JP3107840B2 - 開閉ルーフパネル装置 - Google Patents

開閉ルーフパネル装置

Info

Publication number
JP3107840B2
JP3107840B2 JP03037741A JP3774191A JP3107840B2 JP 3107840 B2 JP3107840 B2 JP 3107840B2 JP 03037741 A JP03037741 A JP 03037741A JP 3774191 A JP3774191 A JP 3774191A JP 3107840 B2 JP3107840 B2 JP 3107840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
striker
roof panel
slider
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03037741A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04331626A (ja
Inventor
浩二 鈴木
道秋 古別府
久夫 斎藤
貞二 尾野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Alpha Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Alpha Corp filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP03037741A priority Critical patent/JP3107840B2/ja
Publication of JPH04331626A publication Critical patent/JPH04331626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107840B2 publication Critical patent/JP3107840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ルーフに設けられた
開口部を閉鎖するルーフパネルと、ルーフパネルをルー
フに固定するロック装置を備えたルーフパネル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭61−145026号公
報及び実開昭62−3315号公報に示されるように、
折畳み自在の幌を設けたオープンカー(コンバーチブル
車)にルーフパネルを固定するロック装置は公知であ
る。このロック装置では、車体のルーフに設けられた開
口部をルーフパネルで閉塞し、このルーフパネルを車体
に対してロックするため、ルーフパネルの内面側に手動
操作可能なハンドルを設け、ハンドルの操作に連動させ
て、車体側に固定されたストライカにフックレバーを係
合させる。雨水に対する所要のシール性を確保し不正侵
入を防止するため、ロック機構のハンドルを操作するこ
とによりルーフパネルと車体との間に設けられたウエザ
ーストリップを変形させて、ルーフパネルを車体側に十
分な押圧力で閉鎖する。そのため、ハンドルの操作力を
倍加するトグル機構を設け、ウエザーストリップ等のシ
ール部材を閉塞時に強圧して、ルーフパネルを強固に密
着させる。トグル機構は、ハンドル及びフックレバーを
含む他の幾つかのリンク部材を互いに連続して、ハンド
ルの操作力を増大させてフックレバーをストライカに係
合させ、変形されたシール部材の反力でルーフパネルを
シール部材に密着させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トグル
機構を有するロック装置では、車体側にルーフパネルを
閉塞して所要のシール性を確保し、強固に閉塞するには
大きな操作力でハンドルを操作する必要がある。従っ
て、この発明の目的は、適度なハンドルの操作力により
ルーフパネルを閉鎖できる開閉ルーフパネル装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による開閉ルー
フパネル装置は、ルーフパネル(2)の内側面に固定され
たベース(11)と、固定ヒンジピン(12)を介してベース(1
1)に支持されかつロック位置及びアンロック位置間で回
動可能なハンドル(13)と、ハンドル(13)の固定ヒンジピ
ン(12)上に回転自在に支持されたギア(14)と、舌片部(1
5b)が先端に設けられかつギア(14)の回動に伴い摺動可
能にベース(11)に支持されたスライダ(15)と、車体の開
口部に固定されかつスライダ(15)の舌片部(15b)が係脱
する係止受部(16a)を有するストライカ(16)と、可動ヒ
ンジピン(18a)を介してハンドル(13)に回動可能に連結
された一端及びロック位置へハンドル(13)が回動された
ときにストライカ(16)の縁端(16c)に係止する引掛部(18
