    ると回動先端25が前記車両ボディ3の壁面26に突当
    って前記スライド扉4の前記後端8を開扉方向に移動さ
    せ得るテコ杆20をテコ軸21により取付け、前記テコ
    杆20と前記アウター開扉ハンドル15とを前記スライ
    ド扉4の内部に設けたロッド23で連結し、前記テコ軸
    21は前記後側ロック装置10側より突出させた車両用
    凍結扉の開扉装置。
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