c)が設けられた他端を有するフックレバー(17)とを備え
ている。スライダ(15)の舌片部(15b)とストライカ(16)
の係止受部(16a)とが互いに当接しながら係入する係合
面は、舌片部(15b)と係止受部(16a)との相対移動により
スライダ(15)の舌片部(15b)に垂直分力を作用させるよ
うに舌片部(15b)の摺動方向に対して相対的な斜面に形
成される。ハンドル(13)がロック位置へ回動されたとき
にスライダ(15)の舌片部(15b)がストライカ(16)の係止
受部(16a)に係入しかつフックレバー(17)の引掛部(18c)
がストライカ(16)の縁端(16c)に係止する。この発明の
実施例では、ハンドル(13)は手動操作される先端部(13
b)と、先端部(13b)から突出しかつ固定ヒンジピン(12)
に軸着されるアーム部(13a)とを有し、アーム部(13a)の
根本部に可動ヒンジピン(18a)が軸着される。また、ベ
ース(11)に取り付けられかつロック位置へ回動されたハ
ンドル(13)に係脱可能に係合してハンドル(13)のアンロ
ック位置への移動を阻止するロックレバー(19)を備えて
いる。フックレバー(17)はベース(11)に取り付けられた
ピン(18b)が挿通される長孔(17a)を有する。更に、ハン
ドル(13)とギア(14)とは固定ヒンジピン(12)の回転中心
からオフセットした可動ヒンジピン(18a)で連結され、
フックレバー(17)とハンドル(13)は可動ヒンジピン(18
a)により連結されると共に、ベース(11)に取り付けられ
たピン(18b)はフックレバー(17)にその長さ方向に形成
された長孔(17a)に挿通され、フックレバー(17)はピン
(18b)により摺動かつ回動可能に支持され、スライダ(1
5)はギア(14)に係合してハンドル(13)を回動するとギア
(14)が回転してスライダ(15)が移動し、スライダ(15)の
先端の舌片部(15b)がストライカ(16)の係止受部(16a)内
に移動すると共に、フックレバー(17)が回動かつ摺動し
てフックレバー(17)の引掛部(18c)がストライカ(16)の
縁端に係合する。
【0005】
【作用】車室内からハンドル(13)を把持してロック位置
に向かってハンドル(13)を回動すると、ハンドル(13)の
回動にギア(14)が連動し、ギア(14)の回転でスライダ(1
5)がベース(11)上を摺動してストライカ(16)に向かって
前進する。ギア(14)によりスライダ(15)を移動して、舌
片部(15b)をストライカ(16)の係止受部(16a)に侵入させ
るので、小さな操作力でハンドル(13)を回動させること
ができる。また、ハンドル(13)がロック位置へ回動され
たとき、スライダ(15)の前進によって先端の舌片部(15
b)がベース(11)の前端から突出してストライカ(16)の係
止受部(16a)に係入すると共に、フックレバー(17)の引
掛部(18c)がストライカ(16)の縁端(16c)に係止するの
で、ロック状態でスライダ(15)及びフックレバー(17)が
ストライカ(16)に確実に係止して不正侵入を有効に防止
することができる。ハンドル(13)をロック位置へ回動し
てスライダ(15)の舌片部(15b)をストライカ(16)の係止
受部(16a)に係入する時、スライダ(15)の舌片部(15b)と
ストライカ(16)の係止受部(16a)との相対移動による斜
面垂直分力により、ルーフパネル(2)を車体開口部の縁
端に強力に密着させる。この密着力により開口部周りの
ウエザーストリップ等のシール部材(3, 4)が弾性的に圧
縮され、ルーフパネル(2)が密着するため、開口部の雨
水等に対する所要のシール性を確保できる。上記の構造
では、操作力が加えられるハンドル(13)の一端から固定
ヒンジピン(12)までの長さL1より固定ヒンジピン(12)
からギア(14)の基準ピッチ線までの長さL2が小さいた
め、ハンドル(13)とスライダ(15)との間で第1の倍力作
用が得られる。即ち、操作力をPとし、スライダ(15)に
加えられる力をFとすると、L1>L2の状態において、
式(1)の関係が成立する。 F=(L1/L2)P (1) 次に、スライダ(15)の舌片部(15b)とストライカ(16)の
係止受部(16a)との間に楔作用が生ずるから、スライダ
(15)とストライカ(16)との間に第2の倍力作用が得られ
る。スライダ(15)の舌片部(15b)に形成した係合斜面(15
c)の角度をθ、ストライカ(16)に加えられる押圧力をW
とすると、楔作用により式(2)の関係が得られる。 W=Fcotθ=(L1/L2)Pcotθ (2) 従って、この発明では極めて小さな操作力によりストラ
イカ(16)に加えられる押圧力Wを発生させることが可能
である。この押圧力はルーフパネル(2)を固定する反力
と同じである。従って、ロック位置にハンドル(13)を移
動させるとき、フックレバー(17)の引掛部(18c)はスト
ライカ(16)に確実に係止すると共に、ルーフパネル(2)
はフレーム(1)に強固に固定される。また、ロックレバ
ー(19)がハンドル(13)に自動的に係合するので、ロック
レバー(19)を操作しない限り、ロック解除方向にはハン
ドル(13)を回動できない。
【0006】
【実施例】以下、この発明による自動車の開閉ルーフパ
ネル装置の実施例を図1〜図15について説明する。図
1は、ルーフパネル2をロックする前の装置全体の断面
図である。自動車の車体上部に設けられた開口部に沿っ
て枠状のフレーム1が取り付けられる。開口部はルーフ
パネル2によって開閉でき、フレーム1に設けたシール
部材のウエザーストリップ3、4、緩衝部材を兼ねたシ
ール材5によって、ルーフパネル2の閉塞時の雨水等に
対するシール性が確保される。フレーム1とルーフパネ
ル2との間に設けられたロック装置10により開口部を
閉塞して車室側からルーフパネル2をロックできる。
【0007】図1に示すように、ロック装置10は、ル
ーフパネル2の先端内側に止ビス(図示せず)で固定さ
れたベース11を有し、ベース11のブラケット11a
には固定ヒンジピン12でハンドル13の基端部が回動
自在に支持される。即ち、ハンドル13は基端にアーム
部13a(図3)を有し、アーム部13aの先端で固定
ヒンジピン12によりベース11に連結され、車室内で
先端部13bを把持して回動操作できる。また、ハンド
ル13の基端のアーム部13aでは、固定ヒンジピン1
2上にピニオン状のギア14がハンドル13と共に回動
可能に支持される。ギア14は周の一部に歯形14aが
形成され、歯形14aに続く部分にアーム部14bが設
けられる。ハンドル13のアーム部13a及びギア14
のアーム部14bの孔に挿通させた可動ヒンジピン18
a(図3)によりハンドル13とギア14が連結され
る。ハンドル13は固定ヒンジピン12で支持されると
共に、固定ヒンジピン12から軸間距離L(図4)から
離間した位置で可動ヒンジピン18aを介してギア14
に連結される。更に、後述のように、ハンドル13のア
ーム部13aは可動ヒンジピン18aを介してフックレ
バー17にも連結される。ハンドル13とフックレバー
17はトグルリンク機構を構成する。
【0008】ベース11のガイド溝11bにはスライダ
15が摺動可能に支持される。スライダ15の内側には
ギア14の歯形14aに噛合するラック状の歯形15a
が設けられる。両歯形14a、15aの螺合でギア14
の回動運動がスライダ15の往復運動に変換される。ス
ライダ15の先端部には嘴状の舌片部15bが設けら
れ、往復動に伴って舌片部15bがベース11の前端か
ら出没可能である。
【0009】一方、車体側では、ロック装置10の構成
部材の1つであるストライカ16が開口部のフレーム1
の内側に固定される。ストライカ16の先端部にはスラ
イダ15の舌片部15bに対向させて凹状の係止受部1
6aが設けられる。スライダ15の往復運動によって、
舌片部15bがストライカ16の係止受部16aの縁端
16bに係脱できる。舌片部15bは水平方向に対して
適度な角度で下向きに傾斜した形状を有する。舌片部1
5bの係合斜面15cは、複数の斜面と曲面との組合せ
により形成され、係合斜面15cはストライカ16の係
止受部16aへの係入時に縁端16bに当接される。従
って、スライダ15側の係合斜面15cは相対的移動に
よりストライカ16側の縁端16bと接触し、スライダ
15が楔作用を生じ、垂直分力でルーフパネル2を開口
部のフレーム1にシール部材3、4を弾性圧縮して強力
に密着させる。
【0010】ロック装置10のフックレバー17は、可
動ヒンジピン18aを介してハンドル13のアーム部1
3aに連結される一端を有する。フックレバー17は長
手方向に延びる湾曲する長孔17aを有し、長孔17a
に挿通させたピン18bはベース11のアーム部11a
に固定される。また、フックレバー17の他端には引掛
部としてのフックピン18cが結合される。ハンドル1
3の操作時には可動ヒンジピン18aが固定ヒンジピン
12の周囲を回転し、フックレバー17はピン18bに
案内され、フックピン18cは長孔17aに沿った回動
軌跡を描く。ハンドル13をロック位置まで回動させる
と、フックレバー17は可動ヒンジピン18aに一端が
連結されているので、先端のフックピン18cが回動か
つハンドル13側へ摺動して、フックレバー17のフッ
クピン18cがストライカ16の縁端16cに係合され
る。
【0011】ロックレバー19は固定ピン19cを介し
てベース11の後端に回動可能に支持される。固定ピン
19cに装着されたスプリング19bは、ロックレバー
19を復帰位置へ付勢する。ロックレバー19はハンド
ル13に係脱可能な係止爪19aを有する。図3に示す
ように、係止爪19aが係入する係合孔13cがハンド
ル13に設けられる。従って、図4に示すハンドル13
のロック位置への回動によって、ロックレバー19の係
止爪19aがハンドル13の係合孔13cに係合され
る。一度、ロックレバー19の係止爪19aが係合孔1
3cに係止されると、スプリング19aの弾力に抗して
手動で係合孔13cからロックレバー19を外さない限
り、ロック位置にあるハンドル13をアンロック位置
(図1)へ回動できない。
【0012】ストライカ16にはロック状態又はアンロ
ック状態を電気的に検出する検出路20が装着される。
リード線24のマイクロスイッチ21には押圧部材22
が接離可能に設けられる。押圧部材22は一方の端部2
2aがスプリング23によって端子21に接触する方向
に付勢される。押圧部材22がマイクロスイッチ21の
可動片に接触すると、ルーフパネル2のアンロック状態
を検出する。押圧部材22の他方の端部22bは、スト
ライカ16の係止受部16aの縁端16cに対面し、ハ
ンドル13に連動したフックレバー17の回動かつ摺動
によって、フックピン18cが押圧部材22の他方の端
部22bに係脱可能である。スプリング23に抗して押
圧部材22の一方の端部22aをマイクロスイッチ21
から離間させることにより、ルーフパネル2のロック状
態を検出できる。
【0013】次に、この発明による開閉ルーフパネル装
置の実施例の作用を図9〜図15について説明する。開
口部をルーフパネル2で閉塞したうえでロック状態にす
る場合、図10のアンロック状態から、ハンドル13の
先端部13bを把持して、固定ヒンジピン12の軸周り
で反時計方向へほぼ90°の角度だけ回動させる。図1
1〜図15に示すようにハンドル13の回動に連動し
て、ギア14が反時計方向に回転し、ギア14に螺合し
たスライダ15がベース11上を摺動によりストライカ
16に向かって前進する。同時に、ハンドル13に連動
してフックレバー17が可動ヒンジピン18aを支点に
時計方向に回動し、かつ先端のフックピン18cがハン
ドル13側へ後進し、フックレバー17の先端のフック
ピン18cがストライカ16の縁端16cに向かう。
【0014】スライダ15の前進によって、先端の舌片
部15bがベース11の前端から突出し、ストライカ1
6の係止受部16aの縁端16bに当接する。スライダ
15側の係合斜面15cとストライカ16側の縁端16
bとの相対移動による摩擦で、図の上方向へ斜面垂直分
力が働く。この場合に作用する力を図9に示す。車室内
からハンドル13を把持してロック位置に向かって回動
すると、ハンドル13の回動にギア14が連動し、ギア
14の回転でスライダ15がベース11上を摺動してス
トライカ16に向かって前進する。ギア14によりスラ
イダ15を移動して、舌片部15bをストライカ16の
係止受部16aに侵入させるので、小さな操作力でハン
ドル13を回動させてスライダ15の前進によって舌片
部15bがベース11の前端から突出し、ストライカ1
6の係止受部16aに係入する。この時、舌片部15b
の係合斜面とストライカ16の係止受部16aとの相対
移動による斜面垂直分力により、ルーフパネル2を車体
開口部の縁端に強力に密着させる。この密着力によりシ
ール部材3、4が弾性圧縮され、ルーフパネル2が密着
するため、開口部の雨水等に対する所要のシール性が確
保される。上記の構造では、操作力が加えられるハンド
ル13の一端から固定ヒンジピン12までの長さL1
り固定ヒンジピン12からギア14の基準ピッチ線まで
の長さL2が小さいため、ハンドル13とスライダ15
との間で第1の倍力作用が得られる。即ち、操作力をP
とし、スライダ15に加えられる力をFとすると、L1
>L2の状態において、式(1)の関係が成立する。 F=(L1/L2)P (1) 次に、スライダ15の係合斜面とストライカ16の係止
受部16aとの間に楔作用が生ずるから、スライダ15
とストライカ16との間に第2の倍力作用が得られる。
スライダ15の係合斜面の角度をθ、ストライカ16に
加えられる押圧力をWとすると、楔作用により式(2)
の関係が得られる。 W=Fcotθ=(L1/L2)Pcotθ (2) 従って、本実施例では極めて小さな操作力によりストラ
イカ16に加えられる押圧力Wを発生させることが可能
である。この押圧力はルーフパネル2を固定する反力と
同じである。従って、ハンドル13をロック位置に移動
させるとき、フックレバー17のフックピン18cはス
トライカ16に確実に係止すると共に、ルーフパネル2
はフレーム1に強固に固定される。また、ロックレバー
19がハンドル13に自動的に係合するので、ロックレ
バー19を操作しない限り、ロック解除方向にはハンド
ル13を回動できない。
【0015】実際に、本実施例の開閉ルーフパネル装置
を製造して力学的関係を測定した。L1/L2=7.27、
θ=15°とすると、W=27Pとの関係が得られた。
これは、操作力の27倍の押圧力でルーフパネル2が閉
鎖されていることを意味する。L1とL2との比及び角度
θの値は設計上種々の数値に設定することが可能であ
る。L1とL2との比率の増加及び角度θの減少に伴い倍
力作用は増加するが、反対にハンドル13の移動に伴う
スライダ15の移動量が減少する。従って、前記の値は
設計的要求により適宜設定される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による開
閉ルーフパネル装置は、ルーフパネルのハンドルを小さ
な操作力で回動させることが可能である。また、スライ
ダとフックレバーとがハンドルの操作に連動してロック
位置において確実にストライカに係止するので、不正侵
入を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による開閉ルーフパネル装置のアン
ロック時の組立状態を示す図5の矢印Aに沿う断面図
【図2】 組立斜視図
【図3】 分解斜視図
【図4】 ロック状態の組立断面図
【図5】 平面図
【図6】 図4の矢印Bに沿う断面図
【図7】 図4の矢印Cに沿う断面図
【図8】 図4の矢印Dに沿う断面図
【図9】 ハンドル、スライダ及びストライカとの間に
作用する力の概略図
【図10】 ハンドルのアンロック状態を示す断面図
【図11】 アンロック状態からわずかにハンドルをロ
ック位置に向かって回動させた状態を示す断面図
【図12】 図11よりわずかにハンドルをロック位置
に向かって回動させた状態を示す断面図
【図13】 図12よりわずかにハンドルをロック位置
に向かって回動させた状態を示す断面図
【図14】 図13よりわずかにハンドルをロック位置
に向かって回動させた状態を示す断面図
【図15】 ハンドルのロック状態を示す断面図
【符号の説明】
1・・フレーム、 2・・ルーフパネル、 10・・ロ
ック装置、 11・・ベース、 12・・固定ヒンジピ
ン、 13・・ハンドル、 14・・ギア、15・・ス
ライダ、 15a・・歯形、 15b・・舌片部、 1
5c・・係合斜面、 16・・ストライカ、 16a・
・係止受部、 16b、16c・・縁端、 17・・フ
ックレバー、 17a・・長孔、 18a・・可動ヒン
ジピン、 18c・・フックピン(引掛部)、 19・
・ロックレバー、 19a・・係止爪、 22・・押圧
部材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浩二 神奈川県川崎市中原区小杉御殿町2丁目 29番2号 株式会社アルファ内 (72)発明者 古別府 道秋 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 斎藤 久夫 神奈川県横浜市中区豊浦町2−3 高田 工業株式会社内 (72)発明者 尾野島 貞二 神奈川県横浜市中区豊浦町2−3 高田 工業株式会社内 審査官 山内 康明 (56)参考文献 実開 昭61−145026(JP,U) 実開 昭62−221915(JP,U) 実開 昭61−26623(JP,U) 実開 昭62−3315(JP,U) 実開 昭64−6120(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/185

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルの内側面に固定されたベー
    スと、 固定ヒンジピンを介してベースに支持されかつロック位
    置及びアンロック位置間で回動可能なハンドルと、 ハンドルの固定ヒンジピン上に回転自在に支持されたギ
    アと、 舌片部が先端に設けられかつギアの回動に伴い摺動可能
    にベースに支持されたスライダと、 車体の開口部に固定されかつスライダの舌片部が係脱す
    る係止受部を有するストライカと、 可動ヒンジピンを介してハンドルに回動可能に連結され
    た一端及びロック位置へハンドルが回動されたときにス
    トライカの縁端に係止する引掛部が設けられた他端を有
    するフックレバーとを備え、 スライダの舌片部とストライカの係止受部とが互いに当
    接しながら係入する係合面を、舌片部と係止受部との相
    対移動によりスライダの舌片部に垂直分力を作用させる
    ように舌片部の摺動方向に対して相対的な斜面に形成
    し、 ハンドルがロック位置へ回動されたときにスライダの舌
    片部がストライカの係止受部に係入しかつフックレバー
    の引掛部がストライカの縁端に係止することを特徴とす
    る開閉ルーフパネル装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルは手動操作される先端部と、先
    端部から突出しかつ固定ヒンジピンに軸着されるアーム
    部とを有し、アーム部の根本部に可動ヒンジピンが軸着
    される請求項1に記載の開閉ルーフパネル装置。
  3. 【請求項3】 ベースに取り付けられかつロック位置へ
    回動されたハンドルに係脱可能に係合してハンドルのア
    ンロック位置への移動を阻止するロックレバーを備えた
    請求項1又は2に記載の開閉ルーフパネル装置。
  4. 【請求項4】 フックレバーはベースに取り付けられた
    ピンが挿通される長孔を有する請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の開閉ルーフパネル装置。
  5. 【請求項5】 ハンドルとギアとは固定ヒンジピンの回
    転中心からオフセットした可動ヒンジピンで連結され、
    フックレバーとハンドルは可動ヒンジピンにより連結さ
    れると共に、ベースに取り付けられたピンはフックレバ
    ーにその長さ方向に形成された長孔に挿通され、フック
    レバーはピンにより摺動かつ回動可能に支持され、スラ
    イダはギアに係合してハンドルを回動するとギアが回転
    してスライダが移動し、スライダの先端の舌片部がスト
    ライカの係止受部内に移動すると共に、フックレバーが
    回動かつ摺動してフックレバーの引掛部がストライカの
    縁端に係合する請求項4に記載の開閉ルーフパネル装
    置。
JP03037741A 1991-02-08 1991-02-08 開閉ルーフパネル装置 Expired - Fee Related JP3107840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03037741A JP3107840B2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉ルーフパネル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03037741A JP3107840B2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉ルーフパネル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04331626A JPH04331626A (ja) 1992-11-19
JP3107840B2 true JP3107840B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=12505913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03037741A Expired - Fee Related JP3107840B2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉ルーフパネル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107840B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04331626A (ja) 1992-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180044950A1 (en) Vehicular latch assembly with latch mechanism having pop-off sound reduction
US5984384A (en) Vehicle door latch device with self-cancelling mechanism
JP2001329731A (ja) 車両用ラッチ装置
JP3107840B2 (ja) 開閉ルーフパネル装置
JPH0782933A (ja) 車両用開閉体の開閉装置
US3153551A (en) Vehicle door latch
US4195866A (en) Lock for removable roof closure latch mechanism
JP3143586B2 (ja) 車両ドアロック装置
US2955865A (en) Automobile door latch
JPH0826719B2 (ja) 鎖錠装置
JP3725757B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
US3033602A (en) Narrow pillar vehicle door latch
JP3112797B2 (ja) 車両用凍結扉の開扉装置
JP2573539B2 (ja) 車両用ワンモーションロック装置
JPH0578858U (ja) 車両用ドアロック装置
GB2257467A (en) Antitheft type door lock system.
JP3483412B2 (ja) 自動車
ES2147053A1 (es) Cierre de puerta de vehiculo automovil.
JPS5930140Y2 (ja) 自動車用ロツク装置
JPS6114376A (ja) 自動車用ドアロツク装置
JPS63147075A (ja) 自動車用ウインドのロツク装置
JP2897038B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JPH048212Y2 (ja)
US3062576A (en) Door latch with rotatable bolt
JPH0243983Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees